穂乃果「魔王を倒すよ!」【安価】 (40)
穂乃果「私、高坂 穂乃果16歳!今日から勇者を始めることにしました!」
穂乃果「私の住むオトノキ王国がこのままじゃ魔王に滅ぼされちゃう…だから私が勇者として魔王を討伐してそれを阻止するんだ。やるったらやる!」
ことり「私と海未ちゃんも手伝うからね!頑張ろう穂乃果ちゃん♪」
海未「穂乃果一人にこの国の、ひいては世界の運命は任せられませんね。全力を尽くしましょう」
穂乃果「うん!>>3(職業)のことりちゃんと>>4(職業)の海未ちゃんがいたら心強いなぁ。がんばるぞー!」
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ヒーラー
姫騎士
ことり(ヒーラー)「えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな。疲れた時はことりにおまかせだよっ♪」
海未(姫騎士)「私も園田王家の血を引くものとして、責任と義務がありますから」
穂乃果「うんうん!これなら負ける気なんてしないよ、じゃあ早速魔王城目指してしゅっぱー『ちょっと待って!』…あれ?」
>>7「いきなり魔王城なんて…魔王>>8(人名)はそんな簡単な相手じゃない!」
希
絵里
穂乃果「占い師の娘の希ちゃん!魔王エリーチカ…そんなに危険な相手なの?」
希「そうや、カードがウチに告げるんよ。魔王エリーチカを倒すのは困難、それにエリーチカを打倒するのは4人組だって」
ことり「四人組かぁ…ことりたちだけじゃ一人足りないね」シュン…
希「だいじょーぶ、ウチを入れて4人や♪」ドヤァ
海未「(それ言いたかったんでしょうね…)助かります、我が国でも評判の占い師の希が来てくれるなら私達が道に迷うことも無いでしょう」
穂乃果「うんうん、それじゃあ早速魔王城に「だからちょっと待って、って言うたやん!」
希「占いによると、まずは>>10に行くべきらしいんよ」
呆れる程のどかな平原
海未(lv.76)「勇者として駆け出しの穂乃果のため、レベル上げが必要ということでしょうか」
ことり(lv.28)「昨日まで本当にただの和菓子屋の娘だったもんね、穂乃果ちゃんは」
希(lv.90)「ウチもスピリチュアルやけど、流石海未ちゃんは育ちがいいだけあるんやね」
穂乃果(lv.1)「……えー、よく見たら何か穂乃果疎外感だよ。このパーティ」
・・・・・・
穂乃果「という訳だから、まずはここの平原で初級の相手から「いえ、やっぱり時間の無駄ですね」えええぇぇ!??」
海未「私だけだと不安が残ってこの案でも良かったですが、希が加わった今なら中の上くらいの魔物から狩って2人のレベルを上げた方が効率がいいかと思いまして」
希「元々後衛役のことりちゃんは格上相手でも危険に晒される心配も少ないし、しばらくは穂乃果ちゃんの面倒だけ見る感じでええんかな?」
穂乃果「おかしい…穂乃果は今回勇者で主役の筈なのに…」ショボン…
ことり「穂乃果ちゃんどんまいだよ…あはは」ドンマーイ…
穂乃果「そこからはもう、ことりちゃんと一緒に2人の後ろから事がトントン拍子に進んでいくのを見る日々が続きました」
・・・・・・
凛(猫耳猫尾)「ここは通さないニャー!」
海未「魔王の手下ですか…希」
希「うん、いくで」ワシワシワシワシ
凛「にゃにゃーー!!!??」
・・・・・・
花陽(妖精姫)「こ、ここは妖精の里です…」ビクビク
ことり「こわがらないで?私達はただ、ちょっとだけ秘薬をわけて欲しくて」
海未「花のように美しい妖精の姫君、同じ姫の好みで協力してください」イケメンスマイル
花陽「ひ、ひゃあぁ〜//」ダレカタスケテェ//
・・・・・・
にこ(他国の姫)「にこはー、エリーチカ様のお妃様にならないか誘われてるからー」
海未「」イケメンスマイル
希「」ワシワシワシ
にこ「や、やっぱり海未姫も素敵だし、人間側も捨て難いにこねっ!」
4人(ちょろい……!)
・・・・・・
−魔王城前−
穂乃果「結局穂乃果は何もしないまま魔王城まで来ちゃった…」
海未「そう項垂れることはありませんよ穂乃果、あなたが最初に動いたからこそ私達はここにいるんですから」
希「そうやで、占いでは魔王を討つのは4人の美少女って出てたんやし。穂乃果ちゃんの活躍のチャンスもまだあるかもしれんよ?」
ことり「ここまで私達の行くとこ敵はナシ、だったからね。この調子で魔王城攻略まで皆んなでがんばろーね!」
穂乃果「…うん、穂乃果も勇者なんだから!このままいいとこ無しじゃ終われないよ!」
ザッ
>>16「待ってたわ、勇者一行。あなた達はここで、魔王城の中に入ることすらなく城門前で終わるのよ!」
穂乃果「えっ…なんで、なんであなたが…?」
↑
穂乃果「真姫ちゃんどうして…」
真姫「ふふ…それはね」シュバッ
海未・希((来るッ!?))
