にこ「このSSは、>>1が気まぐれで食べたいと思ったものを私達に作らせていくだけのSSよ!」
真姫「……それってSSとして成り立っているの?」
にこ「さあ?ちなみにこの>>1は、誤字、脱字、遅筆、おまけに初SS、初スレ立てと不安要素のオンパレードね」
凛「……エタる未来しか見えないね」
にこ「そこっ!始まってすらいないのに不吉な事言ってんじゃないわよ」
真姫「……否定はしないのね」
にこ「……作る料理に関しては、>>1が今までに作った事のある物、食べたことのある物とさせてもらうわね」
真姫「でも、それだとすぐにネタの限界が来ちゃうんじゃない?」
凛「大丈夫だよ!それより先にエタる方が早いから問題なしにゃ~」
にこ「……あんたはどれだけエタる未来が見たいのよ」
にこ「まあいいわ、おそらくだけど更新は不定期になると思うわ」
凛「基本的に、書き貯めてからの投稿になると思うにゃ!」
真姫「もしネタが尽きたり、>>1の気まぐれによっては、作る料理の安価をする場合もあるかもしれないわ」
にこ「感想やアドバイスがあればどんどん言ってくれていいわよ、モチベーションも上がるし、何より嬉しいしね」
にこ「それじゃあ早速始めていくわよ!」
にこまきりん「「「Let's start cooking!!」」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424357848
〜屋上〜
海末「ワン!ツー!スリー!フォー!」パンパン
海末「凛! ワンテンポ早いです! 周りをしっかりみて、合わせるように!」
凛「わかったっ!」キュッ
海末「花陽! 左手の動きがズレていますよ、分からないのであれば絵里や私に聞いてください」
花陽「う、うん! こ、こうかな?」
海末「はい!なかなかいい感じにできていま、……穂乃果!」
穂乃果「なに〜?どうしたの海末ちゃん」モグモグ
海末「どうしたものこうしたもありません!貴方は何を食べているのですか!」
穂乃果「何って、ランチパックだよ、新発売のチーズインハンバーグ味!」
海末「違います! なぜ今食べているのかと聞いているのです」
穂乃果「え〜、だってお腹が空いたんだもん」
海末「例えお腹が空いたとしても、それが練習中にパンを食べて良い理由にはなりません!」
海末「 大体、最近の穂乃果はたるみ過ぎです! そのようないい加減な所が後々自分を苦しめることになるんですよ!」
穂乃果「そ、そんなことないよ!」
海末「いいえ、たるんでいます!
その結果、練習の時間を削ってダイエットをする穂乃果の姿が目に浮かびます」
花陽「!?」ドキッ
凛「んー?どうかしたの、かよちん?」
花陽「う、ううんなんでもないよ凛ちゃん!」
穂乃果「む〜!海末ちゃんの、けちんぼ!おこりんぼう!悪代官!」
海末「なっ!? だ、大体私は貴方のためを思って!」
ことり「ま、まぁまぁ穂乃果ちゃんも、海末ちゃんもそのく……」
ぐぅ〜〜!
凛「あー!かよちんのお腹の虫が鳴いてるにゃ〜」
花陽「は、花陽じゃないよぅ!」
凛「じゃあ、にこちゃん!」
にこ「じゃあってなによじゃあって……、にこじゃないわよ」
凛「違うの?だったら真姫ちゃん?」
真姫「ち、違うわよ!わ、私じゃないわ///」カミノケクルクル
にこ「……」
絵里「……ごめんなさい、今のは私よ」
凛「絵里ちゃんなの!? なんだか意外だにゃ〜」
絵里「ふふ、そうかしら? 練習の時間も増えたしね、お腹が空いちゃったのよ」
希「そうやね、うちももうお腹ペコペコや」
絵里「……海末、みんなお腹も空いてきて体力も限界みたいだし、今日の練習はここまでにしないかしら?」
海末「そう、ですね……、モチベーションの上がらないまま続けるのも効率的ではないでしょうし」
海末「それでは、本日の練習はここまでにしましょう 」
凛「やったー! じゃあこの後みんなでラーメン食べに行こうよ!」
希「お、ええやん!……って言いたい所やけど、賞味期限の近い素麺がたくさん余っとるからうちはちょっと遠慮しとくな」
絵里「ごめんなさい凛、私は亜里沙と2人で夕食を作る約束をしているの」
花陽「ごめんね、凛ちゃん、花陽もちょっと外せない用事があって……」
凛「そっかぁ……、穂乃果ちゃん達も今日はお鍋をするって言ってたよね?」
穂乃果「うん! 穂むらの常連さんがたくさん牡蠣をくれたから、今日はお鍋にするんだ!」
穂乃果「ね!海末ちゃん、ことりちゃん」
海末「ええ、今日はとても楽しみです」
ことり「ふふ、常連さんに感謝だね〜」
穂乃果「ねぇ凛ちゃん、凛ちゃんが良かったら、一緒にお鍋しようよ」
凛「うーん、でも凛お魚苦手だから、牡蠣は食べられないかもしれないにゃ」
穂乃果「そっかぁ、残念だけど仕方ないよね」
凛「ごめんね穂乃果ちゃん、せっかく誘ってくれたのに……」シュン
穂乃果「ううん!気にしないで! また何かあったら凛ちゃんも誘うね、バイバイ!」
凛「うん! ありがとう穂乃果ちゃん! バイバーイ!」
凛(……1人でラーメン食べに行くのもさみしいし、真姫ちゃんとにこちゃんにも声かけてみようっと)
凛「ねぇ真姫ちゃ……あれ?
