にこ「まきちゃん大好き!」ギュッ 真姫「きゃっ!」 (171)

ラブライブ板で書いていたのですが引っ越しの際何故か書けなくなったのでこちらで初めから


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428302412

にこ「えへへ、照れてる照れてるー」

真姫「び、びっくりするじゃない!」

にこ「そういえばまきちゃんってこの辺によくくるくるした毛があるよね?」クイッ

真姫「え、うん。って、ひっぱらないで!」

にこ「ふふん♪」クリクリ

真姫「も、もうやめなさいってばぁ」

にこ(まきちゃんかわいい~)

にこ「そうだ!」スクッ

真姫「わっ、なに!?」

にこ「今度の日曜日、まきちゃんと買い物いきたいなー♪」

真姫「ヴぇ!?…に、にこちゃんがどうしてもっていうならいいわよ」

にこ「ほんと!?やったー!」ギュー

真姫「もー!ひっつかないで!」

真姫(にこちゃんとデート…か)

かえりみち

にこ「にっちようびはまっきちゃんとデートー♪」

真姫「そんなことではしゃいじゃって…子供ね」

にこ「本当はまきちゃんも楽しみなんでしょー?」

真姫「そそそ、そんなわけないじゃない!」

にこ「嘘はよくないにこ!嘘つく子にはサンタさんこないにこよー」

真姫「うっ…今年はきっときてくれるわよね…」ズーン

にこ(あ、落ち込んじゃった)

にこ「でもでもぉ、正直者にはサンタさんがくるから、今から正直になったほうがいいんじゃないかな?」

真姫「ぐ…ほ、ほんとうはちょっとだけ、ちょーっとだけ楽しみかもしれないわ!」

にこ「そっかそっかぁー。素直な真姫ちゃんにはにこサンタからのキスを――」

真姫「ヴゎぁあ!調子に乗らない!」

にこ「えへへ。それじゃ、わたしはこっちだから。またね♪」

真姫「え…」ズキン

真姫「あ、うん。さようなら」

真姫(…今のなんだろう。心が締め付けられるような感覚…前にもあったような…)

??「……みつけた」

pm22

真姫「明日はにこちゃんとデートね…」

真姫「シャワー浴びて髪をセットして朝ごはん食べて9時に駅前で待ち合わせだから…8時に目覚ましで大丈夫よね」

真姫「うーんでももしものこと考えて…やっぱ7時にしましょ」

真姫「ついでに目覚ましが壊れて鳴らなかった時の為に目覚ましは2つ用意して…っと」

真姫「これで大丈夫!…あ、でも7時に同時に鳴って二つとも止めちゃってそのまま二度寝したら…1つは6時に用意…っと」

真姫「今度こそ!よし、今日は早めに寝よっと」モフッ

真姫「…………………」

真姫(眠れない)

真姫(なんで眠れないのよ!寝つきはいい方なのに!)

真姫「もしかしてわたし…すごく楽しみにしてる…?」

真姫「ッ――//」

真姫(明日のことは考えずに寝なきゃ…)

真姫(そうよ!こういう時は羊を数えるのが有効って医学書に書いてあったわ!)

真姫(羊が一匹羊が二匹、羊が三匹ひつじがよ…n)

真姫「zzz…」

am 3

真姫「にこちゃんが…にせん…ごひゃく…にじゅうごひ…き…」zzz

ジリリリリリリリリリ

真姫「――んぅ、もう朝…」

真姫「なんかよく眠れた気がしないわ」

真姫「…とりあえずシャワー浴びよっと」

――――――――
―――――――
――――――

真姫「…よし、準備万端!…って」

(・7・)

真姫「まだこんな時間…あと2時間あるじゃない」

真姫「家に居ても暇だし希がこの前教えてくれた駅前の喫茶店で時間つぶししましょう」

酉つけますね

駅前にゃ

真姫「もしかしてと思ったけど流石ににこちゃんいないわよね…」

真姫「喫茶店は…ここね」

喫茶店―隠れ家

カランコロン

「いらっしゃいませ、1名様でございますか?」

真姫「はい。」

「お好きな席へどうぞ」

真姫「はい」テクテク

「ご注文はお決まりですか?」

真姫「ウインナーコーヒーを」

「かしこまりました」

カランコロン

「いらっしゃいませ、1名様でございますか?」

??「はい――


真姫(それにしても雰囲気のいいお店ね、今度にこちゃんを――

にこ「まーきーちゃんっ!」

真姫「うわあ!?に、にこちゃん!」

にこ「えへへーびっくりした?」

真姫「するわよ!いきなり後ろから!」

にこ「ごめんごめん♪ところで、なんでここにいるの?」

真姫「え、っとそれはそのー…」

にこ「あー、わかった!楽しみすぎて早く起きちゃってまだまだ時間あるからここで時間つぶしってところでしょ!」

真姫「ち、ちがうわよ!私は―

にこ「にこってば名探偵ね♪探偵にこにーにはまきちゃんのことがぜーんぶわかっちゃう!」

真姫「ちがうってば!…そういうにこちゃんこそなんでこの時間にいるわけ?」

にこ「まきちゃんといっしょかなー」

真姫「ということは楽しみすぎて早く起きちゃってまだまだ時間あるからここで時間つぶ…し」

にこ「あ、やっぱまきちゃんもそうなんだー!いっしょにこ♪」

真姫「ち、ちがうってばー!//」

真姫(にこちゃんといっしょ…か//)

にこ「はいはい。それで、もう注文しちゃったの?」

真姫「うん。まだ来ないと思ってたから」

にこ「じゃあにこも。店員さーん」

「ご注文はお決まりですか?」

にこ「このカップルでいくと注文できるっていうイチゴパフェください」

「え…?」

真姫「え…?」

「かしこまりました!ありがとうございます!!!!!!」

真姫「ちょ、ちょっと!にこちゃん!」

にこ「だってにことまきちゃんってカップルだし、なんも問題ないよねー」

真姫「あるわよ!か、カップルって//」

にこ「なに照れちゃってるのよ。かわいい♪」

真姫「別に照れてなんかない!」

「お待たせいたしましたァ!カップル限定ラブラブ☆イチゴパフェでございます!」ドン!

にこ「うわー、おっきいー!」

真姫「なんであの店員ノリノリなのよ…」

にこ「それじゃあまきちゃん、どこから攻略していく?」

真姫「わたしも食べるの!?」

にこ「こんなおっきいのにこだけじゃ食べられないわよ」

真姫「それもそうね…手伝ってあげる。スプーン貸して」

にこ「うん。はい、あーん♪」

真姫「…いや、じゃなくてスプーン。もう1つないの?」

にこ「ないにこ♪」

真姫「え、ちょ…て、店員さん。スプーン1つください」

「申し訳ございません。ただいまスプーンを切らしておりまして^^」

にこ「だってさ♪観念しなさい」

真姫「でも…」

にこ「おねがぁい」ウワメヅカイ

真姫「」ズキュゥン

真姫「しょ、しょうがないんだから。あ、アーン…」

にこ「はい、どうぞ♪」

真姫「」パクッ

真姫(ふわりとした生クリームが天女の羽衣のように優しく広がって溶けていく…)

真姫(そして主張するようにクリームの上にそびえたつイチゴが柔らかな酸味を展開…)

真姫(ふたつの味が男女のように絡み合いそしてひとつの味の生誕を告げる…)

