~銭湯~
海未「ふぅ…さっぱりしました」
穂乃果「牛乳冷えてるかな~」
ことり「ばっちぇ冷えてるよ♪」
穂乃果「海未ちゃんは何飲む~?」
海未「そうですね。フルーツ牛乳をいただこうかと」
穂乃果「おおっ!通だねぇ!じゃあ穂乃果はコーヒー牛乳」
ことり「ことりはマカロンミルク♪」
穂乃果「えっ、それ美味しいの?」
ことり「美味しいよぉ」
ワイワイ
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海未「…」チラ
海未「(最近、くびれが小さくなったような気がするのですが…もしかすると)」ヨイショ
ピピッ
海未「!!!!!」
カタン…
海未「」ヨタヨタ
ことり「海未ちゃーん、フルーツ牛乳買っとくよ〜♪」
海未「あ、有り得ません…」
穂乃果「海未ちゃん?」
海未「こんなの…こんなの有り得ません!!!!」
一同「!?」
海未「(まさか…先週計った時から5kgも増えているなんて…これでは穂乃果のことが言えないじゃないですか!)」
ことり「はいフルーツ牛乳」
穂乃果「海未ちゃんどうしたの大声出して?」
海未「いえ…何でも、何でもないんですよ…フフフ」パシッ
ことほの「?」
海未「」グビグビグビ
海未「かーっ!」ダンッ
海未「(一体何がどうなってしまったというのでしょうか…思い出せ…思い出すのです園田海未!!)」
ー
ーー
ーーー
【月曜日】
海未「ふぅ、今日もいい練習でしたね」
凛「海未ちゃーん!帰りにラーメン食べにかない?」
海未「ラーメンですか?しかし夕食の前にラーメンは…」グルルルルル
海未「あっ/////」
凛「これだけ動いたんだからラーメンくらい食べても大丈夫だよ!行こ行こっ!」グイッ
海未「あっちょっ…引っ張らないでください〜!」
〜ラーメン屋〜
大将「へいらっしゃい!お、今日はいつものお友達と違うね!」
凛「かよちんは今日はお小遣いないからパスなんだ〜」
大将「ははっ、ライスの特盛りくらいならサービスしてやるのに」
凛「ホント!?かよちん絶対喜ぶにゃ!!」
大将「い、一回だけだからな…」
凛「いつものお願いね〜」
大将「あいよっ!で、そっちの髪の長い女の子はどうすんだい?」
海未「へっ!?わ、私はまだ…」
大将「はっはっは!まぁゆっくり決めてくれればいいよ。この時間は人の入りも少ないしね」
海未「すみません…」
凛「海未ちゃん、ここの味噌とんこつは絶品だよ!こってりしてるのにあっさりしてるんだ〜」
海未「???よく意味が…」
大将「味の割には胃にもたれないってことよ」
海未「そうなのですか!?ではその味噌とんこつを」
大将「あいよっ!」
海未「凛、今日の練習なのですがステップがまだ早いですよ」
凛「え〜、あれでもだいぶ遅くしたほうだよ?」
海未「凛一人だけずれていますよ。もう少しゆっくりでいいんですから」
凛「…は〜い」
海未「ふふ、凛は穂乃果と違って素直でよろしいですね」
凛「えー?それって単純ってことー?」
海未「いえいえ、穂乃果は何かと屁理屈を垂れます。ああ言えばこう言う、もう少し私の言う事を素直に聞いて欲しいです」
凛「…でも、穂乃果ちゃんがそんな風になるのって海未ちゃんだからだと思うにゃ〜」
海未「えっ?」
ヘイラッシャイ!
タイショ-イツモノオネガイシマ-ス
凛「だってだって、喧嘩するのって仲が良い証拠でしょ?それに、穂乃果ちゃんは海未ちゃんのことを信頼してるから屁理屈も言うんじゃないかな?」
海未「…」
海未「そうなのでしょうか…」
凛「絶対そうだよ!凛は嘘つかないにゃ!」
海未「ふふ…そうですね。ありがとうございます、凛」ポン
凛「にゃっ…えへへ」
大将「はい、ラーメンギガ盛りと味噌とんこつね」コトン
凛「丁度いい所で来たにゃー」
海未「り、凛…」
凛「ん?」
海未「この量は…?」
凛「ギガ盛りだよ。これくらい食べないと体重キープできないにゃ」
ヘイオマチ-
オ-イェス
凛「早く食べよ。ね?」
海未「は、はい…いただきます」ツルツル
海未「!!」
海未「お味噌の味がしっかりしているのに…喉を通る時はあっさりです」
凛「でそでそー」ズゾゾゾゾ
海未「美味しい…美味しいです!」ツルツル
凛「いやぁ、食べた食べた」ポンッ
海未「あの量を私と同じペースで完食するなんて…」
凛「普段はもうちょっとゆっくりだけどね」
海未「でしたら、ゆっくり食べれば良かったのでは?」
凛「いーのいーの。おっちゃん、お勘定」
大将「あいよ」
凛「(わ、外国人だ…大きいなぁ)」ヒソヒソ
海未「(あまりジロジロ見てはいけませんよ)」ヒソヒソ
外国人「」チラ
うみりん「!!」
外国人「ラーメン、スキデスカー?」
凛「い、いえすいえす!」
外国人「Very good!」グッ
凛「い、いぇ〜い!」ガタガタ
海未「とても美味でした」ゲフ
凛「喜んでもらえて良かったにゃあ」
海未「たまにはこうして2人で食事をすると言うのも良いものですね」
凛「うん!」
凛「…にしても、さっきの外国人どこかで見たことあるんだよねぇ」
海未「はい。私もテレビで何度か目にしたことがあります」
凛「プロ野球だったかにゃあ…」
海未「どうでしょう…?」
【火曜日】
〜学校〜
海未「(わ、私としたことが…お弁当を忘れてしまいました…折角母上が朝早くから作っていただいたと言うのに)」グ-キュルルル
海未「仕方ありません…食堂のうどんでもいただきましょう」グ-キュルル
花陽「」キョロキョロ
タッタッタッ…
海未「花陽?一人で何処へ行くのでしょうか?」
タッタッタッ…
〜校舎裏〜
花陽「えへへ…やっぱりお米を我慢するのは身体に良くないよねぇ」ゴソゴソ
花陽「あぁ…この香り、しあわせ」
花陽「いただきm「何をいただくのですか…?」
花陽「ぴゃあ!!」
海未「言いましたよねぇ?朝食以外のお米の摂取は厳禁と」
花陽「あわわわわわ…」カタカタカタカタ
海未「花陽、今日のメニューはハーフマラソンがよろしいですか…?」ニコニコニコ
花陽「ごめんなさいぃぃ!!!!」ダッ
海未「待ちなさい!」
海未「…逃げ足となると速いのですから」ヤレヤレ
海未「ん?」
ジャンボおにぎり×2「やあ」
海未「…」ゴクリ
海未「ふぅ…お腹いっぱいです。捨てるのは勿体無いですし私のお腹も満たせたので一石二鳥ですね」マンゾク
穂乃果「あ、うーみちゃーん!!」タッタッタッ
海未「穂乃果!?」
穂乃果「あのねあのね!今日家族で食べ放題に行くんだけど海未ちゃんも一緒に行かない?」
海未「そ、それってよろしいのですか?」
穂乃果「お父さんが仕事の都合で行けないのと雪穂はあまり食べ放題好きじゃないんだってさ。だから穂乃果とお母さんと海未ちゃんとことりちゃんで行こうと思って」
海未「なるほど…それなら御一緒させていただきます」
穂乃果「やったー!時間になったら車で迎えに行くねー!!」
海未「はい!」
海未「(今から運動するので大丈夫ですよね。食べ放題と言ってもビュッフェのようなものでしょう)」
書きためが尽きたので、ここまでにします
〜ビュッフェレストラン〜
ワイワイガヤガヤ
海未「おぉ…」
ことり「ここって、前にテレビでやってたところ」
穂乃果「そう!穂乃果ここのご飯大好きなんだ」
海未「ほ、本当に私達が来てよかったのですか?」
穂乃果「もう、何度も言ったじゃん」
海未「そうですよね…」
ことり「わぁ〜!マカロンいっぱいだぁ!」
ほのママ「3人共!こっちよ〜」
ことほのうみ「は〜い」
穂乃果「よーし!いっぱい食べるぞぉ!」
海未「はい!まずはお肉から攻めましょう!」
