『クヌム神』の星空凛と『トト神』の小泉花陽 (147)

もしもりんぱながエジプト九栄神のスタンドを手に入れたら
需要があれば書く

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430139388

皆さん、こんにちは。
小泉花陽です。スクールアイドルをやっています。
私は最近奇妙なマンガを手に入れました。

それはある朝、花陽の枕元に置いてありました。
絵柄もとても奇妙なんですが、それだけじゃありません。
どうやら、このマンガは『近い未来のことがわかる』ようなんです。
実際、マンガに描かれていたお弁当のメニューが本当に出てきました。
その時私は、このマンガが本物の予言のマンガと確信したのです。

花陽「こんなの花陽が持ってても持て余すだけだよ……」

花陽「そういえば、凛ちゃん二人っきりでしたい相談ってなんなんだろう?」

花陽「……そうだ、このマンガに載ってるかも。見てみよう」

ペラッ

『頑張れ!かよちん』

『かよちんこと小泉花陽ちゃんはお友達の星空凛ちゃんの家に来ました!
《大切な相談みたいだけどなんだろう?》』

『凛ちゃんはかよちんにオレンジジュースを持ってきてくれました!』

『すると凛ちゃんがおもむろに自分のほっぺをつねり始めたではありませんか!』

『そしてビックリ!!凛ちゃんがにこちゃんに変身だー!!』

花陽「相変わらずわけがわからないよ!!何で凛ちゃんがほっぺをつねってにこちゃんに変身するの!?」

花陽「…でもこの予言、外れないんだよね。しかも覆せないし。希ちゃんが知ったら喜ぶだろうな」

凛「かよちん!ジュース持ってきたにゃ!」

花陽「…もしかしてオレンジジュース?」

凛「そうだけど…嫌だった?」

花陽「あ!ううん!大丈夫!いただきます」

花陽(……ここまでは予言の通り)

花陽「凛ちゃん、相談って何?」

凛「…今から『すること』見ても凛のこと嫌いにならない?」

花陽「え!?なるわけないよ!!」

凛「ほんと!?じゃあ、μ'sの皆んなにも内緒にしてくれる!?」

花陽「もちろん!」

凛「……わかった。じゃあ、いくよ」

凛「うううううううううん!!」
グニィ〜〜

花陽「凛ちゃん何してるの!?そんなにほっぺつねったら痕が残っちゃ……ハッ!?」

花陽(ま、まさか……)

凛「ううううん!!」

「にっこにっこにー!あなたのハートににこにこにー!笑顔届ける矢澤にこにこー!『にこにー』って覚えてラブにこっ!」

花陽「リンチャンニコチャンニナッチャッタノォ!?」

明日早いので今日はここまでッ!!

♪〜〜〜〜〜〜

信じてるにゃ!

信じてるよ!

りんぱな☆りんぱな☆フレーンズ!!

まずは凛からにゃ!

ほっぺをつねって変身できる〜〜♪

身長、体重、匂いまでも思いのままにゃ!

「誰にもバレない、悟られない!」

創造の神『クヌム』!!

次!かよちん!

花陽は花陽はマンガで予言〜〜♪

必ず当たるよ、間違いないよ!

「こんなの持っても持て余すだけだよ……」

書物の神『トト』!!

全て、全て、うまくいく(にゃ)!!

そうだよね、かよちん!!

印刷に出た予言は、もう決して変えることはできない

予言の通りに〜〜♪行動すれば〜〜♪

全てうまくいく(にゃ)!!

きっとだよ、凛ちゃん!

りんぱな☆りんぱな☆フレーンズ!!

信じてるにゃ!

信じてるよ!

りんぱな☆りんぱな☆フレーンズ!!

くじけちゃダメだよ!
人生とはそういうものだから!

凛「……この間、急にできるようになったの。身長も、体重も、声も別の人に変えられるみたい。匂いまで……」

花陽「そうなんだ…」

凛「かよちん、凛のこと嫌いになった?こんな気持ち悪いことできるようになるなんて人間じゃないよ……」

花陽「そんなことない!!凛ちゃんは気持ち悪くなんかないよ!!どんな風になっても凛ちゃんは凛ちゃんだよ!!」

凛「ほんと?」

花陽「うん!」

凛「ありがとっ!かよちんだーいすき!」

花陽「凛ちゃん、花陽にも秘密があるの。このマンガを見て」

凛「何これ、変な絵柄だにゃ。かよちんが描いたの?」

花陽「ううん、ある朝枕元に置いてあったの。それにただのマンガじゃないの。予言のマンガなの」

凛「予言のマンガ?」

花陽「このページを見て」

>>6

凛「本当だ……!」

花陽「わかってくれた?」

凛「かよちん、このマンガすごいよ!」

花陽「あれ?凛ちゃんの顔よく見たら膜がある。この膜のせいで変身するのかな?」

凛「なんにせよ、凛達只者じゃなくなったみたいだにゃ。これは2人だけの秘密にするにゃ!」

花陽「うん!」

〜後日〜
希「冥界の王『オシリス』……天地創造の神『アトゥム』の曽孫……大地の神『ゲブ』の子……破壊と嵐の神『セト』の兄……冥界の神『アヌビス』の父にしておじ……」

凛「希ちゃん、何読んでるの?」

花陽「なになに……『エジプト神話』?」

希「うん。エジプト神話の神様がタロットの起源っていう説があるらしくて、興味が湧いたから勉強してるんよ」

凛「見てもいい?」

希「ちょっとだけやで」

凛「ふむふむ……あ」

花陽「どうしたの凛ちゃん」

凛「希ちゃん、ちょっとコピーしたいページがあるんだけどいい?」

希「ええで」

『凛ちゃんがかよちんを家に呼び出したよ!』

『《花陽、何されるんだろう?……大人になるのかな?///》』

『そんなことを考えていると凛ちゃんが入ってきて………』

『自分とかよちんが神様の生まれ変わりと言い出したぞー!!』

花陽「だから、どういうことなの!?」

凛「かよちん?」

花陽「り、凛ちゃん!何?」

凛「これを見て。これ希ちゃんの本のコピーなんだけど」

花陽「なになに……『創造の神「クヌム」』と『書物の神「トト」』?」

凛「それでここの説明文なんだけど…」

花陽「どれどれ?おお、すごい」

『クヌム』
『エジプト神話の創造神の一柱。ナイル川の神、エジプトの都市アスワンの守護神』
『万物をろくろと粘土を使って創造したとされる。各国の王の要求により美人や力持ちの人間をオーダーメイドしていたが面倒くさくなり、作った人間の中に自分のろくろを入れて人間同士で新たな人間を作れるようにした。このろくろが女性の子宮とされている』

『トト』
『書物の神、知恵の神、時間の神』
『ヒエログリフを開発し、人間に与えた。冥界では死者のリストを作っている』
『天空の神「ヌト」は冥界の王「オシリス」達を産む際、太陽神「ラー」に子供達が災いを生むと出産を禁じられる。困ったヌトに相談されたトトは月との賭けに勝ち、ラーが管理できない時間(太陽歴と太陰暦の差)を作り出す。その時間内でヌトは「オシリス」、「セト」、「ホルス」、「イシス」、「ネフティス」の五柱を産んだ』

