兄「はぇ?」
妹「ですから、日替わりで性格が変わる妹に何でもしていいんです」
兄「何……でも」ゴクリ
妹「ツンデレ、ヤンデレ、元気っ子から無口っ子まで各種取り揃えていますよ」
兄「なんでもって……どのくらい?」
妹「基本的に『死ね』とかの無茶ぶりじゃなきゃ何でもです」
兄「そ、それは……キスとかでも?」
妹「問題ありません」
妹「では、最初は>>3の性格からどうぞ」
ツンデレ
妹「ツンデレ、ですか」
兄「あぁ、王道だろ?」
妹「なんだかんだ言っても至高ですしね、さすが兄さん」
妹「では明日はツンデレで行きたいと思います」
兄「あれ、今からじゃないの?」
妹「もう夜ですよ、今からだったらホンの数時間で終っちゃうじゃないですか」
兄「なるほど」
妹「はい。では私は寝ますね、おやすみなさい兄さん」キィ…バタン
兄(さて、乗ってやったが……妹の奴、何を考えてるんだ?)
兄「ってもうこんな時間か」
兄(俺も寝るとしよう)
妹「―――さん!…兄さん!」
兄「うーん…」
妹「兄さん!朝ですよ起きてください!」ユサユサ
兄「……あと五分…」
妹「もう!早く起きないと先に行きますよ!」
兄「うー…ん……」
妹「はぁ…じゃあ私は下に降りてますからね」
兄「……zzz…」
―――10分後 リビング
兄「おはよー……って誰もいない」
兄(結構経ったし、妹はもう出たのか)
兄「飯……は良いか、時間ないし」
兄(もう出るか、着替え以外することもないし)ヌギヌギ
兄「~♪」ジー カチャン
兄「さて、服装よし、カバンよし―――」
兄「―――電気よし、窓よし、っと。okだな」
兄「じゃ、行ってきまーす」ガチャ
妹「遅い!」
兄「ドアッフウ!?」
妹「遅いですよ!起きてこないかと思ったじゃないですか!」
兄「い、いや、なんでお前いるんだよ」
妹「なんで、って……妹が兄を待ってちゃいけないんですか」
兄「いや、そうは言ってないけどさ……」
妹「とにかく遅いです、兄さん。バスに送れちゃいますよ」
兄「バス?いま7時だし、丁度くらいだろ」
妹「もしかして忘れたんですか、今日はウチの前には停まりません」
兄「え、何で?」
妹「確か道路工事です」
兄「………って事は次のバス停に行かないダメなのか」
妹「…いちばん近いバス停は2km先ですね」
兄「はぁ!?走っても10分…間に合わないじゃねえか!」
妹「だから遅いって言ったじゃないですか!」
兄「そうならそうと先に言っといてくれれば良いじゃないか!」
妹「私はちゃんと起こしました!」
兄「くっ…言ってる暇はない!走るぞ妹!」タッ!
妹「言われなくてもわかってますよ!…って置いて行かないでください!」タッタッ…
妹「―――という夢を見ました」
妹「兄さんに置いて行かれるなんてムカつきます」
妹「という訳でうまくツンデレができる気がします」
妹「まぁ、今日は休みなんですか」
兄「おはよう、妹」
妹「……」
兄「あの…おはよう」
妹「…おはようございます」ツンッ
兄「え…なんか気を損ねることしたか、俺」
妹「……昨日、夜」
兄「昨日?……あぁ」
兄(ツンデレとかなんとか言ってたの…あれ夢じゃなかったのか)
妹「……」プイッ
兄「……」
妹「……」
兄(イタズラ、か)
>>24
くすぐり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません