宮本フレデリカ「明日は明日の風が吹く」 (125)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。

当SSはアイドル名「ことわざ」でタイトルをつけているシリーズです。


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前々回
松山久美子「屠所の羊」
松山久美子「屠所の羊」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1412/14123/1412348872.html)

前回
櫻井桃華「李下に冠を正さず」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1413/14133/1413383758.html)


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 ─ 前回のお話 ─


・桃華のお家に行った

・櫂くん大暴走

・そして改めて西島櫂はPにアタックし始めたのであった



 ─ 事務所・会議室 ─


相原雪乃「え、えっと・・・第68回女子会議なのですが・・・」

西島櫂「はい!!はいはいはい!!!」

雪乃「今日の活動としては・・・」

櫂「ゆきのさーん!!雪乃さん!!雪乃さぁぁぁんっ!!!」

雪乃「は、はい・・・どうぞ櫂ちゃん・・・」

櫂「もうすぐ秋です!秋といえば食欲の秋、運動の秋、読書の秋、なんでもござれの秋!!」

櫂「今こそプロデューサーに怒涛の攻めを見せる時だと思うっ!!」

雪乃「そ、そうですわね・・・」

櫂「まずは小手調べにみんなでプール行きませんかプールっ!!」

櫂「水族館でもいいですよ!水族館はサイコーですよ!特にイルカショー見れるところ!!」

雪乃「は、はぁ・・・・・・」


藤居朋「あの雪乃さんが押されてる・・・櫂ちゃん凄いわね・・・」

若林智香「櫂さんって前までは部屋の後ろの方で見てるだけだったような・・・」

イヴ・サンタクロース「きっと、Pさんの素敵なところ見つけちゃったんですよぉ☆」

朋「Pの素敵なところ、ねぇ・・・」

智香「朋さんにとってプロデューサーさんの素敵な所ってどういうところなんですか?」

朋「あたしの?そうねぇ・・・なんだかんだ尻叩いてくれるところかしら」

智香「なんとっ!?」

五十嵐響子「朋さん・・・もしかしてマゾヒスト・・・?」

杉坂海「朋がいろんな人に尻に引かれてるのは知ってたけど、まさかマゾだったなんてね・・・」


朋「ちょ、ちょっとっ!!?ち、違うわよ!Pはちゃんとあたしの進むべき道を教えてくれるって言いたかったのよ!!」

智香「そうですよね!でも朋さんっていつもプロデューサーさん見ると尻尾振ってますよね」

海「躾の途中だったかぁ・・・」

朋「や、やめてよ!Pがそういう子が好きなら・・・相手するけどさ・・・////」

響子「その後、朋さんを見る者は誰もいなかった」

海「納骨さえ出来ないのか、朋も儚き人生だったね」

朋「ちょぉぉぉぉっ!!!!!」



並木芽衣子「♪♪♪~♪♪」

藤原肇「いつにも増して・・・世紀末ですね、この部屋」

芽衣子「ん~?」


櫂「あとトレーニングの方も足りないと思うんですよっ!」

雪乃「ソウデスネ」

櫂「雪乃さんの体ならいけますっ!あたしと一緒に行きましょうよっ!!」

雪乃「ソウデスネ」

櫂「プロデューサーは少し筋肉ある方が好きだと言ってましたしっ!亜季さんが聞いた情報ですよ!!」

雪乃「・・・えっ」



朋「ぎゃー!ぎゃー!」

智香「朋さーん、正気に戻ってくださいっ!」

イヴ「きゃー☆」

海「朋、暴れるとおやつ抜きになるよっ」

響子「今日はスイートポテトですよ」

朋「ぐすん、我慢する・・・」


芽衣子「・・・私はこれくらいがいいかなっ」

肇「そうですか・・・私も今の空間が好きですけど、いずれPさんに選ばれるのは1人と考えてしまうと・・・なんだか心が・・・」

芽衣子「うーん、私は気にしないけどねっ♪」

肇「?」

芽衣子「皆どうあれプロデューサーが好きなのは変わらないんだから、プロデューサーが選びやすいよう猛アタックしたもの勝ちでいいんじゃないかな」

肇「でも・・・」

芽衣子「私は自分に嘘つかないよっ!だからめいっぱいアタックする。自分に後悔したくないんだ♪」

肇「・・・そうですね、後悔はしたくない・・・そうですねっ」

芽衣子「もしプロデューサーが選べないんだったら、ずっと選べないようにするのもアリかもね」

肇「えっ、それって・・・」

芽衣子「さてと、雪乃さん困ってるし助けに行こうっ」




Pさん大好きクラブの面々は能天気に話に花を咲かせていた。



その一方で・・・。



 ─ 事務所・事務室 ─



モバP(以下P)「ぐぬぬぬ・・・」

松山久美子「P君、そんなに歯かみ締めてると割れちゃうよ?」

佐藤心「間抜けな顔のプロデューサーはノーセンキューの方向で☆」

西川保奈美「・・・どうしたんですか?」

千川ちひろ「・・・・・・それがねぇ・・・」



保奈美「えっ、デート!?」

久美子「無名の私がテレビ番組でちゃんと目立てるようにCuteプロのとある人にメイクを頼んだんだって」

ちひろ「その代わりとしてCuteプロのアイドルとデートしてくれって頼まれたらしくて」

喜多見柚「あれじゃないの?涼宮星花・・・だっけ?」

P「それが・・・宮本フレデリカと古賀小春の2名なんだ・・・」

保奈美「面識は?」

P「皆無」

保奈美「2人の共通点は?」

P「強いて言うなら両名Cuteプロの中堅アイドル」

保奈美「涼宮さんは?」

P「特に言及されず」

保奈美「2人とデート出来ることに対し不満は?」

P「男の立場としてはなし。だが考えられるのはパパラッチに陥れるための契約かと考えると不満というより不安だらけだ」


ちひろ「つまり、その2人はプロデューサーさんを潰すための捨て駒、と」

P「Cuteプロのプロデューサーがそこまで非情とは思えない。実際、桃華の移籍が出来たのもあそこのプロデューサーが除け者になっている桃華をどうにかアイドルとして開花させたいという苦肉の策だったみたいだし」

久美子「事実、メイクしてくれる人を貸してくれたのも・・・私の家の事情を知って、との事みたい」

心「わっかんねー☆プロデューサーはどう来ると思うの?」

P「・・・・・・」

柚「Pサン、無理しなくてもいいんだよ?」

P「そうもいかない。クミちゃんへのスタッフを用意してくれた以上、返しがなければ全力で潰しにかかってくるだろう」

P「でも、その返しがデートって・・・うぅぅぅ、よく分からん!!」

ちひろ「相手がCuプロの人となるとデートひとつでプロダクション崩壊なんて事がありえますね。だけど、これを拒否したら何が待っている事やら・・・」

P(・・・Cuプロは恋愛自由な風潮がCuプロの人間から感じられる。そうじゃなきゃ、俺に何度も涼宮星花とのコンタクトを取らせようとはしない・・・)

P(星花さんとデートさせれば、彼女と俺がくっつく可能性があがるのが普通の考え方・・・。だが何故に宮本さんと古賀さんなんだ・・・?)

P(もう一度、あの時の会話を思い出してみよう)


CuteP(以下CuP)『フレちゃんは遊ぶ時間ないー!って言ってたの。だから夜景デートとかしてほしいなーって』

P『はぁ・・・』

CuP『小春ちゃんは王子様に憧れてる子でね。ほら、ここってパッと見女性しかいないじゃない?』

P『そ、ソウデスネ』

CuP『男のプロデューサーは基本誰かの専属のプロデューサーでね、双葉杏ちゃんとかの。小春ちゃんのプロデューサーは私なんだけど、由愛を少しでも叶えてあげたいなーってね』

CuP『だからねー?(流し目)』


P(うーん、上辺だけならちゃんと理由がある。だが、腹の中で何を考えている・・・?)

保奈美「・・・結局、Pさんはどうするの?」

P「・・・宮本さんと古賀さんのデートの日はそれぞれ違う日だ。宮本さんとのデートには行くつもり・・・」

柚「パパラッチのチャンスが2回もあるね」

P「うん」

ちひろ「探偵でも雇っておきましょうか?CuPさんがもしマスコミに入れ込んでいたらすぐにでも証拠を叩きつけ、あわよくばもみ消せるように」

P「・・・それが最善手ですね、お願いします」

ちひろ「フレデリカさんの周りに変なアクションが見られたら、すぐに逃げてくださいよ?」

心「何かあったらすぐ駆けつけるぜぇ☆はぁとがぼっこぼこにしてやんよ☆」

久美子「元はといえば私が原因。P君に何かあったら自分が許せなくなる、だから何かあったらすぐに呼んでね」

保奈美「私も同じよ、Pさん。出来れば皆の事を考えてデートなんてして欲しくないけど、CuPさんの思惑に負けないよう、私たちの方でもやれる限りの事はするわ」

柚「アタシもー」


P「・・・心強いな」


ちひろ「宮本さんとのデートはいつあるんですか?」

P「明後日ですね、こんな事ならもっと早く相談しておけばよかった・・・」

ちひろ「何事もコミュニケーション イズ インポータントですね」



そして・・・約束の日。


 ─ 駅前 ─



P「むぅ、久しぶりに美容院にいったぞ・・・」

P(時刻は夕方、まもなく日が落ちる。俺は本来この時間まであるはずの仕事を午前中に終わらせ、着る服や服に合わせた髪型にするため奔走した)

P「ふぁぁ~・・・っ」

P(正直言って、眠い。早朝、日が顔を覗かせたくらいの時間からずっと走っていた気がする)

P「っと、元気ドリンクでも飲んで、眼をシャキっとさせないとね」


P「・・・・・・」

P(自動販売機で買ったスタミナドリンクをグイっと飲み、ふと目の前の店にあるガラスに映る自分の姿を一瞥)

P「ソフトモヒカンとか・・・ちょっとチャラすぎるかな」

P(保奈美と柚と一緒にメンズ用の雑誌を参考にして着たのだが、どうも自分じゃないように見える。普段はスーツに大人しめのツーブロックショート・・・)

P(そして今は軽いソフトモヒカンに服装はワインレッドのチノパン、白のYシャツ、黒のベスト)

P「お洒落って楽しいけど、反面怖いって気もするな・・・アイドルは常にこれをやるのか・・・」

P(ほんの少しだけアイドルの皆と同じ目線に立てた気がする)


P(それから10分、まもなく来るはずだ)

『ハーイ♪宮本フレデリカでーす!』

P「!?」

P(ふと、聞き覚えのある声が俺の耳に飛び込んできた。しかし彼女は居なく、探すとその声の正体は真上にある街頭ビジョンだった)

宮本フレデリカ『アタシの目と耳で手に入れたニュースをドドーンと紹介!毎週金曜日23時から放送!みてねー』

P「俺、今からあの子とデートするんだよな・・・」

フレデリカ「そうそう、デートするんだよ?」

P「!!?」

フレデリカ「ははっ、驚いちゃった!?もー・・・って、『だーれだ』ってやるつもりだったんだ!てへっ♪」

P「み、宮本・・・フレデリカさん・・・だよね?」

フレデリカ「そーそー、知ってた?知ってるよねー、じゃなきゃアタシの声で板挟みにならないよね?」

P「・・・・・・うん」

フレデリカ「でさー・・・って何の話だっけ。アタシ、○○プロのプロデューサーとデートしにきたんだよね?」

P「そ、そうだよ」


P(どうしよう、今までに感じたことのない勢いの子だ・・・)

フレデリカ「まー、いいかー。楽しもう楽しもう♪どこいくー?」

P「とりあえずいい時間だし、夕食食べに行こう」

フレデリカ「さんせー♪アタシ、朝ご飯しか食べてないの!しかも朝バナナだよ朝バナナ!」

P「朝バナナダイエットかな?」

フレデリカ「違う違う~朝マンゴーとかあるよね、アレのバナナ版」

P「あー、あれね」

フレデリカ「あれさー、すっごく甘いんだよね。そのせいで差し入れに焼き鳥来たけど、口の中甘さが残ってて食べる気失せちゃってさー」

P「そ、そうか。とりあえず、足動かそうか」

フレデリカ「えへへ、ゴメンネー♪えいっ」

P「ぬわっ!?」

P(腕に抱き着かれた。しっかり弾力のある胸が俺を色々と刺激してる・・・)

フレデリカ「今のアタシは本宮カリデレフなんだよー♪他人を騙るにはまず偽名から・・・あれ、違ったっけ?」

P「敵を欺くにはまず味方から・・・だな」


フレデリカ「そうそう!ん~、○○プロのプロデューサーとは相性がいいなー♪そうだ、なんて呼べばいい?」

P「・・・どうしようか」

フレデリカ「一応、ライバル会社のプロデューサーだしね。プロデューサーって呼ぶにも○○プロって付けないといけないもんねー」

P「Pさんでいいよ」

フレデリカ「おっけー♪Pサン、よろしくね♪アタシのことはデレちゃんって呼んでね」

P「で、デレちゃん?」

フレデリカ「本宮カリデレフだからデレちゃん、ホントはフレちゃんって呼んでほしいけどねー」

P「あ、それで通すんだ・・・」

フレデリカ「←の文字もカリデレフにしておく?えいっ」

P「???」

カリデレフ「どう?」

P「キミは何を一体言ってるんだ・・・?」

カリデレフ「あらら、関係ないパターンだったかー。じゃあこういう表記にしておくねー」

P(な、何を言ってるのかまったく分からん・・・)

フレデリカ(以下デレ)「れっつごー♪今日は1日、しるぶぷれー?」


雪乃「・・・ッ!!!・・・ッ!!!」

久美子「雪乃さん、なんでパンチの練習なんかしているの?」

雪乃「あのっ!宮本ッ!さんにっ!負けないためっ!!強いてはッ!涼宮さんにもッ!負けないッ!ためッ!ですわッッッ!!!」

大和亜季「雪乃さんっ!腰が入っていません!!敵は目の前であります!」

雪乃「はいッ!!!」

久美子「あらら・・・もう・・・」

柚「大丈夫ー?」

久美子「ちょっと思考が追いついてないかな」


久美子(この4人で大丈夫なのかな・・・尾行って集団でやるものじゃないよね?)



それは昨日のことである・・・。



 ─ 事務所・会議室 ─


保奈美「第!!!!!」


全員「・・・・・・」


保奈美「第・・・・・・////・・・何回でしたっけ・・・?」

響子「・・・69回ですよ?」

保奈美「こ、コホン!第69回女子会議を始めたいと思います」

朋「もう69回なのねー」

成宮由愛「・・・・・・シックスナイン」ボソッ

全員「!!!?」

保奈美(思わぬ発言にひとり除いて皆が由愛ちゃんの方へと向きました。当然私も・・・)




由愛「えへぇっ!!!?////」



早坂美玲「ゆ、ゆめっ、ゆめぇっ!!ゆめゆめゆめぇ!!」←言葉が浮かばない

村上巴「由愛、いや・・・何も言わない方がよさそうじゃな・・・////」

櫻井桃華「由愛さんがむっつりスケベなのは重々承知しています・・・で、ですがさすがに今の水の差し方はマズいですわ・・・////」

由愛「えっ!!あのっ!!そのっ!!////」

柚「由愛チャン・・・////」

矢口美羽「え、えっ~と、ごめんね////さすがに69のダジャレって浮かばなかったよ・・・」

由愛「きゅ~・・・・・・」バタッ

海「おーい、ゆめー?あらら、自滅だよ。気絶しちゃってる」

海(さすがに同年代から一斉にあんな目を向けられたら倒れるよね・・・)


榊原里美「あの~、シックスナインってなんですかぁ?」

朋「え、えっとぉ、どうしよっかな~!?」

肇「・・・どうしましょう」

梅木音葉「正直に話した方がいいかと」

朋「下手に教えて里美ちゃんがPにやったらどうするのよっ!」

里美「おにいちゃんにやる事なんですかぁ?」

若林智香「Pさんにやる事なのかな・・・?」

朋「え、えっと、好きな人とやる事のひとつよ!!」

里美「好きな人・・・ならおにいちゃんにやりますねぇ♪」

朋「ほ゛ら゛ぁ゛!!!」

音葉「ごめんなさい」



保奈美「あの・・・そろそろ始めていいですか?」

海「うん、由愛はウチが面倒みておくからさ」

朋「里美ちゃんはあたしの方で見てるから!」

保奈美「あ、はい」


保奈美「流石に23名がこの会議室に入ると壮観ですね」

芽衣子「だいぶ集まってきたって感じだねっ!いつかこの会議室が埋まっちゃうのかな」

保奈美「埋まる頃にはPさんも社長さんも事務所の移動を考えてますよ」

柚「せんせー、1人いません」

保奈美「え?誰がいないの?」

柚「はぁとサンがいませーん」

智香「あ、それならさっきのレッスンで腰痛くなったから整骨院行くって言ってましたよ!」

保奈美(た、頼りにならない・・・)



心「あ゛あ゛あ゛~・・・☆電気マッサージきもてぃぃぃぃぃ・・・☆」



保奈美「さて、そのPさんの事ですが・・・」


肇「Pさんがどうかしたのですか?」

イヴ・サンタクロース「もったいぶらずに言ってくださいよー☆」


保奈美「・・・知ってる人は何人かいますが、明日デートだそうです」


朋「ちょっ!?」

海「マジ?」

音葉「ぇ?!」

肇「だだだだれですかっ!!?」

響子「どこのどなたなんですか!?」

美玲「がーっ!がーっ!!がーっ!!!」←巴の肩を掴んで振り回してる

櫂「えっ、この様子だと○○プロじゃないのっ?」

智香「アタシでもないです・・・!」

イヴ「私もしたいなー☆」

みちる「ごっ・・・(喉に詰まっちゃった・・・)」



保奈美(当然というか、芽衣子さん以外はPさん大好きクラブの面々は蒼ざめた顔になっていました)

保奈美(雪乃さんは人を殺す微笑みをしてました)

柚(Pサン好きな人おおいなー)

保奈美(そうですね。ここまで多いとPさんが胃を痛める理由が何となく分かる気がします)

柚(直接脳内にっ!?)