花陽「これって……」

凛「わかった?凛は顔をつねって他の人に変身できる。粘土をこねるみたいでしょ?」

花陽「言われてみれば…」

凛「そしてかよちんのマンガは未来のことがわかる書物……つまり」

凛「凛達はこのクヌムとトトの生まれ変わりだったんだにゃ!!」

花陽「やっぱり言った!!」

凛「決めた!凛の顔に張られてる膜の名前は『クヌム』!!かよちんのマンガは『トト』だにゃ!!」

花陽「え、ええ〜……」

〜ある日〜
凛「絵里ちゃんになんとなくいたずらしてやるにゃ!!」

花陽「なんとなくって……それにいたずらするとしてもどうやってやるの?」

凛「かよちん忘れたの?凛の変身能力、創造の神『クヌム』と、かよちんの予知能力、書物の神『トト』があれば凛達はどんないたずらだってできるにゃ!!」

花陽「だめだよ!神様の力を悪用するなんてバチが当たるよ!」

凛「かよちん!!協力してくれたら新発売の『超絶プレミアム和の心最高級塩むすび』をごちそうしてあげるにゃ!!」























花陽「さあ、やろう凛ちゃん!!花陽の予知能力、書物の神『トト』と凛ちゃんの変身能力、創造の神『クヌム』があれば花陽達はどんないたずらだってできるよ!!」

凛「にゃーはっはっはっはっ!!そうこなくっちゃ!!」

さぁ爆弾仕掛けのオレンジだ……

『かよちんと凛ちゃんは2人仲良く学校の中を歩いていました』

『そこへ絵里ちゃんと希と矢澤が歩いてきてこんな相談をしていました』

絵里《あー、なんかお腹すいたわー》

希《たこ焼き食べ↑たい↓なー↑》

矢澤《とりあえず食堂に行きましょくどー》

『絵里ちゃん達はあまりにもお腹が空いていたので…………』

『下剤入りのソフトクリームを食べてしまいましたー!!』

>>30
残念だったな、まだ先だ


凛「ほほう、下剤を盛ればいいのかにゃ!でも根本的な問題として……」

凛「凛、下剤持ってないにゃ!!」
ドーン!!

花陽「あ、花陽下剤持ってるよ!」

凛「ありがとうかよちん!なんで下剤常備してるの?」

花陽「最近便秘気味なんだ……それと」

凛「それと?」


















花陽「ウクケコ、ウヒコ、ウケケケ、ウケコケコケコォ、ウケコォオオフハホ!」

凛「にゃっはー☆この女不気味だにゃー☆」

〜食堂〜
おばちゃん「お残しは許しまへんでぇ!」

ガチャ

凛「HEY!!おばちゃん!!おばちゃんの家で息子さんがお残ししてたにゃ!!」

おばちゃん「何だってえ!?」

花陽「早く行った方がいいです!!」

おばちゃん「ありがとう!!たけしィィィィィ!!お残しは許しまへんでえええええ!!」

ダダダッ!!

凛「ふう……馬鹿なおばちゃんだにゃ。さて、おばちゃんに変身してっと」
グニャ〜

花陽「あっ、来たよ!」

絵里「ふう……」

にこ「おばさーん!」

おばちゃん(凛)「みんな、何にするんだい?」

にこ「そうだな……じゃあ、ソフトクリームお願いします!」

希「ウチもそれでお願いします」

絵里「私もお願いします」

おばりん「ソフトクリーム3つだね」

おばりん(かよちん、馬鹿どもがひっかかったにゃ!早く用意して!)

花陽(了解です!)


















絵里「あ、待ってください。私はいいです」

希「え?絵里ちなんで?」

絵里「今朝からお腹の調子が悪いのよ。だから冷たいものはちょっと……」

絵里「そういうわけでおばさん、クリームパン1つください」

おばりん「く、クリームパンんんんんんんんんんん!?」

絵里「は、はい…」

にこ「どうしたんですか?」

おばりん「あ、なんでもないよ…クリームパン1個だね……」

おばりん(あの似非ロシアが!!袋入りのクリームパンじゃ下剤入れられないにゃ!!)

おばりん(どうしてだろ?かよちんの予言が間違ってたのかな?)

おばりん(いや、そんなはずないにゃ!かよちんの予言は正確!友達の凛が信じてあげなくてどうするの!?)

おばりん(ここは凛がかよちんの友達として運命に対して努力しなくちゃ……絵里ちゃんにいたずらできないにゃ!)

花陽(そうだよ凛ちゃん!予言は絶対だよ、頑張って!)

おばりん(クリームパン…クリームパン…お、これはラッキーだにゃ!)

おばりん「ごめんね。クリームパンは切れてるみたいなんだよ」

絵里「そうですか……それじゃ、自販機で買います。ごめんなさい」

おばりん(似非ロシアァァァァァァァァ!!シベリア送りにしたるぞゴラァァァァァァァァ!!)

にこ「あ、自販機壊れてたわよ」

おばりん(にゃ!?)

絵里「あ、そうなの?」

にこ「ええ。さっき修理中って書いた紙が貼ってあったわ」

絵里「そうなの……じゃあ、私もソフトクリームで」

おばりん「わかった!!3つだね!!今作るからね!!!!!!」

にこ「な、なんかごきげんね…」

おばりん(やったァァァァァァァァ!!これで似非ロシアのお腹をにっこにこにできるにゃ!!)

おばりん「ソフトクリーム3つお待ち!!」

絵里「ありがとうございます。じゃあ、いただきます」

おばりん(きたにゃあああああああ!!)

花陽(さあ……一気に舐めとって!!)

3年生『ペロッ……』

りんぱな(えんだああああああああ!!)

































「きゃあ!!!」ベチャ!!

希「あ……落としてもうた」

にこ「にこの顔が…ベトベト…」

女1「ああっ!絢瀬会長制服が…」

絵里「あら……」

女1「ごめんなさい!!私が転んだせいで!!クリーニング代は出しますから!!」

絵里「気にしなくていいわ。それよりも怪我はない?あんまり走ると危ないわよ?」

女1「あ、はい!ありません、本当にごめんなさい!!」

絵里「いいのよ」

凛「あのクソアマァァァァァァァァ!!もうちょっとだったのにィィィィィ!!」

花陽「……で、でもとりあえず口には含んだよ……予言に間違いはなかった」

凛「でも、あの量じゃ効き目はないにゃ…」

花陽「凛ちゃんごめんね……花陽のせいで……」

凛「かよちんは何も悪くないにゃ!さっ、気を取り直すにゃ!」

花陽「凛ちゃん…!」

凛ちゃん《あのヤリマンビッチがぁ!!チクショー、失敗だにゃあ!!》

『あともうちょっとだったのにぃ!!かよちんと凛ちゃんはものすごく悔しがりました』

『でも気を取り直して絵里ちゃん達を捜していると……』

『放送室が見えてきました!』

『そこで憂さ晴らしに海未ちゃんの悪口を叫んだら………』

『ラッキー!!スイーツバイキングのチケットをゲット!!』

〜放送室〜
凛「よーし!!やってやるにゃ!!これも憂さ晴らしとチケットのためにゃ!!」

凛「スゥ……」

凛「園田海未は貧乳!!カマトト!!痛い子!!鬼軍曹!!万年蓄膿症!!四捨五入したら30歳!!」

凛「ふう……すっきりしたにゃ」

花陽「行こっ!」

〜廊下〜
りんぱな『ルンルン♪』

女子2「あー、ちょっとそこの1年」

花陽「なんですか?」

女子2「あんたら、放送室で園田海未の悪口言ってたよね?いやー、すっきりしたわ!」

凛「すっきりした?」

女子2「ああ、あたし弓道部の3年なんだけどね。なんかあいつ苦手っつーか…後輩の癖に生意気な感じだったんだよね」

女子2「叫んでくれてありがと。お礼にはい、これ。スイーツバイキングのチケットあげる。楽しんできてね!」

りんぱな『ありがとうございます!!』

凛「さて、これは終わったら使うとして。かよちん、予言は?」

花陽「あ、うん」ペラッ

『優しい先輩からプレゼント!ラッキー!』

『はやる気持ちを抑えて再び絵里ちゃん達を追います。絵里ちゃん達は部室で遊んでいたのですが……』

『凛ちゃんが部室に「極限激辛クッキー」を仕掛けていました!!』

『絵里ちゃんはそれを食べて……悲鳴をあげて、しばらく歌えなくなるぞ!!やったねー!!』

花陽「ウケコケコ!こんなに予言がはっきりと……!」

凛「や、やったにゃ!!」

一旦離脱

〜部室〜
凛「ふんふんふん〜♪」

ガラガラ

凛「さて……かよちんがくれたこのクッキーを……」

『星柄のクッキー』
ドーン!!