穂乃果「進め!目指すはローストビーフだぁ!」
海未「うらー!」
ことり「こ、ことりはお魚から攻めようかな…」
ほのママ「ここのレストランは種類が多いから目移りしちゃうのよね〜」
ことり「そうなんですか?」
ほのママ「そうよ〜。で、いつも食べ終ったあとにあれ食べるの忘れた、これ食べるの忘れたってなっちゃうのよ」
ことり「あはは、食べ放題だとよくありますよね」
ほのママ「さ、私達も行きましょうか」
ことり「はい」
穂乃果「お肉いっぱい取れたー!」
海未「私もです!」
ことり「お刺身も凄く綺麗だよ♪」
穂乃果「それじゃ、いただきまーす!」
海未「いただきます」
ことり「いただきます♪」
パクッ
穂乃果「これだよこれ!やっぱりこの美味しさだよね!感動するよぉ!!」
海未「こんなに柔らかいお肉…初めてです!」
ことり「うん、おいしい♪」
穂乃果「あぁ…しあわせぇ」モグモグ
海未「野菜も新鮮で美味しいですね」
ほのママ「穂乃果、全く野菜とってきてないじゃないの」
穂乃果「えー、だって折角の食べ放題なんだよ?野菜なんか食べたら勿体無いよぉ」
ほのママ「バランスを考えなさい!」
穂乃果「は〜い」
穂乃果「海未ちゃんのサラダ貰うね」ヒョイッ
穂乃果「…」モグモグ
穂乃果「うん、野菜も美味しいね」
穂乃果「いやぁ、食べた食べた」
海未「穂乃果、まだ戦いは終わっていませんよ」
穂乃果「そうだ!デザートがまだあるんだ!!」
ことり「戦いって…」
海未「さぁ行きますよ!私達の戦いはこれからです!」
穂乃果「おー!!」
ことり「ま、待ってよぉ穂乃果ちゃ〜ん、海未ちゃ〜ん…ちゅん!?」
ことり「ほわぁ…マカロンタワー」キラキラ
ことり「」サッサッ
穂乃果「海未ちゃんケーキだよっ!ケーキの山だよぉ!」
海未「宝石のようですね!バンバンとりましょう!」
ワイワイ
ほのママ「…」
ほのママ「若いっていいわぁ…」プニ
【水曜日】
海未「お寿司ですか?」
真姫「えぇ、私と海未と絵里の3人で。絵里は快諾してくれたわ。後は貴女だけよ」
海未「そ、そうなのですか…」
海未「(昨日も穂乃果達と食べに行ったので、今日は流石に…)」
海未「すみません、私は遠慮しておきます」
真姫「そう…ごめんね」
海未「また誘ってくださいね」
真姫「ええ」
海未「(ふぅ、今日は普通の夕食になりそうですね)」
ピロリン♪
海未「!」
海未「母上…?」ピッ
『お食事に呼ばれたので、夕食は自分で調達してくださいね♪』
海未「…」
海未「真姫」ガシッ
真姫「うぇっ!?」
海未「行きましょう!」グッ
絵里「3人でどこかへ出掛けるなんて珍しいわねぇ」
海未「何かあるのですか?」
真姫「別に…このメンバーが一番静かに食べられると思っただけよ」
絵里「そう…まぁでも、真姫が通うようなお寿司屋さんにほかのメンバーは連れていけそうにないわね…」
海未「強いて挙げるなら…ことりくらいですね」
絵里「希は何をしでかすかわからないし、にこに至っては持ち帰ったりするんじゃないかしら?」
海未「有り得そうで困ります…穂乃果も」
真姫「着いたわよ」
ガラッ
大将「いらっしゃい」
真姫「3人だけど空いてる?」
大将「西木野先生んとこの…どうぞ、ここに座ってください」
絵里「な、なんだか緊張するわね…海未、大丈夫?」
海未「こういう静かなところは慣れていますよ」
真姫「いつもの。ここの二人にも」
大将「わかりました」スッ
大将「これ、お通しです」
海未「あん肝ですか…?」
大将「そっちの外人さんには口に合うかどうかわからないですけど…」
絵里「あ、あの…私ハーフなんです」
大将「あ、ああそうなの!てっきり」
海未「ふふ、お茶目なのですね」
大将「いやぁ、たはは!」
大将「それじゃ、まずは仕入れたばかりの鯛を握らせてもらいますね・」
絵里「は、はい!お願いします!」
真姫「絵里…」
大将「ハーフのお嬢さん、そんなに強ばらなくても大丈夫ですよ?リラックスして食べていただかないと、お寿司も美味しくありませんから」
海未「そうですよ。気持ちは回転寿司に来ている感覚で」
絵里「え、えぇ…」
絵里「ねぇ、今大将に私何て言った?」
真姫「はぁ?」
絵里「ほら、大将私のこと外国人だって勘違いしたじゃない。その時よ」
真姫「ハーフって言わなかったっけ?」