真姫「まっきまっきまー☆ちょっと素直じゃないけど、本当はラブリー真姫ちゃんです♪」ラブマキッ
穂乃果「そんな…魔王に洗脳されてる…!?」
ことり「違う、これは…疲れたんだね。真姫ちゃん」
穂乃果「どういうことなの、ことりちゃん?」
ことり「あまりにも自分だけ出番が遅くて、待ち疲れて壊れちゃったみたいだよ?」
ことり「…だから、ここはことりの出番。真姫ちゃんを癒してみせる、ヒーラーの役目はソレだから…!!」
希「ことりちゃん、それは…」
海未「希、ことりの意思を汲みましょう。では、ここは任せますよ」タタッ…
穂乃果「え、そういう展開なの!?待ってよ、穂乃果を置いてかないでー!」
真姫「待ちなさいッ!逃がさないわよ、まっきまっき…」
ことり「そうは、させないっ!!」
ガキィィインッ!!
ことり「ことりのオヤツにしてあげる、2人で癒しの時間を過ごそうね♪」
真姫「邪魔しないでまき、まきはみんなのまっきーまき…!」
ことり「今だけは私だけの真姫ちゃんだよ…ちゅん」
・・・・・・
穂乃果「3人になっちゃったけどいいのかなー…」
海未「占いなんて目安です、先を急ぎますよ」
希「そうやで、最後に運命を選ぶのは自分の行動やし」
穂乃果(自分で「ウチを入れて4人!」とか言ってたのになぁ…)
>>19「驚いた、こんなに早くここまで辿り着くなんてね。でも、ここで…」
あんじゅ
あんじゅ「そっちは3人、はぁ…ウチの2人が外してるタイミングじゃなきゃ一人一殺で楽だったんだけどね。少し骨が折れ…」
希「海未ちゃん。穂乃果ちゃん連れて先行って、今度はウチの番みたいや」スッ…
穂乃果「え、どうして急に「行きましょう穂乃果」ガシィッ
海未(向こうはあえて、増援が2人来ることを仄めかした…A-RISEという三幹部がいる事は事前情報で確認済み)
希(ここでその3人全部を相手して消耗するのは得策じゃない…だから、その2人が魔王城に戻る前に決着させないと…!)
海未「…いいんですか?一応確認しますが、彼女の言葉がフェイクで残り2人もすぐ側にいる可能性も」
希「ええんや、その時はその時でウチが一人で3人を抑える」キリッ
海未「…頼みます」ダッ
あんじゅ「あーあ、逃しちゃった♪」テヘペロ-
希「勿体振らずに出てきいや、情報通りなら三幹部A-RISEは何があっても半径100mを越えて離れることはない」
希「この状況なら…そこの影とそこの影とか、2人くらいおりそうやん?」
ユラァ…
ツバサ「あなたの仲間を想う心、敵ながら敬意を表するに値するわね」
英玲奈「私は愚かな奴、と思ったがな。私達の個々の能力に数の有利、お前では時間稼ぎにもならんだろう」
希「褒められるのもこそばゆいけど、そこまでハッキリ貶されるのも気分良くはないなぁ。そうやね…たしかに無謀もいいとこ、でも。それでもウチは」
希「スピリチュアルやからね」ザッ
魔王城・中心部
絵里「…来たわね」
キィッ…
海未「覚悟はできていますね?絵里…いえ、魔王エリーチカ」チャキッ
穂乃果「絵里ちゃん、もうやめようよこんなこと。小さい頃みたいに、また…」
絵里「希はいないのね?大方、下でA-RISEの足止めでもしてるってとこかしら…」
穂乃果「絵里ちゃんっ!」
グイッ
海未「穂乃果、今の絵里に何を言っても届きません。絵里は…>>24を原因に魔王エリーチカに変貌してしまったんですから」ホノカダキヨセッ
隠していた高級チョコレートを穂乃果に食べられたの
絵里「そうね、始まりはそうだった。私が異国の踊り子としてオトノキ劇場で大喝采を浴び、差し入れでファンに貰ったチョコレート…それを、他ならぬあなたが奪った。そのファンの気持ちごとね…!」
穂乃果「いや、プレゼントに込められた気持ちって渡した時点で届くんじゃないかなーって…」
絵里「チョコ美味しかったの?」ニコッ
穂乃果「うん!すっごく!今まで食べた中で一番だよぉ〜♪」デレッ
ズズズズズズ……
海未「穂乃果!あなたはまた余計なことを…!」ジトッ…
穂乃果「だ、だってぇ…」
絵里「もはや言葉は不要ね?海未、あなたは下がりなさい。ここは正々堂々サシで勝負させなさい」
絵里「もちろん、穂乃果が勝ったら私に出来る限りの謝罪のカタチをとるわ。だから…>>27で勝負よ、穂乃果」
真剣
海未「それをはいそうですか、と私が聞き入れると思いますか?」
穂乃果「海未ちゃん…ごめんね。穂乃果のワガママ、聞いてくれるかな」スーッ
シャキンッ
穂乃果「やろう、絵里ちゃん…魔王エリーチカ!これで決着だよ!」キッ
絵里「流石穂乃果ね。通すべきところはちゃんと通してくれるのね?」フフッ
海未(まずい…この勝負、どう考えても穂乃果が不利過ぎる…)
穂乃果(無茶で無謀なのはわかってる…でも、私がやらないと!!)
