・男はホモしかいない
・女も男も桑田くん大好きな桑田ハーレム
・濃厚R18ホモスレ
・落としてしまった前スレ(閲覧注意)
苗木「希望は前に進むんだ!」桑田「やめて」【R-18】
苗木「希望は前に進むんだ!」桑田「やめて」【R-18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393764497/)
スレタイ回収も出来ず不甲斐ない。
それと全員攻略の過程を書くとか豪語しましたが、この>>1にはできなかった……。
というか、このスレでは攻略ではなくて、最初で最後の学級裁判がメインとなります。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422590296
セレス「また新しい動機、ですか?」
モノクマ「そうです! 今回の動機は~~?」
モノクマ「パンパカパーン! ひゃっくおっくえーん!」
葉隠「もう嫌だ……だしてくれ…」
モノクマ「だーかーらー、殺しちゃえばいいじゃん? そうすれば、君の借金だって返せちゃうかもしれないじゃん?」
山田「ヒィ! 葉隠康比呂殿には借金があるのですか!? それに動機の百億円……って何このあからさまなフラグ!!」
セレス(百億……そのくらいあれば…)
苗木「落ち着いて!いくら借金があるからって、そんなことで殺人なんかするわけがないんだから!」
朝日奈「……そうだよね。うん、そうだよ!」
モノクマ(いいや、あいつだけは確実にするんだよ)
十神「そんなことより、モノクマ。聞きたいことがある」
モノクマ「なーにかなー」
十神「校則には、殺人の犯人だと知られてはならない、とあるな」
モノクマ「………それが?」
十神「その判定はどうやって行う?」
江ノ島(あっ……ど、どうしよう、私が盾子ちゃんのフォローしなきゃ……)
江ノ島「は、ハァ!?なんでそんなこと聞くわけ!?あんたさては誰かを殺そうとか考えてるんじゃないの!?」
十神「……馬鹿かお前は。殺人の牽制に決まっているだろ。校則を破れば死あるのみ。つまり、犯行を誰かに知られれば」
モノクマ(チッ)
大和田「あ、そうか!!校則違反で……殺され…」
十神「お前まさか気付いていなかったのか」プランクトン
霧切(校則はみんな熟読しているはずだから、あえて言う必要もないと思っていたのだけれど)
セレス(……そう、完全犯罪でなければ、待つのは死のみ)
十神「断言するぞ。これだけの人数を、そして俺を誤魔化して、完全犯罪を成し遂げるのは不可能だ」
セレス(……)
江ノ島(盾子ちゃん……盾子ちゃん、どうしよう……どうするの)
モノクマ「ま、勝手にすれば?じゃあ僕はそろそろお昼寝の時間~」
モノクマ(あいつはそんなことで諦めるようなぬるい女じゃないし)
十神「待て! 質問に答えろ!!」
舞園「……行っちゃいましたね」
霧切「モノクマにとって、都合の悪い質問だったようね。何か裏があるのかしら」
不二咲「さ、さつ、じん……をするにしても、見えないリスクがある…ってこと、だよねぇ?」
霧切「えぇ、それに加え、完全犯罪でなければならない」
葉隠「そ、そんなのって……そんなのってぇ……無理だべ」
十神「そういうことだ。もうこれ以上、馬鹿な気を起こすな」
苗木「十神クンのファインプレーだね!」
桑田「十神すっげー!ありがとな!」キラキラ
十神「フ、フンッ」
山田(嬉しそう)
セレス(このわたくしが……こんなことで)
セレス(こんなことで、夢を諦めるわけが……諦められるわけが)
桑田「セレス?」ボソッ
セレス「……はい」
桑田「大丈夫か?」
セレス「何ですの、急に」
桑田「さっきから一言も喋らねーし……」
セレス「大丈夫ですわ」
桑田「あの……さ、なんかあったら言えよ」
セレス(何ですの。この男は)
セレス(この人達は何なのですか……本当に)
セレス(例えば、沢山あるカップのうちの一つに毒を塗る)
セレス(そのカップは、いつ誰が使うかは分からない。朝食、昼食、間食、夕食、いつも死と隣り合わせ)
セレス(命を懸けた、長い長いロシアンルーレット)
セレス(時間が経てば経つほど、毒を塗った日時は割り出せなくなる。わたくしが犯人だと証明することなど、誰にもできなくなる)
