魔王「?……確かに何やら気配を感じます。側近b…直ちに
ここ周辺に怪しい者がいないか確認してください。
仮に何かいましたら門答無用で殺してください」

側近b「へい。今すぐ行ってきます！」ｽﾞﾀﾞﾀﾞｯ!!!

スライムナイト(まずい……動き始めたか……)ﾀﾞﾀﾞｯ

側近b「何かいるなら隠れてねえで出てきやがれ！」ｷｮﾛｷｮﾛ

スライムナイト(早く脱出しないと・・・！！！)

側近b「ちっ・・・何処かに隠れてやがるんだな・・」

スライムナイト(クソ……ちゃんとリレミトを覚えて
おくべきだった…すまなかった……ベホマン…)

側近b「しょうがねえな・・城を傷つける訳にはいかねぇ…
そうだな……　いでよ！！我がしもべ達よ！！」ｶｯ

くさった死体「………」ｽﾞｽﾞｽﾞ
奴隷兵士　　「………」ｽﾞｽﾞｽﾞ
がいこつ剣士「………」ｽﾞｽﾞｽﾞ

スライムナイト(ま…まずい！敵が複数に…！！)

側近b「手分けして城中から怪しい者を探し出せ
そして見つけたらすぐ俺んとこに連れてこい。捻り潰すから」

しもべ「は…い…いっ…て…き…ま…す」ｽﾞﾀｯ　ｽﾞﾀｯ　ｽﾞﾀｯ

側近b「ふぅ・・・少し休憩してるか」ﾌｩ~

スライムナイト(ゾンビ系の奴らか……なら対抗出来るな…)
くさった死体「見つけた・・・」ｼﾞｰｯ

スライムナイト(何！！こんな一瞬で！！！)

スライムナイト「ちっ…ニフラム！」

くさった死体「あ…ぁ…」ｼｭｩｩｩ

スライムナイト(人間に教えてもらった甲斐があったな…)

スライムナイト(!!……あっ……そういえば…!!!)

ベホマン『ナイ君？リレミト覚えてないなら
これを持っててね。きっと役に立つ時が来るから』ﾆｺｯ

スライムナイト(そうだ！！確か…この袋の中には…！！)ﾊｯ…ﾊｯ

ドゴッ！！！

スライムナイト「う……ぁ……ぅ…」ﾄﾞｻｯ

側近b「やれやれ。しもべ全員に探知機付けておいて
正解だったぜ。変な反応あればすぐに分かるもんな？」

スライムナイト「ふっふっ……何をおっしゃる？」

側近b「あぁ？」ｷﾞﾛｯ

スライムナイト「まさか…この私に貴方一人で
勝てるおつもりか？」

側近b「……そうか。頭の殴られ所が悪かったか？」

スライムナイト「私を他のスライムナイトと同じにしては
いけませんぞ。私は彼らより数段上の実力だ」

側近b「ほぅ？そうなのかぁ？」

スライムナイト「それにより、貴様程度は相手にならん」

側近b「……この俺を誰だと思ってやがるんだぁ？」ﾋﾟｷﾋﾟｷ

スライムナイト(一か八か…)「秘技:ギガスラッシュ！」

側近b「な、、なんだと！？」

スライムナイト「……と見せかけの、、すなけむり！」

側近b「!?…目くらましか…」ｸｯ

スライムナイト「よし・・・」おもいでのすず

スッ！

側近b「くっ……前が……」ｽﾘｽﾘ

側近b「ちっ！…逃がしたか……」

しもべ「残念無念」

側近b「うるせえ！消えてろ」ベキラゴン