真姫「おいしい…!」

にこ「にこもたべたーい♪」

真姫「…食べさせてほしいの?」

にこ「あーん♪」

真姫「しょうがないわね」

にこ「」パクッ

にこ(舌の上に、甘い蜜を滴らせる花がいっぱい咲き乱れてる感じ…)

にこ(甘さは軽やかなのに深く舌にしみこんで…)

にこ「あまーーーーい!この甘さたまんないー!」

真姫「うん。私にはちょっと甘すぎだけど」

にこ「ささ、まきちゃん、もう一口」

真姫「はいはい、アーン…」

「あら^~」

――――――
―――――
――――

(・8・)

カランコロン

真姫「ごちそうさま。」

にこ「ごちそうさまにこ♪」

「ごちそうさまです!!!!」

にこ「まきちゃん、またこようね♪」

真姫「に、にこちゃんが行きたいっていうんならしょうがないからついていってあげるわ」

真姫(次の約束しちゃった…//)

にこ「もう8時かー。1時間早いけどショッピングモールいこっか」

真姫「そうね、それで何買うの?」

にこ「うーんと、お洋服買いにいこうかなって」

真姫「どんなの買うの?」

にこ「うーんそれがどんなのかは決めてないのよねー。だ・か・ら」

にこ「ここでまきちゃんの出番にこ♪」

真姫「私が選ぶの!?」

にこ「そのためにまきちゃん誘ったんだから」

真姫「そうなの?じゃあ私のセンスに任せなさい。大人っぽいコーデにしてあげる」

にこ「まきちゃんやる気ね!それじゃ、おねがいにこ♪」

_人人 人人_
> エルメス<
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

にこ「あ、あのーまきちゃん?」

真姫「?どうしたのよ」

にこ「もーーちょっと価格帯の安いところをおねがいしたいなぁーって」

真姫「ここよりも?うーん私の知ってるとこであったかしら」

にこ「ショップはにこに任せてほしいにこ…」

H&M

にこ「うん、ここなら安いし安心安心♪」

真姫「へえー、こんなに安いのに結構いいのあるのね」

にこ「でしょ?さ、選んで選んで!」

真姫「じゃあこれとかどうかしら?」

にこ「赤色のコートそういえばなかったわ。いいわね、これ」

真姫「じゃあそれをベースにパンツとトップスとブーツ選んでいくわね」

にこ「はーい」

真姫「これとかどう?」

にこ「いいにこ!」

真姫「あーでもこれも…」

にこ「うんうん♪」

真姫「これにこちゃんのサイズに合うかしら」

にこ「ちょっときてみるにこ!」

―――――
――――
――

真姫「とりあえずこんな感じかしらね」

にこ「試着してくるにこ」

真姫「……」

真姫(今にこちゃんって脱いでるのよね…)

真姫(ハッ、何考えてるの私!)

真姫(……)ソワソワ

シャアア

にこ「じゃーん!どう?似合ってるかな?」クルリン

真姫「」

真姫「……きれい」

にこ「!」

真姫「あ、えっと。とっても大人っぽくて似合ってるわ。私がコーディネートしただけあるわ」

にこ「あ、ありがとう//」

真姫「う、うん」

真姫(照れてる?こういう顔初めて見たかも)

にこ「きょ、今日は一日このコーデでデートするわ」

真姫「そう。気に入ってもらって良かった」

にこ「えへへ…」ルンルン

真姫(でもやっぱりかわいいかも)

そのころ

??「……」ピンポーン

「はーい、どなたですか?」

??「こんにちは。お久しぶりです、私――ですけど」

「あら、久しぶりね。真姫に用事?」

??「はい。いらっしゃいますか?」

「ごめんなさい、今お友達と遊びに行ってるのよ。確か駅前で待ち合わせだったかしら」

??「ありがとうございます。それでは」タッタッタッ

「え、ええ。何か大事な用だったのかしら」


(・9・)

にこ「まきちゃんのコーデ♪まっきちゃんのコーデ♪」

真姫(よっぽど嬉しかったのかしら。さっきからずっとこんな調子)

真姫(選んだ甲斐あったかも。うふふ)

にこ「ねえ、まきちゃんは行きたいとことかないの?」

真姫「私?私はゲームセンターに行ってみたいかな」

にこ「ゲームセンターに?」

真姫「うん。私、その…行ったことないっていうか…こういう機会だし行ってみたいと思ったんだけど…」

にこ「へえーまきちゃんからそういうこと言ってくるなんてなんか意外~」

真姫「べ、別にいいじゃない!…だめ?」

にこ「いいに決まってるよ♪れっつごーにこ!」

ゲームセンター

真姫「うわ、すごく騒がしいのね」

にこ「こんな感じよ。さ、まずなにしたい?」

真姫「うーんなにがあるのかしら。…あ、あれ!」

にこ「にこたちのぬいぐるみね。μ'sも格が上がったわね。それもこれもスーパーアイドルにこにーの――」

真姫「あ、あれやりたい!」

真姫(にこちゃんとれるかも!」

にこ「そ、そう。随分やる気ね」

真姫「よーし、絶対にこちゃんとってやるんだから!」

にこ「え?//」

真姫「あ…」

にこ「にこ限定じゃなくてもいいんじゃないかな?なんて…//」

真姫「そ、そういう意味じゃなくて、ほら、にこちゃんが一番取りやすそうな位置にあるから」アタフタ

にこ「そ、そう。とりあえずお手本みせてあげる」

にこ「…私はまきちゃんを狙うからね」

真姫「う、うん」

にこ「このレバーでクレーンを動かすの。そして…ぽちり!」

『ツカマエチャーウ』ウィーンウィーン

にこ「お、さっそく捕れるかも!?」

『ツカマエラレナカッタノォ!?』スルスルスルー

にこ「あー!いいとこいったと思うんだけどなー」

真姫「惜しいわね…」ショボーン

にこ「…………ここ!」

真姫「」ドキドキ

『ツカマエチャーウ』ウィーンウィーン

ガシッ

『ハ・ナ・サ・ナ・イー』ムキムキッ

ポロッ

にこ「!」

真姫「!」

「「やったーーーーーー!!!」」

真姫「すごいわにこちゃん!」キラキラ

にこ「で、でしょー?」

にこ(すごい目を輝かせて…こんな表情できるんだ)

にこ(なんか嬉しいかも)

にこ「さ、次はまきちゃんの番だよ!」

真姫「う、うん」

真姫(にこちゃんもとれたんだから私もとらなくちゃ!)

