「男」のテーブル



男「いやー緊張したよ……」

男「おつかれー！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

男「幹事やってもらっちゃって、すまないな」



男「なあ、おい、一人で会話してるみたいでこれヤバくね？」



男「くっそ、SS形式だとこのザマだ……」

男「だって男が絡むSSって相当数あるんだから、仕方ないじゃないか！」

男「ええい男臭い」

男「口調から設定から、様々すぎるからね」

男「大体は無味無臭じゃね？」

男「そりゃナンバーワン都合の良いボーイですしおすし」

男「今日来てる奴らも、かなりいるんじゃないか？」

男「ここが一番大きなテーブルを用意する羽目になったよ。男がこんな状態ってのは悲しいけどね」

男「お、幹事さん」

男「けっ。エタの数も、人気に比例してると思えばいいだろ」

男「まあまあ……」




男「さっ、一発ヤラナイカ」
男「アッー！」

男「幼女にしか興味ねえ！！」ﾀﾞｯｼｭ
幼女「誰この人ー！？」ﾀﾞｯｼｭ




男「ほんとに色んな奴来てるな……」

男「な……」

「女」のテーブル




女「んじゃ、あたしらは女子会って事で！」

女「かんぱーい♪」

女「しっかし、私たちも負けず劣らず勢揃いしちゃったねー」

女「でも、大体はキャラ付け濃いですし……」

女「濃いってほどでも無いと思うけどね。というか>>1の好みでしょ」

女「幼なじみからヤンデレまで、自由自在だからね」

女「というか、なんでデフォで男の事が好きなのかしら。ここにいるのそんな人ばかり」

女「ねぇ……」ｷｭﾝ

女「うん……」ｳﾙｳﾙ

女「はいはーい。乙女モード入らないの。ボクみたいにいきなりレズられた被害者もいるんだから」

女「あはは、おそらがあおーい（レイプ目）」

女「なんで私単体でスレが立つ時大体エロい目に合うの……」ｻﾒｻﾞﾒ

女「よし>>1は死ね」

女「こら過激派！」




女「ふん……」

女「恋愛ものばかりがエタるとばかり」

女「このような世紀末覇者として生まれようとも、永劫の時に置き去られた我という者もおるものを」

女（何があったのかしら……）




女「とりあえず、今は彼の近くに女はいないわね……うふふふふふ」

女「あと、女ってなんかヤンデレ率高くない？」

女（ギク）

「年下組」のテーブル




弟「……と言っても」

後輩「ほぼ私たちと」

妹「わたしたちなんだけどね～☆」

弟「おねショタ以外の絡みをくれよぉ……ほぼ出番ねえよぉ」

妹「あはは、ごめんね」

後輩「しかし、私たちはあまりキャラ付けがブレないですよね」

妹「後輩ちゃんは敬語キャラだし、あたしはほとんどお兄ちゃんラブだし」

後輩「まあ、お相手が「先輩」であったり「兄」であったりはしますけれど」

妹「男にいちゃん、モテモテだよね！」

弟「まったく、女同士だとすぐに恋バナ……こういう会なんだからエタの話もしろよ」

後輩「……生意気ですね」

妹「まっ、でも意外とエタ率高いのかもね。あたしらはさ」

後輩「ネタが先行しちゃってる感は否めないですね」

妹「……ダイソン並みの吸引力を持つスレタイ」ﾎﾞｿｯ

弟「ふんっ、ふんっ」

妹「なんか腹筋してる……」

後輩「腹筋スレの出番が多いのも特徴であります！」

妹「変に乗っ取られて放置される事、ままあるんですよねぇ」

後輩「速報じゃそういうのは少なめですが……」







妹「……」

後輩「……」

弟「腹黒キャラが多いって事も忘れんじゃねえぞ、日和見」

妹＆後輩「ビクッ」

「年上組」のテーブル




兄「うし、かんぱーい！」

姉「うーん、あたしらで一番出番が多いって言ったら」

先輩「ギリギリ私……かなぁ」

兄「何言ってんだ、姉もそれなりの数いるだろう」

姉「あんたは妹ちゃんとセットなら主人公張れる役どころなんだから、贅沢言わないの。でしょ、先輩？」

先輩「俺みたいに、後輩とセットで描かれる男の先輩は希少種だぞ」

先輩「女のわたしはお嬢様からトラブルメーカー、お姉さんタイプまでこなしますが」

姉「あたしの役どころ取るな！」



姉「まあでも？ 女先輩後輩その他って揃ったギャルゲ風のSSは結構エタ率高いですよね～？」

先輩「ぐ、ぐぬぬ……あなただって、エロを晒して良くエタるビッチじゃないですかっ」

兄「あーあ、醜い争い……」

先輩「うるさいですわ！ このシスコン！ 近親相姦野郎！」

兄「最後の取り消せ！！」

「友人組」のテーブル



友「なんか俺らだけ立食パーティーみたいになってるな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

女友「どうも、カテゴリが広いからね。気兼ねなくていいんじゃない？」

幼友「ま、こんな感じよね。頭にキャラ名入れとけば、尺取らずに誰が誰の友達か分かりやすくなるから」

男友「ただ、俺たちに共通するのは」

友「『お便利キャラ』って事だな。キーパーソンを背負い込む事が多いのに、適当に扱われる」

女友「ぶっちゃけ言いたい、>>1のバカやろー！！」



妹友「ただ、ストーリーにおいて目的があって置かれる事が多いんですから、エタ率は比較的ひく……」

友「……」
女友「……」
幼友「……」

妹友「ひ、ひく……」

男友「……」
姉友「……」
ズッ友「……」

妹友「低い……今ヘンなの混じってませんでした！？」




友「まあ、俺たちのカテゴリが2人以上いるようなSSはエタりやすいかなー？」

友「人物多いとそれだけ風呂敷は広がるわけだしね。学園モノが多いのもそうだ」

友「それでなくても間延びするしのぉ。完結すりゃええってもんやない」

友「エタるのは最悪だっての！！」

「幼馴染」のテーブル



幼「さあ来ました鉄板ジャンル！」

幼「幼少期からの再会！」

幼「微妙な距離のお隣さん！」

幼「旧知の頼れるパートナー！！ うーん、これですよコレ！」



幼「……それ以外に何かシチュエーションってあるのかな」

幼「わっバカ！ 言うな！」

幼「そもそも、幼馴染という立ち位置自体が誰かとの繋がりを意味してるわけでー」

幼「というか男？」

幼「ほぼ男。むしろ、不仲な幼馴染に価値ってあるのかなぁ」

幼「あたしそう設定されたんだけど……別に男は嫌いじゃないのに」

幼「不仲なままだったらマジで幼馴染である必要がないよね～」

幼「デレないツンデレみたいな？ 消えない消しゴムみたい」

幼「……つまり、>>1の現実」

幼「ストーップ！ 今のオフレコ！ 今のオフレコ！ いくらメタOKでもそれは言っちゃダメ！！」





幼「まあ、そんな都合良いラブストーリーばかりにならないからねぇ、現実は」

幼「うんうん。幼年期の話の関係性を練りすぎると、色々グダってエタりやすくなるのかも」

幼「たぶん関係ないとも思うんだけどね」