絵里「そうよね…クォーターとハーフ間違えて言っちゃった」
大将「ハハハ、クォーターもハーフも変わんないよ」
絵里「そうですよね!」
真姫「大違いよ…」
大将「へい、鯛おまち」スッ
海未「わぁ〜!」
絵里「き、綺麗…」
真姫「さ、食べましょ」
海未「はい!」
絵里「いただきます…」
絵里「!!」
絵里「美味しい…!」モグモグ
海未「鯛ってこんなに甘い味でしたっけ?」モグモグ
大将「天然ものだからね。その辺の養殖とはひと味もふた味も違うよ」
海未「美味しいです!大将!!」
真姫「まだまだ一種類目なんだからこれで驚かれちゃ困るわよ」
海未「こ、これを超えるものがあるのですか!?」
絵里「ハラショオ…」
大将「お二人はヒラメは食べられますか?」
海未「は、はい」
絵里「私、ヒラメ食べるの初めて…」
真姫「絶対美味しいから。私が保証するわ」クイッ
真姫「大将、熱燗おかわり」
大将「かしこまり」
海未「ま、真姫…」
真姫「何よ?」
絵里「それ…お酒」
真姫「ノンアルコールなんだから良いでしょ!?」
海未「…ただのお湯と言うわけですか?」
真姫「そうよ!」
絵里「ヒラメってこんなに美味しいんだ!」
大将「お、ヒラメの美味しさをわかってくれましたか」
絵里「はい!おかわりお願いします!」
真姫「ちょっ…!ここはそう言うのやってないから!」
大将「ハハ、折角ヒラメの美味しさを知ってくれたんですからもう一貫お作りしますよ」
真姫「…もう」
海未「…」ズズ
大将「はい、どうぞ♪」スッ
絵里「わぁ、さっきのよりも大きい!」
大将「ふふ…」
真姫「…ホントにありがとうございます」
海未「美味しいですねぇ」モグモグ
絵里「亜里沙にも食べさせてあげたいわ。そうだ、お土産できますか?」
大将「あいよ、何がよろしいですか?」
絵里「それじゃ、イクラとまぐろと…」
真姫「絵里、楽しそうね 」
海未「そうですね。お寿司屋さんに初めて来た海外の方みたいです」
真姫「全くその通りね」
大将「そろそろ、メインに入りたいと思います。大トロ中トロのどちらがよろしいですか?」
絵里「まぐろ!?まぐろなのね!?」
絵里「大トロお願いします!」
大将「あいよ。そちらの髪の長いお嬢さんは?」
海未「私は中トロで」
大将「かしこまり。先生んとこのお嬢ちゃんはいつものね」
真姫「」コクコク
絵里「いつもの?」
真姫「まぁ、見ればわかるわ」
絵里「?」
海未「(そう言えば、ここの代金は真姫持ちなのでしょうか…?)」
大将「大トロ中トロおまち」スッ
海未「これは…!」
絵里「ハラショー」
海未「食べるのが勿体無いくらい綺麗なトロですね…」
大将「はいよ、うにイクラ祭りね」ドスン
うみえり「」
真姫「ありがと」
絵里「な、何よこれ…」
真姫「何って、雲丹とイクラのお寿司よ」
海未「こんなに大きいの見たことがありません」
真姫「私だけの特別サービスよ。食べたければ何度も通うことね」モグモグ
絵里「ブルジョワ、ここに極まれりね」
海未「まるで宝石箱ですね…」
絵里「私達も食べましょう」
海未「はい」
うみえり「!!」
絵里「これは…!」
海未「もう…言葉にできません!」
真姫「でっしょー」モグモグ
大将「最後に巻き物ですけど、何がよろしいですか?」
絵里「巻き物ってことは、かっぱ巻きとか鉄火巻きとかですか?」
大将「軍艦も承りますよ」
絵里「それじゃあ、イクラの軍艦を」
海未「私はウニを」
真姫「干瓢」クイッ
大将「かしこまり」
絵里「干瓢巻きなんか食べるのね…」
真姫「何よ!干瓢巻きバカにしないでよね!」
絵里「バカにはしてないわよ…意外だなと思って」
大将「いつも食べてますもんね。干瓢巻き」
海未「美味しいですよ。干瓢巻き」
真姫「そうよね!やっぱり海未はわかってるわ!」
絵里「チカァ…」
海未「ふふ」
大将「はい、イクラとウニと干瓢です」
うみえりまき「わーい」
アリアトヤシタ-
海未「食べましたねぇ」
絵里「そうね。でもホントにいいの?お土産代まで払ってもらって」
真姫「いいのいいの。今日お小遣い入ったばかりだからあれくらいどうってことないわよ」
海未「(あれくらいって…4万円だったのですが)」
絵里「(恐れ入るわよホントに…)」
真姫「どうする?もう一軒くらいなら出せるけど」