セレス(わたくしがそのカップを引く可能性は、限りなく無いに等しい。何故なら、わたくしは)
セレス「超高校級のギャンブラー……」
セレス(わたくし以外の、誰が死のうと関係ないのです)
不二咲「セレスさん」
セレス「何ですか……」
不二咲「あ、あの……こんな教室に、一人でって……どうしたのかなって思って」
セレス「構わないでくださいな」
不二咲「あ、あのね……僕達、協力できるって思う。協力すれば、みんなでここを出られるって、最近本気でそう思うんだぁ」
セレス「正気ですか? ……助けも来ない。出口もない。連絡手段もない」
セレス「こんな場所で!! のたれ死ぬ訳にはいかねーだろーが!! あァン!? 綺麗事で誤魔化してんじゃねーぞビチグソがァ!!」
不二咲「やっぱり、そうなんだね」
不二咲「どうやって、人を、こ、殺すか……って、考えてたんだね」
セレス「何の話でしょう」
不二咲「ううん、少し前から本当は薄々気がついてたんだ。セレスさんは、そうなんじゃないかって」
セレス「何の話かは分かりかねますが、だったらどうするのですか?言いふらしますか?」
不二咲「だけど、いいの?だって」
不二咲「だってセレスさんは、桑田くんのこと好きだよ……ね?」
セレス「………は」
不二咲「やっぱり気付いてなかったんだ……」
セレス「……何を勘違いしているかは、存じ上げませんが、わたくしは」
不二咲「僕ね、今まで色んなこと諦めてきたんだぁ。女の子のフリ、してたから」
セレス「……」
不二咲「セレスさんは、諦めるような人じゃない……と思う。なんとなくだけど」
セレス「えぇ、そうですわね」
セレス(だからわたくしは夢を諦めない。決して妥協しない)
不二咲「じゃあさ、全部手に入れようよ。外の世界も、……恋も。全部さ」
セレス「…………」
お知らせ
安広多恵子が心身ともに落ちました。
腐川「白夜様が……孤高で気高い白夜様が……何故かこんな馬鹿チャラ男と親しくしてらっしゃる……」
腐川「白夜様ぁぁ!!」メソメソ
十神「口臭を撒き散らすのはやめろ」
腐川「んむっ…」
桑田「いや、さすがに可哀想じゃね?」
十神「……」
桑田「あのさ、とりあえず風呂入って歯磨けば臭いは解決すんじゃん」
腐川「うっさいわね……あたしに指図してんじゃないわよ!」
十神「桑田の言うとおりにしろ」
腐川「はい! 白夜様っ! お風呂に入ってまいります!」
桑田「おおっ! 偉いじゃねーか!」
腐川「……」
桑田「ジュース飲みてぇな……」
腐川「ん」コトッ
桑田「お、さんきゅ」
桑田「トランプしてぇな……」
腐川「ん」
桑田「お、おう。さんきゅー」
桑田「そういえばお前最近風呂入ってんのか?」
腐川「……たまに」
桑田「毎日入れよ」
腐川「………………………………………分かったわよ」イライラ
十神(腐川め……最近桑田の周りをウロチョロウロチョロウロチョロウロチョロ!!!)
腐川(あいつの言うことなんて聞きたくないけど、白夜様が桑田の言うこと聞けって……)
腐川「あ、あのぉ、白夜様ぁ」
十神「黙れ」ギロッ
腐川「うっうぅっ」
桑田「おい十神。もうちょっと優しくしてやれよ」
十神「……」イライライライラ
セレス「なんなのですか、アレ」
山田「十神白夜殿は桑田怜恩殿が好きだから腐川冬子殿に桑田怜恩殿の言うことを聞くようにと言いつけ腐川冬子殿は十神白夜殿が好きで桑田怜恩殿の言うことなど聞きたくもないのですが十神白夜殿の命令だから桑田怜恩殿の命令を聞いているのですが十神白夜殿は腐川冬子殿が桑田怜恩殿に尽くしていることにイライラしていてその鬱憤を腐川冬子殿にぶつけて桑田怜恩殿が腐川冬子殿を庇うものだから更に十神白夜殿はイライラしその鬱憤を腐川冬子殿にぶつけて桑田怜恩殿が腐川冬子殿を庇い(ry」
セレス「気持ち悪い連鎖が起こっていることは分かりましたわ」
腐川さんが不本意にもハーレムに加わったため、攻略したものとみなされました。
ここまで書きましたが、他の人達の攻略は、書けませんでした……。
ちーたん、山田くん、葉隠くん、霧切さんは各々の想像にお任せするという形で…。
多分こんな会話があるような気がする。
不二咲「僕、桑田くんがこのままでいいって言ってくれるなら……」
山田「や、やめてくだされ……こんなヲタク、優しくされるとすぐ……」
葉隠「こんな俺でもさ、好きになっても……いーんか? 幸せ求めても、いーの?」
霧切「仲間も、外の世界も、ミュージシャンも野球も、全部諦めない。あなたのその馬鹿みたいに貪欲なところに、みんな救われているのかもね」
いきなりラストへと飛びます。絶望シスターズ以外は全員桑田くんハーレムに入ってます。
十神「また新しい動機か?」
モノクマ「パンパカパーン!正解正解の大正解です~」
大和田「ふざけやがって……!」
不二咲「人の弱みに漬け込んで、無理矢理殺人を強要して、こ、こんなこと……いつまで続ける気……なの……?」
モノクマ「ぶひゃひゃひゃ!!期限は最初に説明したでしょ?一生だよ。一生」
不二咲「うっ……ぅ」
苗木「大丈夫だよ! みんな! こんな奴にどんな弱みを握られようが、誰も殺人なんかしないんだ! 今までもそうだったじゃないか!」
モノクマ「はァァーーー??」
モノクマ「何言ってるのよ。殺人なら何度も起こってるじゃない」
苗木「起こってない!!」
モノクマ「強情だなぁ。起こってるよ。苗木くんだって、葉隠くんに殺されかけたじゃない。失敗しただけじゃない」
葉隠「……」カタカタ
桑田「だけど、みんなで協力して止めてきた」
大神「そうだ。我が言うのはおこがましいかもしれぬが……誰かが間違いを犯しそうになったとしても、他の誰かが、皆が、協力して阻止していけば、殺人は起こらん。何故なら」
朝日奈「だって私達は仲間だから。本当の敵は、黒幕ただ一人……だよね、さくらちゃん?」ニコッ
大神「あぁ」
モノクマ(どうして……全然予想と違うじゃん……こんなのって……)
モノクマ「こんなのってぇ……」
モノクマ「なんって!絶望的なのよぉ~~~~~~~~!!!!」ウットリ
戦刃(盾子ちゃん!?素が出てる)
モノクマ「ヒャッハッハッハッ……決めたぜぇ……そっちがその気なら……」
桑田「……おい、なんかこいつキャラおかしくねーか?」
モノクマ「おーい、残姉!! 茶番は終わりだ!! ヒャッハー!!」
戦刃「えっ!? えっ!!?」
モノクマ「もう決めたんだっつーの! ソイツら全員、裁判所に連れてこい!!」
舞園「江ノ島さん、どうしたんですか?」
大神「まさか、お主も内通者であったのか」
モノクマ「いいえ、違います。その人は内通者ではなく、共犯者です。ついでに江ノ島盾子でもありません」
戦刃「盾子ちゃん……どうして……」
――
――――
――――――
江ノ島「待っていた! 私様は待っていた!」
戦刃「盾子ちゃん……」
不二咲「え、江ノ島さんが、二人」
江ノ島「バーカ! まだ思い出せねーのかよォ! オレが江ノ島盾子! ソイツはオレの双子の姉、戦刃むくろだっつーの!」
霧切(思い出せない……?)
江ノ島「オレら! 姉妹揃って超高校級の絶望の絶望シスターズでしたァー!!」
セレス「……で、超高校級の絶望さんとやら。わたくし達をこんな場所に連れ込んで、何をしようというのですか?」
江ノ島「折角の学級裁判のセットですから……一回くらいは使わないと勿体無いじゃないですかぁ……」
江ノ島「つまり、最初で最後の学級裁判をはじめちゃいたいと思いまーす」うぷぷ
戦刃「え、学級裁判って……誰も、死んでないのに」
江ノ島「テメェは黙ってろ」
戦刃「うっ……」
十神「焦らすな。さっさと説明しろ」
江ノ島「端的に言えば、私様とあなた達との真剣勝負よ!」
江ノ島「あーもーね、色々説明すんのとか面倒いから、あんたらの言い分とか一切聞かねーけど」
江ノ島「あんた達は既に二年間を共にしたクラスメイトだし、外の世界は絶望に犯されて滅びてるから」
舞園「は……?」
江ノ島「信じないならそれで結構です。『みんなで答えを間違える』だけですから」
江ノ島「なーんて、かませっぽいこと言ってみたりしてなァ!!」
桑田「どういうことだよ……全然話についていけねーよ!」
江ノ島「だーかーらー! お前らは二年分の楽しかった記憶を失くしてて、そんで外の世界は滅びてんの!」
桑田「だ、だから、それが意味わかんねーって……」
霧切「待って、江ノ島盾子。『みんなで答えを間違える』って、どういう意味なの?」
江ノ島「うぷぷ……流石は霧切さんだね。よくぞ聞いてくれました」
江ノ島「そーう!! この舞台は、単純なクイズ番組と化したのです!! あぁ……今頃ブーイングの嵐でしょうね……」
十神(番組……?)