真姫ちゃんとにこちゃんどこに行っちゃったにゃ?」
希「にこっちと真姫ちゃんなら多分部室にいったんとちゃう?」
凛「部室?」
絵里「ええ、確かにこが真姫に話があると言っていたわ」
凛「そうなの?2人も何か用事があるのかな」
絵里「…どうかしら、希は何か知ってる?」
希「うちも知らんなぁ、とりあえず2人に聞いてみたらどうや?」
凛「うんそうだね、じゃあ凛は部室に行ってみるね!バイバーイ!」
絵里「ええ、凛また明日ね」
希「ほな、バイバイ凛ちゃん」
凛「さーてと、それじゃあ部室にいこうっと!」
〜部室〜
真姫「それで、わざわざ呼び出してまで一体何の用なのよ?」
にこ「さっき絵里がお腹を鳴らしたって言ってたじゃない?」
真姫「……ええ、それがどうしたっていうのよ」カミノケクルクル
にこ「……お腹鳴らしたのって本当は、真姫ちゃんでしょ」
真姫「・ぇえ!? ち、違うわよ!///」
にこ「あれ?真姫ちゃんじゃなかったの?」
真姫「ち、違うわ、私じゃない」
にこ「へぇ〜? じゃあ真姫ちゃんは、庇ってくれた絵里に対して何の感謝もしてないって事ね」
真姫「い、いや、別にそ、そういうわけじゃっ!」アタフタ
にこ「ふーん、やっぱり真姫ちゃんじゃない」
真姫「・ぇえ!? だ、騙したわね、にこちゃん!」
にこ「いや、騙すも何もこんな事で引っかかるとは思わなかったわ」
真姫「ぐっ!/// な、何よ!私がお腹を鳴らしたのがそんなにおかしい!?」
にこ「そうとは言ってないじゃない」
真姫「うそよ!言ってはないけど、心の中ではそう思ってるんでしょ!」
にこ「だーかーらー! 思ってもないって! ……ただ真姫ちゃんさえよかったら一緒にご飯でもと思っただけ」
真姫「そ、そうなの?」
にこ「ええ」
真姫「…ふん、それならそうと早く言いなさいよ」
にこ「さっきまでうろたえてたクセに…、急に強気になったわね」
真姫「だったら、私の行きつけのレストランに行きましょう、お魚料理の専門店なの」
にこ「へ?レストラン?」
真姫「そこまで高くはないから安心して、ドレスコードも特に指定はないわ」
にこ「ちょちょちょっ! ちょっと!待ちなさいよ!」
真姫「な、何よ、大きな声出さないで」ビクッ
にこ「真姫ちゃんのそこまで高くないは、にこにとっての破産を意味するのよ!」
真姫「…大袈裟すぎるでしょ」
にこ「とにかく、反対よ反対!
