ミーナ「食べ物で遊ばないでください」 (28)
ミーナ「ルッキーニ少尉」
ルッキーニ「なんで私だけ怒られるの?」
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書き溜め無しゆっくりsage進行です
よろしくお願いします
2/3 早朝 滑走路
ハルトマン「はぁ…雪掻きめんどくさいなぁ…これって私達じゃなくて整備員の仕事じゃないのかなぁ?」サクッ
バルクホルン「カールスラント軍人たるもの己が飛ぶ滑走路は己が整備するべしと言うだろう」ポィ
ハルトマン「あーでたでた…それで他のみんなは?ミヤフジは?もう起きてるよね?」
バルクホルン「宮藤は朝食の準備だろう。それよりも口より手を動かせハルトマン」ポィ
ハルトマン「だって寒いよー!風邪ひいちゃうよー…お昼寝おねしょしちゃうよー」
坂本「雪かきが終わりしだい談話室にあるコタツに入ってよし」サクポィサクポィ
ハルトマン「急ぐよトゥルーデ!私達が一番乗りだ」サクサク
バルクホルン「全くお前は現金なやつだな」ポィ
坂本「ふむ。雪かきノルマは達成しただろう。コタツに行っていいぞ」
ハルトマン「さすが少佐だね。飴と鞭のタイミングが絶妙だよ」
バルクホルン「すまないが私達は先に上がらせてもらう」
坂本「お前達のノルマは達成しただろう。気兼ね無くコタツに入ってこい」
バルクホルン「感謝する」
ハルトマン「早く行くよトゥルーデ!これ以上外に出ると死んじゃう」タタタッ
バルクホルン「今行くぞハルトマン!」ダダダッ
坂本「さて…基地の滑走路の半分が雪に埋れているか……」
坂本「すぅ…はぁ……。れっっっぷぅぅぅざん!!」ズバババーーン
坂本「よし!私も室内に行こう。流石に素足は応える」トコトコ
台所
宮藤「ふんふんふふ~ん」トントン
坂本「宮藤。調理中すまないが温かくなる物をくれないか?」
宮藤「坂本さん!おはようございます!いま豚汁を作っているので出来始めですけど飲みますか?」
坂本「おはよう宮藤。出来始めで味が定まってないのか…私が味見をしよう。持ってきてくれ」
宮藤「はい!よろしくお願いします!」
宮藤「お願いします!」コトン
坂本「いただきます」モグモグ
宮藤「………」ドキドキ
坂本「うまい!…が」
宮藤「ダメですか?」
坂本「私はうまいと思うがカールスラント組とシャーリーには味が薄いと思うぞ」
宮藤「どうしましょう……」
坂本「面倒だと思うが分けて作ったらどうだ?」
宮藤「分けちゃうと具材のバランスが……」
坂本「ならもうひとつ大鍋で作ってくれないか?素材はあるだろう?」
宮藤「ありますけど食べ切れますか?」
坂本「あいつらなら食べてくれるさ」
坂本「それと今日の昼に豆まきをしたいのだが用意できるか?」
宮藤「そういえば今日は節分ですね。恵方巻きも用意しましょうか」
坂本「頼むぞ宮藤。今年の方角はあとでエイラに聞いておこう」
宮藤「豆まきって豆をばら撒きますよね…ミーナ中佐はともかくペリーヌさんに怒られそうです」
坂本「ミーナに許可は貰ってある。撒いた豆を洗って湯豆腐にして食べると言ったら許可をもらえた」
宮藤「坂本さん豆腐作れるんですか!」
坂本「…宮藤は作れるか?」
宮藤「挑戦してみます」
坂本「すまない。頼む」
談話室
ハルトマン「うぅさむいよ~。おこたに着艦!」ズポッ
ピトッ
ウジュ!ガタッドスッ……ウジュ……
ハルトマン「ん?誰かいたけどまぁいっか。ぬっくぬく~」
バルクホルン「お!もうあったかくなったのか!でかしたぞハルトマン」
ハルトマン「私が来た時には時すでに遅し……」ボソッ
バルクホルン「聞こえないぞハルトマン。カールスラント軍人たるもの……」ズポッ
ウジュ!冷たーい
バルクホルン「…でてこいルッキーニ」
ルッキーニ「ぷふぁ!大尉呼んだ?」
バルクホルン「いつから入っていた?」
ルッキーニ「昨日の夜から」
バルクホルン「そうか…コタツで寝ると風邪を引くから気をつけろよ」
ハルトマン「怒らないの?」
バルクホルン「体調管理が出来なくて風邪を引いたなら怒る。あとは使用申請さえ出せば誰でもいつでも入れるしな」
ハルトマン「へー。ありがとトゥルーデ」
バルクホルン「ちなみに私達は暖房器具がすでにあるから申請しても通らんぞ」ヌクヌク
ハルトマン「そんな……」
小説とアニメしか見てない…漫画にも手を出すべきか……
ちょっと漫画買ってきます
その前にやることがあるだろう?
うん、そうだよ
まず君はこのSSを書き上げるんだ
>>15 イェス マム!
本屋がしまっていたからネットで読んだ。上がりを迎えてもテストパイロットくらいなら飛行出来ることを知っただけで読んだ価値はあった。
再開しますお
昼食
シャーリー「朝の豚汁薄くなかったか?いやアレくらいも好きなんだけどさ」
宮藤「あれ?シャーリーさん薄口用のを食べたんですか?」
シャーリー「薄口?ルッキーニと交換したんだが……」
宮藤「ルッキーニちゃんは濃口大丈夫だったんだね…わかりました」
シャーリー「とりあえず残っていたら出してくれ」
宮藤「はーい」
エイラ「お昼はなんダ?」
宮藤「扶桑の縁起食。恵方巻きです」ドン
エイラ「エホーマキ?少佐が作った握り飯と似てるナ」モミモミ
宮藤「縁起がいいと言われる方角を向いて願い事を想像しながら無言で食べ切るとその年に願いが叶うらしいんです」
エイラ「曖昧だな宮藤は。ンデ今年の方角はドッチなんダ?」
宮藤「さぁ?」
エイラ「さぁ?ジャネーダロ!」バン
宮藤「坂本さんがエイラさんに聞くって言ってたからてっきり……」
エイラ「聞いてないゾ!…しゃあない。箸で決めるカ」ポィ
カラコロン
エイラ「お!西だな。この角度覚えておけ宮藤」
宮藤「ありがとうございます!」
ミーナ「恵方巻き…魚に玉子に山菜かしら?カラフルでいいわ」
宮藤「方角は西ですさぁみんな咥えて食べてください!」
宮藤(皆が平和におっぱいが揉めますように)モグモグ
坂本(烈風斬の習得…あと宮藤達の成長か……)モグモグ
ミーナ(資金運用と上層部の小言と…皆が笑顔ならそれでいいわ)モグモグ
バルクホルン(妹達が清く正しく美しく成長しますように)モグモグ
ハルトマン(願い事ねぇ…ウルスラは大丈夫そうだからカールスラント奪還かな)
ペリーヌ(ガリアの復興と坂本少佐の悩みが解決しますように)
リーネ(これいじょう胸が成長しませんように)
シャーリー(常時音速突破とジェットのテストパイロットに選ばれますように)
ルッキーニ(マンマに私の飛ぶ姿を見て欲しいな)
エイラ(サーニャに幸せが訪れますように)
サーニャ(両親がみつかりますように)
坂本「恵方巻きを食べたら次は豆まきだ!」
ハルトマン「なにそれ?」
坂本「豆で鬼や厄災を祓うという習わしが扶桑にはあってな。付き合ってくれ」
ハルトマン「楽しそうだしやってみようよ。鬼はどうすんのさ」マメツカミ
バルクホルン「私がやろう」
ハルトマン「鬼は外!鬼は外」バラッ
バルクホルン「ちょっとまでハルトマン!」バシィ
坂本「ハルトマンに続け!」バラッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
バルクホルン「えらいめにあった」ヒリヒリ
ハルトマン「お疲れトゥルーデ。これでも食べなよ」ポリポリ
バルクホルン「豆か…まさかハルトマン!」
ハルトマン「3時間ルールだから大丈夫だって」
バルクホルン「腹を壊すぞハルトマン!吐き出せぇ!」
ハルトマン「あの部屋で3日経った湿気を吸ったポテチに耐えたお腹だから大丈夫だって」ポリポリ
バルクホルン「どうなっても知らんからな!」
>>22の最後に
撒いた豆は宮藤とサーニャとミーナが出来る範囲で拾いました
を追加で
翌日
ルッキーニ「ウジュワー」パッチーン
シャーリー「なにやってんだルッキーニ?」
ルッキーニ「昨日大尉に投げた豆を弾いてるの!楽しいよ!」ググッ
シャーリー「食べ物で遊ぶなよルッキーニ」
ルッキーニ「昨日少佐も遊んでたから大丈夫だよ!」パッチーン
ミーナ「………」
シャーリー「そ…そうか。私は一応伝えたからな?」ダダダッ
ルッキーニ「あーい」パッチーン
ミーナ「………」
ミーナ「フランチェスカ・ルッキーニ少尉」ニコニコ
ルッキーニ「あい?」ビクゥ
ミーナ「食べ物で遊ばないでください」ニッコリ
ルッキーニ「なんで私だけ怒られるの~」ウジュワー
完
書き溜め無しの見切り発車ってやっぱ難しいや
睡魔に負けて急いでしまった。それじゃおやすみよ。
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