女「友が喋らなくなった」(80)

女「友~」

友「・・・・」

女「帰ろっか」

友「・・・・」

女「今日は帰りどこ行こっか?」

友「・・・・」

女「先週のパフェ美味しかったよね~。 あそこ行こっか」

友「・・・・」

女「じゃ、車椅子押すからね」

友「・・・・」

女「行くよ・・・んしょ」

友「・・・・」

女「大丈夫? 行くよ?」ガラガラガ

友「・・・・」


女(友がこうなったのは、随分前の話だ・・・)

女(幼稚園の頃からずっと一緒だった私たちは、中学も同じだった)

女(彼女とは小学校もずっと同じクラスで、いっつも一緒に帰っていた)

女(中学に入ってからも、同じクラスで本当に赤い糸で結ばれているのでは、と思った)

女(でも、中学になると、私は他の子ともよく遊ぶようになった)

女(ずっと一緒にいた私と友。何をするにも必ず隣にいた)

女(きっと、そんな彼女が少しうとましく思えたのかもしれない)

女(なんとなく、少しくらいは一緒に帰らない日を作ってもいいんじゃないかと思った)

女(そんな思いで、私はなんとなくあの日、いつも繋いでいた手を初めて離した)

~中学校一年~

友「女ちゃん! 帰ろ」

女「あ、あのさ友・・・」

友「?」

女「あの・・・」

モブA「女ちゃん 帰ろっか」

モブB「行こー」

友「え・・・? だれ・・・?」

女「あのさ、ごめん友。今日モブちゃんたちと帰るから、別々に帰ろ」

友「え・・・でも・・・」

女「友、モブちゃんたちとあんまり面識無いでしょ? だからちょっと雰囲気的にさ」

友「え、あ・・・うん わかった・・・」

女「ゴメンね」

友「ううん いいよいいよ」

モブA「女ちゃんはやくーはやくー」

モブB「先行っちゃうよ」

女「まって~」

友「・・・・」


女宅

女「ただいま~」

女母「おかえりなさい」

テレビ「速報が入りました・・・・」

女「今日晩御飯なに~?」

女母「肉じゃがよ ほら手伝って」

女「めんどいなぁ」

女母「あんたねぇ。隣の友ちゃん見習いなさいよ あの子は料理も洗濯もなんでも自分からするじゃない」

女「もう、友の話は止めてよ・・・」

女母「なによ、あんたいっつも友ちゃんの話ばっかりするじゃない バカップルみたいに」

女「誰がバカップルさ」

女母「まぁ、間違えたわ熟年夫婦ね」

女「もう!」

女「ていうか、今日は友の話しないで・・・~

女母「なに?喧嘩でもした?」

女「そうじゃないけど・・・」

テレビ「えー、また、この事故の被害者は三人ということが判明しております 続報が入り次第、お伝えしていきます」

女母「やだ、この辺じゃない」

女「なにこれ?」

女母「交通事故みたいね きをつけないさいよ」

女「分かってるよ」

その日の夜

女「zzzzzz」

タタタタタ ガチャン


女母「女!!」

女「zzzzz」

女母「女!!起きなさい!!」

女「zz・・・ん?なに?」

女母「いいから起きなさい!」

女「な、なにさ・・・」

女(その夜、私が目にしたのは見知った、友の両親、私がよくおじさんおばさんと言って、親しくしていた二人、
本当の家族のように接していた二人、そんな彼らの死に顔だった)


女「おじさん・・・おばさん・・・?」

女母「・・・・」

女「どういうこと・・・?」

女母「・・・・」

女「お母さん!!」

女母「・・・・」


女(もう中学生だった私にはその光景がどんな状況なのかを理解する脳はあった。でも心がそれを許さなかった)

女(しかし、そんな私にもっと理解出来ない状況が降りかかる)