うみえり「お断りします!」
真姫「うぇぇ」
【木曜日】
海未「…これは!」
にこ「なに?どうかしたの?」
海未「見てください!牛丼屋さんの大盛り無料クーポンが当たりました!!」
にこ「お、大盛り無料って…」
海未「行きましょう!今すぐに!!」
にこ「ちょっと!これから練習じゃない!!」
海未「牛丼は待ってはくれませんよ!!」
にこ「あーれー!」
〜牛丼屋〜
海未「私が引き換えてくるので、にこは店頭でにっこにっこにー♪でもしていてください」
にこ「ちょっ…それじゃあなんで私連れてこられてたの!?」
海未「まぁまぁ、たまたまあそこにいたからですよ」ウィ-ン
にこ「…」
にこ「ん?」
外国人2人「HAHAHA」
にこ「(おっきな外国人ね…片方はラテン系かしら)」
海未「すみません、この大盛り無料クーポン使いたいのですが…」
店員「はいかしこまりました。少々お待ちください」
海未「」トスン
赤毛外国人「ペチャクチャ」
ラテン系外国人「ペチャクチャ」
海未「(おや?どこかで見たことのある二人ですね…)」
赤毛外国人「!」
赤毛外国人「スミマセン、ナランデマスカ?」
海未「あ!いえ、私はもう待つだけです」
赤毛外国人「オオキニ!」
海未「(おおきに…関西在住なのでしょうか…?)」
オオモリフタツデマチノオキャクサマ-
海未「あ、はいー」
ウィーン
海未「ふふふ」
にこ「やっと来たわね…遅すぎてにこに見とれて何人が事故ったことか」
海未「へー」
にこ「スルー!?」
海未「はい、これにこの分です」
にこ「えっ」
海未「にこも食べるためにここまで来たのですよ?」
にこ「んな訳無いでしょ!!お腹なんて減ってないわよ!!」
海未「えぇぇ〜」
海未「それじゃあ一つはどうすれば…?」
にこ「アンタが食べなさいよ」
海未「…仕方ありませんね」
ウィーン
ヘイゴメチャ-ン
ハハハ
書きためが尽きたので今日はここまで
http://wedding.mielparque.jp/okayama/cuisine/assets_c/2010/10/%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A7-thumb-341xauto-2449.jpg
http://i.gzn.jp/img/2007/10/12/yoshinoya_area_price/yoshinoya_area_price.jpg
http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/mbckh/cabinet/ra-men/ishimarusyokuhin/230.jpg?_ex=308x308&s=2&r=1
海未「全く…にこが食べるというから二つも買ったと言うのに」ムシャムシャ
穂乃果「いい匂いする〜…あ、海未ちゃん!」
海未「むぐ!」
海未「げほっ!げほっ!」
穂乃果「だ、大丈夫!?」
海未「」ゴクゴクゴク
海未「お、おどかさないください…」
穂乃果「ごめんね。いい匂いがしたから…つい」
穂乃果「牛丼?」
海未「はい。大盛り無料だったので」
穂乃果「値段上がっちゃうもんね〜。その前に大盤振る舞いでもしたのかな?」
海未「そうなのですか!?」
穂乃果「うん、新聞に書いてあったよ」
海未「…ならこの牛丼は大切に大切に召し上がらなくては」
穂乃果「そんなケチ臭いこと言わないでよ。穂乃果にもちょーだい?」
海未「はい、いいですよ」
穂乃果「いただきまーす!」ムシャムシャムシャ
穂乃果「あー、おいしい。おつゆの味がご飯に染み込んで…堪らないね!」
海未「この味だけは譲れませんね!」
穂乃果「でも、海未ちゃん練習前に2つも牛丼食べて大丈夫なの?太っちゃうよ?」
海未「ご心配なく。ちゃんとカロリー計算して、どのくらい動けば消費されるのかは考えてありますから」
穂乃果「そっか〜、じゃあ問題無いね」ムシャムシャムシャ
海未「生卵買えばよかったですね…」ガツガツ
穂乃果「お、海未ちゃん通だねぇ」
海未「通と言うか…タブーな気もしますけど」
穂乃果「そうかな?穂乃果は牛丼に生卵好きだよ?」
海未「穂乃果…」
穂乃果「人の食べ方にいちいち文句言う方がマナーがなってないと思うな」
海未「そうですよね!」
