モバP「こんなはずじゃなかったんだ」 (76)
P「俺はただ、>>3がしたかっただけなのに」
普通のプロデュースがしたかっただけなのにまさか智絵里にここまで依存されるなんて
P(新しい担当の子、か。よーし、がんばるぞー!)
P「目指すはトップアイドル! 写真で見た限りすごく可愛い子だな……」
P「………で、いつ来るんだろう? そろそろ――」
ガチャッ…
智絵里「あ、あの……」
P「来たか……ボディ……」
智絵里「えっ」
P「ん?」
緒方智絵里(16)
ttp://i.imgur.com/7qHJPa8.jpg
智絵里「あの……プロデューサーさん、ですか?」
P「そういう君は緒方智絵里」
智絵里「は、はいっ。緒方智絵里です…あ、あの……ぼでぃ、っていうのは……?」
P「あー、アレだよ、アレ。小粋なジョーク! ナイスバディ! ってね!」
智絵里「えっ……」ビクッ
P(……あれ? ヒかれてる? おっかしーなー。今の流れでガツーンと掴むはずだったのになー)
P(……ふっつーにセクハラとしてとられてる? いや、いやいや。そんなばかな)
P「あー、えっと……」
智絵里「ご、ごめんなさいっ……」
P「こ、こちらこそごめんなさい」
智絵里「えっ?」
P「いや……うん。セクハラじゃないんだよ、本当に。ただちょっとこう、距離感が縮まるかなぁって思って……」
智絵里「そう、なんですか……」
P「そう、なんですよ……」
智絵里「………」スス…
P(どう見てもおびえられてる……うわっほい……)
P(だ、大丈夫! ここから仕事ぶりを見せて信頼を勝ち取ればいいんだ!)
P「それじゃあさっそくだけどダンスレッスンというこうか!」
智絵里「だ、ダンスですか?」
P「なに、大丈夫だ。最初からうまくいくなんて――」
智絵里「あ、あの。ちひろさんに今日は合同でボーカルレッスンだって教えてもらってて……」
P「えっ」
智絵里「……予定、へんこう。ですか?」
P「あー……いや、最初の予定で大丈夫です……」
智絵里「は、はい」
P(あっれぇー……?)
P(だけどほら。レッスンの様子を見て的確なアドバイスをあげれば――)
智絵里「手のひらの花びらも 風のキスで空に舞い……♪」
P(あ、普通にすっごく上手い。しかも可愛い。なんだこれ)
トレーナー「智絵里ちゃん、サビに入る前のブレスのタイミングに気をつけてください。流れが崩れてます」
智絵里「はいっ!」
P(……あっれぇー?)
智絵里「あ、あの。どうでしたか?」
P「え、うん……普通に、すごくよかったです。はい……」
智絵里「そっか……よかったです。ありがとうございます」
P「こ、これからいっしょに頑張ろう! 俺もすごく頑張るから!」
智絵里「は、はい……」
P(明らかに距離とられてれぅー……)
智絵里「………」
P「……?」
智絵里「え、えっと………が、がんばりましょう、ねっ」
P(でもかわいい)
――――
――
P(仕事が取れない)
P(どう考えても俺が悪い。智絵里は優しいから励ましてくれてるけど距離感は縮まらない)
P(というか、ジョークがことごとく滑る。真に受けられて妙な間が空いた後、智絵里が一生懸命フォローしてくれるのが痛々しい)
P(でもかわいい)
P「……言ってる場合じゃないよなぁ。もっとまともな仕事をさせてあげたいのに」
智絵里「み、みかんがみっかんなーい……みかんがみっかんなーい……」
智絵里「だ、だけど、ここにはおいしいみかんがー……みかん、いかがですかー……」
P(ミカン売りって、これアイドルの仕事なのか……? とってきといてなんだけど、あの歌とか指定されたし。なんだコレ?)