保奈美「相手は・・・Cuプロの宮本フレデリカさん」


雪乃「皆さんっ!!戦闘準備ですわっ!!」

PDC+亜季「ラジャー!!」


保奈美「ちょっと待って!!下手にLIVEバトル仕掛けても負けるだけです!」

雪乃「こっちなら勝てますわ!!」

保奈美「それは何?」

亜季「ロケットランチャーだ」

保奈美「どう見てもハンドガンよね!?」

亜季「皆に持たせたのはエアガンであります。ガス式の。電動だといざと言う時に使えませんからな」

保奈美「じゃなくて、そういう事したらアイドルどころじゃないわよね?」

亜季「あぅ」ショボン


保奈美「一応、最後まで聞いてください」

一同「はーい」

保奈美「先日、松山久美子さんが○○プロに入社しました」

久美子「みんな顔覚えてくれたかな?」

智香「クミちゃんさんでいいんですよね?」

久美子「うんうん、そうだよ。クミちゃんでいいよ」

保奈美「クミさんは色々あってすぐにアイドルとしての仕事が必要でした。そのためPさんはクミさんのためにたくさんの人に協力してもらってたそうです」

保奈美「その中にはCuプロの井村雪菜さんの姿も」

朋「井村雪菜・・・Cuプロのリーダー・・・」

イヴ「一度戦った事ありますぅ☆あんまり覚えてないけど・・・」

保奈美「雪菜さんのメイクもあってクミさんは無事、アイドルの一歩を踏み出せました。ただ協力者の中には見返りを要求してきた人たちもいます」


肇「その中の一つが・・・Cuプロなんですね?」



保奈美「そうです。Cuプロの要求はPさんに宮本フレデリカさん、古賀小春さんの2名とのデート」

海「桃華、2人とも知り合い?」

桃華「一応、顔は知ってますわ。古賀さんは同い年という事もあって話した事もあります」

小松伊吹「どんな子なの?」

桃華「古賀さんはおっとりしてますわね。里美さんを小さくした感じですわ」

伊吹「もう片方の宮本ちゃんは?」

桃華「残念ながら面識は少ないですわ。ですが、物凄く飄々としていたのは覚えていますわ」

海「うーん、分かる事が少ないね」


保奈美「Pさんから聞いた事は以上です。そこで・・・」

雪乃「待ってください。涼宮さんは?」

朋「そうよ、Pが絡んでいるのなら涼宮さんが何もしないわけないじゃない!」

保奈美「それに関しては何も言ってませんでしたね」

久美子「P君が苦虫噛んでたのはそれのせい?」

雪乃「十中八九、涼宮さんが何もしてこないのが気になってるのでしょう」

みちる「フゴフゴフゴー(でもどうするんですー?)」

保奈美「なにがでしょうか?」

みちる「ゴックン・・・明日、デートですって言われても動ける人が少ないですよ?保奈美さん、忘れてるわけじゃないですよね?」

肇「監視するにも明日は・・・」

保奈美「覚えてますよ。だからこうやって集めて呼びかけたわけなんですけどね」

朋「ミッチー、明日候補生は何かあるの?」

みちる「柚ちゃんとクミさん以外はPR用の写真の撮影があるんですよ。Pさんが営業で使うモノだから1日かけてでも良いもの作って来い、って言われてまして」


柚「アタシとクミちゃんさんはカウンセリング受ける予定があるから午前中で終わり。午後だったら動けるよ」

亜季「私も午後は仕事が入ってないであります!この3人ならなんとかなるであります」

伊吹「残念だけど、『エキサイトダンサーズ』の面々は全員仕事入っちゃってるし・・・」

桃華「わたくしたち年少組も全員出払ってますわ」

朋「『ともキュービック』は全員、明日は香川県にいるわよぉ!!・・・ぐすん」

海「響子や音葉は?」

響子「・・・・・・」orz

音葉「・・・・・・」or2

海「その調子じゃ・・・無理そうだね(音葉は尻が上がっちゃってる・・・)」


雪乃「・・・・・・あの・・・はい・・・」

保奈美「あれ、雪乃さん・・・」

雪乃「お願いします、1回で成功させますので」

保奈美「???」

雪乃「はい、ありがとうございます。ではまた明日」

雪乃「明日の撮影の方ですが、午前中で切り上げられるようにしてもらいました。これで私も参加できます」


全員(す、すげー)


保奈美(この21人が初めてひとつになった瞬間でした・・・)




というわけで・・・




久美子(探偵を信用しきれない、自分の目で確かめたいという皆の意見が一致し、私たち4人がP君の尾行をする事になったわけだったんだけど・・・)

亜季「連打っ連打っ連打っ!!」

雪乃「ッ!!ッ!!ッ!!」

久美子(なんでパンチングミット持ってたんだろう・・・今関係あるのかな・・・)

柚「なんだかんだ仲良いよね、あの2人」

久美子「年が近いとどうしてもね。私と柚ちゃんくらいの年になっちゃうとジェネレーションギャップを凄く感じちゃうんだけど、そんな間柄でも一緒に仕事できるのもアイドルの魅力よね」

柚「フーン」

久美子「柚ちゃんはあんまりそういう事に興味なさそうね」

柚「アタシはアタシ、どこ行っても柚ですよーっと」

久美子「ふふっ」ナデナデ

柚「にゃー♪撫でられると困っちゃうよー」

亜季「おっと、P殿が動きますよ」

柚「はーい」


雪乃「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

柚「雪乃サン大丈夫?」

雪乃「ウォーミングアップは大丈夫ですわ・・・」

亜季「雪乃殿、タオルを」

雪乃「ふぅ、ありがとうございます」

久美子(この人たち何しに来たんだろう・・・)

柚「あ、Pサンたち、あのお店に入るヨ!」

久美子「タイ料理店?なんだか珍しいチョイスだこと」

雪乃「私たちも入りましょう!今日は私の奢りですわ!」

柚「やったー♪」



 ─ タイ料理店 ─


デレ「タイ料理なんて初めてだよ♪なんというか、こう・・・未知との出会いみたいな」

P「ふふっ、普段食べる機会ないだろうと思ってね。知り合いにタイ料理は強烈だよ!って聞かされてて来たかったんだ」

デレ「さてさて、どんなのがあるのかなー?」

P「トムヤムクンとかグリーンカレーが基本だね」


※トムヤムクン  辛味と酸味のあるスープ。世界三大スープのひとつとも
※グリーンカレー ハバネロを使うレッドカレーと比べると劣るが青唐辛子を使っているため物凄く辛いカレー


デレ「じゃあ、それ2つとも注文しようよ」

P「んと、ここ量多そうだけど大丈夫?」

デレ「んじゃー2人で一皿ずつね♪分け合って食べよ?」チラッ

P「うっ・・・そうだね」

P(彼女の上目遣いに心臓がバクンと跳ねる。やはりなんだかんだアイドル、人を魅了するだけの力は普段から持ってる・・・)


久美子(幸い、店の真ん中には大きな柱があって、P君らから見えないような位置に座れた)

雪乃「聞こえましたか?」

亜季「トムヤムクンとグリーンカレー、だそうです」

雪乃「私たちもそれにしましょう!フレデリカさんと同じ料理を取る事で心境を探るのです」

柚「どんな料理なんだろう?クミさん知ってる?」

久美子「グリーンカレーは一度食べた事あるよ」

柚「どんな感じなの?」

久美子「えっと・・・」

雪乃「クミちゃんさん、内緒にしてもらえますか?今はフレデリカさんと同じ気持ちになるのですわ」

久美子「あ、はい。・・・えっと、私はトムカーガイにしてもらえる?」


※トムカーガイ  鶏肉をココナッツミルクで煮込んだスープ


雪乃「クミちゃんさんがそういうなら・・・しょうがないですわ」

久美子(も、もしかしてタイ料理の辛さとか知らない・・・?柚ちゃんだけにでも知らせた方がいいのかな・・・)


デレ「ねぇ、Pサン。今日はありがとね♪」

P「?」

デレ「元々、ウチのプロデューサーにずっとワガママ言ってたんだー。かっこいいイケメンとデート行きたいって、どうせ叶わないって思いつつもね」

P「イケメンって・・・俺じゃ不相応じゃないかな?」

デレ「でもこうやってワガママ聞いてくれたもん♪それだけでイケメン認定しちゃおう!」

デレ「マジ感謝♪カリデレフさん、Pサンに一時のLOVE送っちゃう」

P「彼氏とかいないの?」

デレ「ううん、一度も居た事ないよ?」

P「Oh」

デレ「ほら、ハーフって言ってもアタシお母さんに似ちゃったからさー。あれ、お父さんだったかな」

P「どっちだよ」

デレ「ごめんごめん、お母さん。お母さんがフランス人でさ、遺伝って言うの?顔がフランス人寄りなんだよね」

P「・・・ふむ」


デレ「それで今まで会った男はみんな私のことノーサンキューです!って感じ?」

P「・・・・・・」

デレ「日本人ってさ、やっぱりシャイな人が多いというか初めて会う人全部が苦手なんだよ。自分もそうだと思う」

デレ「特に海外の人なんかになっちゃうと敬遠しちゃう」

デレ「だから海外の人っぽい顔してるアタシの事を怖がっちゃうんだよね」

P「だから彼氏いなかったのか」

デレ「でも自分で自分の事、可愛いんじゃない!?って思ってたからアイドルとして拾ってもらえた。モノはやりようだね」

P「確かにね」

デレ「もうアイドルになっちゃったし、彼氏はもう無理かなー」

P(なるほどね・・・ハーフである人間としても女性としても悩む面も多々あったという事か)

デレ「彼女は出来るかもー!なんてね♪」

P(・・・分かった。今は彼女の言葉を鵜呑みにして、彼氏でいよう)

P(となると宮本さんが俺にとって初の彼女か・・・なんだか感慨深いな)


デレ「アタシ美人なつもりなんだけどなー」

P「美人だよ。デレちゃんは魅力たっぷり、さっきの上目遣いで俺はやられてる」

デレ「・・・・・・あ、やっとデレちゃんって呼んでくれた♪」ゲシゲシ

P「こら、脛を蹴るな」

デレ「ちょっと砕けた感じになったね。そのままの調子でデレちゃんの彼氏でいてねー♪」

P「はいはい」

デレ「ちなみに上目遣いでやられたのはホント?」

P「本当」

デレ「えへへっ♪お礼に見つめてあげる」

P(彼女は頬杖をついてニコニコと微笑んでいる。何も言わず、俺の目をずっと捉えていた)