痛手な出費に違いはないわ」
にこ「にこ達は、高校生なんだしファミレスとかでいいじゃない」
真姫「嫌よ、ファミレスなんて冷凍の加工済み食品ばかりじゃない」
にこ「なんだ、ファミレスは知ってるのね」
真姫「私の事を一体なんだと思ってるのよ?」
にこ「いやほら、よくあるじゃない? ファミレスも知らないお嬢様キャラってやつ」
真姫「なにそれ、イミワカンナイ」
真姫「……ていうか私、にこちゃん達と一緒にモスドナルドに行ったことあるんだけど」
にこ「そういえば、そうだったわね」
真姫「…まあでも、好みの味じゃ無いっていうのは事実かもね」
にこ「……やっぱりお嬢様じゃない」
真姫「仕方ないじゃない、パティとかパサパサした味だし、お嬢様とか関係なく苦手な人もいるでしょ」
にこ「まあ、確かにそうかも」
真姫「それに最近は、異物が混入する事件もあったらしいわ」
にこ「そんなの、極一部の店舗だけよ」
真姫「それは、私もわかってるんだけど、パパが『あまりそういったお店には行かないように』って」
にこ「そう、…ねぇ真姫ちゃん」
真姫「?」
にこ「……にこ達で作らない ?」
真姫「作るって、なにをよ?」
にこ「ふふん、当然決まってるじゃない」
にこ「ハンバーグよ!」
〜廊下〜
凛「2人ともまだ部室にいるのかな〜?」トコトコ
ツクルッテナニヲヨ?
フフン トウゼンキマッテルジャナイ
凛「あっ!真姫ちゃんとにこちゃんの声だ」
凛(2人ともなんの話してるんだろう?)キキミミタテ
にこ「……ハンバーグよ!」
まきりん「(ハンバーグ?)」
にこ「さっき穂乃果がランチパック食べてたじゃない? 」
真姫「そういえば、……確か、ハンバーグ味だったかしら?」
にこ「ええ、その時にハンバーグ食べに行こうって思ったんだけど、1人ファミレスも寂しいから誰か誘おうって思ったのよ」
にこ「そしたら都合良く、真姫ちゃんがお腹を鳴らしてくれたって訳」
真姫「わ、忘れなさいよっ!///」
凛(真姫ちゃん達、ファミレスに行くのかな、……ファミレスってラーメンあったっけ?)
真姫「…大体、ハンバーグなんて難しそうな物、にこちゃんが作れるわけ?」
にこ「ハンバーグなんて簡単よ、真姫ちゃんレベルでも作れる位にはね」フフッ
真姫「……ふーん、でも今日はお魚を食べに行きたい気分なのよ」ムスッ
凛(よく聞き取れなかったけど、今お魚って言った? う〜凛食べられないにゃ)
真姫「にこちゃんも、それでいいでしょ? 費用は今回だけ特別に私が持つから」
凛(2人とも、お魚食べに行くみたいだし仕方ないよね……、今日は帰ってカップラーメンたべようっと)
にこ「……却下よ却下!!」
まきりん「!?」
にこ「悪くはないんだけど、魚なんてまったく物足りないわ」
真姫「な、なんでよ!」
にこ「いい、真姫ちゃん?肉は正義なの」
真姫「イミワカンナイ!」
にこ「…最近ライブが近いからって、練習量も増えたじゃない?」
真姫「え、ええ」
にこ「限界まで歌って踊って、お腹もペコペコよ」
にこ「今から作るなんて時間もかかるし、正直、鞄に入ってるカロリーメイト食べたいわよ!」
真姫「……食べればいいじゃない、カロリーメイト」
にこ「はぁ…、分かって無いわね……」
にこ「いい? 極限の空腹をこらえにこらえて」
にこ「焼きたてのジューシーなハンバーグにガブっとかぶり付く! 」
にこ「そしたらすぐ、ハンバーグと一緒に熱々の炊きたてご飯を掻き込む!」
にこ「そしてまたハンバーグにガブりと!」
にこ「…どう?最高じゃない?」
真姫「……」ジュル
真姫「し、仕方ないわね
にこちゃんがそこまで言うな」
ドアバン!!
凛「ハンバーグ、食っべたいにゃあーーーー!!!!」ヨダレダラダラ
にこまき「!?」
凛「にこちゃん、真姫ちゃん
ハンバーグ食べに行こう!!」
にこ「り、凛! いきなり入ってくるんじゃないわよ!」
真姫「そ、そうよ! ビックリしたじゃない!」
凛「ごめんごめん! それより早く食べに行こうよ!」ガシッ!
にこ「ちょ、ちょっわわっ!」
真姫「ひ、引っ張らないでよ!」ズルズル
凛「それじゃあ美味しいハンバーグを食べに、いっくにゃー!!」
にこ「とゆーわけで、本日はここまでよ」
真姫「何がとゆーわけ、よ! 結局ハンバーグ作って無いじゃない!」
にこ「作れないくせに」
真姫「つ、作れるわよ、失礼ね」
凛「続きは、>>1が実際に作ってみて、それを元にしながら書くんだって」
にこ「うえっ、>>1のハンバーグとか誰得よ」
真姫「全くもって同感ね」
凛「ちょっと酷くないかにゃー」
にこ「何よ、アンタの方が言いそうなくせに」
凛「そんなことないよ!
