いい人 (11)

どこにでもいる顔で、平均点な学歴と運動神経で、背も平均。
・・・それが俺。高橋 秀孝。
でも、そんな俺には1つのコンプレックスがある。
それは・・・・。
[ピザ]ということだ。
人は外見だけで評価する生き物だから、勿論俺は
周りの人から見て、
「あの人、きもちわる~い。」
「アイツ、何か臭そう・・・。」
とか、外出する度に、毎日のように誰かに言われている。
実際俺、臭くないんだけど。
しかも、俺が3年片思いをし続けていた、
同じクラスのCカップ(推定)清楚女子にも
あの身体がどーのとか言われたこともあって、
かなり落ち込んでいる。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417694462

saga入れよう(提案)

意図的にだったらごめん

>>2そうだったのか、ありがとう。

そんな俺は、今日も平凡なスクールライフを送っている。
「まっさん、おはよー。」
「お、ヒデか。はよー・・・。」
相変わらず、俺の友達、松野 光輝は、
人混みにいるのを気にせず、大きなあくびをしている。
「・・・今日も眠かったか?一体、何時に寝たんだよ・・・。」
俺の質問に、まっさん(松野)は、ふざけて返す。
「2時だよ~ん?」
その言い方に、俺は思わずフッと笑ってしまった・
「フフッ。まっさん、いつも寝るの遅いよなー。」
「だってさー、夜、寝づらくね?」
「確かにー。」
正直、ここの男子は皆優しい。
俺の容姿なんて気にせず、中身で話してくれるんだから。
・・・ただ、1人に対してを除いて。
「」

そんな何年もかかりませんよ。
2ヶ月ぐらいしかかかりませんからw

「・・・・あいつ、ホント暗いよな。一人で本ばっか読んで。」
そう。そのあいつとは、小林 裕樹。
ガリガリで、周りからは「モヤシ」と言われている。
別に背は平均なんだけどな。
学校の成績は、まあまあらしい。
「ま・・・、確かにそうだけど。」
俺は誰にも聞こえないような声で呟く。
「?何か言った?」
さすがまっさん。聞き耳立てるの早いわ・・・。
「いや、別に。」
俺はそっけなく返す。
「へー、ならいいけど。」
まっさんも適当に返す。
・・・・これが俺の日常。
他愛も無い話をして、
笑うこと。
・・・・なんだけど。
あいつだけはどうもクラスに馴染めないようで。
俺が新学期に声をかけても、反応はつまらなかった。
そのせいでもあるか、あいつはクラスでたった1人孤立している。
ー今の俺には、そんな彼と、これからタッグを組むことになるなんて、
 全く予想していなかったのである。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom