苗木「絶望までの七日間」 (19)
コロシアイ学園生活の始まる前、七日間。
これは、16人の少年少女の、希望に満ちた学園生活の話。
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すいません。今回はスレ建てだけです。
いま書いてるssが終わり次第、こちらの方を本格的に書かせていただきます。
【1日目】
苗木「ふあぁ……」
苗木「ねむ」
苗木「……食堂行こっと」
ーーー食堂ーーー
石丸「やあ! 苗木君! おはよグッハゲッホ!!」
苗木「食べてる時にしゃべるからだよ……。はい、水」コト
石丸「ぐふ……あ、ありがとう。苗木君……」
苗木「石丸クンは朝から元気だね……」
花村「え? 朝からナニが元気だって?」
苗木「花村センパイは黙ってて下さい」
石丸「うむ! 朝ご飯を食べることは活力に繋がるぞ! さあ苗木君、君も朝食を早くとりたまえ!!」
苗木「う、うん……」
苗木「花村センパイ、今日のおかずはなんですか?」
花村「お、オカズだなんて……! いつからそんな子になったの苗木君!?」
苗木「そういうの良いんで」
花村「流石苗木君……下ネタは完全厳禁か……」
花村「えーとね、今日はベーコンエッグとサラダとスープ、それにパンだよ。待ってて、パン焼いてくるから」
苗木「は、はい。ありがとうございます」
花村「はい、出来たよ。……ところで苗木君、今夜どう……?」ハァハァ
苗木「遠慮しときます」
石丸「さあ、苗木君! パンにはバターを塗って食べようじゃないか!」
苗木「……うん。って!! 何これ? 大和田バター!?」
石丸「うむ! ……実は、昨日兄弟が悪ふざけでパッケージを作ってな! 大丈夫だ、中身は普通のバターだからな!」
苗木「じゃあ、いただくよ……」ヌリヌリ
苗木「いただきます」パク
苗木「……、うん。普通のバターだね」
石丸「はっは! そうかそうか、兄弟に伝えておくぞ!!」
苗木「え、いや、なんで?」
舞園「苗木くん、おはようございます」ニコッ
苗木「ま、舞園さん!? いつの間に後ろに!?」
舞園「エスパーですから!」
苗木「いや、エスパーでも説明つかないんじゃ……」
石丸「おはよう、舞園君!! 君も朝食をとりたまえ!」
舞園「あ、そうですね。花村先輩、お願いします」
花村「や、やあ舞園さん……」ハァハァ
舞園「私、卵は半熟でお願いします」
苗木「すごいや舞園さん! スルーだなんて!!」
花村「でもそういうのも……」ハァハァ
石丸「いくら先輩でも、風紀を乱すような発言は控えていただきたいッ!!」
苗木「センパイでもどんどん言っていいよ!」
花村「はい。出来たよ」
舞園「えぇ、もう!?」
苗木「そこはちゃんと超高校級の料理人だなあ……」
石丸「さあ! 早く食べて教室に向かおうじゃないか!!」
ーーー教室ーーー
苗木「みんなおはよブッ!!」
桑田「あ! すまねえ苗木!!」
石丸「君達! 丸めたプリントでキャッチボールとは感心しないなッ!」
葉隠「す、すまん。苗木っち、石丸っち……」
江ノ島「……朝から絶望的にうるさいわねぇ~……」フワァ…
苗木「あ、江ノ島さん。今日は早いね」
江ノ島「今日までの課題あったじゃん? それ忘れててさぁ~」
苗木「そうなんだ。終わった?」
江ノ島「おかげさまでねぇー」
戦刃「循子ちゃん。まだ授業まで時間があるから、もう少し寝れば?」
江ノ島「解りきってることを名案みたいに言うんじゃねえよ。これだから残姉は……」ハァ…
戦刃「ご、ごめん循子ちゃん……」
苗木「まあまあ、戦刃さんは善意で言ったんだからさ……」
江ノ島「そんなことは解っているんですよ。ただからかっているだけだというのに……。苗木君はネタにマジレスで返すタイプですか?」
苗木「え!? なんか……ごめんなさい」
戦刃「まあまあ、循子ちゃん……」
江ノ島「うるせえな! つーか寝させろよ!!」
戦刃 ビクッ「……うん。解った」
舞園「……(話すタイミングが見つからない)」
十神「ふん。朝から騒々しいな愚民共……」ガラッ