〜〜〜〜〜
花陽「ウキコ、ウケコケコ、ウキコホォ!!」

花陽「花陽の『トト神』は近い未来までしかわからないけど……ウキココ!一度印刷に出た予言は、決して変えることはできません!」
〜〜〜〜〜

凛「絵里ちゃんは必ずこのクッキーを食べる…いたずら大成功間違いなしだにゃ!!」

希『あれ?部室に誰かおるで?』

にこ『2年生は今日は用事があるから休みだって……やだ、泥棒!?』

凛「にゃっ!?」

にこ「こらー!!何してんのよこの泥棒!!」
ガラガラッ!!





















「ちょっとにこ、泥棒って何よ?私よ、絢瀬絵里よ」

にこ「何だ絵里か。びっくりさせないでよ」

絵里(凛)「ごめんなさいね、にこ」

えりりん(にゃっはっはっはっ!凛の『クヌム神』は変身能力!身長、体重、匂い、声も思いのままだにゃ!因みに、ポニーテールの白いリボンはティッシュで代用したにゃ!)

にこ「……あれ?でもあんた、先にアキバに行くって言ってなかった?」

えりりん「え!?あ、ああ!今朝の朝練の時に部室に忘れ物したのよ!んで、取りに来たの!ほ、ほら!ノートよノート!やだわ、私ってばハラショーね!」

希「ねえ、えりち」

えりりん「な、何かしら?希ちゃ…希」

























希「リボンどうしたん?」

えりりん「…は?リボン?」

えりりん(え、何言ってんの?リボン?髪の毛はちゃんとティッシュで……)

にこ「あんた3年でしょ?何で1年の青いリボンつけてんのよ?」

えりりん「あ…………ああ!!リボンか!!制服のリボンね!!」

えりりん「さっき食堂に行ったでしょ?その後で無くしちゃったのよ!!でも購買に1年のしかなくて仕方なく付けてるのよ!!」

希「ふーん………ところでその手に持ってるのってクッキー?」

えりりん(やばっ!持ってたの忘れてたにゃ!)

えりりん「そ、そうなのよ!これはクッキーよ!ろ、ロシアンティー入れて飲もうと思って!」

希「ロシアンティーか、ええな♪」

えりりん(よっしゃああああ!!今のところ怪しまれてないにゃ!!)

にこ「あ、そうだ。クッキー持ってきたんだけど食べる?」

希「おお!食べる食べる!」

えりりん「いいわね、私もいただくわ」

にこ「じゃあ、開けるわよ。今朝お腹空いて1個食べちゃったから、絵里の入れていいわよ」

えりりん「え、ええ。あ、星柄なのねこのクッキー」

〜〜〜〜〜
花陽「……ん?星柄?」
〜〜〜〜〜

えりりん「入れたわよ」

にこ「よーし!絵里ものったということで………」




















にこ「ここで『ロシアンルーレット』よ!!この中に1つ『違う味』のクッキーが入ってるわ!!」

希「おっ、ええな♪やるで〜!」

えりりん「ふふっ、面白そ…………」















えりりん(え!?!?!?!?!?!?)

〜〜〜〜〜
花陽(え!?ロシアンルーレット!?ロシアンルーレットっていうのは『運試しの遊び』……それを部室で!?)
〜〜〜〜〜

えりりん(えっ、ちょっと待って、ま、まさか………予言で『激辛クッキーを食べる絵里ちゃん』って………『本物の』絵里ちゃんじゃなくて…………)




















えりりん(り、凛のこと!?!?!?)

えりりん「わ、わわわわ、私は降りるわ!!ダイエット中なのよ!!」

にこ「ちょっと何言ってんのよ!今日行くスイーツバイキングに一番ノリノリだったのあんたじゃない!」

えりりん(あの似非ロシアは何そんな約束取り付けてんだァァァァァァァァ!!)

えりりん「わ、わかったわよ。やるわ!」

えりりん(いやいやいやいやいや!!どうすればいいの!?希ちゃんの運は言わずもがなだし、にこちゃんも割と悪運いい方だし!!このままだと激辛クッキーを食べるのは凛になっちゃうよ!!)

えりりん(ここで顔の変身を解くわけにもいかないし……どうすればいいの!?)

にこ「絵里、あんたの番よ」

えりりん「えっ!?もう!?」

にこ「にこも希もたべ終わったわ。普通のクッキーだった」

希「さあ、えりち早く!」

えりりん(ど、どうすれば!?…あっ、そうだ!!手が滑ったフリをして窓の外に捨てちゃえばいいんだ!!)

えりりん「じゃ、じゃあ…いただきまあー!手が滑ったー!」

にこ「あーもう!何やってんのよ!」

えりりん(やったにゃ!!ひとまず乗り切ったにゃ!!後は床に捨てて踏みつけたり、ポケットに入れたりすればいい…助かったにゃ!!)




















希「あれー?理事長の飼ってるハヤブサの『ペット・ショップ』やん!」

にこ「本当だ、絵里のクッキーを咥えてるわ!お腹空いたのかしら!」

えりりん「え……?」

ペット・ショップ「キョキョッ」
つクッキー
ドーン!!

えりりん「にゃあああああああ!?」

にこ「ど、どうしたのよ?急に凛みたいな悲鳴あげて」

えりりん(凛みたいなって何だにゃこのクソツインテ!!ぶっ殺してやるにゃ!!)

えりりん「ね、猫よ。ほら、そこに、いるでしょ?」

希「絵里ちー、ペット・ショップは鳥類やでー?」

にこ「……さっきから言おうと思ってたけどさ、あんた何か変よ?」

絵里「え!?そ、そうかしら?」

希「うーん、確かに変やわ」




















希「偽物とちゃう?」

えりりん「に、ににに、に、ににににに、ににに、偽物なんて、そそそ、そそ、そそそそそそ、そんなわけないでしょ!変な希ね!私はいつも通りよ!」

希「ふーん…まあ、ええわ。ほら、絵里ちペット・ショップが拾ってくれたクッキー食べえや」

えりりん(この似非関西は何言ってるにゃ!?)

えりりん「い、嫌よ!だって鳥の咥えたものなんて汚いじゃない!」

にこ「うわひっど!目の前で言うなんて最低ね!」

ペット・ショップ「………」チラッ

えりりん「……な、何よ。なんか文句あるの?」

ペット・ショップ「………(ニヤリ)」

えりりん(な、何その目は!?ま、まさかバレてるなんてことはないよね!?鶏団子にしてやるにゃこのクソ鳥が!!)

希「そんなに嫌なら仕方ないわ。これは捨てとくわ……堪忍な、ペット・ショップ」

えりりん(こいつら!!何で凛が悪者みたいになってるの!?あーもう!!かよちん助けて!!早くそのページを破り捨てて!!)

〜〜〜〜〜
花陽(凛ちゃん!!何してるの、早く適当な理由をつけて顔の変身を解かなきゃだめだよ!!)

花陽(このままじゃ凛ちゃんがクッキーを食べることになっちゃうんだよ!?)
〜〜〜〜〜

〜10分後〜
にこ「い、いよいよね……」

希「残り3つ……この中の1つが……」

えりりん(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいにゃあああああああ!!絶体絶命にゃ!!ここで食べたら激辛クッキーは凛のもとに……)

えりりん(………ああっ!!そうだ!!食堂で『お腹が痛い』って言ってたのを利用すればいいんだにゃ!!トイレに行くって言ってこの場を離れれば……!!)

えりりん「あ……あの……お腹が……トイレに行っていいかしら?」

希「え、本当?絵里ち大丈夫?」

にこ「さっきから顔色も悪いし、冷や汗もすごいし目も泳ぎまくってるし……病院行った方がいいんじゃない?」

えりりん(お前のせいだにゃこのクソツインテ!!お前がこんなこと始めるのが悪いんだにゃ!!)

えりりん「出すもの出せば治ると思うけど……そうね。そのまま帰っちゃうわ」

にこ「ちょっと待ってよ。大丈夫そうならクッキー食べてからでもいいでしょ?」

えりりん(この貧乳野郎がァァァァァァァァ!!こうなったらもう奥の手だクソが!!)