真姫「……」ガチャガチャ

真姫「もうちょっと下かしら……ここ!」ポチリ

『ツカマエチャー』ウィーン

ガシッ

『ハ・ナ・サ・ナ・イー』ムキムキッ

ウィーンポロ

真姫「!」

にこ「!」

店長「!」

真姫にこ店長「やったーーーーーーーー!」


にこ「一発でとれるなんてまきちゃんセンスあるじゃない!」

真姫「この私にできないことないんてないわ!」モフモフ

真姫(かわいい…)モフモフ

真姫「……」モフモフモフモフモフモフ

にこ(すごい夢中…そんなにもふもふされたらちょっと恥ずかしい//)

『にっこにっこにー☆』

真姫「!?」

にこ「あら、これ喋るぬいぐるみなのね」

にこ「」モフッ

『ちょ、ちょっと!そんなところサワラナイデ!』

にこ「うわ~かわいいにこー!」モフモフモフ

真姫(にこちゃんが私をあんなにもふもふしてる…//)

真姫「あ、あのーにこちゃん?」モジモジ

にこ「なに?」モフモフ

『そんなことしていいのあなただけなんだから…』

にこ「!……//」

真姫「そ、そろそろ他のもしたいなって…」

にこ「そ、そうね!次はなにする?」

真姫「>>59とかしたいな」

にこ「プロレス…?もしかして格ゲーのこと?」

真姫「多分それかも」

にこ「たしかあっちにあったかな。いってみましょ」テクテク

ミス
46の続き↓

にこ「うわ~かわいいにこー!」モフモフモフ

真姫(にこちゃんが私をあんなにもふもふしてる…//)

真姫「あ、あのーにこちゃん?」モジモジ

にこ「なに?」モフモフ

『そんなことしていいのあなただけなんだから…』

にこ「!……//」

真姫「そ、そろそろ他のもしたいなって…」

にこ「そ、そうね!次はなにする?」

真姫「そうね…プロレスとかしたいな」

にこ「プロレス…?」

真姫「う、うん。昔パパがゲームセンターでやってたって聞いたんだけど…」

にこ「それ多分格ゲーだわ。たしか…あっちにあったかな。いってみましょ」


店長「あ^~にこまき最高なんじゃ^~」

店長「それにしてもたった3回で2つも取られちゃったよ…こりゃ赤字だな」

店長「ま、いいもんみれたしむしろ…ん?」

もんじゃ「お、μ'sのクレーンゲームあるやんけ!」

もんじゃ「早速やったるでー」

店長「あのーお客様」

店長「少し……点検させていただいてよろしいですか?」ニコッ

にこ「それにしても、なんで格ゲー?」

真姫「パパの話もあったけどこの前凛たちもやっててストレス発散してきたって聞いたから…」

にこ「へえー、まきちゃんストレスたまってるの?」

真姫「そういうわけじゃないんだけど…」

にこ「あ、見つけたわ。これよこれ。じゃあ座って」

にこ「操作の仕方はわかる?」

真姫「うん、説明書いてあるから大丈夫」

にこ「まあ私もあんまりやったことないし対戦相手にはちょうどいっか」

真姫「にこちゃんとするの!?」

にこ「もちろん!そうだ、負けたら勝った方のいうことを1回聞くってどう?」

真姫(負けた時のリスクは怖いけど…勝てばにこちゃんになんでもできる…)

真姫「や、やってやるわ!勝てばいいんだから!」

にこ「決まりね、じゃあレッツファイトにこ!」

にこ「にこわぁーこのかわいい女の子!」

真姫「私は…強そうなこの人で」

『ファイトだよっ!』

にこ「」ガチャガチャガチャ

真姫「」ガチャガチャガチャ

にこ(え?本当に初心者?なかなかやるわね!)

真姫(にこちゃんになんでもできるにこちゃんになんでもできるにこちゃんになんでもできる)

にこ「でも負けないわよ!アッパー!」

真姫「体が空中に!?」

にこ「コンボ技でしとめてやるわ!」ガチャガチャガチャ

真姫「そうはいかないわ!カウンター!」

にこ「ぐ、なかなかやるわね!」

真姫「そっちこそ!」

にこ(互角…残り体力もあと一撃くらったら終わりね…こうなったら)

にこ「あ、まきちゃん!後ろにサンタさんが!」

真姫「ヴぇ!?どこどこ!?」クルリ

にこ「隙ありィ!」パーンチ

You Win!

にこ「やったあああああああ!!!」

真姫「ちょ、ちょっと!それ反則でしょ!」

にこ「勝ちは勝ちにこ♪」

真姫「ぐぬぬ…。さ、次はどんなゲームしようかしら」キリッ

にこ「そのまえにぃーま・き・ちゃん?いうこと聞く約束、忘れてないよね?」

真姫「うう…忘れてないです…」

にこ「じゃあ…き、キスプリとかしてほしいんだけど…」

真姫「キスプリ……?」

にこ「もしかしてまきちゃん知らないの?」

真姫「し、知ってるわよ!仕方ないわね。キスプリ、やってやろうじゃない」

にこ「ほんと!?ほんとにいいの!?」ズイッ

真姫「この私にできないものはないわ!」

真姫(ところでなんだろう、キスプリって)

にこ(断られると思ったのに…もしかしてにこのこと…//)

にこ「――//」モジモジ

真姫「どうしたの?」

にこ「な、なんでもないにこ。じゃ、あそこにいくにこ!」

プリクラやん!

にこ「ここのが一番かわいく撮れるのよねー」

真姫「」

真姫(これがあの夢にまで見たプリクラ…!)

にこ「お金いれてっと」チャリン

にこ「デカ目モードとナチュラルモード、どっちにする?」

真姫「え?あ、えーっとナチュラルで」

真姫(どこか違うのかしら)

にこ「……よし、設定完了!」

『ほな、いくで~』

にこ「まきちゃん、ポーズポーズ♪」

真姫「え、うん」

真姫(ポーズ!?えーっとどうしよう)

『Three,Two――

にこ「まきちゃん!にっこにっこにー☆」

真姫「ヴぇ!?にっこにっこにー!」

One,cheese!』パシャッ

真姫(ヴぁああ!にこちゃんのポーズしちゃった!)

にこ「まきちゃんノリいいわね!じゃあ次は…」

にこ「ダレカタスケテー」ウワーン

真姫「チョットマッテテ―」サッ

パシャ

真姫「あ…」

真姫(つい反射でやっちゃったわ!)

『さあ、最後の一枚やん!最高の一枚にするんやで!』

真姫(最後の一枚ね!かっこよく映りましょう!)キメポーズ

『Three,Two――

にこ「ね、まきちゃん」

真姫「ん?なに――

One

チュ

パシャ

なんだこのゴミスレ

真姫「――ぇ?」

にこ「――//」

真姫「!?!?!?!?!?」

にこ「えへへ…//」

真姫「」

真姫(ににににににこちゃんがほっぺにキキキキキス!?いきなりどうしたの!?)

真姫(もしかしてキスプリって…)

真姫(キス+プリクラ=キスプリ!?)

真姫「――ッ//」ボンッ

にこ「まきちゃん!?」

真姫「な、なんでもないわ…」

真姫(私のファーストキスがぁああ。でもほっぺだからセーフ?)

真姫(でもにこちゃんなら……って相手は女の子じゃない!)

『落書きしないとワシワシするで~』

にこ「さ、落書きしにいこ♪」

真姫「う、うん」

真姫(なんか平気そう…にこちゃんってキスとか慣れてるのかな)

真姫(キス魔…とか?)