P(……結局、あの後もいろいろと恥をかかせるような仕事ばかり)
P(どう考えても智絵里にあった仕事なんかじゃない……もっと、綺麗な道を歩けるはずの子なのに、俺は……)
P「…………」
智絵里「あ、あの……プロデューサーさん……?」
P「あぁ、智絵里……ごめんな。まともな仕事取れなくって……」
智絵里「だ、だいじょうぶです。わたし、ミカンも好きですから……」
P「そっか。よかった」
智絵里「はい……」
P「……いやいや、よくないよ!?」
智絵里「えっ」
P「なんでだよ、満足なんかできないだろ! こんなに可愛くて、あんなに歌がうまくて……なのにこんな仕事ばかりで!」
智絵里「……」
P「もっと煌びやかな舞台がいいだろ? なのに、こんなことばかりさせて無能だと思ってるんだろ!?」
智絵里「………」
P「あぁわかってるよ! 悪いのは俺だ! ただの逆切れだ! 俺なんかが面倒をみるなんて土台無理だったんだよ!」
智絵里「……プロデューサーさん」
P「ははっ、もっと有能なプロデューサーがついてたら今頃はもっと目立つ仕事ができただろうに残念だったな!」
智絵里「っ……えいっ!」コツンッ
P「……は?」
智絵里「チョップ、です。ダメです……そんなこといっちゃ……」
P「だ、だけどなぁ!」
智絵里「今日のミカン。買ってくれたお婆ちゃんが『孫を思い出してかわいい』って褒めてくれました」
智絵里「きぐるみだって、ヒーローショーのおねえさんだって……いろんな人が見てくれたんです」
智絵里「それを、ばかにするのは………だめですっ」
P「………ちえ、り」
智絵里「………叩いてごめんなさい」
P「いや。ごめん……目が覚めたよ」
智絵里「ほんと、ですか?」
P「あぁ、そうだよな……もっとちゃんと見るべきだった……俺、頑張るから!」
智絵里「わたしも、がんばります……だから、あせらないでください。ね?」
P「……ああ!」
P(目が覚めた思いだ……そうだよな。どんな仕事でも、その前には人がいる)
P(そんなこともわからないで何がプロデューサーだ。アイドルに教えられてちゃワケないな)
P(なにより、智絵里のために……!)
P(走り回って、頭を下げて、ともすれば色物にとられかねない仕事でも足がかりにして)
P(少しでも智絵里のことを他の人に見てもらえるようにするんだ……あの笑顔を、みんなに見せて……)
P(認めてもらえなきゃ困る。あんなに可愛くていい子なんだ)
P(もっともっと、少しでも多くの人に)
P「それで……もっと笑ってもらうんだ……」
P(きっと、幸せにしてやるからな……)
智絵里「わんわんわーん。いぬさんがなきます。それをきいたねこさんは――」
P(絵本の朗読か。穏やかでいい顔してるな……少しはまともな仕事をとってこれるようになったかな。俺も)
智絵里「にゃんにゃんにゃん。ねこさんのみみがうさちゃんににゃっちゃったにゃ……ぴょん。すみません、もういっかい……」
P(そしてかわいい)
智絵里「ふぅ……むずかしいです……」
P「お疲れ様。大丈夫か?」
智絵里「は、はい。でも……楽しいです。いろんな本が読めて……えへへ……」
P「そうか……」
智絵里「絵本って、すてきだなって……思うんです。しあわせなお話だけじゃないですけれど、でも……」
P「智絵里……」
智絵里「なんて、じょーくです。えへっ」
P(……いい子だな。智絵里、すごくいい子だ)
P(ダメだ。まだ足りない……もっと大きな舞台を用意してやるんだ。そのためならなんだってしてやる)
P(俺にできることなら、金だろうが内臓だろうが、なんだって……!)
