・デレマスの皮を被っただけのなにかです。元々のアイドルはほぼなし
・コンマや安価を使用します
・建てようとしたら似た趣旨のスレが……と思ったけど違ってよかった
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432820867
社長「そ、来年まで現地の言語ブラッシュアップしておくのよ」
P「は? 」
社長「なに? 」
P「……いえ」
社長「まぁ、いいわ。……ちょっと差別的なこと話していい? 」
P「話を……どうぞ」
社長「日本は愉快な国よ。自分たち以外の人種、
特に白人へのコンプレックス、あるいはそこからきた畏敬」
P「…………」
社長「ハーフタレントや海外俳優への異常な程の賛辞と、
逆に自分たちをわざわざ貶めることの多さ」
P「…………」
社長「でも私たちから見ればそれは商機でしかない。
それは見目麗しい人間を送り込めばほぼ必ず売れる土壌があるということ」
P「…………」
社長「幸いこの会社の基盤は盤石で投資には余裕を持てる。わかった? 」
P「…………まぁ、ここで断ることなんてできないのはわかってます」
社長「ええ、そうね」
P「ただですね……どうしてそれをハーフの自分に言うんです。かなり微妙な気分なのですが」
社長「それは勿論あなたがハーフだからよ」
P「はぁ」
社長「さっきは日本人が異常な程の白人信仰を持ってることと、卑下が酷いという話をしたけど」
P「はい」
社長「逆にそちら側では実際にカラード、特に黄色人種が蔑まれているのも本当」
P「…………」
社長「たとえスカウトが有能でもそれが純粋な日本人では最初から相手にされないかもしれない。
でも顔のつくりがコーカソイド寄りで、
なおかつ日本人らしい黒髪のあなたなら」
P「……“ 口説き ”まで漕ぎ着けて、かつそれ以降の日本での活動までに日本人に慣れさせることができる、と? 」
社長「そういうこと」
P「……まさしく女衒ですね」
社長「そんなのこっちにいても同じじゃない」
P「…………」
社長「まさか反論したい? 」
P「……自分やアイドル、タレントたちは夢を売る仕事をしているんです」
社長「そうね。夢を売るのであって個人の夢そのものになるのではないのよ」
P「…………」
社長「……給料は上げるし資金も潤沢なんだから。
イイ女釣り上げてきなさい。こっちにくるまでは火遊びもいいわよ? 」
P「……黙認してますしね。今の契約でも」
社長「あ、それと」
P「はい」
社長「あの子がサポートに付くわよ」
P「あの子……千川さんですか? 」
社長「そんなわけないでしょう。あんな使える駒手放すわけないじゃない」
P「駒……では、誰が」
社長「 ↓2よ」
P「はぁ? やっと中堅まで成長させたんですよ? その投資や彼女の努力を無に帰すおつもりですか? 」
社長「伸び代を考えたのよ。それに投資分は回収してるし」
P「…………」
社長「それにこれは彼女の望みでもあります」
P「望みぃ? 」
社長「ふふ……よかったわね。とっても好かれていて」
P「…………」
社長「なにもかもあなたが悪いのよぉ」
P「…………」
社長「…………」
P「…………」
社長「……以上よ。わかったらさっさと仕事と言語の勉強を始めて」
P「……………………失礼しました」
申し訳ありません
海外、ということ趣旨が趣旨、ということで高校生以上の子でお願いします
P「……本当に来ちゃったよ」
P(俺の私物もアーニャの私物も仮事務所兼住居に届いてるはずだ)
P(アーニャの学校の編入もなんとかなってるしなぁ……はぁ)
P(俺が自由に使える資金も意味不明な程に多い。
あの社長は人を見る目と使う腕だけはあるらしいが……なんか怖い)
P「まぁ、金だけは貯まるしな……ははは」
ア-ニャ「プロデューサー……手荷物が、きたようです」
P「おう。…………↓2(国名)か。どうなることやら」
(すみません。注意書きを忘れていました。でも、なんとかすることにします。
本当にすみません)
P「フィンランドね……アーニャは大丈夫か? 」
ア-ニャ「? なにか」
P(まぁ、フィンランドと問題なのは大体ソ連だしな……うん)
ア-ニャ「それより私……プロデューサーと一緒にこんな遠いところまで」
P「うん。まぁ、そうなんだけどね。……まだプロデューサーって呼ぶのか? 」
ア-ニャ「私にとってあなたはプロデューサーですから」
P「うーん……? 」
ア-ニャ「まぁ……いつか名前を呼ぶ間になるのも……私は」
P「さて……スカウト拠点に向かうか」スタスタ
ア-ニャ「あっ……待ってくださいプロデューサー! 」
P「フィンランドね……アーニャは大丈夫か? 」
ア-ニャ「? なにか」
P(まぁ、フィンランドと問題なのは大体ソ連だしな……うん)
ア-ニャ「それより私……プロデューサーと一緒にこんな遠いところまで」
P「うん。まぁ、そうなんだけどね。……まだプロデューサーって呼ぶのか? 」
ア-ニャ「私にとってあなたはプロデューサーですから」
P「うーん……? 」
ア-ニャ「まぁ……いつか名前を呼ぶ間になるのも……私は」
P「さて……スカウト拠点に向かうか」スタスタ
ア-ニャ「あっ……待ってくださいプロデューサー! 」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira077889.jpg
P「えーっと……俺たちが拠点にする地方は…… ↓2」
・地方をラッピ、オウル、東スオミ、西スオミ、南スオミからお選びください
なお会話やイベントが少し変わるだけで殆ど差はないはずです
・オーランド自治州は中身が面倒なのでお許しください
P「ラッピ地方。別名ラップランド、人口は五万人よりも多い程度」
ア-ニャ「…………」
P「…………」
ア-ニャ「…………」
P「…………」
ア-ニャ「…………」
P「…………」
ア-ニャ「…………」
P「…………社長と企画した責任者って馬鹿だと思わないか? 」
ア-ニャ「ははは……どう、でしょうね」
P「こんなとこに日本でアイドルやってくれる子いるのかよ……」
ア-ニャ「…………私は別にそんな人いなくても」
P「俺が困るんだよ。一応期日も一年後だし」
ア-ニャ「はぁ」
P「……でも、あれかな。日本人はヨーロッパの辺境からの子に弱いとかかな」
ア-ニャ「私……みたいな、ですか? 」
P「ロシアは別に……美人多そうだけど」
ア-ニャ「そうですよ。ね? 」
P「はいはい。……神秘の妖精とか言って売り出すのかなぁ」
…
………
……………
P「とりあえず事務所兼住居に着いた。ロヴァニエミ、という町らしい」
ア-ニャ「疲れ、ました……」
P「だろうね。一日で移動できないとか何事だよ」
ア-ニャ「あぁ……眠たいです……」
P「そうだな。……今日は遅いしシャワー浴びて寝よう」
ア-ニャ「ダー……賛成です」
P「おう」
ア-ニャ「…………」
P「…………」
ア-ニャ「…………」
P「……あー、先に入っていいのか? 」
ア-ニャ「一緒に」
P「それはない」
ア-ニャ「そん、な……」
P「いいから入ってこい。美容に気を使わない女の子は好きになれないからな」
ア-ニャ「! ……仕方ないですね」
…
………
……………
翌朝
P(住んでいる人々の多くはサーミ人。
なかなか面白い歴史を持った民族のようだが……正直面倒でもある)
P(少数民族のサガ、それとも宿命とでもいうべきか周辺民族との対立や関係が目立つ)
P(元々遊牧生活をしていて独特な価値観を持っているのもな。
現在は90%以上が定住しているようだが)
P(言語の心配は叩き込んだだけあってなんとかなると信じたいがそっちが心配だな。価値観と日本へのイメージ)
P「…………」
ア-ニャ「…………」ニコニコ
P「……なんか楽しい? 」
ア-ニャ「はい。とても」
P「…………そうか」
P「そうだ。アーニャは外に出てみたか? 」
ア-ニャ「いえ……プロデューサーと一緒に外に行こうかと」
P「そうか。……まぁ、でもアーニャでよかったかもしれないな。パートナー」
ア-ニャ「……? 」
P「完全な日本人ってわけじゃないしさ。こっちにも溶け込みやすそうだし」
ア-ニャ「はぁ」
P「うん」
P(人種的には金髪碧眼でバリバリのコーカソイドだしな。
中にはモンゴロイド系の人たちもいるみたいだが)
P「そうだな……なんにしても町を歩いてみないと」
ア-ニャ「そう……ですね」
P「腹減ったしな」
ア-ニャ「ええ」
P「…………」
ア-ニャ「…………」
P「……不安? 」
ア-ニャ「……ちょっぴり」
P「そうか。……俺もだ」
ア-ニャ「でも……貴方なら大丈夫、きっと」
P「そう? 」
ア-ニャ「ええ」
P「なるといいな」
ア-ニャ「なります。……私が、してみせます」
P「ははは……あんまり力み過ぎないようにな」
今日はここまでにします
・スレタイにモバを付けなかったこと
・趣旨が最初によく伝わらなかったこと
本当に申し訳ありませんでした
これからもよければお付き合いください
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