女「ねぇ、友は? 友はどこ!?」

医者「友さんなら、こちらに」

女「無事なの?」

医者「・・・・」

女母「う、うそ・・・」

女「そんな・・・嘘でしょ?」

医者「その質問の意図がどういうものなのかによって答えは変わります」

女「どういうこと・・・?)」

医者「命は助かりました。」

女「命は・・・?」

医者「はい。外傷自体は彼女の両親のように酷いものではありませんでした。彼女の両親の場合は即死でしたから・・・」

医者「ただ、彼女の場合は事故による頭への打撃が大きいものでした」

女「・・・」

医者「いま言える症状としては、下半身付随といったところです」

女「下半身付随・・・」


女母「そんな・・・!!」

女「嘘!嘘でしょ!!」

医者「お、落ち着いて!」

女「友・・・・」グスッ

医者「女さん・・・」

女母「女・・・」


女「友には、友には会えるんですか!?」

医者「待ってください。今は面会できる状態ではありません。 明日に時間を設けます」

女「は、はい・・・」

医者「あと、もうひとつ・・・」

女「・・・?」

医者「彼女の症状は身体的なものだけではありません」

女「どういうことですか?」

医者「友さんは今回の事故でのショックにより、どうやら言葉を発することが出来なくなったようです」

女「え・・・どういうこと・・・」

女母「それって、どういうことですか先生!?」

医者「すいません。 このことに関しては完全に私の専門外でして・・・」

女「次の日、私は友を訪れた。 その後の記憶はない。ショックが大きすぎて、記憶が飛んだそうだ)

女(覚えているのは、数日後からの記憶のみ)

女(後から聞いた話で、友は事故の日、学校で泣いていたそうだ)

女(廊下で泣いていた友を担任が発見し、理由を聞いたが、泣きじゃくって答えなかったそうだ)

女(先生は、心配して、両親を呼び、家まで両親に送ってあげるよう言ったそうだ)

女(友を乗せたその友家の車はその帰り道で、居眠り運転をしていたトラックに轢かれたそうだ)



女(友が泣いていた理由はわかる)

女(私だ 私だったのだ)

女(この事件のきっかけは)

女(私が友を傷つけ、友は泣き、そしてこうなった)

女「その後、友は精神科医の治療を受けながらのリハビリと入院を行った」

女「しかし、友は結局喋ることが出来ないまま、退院)

女(定期的なカウンセリングだけになってしまった)

女(そんな友は身寄りがなくなった)

女(両親を亡くし、親戚はいたが、車椅子で治療費など色々とかかる彼女を皆引き取ろうとはせず、害虫のように扱った

女(友自身、そんな親戚のもとへは行きたくなさそうだった)

女(友は、お葬式やお通夜の時はずっと私にくっついて、親戚のもとへは行かなかった)

女(そんな中立ち上がったのは私の母だった)

女(母は引き取ろうとしない親戚たちに罵倒の言葉を浴びせ、彼女は家が引き取ると宣言した)

女(そして、友は晴れて我が家にすむことになった)

女(そのあとは大変だった)

女(彼女は、常に私の近くに居たがった)

女(お風呂やトイレは、リハビリの中で訓練したものの完璧ではなく、いつも私が付き添った)

女(喋らなくなり、感情も殆ど見せず、彼女はただひたすらに私と一緒に居たがった)

女(高校も同じになった)

女(実をいうと、私はもっと下の高校に行くつもりだった)

女(しかし、友がそれを許さなかった)

女(友は頭がよく、学年でもトップだった)

女(しかし、彼女は私と同じ高校を受けようとした)

女(駄目だといっても、聞かなかった。感情を殆ど見せない彼女が泣きそうになって首を振った)

女(私は自分のせいで彼女の可能性を狭めたくないという一心で努力し、彼女が元々うける予定だった高校へ受かった)

女(言っても、ギリギリボーダーラインだったけど)

そして、今は私たちは高校生。

女「友、今日は晩御飯なにがいい?」

友「・・・・」

女「ハンバーグにしようか?友好きでしょ?」

友「・・・・」コク

女(最近はこうして、コミュニケーションをとることができるようになってきた)

女「友、学校楽しい?」ガラガラガ

友「・・・・」コク

女「皆優しいもんね」ガラガラガ

友「・・・・」コク


ガラガラガ


委員長「あ、女ちゃん、友ちゃん」

委員長「帰るの?」

女「うん。委員長も?」

委員長「ううん。いまから委員長の仕事」

女「あ、そうなんだ。頑張ってね」

委員長「うん。」

女「バイバイ」ヒラヒラ

委員長「バイバイ 友ちゃんもバイバイ」ヒラヒラ

友「・・・・」ヒラヒラ

友「・・・」ギュ

女「ん?なに?」

友「・・・・」ギュ

女「どうしたのさ?」

友「・・・・」ウツムキ

女「寂しかったのか?」

友「・・・・・」コク

女「もう・・・ふふ そろそろ慣れなよ」

友「・・・・」コク

女「私が他の人と話す度にこれだからな・・・」

友「・・・・」

女「でも、友にも最近は友達いるじゃん」

友「・・・?」

女「ツインテちゃんとかいるじゃん あの子達とよく話してるでしょ?」

友「・・・・」コク

女「友は、そんなことに私がいちいち嫉妬してたら、嬉しい?」

友「・・・・」コク

女「嬉しいのかよ」

女の子同士です


女「行こっか」ガラガラガ

友「・・・・」

女「んしょ・・・・・」ガラガラガ

友「・・・・」クイクイ

女「ん?」

友「・・・・」クイクイ

女「何?どうしたの?」

友「・・・・」ユビサシ

女「あそこ行きたいの?」

友「・・・・」コク

女「なんで公園?」

友「・・・・」クイクイ

女「ん?あのベンチ?」

友「・・・・」コク


~ベンチ~

女「・・・・・」

友「・・・・・」

女「そういえば、小学生のころよくここ来てたね」

友「・・・・・」コク

女「もしかして、思い出して欲しかった?」

友「///」コク

女(顔赤くしてる・・・可愛い)

女「また今度も来よう」

友「・・・・」コク


女宅

女「ただいま~」

友「・・・・」

女母「お帰りなさい、お外暑かったでしょ?お風呂沸いてるから汗流しなさい」

女「あーい」

友「・・・・」

脱衣場

女「じゃ、下脱がすよ」

友「・・・・」コク

女「おいしょ・・・・」ヌギヌギ

友「///」ヌギヌギ



~風呂場~

女「頭洗うよ?」

友「・・・・」コク

女「痒いとこない?」ワシャワシャ

友「・・・・」コク

女「痒いときは言ってね?」ワシャワシャ

友「・・・・・」コク

女「・・・・・」ワシャワシャ

友「・・・・・・」

女(友、可愛いなぁ)ワシャワシャ

女(胸もおっきいし)ワシャワシャ

友「・・・・・」

女(あれ・・・・?もしかして・・・」

女「友、また胸大きくなった?」

友「!?」ビクッ

女「マジで!?まだ成長期なの?」

友「・・・・」

女「いいなぁ 私もそんぐらい欲しいよ・・・」

友「・・・・・」フルフル

女「ん? 私はこのままがいいってこと?」

友「・・・・」コクコク

女「友がそう言うなら、まぁこれでもいいかな」

友「・・・・」コク



女「よし、お湯浸かるか!」


ザブン


女「ふぅ いい湯~」

友「・・・・」

女「明日休みだしどっか行く?」

友「・・・・」コク

女「あ、でも明日午後からカウンセリングの日か・・・」

友「・・・・」

女「明後日にするか~」

友「・・・・」フルフル

女「明日がいいの?」

友「・・・・」コク

女「なんで?」

友「・・・・」

女「ま、いっか」



女「ふぅ、いい湯だった」ガラガラガ

友「・・・・」

女母「ご飯当番よろしくね~」

女「は~い」

友「・・・・」

女「じゃ、ちょっと待っててね?」

友「・・・・」

女(友は私が少し離れるだけで、極度に寂しがる)