えりりん「ウギャアアアアアアォ!!お腹が痛い!!お腹がお腹がすごく痛い超痛い!!クッキーなんか食べられないわ!!」

希「え、ちょっと絵里ち!?」

にこ「……これはやばいわね。保健室の先生呼んでくるわ」

えりりん「いっ、いや!!大丈夫だから!!トイレ行くから!!トイレ行ってそのまま帰るから!!」

にこ「本当に大丈夫?」

えりりん「本当よ!!本当に心配しなくていいから!!じゃあね、明日また会いましょう!!さよなライオン!!!」
ガチャ


















希「待って絵里ち」

えりりん「な、何?希」

希「………………………」

にこ「………………………」

えりりん「………………………?」

希「………………………」

にこ「………………………」

えりりん「………………………」






























希「お大事にな、絵里ち」

えりりん「ありがとウサギッ!!!!!」
ダッ!!

えりりん(やったあああああああああああああああ!!!!!)

えりりん(やった!!!やった!!!逃げてやったにゃああああああ!!!!!)

えりりん(やった!!!やったにゃ!!!ざまあみろオオオオオオオオオ!!!)

えりりん(早くあそこのトイレで変身を解くにゃああああああああああああ!!)

えりりん「にゃはははははははははははははは!!!!!」

女子3「絢瀬会長が泣きながら笑って走ってる…」

〜部室〜
にこ「……結局、2人だけね」

希「じゃあ、ウチはこれ食べるわ。にこっちも選んで」

にこ「え、ええ。じゃあ、これにするわね」

にこのぞ『せーの』

サクッ

希「あ!今まで普通のクッキーだったのにこれだけソース味や!」

にこ「当たりね、希」

にこ「それにしても、この1つ残ったのどうしよ?捨てるわけにもいかないし…」

希「ペット・ショップにあげちゃう?」

ガラッ

ことり「あ!にこちゃん、希ちゃん!」

希「あれ、ことりちゃん?」

にこ「用事はどうしたのよ?」

ことり「忘れ物しちゃって…思ったより早く済んだから戻ってきたの。あ!そのクッキーちょうだい!絵里ちゃんにクッキーあげる約束してたんだけど、ペット・ショップに1個食べられちゃって」

にこ「本当あの鳥も絵里もクッキーが好きね。はい」

ことり「ありがと!」

えりりん「早く!!あのトイレで顔の変身を解き、戻すにゃ!!」

えりりん「これでクッキーは絵里ちゃんの手に!!凛の勝ちにゃ!!りんぱなフレンズの勝利にゃ!!」

ことり「あ、絵里ちゃん!これ、この間頼まれたクッキー」

えりりん「ありがとうざいなんぼく!!」
ダッ

ことり「え、絵里ちゃん?」

えりりん「凛の勝ち!!凛の勝ち!!凛の勝ち!!」

えりりん「このことりちゃんからもらったクッキーで勝利の祝いにゃ!!!!」

サクッ


























えりりん(ん………?今のクッキーの柄って…………星柄?)

〜校門〜
希「……ん?」

にこ「どうしたの、希」

希「いや、なんか今凛ちゃんの悲鳴が聞こえた気がしてな」

にこ「は?何よそれ」

プルルルル

にこ「あ、絵里からだ。もしもし?」

絵里『ちょっとにこ!!希も何で来ないのよ!?私30分も待ってるんだけど!!』

にこ「はあ!?あんた、さっきまでにこ達と一緒に」

絵里『言い訳はいいから早く来て!!スイーツが私を呼んでいるのよ!!』ガチャ

希「どうしたん?」

にこ「……ねえ、希。ドッペルゲンガーを見ると死ぬっていうけど他人のそれを見たらどうなるのかしら?」

希「え?」

凛「に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ……ごえ゛が……ま゛だがら゛い゛の゛がの゛ごっでる゛に゛ゃ……」

花陽「凛ちゃん大丈夫!?」

凛「がよ゛ぢん゛…り゛ん゛だぢの゛ま゛げに゛ゃ……え゛り゛ぢゃん゛ばどん゛でも゛な゛い゛に゛ゃ……」

花陽「諦めちゃだめだよ!!」

凛「がよ゛ぢん゛……?」

花陽「まだ間に合うかも!!私がこの『トト神』で凛ちゃんの仇を討つよ!!」

凛「がよ゛ぢん゛………・れ゛じい゛に゛ゃ………あ゛ん゛な゛に゛ぎよ゛わ゛だっだの゛に゛……ごん゛な゛に゛ぜい゛ぢょう゛じで………」

花陽「さて、次の予言は……」

『かよちんが意を決したのもやむなく、悪口を聞きつけた海未ちゃんがファンを連れてやってきました!』

海未ちゃん《2人ともよくもやってくれましたね!100倍にしてお返ししますよ!》

『これじゃあ、かよちんは仇討ちに行くどころではありません……でもくじけちゃだめだよかよちん!人生とはそういうものだから!』

『これからも頑張れかよちん!』

花陽「え………」

凛「どう゛じだの゛がよ゛ぢん゛」

























海未「2人とも、こんなところにいたのですか」

花陽「あ……あ……」

凛「う゛、う゛み゛ぢゃ」

海未「『全校放送』で私の悪口を言い過ぎて喉を痛めたようですね」ニコッ

凛「に゛ゃっ!?」

海未「確か……『貧乳』、『痛い子』、『鬼軍曹』、『万年蓄膿症』、『四捨五入すれば30歳』、でしたか」ニコッ

花陽「あ……あの……海未ちゃん、その人達は……」

海未「私のファンクラブの会員さんだそうです。私だけでなく彼女達も怒らせてしまったようですね」ニコッ

凛「に゛ゃ、に゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛……!!」

海未「……皆さん、こんな卑劣なことをしても彼女達は私の大切な仲間です。顔は絶対にだめですよ。目立たないように、傷口が長く残らないように、後遺症が残らないように…………好きなだけいたぶってあげてください。守れれば、明日ハグ会を開いてあげます」ニコッ

「わかりました海未様!」

「マジ許さねえからてめえら」

「星空、まずあんたから血祭りにあげてやる」

「宇宙のチリになれ」

「海の藻屑になりなさい、海未だけに」

「所詮クズはクズなのよ……」

「私の戦闘力53万だから、覚悟しな」

花陽「凛ちゃん………花陽すごく怖い………!!」

に゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!

誰か助けてえええええええええええええええええ!!!!!!!!!

〜翌日〜
絵里「全く……何よドッペルゲンガーって。絢瀬絵里はこの世でただ1人よ」

にこ「だから悪かったって言ってるでしょ!」

希「まあまあ、2人とも……ん?あれ、海未ちゃんと……ファンクラブの子達?」

「海未様ー・・」

「ちょっと!次あたしの番よ!」

海未「……や、やるとは言いましたが……実際にやると恥ずかしいですね……///」

「おおふwwww海未様の照れ顔ktkrwwwwwprprwwwwww」

「かわいい……オカズにしよ……」

希「の、のどかやなあ……」

絵里「……あら?あのボロボロの2人って凛と花陽?」

にこ「何かあったのかしら?」

希「……放っておき。ウチらが無理に介入する問題じゃないと思うで」

『かよちんと凛ちゃんは仲良くリタイアしてしまいました』

『くじけちゃだめだよかよちん!頑張れかよちん!』

りんぱな『うるさい(に゛ゃ)!!!!!!!!!!!!!!』

〜りんぱな編、終わり〜

『アヌビス神』の高坂穂乃果

〜穂乃果・15歳の誕生日〜
穂乃果「ただいまー!」

高坂母「おかえりー、誕生日パーティー楽しかった?」

穂乃果「うん!あのね、海未ちゃんがね…」

高坂父「ああ…穂乃果。帰っていたのか」

穂乃果「ただいまお父さん!」

高坂父「おかえり。お前に話がある。自分の部屋にプレゼントを置いたら居間に来い」

穂乃果「え……」

穂乃果(穂乃果、何か悪いことしたのかな?)