そして…>>30
絵里が無傷で勝利
穂乃果「」チーン
海未「ほのかぁぁああっっ!!」ブワッ
絵里「当然の結果じゃない…」
海未「それもそうですね」キリッ
穂乃果(切り替えはやっ!?)
海未「それで絵里…あなたの復讐は済んだのですか?それならこんな馬鹿げたことはもうやめて」
絵里「は?何を言ってるのかしら、海未」
絵リ「言ったでしょう、『始まりは』そうだったと。もはやこれはチョコ一箱の問題じゃない」
絵リチ「あの日魔王に覚醒した私は、気付いてしまったの。自分の新たな使命に」
絵リチカ「そうだ!こんな世界、誰かが変えないと!それを出来る人が動かないと…私が!」
エリーチカ「かしこいかわいい、この私がね」ドヤァ
海未「仕方ありませんね、絵里」
海未「私も園田の生まれとして、使命があります」
海未「だから、>>33」
必殺技ラブアローシュートでヘッドショット
エリーチカ(! 弓を構えた…そう、アレを使うのね)
海未「穂乃果は死んだ、もういない!だけど…私の背中に、この胸に、一つになって…生き続ける!」
エリーチカ(来る、でも無抵抗で食らうつもりなんてッ)
海未「弓を引くなら天を射るッ!何度外しても射続けて、射止めたならば私の勝ちッ!」ギリギリッ…
海未「私を誰と思っています?勇者の穂乃果じゃない、私は姫だ…園田 海未だあぁぁっっ!!」ヒュンッ!!
海未「届け、必殺!!ラァブゥ……アロォゥ……シュゥゥゥゥウトッッ!!!」バスッ
バタッ
絵里「見事ね、海…未…」チカァ…
穂乃果(海未ちゃん長いよ、しかも穂乃果別に死んでないし…)
海未「かくして、悪は去りました。私のLASは見事に、絵里の中に住み着いたKKEという悪魔のみを滅して絵里をも救いました」
海未「私の姫騎士という、いかにもフラグなジョブも痴態を晒すことなくお役御免となり」
海未「ほとんど私の活躍によって、オトノキの国もこの世界にも平和が訪れました」
海未「そして、数ヶ月の時が経ったある日ーーー」
穂乃果「あーあ…もう今更なんだけどさぁ、やっぱり穂乃果が活躍したかったよ。せっかく勇者になったのにさー」グテー
海未「もう、ほとんど毎日それなんですから…いいじゃないですか。世界を救った褒美として、特例で同性婚も認めて貰えたんですし」モギュッ
穂乃果「海未ちゃん//// で、でも!それとこれとは話が…」
海未「穂乃果は、不満ですか…?今の、二人っきりの生活…私は、この上なく幸せと思ってるのですが//」ウワメヅカイ
穂乃果「ず、ずるいよ海未ちゃん//そんな風に言われたら穂乃果…」
海未「穂乃果…」
穂乃果「海未ちゃん…」
チュッ
・・・・・・
海未「さて、それじゃあ穂乃果とのオタノシミした後の楽しみにとっておいたデラックスゴールデンほむまんスペシャルリミテッドエディションを……あれ?」
穂乃果「あー、あの高級ほむまん?ごめんね海未ちゃん、それさっき穂乃果が食べちゃっ…」
海未(暗黒姫騎士)「いい知らせです穂乃果。どうやらまた勇者ができそうですよ?」ニコッ
穂乃果「えー…」
おわり
以上でした。SS自体久しぶりなので、ラブライブ!モノは初だけどリハビリがてらサクッと遊ばせてもらいました。
今度は真面目で普通なシチュエーションでまたμ'sの話が書きたいです…ありがとうございました
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