〜練習後〜
海未「…はい、今日の練習はここまでです」
穂乃果「疲れたぁ!」ペタン
絵里「お疲れ様」
凛「今日はいつにも増してハードだったねぇ。かよちん、大丈夫?」
花陽「うん!ハーフマラソンに比べたら全然平気だよ!」
凛「ハーフマラソン!?」
にこ「花陽も結構タフよねぇ」
ことり「みなさ〜ん、練習終わったら食べようと思ってチーズケーキ焼いてきました〜♪」
穂乃果「おおっ!丁度甘いもの食べたかったんだ〜。ことりちゃん気が利くぅ!」
ことり「えへへ」
海未「…」
海未「(今ここでチーズケーキを食べてしまっては私のカロリー計算がパーに…いやしかし、それではことりを悲しませることになってしまいます!あぁどうすれば!!)」
真姫「海未…?」
ことり「もしかして…チーズケーキ食べたくない?」
海未「い、いえ!そんなことはありませんよ!いただきます!」パクッ
海未「(あぁ…このしっとりとした感触。たまりません)」モグモグ
凛「前に海未ちゃんと食べたPA〇LOのチーズケーキも美味しかったけどやっぱりことりちゃんのチーズケーキが最高だにゃあ」
絵里「程よい酸味と甘味が口の中に広がってOCわね」モグモグ
花陽「ごはんと食べるとより一層美味しいですね!ごはんが!」
にこ「!?」
ことり「もう、みんな褒めすぎだよぉ」
希「いやいや、これは出店できるレベルやよ」
ことり「そ、そうかな?」
希「穂乃果ちゃんのところで出してもらったら?」
ことり「ええっ!?」
穂乃果「う、ウチは和菓子屋だから…」
〜帰り道〜
海未「(チーズケーキを食べたことにより、ランニングを2km増やさなければなりません…しかし、この疲労感で12kmも走ることができるのでしょうか)」ブツクサ
穂乃果「おーい、海未ちゃーん」
ことり「あ、歩くの速いぉ」
海未「(6kmを2セットという手もありますね…よし)」
海未「おや?」
オ-イ!
海未「!!」
海未「わ、私としたことが…1人速歩きしていたとは」
穂乃果「もー!歩くの速いー!」タッタッ
ことり「ハァ…ハァ…」
海未「すみません、二人共…少し考え事をしていまして」
穂乃果「考え事?」
ことり「新しい曲とか?」
海未「いえ、くだらないことですから」
穂乃果「海未ちゃんにとってのくだらないことって何だろう…」
ことり「う〜ん…為替レートとかかなぁ?」
海未「違いますっ!」
【金曜日】
海未「(今日こそは家であっさりとしたものを)」
希「うーみちゃん」
海未「希?どうかしたのですか?」
希「」コショコショ
海未「え?ステーキですか?」
希「そうそう。懸賞が当たったからμ'sの皆でウチの家に来て食べようやん」
海未「(ですが…ここ数日は)」
希「あとは海未ちゃんだけなんよ。他のみんなはOKしてくれたからね」
海未「(ぐっ、卑怯です…!)」
海未「わかりました。私も行きます」
希「りょーかーい」
海未「(はぁ…今日はハーフマラソン追加ですね)」
〜屋上〜
穂乃果「あれ?海未ちゃんは?」
絵里「ランニングに行ったわよ。ステーキ食べるならお腹をすかせたいって言ってたわ」
穂乃果「ほぇ〜」
絵里「そういう訳だから、今日は私が考えたメニューをこなしてもらうわよ」
凛「ええっ!?またあの地味なトレーニング!?」
絵里「地味ってなによ地味って…!これはロシア軍式のトレーニングなんだから!」
凛「恐ろしいにゃあ」
希「まぁまぁ、いっぱい動いていっぱいたべられた方がいいやん」
絵里「そうよ。手抜きは許さないからね!」
凛「にゃ〜ん!」
〜練習後〜
穂乃果「は、はひょ〜」バタン
絵里「お疲れ様」
にこ「身体の節々が痛い…」
真姫「おばあちゃんみたい」
にこ「なによ!アンタは痛くないって言うの!?」
真姫「当然でしょ?私は日々身体のケアしてるんだから」ガクガク
凛「にゃっ」ゲシッ
真姫「あひぃっ!」
凛「真姫ちゃん膝ガクガクしてたにゃ〜」
真姫「りーーーんーーーー!!!!!!」
凛「あ、やば」
真姫「待ちなさい!!」
花陽「あはは…真姫ちゃんも何だかんだで元気だね」
ことり「うん、あんなにトレーニングしたのにまだまだ走れるって凄いよ…」
希「さ、着替えてウチの家行こか。今夜はパーティやで!」
にこ「待ってました!」
穂乃果「お肉だー!」
凛「食べるぞぉ!」
三馬鹿「わーいわーい!!!」
ガチャ
海未「ふぅ…おや?もう練習終わったのですか?」
絵里「海未!」
絵里「…えぇ、トレーニングだけだったからね」
海未「そうですか…」
絵里「さ、着替えて希の家に行きましょう?」
海未「はい」
〜のぞみんハウス〜
8人「お邪魔しまーす」
希「邪魔するなら帰ってー」
絵里「はーいって違うでしょ!!」
にこ「はぁ…このやりとり何回目?」
希「準備できてるからささ、入って」
穂乃果「お肉だー!」ダダダ
海未「穂乃果!人様の家ですよ!!」
穂乃果「あっ」
希「ええんよええんよ。だけど、下に住んでる人もいるからドタドタするのはダメやで」
穂乃果「は〜い」
希「リビングはあったかいから入って、どうぞ」
凛「はぇ〜」
ドドーン
にこ「おぉ…」
凛「お肉が輝いてるにゃ…」
花陽「」ゴクリ
希「一人暮らしやのにこんなん当たってもねー。ウチは掃除機が欲しかったのに」
絵里「それでも十分凄いわよ」
穂乃果「うんうん」
海未「…」ブツブツ
ことり「海未ちゃん?」
海未「脂身が少ないあれは私のもの脂身が少ないあれは私のもの脂身が少ないあれは私のもの…」ブツブツ
ことり「ぴいっ!」
希「よーし!焼いていくでー!!」
ほのりん「おーっ!!」
にこ「待ていっ!」
希「ど、どないしたんよにこっち…」
にこ「こんな綺麗なお肉、アンタ達に任せる方が危ないわ…ここは料理の鉄人にこに一旦預けなさい」
希「う、うん」スッ
にこ「希は付け合わせの温野菜でも作ってて。他のみんなはお皿の用意」
凛「了解したにゃ!」
穂乃果「おっけー!」
にこ「真姫と花陽は二人の監視!」
花陽「う、うん!」
真姫「はいはい」
にこ「さぁて、腕がなるわよぉ!」
にこ「どんなもんよ」フンス
ことり「凄い…プロみたいだよ」
絵里「ハラショオ」
真姫「料理人より凄いかも」
にこ「温野菜は?」
希「いいかんじや」
にこ「じゃ、盛り付けていくから運んで行って」
穂乃果「ね、ね、海未ちゃん見た!?フライパンから火がボォッて出たんだよ!!」
海未「フランベくらいで驚かないでください」
穂乃果「フランベ?」
花陽「さっきみたいにお酒を燃やして、香りを付けるんです」
穂乃果「へー」
海未「全く…フランベくらい女子高生なら知ってて当然ですよ」
穂乃果「いやぁ、こう言うのほんと疎くて」
ことり「(へー、フ〇ランベってそんな為にするんだぁ)」
凛「(知らなかったにゃあ)」
希「さて、いただこか」
穂乃果「わーい!いただきまーす!!」パクッ
穂乃果「〜!!」
穂乃果「んまい!!!!」
絵里「ちょっと穂乃果!大声出しすぎ!」
穂乃果「でもホントに声でちゃうくらい美味しんだもん!絵里ちゃんも!」
絵里「」パクッ
絵里「!!」
絵里「…おいしい!」
希「柔らかいなぁ〜」
にこ「下処理せずにこの柔らかさは…流石ブランド肉ね」
凛「美味しいにゃあ」
花陽「」スンスン
花陽「」ゴハンムシャムシャ
凛「かよちんが匂いだけで無心にお米食べてるにゃ」
真姫「早く食べなさいよ〜。冷めると美味しくないわよ?」
ことり「美味しいね♪海未ちゃん」
海未「は、はい…」
ことり「海未ちゃん?」
海未「(マズイですね…いえお肉は美味しいんですよ?)」
海未「(喉を…通らないです)」
ことり「お水飲む?」
海未「」フルフル
海未「はぁ〜!」ゴクリ
海未「希、こんなにも美味しいお肉を振舞ってくれてありがとうございます」
希「いやいや、ウチ一人やとこんな量消費できないし皆で食べた方が楽しいやん?」
穂乃果「希ちゃあん…!」グスッ
穂乃果「貴女は最高の先輩だよぉ!」ダキッ
希「おっと」
希「ふふ、よしよし」ナデナデ
穂乃果「ふにゃあ」
絵里「…穂乃果、何かおかしくない?」
絵里「ねぇにこ」
にこ「はぁ!?んなわけないれひょ?」ヒック
絵里「」
真姫「うぇぇ…うぇぇ!」グスッヒック
凛「ほらほらしゃちょーさん!もう一杯どうぞー!!」トクトクトク
花陽「もっとだぁ!もっと持ってこぉい!!」
絵里「凛!その瓶を渡しなさい!!」
凛「んにゃ?」
バシッ
絵里「これって…フランベに使ったワイン」
絵里「じゃあ皆飲んでたのは…!?」
ことり「こっちはぶどうジュースだよぉ」
海未「(食べねば…食べねば)」
オラー!アライズガナンダー!!
