絵里「音ノ木坂学園が廃校...?」 (22)


みんな、こんにちは

私は絢瀬絵里、高校1年生よ

お婆さまの通っていたこの音ノ木坂学園にこの春入学して、輝かしい高校生活を送るはずだったのだけれど...

ある日突然目に入ってきたのは、音ノ木坂学園の廃校を知らせる張り紙


絵里「...えっ」

希「廃校...!?」

にこ「人気無いとは知ってたけど、まさか...」

絵里「...うっ」クラッ

希「えりち!?」

にこ「ちょっと!大丈夫!?」

絵里「そんな...私の...学校が...!」


えりち!えりちー!

しっかりしなさいって絵里!

絵里ー!




ーー
ーーー


・色々シャッフルされてます

・こんな世界もあったかも?というラブライブSS

・更新遅め



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絵里「ハッ...!?」

絵里「保健室...なんだ、夢だったのね」

絵里「悪い夢...なんか妙にリアルだったし...」

絵里「でも良かった!音ノ木坂は無事なのね!」




絵里「みんな、おはよう」

「絢瀬さんだ」
「今日もクールだね」


絵里「ふふ...よく考えてみたら音ノ木坂にいくら生徒が少ないからっていきなり廃校になるわけがなかったわ」

絵里「張り紙だってきっと見間違ァァアアーーーー!?!?」

絵里「廃校の張り紙...!?
そ...そんな...!夢じゃ無かった...!?」


絵里「...」ガラッ

希「あ、えりち」

にこ「起きたのね。どうよ調子は」

絵里「最悪よ...」

希「まあ当然か」

にこ「ショック受けすぎなのよ」

絵里「で、でも...だって!」

絵里「私のお婆様も通っていた学校なのよ?せっかく日本まで来て入ったのに、廃校だなんて...」

希「本当にえりちは音ノ木坂好きやね」

にこ「まあ確かに過ごしやすいとこだけどね」

絵里「何よ二人は好きじゃないの音ノ木坂!」

希「いや好きやけどね」


絵里「にこだって他人事じゃないのよ。編入試験とかどうするつもり?」

にこ「えっ!?何、そんなのあんの!?」

希「編入試験?」

絵里「そうよ!
廃校になったら在校生の私達は他の学校に行かなくちゃいけないじゃない。まだ入ったばっかりなのに...」

にこ「む、無理無理!絵里は入試も余裕だったし希も推薦とれるだけの成績はあったけど私はギリギリだったのよ!?編入試験なんかあったら入れる所ないわよ!!」

絵里「ほら!困るでしょう!」

にこ「困るわ!希、スピリチュアルパワーでなんとかして!」

希「んーいや、その心配はないと思うよ」

絵里「え?」


希「廃校になるのはウチら一年生が卒業してから。決定したって入学者を受け付けないだけや。編入する必要なんて無いんよ」

にこ「なんだ、焦らせるんじゃないわよ...」

絵里「いやいやいや、なんで落ち着いてるのよ!後輩出来ないのよ?寂しいでしょ!」

にこ「別に。後輩とかめんどくさいし」

希「まあちょっと寂しいけど、仕方ないことなんちゃう?」

絵里「はあ...もういいわ。
私はなんとかして音ノ木坂復興のために頑張るから」

にこ「ええ...本気で言ってんの?」

希「こうなったらえりちは頑固やからなー。面白くなってきよったね」


絵里「そもそもなんで音ノ木坂に新入生が来ないのかしら」

にこ「そりゃああれよ。
特色がないからよ。特色が」

希「まあ確かに地味っちゃ地味よね」

絵里「何かないかしら...音ノ木坂の魅力」

希「こうやって、晴れた日に中庭でお昼ご飯食べられることも充分魅力やと思うけどねぇ」

にこ「馬鹿ね、そんなのそこらの公園でだって出来るでしょ」

絵里「そうよね...はあ、特色かぁ」


絵里「歴史がある!とか」

希「確かに音ノ木坂は相当歴史古いね」

にこ「最近の子が歴史あるくらいで志望校決めないでしょ。やっぱりもっと面白そうなものじゃないと」

希「アルパカがいるとか?」

絵里「え、うちってアルパカいるの?」

にこ「在校生徒も知らないようじゃそれも大したインパクトにならないわね」

絵里「もう!にこも何か考えてよ!」

にこ「そうねぇー、学費が安い!とか?」

希「それこそ中学生はあんまり考えないやろ...」

にこ「考えてたわよ私は」

「ちょっといいかな」



絵里「えっ、はい!」


にこ「...この人」

希「生徒会長や」


会長「廃校がどうとかって聞こえたけど...何か知ってるのかな?」

絵里「あー...いえ。特には」

会長「そっか。時間とらせちゃってごめんね」

にこ「あのぉー」

会長「ん?」

にこ「廃校って本当の話なんですか?」

会長「んー。だったら、よかったんだけどねー」

副会長「会長。
生徒会の問題ですので、あまり口外は」

会長「あーごめんごめん」

にこ「...むっ」


にこ「あのさ、生徒会が生徒に隠し事ってどうかと思うんですけど」

副会長「...一年生。先輩にはしっかり敬語を使いなさい。それとそのカーディガンの色、校則違反ですよ」

にこ「...ふん」

会長「言い過ぎだって、ごめんねー、副会長はちょっと厳しすぎるんだ」

にこ「いえ、別に大丈夫です」

副会長「会長、そろそろ」

会長「そうだね。じゃあ私はこれで。ありがとうね」

副会長「では」


絵里「...廃校についてはまだ、生徒会もよく分からないのね」

にこ「いやいや、絶対なんか知ってるでしょうよあの態度。こりゃもう廃校確実ね」

絵里「そんなぁ」

希「諦めるのはまだ早いよ。
えりちは頭がいいんやから、これから考えればいい」

にこ「巻き込まれるのは御免だけどねー」

絵里「これから...か」

希「三人で放課後にチラシ配りでもしちゃうー?」

にこ「私パス。バイトあるし」

希「なんやにこっち釣れないなー」

にこ「仕方ないでしょー」

絵里「...」

ちょっと書き溜めを練り直すんで今日はここまでにします

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