〜居間〜
穂乃果「…………」

高坂父「…………」

雪穂「あのー…何で私まで?」

高坂母「大事な話だから雪穂も聞いておいて」

穂乃果「お父さん……穂乃果、何か悪いことした?もしかして前にお客さんに出すお饅頭つまみ食いしたこと?」

高坂父「……何だそれは」

穂乃果「あ」

高坂母「来月のお小遣い無しね」

穂乃果「うわあ〜〜ん!!」

高坂父「……穂乃果。お前ももう15歳だ。江戸時代では元服といってもう立派な大人だ」

穂乃果「へえ〜」

高坂父「そこで、お前に『これ』を託す」

ガチャ




















穂乃果「なにこれ……『刀』?」

高坂父「これはただの刀じゃない。うちの先祖代々から伝わる『狗神の刀』だ」

穂乃果「いぬ……?」

高坂父「狗神は、取り憑いた人間に富や名声、子孫繁栄を与えてくれる。しかし、その人間の子孫達は狗神を十分に操りきれず血筋が途絶えてしまうのだ」

穂乃果「……その狗神とうちがどう関係するの?」

高坂父「高坂家は俺の祖父の曽祖父、ひいおじいさんの代から狗神憑きになった。それで今もこの穂むらが続いてるんだが……狗神の悪影響が思ったよりも早く出てしまったんだ」

穂乃果「それで?」

高坂父「先祖が狗神と戦い、この刀に封じ込めた。高坂家の長男や長女は狗神が他の者に移って悪影響を与えてしまわぬようこの刀を子供が元服するまで護る義務がある」

穂乃果「それで穂乃果にこの刀を?」

高坂父「ああ。俺の役目は今日で終わりだ。とりあえず、クローゼットの奥にでも安置しておけ。絶対に他の奴には触らせるなよ、園田の娘にもだ」

高坂父「雪穂、穂乃果が子供を持つ前に死んだ場合はお前がこの刀を護るんだ」

雪穂「わ、わかった…」

穂乃果「……荷が重いなあ、なんか」

高坂父「心配するな。この刀は絶対に鞘から抜けないから怪我もしないし、狗神も出てこない」

〜現在〜
穂乃果「……とか言われてもなあ、難しすぎるよ」

穂乃果「それにしても…本当に重いなあ。何か変な感じするし」

穂乃果「……ちょっとだけ、引っ張ってみようかな」

穂乃果「んっ……」

穂乃果「あれ!?簡単に抜けた!?力持ちのお父さんにも抜けなかったのに!!」























『貴様、俺を抜いたな?』

アヌビス神について独自設定及び、展開に若干の改変があるので注意。


穂乃果「な、何!?声が……頭の中に響いてくる……!!」

『ほほう、女か。俺を抜いた女はお前が初めてだ。最も、抜かれることなど殆どなかったがな』

穂乃果「抜いたって…あなたはこの刀なの!?あなたが狗神なの!?」

『……狗神。ははっ!俺はまだそんな低俗な名で呼ばれていたのか!』

『娘、俺を抜いた褒美に俺の真名を教えてやろう!』





















『我が名は「アヌビス」!冥府に使える神だ!』

穂乃果「あ、アヌビス……?」

アヌビス『娘よ、お前は戦うか?』

穂乃果「戦う?」

アヌビス『俺の依り代は刀だ。刀とは殺すためにある物。だのに、「あいつ」の子孫達、あの腑抜け共ときたら、力を与えてやったというのに!菓子作りなんぞに迂闊を抜かしおって!』

穂乃果「お、お父さんを馬鹿にしないで!!」

アヌビス『……フン。孝行な娘だ。もう一つ、褒美をやろう。お前に力を与えてやる……何者にも勝てる力……戦え……お前は強い……』

穂乃果「……穂乃果は戦わないよ」

アヌビス『なるほど、女故に怖気付くか』

穂乃果「男だろうが女だろうが穂乃果は戦わない。暴力は嫌いだもん」

アヌビス『……ぬるいな。実にぬるい!やはり、お前も俺を護るなどという腑抜け共と同じ穴の狢か!』

穂乃果「…………これ以上、お父さん……ううん、お父さん達を馬鹿にするなら、あなたを殺すよ」

アヌビス『……貴様、俺が折られたり融かされたり、錆び付く程度で死ぬと思っているのなら』

穂乃果「穂乃果にはスピリチュアル方面に強い仲間がいるの。あなたなんか簡単に殺せる」

アヌビス『馬鹿め!!小娘なんぞにこの俺を殺せるわけが』

穂乃果「…………」

アヌビス『……マジか?』

穂乃果「マジだよ」

アヌビス『……その目』

穂乃果「へ?」

アヌビス『奴にそっくりだ。俺をこの刀に封じ込めたお前の先祖にだ。女ながら大したものだな、気に入った。お前を「強く」してやろう』

穂乃果「だから穂乃果は戦わないってば!」

アヌビス『何も暴力だけが戦いではない。お前、何か打ち込んでるものはあるか?体術でも学問でも何でもいい』

穂乃果「打ち込んでるもの……スクールアイドルだよ!」

アヌビス『……「あいどる」?何だ、それは』

穂乃果「……ていう感じなの」

アヌビス『踊りか、くだらぬ』

穂乃果「もしもし希ちゃーん」

アヌビス『わ、わかった!!くだらなくなんかない!!』

穂乃果「……もしかして案外怖がりなの?」

アヌビス『そんなわけないだろう!!……とにかく、これがお前の打ち込んでるもの、頂点に立ちたいものだというのなら協力するぞ』

穂乃果「え?でも、この刀からは出られないんでしょ?」

アヌビス『いいや、出られる!お前がこの刀を抜いてくれたからな!』

穂乃果「え……うわあっ!!化け物!!」

アヌビス「これが俺の本体だ!!仮にも神に向かって失礼な小娘め!!」

アヌビス「さて、ホノカよ。『すくーるあいどる』の『武器』とは何だ?」

穂乃果「『武器』?……かわいさとか歌とかダンスとか?あと、トークとか面白い特技もあった方がいいね」

アヌビス「抽象的だな。まあ、いい」

アヌビス「何か『あいどる』をする上での鍛錬に使ってる物は?」

穂乃果「鍛錬か……あ、そうだ!これなんかどうかな?」

アヌビス「何だそれは、履き物か?」

穂乃果「うん。ダンスシューズっていって、ダンスの練習の時には必ず履くの」

アヌビス「よし、わかった。これを使おう」

穂乃果「使う?」

アヌビス「喜べ、ホノカ。これからは……敵などいなくなるぞ。お前はすくーるあいどるの頂点になれる」

穂乃果「え?」

アヌビス「今は理解しなくてもいい。じきにわかる」

〜1年後〜
ことり「……いよいよ、ラブライブ決勝戦だね。相手はA-RISE。去年は負けちゃったけど……」

凛(かよちん、予言はどうなってるにゃ?)

花陽(……見たくないよ)

穂乃果「……………やれる」

真姫「『やれる』って……何でそんなに自信たっぷりなのよ!?去年負けた時も悔しがらずに何だか訳のわからないことを」

穂乃果「うるさいなあ……いい?仲間割れしてる場合じゃないんだよ。勝てるものも勝てないよ」

真姫「っ……」

海未「穂乃果……」

穂乃果「何、海未ちゃん。海未ちゃんまで弱音を吐くの?」

海未「いえ、その。あなたのその自信は去年言ったことと関係あるのですか?」

穂乃果「……穂乃果何か言ったっけ?」

海未「……『来年は勝てる。A-RISEのパターンはメンバー1人1人の長所も、弱点も、得意不得意も「全部覚えた」』

海未「……そう言っていました」

穂乃果「……いい?海未ちゃん。それにみんなも。今更怖がっちゃだめだよ。みんな、今年こそは勝てるって信じてやってきたんだから」

穂乃果「大丈夫だよ、みんな」

穂乃果「一度戦った相手には……」

穂乃果「……絶対に、負けないから」ニコッ

最後がやりたかっただけ。
思い通りにはいかなかった。
すまんこ
明日のかよちんリベンジ回で終わりにします。おやすみなさい。

『矢澤にこと小泉花陽』

〜屋上〜
にこ「………」

花陽「………あ、あの、にこちゃん、話って何?」

にこ「……花陽。あんた、不思議なマンガを持ってるそうね」

花陽「ええ!?」

にこ「『近い未来に起こる出来事を正確に予知できる』だったかしら?」

花陽「な、何言ってるのにこちゃん!そんなマンガ花陽は持ってないし、この世に存在するとも思えないよ!」

















にこ「凛に『伝説の山に潜む仙人が作ったダシを使った伝説的な1000年に一度の希少価値のある滅多に手に入らない伝説のラーメン(しょうゆ味)』をあげたら一発で教えてくれたわよ」