智絵里「プロデューサーさん?」
P「ん……どうした、智絵里?」
智絵里「なんだか、顔色が悪くって……だいじょうぶですか?」
P「あぁ、平気だよ。これぐらいなんともない」
智絵里「でも……」
P「なんでもない。ほら、このとおり! 元気そのものなんだ、心配いらない」
智絵里「そう、ですか……むり、しちゃダメですよ?」
P「わかってる。わかってるよ」
智絵里「はい………」
P(智絵里に心配してもらえるなんてプロデューサー冥利に尽きるなぁ。はは、これだけで報われた気がする)
P(さぁ、恩返ししないと……)
――――
――
智絵里「今度のイベントの主役のオーディション、ですか?」
P「あぁ、智絵里の実力なら大丈夫だ! いけるだろう?」
智絵里「は、はいっ。がんばります……あの、プロデューサーさん」
P「俺はちょっと用事があるから出て来る。ちゃんと体調も整えて備えるんだぞ?」
智絵里「あ……はい。わかりました……」
P「じゃあ、またな」
タッタッタ…
智絵里「プロデューサーさん……」
P(……他の出場者で要注意なのは……5人ぐらいか)
P(邪魔だな。こんなやつらより智絵里の方が可愛いし、見てる人だって幸せになるのに)
P「………まぁいい。そうだな、頑固な審査部長はともかくあっちの――」
グラッ…
P(……あれ? おかしいな、地震か? 外で感じるってことは結構でかいか………)
P(待てよ……なら、智絵里は大丈夫なのか!? 確かめないと!)
P「くっ……あれ?」
P(おかしいぞ。うまく走れない。これは相当な揺れだ、ビルは、智絵里は――)
P「――――」
フラッ… バタッ
――
P(………どこだここ)
P(暗い……何も見えない……)
P(いや。そんなことはどうでもいい。智絵里はどこだ?)
P「智絵里……智絵里?」
智絵里『えへへ、だいせいこう、ですっ』
P「あぁ、よかった。無事だったんだな……そうだ、智絵里がいれば俺は……」
P「………ん? なんだ、誰に話しかけてるんだ?」
男『そっか。よく頑張ったな。偉いぞ』
智絵里『はい……がんばっちゃいました』
P「……誰だ、そいつは」
智絵里『あの……だから、今度』
男『うん?』
智絵里『いっしょに、クローバー畑にいきませんか……? ずっと、いっしょにいられるように……幸せの、四葉のクローバーを探しに』
男『はは、智絵里はロマンチストだなぁ』
P「なんでそいつに笑ってるんだ。智絵里、お前の笑顔はみんなのものだろう? なにやってるんだよ」
P「仕事が楽しいって言ってただろ? だから、もっと楽しくなれるように仕事を探したんだ。いっぱい、たくさん、山ほど探したんだ」
P「そしたら喜んだじゃないか。もっと、もっと探してやる」
P「だから――だから、だからっ」
「俺にも――――」
ポタッ ポタッ
P(つめたい……あたたかい? なんだこれ……)
P「ぅ………」
智絵里「プロデューサーさんっ……」
P「……ちえ、り?」
智絵里「……っ! よかった、よかっ……た……!」
P「………俺は……」
ちひろ「過労だそうです。新米さんがずいぶん無茶してくれましたねぇ……労基がカンカンでしたよ」
P「…………あぁ、そうか。ごめんな智絵里」
智絵里「ううん……だいじょうぶです。でも、もう……こんなのはめっ、です」
P「わかってる。ごめんな」
智絵里「はい。わたしのために無茶なんて――」
P「本当なら、もっと仕事持ってくるはずだったのに」
智絵里「……えっ?」
P「そしたら智絵里は喜ぶだろ? そのためにアポとってたのがなしになっちゃったな」
P「まったく、俺と来たら抜けてるなぁ。ダメダメだぜ、あはは」
智絵里「ぷ、ぷろでゅーさー、さん?」
P「どうした、智絵里? 俺に呆れてるのか? ……そうだよな、仕事とってこれなかったんだもんな、当然だ」
ちひろ「……智絵里ちゃん、ナースさんとお医者さん呼んできてください。プロデューサーさん、あなた話はできますか?」
P「うるさい。俺は今智絵里に話しかけてるんだよ邪魔するな。働いてるんだから文句言われる筋合いはないだろう? わかったらどけ。そこからいなくなれ」
智絵里「ひっ……」
P「あぁ、ごめんな。智絵里に言ったんじゃないんだ。智絵里にいなくなれなんていうもんか。大丈夫だ、またすぐにもっと大きな仕事をとってくる、さぁベッドから起き上がって出社だぞー。なんて――」
ちひろ「っ、智絵里ちゃん! ナースコール押して! プロデューサーさん、立とうとしないでくださいっ!」ガシッ
智絵里「は、はいっ」
P「あああぁっ!? なんで邪魔するんだよ、仕事だ、仕事なんだよ! そしたら智絵里は笑うんだ。それで、それでっ」
ちひろ「ちょ、ちょっと……くっ、本気ですかあなた!?」
P「笑って、嬉しいっていうんだ。俺のことも見てくれるんだ。それだけでいいんだよ、俺は、だから、だからっ!」
智絵里「っ………」ビクッ
P「………見捨てないでくれ、智絵里……!」
――――
――
ちひろ「……」
智絵里「……プロデューサーさん…………」
ちひろ「智絵里ちゃんのせいじゃありませんよ。ここまで……ひどいとは、流石に思いませんでした」
智絵里「でも、わたしのためだって……」
ちひろ「……あんなのが、『ため』だなんて。私は認めたくありません。監督不行き届きでした」
智絵里「入院、ですか?」
ちひろ「しばらく……いえ、当分。ひょっとしたらずっとです。あんな状態で智絵里ちゃんやアイドルたちのそばにいらせられません」
智絵里「……はい」
ちひろ「あなたの活動はサポートし続けます。ようやく大きく羽ばたきだしたのを止めるわけにはいきませんから」
智絵里「…………」
ちひろ「そのための一歩として、残っていたお仕事はそのまま行きます。あなたに何ともなかったっていうために、するために」
智絵里「……わかり、ました」
智絵里「――プロデューサーさん」
智絵里(わたし、最初変な人だって思ったんです)
智絵里(ちょっと怖い人かなって思って、だけど……がんばってくれて)
智絵里(いやなことも、いいことも……いっしょにしていけたらって、思ったんです)
智絵里(だけど。いつの間にかプロデューサーさんはお仕事をとってくるって、忙しそうになって)
智絵里(わたしのお仕事は増えて、お仕事は楽しくって。でも、そこにプロデューサーさんはいなくって)
智絵里(……ちょっと、寂しいかなって思ったんです)
智絵里(………ううん。『嬉しい』を共有できる人がいなかったのが寂しかっただけなのかも)
智絵里(今のわたしには、わからないです。プロデューサーさんのこと、どう思ってたのかも……)
――
ちひろ「智絵里ちゃん。あなたに新しいプロデューサーさんがつくことになりました」
智絵里「え?」
ちひろ「いつまでもセルフプロデュースは辛いでしょう? 人気も出てきましたしね」
智絵里「……はい」
ちひろ「大丈夫です。今回はちゃんと経歴まで調べてきましたし、何かおかしなことがあればまた言ってくださればすぐに対応しますから」
智絵里「…………わかりました」
ちひろ「それじゃあ、まずは――」
智絵里(……ごめんなさい。プロデューサーさん)
智絵里(おしごと、これからもがんばります。それしかきっと、残ってないから)
P「『普通のプロデュースがしたかっただけなのにまさか智絵里にここまで依存されるなんて』がしたかっただけなのに」
P「プロデュースも依存もされないまま終わりになるなんて」
おわり
P「……こんなはずじゃなかったんだ」
P「俺はただ、>>52がしたかっただけなのに……」
薫にべろちゅーされたかっただけなのに
龍崎薫(9)
ttp://i.imgur.com/MhreFXQ.jpg
P「おーい、薫ー」
薫「あっ、せんせぇ! どうしたの?」
P「おう。実はな……舌にデキモノができちゃってなぁ」
薫「えぇー!?」
P「ほふぁ、ほほ」
薫「どこー?」
P「ふぉふぉ」
薫「んー?」
薫「どこかなー」
P「ベロ出すぞ。ほー……」
薫「裏側? えっと……」
P(よーし、もっと近くに寄って。そしたらガシっとしてちゅーだ!)
