【バジリスク】伊甲二十勇士が現代にやってきた【甲賀忍法帳】 (110)

初SSです。
超遅筆、書き溜め不能、不定期更新です。

誤字、脱字、文法誤用、時代考証無視、キャラ崩壊等の不快事項も発生する可能性有り。

それでもよろしければ、御一読を…

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421680899

…伊賀と甲賀の忍を闘わせ、勝ち残った側を徳川次代とする…

権力者の都合で始まった 伊甲両者の無意味な殺し合いもとうとう、甲賀弦之助・朧の二人となった。
だが、『どちらか一方が生き残った方』でないと 決着とならない理不尽な定めに二人が取った手段は、共に死す事であった
『来世では、必ず結ばれようぞ(ましょう)』
の二人の想いと共に流れて行く亡骸。


……それを見ていた『人智を超えし者』は、一つの力を振るう事とした。
伊甲二十勇士全員を『ここではないどこか』へ
送り出したのだ。

話は、そこから始まる。

某市。歴史と人口はそれなりにあるが、有名ではない。

その街の外れに、敷地面積だけはある一軒の古民家がある。
かつてはそれなりに人が暮らしていたであろうが 今居るのは、壮年の男性のみ。近所からは
『幽霊屋敷の管理人』
と陰で揶揄されている。
だからといって荒れている訳でもなく、外部の手も入っているのか常に小綺麗に保たれている。

その彼が、毎朝の習慣で庭に出ると人が大量に倒れているのが目に付いた。
過去には、捨て犬捨て猫はあったが大量の捨て人(!?)は初めてであり、かつ生死も不明な為流石に思案投げ首の彼であったが、よく見ると妙齢の美女美少女がいるのを発見した。

「生きているのか死んでいるのか…」

口の中だけでもごもご言いながら、恐る恐る行き倒れ達に近づいた彼は
そぉっと一人の美少女の手首を取ると指先で脈を探った。幸いにも弱いがしっかりと拍動を刻んでいる事を確認すると、残り全員の生死を確認する
彼にとっては有り難い事に全員が生きており、不幸な事になぜここに倒れているのか解らなかった 。

「まあとにかくなんだ、うん」

と誰に向かって言っているのか解らない独言を言うと、倒れている全員を一人づつ母屋へと運んでいく。美女美少女は丁寧に、男はそれなりに、一人だけいる[ピザ]は

「重てぇなこの野郎」

と引きずって運び込む。

だが、運んでいる途中気付いた事がある。いや気付いてしまった。

何人かの腰に現代ではあまりお目にかかれない物がある事を。素人目にも良い造りと思わせる太刀がそこには鎮座ましましていた。

「ひのふの…二十人か」
普段はほとんど使わない 大広間に寝かせられた男女合わせて二十人。しかも全員和装と言うか中には

「こらどう見ても、忍者の格好…こいつらレイヤーか?」

だとしても、何の関係も無い他人宅の庭で寝る理由がない。身なりを見るに、金に困っている風にも見えない。

「まあいいや、起きたら事情聴取してお帰り戴くか」

といまだ目覚めぬ面々を見ながら思う彼だった。

とりあえずは、ここまで


…始まってもいねー。

書く時はメール欄をsagaにしないと、>>4みたいに一部の言葉にフィルターかかるよー

>>7

対応しました。指摘どうもです。

バジ好きなので期待

ちこっと投下。


……刻は過ぎ、日暮れ逢魔が時彼…甲賀弦之助は意識を取り戻した。
薄暗く…ない室内に違和感を覚えつつ、無意識に何かを探すような手の動きをする。彼の手が共に心中した彼女と覚しき手に触れると、無意識下に握り締めながらただ一言「朧…」と呟く。
次の瞬間、己の手を握り返す感覚と耳に届いた
「弦之助様…」
に彼は完全に覚醒し、思わず身体を起こそうとする。が、第三者の声に動きを封じられた。


「やぁっと気付いたか、この野郎」


朧の手を握ったまま、そちらへ顔だけ向けると
仏頂面の弦之助の知らぬ衣服を着た男が腕組みをして、弦之助達を見下ろしていた。

>>9

期待に添えるかは判りませんが…やれるだけやってみます。


1スレ1000レスありますから、

「のんびり、書いてもらうとするかの」(By如月右衛門)

キャピキャピするお胡夷と朧が見たいんや…

ほのぼの系かな?期待

>>13

小ネタで良ければ。

お胡夷「朧様朧様。たまには『うぃんどうしょっぴんぐ』に行きましょうぞ」
朧「わ、私はそのようなものに…」
お胡夷「そんな事おっしゃらずに、ほら参りますぞ」
朧「あーれー」


ショップ店頭

朧「こういうの、似合いそう」
お胡夷「お胡夷はもう少し動きやすい方が…」
朧「駄目ですよ。女として、くの一として、飾る事も必要ですよ」
お胡夷「それでしたら、お胡夷はこちらの方が良いです」

カフェ

朧「思わず買ってしまいました」
お胡夷「そういうのが弦之助様の好みなのですか?」
朧「いえ、弦之助様は『朧は何を着ても似合うておる(キリッ)』と何時もおっしゃって下さります」(照れ照れ)
お胡夷「良いですなぁ。お胡夷もそういう方に出合いたいです」
朧「あら、弦之助様達の道場に来る方の一人と随分親しげらしいですが?」(興味津々)
お胡夷「あ、あやつはその…単なる…」
朧「単なる…何ですか?」
お胡夷「」カオマッカ


こんな感じ?


つか小ネタじゃねーし。長えし

>>14

基本はほのぼので。つか 原作(山田風太郎)が余りにも理不尽過ぎると思ったので、せめてこの話ではのんびり(一部ラブラブ)過ごして欲しいと

ただし、彼女持ちには冷たいです(苦笑)

リア充爆発しろ(ぼそ)

本編(?)投下

「まあいいや、起きられるか?」

仏頂面のままの男に問われて、身を起こそうとした弦之助だったが…

「あの…弦之助様…」
朧のおずおずと呼びかける声にそちらへ向いた弦之助は、自らが朧の手を握っている事に気付き慌てて離そうとした。しかし朧は自らの手に力を込めると、弦之助を真っ直ぐ見つめると

「嫌です。もう離れ離れになりとうありません」
小さいがはっきりとした声で、自らの想いを弦之助にぶつけた。朧にすれば、死を持ってようやく愛しい男(ひと)と結ばれたのに来世と覚しき場所で繋いだ手を離されようとした。その事が再び弦之助を失うかもと恐怖したのだ。

一方、男の方も二人の会話で引っ掛かる物があった。

(『弦之助』、『朧』、男は刀を持ってる。まさか…な)

自分の推測が、有り得ない事と思いつつも確認の為二人に問いかけてみる事にした。

「そのままでいいから答えて欲しい。甲賀弦之助、伊賀の朧。で合っているか?」

外れてほしい。男の願いも空しく、二人とも頷いたのを見た男は、

(何なんだよ。マジかよ)

と思わず天を仰いでしまった。

一時停止。夜勤明けで眠たい。少し寝る。

再開。トリップて何?