凛は、本当に駄目だって思ったことは言わないようにしてるにゃ」
にこ「…やっぱり毒舌ねアンタ」
凛「? そんなことないよ」
にこ「…まあ、いいわ」
真姫「良くないでしょ…」
凛「ええっと、次回の更新は一週間後くらいになると思うにゃ」
真姫「もし予定より早く書けたら、その分早く更新するわ」
にこ「どうせ、予定より遅くなるんでしょ…」
凛「そんなことないよ!…たぶん」
真姫「……そういえば、小学校の頃とか居たわよね」
凛「な、なにが?」
真姫「『明日からは、ちゃんと宿題するから』とか『今度絶対返すから貸して!』とか言う人」
にこ「そ、それがどうしたのよ」
真姫「いや、そういう人達って大概、宿題はやってこないし物も返さないわよね?」
にこ「な、なにが言いたいのよ!
はっきり言えばいいじゃない」
真姫「中学に入学してからは、
『テスト勉強は明日からやる』
『受験勉強なんて今すぐやらなくても大丈夫』その結果」
にこ「あ、あわ、わ」クラッ
真姫「偏差値の低い高校、今まで居た友達もいなくなり学校も休みがち、当然テストの点も取れない」
真姫「そして、近づいて来る留年、中退、と言う現実、『明日からやる』なんて言ってる人なん」
にこ「……」ドサッ
凛「ま、真姫ちゃん!もうやめて!にこちゃんのライフはとっくにゼロだにゃ!」
凛「に、にこちゃん! 大丈夫!?」ユサユサッ
にこ「……り、りん……」
にこ「……あ、あん、たも人のこと言、え…な…」
凛「……」ポイッ
にこ「ぶへ!」
凛「…次回の更新は一週間後原則だにゃ!」
真姫「みんなも約束は守らないと、怖い目に会うわよ」
凛「穂乃果ちゃんにも教えてあげなきゃ!」
真姫「次回は、ハンバーグ作りを実践するわ」
凛「楽しみにしててね!
じゃあまた来週にゃ!」
にこ「り〜〜ん〜〜」ガシッ
凛「ひっ!」ビクッ
画像上げたいならlight.dotupでも使えばいいよ(適当)
上手ければさすにこさす>>1、下手でも料理ベタの凜が主要キャラにいるからネタになるっしょ(適当)
>>22
ありがとうございます
試してみましたけどiPhoneからの投稿なので、使えないみたいです。
とりあえずサイトを幾つか探して来たので、適当な画像をうpしてみます
http://s-up.info/view/201201/211350.jpg
うpしたみましたけど見れますよね?
>>23
料理下手なのは、はたして凛ちゃんだけですかね(ゲス顏)
にこ「…前回の最後、次はハンバーグを作ると言ったわね……」
にこ「…あれは、うそよ!」
凛「ど、どうしてなの!? 」
にこ「…ごめんなさい、凛、私の口からはとてもじゃないけど……」フルフル
真姫「…ただ単に、>>1の技量の不足が原因なんだけどね…」
凛「…凛は知ってたけどね…」
真姫「そんなの、知ってて当りま…」
にこ「そ、そうなの!?」
凛「え? にこちゃん、知らなかったの!?」
真姫「じゃあ、さっきの思わせ振りな態度は、なんだったのよ…」
にこ「…冗談よ、にこも知ってるわ」
にこ「謝らなくちゃいけないことばっかりだしね」
真姫「…そうね…、まず、投稿するのが1日遅れたことかしら」
凛「…それに、今回はハンバーグを作るところまで、行かないこともね…」
にこ「まだ、第2回目なのに随分雲行きが怪しくなってきたわね…」
にこまきりん「「「……」」」
にこ「…まっ!切り替えて行きましょう!」
凛「そうだよね! くよくよしてても始まらないにゃ!」
真姫「そうね、過ぎた失敗は、次取り返せばいいのよ」
にこ「よし!行くわよ!」
にこまきりん「「「Let's start cooking!!」」」
凛「…ハンバーグ作らないけどね…」
にこ「余計なこと言わなくていいのよ!」
〜スーパー〜
にこ「ったく呆れるわね、なんでわざわざ一回ファミレスまで、走らせられたのよ」ハアハア
凛「ごめんね、てっきりファミレスまで、食べに行くのかと思ってたんだ」フゥー
真姫「……っ」ゼーハーゼーハー
にこ「ね、ねぇ、真姫ちゃん、大丈夫?」
真姫「ハァ、ハァ」ケホッ
凛「……変質者みたいにゃ」ボソッ
真姫「……」ピポパポッ プルルルル
凛「?」
真姫「あ、パパ? 入院患者が1人増えるかもしれないから、病室を開けて置いてもらえないかしら」
真姫「そうね、特別に個室を」
凛「ご、ごめんなさい!冗談にゃ!」
真姫「…次言ったら、本気でやるわよ」
凛「…は、はい」
にこ「…ねぇ真姫ちゃん、前から思ってたんだけど…」
真姫「なに?どうしたの」
にこ「高校生にもなって、今だにお父さんのことパパって呼んでるのね」ププッ
真姫「……」ピポパポッ プルルルル
にこ「あ、いや、冗談よ、冗談!」
にこ「そ、それに、にこだってお母さんの事、ま、ママって読んでるから!」
真姫「あ、もしもしママ、今日は外で晩御飯食べてくるから」
にこ 「ってそっちかい!」ビシッ
真姫「どこに食べにいくって?
…自分たちで作るのよ、…どうしたのママ?」
真姫「はあ? 出来るに決まってるでしょ!……っな!もういいわよ!」
凛「どうしたの?真姫ちゃん?」
真姫「別になんでもないわよ」ムスッ
真姫「それよりにこちゃん、さっき何か言った?」
にこ「え? い、いやべつになんでもないわよ…」
凛「にこもぉ、お母さんのことママってよんでるから!」コエマネ
凛「って言ってたにゃ」
真姫「へぇ?そうなのにこちゃん?」 ニヤニヤ
にこ「うぅ…///え、ええっとその」
にこ「に、にこぉ、一体なんのことだかわからなぁい」プリッ
凛「あ! このナスビ、穂乃果ちゃん達の担任の先生に似てるにゃ! 」
真姫「あら、本当ね…、なにやってるのにこちゃん? 置いてくわよ」
にこ「くっ……、完全に舐めてるわね、一年生のくせに」ボソッ
にこ 「はいはい、今いくわよ、ったく」タッタ
凛「ねぇねぇ、今からハンバーグを作るんだよね?」
にこ「何よ、今更」
凛「いや〜、どんな材料買えばいいのかなって」
にこ 「一概に決まってるとは言い切れないわね」
にこ「作る種類によって、材料も色々違ったりするのよ」
凛「え? ハンバーグは、ハンバーグだよね?」
にこ「……そうね、例えるなら餃子なんかと同じよ」
にこ 「餃子だって、焼いて焼き餃子にしたり、茹でて水餃子にしたりで、同じ物なのに違う調理方にすることがあるでしょ?」
凛「もしかして、ハンバーグも?」
にこ「ええ、ハンバーグの場合は、焼く場合と煮込む場合で材料まで変わっちゃうのよ」
にこ「ソースもそうね、デミグラスや、キノコのクリームソースにしたりとか」
にこ「…他にも具沢山のトマトソースとか色々あるわね」
真姫「……」ピクッ!
凛「へぇ〜、たくさんのいろんな食べ方があるんだね」
にこ「まあでも今回は、時間があまりないから煮込む類のソースは、使えないけどね」
真姫「……」シュン
凛「海末ちゃんなんかは、わさび醤油で食べてそうにゃ」
にこ「ああ、ありそうね、なんだか海末にわさびって似合うわね」
凛「だよね! 矢をいるようにツーンとくるわさび! 海末ちゃんにぴったりにゃ!」
凛「…逆に穂乃果ちゃんは、マイルドなおろしポン酢のイメージかなぁ」
にこ「…おろしポン酢は希じゃない? 穂乃果には、甘辛いミートソースでしょ」
凛「あ〜! 言われてみればそうかも!」
凛「あ、そういえば、かよちんは、ケチャップで食べるのが、好きだっていってたにゃ」
にこ「ケチャップだけ? それだったら、マヨネーズを加えてオーロラソース風にすれば、なかなかおしゃれな味になるわよ」
凛「そうなんだ、今度かよちんに教えてあげようっと」
真姫「…あーもう!ソースの話はもういいわよ!」
にこ「……空腹だからって八つ当たりはやめてよね」
真姫「…それとは、関係ないわよ……」
凛(トマトソースが使えなくて拗ねちゃう真姫ちゃんまじえんじぇー)
真姫「…時間もあまり無いんだし、さっさと材料を選んで、早く作りに行きましょ」
にこ「…確かに、家庭科室の使用許可も、そろそろ締め切りだったかも…」