P(ぐへへ!)
薫「あっ」
P「ん? どふしは?」
薫「せんせぇ、おくちくさーい」
P「」
P「」
薫「歯磨きしなきゃめー! なんだよー」
P「」
薫「できもの? も、ちゃんと歯磨きしたらいいとおもいまー!」
P「」
薫「せんせぇ?」
P「あ、はい」
薫「薫も歯磨きちゃんとしてるから丸いっぱいもらえたよ! せんせぇもちゃんとみがこー!」
P「はい……グスッ……ずびばぜん………」
薫「せんせぇ、なんで泣いてるのー?」
P(でもこのあと薫の歯を磨いたり)
P(薫に歯を磨いてもらったりした)
P「正直至福の時間だったからよかったと思う」
P「……でもべろちゅーしたかったなぁ」
P「ベロまで磨こう……おぇっ」
P「うぷっ………きもちわるい………」
P「でもべろちゅーのためだから……べろちゅー……」
ちひろ(プロデューサーさんが泣きながら歯磨きしてて気持ち悪い)
――
P「……こんなはずじゃなかったんだ」
P「俺はただ、>>64がしたかっただけなのに……」
智絵里に優しくチョップされたい
P(智絵里もすっかり人気者だなぁ)
P「中でもキャッチーなのといえば……」
P「そう、チョップだ!」
P「手刀じゃない。チョップだ」
P「年少の子と絡ませた時のお姉さんっぷりも素敵だ」
P「年上と絡ませた時の妹っぷりもかわいい」
P「だがチョップだ。あのチョップはもはや凶器だ」
P「体には傷をつけず、心だけを完全に奪い去る」
P「この気持ち、まさしく愛よ」
ちひろ「わけがわからないよ」
ちひろ「で、どうしろっていうんですか」
P「ちょっと、智絵里にやさしーくチョップされてきますよ」
ちひろ「そうですか」
P「めっ、って言われそうなことを考えたんですけれど」
ちひろ「はいはい」
P「まず、智絵里が入ってきたと同時にセクハラします」
ちひろ「うわぁ」
P「そこですかさずキザなセリフ。『ごめんな、あまりに智絵里が可愛くてさ』」
ちひろ「うわぁ」
P「照れる智絵里。照れ隠しに繰り出されるチョップ。俺昇天。どうですか、完璧でしょう?」
ちひろ「確かに完璧な作戦ですねェ~。『不可能』って点に目を瞑れば、ですけど」
P「ははは、照れるなぁ」
ちひろ「まじかこいつ」
P「それでは――ムッ!」
カシャン… カシャン… カシャン… カシャン…
P「この気配は、智絵里……!」
ちひろ「えっ」
P「どうやらちひろさん、俺を疑っていますね? 残念でしたね。俺は智絵里の気配なら1km先からだって感じられますよ」
ちひろ「あ、はい」
P「さぁこい智絵里。俺は逃げも隠れもしない……!」
ちひろ「……私は邪魔しないようにどこかいきますねー」
P「ははは、よせやい」
ちひろ「なんなのこのひと」
カシャン… カシャン… カシャン… カシャン…
P(まずはかるーくタッチからだな。せーのっ)
ガチャッ
丶
__\__ ,
/ \` ヽ、 /
, ' `ヽ ハ ∧ニ∨、
/ r \ー‐[OニO] i
i、 , ' ⌒ヽ、 Y = |
|ミi {i::::::::::::::::i ‐r ⌒ii
| ヽ三iハ::::::::::::ノ Yi:::::::/
__ __ | ,==ヽ ̄ヽ‐‐ヽ‐/
_ /o oヽ ン< ̄ ̄VミlY彡V, ' <お、おはようございます
,==ゝ、ーyヽ l二ニヽ /o /V、 /ヽ /ミiレl::l::/〃
r=r―!―!ゝハ |:::::::::::::i ゝ/二ヽ o ,/ ヘ`ヽ、 `>二二<ー 、