女「~♪」

友「・・・・」

女母「友ちゃん、今日学校楽しかった?」

友「・・・・」コク

女母「そっか~ そりゃ良かった」

女(最近は、でも進歩したほうだ 私がいなくても私以外の人と話せるようになった)

女(ちょっと前まではずっと私を待ってそわそわして、話せなかった)

女「出来たよ~」

友「・・・・・」

女母「お、上出来上出来♪」

女「今日は見た目いいでしょ?」

友「・・・・」パァ

女(お、嬉しそう)

女母「さ、食べよっか」

女「うん」

女「いただきます」

女母「いただきます」

友「・・・・」

女母「味もなかなか・・・」

女「お、旨い!」

友「・・・・」パクパク

女「友、美味しい?」

友「・・・・」コク

女「そりゃ、良かった」

友「・・・・・」パクパク

女(美味しいそうに食べてる)

女(さっきの嬉しそうな表情とか、色々感情の起伏が表れるようになってきたなぁ)

女(これも進歩だな)

友「・・・・」パクパク

女母「そういえば、二人とも友達とかは出来たの?」

友「・・・・・」パクパク

女「出来たよ。うちの学校は皆いいこばっかりだからさ、クラスのことか皆友とも話すし」

女母「そっか、そりゃ良いことだ」

女「ただ、まだ友は私が居ないとちゃんと話せないけど」

友「・・・・・///」パクパク

女「でも、友可愛いから、皆から結構愛されてるキャラだよ ツインテちゃんとかすっごい話しかけてくれるし」

女母「へぇ。 まぁでも友ちゃん可愛いからね」

友「・・・・///」パクパク

女「まぁ、学校が不良とかいない校風だからね」

女母「そうね」

女「私、頑張ってこの高校入って良かったよ 友が私のレベルに合わせて入ってたらきっと不良とか結構いただろうし」

友「・・・・」

女「クラスの皆なんて、凄い優しくてね、友の移動助けてくれたりするんだ~」

女母「良かったわ~」

女「ん?」

女母「いや、学校が楽しそうで。 友ちゃんのハンディキャップを皆がフォローしてるみたいで良かった」

女「確かにね」

一旦寝ます

女「ごちそうさま」

女母「ごちそうさま」

女「よし、行こっか友」

友「・・・・」コク

女(我が家は、母が友を引き取ると決めてから、バリアフリーにリフォームした」

女(元々、土地が広い平屋に近い家だったので、あんまり二階は使わないし、
一階が私たちの部屋なので、階段をバリアフリーにしたのは殆ど意味なかったけど)

~部屋~

女(私たちは同じ部屋だ)

女(友は大抵本や漫画を読んでいるか、私に甘えてくる)

女(甘えてくるときは、単純に一緒に遊ぼうと誘ってきたり、色々だ)


友「・・・・」クイクイ

女「ん?」

友「・・・・・・」クイクイ

女「あ~トイレね」

友「・・・・・」コク

女「行こっか」

~トイレ~

女「おいしょっ」」

友「・・・・・」

女「大丈夫?座れた?」

友「・・・・・」コク

女(最初は友のトイレを手伝うなんて、恥ずかしかったけど今となっては当たり前になった)

女(まだ、高校生だが介護に関してはプロ並だ)


