穂乃果「あなたのお名前は?」ほのくま「がおー!」 (558)
ある雨の日…私こと高坂穂乃果は、どうぶつを拾いました
名前は…えっと、ほのくま…だそうです
その子はね、私たちのよく行く神田明神の…ボコボコになってたダンボールの中にいました
それでね、その子って…不思議などうぶつなの
見た目がね、40センチくらいの大きさの、デフォルメした私なんだ
しかもクマさんの耳と尻尾も生えてて、手脚や身体が毛むくじゃらってわけじゃないんだけど
つまり、デフォルメした私がクマさんの耳と尻尾をつけた感じのクマさんなの!
ほのくま「がおー!」ガブガブ
穂乃果「ちょ、ちょっと! お布団噛んじゃダメー!」
しかも噛みグセのあるクマさんなのです…はい
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412867216
・・・
穂乃果「もう、噛んだらめっだよ、めっ!」
ほのくま「くまぁ…」シュン
穂乃果「分かった?」
ほのくま「くま…」ゴメンネ
穂乃果「ふふん。わかればよろしい」ナデナデ
ほのくま「がう!」
穂乃果「じゃあごはんにしよっか!」
ほのくま「くまー!」
穂乃果「よーし! おいしいごはん作ってあげるからね!」
ほのくま「ふぁいとだよ!」
穂乃果「」
穂乃果(…しゃべった)
穂乃果(拾って数日…こんなこと初めてだよ…)
穂乃果「ほ、ほのくまさーん…」
ほのくま「くま?」
穂乃果(あれ…?)
穂乃果「ふぁ…ファイトだよ!」
ほのくま「ふぁいとだよ!」
穂乃果(なるほど…)
【ほのくま:穂乃果熊】
体長0.4m 体重0.6kg
穂乃果そっくりのクマさんで、噛みグセがある。
鳴き声は「がおー」とか「くまー」とか。しかしなぜか「ふぁいとだよ!」だけは普通に言える。
声の感じは穂乃果を高くしたようなイメージ。
穂乃果「ほのくまは今日は何を食べたいのかな?」
ほのくま「くま!」
穂乃果「昨日はネコマンマだし…ちょっとお肉分けてあげよっか?」
ほのくま「がおー!」
穂乃果「じゃあ適当に炒めてあげたほうがいいかな? クマさんだけど、見た目は私だし」
ほのくま「がう!」
穂乃果「一緒にお願いしに行こっか! ほらおいで…」スッ
ほのくま「がうー」ガブガブ
穂乃果「いったーっ!!」
ほのくま「!」
穂乃果「なんで指噛むのー!」
ほのくま「ふぁいとだよ!」
穂乃果「ファイトじゃないよぉ…」
〜台所〜
ほのママ「お肉?」
穂乃果「うん、私のでいいから分けてあげてほしいなって」
ほのくま「くまっ!」
ほのママ「いいけど…食べれるの? ソースとかコショウとか大丈夫?」
穂乃果「拾ったときにほむまんあげたら喜んで食べてたから、大丈夫じゃないかな」
ほのママ「なにあげてるのよ…」
穂乃果「おいしそうに食べてたから大丈夫だよ!」
ほのママ「分かったわよ…じゃあ穂乃果の分をちょっとだけね」
ほのくま「くまー!」
ほのママ「はいはい、おいしいごはん食べさせてあげるから待っててね」ナデナデ
ほのくま「くま♪」
穂乃果「なんでお母さんは噛まれないのさ…」
ほのママ「さあ?」
穂乃果「むぅ…」
今日はここまで
ありがとうございました
こんな感じで特に山も谷もない話をだらだら続けて行く感じです
よろしくお願いします
ぷちますみたいな感じですか?
>>8
そんな感じです
基本的にμ'sの見た目をした謎生物と触れ合う感じを目指しております
・・・
穂乃果「せーの!」
みんな『いただきまーす!』
ほのくま「がおー!」
ほのパパ「…」モグモグ
ほのパパ「…」ウマイ
ほのくま「〜♪」モグモグ
雪穂「すごいねほのくま、お肉食べてるよ」
穂乃果「クマだもん、当たり前でしょ?」
ほのくま「くまー♪」モグモグ
穂乃果「おいしい? よかったね!」
ほのママ「ちゃんとおいしいって言ってもらえると嬉しいわ。どこかの誰かさん達は何も言ってくれないからねー」
ほのゆき『…おいしいです』
ほのママ「えーなにー?」
穂乃果「いつもおいしいごはんありがとうお母さん!」
雪穂「お母さんのごはんは日本一だよ!」
ほのママ「そーおー? あはは、そりゃそうでしょ〜?」クスクス
ほのくま「がう!」
ほのパパ「…」オイシイハホメコトバダカラナ
ほのママ「ほんとよねー♪」
穂乃果「でもすごいね。ソースで味付けしたのに食べれてる」
ほのママ「ふふっ、好き嫌いなく食べるのよー?」
ほのくま「くまー!」
雪穂「ホントなんでも食べるね、ほのくま」
ほのパパ「…」アンコモタベルシ
雪穂「うんうん、お姉ちゃんとは大違いだよね」
穂乃果「うるさいなぁ…私だってね、食べれないわけじゃないんだよ?」
ほのママ「本当かしらねぇ?」
穂乃果「ほんとだよ! ほのくまに食べられて私が食べられないものなんて…あれ」
雪穂「どうしたのお姉ちゃん?」
穂乃果「えっと…こ、これ…お母さん?」
ほのママ「ほのくまに食べられて、あんたが食べられないものなんてないんでしょ?」
穂乃果「くっ…!!」
穂乃果(そんな、ことって…)
穂乃果(今日のお肉…まさかピーマンも一緒に炒めているなんて…! しかも盛り付けたお肉の下に隠してるなんて!!)