『落書き開始やで~』

にこ「うーんとこうやって…」カキカキ

真姫(このタッチペンで描けるのね)

真姫「」カキカキ

にこ「まっきまっきまー☆っと♪」

真姫「ちょっと!恥ずかしいんだけど!」

にこ「自分でポーズとってたからいいでしょ♪」

真姫「ぐぬぬ…ついやっちゃったから言い返せない…」

にこ「このキスプリにわぁーこうやってハートつけちゃう!」

真姫「ヴぁあー!?これじゃカップルみたいじゃない!」

にこ「…にことカップルじゃ、いや?」

真姫「いやじゃ、ないけど…って!私たち女の子同士でしょ!」

にこ「アハハ、そうだよね。じょーだんじょーだん♪」

真姫「まったく…」カキカキ

真姫(プリクラ、またやりたいな。…にこちゃんと)

『そろそろおわりの時間やで!』

にこ「よし、でーきた♪まきちゃんも終わった?」

真姫「うん。なかなか上出来だと思うわ」

『プリントするからちゃんと持って帰ってな。またな~』ウィーンペラペラ

にこ「はい、これまきちゃんの分」

真姫「ありがとう。大切にするわ」

にこ「ゲーセンはこの辺にしといてそろそろ他のとこで遊ぶにこ♪」

真姫「そうね。じゃあ出ましょうか」

にこ「あ、待って。ちょっとお手洗い行ってくるにこ」

真姫「わかった。外で待ってるわね」テクテク


『ツカマエラレナカッタノォ!?』

もんじゃ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」

もんじゃ「何回目だよチクショァ!もう5000円行ってるのにことりちゃんつかまえられねえ!」

もんじゃ「もういい!帰る!!!!」

『おねがぁい!私を捕まえて?』

もんじゃ「」ピクッ

もんじゃ「やれやれ…とんだ小娘を好きになっちまったもんじゃぜ…」

もんじゃ「ことりちゃん…今出してやるからな!」チャリンチャリン

店長「計画通り」


にこ「…はぁ」

にこ(なんでほっぺなのよ…せっかくの大チャンスだったのに!)

にこ「にこの意気地なし…」ハァ

にこ(「私たち女の子でしょ!」…か)

にこ(やっぱ諦めようかしら…)

にこ「…ダメダメ!今日こそまきちゃんに想いを伝えるって決めたんだから!」

にこ(それが、どんな結果でも受け入れなきゃ)

にこ「よし!まきちゃん待たせちゃ嫌われちゃう。そろそろいこっと」

にこ「にこ、がんばるぞ!」

真姫「……」ジー

真姫(うう…やっぱこのプリクラ恥ずかしい…誰にも見せられないわね)

真姫(とりあえずお財布にしまっておきましょ)ゴソッ

真姫「にこちゃん遅いわね

真姫「……」モフモフ

『にこぉ~』

真姫「小動物みたいでかわいい…。そういえば私のはなんてしゃべるのかしら」モフモフ

『何よ、なんか用?』

真姫(全然かわいげないわね…)

真姫「………」ヒョイッヒョイッ

チュ

真姫(…チューさせてみた)

真姫(って!何してるのよわたし!)

真姫(「にことカップルじゃいや?」か)

真姫(最近にこちゃんを見ると胸が締め付けられる時がある)

真姫(この気持ち…なんだろう。そういえばあの時にも――)

真姫「――ッ」

にこ「まっきちゃーん♪」ガシッ

真姫「ヴぁぁあ!びっくりしたじゃない!」

にこ「お待たせしてごめんね?」

真姫「いいわよ。はい、ぬいぐるみ」

にこ「ありがとう。じゃ、いこっか」

真姫「どこに行くの?」

にこ「そりゃあもちろん…」





にこ「遊園地!にこ♪」

にこ「遊園地!にこ♪」

(・11・)

??「駅前にいるって聞いて2時間…」

??「やっぱもうどこかへ行っちゃったよね。今日は諦めて帰ろうかしら」

??「…ん?」

真姫「――――――!!」ペチャクチャ

??「もしかしてあれまきちゃん!」

??「今会いに行くからねー!――って」

にこ「―――♪」ペチャクチャ

??「この前見た時の黒髪の子じゃん!もしかしてデート中?」

??「……真姫ちゃんは渡さない」

遊園地

にこ「ひっさしぶりだわー!」キャッキャッ

真姫「人はあんまりいないみたいね。並ばなくてよさそう」

にこ「ラッキー♪早速だけどまきちゃん。>>111乗ろうよ!」

真姫「……私、観覧車に

にこ「決まりね!いくわよー!!」ズルズル

真姫「いやああああああああああああああああああ」

ブルベリコースター(・8・)

にこ「すごい高いわね!…ってまきちゃん?」

真姫「」

にこ「どうしたのよ。ほら、乗るわよ」

真姫「う、うん…」

店員「発車しまーす」

ガタガタガタガタガタ

真姫「ね、ねえにこちゃん」ガタガタガタガタ

にこ「?」

真姫「もう終わった?ジェットコースター終わった?」メヲトジナガラ

にこ(あー…なるほど…よし!)

にこ「終わったわよ♪楽しかったわね!」

真姫「ほんと!」パチッ

真姫「え」

ガコン

真姫「わ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ」

にこ「うひゃーーーーー!!!!!!」

(^8^)『またのご利用、お待ちしてます♪』

真姫「」ゲッソリ

にこ「ま、まきちゃーん…?」

真姫「うう…にこちゃんのうそつきぃ」ウルウル

にこ「」ドキューン

にこ(まきちゃんの涙目…かわいい!)

にこ「ご、ごめんね。お詫びに次はまきちゃんのリクエストにこたえてあげる」

真姫「それなら…メリーゴーランドにのりたいかな…」

にこ「メリーゴーラウンド?あのおうまさんの?」

真姫「うん。中学生の時に乗った時楽しくて…もう一度乗ってみたいかな…って」

にこ「へえー、まきちゃんも遊園地いったりしてたんだ」

真姫「前に一回だけよ」

にこ「ふーん。誰と?」

真姫「だ、誰って…パパとよ」

にこ「パパと中学生で!?こどもねー。しかもメリーゴーランドって」ププ

真姫「い、いいから乗るわよ!」

にこ「はいはい♪」

真姫(なんで嘘言ったんだろう…)

??「……」

にこ「ひゃっほ~い♪」パカパカ

真姫「にこちゃんもなかなか楽しんでるじゃないの…」パカパカ

真姫(これに乗るとあの時のこと思い出しちゃうわ…)

―――「まきちゃん、これ乗ろうよ!」

真姫「い、いいわよ私は」

「いいからいいから、おねがい!」

真姫「だってそれ子供っぽ――」

「…最後なんだし、いいじゃん」ボソッ

真姫「そ、そうね。乗ってあげる」

「うん!」パァア

にこ「まきちゃん!こっちむいて~?」

真姫「…ん、なに――」

パシャ

真姫「ちょ、なに勝手にとってるのよ!」

にこ「えへへ~あとでみんなに送りましょ♪」

真姫「そうはさせないわよ!」パカパカ

にこ「捕まえられるもんならやってみなさ~い♪」パカパカ

真姫「まちなさ~い!」パカパカ

キャッキャウフフ

??「ぐぬぬ…」

―――――
――――
―――

にこ「あー楽しかった!まきちゃん怖がりすぎ♪」

真姫「怖がってないわよ!ただあんな大声出されたからびっくりしただけなんだから!」

にこ「はいはい♪あの驚いた顔も撮っておけばよかったなー」

真姫「あ!そういえばさっきの写真消しな――

にこ「もう夕方ねー。そうだ!最後にアレ乗ろうよ!」

真姫「いい景色ね」

にこ「でしょー?」

真姫「それにしてもなんでピンクのゴンドラに乗りたかったの?随分時間かかちゃったじゃない」

にこ「そ、それは…」

にこ(てっぺんに昇った時に告白すると成功するって噂があるなんて言えないわよ!)

真姫「…?あら、もうすぐ一番上に上がるわね」

にこ「そ、そうね!」

にこ(心の準備はできてる!……よし!)

