P「いや無理だろ」
凛「見ないでってば」
P「いやだから無理だって」
凛「…なんで?」
P「お前が俺の顔から5cmの距離にいるからだろ…」
凛「わかった。8cm。8cmなら大丈夫、だよね?」
P「わかってない。お前は何もわかってない」
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凛「にゃー」
P「今度はどうした」
凛「にゃー!にゃー!」
P「うおっ…なぜだ…なぜ俺のケツを叩く…!」
凛「にゃー!」
P「待てっ…ケツが・・・ケツが痛いって…」
凛「タイトル:発情期」
P「お前俺のケツとみくになんか恨みでもあんのか?」
P「なあ、凛・・・今日の格好どうしたんだ・・・?」
凛「ん…どこか変、かな」
P「いやお前変っていうか・・・マジで何だそれ?スイカのコスプレ?」
凛「残念。メロンでした」
P「どっちでもいい。それは心底どっちでもいいんだが、そんな球体姿で事務所まで来たのか?」
凛「たまには制服以外もいいかな、って」
P「チョイスが極端すぎる」
P「いいか凛」
凛「どうしたの、プロデューサー。険しい顔して」
P「お前は清純派アイドルだ」
凛「そうらしいね」
P「清純派なんだよ」
凛「うん」
P「清純派アイドルはな、事務所を四つん這いで歩行したりしないんだ」
凛「でもこれが一番スピード出るし…」
P「そもそも事務所内でスピードを出す意味が俺にはわからんのだが・・・」
P「よーし、営業行くか」
凛「ん…そろそろだね」
P「忘れ物無いか?」
凛「大丈夫、だよ」
P「一応確認しておくか」
凛「うん。まず私の名刺」
P「うむ」
凛「お化粧直し」
P「重要だな」
凛「営業用のメモ」
P「偉いぞ」
凛「カスピ海ヨーグルト」
P「ん?」
凛「マジックハンド」
P「おい」
凛「バトルドーム」
P「待て待て待て」
凛「・・・?何か足りない?」
P「いや足りないどころか余分な物だらけだろ」
凛「どれが余分…?今日はメモいらない、とかかな」
P「そこじゃねえだろ、どう考えても」
凛「うーん…わからない、かな」
P「まずヨーグルトは何に使うんだ」
凛「え?だって…おいしいじゃない」
P「かな子みたいないい訳してんじゃねえよ・・・マジックハンドは?」
凛「あると便利だし」
P「いや便利なのは認めるけどさ…何?出された茶菓子をマジックハンドで掴む気なのかお前は。」
凛「万が一に備えてだよ」
P「万どころじゃねえよ。京か垓に一つぐらいだろ…で、バトルドーム。これが一番意味がわからん」
凛「超エキサイティング!したいし」
P「うんわかった…もうお前は何も持っていくな。それで手を打とう」
凛「プロデューサー、ちょっといいかな?」
P「おっどうした?」
凛「宿題でわかないところがあってさ」
P「そうか、凛も高校生だもんな。で、どこがわからないんだ?答えれる範囲なら答えるよ」
凛「この古代シュメール文字の作文なんだけどさ」
P「すまん、早速わからん」
凛「じゃあナンブシシバナヘビの生態についてなんだけど」
P「すまん」
凛「殷富門院大輔の和歌の解釈についてなんだけど」
P「申し訳無い」
凛「ここのgeschriften ketoeviemの日本語訳に関して」
P「ごめん本当に許して」
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