凛「ねえ、にこちゃん、結局どんなハンバーグにするの?」
にこ「うーん、今回は、シンプルに焼くだけにしましょうか」
にこ「ソースも凝らずにシンプルにいくわね、あまり材料費もかけたくないし…」
凛「凛もお小遣いは、あんまり持って来てないからそっちの方が、助かるにゃ」
真姫「私も、特に異論はないわ」
にこ「よし、決まりね」
にこ「それじゃあ、材料なんだけど、大体何を買えばいいかはわかる?」
凛「えーと お肉と……お肉?」
にこ「それじゃあ、ただの肉団子じゃない…」
真姫「バカね凛は、…玉ねぎよ」フフンッ
にこ「…玉ねぎ程度で、どやってんじゃないわよ…、普通に食べてれば分かるでしょ…」ヤレヤレ
真姫「ば、馬鹿にしないでよ! それだけじゃないわ!」
真姫「コショウでしょ、後は、その く、くれ、えっと…」
凛「クレイジー ソルトにゃ」ボソッ
真姫「ああ、それ、なんだけど…、悪意がないかしら?」ケイタイ スッ
凛「そ、そんなことないよ!?」
凛「そ、それよりどう、にこちゃん? これで作れるよね?」
にこ「…まあ、そんだけ材料があれば、作れるわよ」
にこ「…モスド以下のハンバーグがね!」ドヤッ
凛「そ、そんな、それって……」
凛「お店の味みたいってことだよね! いや〜凛たちのお料理センスも捨てた物じゃないにゃ」テレテレ
にこ「……お、おう」ドンビキ
真姫「にこちゃん、キャラ変わってるわよ」
真姫「…それにしても、ジャンクフードって食べ過ぎると味覚がおかしくなるのかしら?」
にこ「多少はあるかもしれないけど、ここまで酷くはならないでしょ…」アキレ
真姫「わたしは、味利きには、多少自信があるわ」チラッ
にこ「…別に、聞いてないんだけど」
にこ「それより、材料だったわね」
にこ「まずはお肉ね、これがなきゃ何も始まらないし」
にこ「ねえ、真姫ちゃん、お肉とって来てよ」
真姫「とって来てって私だけ?」
にこ「そんなわけないでしょ、にこは野菜とその他、凛には、調味料をとってきてもらうから」
真姫「分かったわ、お肉売り場は…と」
にこ「お菓子売り場の近くにある、冷蔵棚にあったわよ、真姫ちゃん、余計なもの買わないでよね」
真姫「…買わないわよ、とりあえずいってくるわ」タッタ
にこ「さて、凛、さっき言ってた材料じゃ足りないから、持ってきて欲しい物があるんだけど」
凛「凛は調味料だよね?何を持ってくればいいの?」
にこ「あ、聞いてたのね…、ちょっと待って今メモするから」
にこ「はい、これを持っていって」
凛「えーと、お塩にコショウ、ガーリックにナツメグ、だね」
凛「にこちゃんクレイジーソルトは?」
にこ「ここだけの話、あれって結構高いのよね、普通の塩でも十分美味しく作れるから大丈夫よ」
凛「りょーかい! それじゃあ行ってくるにゃー」
凛「小さな〜ソルトと〜ぺっぺっぺっぱぺ〜♪」
にこ「……大丈夫かしら、あれ」
にこ「まあいいわ 、後は、玉ねぎと卵、牛乳にパン粉、ケチャップ、ウスター、それとにんにくね」
グサグサ! モウヤメテーエミツン
タカラバコノナカミハー ニンニク!