にこ「ね、ねえまきちゃ――

リリリリリリ♪

真姫「あら、電話…。ちょっとごめんね」

にこ「う、うん」

真姫「誰かしら。…!もしもし!?」

真姫「うん、私よ、真姫よ。久しぶりね!それでどうしたの?……ほんとう!?今観覧車にいるの!」

にこ(…誰だろう)

真姫「うん、それじゃあ待っててね、うん。一回切るわね」ピッ

にこ「誰だったの?」

真姫「え、うーんと…中学校からのお友達」

にこ「ふーん」

真姫「そういえばにこちゃんさっきなにか言った?」

にこ「え?あ、なんでもないの」

真姫「そう」

にこ(もう一度勇気は出ないなあ。それにもう着いちゃうし…)

真姫「あ、それでね、そのお友達がここに来てるっていうからちょっと会っていいかしら?」

にこ「え…あ、うん!いいわよ」

真姫「ありがとう」ウキウキ

にこ「なんか嬉しそうね」

真姫「そ、そんなことないわ。さ、降りましょ」

にこ(まったく誰かしら。タイミング悪いんだから!)

??「あ、まきちゃん!やっほー!」

真姫「まこちゃん!ひさしぶり!どうしてここにいるの?」

まこ「今北海道って冬休みなのよね。それで…あ、これはまだ言わないほうがいいかな。そ・れ・よ・り」

真姫「?」

まこ「会いたかったよ~」ギュー

にこ「なっ――」

真姫「きゃぁ!ど、どうしたのよ」

まこ「だって久しぶりなんだもんー。いい匂い~♪」スリスリ

真姫「ちょ、もう…//お友達もつれてきてるんだから」

まこ「お友達?あ、どうも~はじめまして~私まこって言います、よろしくね!」

にこ「あ、はい…よろしく…」

まこ「ね、まきちゃん!今日泊まっていい?」

真姫「へ?」

まこ「いいじゃんいいじゃん、おねがい!」

真姫「ま、まあ久々だし…しょうがないわね。ママに聞いてみるわ」

にこ「え…」

まこ「やったー!じゃ、はやくいこ!」

真姫「うん…あ、にこちゃんも…」

にこ「へ?…に、にこは妹のお世話もあるしいいわ。久しぶりのお友達なんでしょ?楽しんできなさい」

真姫「そう…あ、途中まで一緒にかえ――

にこ「じゃあまたね!ばいばい!」タッタッタ

真姫「ちょ、ちょっと!」

まこ「さ、まきちゃん家にれっつごー♪」ガシッ

真姫「う、うん」

真姫(にこちゃん…)

にこ「」タッタッタッタ

にこ「――まきちゃんのばーか!!」

にこ「…グスッ」


マッマ「あら、いらっしゃい。さっき電話で真姫から聞いたわ。ゆっくりしてらしてね」

まこ「ありがとうございます!」

真姫「…さて、なにしようかしら。ごはんまでまだ時間あるし――」

まこ「では早速まきちゃんの部屋レッツゴー!」タタタタ

真姫「あ、こら!まちなさーい!」タタタ

まこ「えーっとここだったかな…ビンゴ!」ガチャ

真姫「はぁ…はぁ…」

まこ「まきちゃん息切れ~?アイドル部で鍛えてるんじゃないの?」

真姫「そ、そうだけど…まこちゃん足早いから…」ゼエゼエ

まこ「――そんなんじゃ私に追い抜かれちゃうよ」ボソッ

真姫「え?なにかいった?」ゼエゼエ

まこ「ううん。なんでも」

真姫「そう…それで、私の部屋に来てなにするの?」

まこ「それはね…あ、あったあった」ゴソゴソ

まこ「じゃーん!アルバム!」

真姫「それ中学生の時のアルバムじゃない」

まこ「えへへー、ちょっと思い出に浸ってみようと思ってさ!」

まこ「3年B組の…まきちゃんみーっけ!」

真姫「う、なんか変な顔になってない?」

まこ「なんかにやけてるね…あ、確かこの時まきちゃんが緊張してたから私が笑わせようとしたんだっけ」

真姫「あー思い出した!こらえるの必死だったんだから!」

まこ「でも緊張してたときの顔もひきつってて変顔だったしまあ大差ないんじゃないかな」

真姫「ひ、ひどい!」

まこ「じょーだんじょーだん♪怒らないの」

真姫「別に怒ってないし!」プクー

まこ「ごめんごめん。…あ、この写真!みてみて!」

真姫「どれどれ…。これは…1年生のときにあった一泊二日遠足の写真?」

まこ「そうそう!学校から歩いて山のふもとにあるキャンプ場で一泊するやつよ!」

真姫「こんなことあったわね。ひたすら歩いて疲れた記憶しかないわ」

まこ「えー!?もっと他にあるでしょ!ほら!」

真姫「…?なにかあったかしら」

まこ「もー、覚えてないの?私たちが友達になったきっかけじゃない」

真姫「そういえば――


真姫「―――ハァ…」テクテク

真姫(5月だというのになにこの暑さ!しかも山のキャンプ場までの距離約10㎞を歩くって馬鹿じゃないの!?)

「ねーあの新曲聴いた!?」ワイワイ

「聴いた聴いた!めっちゃいい歌!感動したよ~」キャッキャ

真姫(しかもうるさぁい!てかなんでみんなもう仲いいのよ!私だぼっちじゃない!)

「ねえねえ、あの赤い髪の子…」ヒソヒソ

「確か…病院の娘だったよね」ヒソヒソ

真姫(聞こえてるんだけど。ヒソヒソ話ならもう少し静かに――)

「どうする?話しかけてみる?」ヒソヒソ

真姫「え」ドキッ

真姫(ちょ、ちょっとまって!こういう時ってどうすればいいんだっけ!?えーっとまずは笑顔で――)

「あ、あの~」

真姫「はゃ!?なによ!?」ギロッ

「ひっ!?な、なんでもありませーん」ピュー

真姫「あ…」

真姫(やっちゃった…)

真姫(笑顔を作ればいいだけなのに…それどころか睨んじゃったし…)

真姫(結局あれから1時間。ようやく着いたわ)

真姫(それにしてもここって空気が澄んでるのね。もしかしたら――)

先生「よーしそれじゃあ予定通り班にわかれて行動してもらうぞー」

「「はーい」」

真姫(確か私の班は5人だったわよね…?あれ、誰が私の班なの?)

真姫「えーとえっと…」アタフタ

「よっす!」トン

真姫「うわっ!あ、あなた確か…えーっと…」

「えー同じ班なのに覚えてない?私は尾崎まこ。よろしくね!」

真姫「よ、よろしく」

真姫(いつもみんなの中心にいてクラス委員長…そんな人がなんで私に?)

まこ「西木野真姫さん、だよね。私話してみたかったんだ♪まきちゃんでいい?」

真姫「う、うん。えっと、私は――

まこ「まこでいいよ!」

まこ「あ、まきちゃん、紹介するね!花梨ちゃんに結衣ちゃんに彩華ちゃん!今回同じ班の子たちだよ」

真姫(さっき話しかけてくれた子だ)

真姫「あ…えっと、よ、よろしくおねがいします」

花梨「よろよろ~」

結衣「よろしくです、西木野さん」

彩華「あ、あの、えっと…」ガタガタ

真姫「?」

花梨「ほら、さっき睨まれたと思って怖がってるみたいでさー」

真姫「あ、ごめんね。さっきのは睨むつもりはなかったの」

彩華「そうだったんですか?よかった~」

花梨「彩華ビビりすぎー」

彩華「か、花梨ちゃんだってさっきまで――」

まこ「はいはい。じゃ、テントに荷物置いて夕食の準備しよ!」

まこ「オッホン。これより厳正なる役職をこのくじ引きで!決めたいと思いまあす!」

花梨「イエーイ!!それじゃ、まずウチから…ホイッ!やった、皿洗い!」

彩華「うわー最初から楽なの引いてきたな…じゃあ次わたしだね。…えいっ!」

まこ「おお~調理係!」

花梨「手を切るなよ~不器用ちゃん♪」

彩華「大丈夫だし!」

結衣「…うーんどれにしようかなあ~。これかな?」ヒョイ

まこ「お、彩華ちゃんと一緒だね」

結衣「いろはちゃんよろしくなあ」

彩華「うん!結衣ちゃんに全部任せるよ!」

結衣「あらら~」

まこ「じゃあはい!まきちゃんどうぞ!」

真姫「え、ええ」

真姫(残りは薪運びと飯ごう炊飯係…ていうか飯ごうってなにかしら…?)ヒョイ

まこ「おめでとうございます!飯ごう炊飯係です!」

(もんじゃって何だ・・・?

>>88
ごめんよ
ラ板の地域表示あるのそのまま修正せずに書いちゃったんだ
オタクで脳内変換してください

結衣「にんじんはこのサイズでいいかな?」

花梨「えー、もっと大きいほうがよくない?」

結衣「そうかなー、私の家のカレーはこのくらいなんだけど…」

彩華「うう~玉ねぎが目に染みるう~」

真姫「……」フーッフーッ

真姫(なにこれ!?ずっと吹くだけなのに熱いし辛い…)

真姫「……」スーッ

真姫「…!ゲッホゲホ!!」

まこ「薪持ってきたよー…って!まきちゃん大丈夫!?」

真姫「う、うん…大丈夫」

まこ「わー顔まっくろ。ちょっと失礼」フキフキ

真姫「わ!ちょ、ハンカチ汚れるわよ」

まこ「いいからいいから。綺麗な顔が台無しじゃない」フキフキ

真姫「え//」

まこ「もしかして初めてだったりする?こういうとこでご飯作るの」

真姫「ええ、まあ…」

真姫(こういう場所じゃなくても作ったことないけど…)

まこ「そっかそっか。…よし、綺麗になった!それじゃ、まきちゃんは薪を持ってきて!」

真姫「え、それじゃ吹く人が…」

まこ「あー私がするからいいよ!」

真姫「え!?わ、悪いからいいわよ」

まこ「いいのいいの。私、笛吹名人だから!」

真姫「関係あるのかしら…」

まこ「あはは、いいからいいから。早くしないと火が消えちゃうよ」

真姫「あ、ありがとう。…行ってくる」

まこ「はいは~い」

まこ「……」フーッフーッ

まこ(まきちゃんがまきをもってくる…ぷぷぷ)スーッ

まこ「ゲッホゲッホ!!」


彩華「んー!おいしい!」

結衣「このじゃがいもよく煮えていて柔らかいわ」

花梨「やっぱこのサイズじゃなきゃ食べた気しないっしょ!」

彩華「花梨ちゃんの一口が大きいだけだよ」アハハ

まこ「うん!ご飯もいい感じ!頑張った甲斐あったね、まきちゃん!」

真姫「え、ええ」

真姫(私もちょっとは頑張ったからかな…いつも食べるカレーよりおいしいかも)

まこ「はい、じゃあ写真撮りますよー!」

真姫(あら、あのカメラ――)

結衣「まこちゃんカメラ持ってきたんだ」

まこ「私の将来の夢は写真家だからね!さあ寄った寄った!」

花梨「イエーイ!」

まこ「ほら、まきちゃんもピースピース!」

真姫「ヴぇえ!?」

彩華「真姫さん、笑顔です」ニコッ

真姫「う…に、にぃ~」ニヘラ

カシャ

まこ「はい、じゃあ次は…ゆいちん、カメラパス!」ポイッ

結衣「はいな」

まこ「まきちゃん、あーん」

真姫「あ、あーん…?」アーン

まこ「それ!」

真姫「んぐ!?!?!?」パクッ

結衣「シャッターチャンスです」カシャ

まこ「うん、いい画が撮れたかも♪ってまきちゃん?」

真姫「んんん!んんんんん!」モガモガ

まこ「あ、ごめんごめん、はいお水」

真姫「……ふう。もうっ!まこちゃん!」

まこ「えへへへ。あ、怒った顔もかわいい!ゆいちん!」

結衣「はいさ」カシャカシャ

真姫「もうっなんなのよー!」

彩華「キャンプファイヤー楽しかったね~」

結衣「レクリエーションのフォークダンス、ドキドキしましたわ」

花梨「彩華は池面君と手をつなげたしね!」

彩華「もうー恥ずかしいから言わないでよ~//」

まこ「まきちゃんってダンス上手いんだね、才能あるんじゃない?」

真姫「そ、そう?」

まこ「うん!私思わず見惚れちゃったもん!」

花梨「まこっちもけっこーうまいっしょ」

まこ「そりゃそーよ!将来、アイドル目指してますから!」

花梨「写真家じゃなかったの?」アハハ

真姫(み、見惚れたって//)

彩華「」zzz

花梨「彩華はやいな…ウチも疲れたからもう寝るわーおやすみ」

結衣「おやすみなさい」

まこ「おやすみー」

真姫「お、おやすみ」

真姫(テントに5人…狭い!)

花梨「」zzz

結衣「」zzz

真姫(みんなもう寝たのかしら…私も寝たいのに寝付けない…)

まこ「ねえ、まきちゃん起きてる?」ボソッ

真姫「え、ええ。起きてるわよ」ボソッ

まこ「ちょっと…おさんぽしない?」

真姫「だ、大丈夫かしら」テクテク

まこ「大丈夫大丈夫。もし見つかったらトイレいってましたで!」テクテク

真姫「そ、そうね」

真姫(でもまこちゃんカメラ持ってきてるし…言い訳通用するのかしら。それにしても結構歩いたわね)

まこ「お、ここがいいね!」ゴロン

真姫「え?いきなり寝転んでどうしたのよ?」

まこ「ほらほら、まきちゃんもやってみたら分かるって」

真姫「え、ええ。一体何が――」

真姫「――きれい」

まこ「ね!満天の星空!星座まで分かればもっといいんだけどなあ…」

真姫「――乙女座」

まこ「え?」

真姫「ほら、あそこよ。で、その右にあるのが獅子座で…」

まこ「まきちゃん星座わかるの!?すごーい!」

真姫「ええ。…私、天体観測が趣味なの」

まこ「へえーびっくり!まきちゃんクールだね!」

真姫「そ、そう?あと、写真とか――」

まこ「写真!?私も写真好きなんだ!」

真姫「やっぱりそうなんだ。そのカメラ、私も持ってるのよ」

まこ「おお!流石、わかってるねー!ねえ、今度写真撮りに行こうよ!」

真姫「ええ、いいわよ」

真姫(あれ、自然と約束しちゃった)