花陽「あの糞猫ォォォォォォォォォ!!」

にこ「花陽。あんたのマンガが本物だと見込んで頼みがあるの。力を貸してちょうだい」

花陽「ええっ……花陽のマンガ……『トト神』は凛ちゃんのために使うって………決めたもん」

にこ「凛は親友であるあんたの秘密をたかがラーメン一杯で売ったのよ?それに凛は雨の中のバク転をミスって怪我してあと一ヶ月は学校に来れないわ、別にいいじゃない」

花陽「でも………」

にこ「『伝伝伝』あげるから!それにA-RISEの超絶プレミアムサイン入りゴールドポスターもあげるわ!」




















花陽「それならいいよ!!アイドルグッズのためならあんな奴簡単に裏切れるもんね!!」

にこ「グッド!」

花陽「それで『トト神』で何をしたいの?」

にこ「……絵里に復讐するのよ。あんたらも絵里のせいで海未のファンクラブの奴らにボコボコにされたでしょ?いいチャンスじゃない」

花陽「確かに!でも何されたの?ボコボコにされたようには見えないけど」

にこ「……この間一緒に買い物に行った時のことよ」

〜〜〜〜〜
絵里『今日は付き合ってくれてありがとね』

にこ『いいのよ別に。それで何買うの?』

絵里『……本当に頼んでいいの?』

にこ『何水臭いこと言ってんのよ。私達は仲間でしょ?にこにーのセンスに任せなさいっ♪』

絵里『そう……それじゃあ』


















絵里『ブラを新調したいのよ〜〜www
最近また大きくなっちゃってさあwww
ま、貧乳のにこにー(笑)にはわかんないでしょうねえwwwwwwwwかわいいの以外は認められないわあ〜〜wwwwwww』

にこ「貧乳の辛さ!!どんなにマッサージしても大豆や生キャベツを食べても成長しないこの辛さ!!巨乳への妬みに羨み!!あなた方にはわからんでしょうねえ!!!!!(野々村並感)」

花陽「は、はあ……」

にこ「つーわけで協力してもらうわよ!!あんたのマンガの力で確実に復讐してやるんだから!!」

花陽「うん!絵里ちゃんに復讐してやろう!!」

花陽(花陽もこないだ大きくなって変えたのは黙っておこう………)

〜放課後〜
にこ「ねえ、花陽。一応確認しておくけど、あんたの予言って絶対なのよね?」

花陽「はい!花陽の『トト神』の予言は絶対、100%です!」

にこ「そう。それじゃあ、早速実証してみましょうか」
パラッ

『頑張れ!かよちん』

『かよちんとにこちゃんがだべっていると、校舎の中から理事長がやってきました』

『にこちゃんは理事長に……いきなり右のほっぺを全力ビンタだぁ!!』

『ほっぺを叩かれた理事長は大喜び!!2人に奨学金と大学へのコネをくれたよ〜〜!!ラッキー、これで将来は安泰だあ!!』

〜〜〜〜
にこ「……な、な、なんじゃあこりゃああああああ!?」

花陽「にこちゃん!アイドルがそんな顔しちゃダメだよ!」

にこ「今はそんなこと関係ないでしょ!!こんなのが予言ですって!?認められるかあああ!!」

花陽「にこちゃん、そこは『認められないわぁ』じゃないと認められないわぁ」

にこ「うるさい!!とにかく!!いくら絶対でもこんなことはできないわよ!!μ'sも解散させられるし、下手すれば退学よ!!」

??「……解散とは穏やかではありませんね」

花陽「り、理事長!」

理事長「何かトラブルでもあったの?」

にこ「いっ、いえ!そんなことないです!」

理事長「そうですか。ならいいです、あなた達には期待していますよ。さあ、もう下校時間ですよ、早く帰りなさい」

にこ「は、はい……」

にこ「ほーら、外れたわ!私は理事長にビンタしなかった!この世に絶対なんてやっぱりないのよ!あーあ、頼んだ私が馬鹿だった!」

花陽「……絶対です」

にこ「しつこいわね、バカ!」

花陽「……絶対、100%なんです……!」

にこ「………………」

にこ「……理事長」

理事長「何かしら矢澤さん」

にこ「……」


























にこ「ソイヤァァァァァァァァ!!」
バチィィィィィィィィィン!!

理事長「……っ……何の、つもりかしら……?」

にこ「花陽!!やってやったわ!!これで解散とか退学になったら全部あんたのせいよ!!!!」

花陽「……」

理事長「……矢澤さん、土下座すれば特別にゆる………あら?」

理事長「こ、これは………」






















理事長「む、虫歯が抜けたわ……!!矢澤さんがビンタしたから………?」

にこ「!?!?!?」

花陽「……」ニヤリ

理事長「……矢澤さん。一瞬の鋭い痛みと、長く続く鈍い痛み。あなたはどっちの方が嫌?」

にこ「……に、鈍い方……です……もやもやするし………」

理事長「今ので忌々しい虫歯が抜けたようです。今回は見逃してあげましょう。少しばかりのお礼として奨学金と大学へのコネを手配しておきます」

にこ「!?!?!?」

理事長「……何か不満でもあるのかしら?」

にこ「い、いえ……」

理事長「小泉さん、あなたにも。原理はわかりませんがあなたの矢澤さんの行動のスイッチのようなので」

花陽「あ、ありがとうございます……」

理事長「ことりには転んだと言い訳しておきます。次はありませんからね」

にこ「…………」

花陽「…………にこちゃん」

にこ「…………間違いない」

にこ「花陽、このマンガはあんたの言う通り……100%………本物よ……!!」

にこ「これがあれば……にこ達は宇宙ナンバーワンになれるわ!!!!」

一旦離脱

〜〜〜〜〜♪

信じていいの!?

信じてよお!!

にこぱな☆ぱなにこ☆コンビ!!

私はにこにー

スーパーアイドルよ〜〜〜♪

秘密兵器はにこにこにー

目指すは宇宙一〜〜♪

「2人でてっぺん狙うわよ!!でも……このマンガ本当なの?(ジトー)」

花陽は花陽はマンガで予言んん〜〜♪

アイドルグッズのために

凛ちゃん裏切るよ〜〜♪

「裏切られたからおあいこだもん!花陽のマンガの予知は絶対、100%、です!」

これで、これで、うまくいく!!
(のお!?)

突拍子もなくて信じられないわ……

印刷に出た予言は、絶対なんです!運命なんです!

予言の通りに〜〜♪行動すれば〜〜♪

全てうまくいく!!(!?)

信じてあげるわ!!

にこぱな☆ぱなにこ☆コンビ!!

信じるんです、ハイ!

オッケー、信じるわ!

にこぱな☆ぱなにこ☆コンビ!!