…この程度の人間でも投下は出来る。便利な世の中だ。


…弦之助と朧が目覚めた後、残り全員も次々と意識を取り戻した。
が、伊賀は甲賀を甲賀は伊賀をそれぞれ見た瞬間 「伊賀者!」「甲賀者!」また戦闘に入ろうと構えかけた。それを

『止めぬかっ!』

一喝で制止したのは、弾正お幻。固まった両者を尻目に、二人は男に向かい

『我らを助けてくれたのは、貴殿か?』
と問いかけ、頷く男に

「まずは礼を申す。その上で名乗ろう、儂は甲賀弾正。隣はお幻」

と名乗り。続けて

「我ら故あって闘いとなったが、何故かここに皆揃うて寝かされておった もし事情を知っておられるなら、教えては貰えぬか」

男の予想通り、事情を知りに来た。

「うーん…約束を一つして欲しい。何を聞いても 『そういうもの』で収めて欲しい。でないと話せない」

男の要求に二人が頷くと
「まずは…」

男が説明を始めた。

トリップ。付いているかな?

せっかくだから投下。

ここから会話文にしてみます。


男「まず、今は平成27年。慶長からは大体400年後の未来。あ、証拠はこれな」つカレンダー弾正「むう…」
男「次に『ここがどこか』だけど、これを見て欲しい」地図バサー
弾正「これは…」
男「甲賀はここ。伊賀はここ。で、今居るのはここ」指差し
弾正「なんと…」
男「で、あなた方に一番重要な情報。徳川家いやこの場合幕府か、幕府は無くなっているよ。クッソ下らん理由で死ななくていいんだよ」
弾正「なんと!?誠か!?」 男「はい、証拠」つ歴史書どっさり


男「別にまだ殺し合いやるってんなら止めないが 報酬貰えないのにするの?殺し損、殺され損じゃね?俺だったら止めるけどね」
弾正「……」
男「大体さぁ、せっかく孫に嫁が来るって時に勝手にぶち壊した雇い主なんぞ見切り付けて当然じゃね?
そういう腐った事続けたからしまいに自分達がぶち壊されたんだし。
とりあえずさ、行くあてないだろうし、暫くここにいたら?なんなら、俺が雇い主になってもいいし」


弾正「……少し話し合いの時をくれぬか」

まあ幕府なくても甲賀と伊賀、特に十人集は憎みあって殺しあうだろうけどな…報酬云々ではなく

>>26

ふむ…
番外になりますが、ちとその辺り突っ込んでみます。


蝋斎「甲賀と同じ屋根の下で暮らせと!?冗談ではないわ!」
男「まあ、そういう感情もあるわな。だけどな『不戦の約定』は何故結ばれた?織田と言う外敵に伊甲両者が攻め込まれ、「いがみ合っている場合ではない」
から結ばれたんだろ?
そしてそれが腐れ徳川家の勝手な都合で無しになるまで続いた理由は何だ?
「憎しみより平和」
を求めたから。しかも大多数がだ。」
蝋斎「ぬう…」
男「何も『仲良くして』と言っているんじゃねーよ。
最低「呉越同舟」でいて欲しいだけだ。徳川の世はともかく、この「今居る所」は殺し合いをすれば警察という「秩序を乱す一般人」を取り締まる存在がやって来る。10人、いや9人として、自分達の想像以上の「力」を持つものが、百倍でかかってみな。勝てる訳なかろう?現に織田は何万で攻めて来た?」
蝋斎「じゃが、遺恨はそう容易くは解けぬぞ」
男「ならあなただけは甲賀を無視すれば良い。これは甲賀側にも言える事だが。」
男「せっかく、腐れ徳川家の理不尽から解放されたんだせめて「小豆蝋斎らしく」過ごして欲しい 後、蛍火と夜叉丸を泣かす気か?俺は嫌だぞ。今時珍しい健全カップルたから端からニヤニヤ眺めてたいんだ」
蝋斎「お主…結構下世話な奴じゃの…」
男「おうよ!(ドヤァ」


要は、「内心はともかく平和を求め、維持できた時があった」から最低冷戦には持ち込めるだろと
後「反社会的存在」になったら、主人公を含めた皆が生活出来無くなる世の中だし。


ちなみに、この作品の中では「殺し合い」は起きません。作者が許しません(キッパリ)

本編(?)投下

伊賀サイドです。


お幻「本当に、ここが儂等が生き返った先の世なのかい?」


男「間違い無く。天井をご覧下さい」


お幻「何じゃあの火の玉は?火事になるではないか!?」


男「いやいや、あれは熱を持ってないですから。しかも…」カチカチ


お幻「なんと!?火も使わずに灯りが…」


男「こればかりでは無く、薪を使わずに火を起こし飯を炊き湯を沸かす。 他にも、遠くの情報が動物や狼煙を使わずに瞬時に得られ、また遠くの他人共まるで目の前に居るように話しが出来る。そんな事が当たり前に出来る世の中です」


お幻「なんと!?…」


男「但し、同時に銭のやりとりでしかほとんどの物は得られません」紙幣バサバサ貨幣ジャラジャラ

お幻「なんと!?このような絵と宝で物を得るのかい!?」

男「とりあえず、どこかで集団で暮らすとしてもこれがないと、何も手に入れられません。それに多分…」チラッ

朧「?」キョトン

男「朧殿は弦之助殿の側を離れないでしょう。どうです?とりあえず、ここで暫く暮らすというのは?」

お幻「そうさの。皆と話をする暇をくれぬかの」


……なんか主人公の態度が弾正の時と違う

というツッコミは勘弁して。

投下。個別の話し合いです。


…やっと書きたい事その1に入った。

対甲賀弦之助


弦之助「主殿。本当にここは我等が知っておる世とは違うのであるか?」
男「ああ、祖父殿に渡した証拠の数々、弦之助殿も見られたであろう?」
弦之助「所で主殿。何故私の名を存じておった? 甲賀忍群頭領の孫とはいえ、まだ世にも出て居らぬ。そのような男の名をどこで知られたか?」