まこ「やったー!ねえ、北斗の拳ってどれ?」

真姫「ふふ、北斗七星でしょ?ほら、あれよ――」

―――――
――――
―――

まこ「大漁大漁、いい画が撮れた♪」

真姫「よかったわね、私も持ってくればよかった」

まこ「今度遊ぶときにまきちゃんにもあげる。…ねえまきちゃん。今日、楽しかった?」

真姫「え、ええ。楽しかったわ」

まこ「そっか。私も楽しかったよ!ありがとね!」ニコッ

真姫「――!」ドキッ

真姫(今、ドキって――)

まこ「そうだ、最後に一枚っと」

真姫「え?こっちに向いてるわよ?」

まこ「そりゃあ私たちを撮るんだもん。はい、ピース!」

真姫「」ニコリ

真姫(あれ、今自然に笑えた――)

カシャ

まこ「よし!それじゃ帰ろっか!」スクッ

[ピザ]「ん?そこにいるのは誰だ!」

まこ「げ、[ピザ]先生だ!まきちゃんダッシュ!」タタタタ

真姫「ヴぇえ!?」タタタ

[ピザ]「あ、こら待ちなさい!」ドスドス

真姫(ま、まこちゃん速い…!)タッタッタ

真姫「も、もう…だめ……」

まこ「あれ、まきちゃん!?」

真姫「ご、ごめんなさい…はぁ、はぁ…私、運動苦手で…先に行って」

真姫(先生が追い付いてきてもまこちゃんを庇えば――)

まこ「……」ガシッ

真姫「ふぇ?」

まこ「一緒に走ろう!だから頑張って!」

真姫「ま、まこちゃん//」

真姫(手、あったかい…)

まこ「さ、にーげろー♪」タタタタ

まこ「はあ、はあ」

真姫「はあ…はあ…も、もう動けない…」

まこ「なんとか逃げ切ったね、イエイ!」

真姫「ふふふ、あんな体験初めてよ」

まこ「私も。…クスッ」

真姫「どうしたのよ。…んふふふ」

まこ「アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ 」

花梨「うるさーい!!」ガバッ

真姫「そんなことあったわね。あの時は不思議と笑いが込みあげてきちゃったわ」

まこ「私も。あ、ほら。これ」スッ

真姫「これは…」

まこ「渡すの随分遅くなっちゃったね。一緒に観覧車に乗った時、頂上で撮った写真」

真姫「ううん、いいの。きれいな夕陽…さっきもこの景色、にこちゃんと見れたわ」

まこ「ムッ、この景色はまきちゃんと私とだけの思い出なんだから、その子関係ないよ」

真姫「そ、そうね。ごめんなさい。大切に飾るわ」

まこ「うん!」

真姫「そういえばまこちゃんってなんの用事で戻ってきたの?」

まこ「え?それはぁ…驚かないで聞いてね?」

真姫「大丈夫よ、私結構慣れてるから」

まこ「実は私…アイドルやってるの!」

真姫「…へ?」

まこ「だから!スクールアイドル!」

真姫「え!?うそ、なんで今まで教えてくれなかったのよ」

まこ「だって恥ずかしいし…、私かわいくないもん」

真姫「なにいってるの。かわいいじゃない」

まこ「ふぇ!?そ、そういうことまきちゃんに言われると…//」

真姫「?」

まこ「あ、それでね、二年生からこっちにいくんだけど学校どうしようかなって…」

真姫「それなら音ノ木坂に来なさいよ。私もいるんだし」

まこ「…うん、私もそうしたい。でもその前にまきちゃん、ひとつ聞かせて」

真姫「なに?」

まこ「私のこと、好き?」


まこ「――え!?ほんとなの、パパ!」

「ああ。ようやく東京支部に戻れそうだ」

まこ「やったー!これでまたまきちゃんと…」

「それと、もう一つあってね」

まこ「?」

「UTXが君をスクールアイドル生として招待しているんだが…どうする?」

まこ「ええ!?あのUTXが!?なんで私なんかを!?」

「君のリーダーとしてのポテンシャルを買った、と。もちろん学費は免除だ」

まこ「学費も免除…」

まこ(私の家は決して裕福じゃないしこんなチャンス二度とないよね…でもまきちゃんと一緒にスクールアイドルをやってみたいって気持ちも…)

まこ「ねえ、パパ」

「ん?」

まこ「その返事をしないといけない日っていつ?」

「えっと…来週の月曜日までだ」

まこ「わかった。パパ、私」

まこ「行きたい場所があるんだ――

真姫「ヴぇ!?いきなりなにいうのよ」

まこ「いいから、答えて」

真姫「そんな真剣に言われても…も、もちろん好きよ」

まこ「友達として?」

真姫「そ、そうね。友達として好きよ」

まこ「…そっか」

真姫「その質問、どういう――

ママン「二人とも、ごはんできたわよー!」ガチャ

真姫「う、うん。まこちゃん、いきましょ」

まこ「うん…」

真姫「ごちそうさま。まこちゃん、お風呂先に入っていいわよ」

まこ「…ううん、後ででいいや」

真姫「そ、そう」

真姫(なんでだろ…さっきからまこちゃんらしくない…なにかに怒ってる?)

まこ「……」チャプ

まこ(さっきまでまきちゃんが入ってたお風呂さっきまでまきちゃんが入ってたお風呂さっきまでまきちゃんが――)

まこ「…って!そんなこと考えちゃダメ!それより…」

まこ(やっぱりまきちゃん、私のこと恋人として見てないんだよね…)

まこ(当然だよね、女の子同士だし…私は友達でしかないんだもん)

まこ「……」ズブズブ

まこ(まきちゃんのおふろまきちゃんのおふろまきちゃんおふろまきちゃんまきちゃ――

――こちゃん―!まこちゃん――!


まこ「―ん?」

真姫「あ、目が覚めたのね!」

まこ「あれ、まきちゃんの部屋?私は…」

真姫「のぼせてたのよ。私が呼んでも返事がないんだもの。慌てて開けたら顔真っ赤だし」

まこ「そうだったんだ…ごめんね?」

まこ(え、ということは…)

まこ「わ、わわわわ」

真姫「?」

まこ「私の裸みたなあああああああああああ!!!!」

真姫「ヴぇ!?しょうがないじゃない!一大事だったんだから!」

まこ「ううう//」

真姫「別に女の子同士なんだから…」

まこ「でもでもー!」ドタバタ

真姫「あーこら、暴れないでよ!」

コロン

まこ「あ、写真立てが」

真姫「ほらもう、割れてないかしら?」

まこ「ご、ごめん」

真姫「いいのよ。それに割れてないし」

まこ「あ、それ…」

真姫「そ。μ'sのみんなよ。かわいいでしょ」

まこ「うん。まきちゃんも変なポーズしてるけどかわいい」

真姫「変なポーズ?あ、これ、にこちゃんが勝手に――」

まこ「あれ、このツインテールの子、さっきの…」

真姫「そう、その子がにこちゃんっていうの」

まこ「へえー…まきちゃんはこの子好き?」

真姫「そ、そんなわけないじゃない!いい?にこちゃんはいつも私に突っかかってきていじめるのよ!先輩なのに子供っぽいし、その"にっこにっこにー"ってポーズもふざけてるし写真撮るときはその恥ずかしいポーズを強要してくるの!先輩なのにひどくない!?」

まこ「そ、そうだね…。」

まこ(え!?これ先輩なの!?さすがに三年生ってことはないよね…?)