運命というのは〜〜♪正確には読み解けないものさ

バク転の事故は予言で回避できなかったんだろうか…

>>109
かよちんはその場にいなかったということで


〜ある日の昼休み〜

にこ「………花陽、本当に予言は絶対なのね?」

花陽「絶対だよ!!しつこいよ!!この貧乳!!」

にこ「私はあんたの予言を信じて今日まで過ごしてきた……でもさっき出たこれは流石にないでしょ!!」

にこ「真姫ちゃんに>>112すれば絵里に復讐できるってどういうことよ!?」

デコピン

飯食ってた
ハンバーグ美味しい


『にこちゃんは絵里ちゃん達を見つけたぞ!』

『絵里ちゃん達は何やら深刻そうな話をしてる……一体何の話だろう?』

『突然、真姫ちゃんがこっちへやってきた!』

『にこちゃんは真姫ちゃんに本気のデコピンだ!……そうすると……』

『なーんと!絵里ちゃん達がみーんなぶっ倒れちゃったぞー!』

『ラッキーにこちゃん!!絵里ちゃんノーブラ化のチャンス到来だー!!』

〜〜〜〜〜〜
にこ「真姫ちゃんにデコピンしたら絵里に復讐できるですって!?そんなピタゴラスイッチ的な予言があってたまるか!!ドミノ吹っ飛ばしていきなり番組ロゴの旗揚げじゃない!!」

花陽「で、でも!!絶対です!!100%です!!とりあえず絵里ちゃん達の様子を見よう!!」

マジエンジェー♪

真姫「ん」

絵里「あら真姫、電話?」

真姫「ううん、ママからよ。えーと…………え」

海未「どうかしたんですか?」

真姫「………凛が病院から脱走したって」

海未「ダニィ!?」

ことり「シュワット!!」

絵里「ハラショー…どうするのよ!?」


















穂乃果「あ!あの校庭に入ってきたボストンテリアかわいい〜〜!」

絵里「メールにはなんて書いてあるの?」

真姫「えーと………」

『真姫ちゃんへ
申し上げます!あなたのお友達の凛ちゃんが今日未明病院から脱走しました!
今、銀河の至るところから集めたならず者達に凛ちゃんを捜させていますが、一応見つけたらすぐママに知らせてください。
真姫ちゃんが知らせる意思を見せなければママは真姫ちゃんのお小遣いを減らすだけだぁ!
あなたの愛しいベジーt……ママより
追伸
お弁当の仙z……デザートを忘れてるわよ。デザートも忘れずに持っていったなどと、その気になっていた真姫ちゃんの姿はお笑いだったわ。デデーン!』

海未「……何ですか、このネタまみれのメールは」

真姫「>>1が最近ブロリーMADにハマっているせいよ……」

ことり「要するに凛ちゃんを見つけたら知らせればいいんだね」

真姫「よろしく頼むわね」

















穂乃果「ボストンテリアかわいい〜〜!パンあげたら喜ぶかな!?それともコーヒー味のガムの方がいいかな!?……あ、ごめん。絵里ちゃんが超サイヤ人になったって話だっけ?それとも海未ちゃんの戦闘力が53万

うみことえりまき『お前は話を聞け!!!!!!!!!!!』

真姫「……職員室にデザートが届いてるかも。ちょっと行って取ってくるわね」

絵里「いってらっしゃい」

穂乃果「何?トトカマ星?」

海未「……」ニコッ

穂乃果「海未ちゃん、何?…へあぁ!?」

〜〜〜〜〜〜
にこ(ああもう!とうとう真姫ちゃんが来ちゃったわ!花陽はいつのまにか物陰に隠れてるし!)

ポコピー♪

真姫「にこちゃん?何やってんの?」

にこ「へあぁっ!?」

真姫「……物陰になんか隠れて何してるのよ?」

にこ「あ……あ……」

真姫「そんなに青い顔して冷や汗も…体調が悪いの?」

にこ(こうなったら……もうやるしかない!)


















にこ「ソイヤァァァァァァァァ!!」

真姫「door!?」

真姫「に、こちゃん………?」

にこ(はあはあ……やったわ。やってやったわ花陽!!)

にこ(真姫ちゃんにデコピンした!!これで絵里に復讐できる!!でも……)

にこ(どうやってここからそういう展開まで持っていくっていうのよ!?!?潰された1人用のPODでも飛んでくるっていうの!?)

風呂入ってくる
風呂から出たらにこに
「ブッギャァァア!!」させます

にこ「ハア……ハア……」

真姫「にこちゃ……いたっ……」

にこ「ちょっとそんなデコピンくらいで……へあぁっ!?血!?」

真姫「痛いよお……」ウルウル

にこ「でも、そんな、デコピンくらいで……へあぁっ!?爪が伸びてる!そうか、爪で額を切っちゃったんだわ!」



















絵里「ダニィ!?額を切ったですって!?」

にこ「へあぁっ!?」

海未「皆さん、まずは私に殺らせてください。ここらで『お遊びはいい加減にしなさい』ってところを見せてあげます」

ことり「にこちゃん、まずにこちゃんから血祭りにあげるからね」

絵里「宇宙の塵になりなさい!」

穂乃果「真姫ちゃんのことかァァァァァァァァ!!」

にこ(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!!!!こんなの血祭りにあげられてデデーンされて彗星まで投げ飛ばされて宇宙の塵になって汚い花火になる未来しか見えないじゃない!!)

にこ「どうすればいいのよ花陽ォォォォォォォォォ!!こっからどうやって予言通りになるって言うのよォォォォォォォォォ!!」

凛「ハアハア……流石に全身複雑骨折で移動するのは辛いにゃ……でもようやく学校まであと3キロの所までこれたにゃ……」

凛「矢澤ァ……許さないにゃ……『伝説の山に住む仙人が作ったダシを使った伝説的な1000年に一度の希少価値のある滅多に手に入らない伝説のラーメン(しょうゆ味)』とか言っておきながら……ただのチキンラーメンだったにゃ……!!」

凛「これはラーメンマニアへの冒涜にゃ……あ、あれは!!あの球体は!!」





















凛「PODにゃ!!1人用のPODにゃ!!」

凛「いいぞぉ!!あれに乗って学校までひとっ飛びしてしまえぇ!!」

ウィィン……

ガタン


























「どこへ行くんだぁ?」

凛「にゃっ!?ぶ、ブロリー先生!!」

ブロリー「クズが……逃げ出したと思ったらこんなところにいたのか」

凛「こ、こここ、これは……先生と一緒に……病院に帰る準備にゃ……!!」

ブロリー「1人用のPODでかぁ?」

ガシッ

凛「ニャメロン!!」

ブロリー「ぐぐぐぐぐぐぐ……」

ブロリー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ブゥン!!!!!


凛「ばァァァァァァァァかァァァァァァァァにゃあァァァァァァァァ!!!!!!!!」

にこ「あ……あわわ……」

絵里「にこ……これが何かわかる?『お月様』よ」

穂乃果「いっちょやってみようか!」

にこ「フリーザ様ァァァァァァァァ!!!!!!!!」

ほのことうみえり『弾けて、混ざれ!!!!!!!』






















デデーン!!!!!!!!

にこ「……ん……あれ?生きてる……?」

にこ「へあぁっ!?」

ほのことうみえりまき『』

凛in潰れた1人用のPOD「」

にこ「み、みんながぶっ倒れてる……真姫ちゃんにデコピンしたらみんなぶっ倒れてた………予言の通りになった………………!!」

花陽「……だから言ったでしょ。トトの予言は100%だって」

にこ「花陽……」

花陽「にこちゃん、絵里ちゃんにとどめをさすのはまだ早いよ。次の予言が出てからね」

にこ「……オッケー!!」

花陽「……出た!とうとう出たよ最後の予言!ずっと待ってたよ!」

にこ「どれどれ!?」

〜〜〜〜〜
『ついに絵里ちゃん達をぶっ倒れさせたにこちゃん!!』

『でも、絵里ちゃんにはまだ息があるみたい……このままじゃノーブラ化は無理……』

『そこでにこちゃんは……「12:30」に緑のエネルギー弾を3階の窓に向かってありったけぶち込む!!』

『そうすると……脳天に命中だァァァァァァァァ!!!』
〜〜〜〜〜

にこ「……ねえ、エネルギー弾を撃つのはいいんだけどさ」

花陽「何?」

にこ「……凛はこうやって絵里がやられるって予言されたのにやられたのよね?これ、下手すればにこがエネルギー弾食らうんじゃないの?」

花陽「大丈夫だよ!凛ちゃんがやられたのは絵里ちゃんに変身しちゃったせいだから!にこちゃんは変身なんかできないでしょ?」

にこ「それともう一つ!これ時間指定されてるわよね……今は……へあぁっ!?」



















にこ「『12:28』!?あと2分しかないじゃない!!」

にこ「エネルギー弾を撃つ銃は確か陸上部が使ってたわよね!?ああもう!早くしないと!」

花陽「にこちゃん……焦らなくていいんだよ?撃ち込むのは『12:30:59』だっていいんだから。要するに『12:30』を越えなければ絵里ちゃんにぶちこめるんだよ?」