男「だよな。まあこれを御覧なされ」つ単行本

弦之助「?(パラパラ) !? これは…」

男「まあ俺も書物でしか知らないんだが。あと俺が名前聞いた時頷いたろ?それが決め手になった」

男「さて、ここからは話し合いと行こう。お前さん達、これからどうするつもりだ?」

弦之助「まだ何も決まってはおらぬ…正直、どうすれば良いかも解らぬ。 恐らく他の皆も同じ思いであろう…」

男「其処で…だ。どうだい、ここで落ち着くまで暮らすってぇのは?」

弦之助「それは有り難い話ではあるが…主殿にも家族や生活が在るであろう?」


男「生活はともかく、家族については訳あって天涯孤独だ」


弦之助「なんと…」


男「訳は言わねえよ。言ってもしょうがねぇし。ただな、その時の経験から『てめぇの都合で他人に押し付ける理不尽』ってぇ奴が許せ無くなった。

お前さん達も『徳川家の世継ぎを決める』という『他人の勝手な都合』で殺し合いさせられた訳だ だが、その徳川家の権勢もここではとうに消え失せている。だったら、「甲賀弦之助らしく」生きてもいいじゃねえか。惚れた女嫁さんにしてよ。子供こさえて、伊賀も甲賀も関係なく「甲賀弦之助」としてお迎え来るまで生きりゃいいじゃねえか」


弦之助「あ、主殿」


男「おっと、熱くなりすぎたな。まあ、お前さん達がこの世で暮らし向きが立つまでの間だけでもどうだい?」


弦之助「有り難い話ではあるが…少し時間を貰えないだろうか」

対 室賀豹馬


豹馬「主殿は我等の事を知っていると弦之助様に申されたそうだな?」


男「おうよ。言うたぞ」

豹馬「ならば私の能力も存じておろう?」


男「では逆に問おう。貴殿から視た俺はどうだ?」


豹馬「ぬ…我等への敵意や害意は無い…少しの腹立ちとそれを上回る好奇心、む!?お主敵(かたき)を持っておるな。押さえ切れぬ憎しみが底に渦巻いておるな」


男「ほほう。見えぬが故に視える物があるたぁ本当だな」


豹馬「では何故我等を受け入れようとするのか?仇討ちの手伝いでも求めておるのか?」


男「うんにゃ。この憎しみだきゃさすがに消せねぇが、お前さん達には俺みたくなって欲しくねぇ。俺の憎しみは「他人の勝手な理不尽」の結果だが、お前さん達はそもそも憎しみ合う理由がねぇ。どうしても相容れないってえんなら、無視を決め込むって手もある。そもそも室賀豹馬さんよ、お前さん、伊賀を憎む理由って奴を持っているか?」


豹馬「いや…拙者には伊賀を憎む理由は無い。むしろ、弦之助様と朧殿の祝言で新たな関係が築けるやもと、期待しておった」


男「なら話は早え。せっかく争う理由の無い場所に来たんだ、ここから「殺し合う事の無い関係」って奴をもう一度築いてみねえか?その為の協力ならさせてもらうぜい」

豹馬「お主…ひょっとして 男「言わんでくれ。いいじゃねえか、見ず知らずに宿を貸す人好しが一人位居たってよ」

とりあえずここまで


…甲賀サイドでは、霞刑部や陽炎。伊賀サイドでは夜叉丸、蓑念鬼、小豆蝋斎辺りの説得理由考えんと…特に夜叉丸君、あれはキレる。私もやられたらキレる。将玄さん、そりゃねぇだろ…

何されたっけ?……金的鷲掴みか?

どうでもいいけどお胡夷って超エロいよね

あ、「将玄」じゃ無い「将監」だ。


>>35

ネタバレになりますが、将監さんの武器は「膠(にかわ)のような痰(たん)」なんです。

>>36

お胡夷さんは「青少年向けエロ」
陽炎さんと朱絹さんは「大人向けエロ」
蛍火さんは…ロ(げふんげふん)


やだなぁ、褒めてるんですよ。だからその物騒な物しまってくださいね。

>>37
ああ、すまん……そう言う事ね
御前試合で痰喰らった後に金的掴まれて、その後啖呵切ってたからそっちかと

>>38

いやまあ、金的鷲掴みも十分キレる理由にはなりますが。でも体内からの老廃物ぶっかけられたらそっちの方がヤです。

まだ急所を掴むのは、闘い的に有りかと個人的には思います。

本編が詰まっているので気分転換。番外編です。

蛍火「これが『制服』という物ですか」


男「んあ。『学校に通う際に、着る事を指定されてる服』の総称だな」


蛍火「所で家主殿…」


男「何だ?」


蛍火「下はこれで無いと駄目なのでしょうか?」スカートヒラヒラ


男「まあ、制服だからそれじゃないと駄目だろうなぁ」


蛍火「これでは、脛が見えてしまいます」モジモジ

男「所で蛍火?」


蛍火「はい?」


男「あそこを見てみな」ユビサシ


夜叉丸「」ハナヂダラダラ


蛍火「」カオマッカ



お粗末。

朱絹さんと小四郎も幸せに暮らせるのん?

>>43


当然。つか貴重な『大人の(意味深』カップルですから。ここでは絶対幸せラブラブになってもらいます。

朱絹×小四郎で。


個人的には朱絹が小四郎を引っ張っていく。そんな風に思っています。

そういや小四郎目見えるの?

>>46


「人智を超えし者」が開戦前までリセットしてます。因みに「男」もとある事情で能力的には伊甲二十勇士以上の人外です



…と、いう事にしております。



…御都合主義。万歳www

伊賀家 朝


朱絹「ほれ小四郎殿。学校に遅れますぞ、早よう起きなされ」ユサユサ


小四郎「うう…昨日は仕事で遅かったのだ。後四半刻…」モゾモゾ


朱絹「全く…では、こうぞ」ペラッ モニュン


小四郎「なっ!?」←朱絹の双子山に顔うずめなう

朱絹「ほれほれ、目は覚め申したかえ?」←小四郎の顔を胸に抱え込み



通学中


小四郎「全く…息が出来ずに死ぬかと思うたぞ」タメイキ


朱絹「素直に起きぬそなたが悪い。じゃが、悪くはなかったろ?」フフッ


小四郎「ああ…って何を言わせるのだ朱絹」







朱絹「全く…手の掛かる男じゃ。ま、そこが可愛いいのじゃが」ウフフフフ




…朱絹はまだ知らない。その夜、小四郎に床の中で返り討ちに合う事を。

予告から投下まで時間掛けすぎ(^。^;)


後当然、「返り討ち(意味深」です。



…別名「夜戦(意味深」とも言うwww

説得の続き。「家」と「戸籍」の問題がこの解釈になるきっかけ。

対 陽炎


陽炎「話とは…何じゃそれは?」


男(ガスマスク装着)
「まあ、何だ。念のためにな」シュコーシュコーシューコ


陽炎「ふん。そなたみたいな男に何も感じぬわ」

男「きっついねぇ。まあ、それくらいでないと、提案しがいが無い」シューコシューコ


陽炎「提案?それよりその可笑しな物を取りゃれ!」


男「そうしよう」(ガスマスクOFF)
男「実は結構蒸れるんだ これ」


陽炎「(イラッ)で提案とは何じゃ?伊賀との和睦なら聞かぬぞ」


男「そうではなく…実は次の間に弦之介殿と朧殿がおられる」フスマユビサシ


陽炎「なっ」!?


