エレン「もし、俺たちが巨人の居ない世界に生まれていたら」(11)

もし、進撃の巨人のキャラが現代に生まれていたら……というコンセプトのSSです。

キャラ崩壊注意

エレン「お前等とも、こんな関係にならなくて済んだのにな……」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

アニ「……」

エレン「これから俺が話すのは、もしもの話だからな!!勘違いすんなよ!!」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

アニ「……」

エレン「俺は、母さんや父さんを失わずにすんだ」

ライナー(確かアイツのお母さんは巨人に喰われて……)

ベルトルト(お父さんは自分で食べたね……)

アニ(巨人がいなければ……ね)

エレン「と、同時にミカサに母親面される事も無かった」

ライナー(そうだな)

ベルトルト(お母さんが生きていればね……)

アニ(……自分の努力でどうにでも出来るでしょ)

エレン「そして!!俺が!!ヒロインという風潮も生まれなかった!!」

ライナー「」

ベルトルト「」

アニ「」

エレン「俺はミカサよりも弱くて、アルミンより馬鹿で、いかにもヒロインによくある要素満載なんだよ!!」

エレン「それで、実はジャンとはケンカ友達とかじゃなくて、もっと濃厚な……情熱的な関係……とか思われる事もなかった!!」

ライナー(コイツ(頭)大丈夫か)

ベルトルト(エレンってこういうキャラなのか)

アニ(……ヤバ。私、ヒロイン投げ飛ばしちゃったわ)

エレン「俺、ジャンとは何の関係もないからな!?本当だからな!?」

ライナー(なんだよ、コイツ。こんなに面倒くさい奴だったのか)

ベルトルト(今すぐにBダッシュで逃げたい)

アニ(この頃マリオやってないわ)

エレン「悲しんだのは俺だけじゃない!!ミカサもだ!!」

エレン「巨人がいなければ、東洋人もいなくなる事もなかった!!」

ライナー(確かミカサは東洋人の残りだから、売られかけたんだったか)

ベルトルト(そうか、東洋人が残っていればミカサの両親も死ぬ事はなかったって事か)

アニ(何だかんだいって、いい人じゃないか)

エレン「そうしたら!!俺がヒロインという風潮も生まれなかった!!」

ライナー(Bダッシュどころかヨッシーに乗って逃げたい)

ベルトルト(スター取って逃げたい)

アニ(穴があったら落っこちたい)

エレン「黙ってねぇで何とかいえよ!!」

「「「エレンお前しつこすぎ」」」

エレン「お前等なぁ……俺は本気で悩んでんだぞ!?それを「しつこい」の一言でまとめやがって……俺はお前達しか頼れないから、こうやって相談してるのに!!」

ライナー「これ、相談だったのか」

エレン「それ以外のなんだよ!!」

ベルトルト「一種の拷問だと思ってたよ」

エレン「あのなぁ……俺以外にも、悲しんだ奴は他にもいんだよ!!アルミンとか!コニーとか!ジャンとか!ジャンとか!」

アニ「ジャンジャンうるさいんだけど」

エレン「ジャンは!!親友のマルコが死んで!!つらかったはずなんだよ!!」

ライナー(お願いだから脱線するなよ……)

ベルトルト(もう落ちる用の穴作ろうよ)

アニ(次はどんなオチだろうね)

エレン「そうしたら!!俺がジャンの恋人っていう風潮も生まれなかった!!」

ライナー「あ~ぁ~ぁ~ぁ~!!もう!!」

ライナー「お前なんなの!?本当なんなの!?」

エレン「俺は俺だよ!!お前こそなんだよ!!」

ライナー「俺は俺だろ!!」

ベルトルト「二人共落ち着けよ!!」

アニ「もうやだ、こいつら……」

エレン「フ-ッ、フ-ッ」

ライナー「ハァ、ハァ」

ベルトルト「ライナーまで冷静を失ったら終わりだよ」

ライナー「そういや、俺はジャンとは何もない、と言い張ってるのに、やけにジャンの話題をだすよな」

エレン「あ?んなの関係ないだろ。ほっとけよ」

ライナー「いや、ほっとける問題じゃないだろ」

エレン「そういや、ベルトルト髪伸びたな」

ベルトルト「え?そうかな?」

ライナー「ベルトルト、流されるな!あとエレン!さりげなく自分のアピールするのやめろ!」

エレン「チッ」

アニ「そもそも何でこの話題になったの?」

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