江ノ島「クイズのルールはね~! とっても簡単だよっ! 『二年間の楽しかった記憶を失くしてる』『外の世界が滅びてる』この二つが本当か、嘘か!」
江ノ島「皆さんに投票してもらいま~すっ!」
江ノ島「投票の結果、見事全員正解したら、この学園から脱出できるってことで~」
腐川「う、嘘よ嘘!! 嘘に決まってんじゃない!!」
江ノ島「いいのですよ? どうぞ嘘に投票してください。皆さんで答えを間違えてください」
大和田「変なハッタリかましてんじゃねーぞ!!」
葉隠「そうだべ! いくらなんでもそんなもん誰も信じねーぞ! よし、『嘘』に投票だべ!」
霧切(本当に、これでいいのかしら……)
不二咲「待ってぇ!!!」
不二咲「ご、ごめんねぇ……僕は、本当だって、思う……」
石丸「不二咲くん?」
不二咲「僕、実は図書室で見つけたノートパソコンで、アルターエゴっていう人工知能をプログラミングして、この学園について調べてたんだ」
不二咲「PC内にはプロテクトがかかってたけど、いくつかデータが残ってたから」
桑田「おい、そんなもん聞いてねーぞ?」
不二咲「一応、黒幕に逆らうことで、危ないことだと思ったから、みんなを巻き込まずに一人でやろうって……思って…」
大和田「チッ、水くせーな」
不二咲「あのね、そこでおかしな写真が出てきたんだ」
不二咲「窓に鉄板が貼られてない教室で、僕達がここの制服を着て、楽しそうに生活してる写真、だったよ」
山田「何故にそんな重要なことを今になって!」
不二咲「あのぉ……みんなを余計に混乱させちゃうんじゃないかって思って……僕自身も、混乱してたし……言い出せなくて」
セレス「……しかしやはり、それだけでは信じがたいですわよ。黒幕の罠、という可能性もあるのでは?」
不二咲「でも、合成の可能性は限りなく低いってアルターエゴが……」
霧切「……実は私も、江ノ島盾子の言っていることが『本当』の可能性はあると思うわ」
霧切「根拠は不二咲君よりは薄いかもしれないけど」
霧切「これだけの有名人が一斉に監禁されているのに誰も助けに来ないこの状況。食料や生活用品は補充されるのに、書籍や雑誌は追加されないこと」
霧切「更に言うとね、私、記憶喪失なのよ。自分の才能が思い出せないの」
桑田「霧切までそんな衝撃的な事実をボンボンと出してこないでくれよ……脳みそ爆発しそー」
腐川「だけど……そんなの、結局はどっちの可能性もあるってだけで、決定的な証拠にはならないじゃない!! もう破滅よぉ……」
苗木「待って、腐川さん。彼女なら何か知ってるかもしれないよ。確か腐川さんは、ジェノサイダー翔と記憶を共有してないんだよね?だったら……」
桑田「腐川、頼む」
ジェノ「じゃんじゃじゃ~~~~~~~~~~~~~ん!!」
舞園「ジェノサイダーさん、世界って滅亡してますか? 私達って二年間を共に過ごしたクラスメイトですか?」
ジェノ「あ? 何当たり前なこと言ってんの? 馬鹿なの?」
朝日奈「……じゃあ、」
江ノ島「んで? どーすんの? ねぇねぇ、どーすんの?」
山田「僕は……気付いてしまった……」
山田「『嘘』に投票しましょう」
苗木「や、山田クン? 何を言ってるんだよ! 今ジェノサイダーが『本当』だって」
山田「これは、選択肢のないクイズなのですぞ、苗木誠殿。正解すればここから出られる。しかし、滅亡している世界へと出て行って、それから僕らはどうするのですか?」
江ノ島「ふふっ、気が付いたようですね。もっとも、頭の良い方々は気が付いていて、あえて口にしなかったようですが」
山田「『嘘』に投票して、正解なら平和な世界へと出ていける。不正解でも、滅亡した世界へと出なくてすむ」
山田「だからこれは、選択肢のないクイズ……」
葉隠「そ、そうだべ……滅んでる世界になんか出て、死んじまうよりは、ここでみんなでずっと暮らした方が」
苗木「そんなの生きてるなんて言えないよ!! 僕は何があっても黒幕になんか屈しない!!」
江ノ島「苗木くんはこんなこと言っちゃってますけどぉー、一票でも不正解があればここから出られませんからねー?」
江ノ島「15人、全員が正解できますか?」
十神「おい待て! 15人、と言ったか?」
江ノ島「うぷぷ、そうだよ。お姉ちゃんにも参加してもらうよ。お姉ちゃんも最初からオマエラと学園生活を送ってたんだから当然だろ?」
桑田「……江ノ島…」
戦刃「私は江ノ島盾子じゃない。戦刃むくろ」
戦刃「最初に、言っておくね」
戦刃「私は盾子ちゃんを裏切らない」
戦刃「私は超高校級の絶望、だから。不正解に入れる」
舞園「……こんな、ことって」
セレス「この学園で、一生……? そんな……馬鹿げた、話……」