P「・・・ハズい////」

デレ「Pサン、弱いなー♪」

P「うっせ」

デレ「ほら、テーブルの上に手置いてよ」

P「こうか?」


P(彼女は頬杖をつく方とは反対の手を俺の手の上に重ねた。人差し指でほんのり浮き出た血管をぷにぷにと触ってくる)


デレ「あったかい♪」

P「やめい」

デレ「やーだよっ♪」


雪乃「・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ

柚「なんだか一瞬でPサン馴れ馴れしくなったね」

亜季「あの宮本殿の篭絡能力、おそらくトップレベルなのでは?」

柚「まー、ホントにやばそうだったら邪魔しちゃお」

亜季「当然であります」

久美子「ねぇ・・・雪乃さんとんでもないオーラ出してるけど・・・」コソコソ

柚「ん?いつもの事だよ?」

亜季「そうですな、1日1回は見てるであります」

柚「雪乃サン、Pサンの事になると周り見えないからね、仕方ないね」

雪乃「・・・・・・」グゴゴゴゴゴ

久美子(P君、なるべく普通でいて・・・)



「お待たせしました。こちらグリーンカレーになります」


デレ「うわっ、ホントに緑だっ!あれ、どちらかと黄緑?」

P「これはトウガラシの色なんだ」

デレ「へー☆じゃあいただきまーす」

P「ホントに辛いらしいからね」

デレ「大丈夫大丈夫♪アタシ、甘い物もいけるけど、辛い物だって・・・」

P(彼女はスプーン1杯分をそのまま口の中へと運んだ)

デレ「おー!おー!おー?」

P「お?」

デレ「おっ、おおっ!辛っ!辛すぎっ!!」

P「おおう、大丈夫か!ジュース飲んで!」


P(俺は彼女の飲んでいたオレンジジュースを差し出した。彼女はジュースを一口含んだが辛さは簡単には消えなかった)

デレ「ふ~っ、すっぱいのじゃダメだー!」

P「じゃあこっち!!」

デレ「・・・ごくっ・・・ひ~ぃ、リンゴジュースじゃなきゃ死んでたよ!」

P「ホントに辛かったみたいだな」

デレ「って、このリンゴジュース・・・」

P「あ」

デレ「フフーン♪間接キスさせるとは一本取られたね!」

P「す、すまん!そんなつもりは・・・」

デレ「いいのいいの、今日は彼女彼氏の関係なんだし」

P「あぅ」

デレ「じゃあさ、これちゃんと食べられるようジュース飲ませてね♪やだとは言わせない♪」

P「まじですかい」

デレ「ふふっ、これじゃ間接キッス祭りだよねー♪」


雪乃「Pさんとの間接キスPさんとの間接キス・・・・・・!!」

久美子(ひぃ、P君お願いだから抑えてぇ!!)


「お待たせしました。こちらグリーンカレーになります」


柚「おー・・・見事に緑色だよ・・・」

亜季「一見健康に良さそうですな」

雪乃「・・・早めに食べて監視に集中しましょう!」

亜季「了解であります、雪乃殿」

柚「おー」

久美子「ああっ、そんなに勢いよく食べたら!!」


3人「      」バンバンバンバンッ!!


久美子(3人共言葉にならない顔でテーブルとか自分の膝叩いてる・・・)

久美子「忠告遅かったかぁ」

柚「みふ、水っ!みふ、ちょーらい!!」

亜季「わらひもっ!」

久美子「はいはい」

柚「ごくっごくっ・・・はぁ・・・まだひぃひぃする・・・」

久美子「柚ちゃん、こっちと交換する?ちょっと口つけちゃってるけど」

柚「ど、どんらのなの?ほれもからいの?」

久美子「ううん、ココナッツミルクのスープよ。辛いのと酸っぱいを合体してマイルドにした感じよ。飲んでみる?」

柚「う、うん・・・ズズッ・・・」

久美子「どう?」

柚「あ、おいし・・・♪」


久美子「柚ちゃんにはこっちの方が合ってたかもね」

柚「ごめん、クミちゃんサン、こっちと交換して・・・」

久美子「はいどーぞ」

柚「わーい・・・♪口の中痛い・・・」

亜季「く、クミちゃんどのー」

久美子「亜季ちゃんはそのまま頑張ってね。年上の意地見せてあげよ?」

亜季「うぅ・・・辛いのは戦場に合わないのであります・・・」

久美子「雪乃さんは・・・」


雪乃「ぁん・・・ッ」

雪乃「んんっ・・・ぁひ」

雪乃「あん・・・んんん~・・・!」


久美子(な、涙目になりながらもパクパクと食べてらっっしゃる!?雪乃さんって紅茶をよく飲んでるイメージあるから甘いモノばっかり取ってたのかなぁ・・・辛いの苦手?)


雪乃「こ、このペースなら食べ切れます!」

久美子「・・・あの、雪乃さん、大変申し上げにくいのですが」

雪乃「なんでしょうか?」

久美子「これ・・・」


「こちらトムヤムグンになります」


雪乃「あ、あの・・・そのスープは辛いのですか?」


「はい、当店のはグリーンカレーほどではありませんが、辛く作っております」


雪乃「    」

久美子「雪乃さん、しかもこれ1人1皿注文してるよね?」

雪乃「        」

久美子「しかも量が多いし」

雪乃「            」

久美子「柚ちゃんの分は私が頂くけど、2人は頑張ってね・・・」

柚「あ~・・・まだ舌がヒリヒリするよ~・・・」


・ ・ ・ ・ ・ 。


P「ごちそうさまでした」

デレ「あー、口の周りすっごい熱い!腫れちゃってる?」

P「荒れやすいのか?かぶれては無いよ」

デレ「良かった~♪たらこ唇になってたらどうしようかと」

P「気になるなら丁寧に拭いておきなよ?」

デレ「もっちろ~ん」

P「次行く場所決めてるんだけど、もう行く?」

デレ「え、ホント!?」

P「ああ、気に入るかどうか分からないけど」

デレ「じゃあ行こっ!ご飯食べて休んじゃうと寝ちゃうからさ~」

P「そうだね、じゃあ行こうか」


柚「2人とも店出ちゃうよ!」

久美子「ま、待っへ!あと二口ぐらいだはらっ!」

亜季「わ、わらひははんとからへきれたであひます」

雪乃「あぅ」←K.O.

柚「雪乃サン、倒れちゃダメだよ!Pサン行っちゃうヨ!」

雪乃「わ、わたしの骨で紅茶を作ってください・・・!」

柚「ラーメンの出汁にもならないよ!雪乃サンは絶対死なないからだいじょーぶ!」

雪乃「死なせて・・・私もああやってイチャイチャしたかったですわ・・・」

柚「しっかりと監視してれば次のチャンスがあるからっ!!」

久美子「食べれらっ!!からひっ!!」

亜季「ふひほほのっ!(雪乃殿)はやくいひましょう!!」



電車を利用し、約30分・・・。



 ─ 遊園地 ─


デレ「わーおっ、デンジャラスッ!・・・違う?」

P「(何が危険なんだろう?)・・・あそこの高速道路から見えるんだけど、夜のライトアップが凄くキレイなんだ。だからいつかここに来たいなって思ってたんだ」

デレ「へー、いいじゃんいいじゃん」

P「・・・近くで見ると一段と違うな」

デレ「ここにいるとより一層カップルって感じ!」

P「ここは激しいアトラクションはそこまで無いから食事の後でも大丈夫だと思ってね」

デレ「じゃー、さっそくジェットコースター行こう!」

P「俺の話聞いてた!?」


雪乃「・・・・・・」

亜季「・・・・・・」

柚「だいじょーぶ?」

亜季「く、口の中にチェーンソーぶち込まれた気分であります・・・」

雪乃「呼吸がしづらいです・・・」

久美子「極甘党の里美ちゃんがいたら更に悲惨だったかもね」

久美子(P君、どこにいったのよ・・・)


?「ここで会ったが百年目・・・ですわ」


雪乃「ッ!?涼宮さん・・・!」

涼宮星花「探しましたわ。必ず○○プロの面々がいるだろうと踏んでフレデリカさんを追っていましたが・・・どうやら正解だったようですわね」

雪乃「何の用でしょうか。涼宮さんが出る幕はないかと」

星花「そうは行きませんわ。わたくしもP様を慕い焦がれる身。フレデリカさんの行動が行き過ぎないよう監視する必要がありましたわ」

雪乃「・・・目的は同じ、という事ですわね?」

亜季「なら一緒に行動しても・・・」

星花「もしフレデリカさんもまたP様に添い遂げたいと願う身ならば、わたくしはアナタ達と行動していました」



星花「ですが今は!Cuプロとして!そうは行きませんわ!!」




キキィィィ─────────ッ!!!




