カヲル「ああ、そうさ。僕は君に『少女』になってもらいたいんだ」

シンジ「ストレートだね」

カヲル「シンジ君には黒髪ストレートがよく似合うよ」

シンジ「そういう意味じゃないよ」

カヲル「ゴメン」

シンジ「いいよ」

シンジ「でも、僕は男だよ？　少女になるって言うのはどう考えても無理じゃないかな？」

カヲル「ここに、聖典『カーン』と呼ばれる聖遺物がある」

シンジ「……なにそれ」

カヲル「この書物を用法用量を守って利用すると」

シンジ「うん、突っ込みどころ増えたね」

カヲル「？」

シンジ「首傾げて媚びても喜ぶのは女の子だけだと思うよ」

カヲル「まぁまぁ」

シンジ「用法用量って、薬じゃないんだから」

カヲル「いや、でも本当にやりすぎると大変な事になるらしいよ」

シンジ「まぁ、いいよ。とりあえず、それは一体なんなの？」

カヲル「コレは、性別を変換する性転換するアイテムさ！」

シンジ「カヲル君が喋るたび　ツッコミどころ増えるよ」

カヲル「ぽぽぽぽーん！」

シンジ「楽しくないよ」

カヲル「ゴメン」

シンジ「いいよ」

カヲル「でも、だって、シンジ君は総受けが鉄板だろ？　リバ攻めとかって言葉もあるけど、

　　　　やっぱりシンジ君は受けなんだよ！」
　　　　
シンジ「うん、よくわからない言葉を無理して使わなくていいから」

カヲル「リリンの文化は難しいなぁ」

シンジ「それで、僕を『少女』にしたいんだね？」

カヲル「そうさ。君が女の子になってしまえば、

　　　　チルドレンとの絡みで百合的にもオイしくなるし
　　　　
　　　　tsモノとして僕とのフラグも立つ」

シンジ「どっちも狭い世界だよ」

カヲル「tsモノは最近結構増えてきているみたいだから、少しくらいいけるんじゃないかな？」

シンジ「でも、やっぱり僕は男だよ

　　　　　女になる事ができたとしても、やっぱり男として、女の子とよい関係を築きたいよ」

カヲル「そうか、じゃあ僕が女になればいいのかな？」

シンジ「カヲル君が？」

カヲル「そう。僕が『カヲリちゃん』になるんだ」

シンジ「想像できないよ」

カヲル「創造するのさ」

シンジ「言葉遊び？」

カヲル「いや、僕は使途だからね」

シンジ「すごいカミングアウトしたね」

カヲル「atフィールドを自在に操って

　　　　コレを、アレして」
　　　　
ｺﾞｷﾞｮｰﾝ　ﾒｷﾞｮｺﾞﾘ　ﾝｷﾞｮｯ　ｴｿﾞｹﾞﾏﾂ　ﾀｲｴﾝﾁｮ　ｶﾞｷﾞｬｺﾞﾘ　ｸﾞﾚｲｺﾞﾙ

シンジ「……もういいかい？」

カヲル？「まーだだよ」

シンジ「…………もーいーかい？」

カヲリ「もーいーよ」

ｸﾙｯ

シンジ「……わぁ」

カヲリ「はじめまして？」

シンジ「……//////　確かに女の子だ……」

カヲリ「これで僕に欲情してくれるのかい？」

シンジ「わかったから服を着て。それに、カヲル君は」

カヲリ「今はカヲリ」ﾓｿﾓｿ

シンジ「カヲリちゃんは、僕に女になってもらいたいんじゃなかったの？」

カヲリ「そうだね。それもそうだ。うん」

シンジ「……本末転倒だよ」

カヲリ「いや、でもシンジ君がボクを求めてくれるならコレはコレでひとつの正解だと思うよ」

シンジ「はぁ、じゃあ魔法少女にはならなくて良いんだね？」
　　　　
カヲリ「ところがドスコイ」ﾊｯｹﾖｲ

シンジ「どっこい」ﾉｺｯﾀ

カヲリ「ところがどっこい　ボクはやっぱりシンジ君が女の子になったところが見てみたい」

シンジ「そっか」

カヲリ「いきおいだけでここまで喋ってきたけど、やっぱりあきらめきれないよ」

シンジ「カヲリちゃんの気持ちは良くわかったよ」

カヲリ「わかってくれたのかい？」

シンジ「その気持ちを汲んだ上で言うよ」

シンジ「ゴメン」

カヲリ「許さないよ」

シンジ「許してよ」

カヲリ「許さない」ﾌﾞﾘｯｺ!

シンジ「カヲリちゃん……ちょっと可愛いけれど、やっぱり僕の中で結局君はカヲル君だよ」

カヲリ「僕の『中』、だなんて……ボクは今、女なのに、君の『中』には入れないよ//////」

シンジ「……」

カヲリ「ゴメン」

シンジ「いいよ」

カヲリ「……でも最後に真面目にお願いするよ。

　　　　ちゃんと使い方間違えないようにするからさ。お願いだよ
　　　　
　　　　一回だけ、シンジ君の女の子姿を見せてくれないか？」
　　　　
シンジ「……」
　　　　

……



シン子「……」

カヲリ「あ、ちょっとまって、レフ板の位置調整するから」ｶｼｬｯｶｼｬｯ

シン子「すごい違和感だよ。大きくはないけど胸にすごい感覚がのしかかってる

　　　　　あと、アレがないのがこんな感覚だなんて」
　　　　　
カヲリ「ペニスかい？」

シン子「うん」

カヲリ「そうだね。それにその代わりにそこにはヴァギナがある」

シン子「腰が落ち着かないよ。それに、スカートってスースーするね」

カヲリ「綺麗な足を惜しげもなく披露してくれるシン子ちゃん可愛いhshs」

シン子「もういいよ。どうせその写真もカヲリちゃんが個人的に所有するだけなんでしょ？」

カヲリ「え？」

シン子「え？」

カヲリ「もちろんそうだよ」

シン子「ちょっとまって　誰かに見せるの？　それは許容できない」

カヲリ「いや、ボクだけが見るに決まってるじゃないか」

シン子「信用できない　ちょっと、まって」

カヲリ「atフィールド全開！！」

シン子「待てこら」

カヲリ「ゴメン」

シン子「いいよ」

カヲリ「……だって、写真を持っていかないと、ボクセカンドに虐められるんだ！」

シン子「アスカが？」

カヲリ「うっかりボクが　セカンドの前で

　　　　『あー、女の子になったシンジ君の写真を撮るために誰か協力してくれないかな』
　　　　
　　　　ってつぶやいてしまったから、彼女が
　　　　
　　　　『ｋｗｓｋ』って鬼気迫る顔で迫ってきて
　　　　
　　　　ボクはそこで聖典『カーン』の話をしてしまったんだ
　　　　
　　　　なんておろかなんだボクは」

シン子「愚か過ぎて涙が出てくるよ　どうしてくれるのこの状況」

カヲリ「ゴメン」

シン子「いいよ」

シン子「アスカは知ってるんだね。じゃあ早くアスカにこの格好見せて満足してもらおう」

カヲリ「うん、そうだね」

シン子「そうしたらカヲリちゃんも虐められずに済むものね」

カヲリ「え？」

シン子「え？」

カヲリ「……」

シン子「嘘だったんだ」

カヲリ「ゴメン」

シン子「いいよ」

カヲリ「それはそれとして、セカンドに報告しないと怒られるのは事実なんだ」

シン子「だろうね。じゃあ見せに行こうか」



……

シンジ「アスカが聖典『カーン』でふたなりになって襲ってきた件について」

カヲリ「いやぁ、大変だったね」

シンジ「しかもボクが男に戻っても尚執拗にレイプしてきた件について」

カヲリ「うん、もうシンジ君の穴であればなんでもよかったんだね」

シンジ「死にたい」

カヲリ「死なないで」

シンジ「なんでカヲリちゃんは襲われなかったのさ」

カヲリ「そりゃセカンドは君の事が好きだからだよ。

　　　　性的倒錯状態にあっても君としかセックスしたくなかったんだろうね」
　　　　
シンジ「そうなんだ」

カヲリ「あとから泣きながら謝ってくると思うよ」

シンジ「それは楽しみだなぁ」

カヲリ「頃合を見て許して上げなよ？」

シンジ「許す前に犯す」

カヲリ「できるの？」

シンジ「できない」

カヲリ「……」

カヲリ「ゴメン」

シンジ「いいよ」

シンジ「で、結局『魔法少女』の『魔法』の部分については言及してなかったんだけど」

カヲリ「ああ、それね。うん。あんまり考えてなかった」

シンジ「そうだったんだ」

カヲリ「atフィールドって使い方によってはホラ、魔法みたいなものじゃん？

　　　　こうやれば……」
　　　　
ｸﾞｷﾞｭﾙｺﾞ　ﾒｷﾞｬｯｺﾞｸﾞｸﾞｹﾞ　ｹﾞｯﾍﾟﾙﾄﾞﾝｶﾞ　ｷﾞｬｷﾞｮｹﾞｷﾞｮ

シンジ「うん。そうだね。そういう風に使えるのはカヲリちゃんだけだね」

カヲル「ふう、また男に戻ったよ」

シンジ「服を着てよ」

カヲル「うん」

シンジ「でも僕はatフィールド使えないよ？」

カヲル「じゃあコレを食べてみてよ」

シンジ「なにそれ、美味しそうだね」

ﾑｼｬﾑｼｬ

シンジ「美味しいね、これなに？」

カヲル「生命の実」

シンジ「え？」

カヲル「リリンはs2機関て呼んでるね」

シンジ「え？」

ﾊﾟｧｯ




人類補完完了

神ジ「どうしてくれんのさ」

カヲル「いやぁ、まさか、躊躇せず食べるとは」

神ジ「スレタイの元ネタも概念化して終わりっていう、ある意味神様になる話だけど

　　　こっちの世界で言うとこれ世界詰んでると思うんだけど？」
　　　
カヲル「ごめん」

神ジ「いいよ」

神ジ「なっちゃったものは仕方ないね」

カヲル「前向きだね　もう全人類混ざった？」

神ジ「うん。カヲル君みたいにatフィールドが頑固なのは居ないみたいだ」

カヲル「そうだろうね」

神ジ「ああ、コレってもしかして僕たちアダムイブ状態？」

カヲル「シンジ君からそういってもらえるなんて……

　　　　ついに僕を受け入れてくれる気になったのかい？」
　　　　
神ジ「神になってもホモォにはなれなかったよ……」

ｺﾞｷﾞｬｯ

カヲリ「じゃあこうすればいいね」

神ジ「ずるいね。他に女の子がいないのにその体で迫るんだ？」

カヲリ「ゴメン」

神ジ「いいよ」

神ジ「ていうか」ｺﾞｿｺﾞｿ

シンジ「もういいよね？」

カヲリ「あ、うん。ありがとう。ノッてくれて」

シンジ「服の裏に蛍光塗料仕込んでまで合わせたんだからね」

カヲリ「シンジ君のそういうところ好きだな」

シンジ「僕はカヲル君の悪ふざけ嫌いじゃないけど、

　　　　　いつまでも友達のままでいようね」
　　　　　
カヲリ「セックスしたい」

シンジ「断る」

ﾒｷﾞｬｯｺﾞ

カヲル「じゃあこのままで居よう」

シンジ「その方がいいね」

カヲル「まぁ女の姿のシンジ君も見れたし、僕としては結構楽しかったよ」

シンジ「僕は尻が痛くて悲しかったよ」

カヲル「セカンドは容赦なかったものね」

シンジ「そうだね。

　　　　でもカヲル君がｷﾞﾘｷﾞﾘのタイミングでローションを渡してくれたから
　　　　
　　　　最悪の事態にはならずに済みそうだよ」

カヲル「無理してるね？」

シンジ「わかる？」

カヲル「うん」

シンジ「超　痛　い　なにこれ、病院行ってくる」

カヲル「うん……」

シンジ「……もしかしてカヲル君治せる？　その、atフィールドの応用とかで」

カヲル「治せるけど治している間我慢する事ができるかどうか……」ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ

シンジ「……」

カヲル「ゴメン」

シンジ「いいよ」ｽｯ

カヲル「いいよって」

シン子「これなら大丈夫」

カヲル「……いや、僕もシンジ君の穴であればなんでもイケるクチだから」

シン子「もう日常生活に支障が出るレベルに痛いんだ。

　　　　　治してもらえるならもうこの際ヤらせてあげても良い」
　　　　　
カヲル「ビッチな発言するシンジ君も素敵だ」

シン子「ヤるなら早くしろ　でなければ帰れ」

カヲル「僕がヤります」



……

アスカ「……ｸﾞｽ……ﾋｯｸﾞ……シンジ……ゴメン、ごめんなさい……

　　　　私、シンジにひどい事……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
　　　　
ﾇﾁｭ　ｸﾞﾁｭ　ｸﾞﾌﾟﾁｭ

シン子「あぁっ！　んっ、ぁ、あぁぁっぁ！！」ﾊｧﾊｧ

カヲル「もう、お尻の方は大丈夫かい？」

シン子「大丈夫……だから……ん、っ！　ぁぁ……だから、もっと……して、いいよ」

カヲル「……ああ、言われなくても……」

ﾇｯﾁｭ　ﾇｯﾁｭ　ﾇｯﾁｭ　ﾇｯﾁｭ

シン子「んひゃぁん！　そ、そんなに！　いきな、り……ぁぁぁあああ！」

アスカ「……」ﾑﾗｧｯ

シン子「あ、アスカ！？」

カヲル「さっきから泣きながら謝っていたよ……さて、セカンドも大分出来上がっている様子だね」

アスカ「……」

シン子「アスカ、こ、これは、その」

アスカ「シン子にはもう一つ穴があるのよね」ｺﾞｸﾘ

シン子「(＾ｑ＾)」

カヲル「大丈夫。ａｔフィールドの加護がある」

……




シン子「んぁ……は……ん……んぅ……く……」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

アスカ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

カヲル「……」




……

シン子「とんでもない目にあった」

カヲル「ゴメン」

シン子「……もういいよ」

カヲル「ついにパターンが崩れたね」

シン子「もう、僕は女の子でいいのかもしれない」

カヲル「そうだね。僕もそうあってほしいと思うよ」

シン子「どちらでも良いんじゃなかったの？」

カヲル「だって今君の中には新たな命が宿っているんだよ？　僕と君の愛の結晶さ」





シン子「え」

カヲル「？」

シン子「使途とヒトが混ざり合ったってこと？」

カヲル「……」

シン子「知恵の実と、生命の実が……」




カヲル「あ」