朝日奈「でも、さぁ……外に出るよりは、マシなんじゃ……?」
苗木「そんなの、生きてることにならない。こんなのおかしいよ……!」
桑田「オレは、こっから出たい」
十神「桑田、お前」
大和田「けどよぉ、こっから出たら、だって、世界が終わってるって……怖くねーのかよ」
江ノ島「桑田くーん? 勘違いしてるのかなー? 今、外では至る所で暴動が起きてて、空気も汚染されてて、君達なんかすぐに死んじゃうんだぞー?」
桑田「おい、戦刃。ちなみにお前はどっちに投票すんだよ」
戦刃「え、だから言ったじゃん。私は盾子ちゃんを裏切らないって」
戦刃「だから、もちろん不正解の『嘘』のほうに投票するし、」
桑田「やっぱ『本当』が正解っつーことか」
戦刃「あっ」
江ノ島「おバカ」
桑田「オレ達が記憶喪失で、世界が終わってるっつーのは、もう事実ってことで決まりだろ」
霧切「そうね、戦刃むくろがそう言うならばそうよね」
ジェノ「あ~~? アタシの証言も信じてほしいっつーか、アタシのが多分味方ポジなんですけど~~」
江ノ島「ちなみに、この学園の監視カメラの映像、全国ネットで放映してますから。みなさんが人殺ししようとしてたの、もうみんな知ってますから」
江ノ島「さてと、そろそろ投票タイムっつーことでいいんすかね」
江ノ島「だってよぉ!! これ以上話し合うことってもうねーよなぁ!? どっちが正解か、答えは出ちまったみてーだしよォ!!」
戦刃「私は、『嘘』に入れるよ」
桑田「オレは『本当』に入れる」
戦刃「無駄。例え全員が『本当』に投票しても、私が『嘘』に投票すれば、あなた達はここから出られない」
桑田「うっせーよ、アホ!! オレは出たい!! 出て野球がしてーよ!! ここの奴らと、広い世界に出てーんだよ!!」
戦刃「どうして? ここから出ないのが得策。盾子ちゃんも喜ぶ! みんなも安全! 誰も損しないよ!!」
桑田「確かに損しねーよ。でも、誰も得しねーよ!! オレはそんな生き方ぜってー嫌だ!!」
桑田「ミュージシャンも、野球も、生きることも、希望も、全部、全部諦めねーぞ!! オレは!!」
霧切「そうよね。例え絶望的な状況でも、最後まで……いいえ、最後になっても全てを諦めない。あなたらしいわ」
霧切「私は『本当』に投票するわよ」
舞園「諦めるなって言ったの、桑田君です。私、その言葉に励まされました。だから、きっと私も桑田君に似て、諦めが悪いのでしょうね」
舞園「諦めない以外の選択肢は、もうありません」
山田「アニメも漫画も、ここには何もないですしおすし。それって僕の個性死んじゃいますし。……うん、怖いけど、僕は、やっぱり、二次創作が好き」
山田「ヲタクの自己顕示欲を舐めんじゃねぇー!!」
セレス「わたくしはギャンブラーです。負け知らずの。わたくしが賭けた方が、勝ち率も上がるでしょう。協力して差し上げますわ」
セレス「……いいえ、あなたに賭けます。桑田くん」
石丸「外に出て、やり直したい。僕自身を。そして……世界が滅亡しているのなら、それもやり直せばいいんだ。僕が秩序を構築してみせる」
石丸「今こそ、超高校級の風紀委員こと、石丸清多夏の出番ではないか!!」
不二咲「僕ね、本当のところ、ここにいてもいいやって思ってたんだぁ。……でも、やっぱりそれって、僕の逃げ癖、なんだよ。強くなるって決めた。もう逃げないって決めたんだから」
不二咲「外に出たいよ!! みんなに会って、強くなった僕を認めてほしい!!」
大和田「兄貴ならどうするかって、やっぱいつも考えちまうんだ。兄貴はきっと、仲間を死の危険に晒してまで、ここから出ねぇと思う。……けど、オレは兄貴じゃねぇ」
大和田「テメェら、こっから出るぞ!! んでオレが守ってやる!! それが二代目暮威慈畏大亜紋土の総長、大和田紋土だ!!」
大神「我らは勿論」
朝日奈「うん、桑田についてくよ!」
石丸「地の果てまでな」
葉隠「石丸っち、一々こえーから……」
十神「フン、俺は元より黒幕に屈する気などない」
ジェノ「アタシは外なんて怖かねーし」
戦刃「待ってよ。何、この流れ」
戦刃「だから、無駄なんだってば!! だって、私が『嘘』に入れるんだから!!」
戦刃「そ、そうだ……みんな、私が『嘘』に入れるって、分かってるから、安心して『本当』に入れれるんだね」
十神「フン、そう思うなら『本当』に投票すると宣言しなおしてみたらどうだ?」
戦刃「えっ……」
セレス「そうですわね。さあ、わたくし達の前で『本当』のボタンを押してみせてくださいな」
戦刃「えっ……えっ……」
江ノ島「……」
戦刃「……」チラッ
戦刃(盾子ちゃんが、何も言わない……指示がない、どうして……?)
