女「……男、早く起きて」ユサユサ
男「ん、あぁ……」
男「いつもすまんな……」ムシャムシャ
女「……別に、いい。男がだらしないと私もそう思われるから」
男「はは、キツイな」モグモグ
男「ん、女……ちょっと」ズイッ
女「!?」
男「んー……」
女「っ! !?」
男「ほれ、髪に糸くずついてたぞ」
女「あ……」
男「はは、お前も案外だらしないかもな」
女「……」ゲシッ
男「いたいいたい」
女「早く準備して」
男「あー、なんなら先に行っててくれ。少し遅れそうだから」
女「いい。待つ」
男「別に無理しなくても……待ってくれるのはありがたいけどな」
女「そう。早くして」
男「おう」
女「……結局遅刻」
男「すまん……」
女「……」
女「別に、いい」
男「明日は早く起きれるようにするよ」
女「それ、6回目」
男「よく覚えてるな」
女「……っ」ゲシッ
男「いたいって」
先生「であるからして桃太郎は……」
男「……」zzz
女(……また寝てる。馬鹿……)
女(後でノート、写させてやらないと)カリカリ
先生「そして犬、猿、騎士が仲間となって……」
女「……」ユサユサ
男「ん……おお? また寝てしまったのか」
女「……ノート」スッ
男「ありがたい。ありがとな」ナデナデ
女「ぁ……」
女「……!」ゲシッゲシッ
男「いたいいたい!」
女「早く写して」
女「男、お弁当」スッ
男「おぉ、ありがとう。でも毎日大変だろ?」
女「別に、いい。……男の為なら」
男「ん?」
女「早く食べて」
男「言われなくとも。いただきます」
女「ん」
男「女、帰ろうか」
女「ん」
男「ひゃー、寒い寒い」
女「風邪はひかないで 」
男「ハハ、心配してくれてるのか」
女「……!」ゲシッ
男「寒いといたいって」
女「ウツされたら困るから」
男「へいへい」
女「男、起きて……いない」
男「はっは、今日は早く起きたぞ」
女「……」
男「お、どうした?」
女「別に。早く支度して」
男「んー」
男「今日は遅刻しなかったな」
女「それが普通」
男「ま、そうだけどな」
女「後、」
女「授業中は寝ないこと 」
男「……ハハ、よく見てるな」
女「っ」ゲシッ
男「何故に!?」
先生「僕っ娘とはー、僕少女やボク娘ともいう。男性の一人称であるボクを使う女性のことだな」
先生「一般的に僕っ娘と聞くとボーイッシュで活発なイメージを抱く人が多い。しかし最近ではフェミニンなキャラの僕っ娘もちらほらみられるな」
男「……」カリカリ
女(ちゃんと起きてる……)
女(良い事)カリカリ
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