ジャー


女「よし、行こっか」

~夜~

女「もうそろそろ寝よっか」

友「・・・・」コク

女「じゃ、寝かせるね?」

友「・・・・・」コク

女「おいしょ・・・」

友「・・・・」

女「よし、オーケー」

友「・・・・・」

女「お休み・・・」

友「・・・・・」ギュッ

女「分かってるよ、寝るまでついてる」ナデナデ

友「///」

女「・・・・・」ナデナデ

友「・・・・・」

友「・・・・・」ウツラウツラ

友「・・・・・」スゥースゥー

女「・・・・・」ナデナデ

女「お休み・・・・」ウトウト

女「・・・・・」スゥースゥー

友「・・・・・」スゥースゥー

女「・・・・・」スゥースゥー

友「・・・・・」ムク

友「・・・・・」ジー

女「・・・・・・」スゥースゥー

友「///」ソー

女「・・・・・」スゥースゥー

友「・・・・・・」デコチュー

女「・・・・・」スゥースゥー

友「・・・・///」

~翌日~

女「ん~~~」ノビー

友「・・・・・」スゥースゥー

女「あれ、私友のベッドで寝てた?」

友「・・・・」スゥースゥー

女「どうりで寝心地が良いわけだ」ナデナデ

友「・・・・・」スゥースゥー

女「友・・・・・」ナデナデ

女(可愛いなぁ・・・・)

女「友、起きなよ~」

友「・・・・・」スゥースゥー

女「友~」ユサユサ

友「・・・・」ムク

女「起きたか、おはよう友」

友「・・・・・・」

女「朝ごはん食べよう」

友「・・・・・」コク

~リビング~

女「おはよー」

女母「おはよう二人とも」

友「・・・・・」



女「友、今日はどこ行くか決めてる?」

友「・・・・・」コク

女「決めてるの?」

友「・・・・・」コク

女「よし、じゃあ今日は友にとことん付き合いますか!」

友「・・・・・」コク

女母「はい、ご飯」

女「おーうまそー」

友「・・・・」

女「いただきます」

女母「あんたたち出掛けるの?」

女「そうだよー」パクパク

友「・・・・」パクパク

女母「じゃあ、今日の午後からのカウンセリングはそのまま行ってね?」

女「わかった~」パクパク

女母「あとあんまり危ないとこ行かないでよ?」

女「うん、大丈夫だよ」パクパク

~部屋~

女「よし、今日はお洒落していくか」

友「・・・・」コクコク

女「友はどれ着るの?」

友「・・・・・」クイクイ

女「これ?」

友「・・・・」コク

女「よし、じゃあ私がこれに合うチョイスをしてやろう!」

~二十分後~

女「よし、オーケー」

友「・・・・」コク

女「似合ってるよ友!!めちゃくちゃ可愛い!!」

友「///」

女(照れてる友可愛すぎ!!)

女「私は似合ってるかな・・・?」

友「・・・・・」コクコク

女「そう?ありがとー」

女「じゃ、いってきます!!」

友「・・・・」

女母「いってらっしゃい」



女「さて、友さんは何処に行きたいのかな?」ガラガラガ

友「・・・・・」クイクイ

女「あっち?」

友「・・・・」コク

五分後

友「・・・・・」クイクイ

女「ん?駅?」

友「・・・・」コク

女「町の方下りるの?

友「・・・・」コク

女「よしきた」ガラガラガ

女「ここの駅改装して、良かったね~エレベーター出来たし」

友「・・・・」コク

女「町の方で何するか決めてるの?」

友「・・・・」コク





女「次は何処に行くの?」

友「・・・・」クイクイ

女「こっちか!」ガラガラガ



友「・・・・」クイクイ

女「あのお店?」

友「・・・・」コク

女「あのお店って・・・・」

女「パフェがまた食べたかったんだね」

友「・・・・」コク

女「美味しかったもんねここ」

友「・・・・」コク

店員「いらっしゃいま・・・せ」

女「二人で」

店員「・・・二名様ですね こちらへどうぞ」

女「あ、この椅子のけてもらっても良いですか?」

店員「あ、はい・・・」

女「友はどれ食べる?」

友「・・・・」ジー

女「まだ、選択中か・・・」

友「・・・・・」ジー

友「・・・・・」クイクイ

女「決まった?」

友「・・・・」コク

女「これ?」

友「・・・・・」コク

女「すいませーん」

店員「あ、はーい」

女「これと、これください」

店員「かしこまりました~」

友「・・・・・・」

店員「お待たせいたしました~」

女「お、うまそー」

友「・・・・・」コク

女「いただきます」

友「・・・・・」

女「うまい」パクパク

友「・・・・・」パクパク

女「友のも美味しそうだね」

友「・・・・・・」コク

女「一口交換しない?」

友「・・・・・」コク

友「///」スゥー

女「え、友あーんしてくれるの?」

友「///」コク

女「まじか~ ありがとー」(可愛すぎ!!!)