男「これは、お三方にとって避けては通れない事。故に先に来ていただいた」


陽炎「朧…!!」ギリッ


男「(おお怖えぇ)本題に入ろう。陽炎殿、弦之介殿の側室になる気はないか?」


陽炎「何じゃと!?」


男「甲賀の『家』伊賀の『家』その単位で考えると、『跡継ぎ』に行き当たる。伊賀はまあいい、朧殿の子が継ぐだろうから。で、甲賀はどうすんだ?卑怯だが、陽炎殿に血を継いでもらうのが一番良策だと俺は考えている」

男「その点を考えた事はおありか?弦之介殿。今いる『未来の世』以上にその点は厳しいはずだ、朧殿だけで子を成してもいずれこれは火種となってくすぶるぞ。俺が『理不尽』だと言ったのは、「徳川の跡継ぎを決めるのに、他人の血を絶やす殺し合いを選択した事」だ。現に夜叉丸、蛍火、朱絹、小四郎、お胡夷、左右衛門、皆一度は血を断たれたのだぞ。馬鹿げてる!矛盾している!ふざけんな!」ドカンバキッ


陽炎「あ、主殿…」ドンビキ


男「…済まん。熱くなり過ぎた。もう一つ、お前さん方は「実際には居るが、『戸籍』には居ない幽霊になっちまってる。だから、弦之介殿が側室を持った所でどうという事もないし」


弦之介(次の間)「正直、拙もそこまでは考えておらなんだ。陽炎の気持ちも解っておったが、朧殿に証を立てておるので知らぬ振りをしておった。
主殿、考える時間を下さらぬか?その上で、朧殿と陽炎と話し合うて見ようと思う」

誰も見てないから、解釈ばかりを投下。

男 「如月左右衛門…『如月』『左右衛門』なのか?」

如月左右衛門 「? そうだが?」

男 「と、言う事は『如月お胡夷』になるのか」

男「つか、『室賀』『霞』『地虫』…男にゃ苗字があるのに、『陽炎』には苗字はないのな」

如月左右衛門 「陽炎もそれなりの忍だから、『家名』は持っておる。だが女は嫁に行くゆえ、家名を名乗らぬのでは?」

男 「ふむ…」



男「夜叉丸。主も『家名』が有るのか?」

夜叉丸「唐突に何だ?俺はそこまでの忍じゃないから、『家名』なんて大層なモンねぇよ」

男「じゃ、蛍火と結婚したらどうするんだ?家を構えるんだから『家名』必要になるだろうに」

夜叉丸「そん時には、お幻様に付けてもらうよ」
男「ふむ…」





男「小四郎と朱絹はどうするのかね。つか、忍にまで階層があるたぁ…
嫌な世界だね。ったく(ため息)」

見ているぞ
刑部の如く、ひっそりじっとりと…

>>55

ぬおうっ!? マジでビビった。

思いつきネタ投下

男「……」ジー

蛍火「あの、そんなに見られると…」モジモジ

男「蛍火さんや、ちょっと良いかな?」

蛍火「はい、何でしょう ?」キョトン

男「実はだな、夜叉丸が 『蛍火にはこういうのが似合う!』
と薦めて来た衣…もとい着物があってな。試しに買ってみたのだが…」

蛍火「それはどのような?」

男「奥の間にあるから見てみなされ。朱絹も(小四郎と一緒に)ついて来てもらったから、着方は教われば良かろう」

蛍火「はあ…」オクノマテクテク


ア、アケギヌサマコレヲキヨト!?
ナンデスカソノテハ!? ソンナ、ゴムタイナ!??



男「さて…、お!?」

夜叉丸「この…野郎。蛍火に何しやがった!?」ワガコクジョウノジゴクニオチロ!

男「まあ待て。君にも眼福を見せてやろう」(天膳笑顔)


ドタドタドタ、バンッ!

蛍火「男殿!幾ら夜叉丸殿の薦めとはいえ、このようなヒラヒ…ラ…の…」>ゴスロリ蛍火

夜叉丸「」

男「夜叉丸。眼福だろう?」天膳(悪い)笑顔

夜叉丸「」ハナヂタラリ

蛍火「///」




天膳「男殿、それがしの笑顔はそんなに悪人相か?」

男「うん(断言)」

天膳「」チーン




お粗末www

男「お幻様。よろしいですか?」

お幻「何ですかな?」

男「何で、朱絹や陽炎は 白塗りなんでしょうかね?あれは肌に負担をかけると思うのですが…」

お幻「何でと云われてものう…化粧(けわい)といえば、白粉(しろい)じゃし…」

お幻「わしも良い物があれば使うてみたいわえ」
男「あ…(察し)じゃ、手配してみますか」



男「さて、ここに腕の立つリア充が二人居るのだが」

小四郎「リア充が何かは解らぬが、何か腹立つぞ」

弦之介「うむ…害意が無いので、瞳術は反応せぬが…」

男「まあ細かい事は置いと二人に頼みがある」

二人「?」

男「朧と朱絹を連れて、買い物に行って欲しい」

二人「???」



小四郎「さて、姫様と朱絹殿を言われた場所に案内したが…」

弦之介「うむ…」

二人「「場違いで、居心地が悪うて仕方が無い」」



朧、朱絹(化粧品の説明に夢中なう)



朧「こちらの品は、良き物が沢山あるのですね」 ツヤツヤ

朱絹「ほんに左様ですね。それに、肌が凄う軽くなりました」ツヤツヤ

朧「でも良かったのですか?他の人の分まで買って。金子(きんす)も結構使ったような…」オロオロ
幻之介「金子については 男殿から、過分に貰うておる。また男殿からもよしなに頼まれておる故」
朧「ならば良いのですが…何分数が…その…」

化粧品>品揃えなら任さんかい!!