ソウダソウダ-!
ド-セマクラヤッテンダロ-ガ-!!
コトリチャンノワルクチハヤメロォ!ナイスゥ!
ギャハハ!
テデドンチャン
絵里「…」
絵里「おうち帰りたい」
【土曜日】
穂乃果「うー…頭痛い」ズキズキ
凛「何だか吐きそうだにゃ…」
にこ「アンタ達飲みすぎなのよ…」
絵里「一体誰がちゃんと片付けなかったの?」
希「多分やけど、間違えたんやと思うで」
絵里「それはわかってる。間違えないように片付けておくのが普通でしょ!?私達未成年なのよ!?」
希「まぁまぁ、昨日はそういう日やったんやって」
絵里「…もぅ」
ことり「真姫ちゃんと花陽ちゃんは休むみたいだよ」
絵里「相当飲んでたものね…」
海未「(今日こそは…今日こそは家であっさりとしたものを!!)」デデン
ことり「(海未ちゃん…明らかに太ったよね)」
海未「さぁ!練習始めますよ!!」デデン
穂乃果「おえっ」
凛「もう無理にゃ」
にこ「に、にこぉ…」
絵里「…はぁ、二日酔い組はもうダメみたいね」
希「まだまだやな」
絵里「そう言えば、希は飲まなかったの?」
希「ウチはあれくらいどうってことないよ。普段から飲んでるし」
絵里「えぇっ!?」
希「一人やと…飲まなきゃやってられないこともあるんやで?」
絵里「希…」
海未「ほら、立ち上がってください!」デデン
三馬鹿「…」
絵里「海未、今日はもう三人は帰らせた方がいいと思うわ」
ことり「そんな気がするよ…」
海未「…」
海未「わかりました。ではストレッチで終了としましょう」
穂乃果「ア-ハキソ」
海未「穂乃果、しっかりしてください」
ことり「鞄持つよ」
穂乃果「海未ちゃーん…肩貸して」
海未「仕方ありませんね」
希「ほら、にこっちも凛ちゃんも帰るよ」ペチペチ
にこ「あーうー…」
凛「ゆ、揺らさないで…」
希「…ホント自分ら、何で来たん?」
海未「では…」
絵里「あ、海未」
海未「どうかしましたか?」
絵里「今日の夜なんだけど…亜里沙がボルシチを作るみたいなの。それで、海未にも是非食べてもらいたいって」
海未「」
絵里「ダメかしら?」
海未「」
海未「た、タッパーに入れてもらえますか…?」
絵里「タッパー?」
海未「はい…お願いします」
絵里「…わかったわ」
海未「19時くらいに、取りに行きますので」
ーーー
ーー
ー
海未「(よく考えてみれば先週はずっとμ'sの誰かと食事をしていました…そりゃ体重も増える筈です)」
海未「穂乃果、ことり」
穂乃果「ん?」
ことり「どうしたの?」
海未「私は明日から山にこもります。練習は絵里にお願いしてください」
穂乃果「海未ちゃん!?」
ことり「何があったの!?」
海未「何も聞かないでください!!お願いします!!」
穂乃果「う、うん…」
ことり「わかった…」
その後、1ヶ月半かけて海未ちゃんはダイエットに励んだそうです
おわり
月から木までの流れは>>1の実体験が元になってます
このSSまとめへのコメント
日常系で読みやすくて面白かった