女「・・・・」パク

友「///」

女「・・・・・うまい!」

女「よし、じゃあ私のも! はい、あーん」スゥー

友「///」

女「ほらほら、あーん」

友「・・・・・」パク

女「ふふ」

友「・・・・」モグモグ

女「美味しい?」

友「////」コク

女「・・・・」パクパク

友「・・・・・」ジー

女「・・・・・」パクパク

友「・・・・・・」ジー

女「・・・・ん?」

友「・・・・・」ジー

女「どうしたの?」

友「・・・・・・」ジー

女「どうしたのさ」

友「・・・・」スッ

女「へ!?」

女(顔が近づいて!!////)

友「・・・・・」ペロ

女「ひゃ!?」

友「・・・・・」パク

女「あ、ほっぺについてたのか~////」

友「・・・・・」コク

女「って、いきなりやめてよ!!恥ずかしい!!///」

友「・・・・・」シュン

女「あ、いや別に嫌な訳じゃないけど」アタフタ

カランカラン

イラッシャイマセー


ツンインテ「でさー・・・・」

委員長「あははは」

女「あ!」

友「・・・・」

ツインテ「ん?」

委員長「?」

ツインテ「あ!!」

委員長「女ちゃんと友ちゃん!!」

女「こんにちは、ツインテちゃんに委員長!」

友「・・・・・」ヒラヒラ

ツインテ「おう!」ヒラヒラ

委員長「こんにちは~」ヒラヒラ

遅れてスミマセン


女「二人も遊んでるの?」

ツインテ「うん!今日は映画見に行こうとしててさ~」

委員長「友ちゃん達がいるとは思わなかったよ~」

ツインテ「あ、そうだ!!二人も一緒に遊ばない!?」

委員長「それ良いね!グッドアイディア」

女「え、いいの?」

ツインテ「いいに決まってんじゃん!!」

委員長「私、友ちゃん達と遊ぶの初めてだ~」

ツインテ「え、委員長なかったの?」

委員長「ツインテちゃんはあったの?」

ツインテ「うん!」

ツインテ「友ちゃんもいいよね?」

友「・・・・・」コクコク

女(友、嬉しそうだな・・・)

委員長「よし、じゃあ腹ごしらえしたら早速行こうか」

ツインテ「おー!!」

友「・・・・・」ニコニコ



女「!!!」

ツインテ「どうしたの女ちゃん?」

女「い、いやなんでもないよ・・・・・・それよりこのお店のおすすめがね・・・」

女(い、いま友が笑った・・・・確実に一瞬ニコニコしていた)

女(最近は、少し表情に変化が生まれてきていたけど、やっぱり私にしか分からない域を出ていなかった)

女(でも、さっきの笑顔は誰が見ても一目瞭然の笑顔だった!)

女(すごい!凄いことだ!!)

ツインテ「おーうまそ」

委員長「おいしそーだねー友ちゃん!」

友「・・・・」コクコク


女(いい友達を持った・・・)グス

ツインテ「ん?友ちゃんどうしたの?」

女「あ、いやいやなんでもないよ!」

女(その後私たちは一緒に映画館に行き、買い物に行き、午前中を過ごした)






女「ふぅ~今日は楽しかった!」

ツインテ「そうだねー!」

委員長「また今度も遊びましょうね!」

女「うん! 友も楽しかったよね?」

友「・・・・・」コクコク

ツインテ「よかった~」

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