桑田「あ、そっか。オレ達が全員『本当』に入れるのが怖くて、お仲間に投票権を与えたっつーことか」
十神「超高校級の名が廃る。貴様らは絶望として、雑魚だ」
戦刃「……馬鹿にしないで」
戦刃「盾子ちゃんを馬鹿にしないで!! 私は『本当』に入れるよ!!」
――――ぽちっ
セレス「ふふっ、確かに」
山田「『本当』に投票しましたなーww煽り耐性皆無wwww」
江ノ島「……お姉ちゃん」
戦刃「盾子ちゃんは絶対に負けない。希望なんかに、あんた達なんかに負けたりしない」
戦刃「盾子ちゃんは言ってた。最後の裁判では、全員絶望してるって。それが間違うはずがない!」
戦刃「盾子が間違うなんてあり得ないんだから!!」
江ノ島「ほんっと、絶望的」
江ノ島「絶望的に馬鹿丸出し」
戦刃「え、」
江ノ島「もういいです。もうテメェはどうでもいい」
戦刃「盾子……?」
江ノ島「……この馬鹿はともかく、全員が『本当』に入れるって本気で思っちゃってんの?」
苗木「当たり前だ」
江ノ島「あーあ、閃いちまったぜ! そうだ、もし一人でも『嘘』に投票した奴がいたら『本当』に投票した奴は全員オシオキしてやんよ!」
戦刃「えっ、盾子ちゃん?」
江ノ島「あぁ、うん。誰か一人でも『嘘』に投票しちゃったら、『本当』に投票したお姉ちゃんも勿論オシオキね」
戦刃「えっ……えっ……、盾子……?」
江ノ島「あ……オシオキっていうのは……処刑のことです……死んじゃいますよ……」
江ノ島「誰か一人でも『嘘』に投票すれば、助かるのはその『嘘』に投票した人だけなんだよ?」
江ノ島「だったらさー!『嘘』に投票するのが絶対的に安全だよね? ね?」
苗木「だったらなんだって言うんだ。ここにいるのは仲間だ。誰かを疑ったりなんかしない」
江ノ島「ばっかみたーい! ここにいる大半が犯罪者なんだよぉー?」
大和田「オレ達は仲間だ。罪を背負ってもそれは変わらねぇ」
江ノ島「……許せるっていうの? ねぇ、朝日奈さん! 石丸くんは朝日奈さんを殺そうとしてたらしいよ? ねぇ、君は許せるの?」
朝日奈「えっ!?」
江ノ島「君はなーんにも悪いことなんてしてないのに。風紀委員である石丸くんが、罪のない人を、それも女性を手にかけようとしてたなんてさ~」
朝日奈「あっ……ぁ…」
江ノ島「ねぇ、許せるの? 仲間だって言える? 協力できる?」
朝日奈(どうして私が……? どうして……)
江ノ島「許せないよね?だーかーらー!君達は仲間なんかじゃないんだよ!」
石丸「すまない……」
朝日奈「………」
江ノ島「ぶひゃひゃひゃ! いい顔だよ! 絶望してる、うん、いい顔だよ!!」
江ノ島「人間は所詮、保身に走るものですし。ねぇ、葉隠くん? セレスさん?」
葉隠「……」
セレス「……」
江ノ島「ほーら、疑いたくなってきた。一度疑ってしまえば、もう『嘘』に投票するしかない」
江ノ島「それじゃ、仕切りなおしまして、投票――」
苗木「それは……」
苗木「それは違うよ」
苗木「許せなくたっていいんだよ。許せないことがあったって、仲間だって言ってもいいじゃないか!!」
桑田(オレだって舞園のこと、許してるわけじゃねーし)
苗木「喧嘩することもあるし、絶対に許せない出来事だって、きっとこれから先もあるんだよ!! 修復しようのない亀裂が入ることだってあるかもしれない」
大和田(ダチ同士での衝突なんてしょっちゅうだろ)
苗木「だけどさ、そんなことで友達じゃなくなったり、絆が消えたり、楽しかった思い出が全部ドブに塗り替えられたり」
苗木「そんなこと絶対、あるわけないじゃないか!!」
江ノ島(……)
苗木「僕達は負けない。お前なんかに屈しない。切り捨てたりしない。見て見ぬ振りなんてしない。諦めたりしない」
苗木「絶望なんてしない!!」
【 全 員 正 解 】
江ノ島「なんなの、これ」