弦之介、小四郎「「」」


男宅



朧「弦之介様は、化粧する女子(おなご)は好まれませぬか?」モジモジ

陽炎(超集中)

朧「あの店の中でも、帰り道でも、全く言葉を交わしてはくれませなんだ もしお嫌いなら…」ウルウル
陽炎(ハラハラ)

弦之介「いや、その…。あまりにも美しゅうなったので、眩しゅうて言葉も出なんだ」

弦之介「化粧していてもいなくとも、朧殿は朧殿。ただ…」

朧「ただ?」クビカシゲ

弦之介「化粧はその…私だけに見せては貰えぬか…」

朧「! はい!」

陽炎(おのれ…朧め…何という羨まけしからぬ)ギリギリ

朱絹「所で小四郎殿?…小四郎殿!?」オロオロ

小四郎(俺は夜叉丸とは違う!違うぞぉぉ!)>必死に鼻血をこらえなう

当時の白粉(おしろい)には鉛?が含有されていたらしく、女性の短命の一因とも言われているそうで。つか、こんだけ様々下地から肌用から溢れている現代ならそちらに走りそうな…




後、お裾分けで貰った化粧品で蛍火が化粧して夜叉丸に鼻血噴かせたり、左右衛門が「お胡夷は嫁にはやらん!」と乱心したのはまた別の話wwww

>>59
へぇー、昔の女性はお洒落も命がけだったんだな

朱絹さんと朧は姉妹みたいで和む
朧が天膳に襲われかけた時朱絹さんが居たら、絶対助けてくれたよな
…よな?

地虫十兵衛の占いの使い方。



…どうせなら平和なのが良いよね。

地虫十兵衛の部屋

トントン
十兵衛「誰じゃ…男殿か」

男「今日も頼みます」

十兵衛「どれどれ……ぬ!?」

十兵衛「明日は傘を持って行くが良い。昼飯は駅前が吉。夕方から夜遅くのいずれかで、流れに乱れ有り。駕籠連なりし物に不吉。と出た」

男「抽象的なのはしょうがないけど…でも良く当たるんだよなぁ…」

十兵衛「じゃが、わし『わしの占いでも見えぬ物がある』…相変わらず、礼儀を知らぬ奴じゃのう」

男「まあまあ。はい、今回の占い料」>五千円

十兵衛「…確かに。じゃがわしの占いで金が稼げるとはのう」

男「何せそこらの占いより当たるからなぁ…本気で商売してみます?」

十兵衛「わしの占いは、甲賀を守る為。今暫くは、このままで良い」

十兵衛「それにの…」ガラッ

小四郎「おいっ、今度の休みに朱絹と出掛けるのだが、吉方と場所を教えてくれ。いやくださらぬか!」ドゲザー

十兵衛「商売にして、このような事ばかりを占うのなら…まだ男殿の占いだけしておる方がましじゃ(ため息)」

男「あはは…」ヒヤアセ

>>60


朱絹は立場的には朧の教育係兼相談役ですが、同時に朧の護衛も兼ねていると考察。

…それ以前に、許婚がいる女性に横恋慕して襲うって当時でもナシでしょう。

故に朱絹は絶対止めに入ってます。

さて…ここらで、「『伊甲二十勇士』が手を組むとどうなるか?」を書いてみよう。


お願いがあります。ガラケーでの書きためと、投下方法をご教授頂けますか?


レス跨ぎしそうなので。

あて先を空欄にしてメールに打つ
こまめに保存して書いた内容が操作ミスでキャンセル→消滅するのを防ぐ

とりあえずこれでいいかな?ってくらい書き溜めたら
メールの文章をコピーしてスレにペースト

ガラケならこうやってSS書いて貼ってたよ

不死身のトラブルメーカーはいつ出るのかなww

>>65

ご教授感謝です。

「不死身のトラブルメーカー」www
は、今回本格的に登場します。


過去の投下ネタでは、ちまちま「おちょくられ役」で登場。


今回は「冷酷になった悪党」が現代の悪党に本気を見せる。『不死身の天膳』は伊達ではないぞ」 と張り切ってます。



鋭意製作中です。が、内容には期待せずお待ち下さい。




……つか、評価が無いからどないなんや、よう判らん(本音)


とりあえず、評価を求めすぎるのもアレやで。まぁ自分の想いで好きな様に楽しんで書ければ、素敵な結果になるかと思うよ

しかし彼らにいきなり現代生活は、もうまるっきり違うし狭苦しいわ忙しないわで心労が酷そうだな

あの人は現代社会で働かせるには完璧な人材だな

大変だーー!
天膳殿がまーた亡くなられたぞ!(呆れ
どうせ復活するんだ、隅っこに放置しとけ!

近代忍者事情でも見せてみる?ハットリ君辺りからナルト、忍殺とか。バカにしてんのか?って言われるのがオチだろうけどww

伊賀甲賀が手を組んでも、戦う相手が居ないんじゃなぁ
あの特殊体質の数々を、平和利用にどう活かせるだろうか…

さて、とりあえず書けた分投下。「起」かな?