にこ「……っ!」ブンブンッ
にこ「……もれなくバラバラの場所にあるわね、急がないと」タッタ
〜セルフレジ前〜
真姫「遅かったじゃない、にこちゃん」
凛「待ちくたびれたにゃあ」
にこ「…あんたたちと違って別々の場所にあったのよ、悪かったわね…」
真姫「ま、別にいいけど」カミノケクルクル
凛「大丈夫だよ、本当は2分くらいしか待ってないにゃ」
にこ「そう、それならいいんだけど」
真姫「…私は6分待ったんだけどね」シレッ
凛 「……真姫ちゃん、空気読もうよ」
にこ(……あんたがいうのね)
レジ
イラッシャイマセ、ガメンジョウニアル、トリヒキカイシノボタンヲオシタアト、ショウヒンバーコードヲ、スキャンシテクダサイ
にこ ピッ
にこ「…あのさ、お会計の代金だけど、割り勘でも大丈夫?」
凛「凛は元からそのつもりだったけど、どうして?」
にこ「いや、ほら、普通こういうのって先輩が奢ってあげなきゃいけないじゃない? その、先輩としての甲斐性ってやつ?」
凛「凛は、全然気にしないにゃ」
にこ「…アンタが気にしなくても、にこが気になるのよ……」
にこ「……そうね、にこが半分出すから残りの半分をあんた達が…」
真姫「…はぁ、バカじゃないの…」
真姫「さっきまで、代金が、材料費がだとか言ってたくせに、今更甲斐性も何もないでしょ…」
にこ「ぐっ!」
真姫 「……それにそんな価値観なんて、その人たちによってかわるものでしょ」
真姫「わ、私達μ'sに、先輩や後輩なんて関係ないんだから…//」
凛(カッコつけようとして、最後に照れちゃう真姫ちゃん、まじえんじぇー)
にこ 「……真姫ちゃん…」
にこ「 …ふふっ、それもそうよね! 今日は割り勘に、いや、 むしろこの宇宙ナンバーワンアイドルにこにーに全てを貢ぐべきよ!」
真姫「ちょ、調子にのらな…」
レジ 『ハヤクショウヒンバーコードヲ、スキャンシテクダサイ』
にこ「…なんで急かしてきてんのよ、このレジ……」
レジ『アト、ニジュウビョウイナイニソウサガカクニンデキナイバアイ、トリヒキノイシガナイトミナシ』
にこ「わ、分かったわよ! やればいいんでしょ、やれば」 ピッ
凛「…ネットオークションの催促の連絡みたいにゃ…」
ピッ 卵 180円
真姫「やったことあるの? ネットオークション」
ピッ 牛乳 152円
凛「ううん、お父さんがこの間やってたのを見ただけだよ」
ピッ 玉ねぎ 43円
真姫「へぇ、 凛のお父さんはなにを買ってたの?」
ピッ パン粉 98円
凛「う〜んと、たしか、おもちゃだって」
ピッ ウスターソース 223円
真姫「お、おもちゃ!? な、なんて物を買ってんのよ!」///
ピッ ケチャップ 315円
凛「 …お父さんが小さい頃遊んでたゲームアンドロイドウォッカ?って言うおもちゃにゃ」
ピッ にんにく 128円
真姫「あっ、そ、そっちの方のおもちゃね……」ホッ
凛「……真姫ちゃん…」
真姫「…な、なによ」
凛「ちょっとあざと過ぎないかにゃ?」
真姫「ヴぇえ!? な、なにがよ!!」
にこ「…ちょっと、後ろで変な会話しないでよ、後、ゲーム&ウォッチでしょ」
にこ「にこの分は終わったから、次あんた達ね」
凛「どっちが先にする?」
にこ「どっちでもいいから、早くしなさいよ」
真姫「…じゃあ私から先ね 」ピッ
黒毛和牛ミンチ 500g 2180円
にこりん「「高っ!?」」
真姫「そう? この分は私が出すから気にしないで」
凛「…真姫ちゃんの甲斐性半端ないね…」
真姫「私の分も終わったから、次は凛ね」
にこ「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!」
凛「どうしたの?にこちゃん」
にこ「豚肉はどうしたのよ?」
まきりん「「豚肉?」」ハテッ?
にこ「ええ、ハンバーグは、牛肉と豚肉を合わせたミンチ、つまり合挽き肉を使って作るのよ」
にこ「中には、牛100%で作るハンバーグもあるみたいだけど、黄金比率って呼ばれている、7:3が一番日本人の好みに会うのよ」
にこ「ちなみに、本場のドイツやアメリカでは、牛100%のハンバーグが主流ね」
凛「そうなんだね、初耳にゃ!」
真姫「私もよ、さっきはにこちゃんに、お肉をとってきてとしか言われなかったわ」
にこ「…そういえば言うの忘れてたわね…、てゆうかこんなの常識でしょ」
真姫「わ、悪かったわね常識がなくて!」
にこ「誰も悪いなんて言ってないじゃない、いや、悪いけどね」
凛「そうにゃそうにゃ!」
真姫「凛は人のこと言えないでしょ!」