ヽi i i__丿 ii | /:::::::::::::| |:::ヽ ヽ\/ V \!i i|メ ヽ
`ヽヽ ヽ ヽ‐ィ /:::::::::::::/ /::::::i} i:::::\ ハ `ヽ\二ll ヽ i
`ー一 ⊂ノヽi:::::::::/ /:::::::,' /::::::::::i} / 》 \ Y iト リ
` ̄ ̄`ヽ イ /:::::::::::メ =´::::/ \V`ヽ、,'
`ヽi:::::::::::/::::::::::: / }{ iヽ
|  ̄´:::::::::::::::::/ }{ l|:::::\ r 、__
ト、::::::::::::::::::::i }{ l|:::::::::::ヽ }i=/二ヽ
ヽ 二二二二ヽ }{, リ:::::::::::/ `y ̄/ ̄ ̄ハ=i二メi
i \ ハ__,ヘ:::::/ / i::::::::::i Y二 ソ
| `ー― ´ i i/ \__/ リ:::::::::ヽ__ >´
|`ヽ――――――/二二ii|o/i \ \__ /
P「」
ちひろ「あらー」
\,--‐--、/
/.\智/ヽ
/ー<=ii=>一ゝ
《/⌒ヽ。/⌒ヽ》
|ミi .ノVヽ }ミ<ぷ、ぷろでゅーさーさん……?
ヽ`-"=Y=.`-"/
lヽトミ絵レヘ/
|:\里/イ
.___l:l::::y_ィ:::::::l_
P「だれだおまえは」
ちひろ「智絵里ちゃんです」
P「なるほど」
P「……いや。俺はやるぞ」
ちひろ「そうですか」
智絵里ムーン「あの、プロデューサーさん……?」
P「智絵里、たーっち!」 カツーン
P(かたい)
智絵里ムーン「え、えぇっ……」
P(あ、でも照れてる。ベネ)
智絵里ムーン「さ、さっ……」
P「触ったぜ」
智絵里「さっ………!」
P「さぁこい智絵里。チョップだ!」
、 //
\. -‐-. / //
/ , ヽ==/ヽ //
,' r ´ヽ Yr ‐ i //
{i i 丿vi、 ,' // サタンサーベルです、えいっ
ヽ彡`ー´ィ ヽ´///
i /ヘト !少レ//
ヽヽゝ二// _
/ ` ヽ、_ __i二l //ヽ__ r ´ `ヽ
/`ヽ__//ヽo/ ,//ヽo/ ヘ _/メ、
_/`ヽ、/二二Oi//| ,'´ ゛ iヽ三三ヽノ、
ミ三リ| | // |o|{i i|::::::::::::::\i
/`ヽゝoト // /|o|ヽ !、:::::::::Oヽ}
/ヽ \| |_,/_/:::|o|:::::ヽ-―<=i\:::::::/ ヽ
ヽ\ \リ\_|::::::::::::::`´::::::::::::::::|__ / ヽ/ / \
ヽノノ//`ヽ::::::::/二二二ヽ::::::::::ソ \/:::::::::::i ハ
二二/ /ヽ/:::::::::::::::::ヽ \:::::|| i二二二ソ/
ヽ::::{::::r ̄ヽリ8| i::::::}:::::ヽ レ´::::::r、i/
P「死ぬかと思ったぜ」プシュー
ちひろ「なんで生きてるんですかあなた」
P「実は俺、皆既日食の日に生まれたんですよ」
ちひろ「そうですか」
P「そうなんです」
ちひろ「……」
P「……?」
ちひろ「で?」
P「それ以外に心当たりはないですね」
ちひろ「そうですか」
P「いぇいっ」
ちひろ「うわぁ」
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