柚「と、トラック!?」

「ワアアアアアアアアアアアアア!!!」

久美子「た、たくさんの人がいるよ!?もしかしてCuプロのファン?」

柚「みんな!トラックの文字を見て!」

亜季「あれは・・・」


『Cuプロ&○○プロ合同ゲリラLIVE!!』


雪乃「涼宮さん!!」

星花「ふふっ、許可は取ってはいませんが、事後契約という事で。何事も既成事実が大事ですわ」

亜季「最高にCuteな考え方ですな・・・」

柚「ねぇ、拒否しようよ!Pサンだって不必要なLIVEバトルは受けなくていいって言ってたじゃん!!」

雪乃「・・・・・・卑劣ですわ」

柚「え?」

柚(雪乃サンの指を全員、目で追った。・・・正直、目を疑った)


星花「Cuプロとして全力は尽くしていますわ」



「みなさーん!今日は来てくれてありがとうございまーす!!」

「皆さん・・・楽しんでいってくださいね・・・!」



亜季「あれは・・・島村卯月に緒方智絵理!?Cuプロの大物がどうして!!」

星花「拒否させないため、ですわ。彼女らが出る幕であるというレベルならば、アナタたちも拒否する事は不可能と見ています」

雪乃「そのトラックは街中を走らせた後ですわね?」

星花「当然ですわ」

雪乃「・・・・・・ッ」

柚「雪乃サン、逃げちゃダメなの?Pサンは勝つために逃げる事も教えてくれたよ?」

雪乃「柚ちゃん、考えてみて」

柚「え、えっと・・・」

雪乃「これはまずLIVEバトルではないという事」

柚「うん、トラックにも『Cuプロ&○○プロ合同ゲリラLIVE』って書いてあった・・・」

雪乃「次に、あのトラックが既に街中を走った後だという事」

柚「それでファンが集まって・・・ファンが・・・ッ!!!?」

雪乃「気付いたようですわね。ファンの中にはおそらく我々○○プロのファンもいますわ」


柚「で、でも・・・!!」

雪乃「そして極めつけはCuプロのトップレベルが2人もいるという事」

久美子「・・・普通ならファン側がお金出しても見たいってアイドル2人をゲリラで出すなんて考えられないわね」

雪乃「ええ・・・ここで逃げれば我々はCuプロに恐れをなした弱虫というレッテル貼りになるでしょう」

柚「そんなっ・・・」

亜季「ネームバリューの差でうまくメタられたって感じですな・・・」

雪乃「合同LIVEですもの、ファン側から見ても○○プロが島村さんや緒方さんのファンを得られるチャンスであるはずなのは一目瞭然ですわ」

久美子「それを逃げちゃ、私たちに未来はない」

柚「クミちゃんさんだってまだアイドル始めたばっかだよ!こんな状態で戦うなんて!」

雪乃「柚ちゃん」

柚「な、なんですか」

雪乃「私たちはアイドルです。ファンの皆さんに楽しんでもらうのを第一としたプロです」

柚「プロ・・・」


雪乃「LIVE“バトル”ならば、逃げもまたパフォーマンスになります。ですが今はただの合同LIVE、ファンを楽しませるには・・・」

柚「ファンの前に立つしかない・・・」

雪乃「分かってくれましたか?」

柚「で、でもPサンは・・・」

雪乃「・・・・・・」

亜季「そうだ!雪乃殿!」

雪乃「?」

亜季「─────────を具申します」

久美子「大丈夫なの、それ」

柚「・・・多分」

雪乃「・・・それで行きましょう」




星花「会議は終わりましたか?」

雪乃「はい、我々はこの合同LIVEに参加しますわ」

星花「・・・ふふっ、そう言ってくれると思いましたわ」

雪乃「参加するのは相原雪乃、大和亜季、松山久美子の3名。ここにいる喜多見柚は化粧等のスタッフとしてバックに構えます」

星花「4名全員参加、と。了解ですわ」

星花「付いて来てください。楽屋代わりの車はこちらですわ」



 ─ キャンピングカー ─


星花「しばらくは卯月さんと智絵理さんが時間を稼いでくれています。今の内に着替えと何を歌うかの相談をしましょう」

雪乃(・・・クミちゃんさんがまだアイドルとしてまったく実働期間がない以上、ソロの必要がある歌の選択はできません)

雪乃(となると、先人のアイドルグループの曲を使うのが好ましいですわね・・・)

星花「何かリクエストはありますか?」

雪乃「まだCuプロと○○プロの間には共に歌う曲がありません」

雪乃「ここは課題曲であるお願い!シンデレラや765プロの曲を・・・もしくは先輩らの・・・例えばピンクレディーやキャンディーズの曲の選択を要求します」

星花「分かりましたわ。それにはお応えしましょう」

雪乃「・・・ふぅ」

久美子「雪乃さん、準備できた?」

雪乃「心の準備は出来ました。クミちゃんも出来ますわね?」

久美子「任せて、こういう時があってもいい様に今まで人一倍頑張ってきたんだから」

雪乃「亜季ちゃんも準備はいいですか?」

亜季「いつでもどうぞ!」

柚「ねぇ、雪乃サン・・・」

雪乃「柚ちゃん、心配しなくても大丈夫ですわ」

柚「でも・・・」

雪乃「それに・・・ね」

柚「うん」

雪乃「さあ、ファンの方々が待ってますわ」



 ─ 遊園地 ─


デレ「あ~楽しかった♪超はやかった~」

P「やべぇ・・・目が回ってる・・・」

デレ「Pサン、あんまりこういうの乗らない感じ?」

P「ごめんね。ただでさえテーマパークとか来ないもんだから」

デレ「ふふっ、意外な一面はっけーん♪セイちゃんに自慢できそう」

P「セイちゃん・・・涼宮星花・・・」

デレ「むー!彼女の前で他の女性の名前を言ったらダメ~!」

P「いや、でも今セイちゃんって・・・」

デレ「じゃあその倍デレちゃんって呼んで」

P「えっと、今3回言ったから・・・デレちゃんデレちゃんデレちゃんデレちゃんデレちゃんデレちゃん」

デレ「おっけー!ふふっ、よく言えました」

P「ふぅ」

デレ「じゃあ次はアレ乗ろうよ」

P「観覧車か。まぁ名物だし、乗らない理由がないよね」



 ─ 観覧車 ─


P(俺らは対面でゴンドラに乗った。辺りはもう真っ暗、だがこの遊園地はビル街の中にある。おかげで宮本さんの顔はほんのりと照らされている)

デレ「ふー!2人っきりで乗るとカップルって感じするよね!」

P「・・・そうだね」

デレ「どうしたの?」

P「出来ればもっと足を閉じてくれ」

P(横に座られるのもなんだが、対面は対面で面倒だ)

デレ「えー、気になるのー?ミニスカの中」

P「・・・そりゃ、こんな空間だしね」

デレ「狼さん来たる!って感じ?ガン見してもいいよ?」

P「止してくれ。俺はこんな所で警察のお世話にはなりたくない」

デレ「堅物だねー♪ハンマーで叩いても割れないかな」

P「それは死んじゃうな」

デレ「はははっ」

P「・・・ふふっ」

デレ「・・・Pサン、今日はありがとね」

P「俺なんかで良かったのなら、それはそれで」


デレ「ううん、実はね・・・Pサンとデートしてみたいってのはあったんだー」

P「え?」

デレ「セイちゃんがね、ずっとP様素敵P様最高ってアタシと・・・それとコハルちゃんに言い続けててね」

P「まぁ、なんと・・・」

デレ「それで、感化されたの。と言ってもLOVEでもLIKEでもない・・・FANかな?」

P「待って、それをCuPは知ってるの?」

デレ「とーぜん」

P「・・・だからデレちゃんと古賀さんを俺にぶつけてきたのか・・・」

デレ「あとはセイちゃんを煽る意味でもね。恋する乙女はさいきょーだからね☆」

デレ「ふふっ、仕事モードの顔になってるよ☆」

P「む、すまん」

デレ「・・・セイちゃんいいなぁ・・・」

P「?」

デレ「この業界に入って、偶然の出会いから恋にその身を燃やしてるんだもん。アタシも自分が恋に落ちる音、聞きたいな」

P「・・・・・・」

デレ「あ、でもちなみに今のアタシのPサンに対する感情はLIKEだからね」

P「FANじゃないの!?」

デレ「優しいからランクアップ!そのうちLOVEになるかもー♪」

P「Oh」


デレ「どうなるかはPサンの行動次第。Pサンの事が好きな人、いっぱいいるんでしょ?これ以上増やしたら頭パンクしそうだね~」

P「・・・そうだね」

デレ「でも予言してあげる。絶対増える」

P「・・・・・・」

デレ「女性の事、まっすぐ向き合おうとしすぎなんだよ。だから望みの関係の斜め上を行っちゃう」

P「向き合いすぎ・・・」

デレ「うん、アタシも1人見たよ。向き合い過ぎて、自滅した人。ウチのまゆちゃんの事は知ってるよね?」

P「・・・ああ。だがアレは俺も演出だと思ってるが・・・」

P(佐久間まゆはファンの目の前で『好きな人がいます』と宣言したアイドル・・・しかし、その相手が一向に判明していない)

P(転じて演出で、ファンを煽り盛り上げるためのものだと思っていた。実際、ファンの中には『俺がまゆちゃんの彼氏だから』と互いに言い合うのが定例になっているそうだ)

デレ「アレは・・・ガチだよ」

P「マジかよ・・・」

デレ「まゆちゃんが好きな相手は結構モテてね。他にも好きだって言ってた子はいたんだ。例えばナナさんとかゆかりちゃんとか」

P「つまりは俺と同じ状況」

デレ「そしてまゆちゃんが他の子への牽制も兼ねたあの発言。そのせいでその相手は我がCuプロに負い目を感じ、逃げてしまいました」

デレ「しかもそれはなんとウチのチーフプロデューサー!アタシたち大ピンチだったんだよ!」


P「・・・そんな事教えて大丈夫なのか?」

デレ「大丈夫大丈夫♪PaプロもCoプロも知ってるから☆」

P「御三家は互いに知ってるって事か」

デレ「もう○○プロはアタシたち御三家の尻尾掴むところまで来てるしねー。知っててもおかしくないでしょ?」

P「・・・」

デレ「Pサンの事を気に入ってる人間の1人として、忠告しておくよ」

デレ「絶対、心折らないでね」

デレ「もう二度とあんな状況見たくないの」

デレ「Cuプロデューサーがセイちゃんの恋を応援しているのは真っ当なお付き合いをするようにするため」

デレ「強いてはCuプロの二度目の崩壊を防ぐため」

P「・・・俺は」

デレ「今すぐ決めてなんて事は言わないけど、ちゃんと恋愛してね」

デレ「断るならちゃんと断ってね。アイドルといえど、女性。恋愛には精神的に強いよ?」

P「・・・分かった」

デレ「ふふっ、真っ直ぐな視線はかっこいいね☆」

P「褒めても何も出ないぞ?」

デレ「じゃあ出してもらおうかな☆」


ガコンッ!