ピッ キャンセルシマシタ
にこ「とりあえずキャンセルしておいたから、新しいお肉とって来てよ」
真姫「…牛と豚の合挽き肉でいいのよね?」
にこ「ええ、ここのスーパーは、牛7、豚3の割合の合挽き肉があったはずだからそれでいいわよ」
真姫「分かったわ、すぐにとってくるから、少しだけ待ってて」タッタ
凛「待ってる〜ずっとまってる〜♪」
にこ「待ってるのも退屈よね、
凛、先に会計をしておきなさいよ…って」
凛「さまよう〜言葉〜たちー♪」
にこ 「……何歌ってんのよ、あんた…」
凛「消さな〜いでと 風のなかで♪」
にこ「…ちょっと、聞いてんの?」
凛「確かめ〜る 胸の〜熱〜さ♪」
にこ「……」
真姫「お待たせ、遅くなって悪かったわ…ね」
にこりん「「嗚呼無情〜! この世界は〜悲しみに満ちてる〜!」」
にこりん「「……喜び〜な〜の…
そ〜うでしょ?♪」」
真姫「知らないわよ!」
にこ「ったく! 私、ここの常連なのに変な目で見られちゃったじゃない!」
ピッ 合挽き肉 500g 690円
凛「まあまあ、にこちゃんも常識があまりなかったってことにゃ」
にこ「あんたに言われたく無いのよ!あんたに!」
真姫「終わったわよ、次凛の番ね」
凛「はーい、…って随分普通のお肉になったゃったね…」
ピッ ターメリック 140円
真姫「…高ければいいってもんじゃないらしいしね」チラッ
ピッ ハラペーニョ 165円
にこ「へぇ? なかなか分かって来たじゃない」
ピッ シナモン 155円
真姫「あったりまえでしょ?私を誰だと思ってるのよ」
ピッ カルダモン 426円
にこ「……じゃあ、そんな真姫ちゃんにお願いがあるんだけど」
ピッ コリアンダー 178円
真姫「…大体予想はつくけど、……なに?」
ピッ サフラン 615円
にこ「…このバカの暴走につっこんでよ!!!」グリグリッ!
凛「いたっ! いたいよ! なにするのにこちゃん!」
にこ「何するのは、こっちのセリフよ! あんたに頼んだもの、何一つもとってきてないじゃない!」
にこ「いったいなにを作る気なのよ!あんたは!」
凛「なにって…カレー、だよね?」
にこ「はぁ? なんでハンバーグがカレーに変わってるのよ…」
にこ「…さっきあんたにメモ渡したでしょうが、あのメモどこにやったのよ」
凛「メモならここにあるにゃ」ガサゴソ
にこ「…貸しなさい、ってなによこれ!」
メモ
・愛のターメリック
・ハラハラハラペーニョ
・泣かれちゃやだもん
シナモン カルダモン
・無理かパプリカ
・こりごりコリアンダー
・錯乱してサフラン
・ちょこっとチョコレート
・今更ガラムマサラ
真姫「キモチワルイ」
にこ「……全くもって同感ね」
にこ「…ねぇ凛」
凛「どうしたの?」
にこ「あんた、あの後なにやってたのか詳しく教えなさい」
凛「え、うん、えーと、にこちゃんと別れた後、大きな男の人とぶつかっちゃって、それで」
にこ「ああ、うん、やっぱりもういいわ…」
凛「え、もういいの? このあと、カレーの」
にこ「あーはいはい、凛耳かしなさい」
ニクハセイギニクハセイギニクハセイギ
凛「はっ!? ハンバーグ!? 」
にこ「時間がないのよ、早く調味料とって来て」
凛「う、うん!」ダッ!
凛「……」ピタッ!
にこ「…どうしたのよ?凛」
凛「…え、とクレイジーソルトとあと、なんだっけ?」
にこ「ああ!もういいわよ!、にこがとってくるから!」
凛「ごめんね、本日は、ここまでにゃ!」
真姫 「…もうちょっと早く進みたいんだけどね」
真姫「ちなみに、後半はあと2日もあれば、仕上げられると思うわ」
にこ「そもそも、なんでこんな文章の量で1週間以上もかかってんのよ!」
真姫「…希イベの三枚どりは、言い訳に使えないかしら?」
凛「……今回ボーダー厳しいもんね…」
にこ「あー!ダメダメ! 言い訳をするのが基本になっちゃうと、人間どんどんダメになって行くわよ!」
真姫「…確かに、にこちゃんの言う通りかもね、…それには私も賛成よ」
凛「…散水?」
真姫「賛成よ!」
にこ「次回の更新は明後日の23時からね!」
真姫「本当に大丈夫なの? 変に日付を決めない方が…」
凛「大丈夫!次こそは、ハンバーグも作って、更新日もしっかり守るにゃ! 」
にこ「期待に応えられるように頑張るわ!」
真姫「…そもそも、そこまで期待されてないと思うわよ…」
にこ「い、いいのよ! 結果は後からついてくるものだから!」
にこ「そ、それじゃあまた明後日ね!」
このSSまとめへのコメント
そして最新はされないのであった