あずさ「きゃっはっはっは!?」 (8)

あずさ「ふぅ……」

貴音「おや、あずさ。どうしました?」

あずさ「えっ!?」

貴音「何やら、ため息をついていたようなので」

あずさ「あらあら、ごめんなさいね? ちょっと……」

貴音「ちょっと?」

あずさ「ここ最近、忙しくて疲れがたまっているみたいなの」

貴音「ふむ。笑顔の無いあずさを見ていると、私の心まで憂鬱になってきますね……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420365726

貴音「よろしければ私に、あずさの笑顔を取り戻す手伝いをさせていただけませんか?」

あずさ「え?」

貴音「ええ。亜美と真美から教わった、つたないやり方ではありますが」

あずさ「ありがとう、気遣ってくれて……。それじゃ、お願いしようかしら~?」

貴音「わかりました。それではあずさ、私に背を向けてください」

あずさ「えっと……こうかしら~?」

貴音「ありがとうございます。それでは脇の下を失礼して、こちょこちょ」

あずさ「きゃっはっはっは!?」

あずさ「ま、待って貴音ちゃん! え、笑顔って、こ、こんなの反則――」

貴音「こちょこちょ」

あずさ「きゃあっ!? ははは! ははははは!」

貴音「こちょこちょ」

あずさ「きゃ~っはっはっは! く、くすぐったい~!」

貴音「こちょこちょこちょ」

あずさ「ひ、ひひひっ! し、死んじゃう~!」

貴音「こちょこちょこちょ」

あずさ「あっははははは~っ! やめて~っ!」

貴音「はい、おしまいです」

あずさ「はひっ、ひぃ……ひひひひ……」

貴音「いかがでしたか、あずさ?」

あずさ「な、何だか……余計に、疲れちゃった気がするわ~」

貴音「おや、まだ足りないのでしょうか? それではもう少々……」

あずさ「だ、大丈夫! もう大丈夫よ貴音ちゃん! 大丈夫だからやめて――」

貴音「こちょこちょこちょこちょ」

あずさ「きゃっはっはっはっは~! せ、せめてワキは! ワキはやめて~っ!」



その後あずささんはおよそ三十分間、笑いながら床の上を転げまわりましたとさ。

おしまい

以上です。

読んでいただきありがとうございました。

乙乙、美希のくすぐり書いてた人?

>>6
この手の話を書くのは初めての人です。

一発ネタのつもりでしたが、意外に可能性を感じたので、
次はもう少し長めのを書いてみるかもしれません。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom