剣士「可笑しい…」
剣士「魔王城の周りを冒険していたんだが…」
狐娘「…」モフ
剣士「なぜ?狐の娘に憑かれたんだ?」
狐娘「……」モフモフ
剣士「…とりあえず、俺もモフモフしよ」モフモフ
狐娘「…!!」オロオロ
剣士「これは…、ヤバい…モフモフ」モフモフ
狐娘「…コーン」オロオロ
剣士「鳴いた!?」サッ
狐娘「あ…あの…」オロオロ
剣士「鳴いて、喋った…」
剣士「何?」
狐娘「ここ…どこですか?」
剣士「…えっ!?」
剣士「わからないのか?ここの場所?」
狐娘「はい…目覚める日が早すぎて…」
剣士「へぇー…」
狐娘「本来は、そこにあった指輪が…無い…!!」
剣士「……」
狐娘「知りませんか?ここにあった指輪を!!」
剣士「えーと……指輪は…」
狐娘「あるなら返してください!!指につけないでください!!」
剣士「もう遅い……指につけちゃった☆」
狐娘「…あぁ…うわぁぁぁん…」ブワァ
剣士「この指輪付けたら危ないのか?」オロオロ
狐娘「危なくはないのです…指輪を付けたらですね…」
剣士「付けたら?」
狐娘「『私達の夫』になるんです…」
剣士「夫?誓いのキスとかなしに?」
狐娘「はい…誓いのキスとかなしに…」
剣士「…」
狐娘「…」
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