友と友彼女の物語ですが、
回想中は、俺「」先輩「」にします。


兄「お前とこうやって勉強すんのも久しぶりだな」

友「まあ、もう少しで俺たちも受験生だしな」

友「それより、後輩ちゃんとかなりうまくいってるようだな」

兄「まあ、それなりな、でも、お前らんとこなんか超ラブラブじゃん」


友「最初の出会いは最悪だったんだけどな。」


兄「へー、そうなのか。そもそもどうやって出会ったんだ。お前らの話聞いたことなかったしな」

友「んじゃ、休憩がてら話してやるよ。あんま、のりきじゃねーんだけど。それが一番最初に声かけてくれたのが後輩でさあ、…………

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先輩「後輩くん、私、君のこと好きなんだよね。私と付き合ってよ」

それが初めて先輩との会話だった。
いままで年上の女性からの告白を断ったことならあるし、話したこともない女性だ。俺は当然、断ろうと思った。

俺「ごめんなさい。」

そのとき、先輩はすごく意外な顔をした。まるでありえない、それでは困るといったような。

先輩「え、、どうして？」

どうしてかわからない。けど、気が変わった。この人にはなにかある。きっと。だから俺は試してみたかったんだと思う。

俺「いえ、その、やっぱりお願いします。先輩みたいな綺麗な女性に告白されてびっくりしてしまい、すいません」

先輩「いやあ、私もびっくりしたよー」

俺「じゃあ、アドレスと番号教えてください。」

先輩「はーい、今日から私の彼氏だね。よろしくね。」

俺はそのときはまだなにもしらなかった。いや、知らなかったからこそ、付き合うなんていう決断ができたのかもしれない。いまとなっては間違ってはないと思うが。