P「な、何がっ!?」



 ─ 会場 ─


卯月「次はみんなも知ってるあの曲!『お願い!シンデレラ』です!聞いてください!」

亜季「みんなも一緒に盛り上がりましょう!!」


「ワアアアアアアアアアアアアアア!!!」




柚「この調子だと・・・あと1時間以上はかかりそう。Pサン大丈夫かな・・・」

柚「・・・あれ、何か・・・あれ・・・!?」

柚「か、観覧車止まっちゃってる!?電気も付いてない!!」

柚「もしかしてあの中にPサン・・・いや、そんなわけ・・・」


?「とんとん♪」


柚「へ?」


?「はじめまして~」

柚「ああっと、初めまして」

古賀小春「Cuプロの古賀小春ともうします~♪喜多見柚ちゃんですよね~?」

柚「そ、そうだよ!よろしくね!」

柚(Cuプロのアイドルがアタシの所に仕掛けてきたって事は間違いなくあの観覧車には何かが・・・!絶対Pサンが危ない!!)

小春「ばぁっ!」

柚「ほわぁぁっ!?」

小春「えへへ~、ビックリしましたか~?お友達のイグアナのヒョウくんです~♪」

ヒョウくん「・・・・・・」キョロキョロ

小春「一緒のお話しましょ~」

柚(マズいよ・・・ビックリして腰が抜けちゃった・・・)

柚「う、うん!アタシ、まだ他のプロダクションの友達いないんだよねー!これが初めてかな」

小春「えへへ、じゃあ今度小春の友達も紹介しますね~♪でもまずは~ヒョウくんがお友達になります~」

柚「おおおおぉう!?ほわぁっ!?顔をペロペロしないでぇ!?」

小春「ヒョウくんが気に入ってくれたみたいです~」

柚(な、なんとかして伝えなきゃ・・・!)



 ─ 観覧車 ─


P「な、何をやってるのかな、デレちゃん・・・?」

デレ「もうフレちゃんでいいよ?お仕事中だし」

P「お仕事!?何を言って・・・!?」

フレデリカ(以下フレ)「さっきまでのがCuプロデューサーのお願い。ここからはセイちゃんのお願い」

P「星花さんが何を・・・!」

フレ「セイちゃんがね、『P様の事、骨抜きにしてください』って頼んできたからねー。よいっしょっと」

P「ちょっ、乗りかかっちゃダメ!」

フレ「イヤもイヤも好きのうちー♪」

P「いや、マジでヤバイ!こんな密室で」

フレ「密室だからいいんじゃない♪こんな美人と体擦り合わせるチャンスないんじゃないかなー?」

フレ「わざわざ観覧車止めてまで、仕掛けてるんだもん。アタシはアタシで楽しませてもらおうかなー」

P「やめっ」

フレ「“抱きしめて”」

P「ぐっ・・・」ギュッ

フレ「むふふー、さすがはセツナちゃんのメイクだなー♪」

P「井村さんのメイクの力か・・・」


フレ「凄いよね、今回してもらったのは『男を惑わせ従わせる小悪魔メイク』だって」

P「く、まるで暗示が掛かったみたいだ・・・!」

フレ「“もっと強く抱きしめて”」

P「・・・・・・っ」グググッ

フレ「“痛いくらい抱きしめて”」

P「止めろ、これ以上やったら骨が折れるぞ!?」

フレ「痛いくらいが気持ちいいんだよ。Mってわけじゃないけど、こういう刹那の出会いは、ね?」

P「ちくしょう・・・」ギギギギッ

フレ「んっ・・・ちょっと、切なくなるね♪」

P「?」

フレ「だって、やっぱりどこか暖かいんだもん♪Pサン、優しいね。一所懸命にこのメイクに抗ってる」

フレ「まったく痛くないんだもん・・・♪」チュッ

P(首にキスをされたっ・・・!)

フレ「ほらほら♪これ以上優しくしたらLIKEがLOVEになっちゃうよー?」



フレ「“頭を撫でて”」

フレ「“背中を撫でて”」

フレ「“お尻を撫でて”」


P「く、手が・・・手が勝手に・・・!」

フレ「ひゃんっ!やだっ、優しくさわっちゃダメだって~♪」



フレ「・・・・・・」

フレ「“キスして”」

P「そ、それは・・・」

フレ「“いっぱいキスして”」

フレ「“いっぱいいっぱいキスして”」


P「・・・・・・んっ」

フレ「ちゅっ♪・・・んちゅ・・・」


フレ「“もっと”」

フレ「“もっともっと”」

フレ「“もっともっともっと”」


P(ヤバイ・・・頭の中が蕩ける・・・何も考えなくとも・・・体が勝手に動いて・・・)

フレ「んっんっ・・・ちゅぅ・・・れろ」

P(逃げ・・・どこに逃げるんだ・・・)

フレ「気持ちぃ・・・Pサンってキス慣れてる・・・?」

P「・・・・・・」

フレ「ふふっ、それとも今は目の前の女に集中するって感じかな~?」

P「・・・・・・ッ」

フレ「逃げようなんて考えてもダメだよ?あと一時間は復旧しないから」

P「まさか・・・これはキミが!?」

フレ「正しくはセイちゃんだけどね。セイちゃんは集合場所から予測してたんだよ、ここに来る事を」

フレ「『P様は真面目な方だから正統派のデートスポットに行く』ってね」

P「・・・・・・俺の言動すべてが裏目に出てるわけだな」

フレ「どうかなー、タイ料理なんてのはちょっと驚いたかな。さっきからキスがちょっと辛く感じるのがね~」

フレ「なんてね、あはは♪テキトーなキスよりもちょっと失敗した方が記憶に残るし!Pサンは策士だね♪」

P(自滅でもあるけどね・・・)

フレ「さ、て、と・・・」



「“もっとキスしよ”」




P(それから15分間・・・いや、正確には時間なんてものは分からなかった。それくらい俺は彼女に操られ、唇と唇を、舌と舌を重ねていた)



P(脳は嫌がっていた。だが体は正直だった。この宮本フレデリカの小悪魔っぷりに加え、そのくせにどこかぎこちなく繰り出す初心なキスがあまりにも、あまりにも可愛くて)



P(皆を裏切っているこの感覚が、涼宮星花さえも裏切っているこの背徳感が・・・)



P(俺をズタズタにしていく)


フレ「んーっく・・・ちゅっちゅっ・・・ちょーせつないなー」

P「・・・・・・」

フレ「“頭撫でて”」

P「・・・・・・」ナデナデ

フレ「あー・・・すっごい・・・もうアタシも蕩けちゃう・・・」

フレ「もうLOVEだよ、これは絶対LOVEだよ。胸の奥がドクンドクン言ってる、あ、でも、いやまだLIKEかなー」

P「・・・・・・」

フレ「“答えて”」

P「あ・・・・・・」

フレ「“LOVEって答えて”」

P「ら・・・・・・」

フレ「“好きって答えて”」

P「す・・・・・・」

フレ「“フレデリカ愛してるって言って”」

P「ふ、フレデリカ・・・」

P「・・・がぅ・・・ふーっ!!」

P(俺は下唇を噛み、出るはずの言葉を鼻から逃がした)



フレ「“フレデリカのためにCuプロに移りますって言って”」


P「・・・!?」


P(ソレが狙いか・・・!!)



フレ「ふふっ、さっき言ったもんね。ウチは1人プロデューサーが辞めてるって」

フレ「枠、余ってるんだよね♪だったらアタシもセイちゃんもコハルちゃんもPサンがいてくれる方がいいなー」


P「ぐぐぐ・・・・・・っ!!」


フレ「“フレデリカも星花も小春もめちゃくちゃに愛したいからCuプロに移ります”」


P「うぐぐっ!」


フレ「言わないともっとイケナイな命令しちゃうよー?いいのー?アタシはおっけー」


P「はぁ・・・はぁ・・・!!」


フレ「うーん、どうしようかなー♪セイちゃんいればセイちゃんともキスさせるんだけどなー」

フレ「今あそこにいるし」

P「あそこ?」


P(俺の目には1つ大きな光が見えた。遊園地のちょっと離れた所に簡素ではあるが大量の人が集まるステージがある)

P(もしかしてCuプロのLIVEか・・・?)


フレ「はい、双眼鏡。こんな事もあろうかと持ってたんだー♪」

P「・・・・・・『Cuプロ&○○プロ合同ゲリラLIVE!!』!?あんなもの俺は許可した記憶・・・」

フレ「うん、無許可。ちなみにCuプロデューサーからも許可もらってないんだ」

フレ「セイちゃんの独断。まぁ、PサンGetすれば怒られてもチャラかなー程度だね」

P「ま、まさかあそこには・・・!」

フレ「誰がいるかは知らないけど、Pサンの後追いかけてきた子が捕まってるんじゃないかな♪」

フレ「Pサン、やっぱりモテるんだもんね♪」

P「しまったっ・・・!!!!」

P(今日、時間が空いてるのは柚とクミちゃんと亜季ちゃん・・・!あと、あと誰だ!ステージには誰がいる・・・!?)

P(涼宮星花を筆頭に島村卯月、緒方智絵理!この3人だけでツアーの一日組めるレベルだっ!そして・・・)



P(ゆ、雪乃さん・・・!?)



P「うぐぅぅぅぅっ・・・!!」



P(自分の中にたくさんの罪悪感が嵐を呼んだ。脳みその中を、胸の中を削り飛ばすかのように暴れまわる・・・!)

P(自分を心配して、自分の今までの事を心配して来てくれたのにっ・・・!!!)

P(注意しなきゃって考えてたのに・・・!俺は・・・俺はなんてことを・・・!!)



P「くそっ、くそくそくそっ・・・!!!」



フレ「うーん、辛いなら許しちゃえばいいのに」

P「・・・?」

フレ「目の前の女で発散しちゃえばいいのに」

P「何を言って・・・」



フレ「“エッチしよ”」



P(俺は彼女の眼に取り押さえられた)

P(動けない。メイクの力とは違う)

P(宮本フレデリカそのものが持つ、小悪魔な視線が俺を硬直させる)


P「デレちゃん・・・いやフレちゃん・・・キミ、井村さんのメイクなんて必要ないんじゃないかな?」

フレ「そう?だよねー、若干今思った」

P「・・・ちくしょう、か、体が・・・!」

フレ「・・・ふー♪Pサン、準備できそう?出来たらがっつりヤろうね?」

P「だ、誰が・・・」

フレ「まだこの観覧車にいる時間はまだいっぱ・・・」


ガコンッ!!!


フレ「あ、アレ!?どうして?まだ40分はあるよー!おーい!!」

P「・・・あっ、はぅ゛」

P(今の揺れで暗示が解けた。呼吸がものすごい楽だ・・・)

フレ「アチャー、もう完全に観覧車動いちゃってる。これはアタシたちの負けかなー♪でもまぁいいか、Pサンとこうやってチューしたわけだし」


P(こちらが有利になったというのに、先ほどから渦巻く罪悪感がよりずっしりと圧し掛かってくる)

フレ「Pサン」

P「な、何かな?」

フレ「たぶんLOVEになったけど良いよね。答えは聞かないけど♪」

P「・・・・・・」

P(彼女は限りなく冗談っぽくその言葉を放った。正直、冗談であって欲しい)

フレ「あー・・・でも、まだ降りるまで時間ありそうだね」

P「そ、そうだね」

フレ「よっしょっと」

P(彼女の顔がぐいっと俺の目の前に来る。あと1cmもあれば鼻と鼻が触れるくらい近くに)

P「もうキスはしないぞ!エッチなことも!」

フレ「Pサンはしなくていいよ。絶対にしないし・・・でも」



フレ「“アタシの事忘れないようにしてあげる”」



・・・1時間後、無事LIVEは終了し、4人は観覧車の元へと急いだ。


久美子「Pくーん!」

柚「大丈夫かな・・・」

亜季「“彼女”なら仕事には真面目にやってくれるので大丈夫でしょう」

雪乃「裏切る事も考えられますが・・・」



柚「あ、いたマキノさーん!!」


八神マキノ「・・・・・・来たわね」

亜季(今、○○プロで動けるのはこの4人しかいない。だが協力者がいないわけではない。この隠密行動を得意とした八神マキノはCoプロでありながら常日頃○○プロに入り浸る一種の友達であった)

柚「よく分かったね!」

マキノ「『かんらんしゃ』ってメールだけじゃ探すの大変だったわよ。どこの遊園地か分からないし」

亜季「でも来てくれたであります」

マキノ「CoプロとしてCuプロと○○プロの合同LIVEが気になったという点もあるからよ。Pの方はついでよ」

雪乃「マキノさん、Pさんの方は・・・」

マキノ「・・・正直、今の彼は放っておくべきよ」

亜季「な、何があったんでありますか?」

マキノ「分からないわ。私が来た時、既にこうだった」


雪乃(ベンチに倒れこむPさんは手で目を隠し、天を仰いでいた)

雪乃(衣服の乱れはありませんでした。過度な性的干渉はないとは思います。ですが・・・)

雪乃(小さく『殺して・・・殺して・・・』と呟いてました・・・)



雪乃(彼に何があったのでしょうか・・・)



 ─ Cuプロ ─


星花「失敗したっ!?」

フレ「うん、半分成功、半分失敗って感じ♪」

星花「う、卯月ちゃんと智絵理ちゃんに加えて雪菜ちゃんにまで無理言って手伝ってもらったのにこの結果・・・!!」

フレ「まーまー、かぁなり印象残したから♪絶対次は上手く行くって!」

星花「だからといって次上手く行くとは限らないですわ」

フレ「明日は明日の風が吹くんだから、ね♪次の刺客としてコハルちゃんだっているんだし♪」

小春「はい、ヒョウくんと一緒に頑張ります~」

星花「はぁ・・・なんで半分成功なのかを聞かせてくださいまし」

フレ「えー、いいの?ちょーえっちだよ?コハルちゃんにはまだ早いと思うけどなー」

小春「え、えっち・・・」

星花「ちょーえっち・・・!?P、P様になにをやったんですの!?////」

フレ「えーっとねー、実はー・・・」

星花「今すぐ答えてください!場合によっては更なる作戦会議の必要が・・・」

CuP「ちょっとアンタたちっ!!この請求書は何よ!?」

フレ「あ、もうバレたっぽい」

小春「あら~?」

星花「え、えっと~・・・」

フレ「ほらほら、逃げないと♪」

星花「べ、弁明を!」

フレ「逃げるのが先♪」

小春「分かりました~」

CuP「こぉら、逃げるなー!!!」






終わり

以上です。今回はここまでです。
読んでくれた方はありがとうございます。

「明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)」とは先の事を考えてもしょうがないので流れに任せてしまった方がいいという事。
オチでも何でもない使い方しましたが、小春ちゃんがまだ残ってるので彼女に繋がるようにしたかったのでこんな感じに。


さて、次回は

・本田未央「五十歩百歩」

その次に

・相原雪乃「光陰矢の如し」

となります。
次回はCoプロとPaプロの事を書こうかと思ってるので○○プロはちょっとおやすみ・・・かも。

正直、観覧車内でのフレデリカがした事を書くか考え中。
何をしたかは決めてるのですが、R-18の境目って分からないですね。

ではまた。


アイドルが他社のP引き抜きに手段を選ばないって
この世界のPはどんだけ不足してるんだ(白目)

乙です

率直に言うとCuプロが嫌いになった。
○○プロを以前のCuプロの二の舞にする気かあいつら。
特に怒りを覚えたのが、卑怯な手を使ってモバPの精神を壊そうとするCuPのやり方。

CuP、星花、雪菜、フレデリカ、小春には相応の報復を。(つまり半沢的な倍返し)

書き手が説明するのもなんですが

>>83
・飽和状態にあるアイドル業界の人口を間引くために各会社のスタッフ数を制限されている
・アイドル側の制限がないので、プロデューサーやマネージャーは多くのアイドルを制御できる人材である事が望ましい

という設定でやってます。何度か描写は書いているつもりですが忘れさられてしまいますねコレ。
アイドル側を間引くとファンが怒るので、スタッフ側を減らして『アイドルいくら抱えてもいいよ!その代わり頑張ってストレスコントロールしてね!(ニッコリ)』って感じです。


>>84
ことわざに因んで過去の経験がモノを言うお話なので今までの経験から敵もえげつなーい事をしてくるのは日常茶飯事。
ですがCuPはPへの精神攻撃なんて事は考えていません。あくまで星花を煽り、恋愛と仕事に励んでもらうのが目的。
しかし、そのナナメ上を行く星花他2人であり、結果こうなったという流れになります。
そこらへんは次の回で居酒屋でCuPが愚痴るのでお楽しみに。

報復はPDC一同が色々練るのでそれもお楽しみに。

あと雪菜ちゃんのとばっちりに思わず笑ってしまいました。自分の仕事しただけなのにw



今回の投稿で自分の描写不足がより浮き彫りになったと感じています。
SSで書いているのでもっと読みやすく頭に入りやすくしたいですね、次も頑張ります。

このPなら観覧車から飛び降りるくらいしそうかなと思ってたら違ったなぁ


・・・おまけ・・・



 ~ もしPがいろいろとヤバかったら ~


俺はモバP。皆からはPさんだとか呼び捨てでPと呼ばれており、仕事はアイドルのプロデューサーをやっている。

不器用でちょっと語尾がキツい藤居朋とパンにしか目がなくお米もパンにしないと食べない大原みちるが従妹だけど、2人とも可愛く、アイドルを目指してくれたのが俺のちょっとした自慢だ。

そんな俺だが、いつしかアイドルにモテるようになっちまった!

人生のモテ期は人生に3回あるって言うけど、俺はこの年になってくるとは思わなかったぜ!

気付いたら自分の事務所の3分の1のアイドルとキスしちまったんだ、反省しろ俺!

そして、その魔の手はついに別の事務所からやってくる事になったんだ。

第一波の八神マキノと第二波の涼宮星花は俺の根性と忍耐で誤魔化すことが出来たけど、今日は第三波目が来る。

Cuプロのアイドル、宮本フレデリカ・・・一体どんなヤツなんだ!!



 ─ 駅前 ─


フレデリカ(以下フレ)「お~」

P「お~じゃないだろ、腹から声だせっ!」

フレ「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ↑↑!!!!」

P「エクセレントッッッ!!!!」

フレ「イェーイ!!!」



よく分からないけど、意気投合した。



 ─ タイ料理店 ─


フレ「から~い!!」

P「気持ちの問題だ、辛いと思うから辛いんだよっ!」パクッ

P「あ、あま~い・・・!!」

フレ「アハハッ☆Pサンめっちゃ涙出てる!!」

P「あまいっ・・・甘いっ!!!」

フレ「よ~し、アタシもやろ~」パクッ

フレ「あまーっ☆・・・あははムリムリ辛いって♪」



めっちゃ同調した。



 ─ 遊園地・観覧車 ─



そして、俺は追い詰められた。


フレ「・・・Pサン、今日一日すっごい楽しかったよ♪」

P「おう、俺も楽しかったゾ!」

フレ「それでさー、やっばいんだよねさっきから」

P「?」

フレ「Pサンの目を見てるだけで体の芯が熱くなるって感じ!めっちゃエロエロ☆」

P「なん・・・やて・・・?(唐突な関西弁)」

フレ「ヤろう☆観覧車の景色なんてどうでもいいや♪」

P「ぬわぃ!?目の前を見ろ!あんなにキレイなビル街が・・・!!」

フレ「ヤダ、今はPサンの真ん中が見たい♪」

P「やめロッテ、脱がすなバカ」

フレ「やだ♪今日、アタシのスケジュールはこの後ラブホって決まってるんだ」

P「いつ決まったんだ!」

フレ「今」


P「オトコワリ・・・じゃない、お断りだっ!!!」

フレ「オトコワリ・・・すごく・・・すごくエロそう・・・!!」

P「なっ・・・!!」

フレ「観覧車降りたらカクテル飲みにいこっ☆」

P「19歳でしょアナタ!?」

フレ「あっ、6秒前に20歳なったから☆」

P「なん・・・や(ry」

フレ「フフン、お酒をPサンの[自主規制]で・・・」

P「やらせんよっ!?」

フレ「直飲みおっけー!?Pサン太っ腹♪」

P「そうじゃないって!!あと太ってないからねっ!!?」

フレ「それじゃあ、いただきまーす!!」

P「どうぞ・・・って誰がやる・・・」

フレ「脱がしちゃった♪」

P「嘘やん・・・」


フレ「むふー、これがPサンの・・・」

P(と、とりあえず恥ずかしいから仁王立ちしてよう(たぶんパッション的発想))

フレ「ねー、写真撮っていい?待ちうけにするー☆」

P「それは公然わいせつざ・・・」

フレ「もう撮って、セイちゃんに送ったよー」

P「あら恥ずかしい」

フレ「あ、セイちゃんから返事だ」

P「?」

フレ「『自宅のプリンターに送信しましたわ!』だって!きっと壁紙として張ると思うね、アタシも見たい♪」

P「Oh...マンマミーヤ////」

フレ「んでさ、Pサン寒くない?」

P「脱がしといてそれ言うか」

フレ「いやぁ、ね?」

P「?」


フレ「ここに隠さない?サイコーだと思うよ?」

P(彼女は口元を指でトントンとジェスチャーをする。つまり・・・口淫・・・)

P(いや、やりたいけど、やっちゃダメでしょ。プロデューサールールその26、キスはいいけどそれ以上ダメ、に反するからなー)

P「うーん、どーしよっかなー・・・って、はっ!!」

P(アフリカ人の視力4.0を超えるプロデューサーEYEによって遠くの光景を捉えたっ!なぜだか分からないけど雪乃さんたちが苦戦しているぜっ!!!)

P「フレデリカちゃんっ!ちょっとごめんね!!」

フレ「え?」

P「そぉらっ!!!」

一蹴。ゴンドラのガラスを突き破る。

フレ「わーおっ」

P「すまんな、俺は行くぜっ!!!」

フレ「ちょっ、今観覧車はてっぺん・・・」



下半身丸出しの男は飛び込んだ!高さは地上100メートル!



P「とおおおおおおおおおおおおおっ!!!」



フレ「こ、こんな高さからじゃ死んじゃうんじゃ・・・」



P「プロデューサーブレード!!はぁぁぁぁぁぁあああああああああああっっ!!!」」



説明しよう!

一部のアイドルのプロデューサーは下ネタを叫ぶと全身がこの世のモノとは思えないほど硬くなる!!

たとえブラックホールのような超重力下にあっても負ける事のない硬さまで変化するのだっ!!!!



ズドォォォォォォン!!!!!




P「ふっ、股間が先に接地しなければ観覧車の方がヤバかったかもしれない・・・」

P「ありがとう、俺の股間。キミのおかげで何十人という命が救われた・・・」

P「さぁ、ズボンを履いて今すぐ向かわなくては!待っててくれ、みんなっ!!」



フレ「超かっこいい・・・☆」



 ─ LIVE会場 ─


星花(どうですか、相原さん。我々、Cuプロの実力は!!)←謎テレパシー

雪乃(くっ、こんな所で挫けては、Pさんに顔向けできませんわ!)



P「雪乃さんっ!!みんなっ!!」



雪乃「Pさんっ、無事で・・・・・・えっ」


会場がざわついた。



卯月「きゃあああああああっ!!」

智絵理「    」バタッ

久美子「    」バタッ

「へ、変質者だぁぁっ!!」

「露出狂がいるぞぉぉっ!!」


P「どこだっ!!変態はどこにいるっ!!!」


亜季「P殿っ、下!下っ!!」


P「な、なんとっ!!!まさかっ!!」


対物ライフルをも防ぐプロデューサーボトムスが跡形もなく消し飛んでいたのだった!!


P「い、一体どうして・・・はっ、まさか!!」


P(先ほどのプロデューサーブレードによって硬化した股間が今の今まで維持してしまい、スーツに打ち勝ってしまったという事かっ!!!)


P(な、なんて威力なんだ・・・っ!!我ながらプロデューサーって怖い・・・!!)


P「誰か!核爆発に打ち勝つプロデューサースーパーボトムスを持ってきてくれ!!早く!!」



雪乃「ハァ・・・ゼェ・・・」←突然の発情にうまく呼吸が出来ない

星花「アァ・・・・・・」←鼻血が止まらず、その血で『P様ダイスキ』と書いている



P「くそう、誰も動けないかっ!!!」



柚「Pサン、後ろ」




P「え?」




「キミ、署まで来てもらってもいいかな?」




その後、俺は死刑になった。

原因として俺は地球上のもっとも丈夫な物質で作ったパンツでさえ破ってしまう勃起力を得た事と2人の女性があまりの興奮と性欲に溺れ、現実世界に帰って来れず事実上の脳死である事から猥褻殺害事件の犯人とされたからだった。



俺は・・・一体何がしたかったんだろう・・・。




BADEND3 馬鹿と煙は高い所が好き

おまけパートは以上です。

馬鹿と煙は高い所が好き(ばかとけむりはたかいところがすき)とはお調子者は自ら目立つ場所に立ちたがるという事を揶揄した言葉です。
ただ、この言葉はことわざでも慣用句でもない可能性がある(辞書に載ってなかったりする)ので何とも言い難し。
馬鹿と煙は高いところにのぼる とも言う。

>>94
最初そうしようかと思ってたんですが、納得のいく過程(木にひっかかるとか芝生だったとか)の案が浮かばなかったんです。
流石に小さくてもビル7~8階ぐらいの高さですしね。

雪乃さんとのキャッキャウフフ馴れ初めは次々回で堪能できるんじゃねえの?
雪乃「(私とPさんとの関係はそこらの)野良ドルとは違うのだよ!野良ドルとは!」(cv.広瀬正志)
P「ボクはあの人に(尻に敷かれない程度に)勝ちたい…」
白い悪魔(ウェディングドレスを着たPの嫁ドル)「(尻の)青い虚勢乙!」
な展開に…割となりそうで怖い

チラ裏当SSのwikiの更新をしました。改めて話数を見ると自分でも驚く限りです。
まだもう少し書き込むつもりです(どのキャラクターが一番始めに言及、登場した話はどれか、などの追加)


次のLIVEロワイヤルのシルエットが公開されましたが音葉と里美っぽいですね。
また忙しくなりそうで嬉しい悲鳴がでそうです。

音葉 里美 さらに芽衣子

ここの>>1の悲鳴が聞こえるよ

>>113
ゲーム中だと巴Pだからガチャでさらに死んでるよ♪

>>114
あんたんあくしろよ

>>115
http://i.imgur.com/cqMp3ff.png
1枚確保できたよ・・・だけどこれ以上は生活できなくなるからキツい・・・

なんでもない雑談なのにsaga使っちゃいました。

この際なのでアンケートをば

Q.次の話で“Coプロ”から登場するアイドルは?

1.ヘレン

2.水木聖來

3.古澤頼子

どれか一つ選んでくれると幸いです。

レス的に見て次回登場予定キャラの中に聖來さんを追加します。


しかし何故に頼子ちゃんが○○プロ入りが望まれているんだ・・・(汗)

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