お願いします
ジャム「とりあえずコッチへ来てもらおうか」ニヤリ
バタ子「……はい」
ジャム「じゃあコレを握って」ニョキッ
バタ子「!」
ジャム「握るんだ…」ギロ
バタ子「は、はい…」オズオズ…グッ
ジャム「ぐっと握りしめて…そう…手の中で転がすんだ…」
バタ子「こ、こうですか?」グニグニ
ジャム「そうだ上手いぞ……むっ…うん………………………ん!」
ジャム「バカもん、そんな生地の伸ばし方があるかっ!!!」
バシッ!
バタ子「痛いっ!」
こうか?
ジャム「よく見てろ、生地はこうやって伸ばすんだ」グッグッ
バタ子「この生地は?」
ジャム「これはクロワッサンの生地だ…美味いクロワッサンを作るには均等に生地を伸ばさねばならん」
バタ子「はい」メモメモ
ジャム「!」ギロッ
バシィッ!
バタ子「あうっ!」
ジャム「貴様ぁぁ…メモなんぞしおって」ユラリ
バタ子「で、でも…」
ジャム「貴様も既にパン職人の端くれ…ならばその身に刻み込めぇぇぇぇ!!」クワァァァッ
バタ子「ヒイッ!」
ジャム「こっちへ来いっ!」グイッ
バタ子「あっ嫌っ!」
ジャム「来いっ!」ズルズル
バタ子「ごめんなさい!ごめんなさい!」ジタバタ
- パン工場の裏 -
ジャム「ふんっ!」ブンッ
バタ子「あうっ!」ドザアッ
ジャム「そこにある棒を持て」
バタ子「え?」ビクビク
ジャム「持てっ!」ギロリッ
バタ子「は、はいっ!」アタフタ
バタ子(なんて長い棒…)
ガシッ
バタ子(お、重い…)プルプル
えろはありますか
ジャム「振れ…」
バタ子「えっ?でも…」
ジャム「振るんだ」
バタ子「は、はい」
ブンッ…ヨタタ…
バタ子(お、重過ぎて…)ヨタヨタ
ジャム「今日からそれを朝・昼・晩 100回ずつ振れ…」
バタ子「そっ、そんな!」
ジャム「口答えは許さんっ!」クワッ
バタ子「あ…」ジワッ
ジャム「出来んのなら去れ…」クルッ スタスタ
バタ子「……」グスッ
>>7
予定では無いです
- 次の日 -
バタ子「17…18…19…ハァハァ…」
|_-)…
ジャム「………」
- 5日後 -
バタ子「…35…36…37…」ハァハァ
バタ子「…4…47…あっ!」
ガラン
バタ子「マメが…」ダラダラ
ジャム「………」グイッ
バタ子「あ…」
シューッ ペタペタ クルクルクル…
バタ子「ジャムおじさん…」
ジャム「続けろ…」スタスタ
バタ子「……はいっ!」
- 1ヶ月後 -
バタ子「97!98!99…」
ブンブン!
バタ子「100っ!」
ブンッ!
ジャム「バタ子…」
バタ子「あっジャムおじさん」
ジャム「儂の手を握ってみろ」
バタ子「は、はい」ギュ
ジャム「もっと強く」
バタ子「はい!」ギュウ
ジャム「手の内が締まってきたな、握力もついてきた…」
バタ子「ホントですか♪」
ジャム「よし次だ」スタスタ
バタ子「あ!ま、待って…」パタパタ
----
バタ子「これは…砂の入った中華鍋?」
ジャム「見ていろ…ハッ!」
ズバッ! グリリッ
ジャム「指を突き入れ砂を掴み捻る…」
ズバッ! グリリッ ズバッ! グリリッ
ジャム「やってみろ」
バタ子「はい…」サッ
ズバッ!
バタ子「痛っ!」
ジャム「角度が甘いとそうなる、これを1日50回だ」
バタ子「50回…」
ジャム「棒を振るのも忘れるな」スタスタ
バタ子「はい!」
ジャム「ポークビッツを使ったホットドッグか…」
ジャム「………」
ジャム「駄目じゃ!ソーセージが見えんのでは只のコッペパンでしかない」
ジャム「そんな代物に価値など無いわっ!!!」クワッ
ジャム「バタ子も頑張っておる…儂も…儂も最高のパンを作らねば…」
- そして半年が過ぎた… -
バタ子「96!97!98!」
ビシュッ! ビシュッ!
バタ子「99!100ぅっ!!」
シュバァッ!
バタ子「ほぉぉぉぉ…」フィ~
クルクル ビシッ!
クルクルクル シュビッ!
バタ子「ふぅ…次ね」
中華鍋『ず~ん』
バタ子「すぅ~ふぅ~すぅ~ふぅ~…」
バタ子「はぁっ!」カッ!
ズバッ!グリリッ ズバッ!グリリッ
バタ子「ハイッ! ハイッ! ハイッ! ハイッ!」
ズバグリ! ズバグリ! ズバグリ! ズバグリ!
バタ子「ハィィィィッ!」
ギュリリリリリリ…
バタ子ハァァァィッ!!!」
バシャァァァァァァァ!
バタ子「……………」
スタスタスタ…
バタ子「!」ピクッ
ジャム「バタ子…」
バタ子「ジャムおじさん…」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません