漣「あ～～～……！！　イラつくぜ！　つーか、文章が腹立つ。一方ってなんだ一方ってよ。ゼンゼン脈絡ねーじゃねーか！」

賢「なんかオチ担当みたいになってますね」

漣「テメェが言うんじゃねーよ！！」

道流「人に当たるなよー」

漣「くっそが……！　ってか、アイドルと寺がなんの関係あるんだよ」

道流「男性アイドルってのは結構こういうことするみたいだぞ。ラーメンを作るために小麦を育てたりな」

タケル「オマエ、遊園地に行きたかったのか？　子どもだな」

漣「はァ！？　誰がンなコト言った！？　誰があんなガキくさいとこに……行きたいわけねーだろっ！！」

直央「あ、あのおみやげ買ってきますので…………」

漣「メガネチビィ！！　明後日の方向に気ぃ回してんじゃねーぞ！！　キョーミねーっつってるだろが！！」

直央「ひっ！！」

タケル「悪いな。こいつ、鬱憤溜まってんだ。気にしないでくれ」

道流「おみやげ楽しみにしてるなっ！」

直央「は、はい……」

志狼「いっしょに遊園地いけたら良かったのになっ！」

道流「ははは、そうだな。今度オフの時いっしょに行くか？　漣もその時どうだ？」

漣「行くかバカ！！」

漣「チッ……つーかよ、オレ様はともかく、今回ラーメン屋とチビどっちが着いてくんだよ？」

道流「うん？」

タケル「映画の時、お前出番なかったからな……バランスを取るために今度は俺か円城寺さんが休むことになるのか」

道流「じゃあ、着いてくのはオレかな。寺の修行にも興味あるし」

タケル「オレも鍛錬が必要だと思うから、寺にいくのは歓迎だ……けど、オマエといっしょに修行ってのがひっかかるな」

漣「あぁん？」

道流「はは、そうだな、お前ら二人雑巾がけで速さを競ったり、座禅でガマン大会を繰り広げたりしそうだな」

漣「ゾーキンがけなんかするか！　オレ様がなんでンなコトしなきゃいけねーんだよボケ！」

道流「じゃあ、滝にでも打たれるか？」

タケル「派手だな。オマエもそれならナットクだろ」

漣「ナットクする部分が１ミクロンもねぇよ！！　お前が滝に打たれろチビ！　そんで凍えてろ！」

タケル「……じゃあオマエはついでに流木に打たれろ」

漣「……テメェは坊主に心の弱さを説かれてろ」

タケル「落ち葉拾いの後で焼き芋する時、一人だけハブられろ」

漣「風呂焚きのためにマキ割りしてオレ様に一番風呂取られろ」

タケル「精進料理を嘆け」

漣「座禅で足痺れろ」

道流「やーめーろっ、お前ら！」

漣「クソが……っ！　なんでオレ様が……もっと合うヤツいるだろォがよ……！　不良二人組とかよ」

道流「不良……ああ、神速一魂か」

漣「あいつらのがゼッテーノリノリでこなすだろ」




玄武『一行三昧、心力涵養――覇道を往くならここらで一つ魂を磨いておくのも悪かねえ』

朱雀『おおおっ！！　次はなんだ！　どんな修行でもこなして新必殺技編みだしてやるぜぇ！！』



道流「あいつらは真っ直ぐだからなー」

漣「それか日本文化詳しいヤツとかよ、無駄に鍛錬が好きそーな元公務員連中とかよ」

タケル「……負け犬根性か、オマエ」

漣「あァ！？　なんつった」

タケル「せっかく仕事が来てんのに、譲ることばかり考えてるなって思ってよ」

漣「願い下げだって話だろが！」

タケル「できないからか」

漣「おま……っ！　オーケー、オーケー。ケンカ売ってんだな、よし表出ろ」

タケル「勝負ならしてやるが―――」

漣「油断してんじゃねぇぞッッ！！」ﾋﾞｭｯ!!!

タケル「っ！」ｻｯ!!

志狼「うおっ！　すげーハイキック！　タケル兄ちゃんも避けたけど！」

道流「おい！　事務所で暴れるな！」

タケル「オマエ、俺に勝つためにアイドル始めたんじゃねーのか」ｶﾞｯ! ﾊﾞｼｯ!!

漣「あァ、まあよ！　んで、ここでテメェをボコれば目的達成だオラァ！！」ﾋﾞｼｭｯ!! ﾄﾞｶﾞｯ!!

タケル「ぐっ……本当にそう思ってんのか」ﾄﾞｳｯ!!

漣「かふっ……！　何だテメェ！？」ﾄﾞｺﾞｯ!

タケル「勝ちたいんだったら、アイドルとして俺に勝てよ」

漣「は？」

タケル「オマエ、努力なんかしたことねえって言ってたな。修行なんてしたことないって」

漣「ったりめぇだろが。オレ様は大天才なんだよ」

タケル「脆いヤツだな」

漣「なんつったコラ」

タケル「今までしたことない修行ってのを、やるのが嫌なだけじゃねえか。新しいことをすんのが無理なヤツにアイドルなんかできるかよ」

漣「……はぁ？」

道流「そうだな。修行途中でサボっちまいそうだな。今回の仕事漣じゃムリかもな」

漣「待てよオイ」

タケル「プロデューサーにまた外すよう言ってきてやろうか。やり遂げられないだろ」

漣「ふっざけんなよ！！　修行なんかヨユウだっつーの！！」

道流(やれやれ)

志狼「シュギョウかー！　カッコいーじゃん！　奥義覚えてきたら見せてくれよ！」

タケル「そういう修行じゃないと思うけどな」

漣「つーか、どういう絵が欲しいんだかワカンネーよ」

志狼「寺でシュギョウってことはアタマ丸坊主にすんの？」

漣「するかボケ！！　ドコにンな需要があんだよ！！　ボーズでポーズとっても締まらねェだろが！！」

タケル「似合うんじゃないか、意外と」

漣「チビ、もう一回戦っとくかコラ」

道流「とりあえずジュウシマツ和尚で笑わないようにしとこうな、漣」

漣「オレらは芸人か！？」

賢「まぁ、扱い的にはそう言われてもしょうがないですよ」

漣「山村ァ！！　だからテメェが言うんじゃねーよ！！」

賢「もふもふえんと虎牙道が勝負して、負けた方が罰ゲームとして寺で修行っていうストーリーもできてますんで」

漣「コラァ！　プロデューサーはどこに消えたァ！？」


タケル「お前らも、遊園地での仕事しっかりやろうな。それで楽しんで来い」

志狼「うんっ！」

かのん「わかりましたーっ！」

直央「が、がんばります」

Beit
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ピエール「遊園地！　ボクがふーせん配ってたとこ！」

みのり「最近顔出せてないね。今度また行ってみようか」

恭二「いいな。……ピエールにあの仕事くれば良かったのにな」

ピエール「ううんっ！　あの子たちがイチバン合ってるよ！」

恭二「え？」

ピエール「笑顔、配るには、まず自分が笑ってるのがダイジ！　あの子たちきっといっぱい笑う！　それでみんな笑顔になる！」

恭二「そっか……そうだな」

みのり「ふふっ、恭二ももっと笑いなよ？」

恭二「努力してるんだけどなぁ……」


彩
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翔真「ん、おみやげ？　アタシはいいからみんなで食べられるモノでも買ってきなさいな」

志狼「そう？　わかった、そうする」

キリオ「うらやましいでにゃんすなぁ～。ワガハイももう一度お化け屋敷なる奇っ怪なヤカタに、もいちど飛び込んでみたいでにゃんす！」

かのん「お化け屋敷も遊園地にはあるんだよね。しろうくん、なおくんいっしょに入ろうねっ！」

志狼「おう、いいぜ……オレ、お化けなんてこわくねーし！」

キリオ「と、しろークンはおっしゃっておられますが、くろークン、心中やいかに？」

九郎「あなたは……！　ですから、あの時のお化け屋敷の件は初めてで緊張していただけだと……！」

翔真「んふふ、強がらなくてもいいのよん九郎ちゃん」

直央「僕も、お化け屋敷はあんまり……」

志狼「なお、怖がってんのかよー。まあムリに行かせねーけどな」

直央「ありがとう……」

志狼「でも、一回はいっしょに入ろうなっ！」

直央「ええっ！？」

High×Joker
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春名「お寺で修行かー。がんばってな」

隼人「オレ達ももしかしたらそっちの路線に行くことになるかもしれないからな……応援するよ」

漣「んだテメェら！　そっちの路線ってなんだそっちの路線って！」

夏来「サバイバル系……アイドル？」

四季「ロハス系っすよロハス系！　んー、でもレンっちにはなんか似会わないっすね」

漣「ったりめえだろうが！　オレ様はスローライフなんかにゃキョーミねえんだよ！」

旬「でも、お寺という環境はいいですね。色々集中できそうですし。……僕らも合宿お寺でやりますか？」

春名「おおっ！　飯ごうも知らなかったジュンから出家系の提案が！」

旬「飯ごうのことはもういいですよ……。落ち着きの無い人が多いですからね。みなさんも集中力を養うべきです」

隼人「お、おう……。でもいいかもな。そういうとこでじっくり詞を書いたり、曲を作ったりするのも」

四季「ハヤトッち修行耐えられるんすか？」

隼人「それは自信ないけど……」

春名「やってみれば色々おもしろいのかもな。終わったら、なにがあったか教えてくれなー」

タケル「教えてやれよオマエ。修行を本当に終わらせられたらだけどよ」

漣「しつけぇんだよチビ！　修行なんざラクショーだって言ってんだろが！」

漣「ああ、クソ、見てやがれ……オレ様にできねェコトなんてないってことをわからせてやっからな！」

道流「その意気だ、漣。和尚さんに失礼のないようにな」

タケル「罰あたりなことはするなよ」

漣「テメェらはオレ様の保護者か！！」




志狼「遊園地楽しみだなー！」

かのん「うんっ！」



賢「ははは。微笑ましいですね」

漣「笑ってんなテメェ！」



完

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これに驚いて、意味分からなさに笑った後思わず書いていた
SideMは予想がつかなくて面白い。ぜひこのまま突っ走っていただきたい