戦刃「……じゅんこ」
江ノ島「馬鹿は黙ってろ」
江ノ島「……意味わかんない」
江ノ島「だいたい、最初からおかしかったのよ。なんか桑田がモテだしてさ」
江ノ島「二年間の生活じゃ、そんなこと一切なかったのに」
苗木「お前の負けだ。江ノ島盾子」
苗木「あと桑田クンに惚れない人なんていないんだから謝れ」
葉隠「そーだそーだぁ!!」
桑田「えっ」
桑田「今までずっとそういう感じの空気じゃなかったのに急になんなのお前」
苗木「そう、桑田クンはすなわち僕たちの希望」
桑田「キメ顔で何言っちゃってんの?」
苗木「桑田クン(希望)は前に進むんだ!」
桑田「やめて」
桑田「それ普通にオレ歩いてるだけみたいになるからやめて」
霧切「苗木君、あなたは幸運や不幸なんかでこの学園に選ばれたんじゃないと思うの」
桑田「無理矢理締めの言葉っぽいのきたけど、お前ら誰一人として今のおかしいと思わねーのか」
霧切「最後まで諦めないあなたは、絶望に打ち勝とうとするあなたは、」
霧切「超高校級の希望、そう呼べるんじゃないかしら」
苗木「そして桑田クンは、超高校級の希棒……ってことだね」
桑田「もうソレ絶対言うと思ったわ!! 使い古されてんだろソレ!!」
苗木「これでお揃い……だね」エヘヘ
桑田「お、おう」
戦刃「盾子が……負けた……? 嘘だよ、こんなの」
桑田「戦刃、お前そんなんでいいのかよ。江ノ島はお前を見捨てたんだろ?」
戦刃「……そう、だね。死んだも同然、だね。私には盾子ちゃんしかいない……盾子のために、生きてきたのに」
桑田「オレはお前を見捨てねーぞ」
大神「桑田、本気か……?」
桑田(オレなんか急にモテ男になっちまって……いや、前からモテてたけど、前より更にモテ男になっちまって、なんか分かる)
桑田(こいつ……落ちるぞ……!)
桑田「オレについてこいよ、むくろ」
戦刃「く、桑田くん……」キュン
桑田(よし)
霧切「ずるいわ。桑田君ハーレムにさっき入った新米の癖にそんな言葉をかけてもらえるなんて」
山田「そうですぞ! 僕にも言って! いやん!」
大和田「桑田、オレも……」
舞園「私が一番最初に好きになったんですよ!」
朝日奈「わ、私だって負けないよ! 私なんか桑田と一緒に……寝たもん!!」
セレス「桑田くん、わたくしに忠誠を誓えば、優雅な将来を保証しますわ」
不二咲「僕ね、あの、こんな見た目でよかったなぁって、はじめて思えるんだぁ……」ギュッ
石丸「不二咲くんは積極的だな! 容赦しないぞ!」
ジェノ「あ~ら、きよたん。いつからそんなヤンデレキャラになっちゃったの~?」
大神「桑田、ここから出たらケンイチロウに紹介させてくれぬか」
十神「……まず俺に対しての責任を取れ」
葉隠「とりあえずみんなで和姦するべ!」
苗木「桑田クン、大好きだよ」
桑田「お、オレも、お前らのこと、大好きだっつの……アホ」
おわり
ちなみに、盾子ちゃんはその後、さくらちゃんとかに拘束されて一緒に連れ出されます。未来機関に引き渡されました。
裁判は、苗木vs妹さま、桑田vs残姉っていう構図にしたかった感じでした。
こんな無理矢理感満載で申し訳ない。そして、こんなエンドのために長らくお待たせしてしまい、本当に申し訳ないです。
待っててくれた人、もしいたらありがとうございます。
正直、最初はホモR18とスレタイ回収がやりたかっただけで対したオチでもないのに、色々と評価を頂けて嬉しかったけど申し訳なかったです。
例え道を違えても、楽しかった時間が偽物になるわけじゃないっていう思いだけは真剣に込めてみました。
前スレで安価をとってくれた方の「葉隠と媚薬プレイ」のリクエストは書きたいと思います。まだこの方が見てくれているかは分かりませんが。
帰宅したら投下します。
本当にありがとうございました。
コメントありがとうございます……!
