恒一「まず怜子さんを振ってから他の女子を口説こう」 (4)

夜11時。自宅にて

怜子「恒一くぅん……」

恒一「なんど迫って来ても無駄ですよ」

怜子「どうして遠慮しちゃうのぉ?
    おじいちゃんたちはとっくに寝てるのよ?」

恒一「そういう問題じゃないんです。自宅ならともかく、
    学校でもイチャイチャしてるもんだから
     みんなにバレるのも時間の問題ですよ」

怜子「とっくにバレてるんじゃない?
    クラスでも普通に恒一君にボディタッチとかしてるしね」

下着姿の怜子。ベッドで大人しくホラー小説を読んでいた甥っ子に
寄り添ってる。いやらしい笑み。官能の世界へ誘う視線は、
すでに2人が男女の仲になっていたことを示していた。

恒一「美術の時間とか本当にやりすぎですよ。
    デッサンしてる僕の隣の椅子に座って10分も雑談したりして」

怜子「画の相談をしていたつもりだったのだけど?」

恒一「望月がすごい睨んでたじゃないですか!!
    心臓が止まるかと思うくらいでした良い」

怜子「彼は心がピュアなのよ。しょせん若造ね」

恒一「あいつの恋心を知っておきながらひどい言いようですね」

怜子「……キスしよ?」

恒一「いやです」

怜子「どうして!!」

恒一「うわっ、急に怒鳴ったからびっくりした」

怜子「みんなに秘密でこういう仲になるって約束したじゃない!!
    あの時の約束は嘘だったの!?」

恒一「状況が変わったんですよ。クラス中に近親相姦してる
    クソ野郎と思われたら僕は終わりです。
    見崎にも悪いし……」

怜子「なーんでそこで見崎さんの名前が出てくるのかしらぁ?」

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