苗木「あ、十神クン。おはよう!」
十神「……ああ」
腐川「びや、白夜様、おはようございます」
十神「半径10m以内に近寄るな」
舞園「ちょっと、そんな言い方って……!」
腐川「アハハァ……」
葉隠「……良いみたいだべ」
大和田「おう兄弟! 元気か!?」
石丸「うむ! 僕は今日も元気だぞ兄弟!!」
大和田・石丸「「はっはっは!!」」
江ノ島「……ったく、寝させろっつぅーの……!」
戦刃「循子ちゃん、これ。耳栓……」
江ノ島「んあ? ……おお。残姉ちゃんのくせに良いモン持ってんじゃん。ありがと」
戦刃「えへへぇ……」テレテレ
江ノ島「何その残念な照れ顔」ドンビキ
戦刃「え……」ガーン
盾子ちゃんが循子ちゃんになってた件
朝日奈「みんな、おっはよー!」ガラッ
大神「ふっ……良い汗をかいた……」
苗木「朝日奈さん、大神さん、おはよう! ……なんでそんなに汗だくなの?」
朝日奈「うん。ちょっと泳いできたんだ!」
苗木「ちょっと……ってどれくらい?」
朝日奈「うーん……3kmぐらい、かな」
苗木「す、すごいね……」
葉隠「ちょっとってレベルじゃねーべ!!」
舞園「さ、流石は超高校級のスイマーですね……」
苗木「大神さんは?」
大神「うむ。少し鍛練をな……」
苗木「ちなみにどれくらい?」
大神「そうだな……片腕立て伏せを左右1000回ずつ、ぶら下がり腹筋を1000回、スクワットを3000回、といったところか……」
苗木「言葉に出来ないね」
桑田「文字通り桁違いだな!!」
石丸「なんということだ……! 僕も日々鍛練しているが、まだ到底及ばない……!!」ギリ…
苗木「うん。相手は超高校級の格闘家だからね。仕方ないね」
江ノ島「……」zzz…
戦刃「……」ツンツン
江ノ島「うぅ……」zzz…
戦刃(可愛い……)ホワァ…
苗木「はあ……二人共すごいなぁ……」
不二咲「本当にね……」
苗木「あ、不二咲さん。おはよう」
不二咲「苗木くん、おはよぉ……」
大和田「おお不二咲! 元気か!?」
不二咲「元気だよぉ……」
不二咲「あ、そうだ。これ出来たよぉ……」
大和田「おお! ありがとよ!!」
不二咲「えへへ……」
苗木「なにそれ?」
大和田「これか? 重さが自由に変えられるダンベルだよ。流石は不二咲だよなあ!」
苗木「プログラマーってすごいね」
不二咲「えへへ……」テレ…
十神「誰か俺に話しかけろよ……!」ボソッ
腐川「ツンデレな白夜様も素敵……」
霧切『おはよう、苗木君』
苗木「ッ!? 直接脳内に……!?」
霧切「後ろにいるわよ」
苗木「ハッ!?」
舞園「あ、おはようございます霧切さん。何か用ですか?」
霧切「貴女に用は無いわ。用があるのは苗木君の方よ」
舞園「そうですか。なら許可できませんね」
霧切「どうして? 貴女は苗木君の何なの? そんな権利は無いはずよ」
苗木「……(バレないように)」サッ
舞園「は? 私が先に苗木君と話していたんですから、当然の権利だと思いますが」
霧切「あら。私がここに来た時、苗木君は貴女と話していなかったわよ?」
舞園・霧切「「はい?」」
苗木「ふぅー。やっと抜け出せた」
桑田「こいつ殺して良いか?」イラッ
葉隠「良いと思うべ。苗木っちは世の中の男全てを敵にしたべ」イラッ
十神「ふん。あの程度のことで……」
石丸「全く不純だ! 風紀が乱れる!!」イラッ
十神「(´;ω`)」
腐川「はっ! 白夜様のこの顔……。……っあ」ビクンビクン
朝日奈「ってか、増えてるんだけど……」
セレス「少し冷静になられては? お二人共……」
舞園・霧切「「多恵子さんは黙ってて」」
セレス「その名で呼ぶんじゃねえですわよこのビチグソ共がぁぁあああ!!!」
苗木「……石丸クン、僕早退して良いかな?」
石丸「駄目だッ!」
苗木「ですよねー……」
山田(……俺氏、教室に一番乗りした結果誰にも触れられない件wwwwwワロタwwwwwwwww)
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