まこ「じゃあ嫌い?」

真姫「え…そ、それは…き、嫌いじゃないわ」

まこ「どうして?」

真姫「だって…子供っぽいとこもあるけど頼れることもた、たまによ?たまにあるっていうか…私も何度か助けてもらったっていうか…そう、例えば合宿の――」

まこ(まきちゃん…いつもの表情と違う……そっか、やっぱり――)

真姫「――ってこともあったの。それにどんなことがあっても芯を曲げないところもそ、尊敬しなくもないっていうか。あとね――」

まこ「ねえまきちゃん!」

真姫「な、なに?」

まこ「そろそろ…ねよっか」

真姫「本当に布団でいいの?」

まこ「うん、こっちのほうが慣れてるから」

真姫「そう。おやすみなさい」

まこ「うん、おやすみ」

にこ「…はああ」ドヨーン

こころ「お、お姉さま。なにかあったのですか?さっきから元気が…」

にこ「ううん…なんでもないから大丈夫よ…」

ここあ「こころお姉ちゃん、どうする?」ヒソヒソ

こころ「どうするといわれましても私たちでは…そうです!」

にこ(なんであそこで言えなかったのよ…にこのばかぁ!)

にこ「はあぁぁぁああああ……」

こころ「お姉さま、お電話をしたいので携帯借りてもいいですか?」

にこ「ふぇ…?いいわよ……」

こころ「――はい、はい。そうです。――おねがいします!」

こころ「ありがとうございました。携帯、ここにおいときますね!」

にこ「ええ…」

にこ(もう諦めようかな…)

にっこにっこに~♪あなたのハートに――

にこ「ん…?着信…誰かしら」

にこ「はーい…どちらs

希「希パワーた~っぷりちゅうにゅー!はーいぷしゅ!!!!!」

にこ「わっ!うるさいわね!!!いきなりなによ!!」

希「いやあ~にこっちが元気ないってカードが告げててなあ、心配やから電話したんよ」

にこ「べ、別ににこはいつも通りよ」

希「嘘をつくとワシワシするで~?」

にこ「…切るわよ」

希「あーん冗談やん。ごめんごめん。…ね、ちょっとウチに相談、してみない?」

希「ふーん、好きな人に想いを伝えられなかった…か」

にこ「う、うん。これはみんなには内緒よ。アンタを信用して話してるんだから」

希「はいはい。それで、にこっちはどうしたいん?」

にこ「にこは…にこは将来アイドルになるわけだし恋はしちゃいけない。だから――」

希「想いを告げられれば満足、っちゅうわけだけどそれもできなかった」

にこ「うん…一度勇気を出して言おうとしたんだけど…」

希「そっかそっか。真姫ちゃんに伝えたいもんな」

にこ「うん。…え?」

希「ん?」

にこ「な、なんでまきちゃんがでてくるのかな…?」

希「にこっちの好きな人って真姫ちゃんやろ?」

にこ「えええええええええ!?ななな、なんでわかったのよ!」

希「むしろわからんと思ってたん?多分真姫ちゃん以外薄々感じてると思うけど」

にこ「えー…」

希「ま、もう一度言えるチャンスを作ればいいんやろ?それなら――」

希「1週間、ちょっと我慢してみよか」

真姫「……」

まこ「……」

真姫「…まこちゃん、起きてる?」

まこ「…起きてるよ。どうしたの?」

真姫「なにか…その、怒ってる?」

まこ「…怒ってない」

真姫「そう…あのね、さっきまこちゃんのこと友達っていったけど、それは違うかなって思ったの」

まこ「そ、それってどういう意味かな」

真姫「私、まこちゃんのこと――」

まこ(ま、まさか!?)


真姫「親友って思ってるわ」

まこ「…へ?」

真姫「ほ、ほら。初めてできた友達だし中学の時はずっと一緒だったしなんていうか…と、特別だから…その…」

まこ「――そっか。そうだね、親友だね!」

真姫「う、うん。親友として…好きよ」

真姫(機嫌直ったかな)

まこ「にひひ、とうっ!」ジャーンプ

真姫「わっ、どうしたのよっ」

まこ「やっぱ一緒にねーるっ!」

真姫「しょ、しょうがないわね」

まこ「えへへ…」クスン

(・8・)

真姫「――んん、朝…」

真姫「……あれ、まこちゃん?」


ママン「ああ、まこちゃんなら用事があるからって朝早くに出ちゃったわよ」

真姫「そんな――」



真姫「とりあえず学校行かなきゃ――あら、制服のポッケに…手紙?」

真姫ちゃんへ

お別れいえなくてごめんね!><

一日泊まらせてくれてありがとう。

私は私の可能性を確かめたいのでUTXに行ってみようと思います

これからはライバルだね!いつか一緒におどれるといいね

最後に

デートをじゃましちゃったことをにこさんに謝っておいてください

あと、自分の気持ちには隠さず、正直に、だよ!応援してるから!

親友のまこより

真姫(まこちゃんUTXいくんだ…これからはライバル…負けられないわ!)テクテク

真姫「あら?」

にこ「」テクテク

真姫(にこちゃんだ…あ、そうだ。この前のこと謝らなくちゃ)

真姫「ね、ねえにこちゃん」

にこ「」ビクゥ!!

真姫「その、この前は――って」

にこ「」ダダダダダ

真姫「え、ちょっ、待ってよ!」タタタタ

真姫「――お、追いつかない…」ハアハア

真姫「もう、せっかく謝ろうとしたのに…」

お昼

凛「おっひるにゃー!かよちん真姫ちゃんたべよー!」

花陽「うん!今日はなんと…ジャーン!特製おにぎり!」

凛「いつもと変わらない気がするにゃ…あれ?真姫ちゃんは?」

花陽「真姫ちゃん今日は3年生のとこいくみたいだよ」

凛「お、まさかにこちゃんのとこかな!ラブラブにゃ~」

花陽「か、からかっちゃだめだよ凛ちゃん」

凛「凛はかよりんとラブラブにゃ~」スリスリ

花陽「はわわっ凛ちゃん…//」

3年生の教室

真姫(一緒に食べて機会を窺って謝りましょ。べ、別に一緒に食べたいとかじゃなくて…//)

希「お、真姫ちゃん、どないしたん?」

真姫「きょ、今日は3年生と食べようと思って…ダメかしら?」

絵里「いいえ、もちろんいいわ。どうぞ」

真姫「ありがとう。ここでいいかしら。…ねえ、にこちゃ――」

にこ「」ガツガツバクバクモグモグゴックン

真姫「」

にこ「ごちそうさまでしたァ!ちょっとお手洗いいってくるにこォ!」ダダダダダ

絵里「え、ええ。いってらっしゃい…どうしたのかしら」

希「さあ?」ニヒヒ

放課後

海未「さあ、練習を始めましょうか」

穂乃果「眠い…ちょっと寝かせて…」

ことり「だ、だめだよお。練習しなくちゃ~」

真姫(こ、今度こそ!一緒にストレッチをしてさりげなく謝るのよ!)

真姫「ね、ねえにこちゃん一緒に――

にこ「うわあああああああああああああああああああ」

希「おわあああああああああああああああああああ」

「「!?」」

にこ「そういえばにこ3キロ太ったんだった!!今から町内一周してくるにこお!!!!」

希「ウチなんて5キロやで!?!?にこっちに付き合うわ!!」

にこ「へ?希5キロも太っtへブォ!!」

希「ほな行ってきまーす!!」ダダダダ

真姫「」

穂乃果「目が覚めた!」

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