カイランバンデスヨー

男「はい、ご苦労様です」

男「……うーん、この辺りも物騒になってきたなぁ…」ブツブツ

弾正「男殿。よろしいかな?」

男「これは弾正様。どうぞどうぞ」

弾正「それは何ですかな?」カイランバンユビサシ

男「回覧板です。お触れ書きを纏めた物…でわかりますか?」

弾正「ほう、触書き…見てもよろしいかな?」

男「はい、どうぞ」カイランバンサシダシ

弾正「かたじけない」

……弾正、回覧検分中……

弾正「ううむ……」

男「いかがでした?」

弾正「言わんとする事は解るが、書いている言葉が良く解らぬ。男殿、解説してくれぬか」

男(まあ、書式も文法も丸ッと違うし横文字なんか全く見た事ないだろしな)「分かりました。ではこの文書から…」


……男。弾正に解説中……


弾正「なるほど。最近この辺で野盗の類が出没しておるのじゃな」ウムム

弾正「だが、弦之介を始めとして甲賀の者は野盗如きに後れは取らん。この辺の安寧は儂等が守る安心召されい」キリッ

男(確かに、現代の人間には化け物に見える能力の持ち主ばかりだしなぁ)「そのお言葉、頼もしく聞こえますな」

弾正「ははは、任せておくが良い」
ピンポーン

男「? 珍しいな。はいよー」ドタドタドタ ガラッ

町内会長「ああ、男さん。丁度良かった。弾正先生はおられますか?」

弾正「ぬ?どうなされた?」ノッソリ

町内会長「ああ、弾正先生。実は、頼みがありまして…」カクカクシカジカ

弾正「ほう、見回りを。それは良きお心掛け。不肖、この老いぼれも仲間に加えてくださらぬか?」

町内会長「こちらこそ、是非ともお願いしたい。後、お孫さん夫婦やお弟子さんにも参加を御願い出来ませんか?」ペコペコ

弾正「うむ。孫から伝えさせるようにしよう」

……町内会長退出……

男「弾正様。何時の間に知り合われたので?」

弾正「何。ここに居っても退屈じゃから、散歩しておったら何時の間にか親しゅうなっての」

男「はあ……」

弦之介「客人が来られておったのか?」

弾正「おお弦之介。良き所に、主も夜回りに参加せよ」

弦之介「は?」キョトン



……弾正。事情説明中……

弦之介「なるほど。そういう事でしたら、是非とも参加させて頂けませぬか」

弾正「甲賀衆の主だった者にも声をかけておけ」

弦之介「いえ、彼らには別に動いて貰おうかと」

弾正「何かあったのか?」
弦之介「伊賀衆が何やら気になる話を耳にしたと、朧殿が知らせてくれ申した」

男「気になる話?」

弦之介「うむ。何やら詐り(かたり)がこの街に巣を構えたらしい。お幻様が親しくされている者にも被害があったとか」

男「まあ、確かに詐欺は増えているな。で、そいつを調べたいと?」

弦之介「うむ。それが判れば、詐られた金も取り戻せるやも知れぬ」


……近所の公園……

薬師寺天膳「全く…いくら行くあて無しとはいえ 甲賀者と一つ屋根の下とは世も末じゃ」ブツブツ

チンピラA「おい、あそこに良さげなカモがいるぞ」チラチラヒソヒソ

チンピラB「えらく高そうな着物着てやがんな。 懐(ふところ)もそれなりにありそうだな」チラチラヒソヒソ

天膳「ほう、物取り風情がこのわしから金を取るつもりか。面白い」ヌッ

チンピラAB「「うわ!?何時の間に!?」」ギョッ

天膳「主らの潜め声なぞわしには筒抜けよ」ニマァ

チンピラAB「「くそっ。なら話しは早ええ、おう有り金残らず置いてけ や。オヤジ!」」ナイフチラチラ
天膳「ふん。丸腰とはいえ、そんな小刀でわしを脅そうとは…舐められた物だな!」ヒュン!
バシッ チンピラAB「「うわ!?」」←小石で手首の急所を打たれ、ナイフを取り落とした。

天膳「ぬうんっ!」ドカッバキッ

チンピラAB「「」」← 天膳に殴る蹴るのフルボッコに遭って、伸された

天膳「ふん。歯ごたえのない」←尚も追い討ちをかけながら

チンピラAB「「くそっ。てめぇこのままで済むと思うな!俺達の後ろにゃここらで一番デカイ組がついているからな!おめぇなんざ魚の餌にしてやる!」」←顔をボコボコに腫らしながら

天膳「ほう…(ニタァ)そやつら、当然金は持っておるな?」←悪党笑顔でwww

チンピラAB「「お、おめぇ一体何モンだ?」」

天膳「貴様等雑魚に名乗る名は無いわ。それよりもさっさと貴様等の親玉の居所を吐かぬか!!」←更にフルボッコにしながら

チンピラAB「「わ、解った。しゃ、喋るから命ばかりは助けてください」」

天膳「……ふはは、これで甲賀者共とも住まずに済みそうじゃ。どれ、伊賀衆から手駒を集めて頂くとするかの」ハッハッハッ タカワライ


別離は構わんが、また両陣争われるおつもりか?

書き溜め中の小休止と…

>>67

まずは、「初乙」に感謝を。

評価を気にし過ぎずに、好きな物を楽しんで書いて。か…
ただ、レスが無いと「やっぱり素人作品だから、面白く無いかorz」と凹んでしまうのも事実。

>狭いわ忙しないわで心労はんぱない

…中途半端な田舎が舞台ですww
「男」の家もそれなりの広さは有り、母屋と離れ 母屋と向かい合いで小さい二階建てがある。
と想像して下さい。

モデルは、私自身の実家ですwww

忍って、バイタリティが必要な気がします。今以上に「近くて遠い」日本の中を動き回り、時には何年も他領に潜伏する。 図太くなければ務まらないような気が(偏見)

むしろ、発達し過ぎた科学技術に戸惑いまくりそう

>>68


『ブラック企業が理想とする人材』薬師寺天膳

ただ、手練手管で知らない間に乗っ取られるかオーナーに実力行使(意味深)で身包み剥がしてそうな…

>>69


いただきますwww

「ハットリくん」は酒の肴にされそうな悪寒www

逆に「落第忍者乱太郎」の方がツッコミまくられてそうwww

>>70


正義(自分達の)の味方 ボソッ


平和利用は結構簡単なような気が…
ただ、美男美女でカップルになっているので平和利用したら別の意味で戦争になるかも(別名痴話喧嘩ともwww)

>>74


それは無いです(断言)
単に「どうしても、甲賀とは一緒に住めない」面子が離れて住みたいだけ
極端な話、男宅から離れて住めたらホームレスでも良いと考えてそうwww

とりあえずカレーとかキムチ鍋とか、なかった食べ物関係見てみたいかな。肉じゃがとかはウケるんじゃないかと。あれも海軍とか出来てからの発祥だったよね?

>>81


朱絹「ほう…そのような食物があるのですか?」

男「ある。まあ慶長の世とは比べ物にならん位様々にな。ただな…」

朱絹「ただ?」

男「朧殿に作らせないように。理由は…解りますな?」

朱絹「………ええ」



これも、も少し調べてネタにしてみよう

>>1は他の山風作品(せがわさんの漫画でも可)は読んでるの?
有名どころだと、Y十M~柳生忍法帖~や、十~忍法魔界転生~とかになるんかな?

>>85


「魔界転生」と「忍法帖シリーズ」は読みました。せがわまさき氏の漫画はバジリスク以外は全く読んでません。


…因みに、「くのいち忍法帖」が好みだったり



……おや、こんな所に蛇

続き。『承』みたいなものwww



レスして下さる方々のほうが、博識である。
へぇボタンがあれば、連打しまくっている。



…ありがたやありがたや(合掌)

男宅母屋 大広間

ザワザワ イガモノメ コウガモノガ
男「はい、静粛に。注目願いますよ」パンパン

ピタッ シーン

男「集まってもらったのは、ちょっと協力して欲しい事がありまして…
弾正様、お幻様、どうぞ」

甲賀弾正「最近この辺に物取り野盗の類が出没しておる。自衛の為、夜回りをする事となったが何分、術を持たぬ素人の衆。何かあってはいかぬ」
お幻「そこでじゃ、伊賀衆甲賀衆から人を選んで一緒について行く事とした。無論、仕事賃は出る」

二人「「で、人選(だが,じゃが)…」」

天膳「あいやしばらく。拙者と小四郎は別にやる事がある故、辞退させていただこうか」

お幻「『やる事』とは何じゃ?返答次第では例え伊賀衆副統領と云えど…」

天膳「お幻様。内容は申し上げられぬが、ここに居る皆にとっても悪く無い結果になるやも知れぬ 。どうか聞き入れては下さらぬか…」フカブカー

小四郎(て、天膳様が頭を下げた!?普段全く頭を下げない天膳様が…)
小四郎(これは、伊賀衆の為に余程の大事をなさるつもりなのか?ならばこの筑摩小四郎、天膳様の力になろう)
男(何か企んでいるみたいだが…まあ天膳と小四郎は主従だから、行動としてはおかしくないか)

男「まあ天膳殿の都合は分かりました。で、他の衆の都合はどうなのでしょう?」

弾正「甲賀からは、弦之介、左衛門、丈助を出そう。三人共、異存はないか?」

三人『はっ』


お幻「伊賀からは、そうさの…夜叉丸、蛍火、念鬼。お主らが行け」

念鬼「お幻様。甲賀者共と一緒に行動せよと!?」


お幻「念鬼。今は不戦の約定否、伊賀も甲賀も一つの主に召し抱えられていると心得い!これは主の命をわしが代わりにぬしゃに告げておる。解ったかえ?」ギロリ

三人『ははっ』

朧「あの…弦之介様が行かれるなら、私も…」

陽炎「いえ、同じ甲賀衆の私がお供仕ります」

朧(ムッ)

陽炎(メラッ)

男「まあまあ。流石に、夜遅くに美女を歩かせる訳にもいきません」

弾正(これ弦之介。あやつらを収めんか)ヒソヒソ

弦之介(は、はあ)「朧殿、我等が留守中の守りも必要。陽炎も、一緒に 留守を守ってはくれぬか?」

二人「「それならば…」」

男(やれやれ。これだからイケメンは…)ケッ


男「ともかく、町内会長には細かい事を聞いてくるから詳しくはそれからですな。後弾正様も参加して下さいよ?」


弾正「無論じゃ」



……某所


天膳「さて小四郎。貴様朱絹と一緒に住みたくはないか?」

小四郎「と、申されますと?」

天膳「お幻様と朧は、甲賀者共と一緒に居りたかろうが、それを良しとせん者共も両者の中にはおる」
「そこでじゃ、伊賀の有志が住める場所を手に入れる。だが、その為には金が要る」

小四郎「ならば、今はあの家で財を蓄え然るべき後にそこへ移るのは、駄目でしょうか?」

天膳「仕官も働き口もない我等が財を蓄えるなど 果たして何十年かかるのか。それよりも、良い手だてがある」

小四郎「手だて…でございますか」

天膳「どうやら、この世にも阿漕な連中はおるようじゃ。だが、奴らの金は表に出せぬ黒い金。」 天膳「また、幸いな事に我等はこの世に居らぬ事になっておる身、幽霊じゃ」

小四郎「まさか、押し込みの真似をせよと!?」

天膳「押し込みではない。あくどく手に入れた汚い金を、我等の手で元に戻す。ついでに、我等の志の為の金も出してもらう」
天膳「我等伊賀衆の力で 皆が助かるのじゃ」クワッ

小四郎「おお…」

天膳(フフフ、あ奴等に出会うたおかげで思わぬ 金蔓を見つけたわ。後は 甲賀者共にバレぬように事を進めぬとな)ニタァ

陣五郎「>>1なら『法改正は嫌いじゃあ』と泣きながら年度末とやらを越しておったわ」

陣五郎「わしは、海が嫌いじゃあ」



……はい、年度末の忙しさに法改正まで重なって マジで死にかけました。
書きためはそこそこあるのですが、まだ『承』の途中という体たらく。


……言い訳しかしてない生存報告って、有りなのだろうか

とりあえず、出来た分投下。



……翌日


男 カクカクシカジカ「という事で、頼みを聞いて貰いました」

町内会長「おお、それはありがたい。何せウチの町内会は年寄りばかりだからなぁ。腕の立つ若い人が参加して下されば、 鬼に金棒じゃ」

弾正「弦之介は、幼き時より(瞳術、剣術を)仕込んでおる故、そこらの悪漢共など敵ではない」

町内会長「おお、(武術を)幼少からとは、これはますます頼りになりますな」ニコニコ


男(…何か理解にズレがあるな…)


朱絹「朧様良いですか、くれぐれも粗相の無いように」

朧「わかってます朱絹。では、参ります」フンス

陽炎(フン、遅いわ)「皆様、失礼致します」スーッ
弾正「ぬ。陽炎か」

陽炎「皆様に茶を、お持ち致しました」シズシズ

町内会長「いやこれは申し訳ない。すぐおいとまするつもりだったが、少し長居したかの」

男「まあ、せっかくですからもう少しゆっくりなされては?」


町内会長「そうですな。せっかく美人さんが淹れてくれた茶じゃ、有り難く頂戴するとしましょう」ニコニコ


朧「………朱絹。これ、どうしましょう」グスン


朱絹「ま、まあまだ終わった訳では。とりあえず片付けましょうか」



町内会長「ところで…弦之介さんは結婚されておるとか」ズズズ

弦之介「結婚?」キョトン

男(祝言の事ですよ)ヒソヒソ


弦之介「ああ。祝言はまだ済んでおらぬ故、許嫁なら居り申すが?」


町内会長「婚約でしたか。これは失礼を。
お幻さんが、『ウチの朧は婿がおる』と縁談話を片っ端から断っていましたから、どんな人かと聞いたら弦之介さんと聞きましてな」


弾正「お幻……朧は弦之介の嫁じゃ」ズズズ

男(現在は同居しているから、嫁でも婿でも一緒じゃね?)

男「で、会長。それが何か?」


町内会長「おおそうじゃ。今回の夜回りに婦人会が炊き出しをするそうなんじゃが、せっかく旦那が参加するのだから、ここは夫婦揃って参加というのもどうか?と思い付きましてな」ズズズ


朱絹(朧様。今がまさに好機です!)キキミミタテツツ

朧(は、はい。朱絹)ソワソワ


陽炎(フン!伊賀の女鼠がチョロチョロしおってからに)

弦之介(男殿。障子の外に…)ヒソヒソ

男(ああ。まあ、ここは知らない振りで)ヒソヒソ

男「そういえば、弦之介殿。朧殿は?」

弦之介「呼びにやらせようか?」


障子の外
朱絹「お呼びでしょうか?男様」


男(まあ、こうなるか)
男「朱絹殿。朧殿を呼んできては下さらぬか?」

朱絹「はい只今!」
朧「朧でございます。入っても、よろしゅうございますか?」

男(早っ!?)

男「どうぞ、お入りなさい」

朧「失礼致します」スーッ

町内会長「おお、貴女が朧さんか。成る程、別嬪さんじゃ。」ホホウ

町内会長「弦之介さんも良い方に出会えましたな」ニコニコ

朧「恐れ入ります///」

陽炎「…………」(ハイライトOFF

男(空気が重冷たい)
「そ、そういえば会長。先程の話をされるのでは?」

町内会長「そうじゃそうじゃ。実はの、朧さんに 頼みがあるのじゃが」

町内会長
カクカクシカジカ「という事で、参加していただけませんかの?」

朧「はい。そういう事でしたら、是非とも参加させて下さいまし」(弦之介様の妻弦之介様の妻…///)

陽炎「あの…私も参加しては、いけませぬでしょうか?」

男「大歓迎です」ドキッパリ男「正直、別嬪さんが参加してくれれば男性陣の士気も上がるってモンです。そうですよね?会長?」



町内会長「いや全くその通り。何せウチの町内会は高齢者が多いですからの。噂だけでも息子連中の参加が増えるのは、まあ間違いない」ニコニコ



……市街地某所

天膳「陣五郎の首尾はどうじゃ?」

小四郎「先程戻って、潜入に成功したと」

天膳「で?内部の様子はどうじゃ?」

小四郎「陣五郎が書付を」サシダシ

天膳 ウケトリ「ふむ…流石に悪党共のねぐらじゃ、中々に備えは固めておるの」フン

小四郎「天膳様。それがしには全く解りませぬが…」

天膳「あの家の主に、ここの手解きを指南された時に『我等伊賀衆の技が通用するか?』と、聞いた事があっての。答は孫子で返して来おったわ」フン

小四郎「と、言いますと?」


天膳「のう小四郎。我等の得意は何じゃ?」

小四郎「時に草となり、時に敵陣に潜み、機至れば内から敵を切り刻む…
主殿は、『情報、破壊工作員』と評しておりました」

天膳「それよ。陣五郎の働きで、悪党共の巣の中は判ったが肝心の金の動きが未だ掴めぬ。また、この世の中が徳川の世とどの位変わっておるのかも。故に、行動を起こすとして結果が成功になるという事も確信は持てぬ」

天膳(そういえば、主は何やら闇を抱えているような様子。そこが判れば話し次第では主も引き込めるやもしれぬ)フムゥ

天膳(陣五郎の調べにも、我等の知識の外にある備えがなされておる事が 記されておる。ここは、やはり主と取引するか?

…悩ましいのう)ウムム


天膳「小四郎。引き続き調べを進めよ。また、伊賀衆の者にも密かに参加を募るのじゃ」

小四郎「はっ」



……夜

男「深夜アニメのクォリティーも結構向上してきているな」

天膳「男殿。入るぞ」スーッ
男「んあ?」ジロリ


天膳「……何じゃ?この黒い茶は?」

男「茶ではない。『コーヒー』という。漢字だと『珈琲』だな。煎った豆を挽いた粉を濾し紙に載せ、湯を注いで豆の成分を出す。この豆は煎ると黒くなるから、湯の色も黒くなる」

天膳「ふむ…」ズズズ

天膳「苦い…濃茶とはまた違った苦さじゃ」

男「砂糖。あるぞ?」

天膳「否。苦くあるが、飲めぬ事は無い……待て砂糖。だと!?」ギョッ

男「んあ?砂糖がどうかしたか?」ズズズ

天膳「砂糖といえば、砂金と同量で取引するもの。軽々に使えるものではない!」クワッ

男「なぁ、天膳殿。この世の中では砂糖が簡単に安く手に入る。と言われればどうする?」ズズズ
天膳「何と……」

男「多分天膳殿は、伊賀衆の為に何かをするおつもりなのだろう。
しかし、その目標と取る手段を誤れば表と裏両方の組織から、お尋ね者となる」

男「今居る世の中は、自由なようで不自由だ。だがそれは、『暴力による目的達成』が規制され、『法による支配』が確立しているからだ。
では『暴力に拠らず、法の網目をくぐった』手段なら?また『裏社会』が表沙汰に出来ぬ事態なら?」

男「更に言うと、慶長の世とは違い物の流れは大量かつ迅速であり、根幹の技術は比べ物にならない位進んでいる。
その反面、技術に頼り切って人そのものの能力は凄まじく退化した」

男「さて天膳殿。もし貴殿が表沙汰に出来ぬ何かを手にしようと画策したとして、まず当たる壁は手駒の少なさと情報の少なさ。では?」ニンマリ

天膳「………」

男「で、ここに自らの理解不能の技術を易々と扱う者がいる」ニヤニヤ

天膳「………」

男「どうだろう。貴殿の企みに一枚噛ませては貰えんか?何。分け前なぞ要求せんよ。ただ、『伊賀忍者』の真実の実力と技術を見たいだけだ」

男「映画や芝居の忍者ではない、等身大の忍者を見たい」

天膳「………」

男「返事は今で無くてもいい。ただ、色よい返事を期待している」ニヤニヤ

天膳「………珈琲とやら、馳走になった。この礼は必ず」スーッ パタン

男「まあなあ、あんだけの実力を持っていれば矛先は裏社会の金に向かうよなぁ…
ついでに詐欺られた爺婆の金も取り返してもらおう」ニタァ ケッケッケッ



…お幻、朧、朱絹の部屋


お幻「ううむ。この子が料理の手伝い、とはの」 ウムム


朧「おばば様。私とて握り飯を作る事位、出来まする」フンス


朱絹(そこはせめて、『料理の手伝い位は』と言うて欲しゅう御座います)タメイキ


お幻「しかしの、朧や。どの様な物であれ、これぞ、という料理の一つや二つ、我が物にしておくのは必要じゃ」


朱絹(全くその通り)


朧「何故で御座いますか?私と弦之介様は共に将来を誓い合うた仲。料理など、これから幾らでも覚えてゆけば良い事では?」キョトン


お幻、朱絹((いやそんな悠長な事を言っている場合では(無い、無いのですよ)))


トントン


お幻「誰じゃ!?」
朱絹「!?」ミガマエ


男「私です。入ってもよろしいでしょうか?」



………



男「料理。ですか…?」 パチクリ


お幻「そうじゃ(ギロリ)弦之介殿には、朧というれっきとした嫁がおるというに、どこかの男が焚き付けたおかげで甲賀の女猫がその気になりおったわ」フン


朱絹「そうなった以上、責任を取って朧様にこちらの料理の一つや二つ、否甲賀に『嫁として相応しい』のはどちらかを思い知らせる料理を指南する義務がありまする」フンスクワッ


男(うわ怖ええ)「まあ確かに『血と未来』の事で弦之介殿を焚き付けたのは私ですが」
「ただ陽炎殿も朧殿も、この世の中の事をどこまで理解されてますか?
それが掴めないと、指南しても無駄になりますよ」キッパリ

男「まずは、二人一緒に買い物をさせましょう。多分それが、一番わかりやすいでしょう」

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