やっぱり嬉しいですね。
ハリポタも十神もいつか完結させたいです。
葉隠との媚薬プレイ投下します。
未来機関に保護されて、その後っていう感じです。
葉隠「桑田っちー! 和姦しようぜ!」
桑田「磯野ー! 野球しようぜ! 的なノリで誘うのやめろ」
葉隠「えっ、そのノリじゃなかったらええんか?」
桑田「よくねーよ! つーか仕事しろ」
葉隠「せめてフェラこきしてくれ」
桑田「お前の脳みそってマジでチソコだよな」
葉隠「うぅ、桑田っちが最近掘らせてくれねー」
桑田「最近もなにもお前には掘られたことなんかねーよ!」
葉隠「……他の奴にはあるみたいな言い方だべ」
桑田「は、はぁ!? んなわけねーだろ、このアホ!」
桑田(舞園にケツ掘られたなんて言えねーし……つーか、それもこいつのせいだったような)
葉隠「むぅ……」
桑田「可愛くねーから」
葉隠(桑田っちとヤリてーなぁ……)
葉隠(よし、決めたべ! 今日は桑田っちと寝れる日! 絶好のチャンス!)
葉隠(桑田っちと寝れる日は相変わらずローテーション制になってる。15日に一度のビッグイベントだべ!)
葉隠(この媚薬を飲ませて……美味しく頂いてやるべ)
――
――――
――――――
葉隠「桑田っち、寝る前にホットミルク飲むとよく眠れんぞ」
桑田「断る」
葉隠「なんでだべ!?」
桑田「みんなやたらとオレに何かしら飲まそうとするし、いい加減学習するっつの」
葉隠(考えることは皆同じっつーことか……!)
葉隠「でも、別に変なもん入ってねーって!」
桑田「お前ほど信用できねーやついねーし」
葉隠「本当なんだって!!」
桑田「じゃあお前はその牛乳飲めんのかよ」
葉隠「勿論だべっ」ゴクゴク
桑田「お、マジか。大丈夫そうだなっと、」ゴクゴク
葉隠「関節キスだべ、桑田っち」
桑田「中学生みたいなこと言ってんじゃねーよ」ゴクゴク
桑田「じゃあおやすみ」
葉隠(えっ!? 効いてない!?)
桑田「どうした? 電気消すぞ」
葉隠(がっかり……だべ)
――――――
――――
――
桑田「……」スヤスヤ
葉隠「……」スヤァ
葉隠「……っ」ピクッ
葉隠(なんか、体が熱い)
葉隠(つか、すげームラムラして、)
葉隠(そうだ、俺もちょっと飲んだんだべ)
桑田「……っ…」
葉隠「桑田っちも起きたんか?」
桑田「お前、やっぱなんか入れただろ……!」
葉隠「チソコ辛いよな?桑田っちゴクゴク飲んでたもんな?」
桑田「……うっ、クソ。やめ、変なとこ触んな」
葉隠「分かったって。ちょっと体撫でるだけ、な?」
桑田「まぁ……撫でるくらいなら」
ペタ ペタ
ペタ ペタ
ペタ ペタ
桑田「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
桑田(これ、逆に、辛いっ)
葉隠「桑田っち、やっぱかわいーな」
桑田「ふ、ん、……なぁ、オレ、トイレ」
葉隠「自分で抜くなんて駄目だべっ! ほら、ちーくーびー」ツンツン
桑田「!?……アッ、……お前」
クリクリクリクリ
桑田「はぁ!?待て……や、クソッ……んんん!!!!」ピュッ
桑田「……」
葉隠「乳首でイった?」
葉隠(媚薬効果すさまじ……。この流れで、本番まで持ち込んで……)
桑田「……」スヤァ
葉隠「桑田っち!?!?」
桑田「……」スヤァ
葉隠「自分だけイってスッキリしておねんねなんてズリーぞぉ!!」
桑田「んー………」
葉隠「この後始末だって誰がすんだべ! 桑田っちが出したんだから桑田っちがやるべきだ!」
桑田「むにゃ……」
葉隠「俺のこの息子どうしてくれんだべ! 擦り付けてやっからな!!」ムニィ
桑田「やめろキメェ」ドスッ
葉隠「うぐっ……腹パンは酷くねーか…………」
葉隠「桑田っち」ギュウ
桑田「……ん」
葉隠「大好き!」
桑田「……もう寝ろよ」
葉隠「ちゅっ………へへ、デコチューゲット」
桑田「……アホ」
以上です。感慨深い。見ていただいてありがとうございました。
多分する人なんていないでしょうけど、こんなクソホモssを転載するのは危険ですので、【転載禁止です】とあえて書き込んでおきます。
このSSまとめへのコメント
桑田ーーーー
この作者さんが大好きだ