にこ「んなこと言ったって時間指定なんかされたら焦るっての!!」

>>128追記
〜〜〜〜〜
『にこちゃんは陸上部の人にサインをあげてエネルギー弾を撃つ銃を貸してもらったぞ!』
〜〜〜〜〜

にこ「すみませーん!!エネルギー弾を撃つ銃貸してくださーい!!」

陸上部員A「え?何ですか急に」

陸上部員B「1年、しかも部外者には貸せないから」

にこ「なっ!?私は3年よ失礼ね!!」

陸上部員C「マジでwwwwwちっさwwwwwうぇっうぇっwwwwww」

陸上部員D「てかこの人μ'sじゃね?」

にこ「くそったれえ……!!」

花陽「にこちゃん!サインあげて!予言にちゃんと書いてあるから!」

にこ「ぐぬぬ……にっこにっこにー!サインあげるから〜、その銃貸して〜?」

部員A「本当ですか!?私、にこちゃんが一番好きなんです!!ください!!」

にこ(あと30秒!急いで書かないと!)

にこ「……あれ?」

にこ「サイン帳とペンがない!!確かブレザーの内ポケットに……ブレザーは教室だ!!」

にこ(あと20秒!!!!)

にこ「は、花陽!!求められたらいつでもサインできるようにサイン帳とペン持たせてたでしょ!!出しなさい、早く!!」

花陽「あ、うん!!はい、これ!!」

にこ「うおおおおおおおお!!はい!!サイン!!早く貸して!!」

B「ありがとうございます、じゃあ使い方を……」

にこ「時間がないのよ!!んなもん勘でわかるわ!!」

B「これは危険な物なんですよ!?説明も聞かずに使うなんて





















にこ「おどれらァァァァァァァァ!!つべこべ言わずに貸せって言ってるんだよ!!!!!クリトリス噛み切るぞゴラァァァァァァァァ!!!!」

B「ひいっ!?こ、この引き金を引けば簡単に撃てる設定にしておきましたから!!」

にこ「よし!!あと5秒!!どけええええええ!!」

にこ「4、3、2、1、0!!!!」

にこ「くたばれえええええええ!!絢瀬ええええええええええ!!!」
プォン!プォン!プォン!プォン!プォン!

にこ「やった!!!!12:30ジャストに撃ち込んでやったわ!!!!」

花陽「これで予言通りに……!!」

〜PODが落ちた場所〜
絵里「ん…うぐ…ハッ!?」

絵里「にこがいない……みんな!?大変だわ……うぐっ……救急車を……!!」

にこ(絵里の頭の位置からしてエネルギー弾が出るのは………1階のあの窓…!)

花陽(さあ……いよいよ……!)

絵里「うぐぐ……うえっ」

にこぱな(窓に緑の光が!!今だ!!!!!)
























絵里「へえっくしょい!!!!」
プォン!プォン!プォン!プォン!プォン!

にこぱな『へあぁっ!?』

〜西木野総合病院〜
プォン!プォン!

デデーン!!!!

にこ「ま、真姫の病院が……!!」

にこ「………小泉ィィィィィィィィィ!!!!!」ガシィ!!

花陽「ひいっ!?」

にこ「てめえ!!どういうことだゴラァァア!!絢瀬の脳天じゃなくて病院の脳天に命中してるじゃねえか!!何が絶対だ!!何が運命だ!!何が100%だ!!外れてんじゃねえかよおおおおおおおおおおお!!」

花陽「ぜ、絶対だもん!!!トトの予言は絶対なんだもん!!!!こんなのおかしい!!!外れたことなんて今までなかったもん!!!!!!」

にこ「てめえまだそんな口を聞きたがるのか!!ああもうムカついた!!1年のくせにデカ乳しやがって!!むしり取ってやっぞゴラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」



























キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン

『12:30になりました。お昼休みは終わりです。速やかに教室に戻ってください』




にこぱな『……………え?』

花陽「………あ、あの部員Aさん、今何時ですか?」

部員A「……12:30ですけど」

BCD『私達も』

花陽「携帯も12:30……どういうこと?」

にこ「あ……あ………!!」

花陽「にこちゃん!?」

にこ「………でた……」

花陽「え?」


























にこ「………にこの時計が……『2分進んでた』………!!」『12:32』

花陽「ダニィ!?そ、それじゃ……にこちゃんは……!!」

にこ「12:30前に弾を撃ち込んでたことになる………どうなるの?」

にこ「ねえ!!!!12:30前に弾を撃ち込んでたっていうならどうなるの!?!?答えてよ、答えろ!!!!」

花陽「そ、そんなこと言われても…………!?」

エネルギー弾×3『ピュウウウウン(デデーンの準備はばっちりなのだぁ!)』

花陽「あ……あ……方向が……」

にこ「どうなんのよ、どうなんのよ、どうなんのよ!?!?!?さっさと答えなさいよ!!!!!!」

ピュウウウウン

にこ「花陽……ほぼあんたが招いたようなもんなのよ………黙ってないで答えなさいよ………!!」

にこ「12:30前に撃ち込んだなら!!!食らうのは絵里じゃなくて誰になるの!!!!」

花陽「あ……あ……花陽もう知らない!!!!!!!」

にこ「てめえ何言って………え?」

ピュウウウウン

エネルギー弾1(やあ……エネルギー弾です……)

エネルギー弾2(エネルギー弾でございます)

エネルギー弾3(オッス!おらエネルギー弾!)





















にこ「ゲッ!!!!!!!!」

にこ「ブッギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
デデーン!!!!!!!!!!!

にこ「」

警官A「………死んでいるのか?」

警官B「いえ、気を失ったようです。しかし、何が起こったかわかりませんね。頭に岩盤が大きく窪んだような傷があるんです。あと1センチズレてたら即死でしたよ。……本当、このツインテールの女の子は運がいいですね」

ピーポーピーポーピーポーピーポー……

花陽「………きっとにこちゃんはこうなる運命だったんだ」

花陽(凛ちゃん……にこちゃんを見てたらいたずらなんてバカらしくなったよ。やっぱり神様の力は悪用しちゃだめだね)

花陽(それに……やっぱり神様の力は人間には使いこなせないんだと思う。だから凛ちゃんもにこちゃんも失敗したんだ)

花陽(未来なんてわからなくていい。わからないから未来なんだよね!)

花陽「もうこんなマンガはいらないや!」
ポイッ










ガッ

校庭に入ってきたボストンテリア
「ガルルルル……」
タンコブプクー

花陽「あっ!ごめんねワンちゃん!花陽のマンガが当たっちゃった、悪気はないんだ、許してね」

校庭に入ってきたボストンテリア
「グルルルルルルルァ……!!」

花陽「あれ……お怒りでいらっしゃる……?」

















校庭に入ってきたボストンテリア
「グルァァア!!!!!!!」

花陽「ひいっ!?」

誰か助けてえええええええええええええええええええええ!!!!!!

〜〜〜〜〜
『人の考えがそんなに簡単に改まって成長できるなら誰も苦労なんてしません』

『かよちんは凛ちゃんと出会う前よりもくら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い性格のまま、半壊した西木野総合病院でブロリー先生の監督のもと、にこちゃん、凛ちゃん、絵里ちゃん、穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん、真姫ちゃん、そして衝撃波を食らった陸上部の皆さんと仲良く入院することになったのでした!!』

『治療頑張れ!!かよちん!!』

花陽「…………ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」

花陽「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリッ!!!!

『ギャアアアアアアアアアアア!!』

〜完〜

くう疲

人生何があってもくじけちゃだめですね、運命は正確には読み解けませんね。

ジョジョネタのはずが後半、ブロリーネタ入ってしまった、反省はしていない。

皆様、お疲れ様でした。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom