あずさ「きゃっはっはっは!?」 (8)
あずさ「ふぅ……」
貴音「おや、あずさ。どうしました?」
あずさ「えっ!?」
貴音「何やら、ため息をついていたようなので」
あずさ「あらあら、ごめんなさいね? ちょっと……」
貴音「ちょっと?」
あずさ「ここ最近、忙しくて疲れがたまっているみたいなの」
貴音「ふむ。笑顔の無いあずさを見ていると、私の心まで憂鬱になってきますね……」
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貴音「よろしければ私に、あずさの笑顔を取り戻す手伝いをさせていただけませんか?」
あずさ「え?」
貴音「ええ。亜美と真美から教わった、つたないやり方ではありますが」
あずさ「ありがとう、気遣ってくれて……。それじゃ、お願いしようかしら~?」
貴音「わかりました。それではあずさ、私に背を向けてください」
あずさ「えっと……こうかしら~?」
貴音「ありがとうございます。それでは脇の下を失礼して、こちょこちょ」
あずさ「きゃっはっはっは!?」
あずさ「ま、待って貴音ちゃん! え、笑顔って、こ、こんなの反則――」
貴音「こちょこちょ」
あずさ「きゃあっ!? ははは! ははははは!」
貴音「こちょこちょ」
あずさ「きゃ~っはっはっは! く、くすぐったい~!」
貴音「こちょこちょこちょ」
あずさ「ひ、ひひひっ! し、死んじゃう~!」
貴音「こちょこちょこちょ」
あずさ「あっははははは~っ! やめて~っ!」
貴音「はい、おしまいです」
あずさ「はひっ、ひぃ……ひひひひ……」
貴音「いかがでしたか、あずさ?」
あずさ「な、何だか……余計に、疲れちゃった気がするわ~」
貴音「おや、まだ足りないのでしょうか? それではもう少々……」
あずさ「だ、大丈夫! もう大丈夫よ貴音ちゃん! 大丈夫だからやめて――」
貴音「こちょこちょこちょこちょ」
あずさ「きゃっはっはっはっは~! せ、せめてワキは! ワキはやめて~っ!」
その後あずささんはおよそ三十分間、笑いながら床の上を転げまわりましたとさ。
おしまい
以上です。
読んでいただきありがとうございました。
乙乙、美希のくすぐり書いてた人?
>>6
この手の話を書くのは初めての人です。
一発ネタのつもりでしたが、意外に可能性を感じたので、
次はもう少し長めのを書いてみるかもしれません。
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