穂乃果(うぅ…ピーマン食べたくない…苦いのやだよぉ…)
ほのくま「がうー」ハグハグ
雪穂「今日学校でさー」
ほのママ「なにそれ、あはは」
穂乃果(よそ見してる…いまだ!)
穂乃果「ほのくま!」ボソボソ
ほのくま「?」
穂乃果「あーん…」ソーッ
ほのくま「あーむ」パク
穂乃果(よし食べた!)
ほのくま「もぐもぐ…」
ほのくま「」ウグ
穂乃果「…ほのくま?」
雪穂「どうかしたの?」
ほのくま「…べぇっ」ゲー
雪穂「それって…ピーマン?」
ほのママ「え? 嘘でしょ、ほのくまのお皿にピーマンなんて……」
ほのママ「…穂乃果ぁ!! ほのくまにピーマン食べさせたわね!?」
穂乃果「ごめんなさーい!」
ほのくま「くまぁぁ…」
雪穂「ほら、お水飲んで」
ほのくま「うえぇ…」ゴクゴク
ほのくま「けふぅ…」
穂乃果「ごめんね、ほのくま…」
ほのくま「がう」テシテシ
ほのママ「ったく…」
穂乃果「ごめんなさい…」
ほのくま「がうぅ…」
ほのママ「食べるまでお風呂ダメだからね」
穂乃果「そんなご無体なー!」
ほのママ「ほのくまに食べさせようとした罰!」
穂乃果「うえぇぇぇん!!」
ほのママ「この際だから、ほのくまも食べなさい。好き嫌いは許しません!」
ほのくま「がうっ!?」ガビーン
・・・
穂乃果「はあ…苦かった…」
ほのくま「ぐるる…」
穂乃果「…お風呂行こっか」
ほのくま「」ガーン
穂乃果「こーら、お風呂嫌がっちゃダメだよー」ガシッ
ほのくま「くまー! くまぁぁぁ!!」ジタバタ
穂乃果「暴れたってダメだからね!」ヒョイ
ほのくま「がるるる!!」
穂乃果「首根っこ掴んで持ち上げてるんだから、噛めないでしょ! さあお風呂だよー」
ほのくま「がおーー!!」
〜お風呂〜
チョ、チョットカマナイデヨ!
クマー!
アバレナイデ! フクヲヌガセラレナイデショ!
クーマー!
ガチャ
ほのくま「く、くまぁ…」ビクビク
穂乃果「大丈夫、私がちゃんと支えててあげるからね」
ほのくま「くまー…」
穂乃果「ファイトだよ! ほのくま!」
ほのくま「…ふぁいとだよ…」
穂乃果「うん! ほら、大丈夫だからね…」チャプ
ほのくま「…くまぁ!」
穂乃果「ふふっ、ね?」
ほのくま「がおー♪」
穂乃果「お湯に浸かれば大丈夫なのに、なんで最初は怖がるの?」
ほのくま「がう…」
穂乃果「まあ、そのうち慣れるよ! 明日も一緒に入ろうね」
ほのくま「くまー♪」
穂乃果「ゆっくりあったまったら身体も洗おうか」
ほのくま「くまっ!」
穂乃果(…でも、ずっと抱えてるのも疲れるんだよなぁ)
穂乃果(私が体操座りして、膝に乗せたらどうかな…)
ほのくま「?」
穂乃果「ちょっとやってみようか」パッ
ほのくま「く、くまっ!? くまー!」
穂乃果「わわっ…大丈夫?」
ほのくま「がぅ!」ビシッ
穂乃果「おおー! しっかりバランスとれてる! すごいね!」
ほのくま「ふぁいとだよ!」
ほのくま「がおー!」バシャバシャ
穂乃果「きゃっ…やったなー!」バシャッ
ほのくま「くまー!」バシャバシャッ
穂乃果「それー!」バシャバシャ
ほのくま「がぅ…っ?!」グラグラ
ほのくま「…ごぼぼっ!!」バシャーン
穂乃果「ほのくまー!?」
ほのくま「ごぼぼぼー!」バシャバシャ
穂乃果「大丈夫、ほのくま!?」バシャ
ほのくま「きゅーん…きゅーん…」
穂乃果「ごめんね…ちゃんと支えておくからね…」ギュッ
ほのくま「くまぁ…」ギュッ
穂乃果「ごめんね…」ナデナデ
ほのくま「がう」ペロペロ
穂乃果(もう絶対にお風呂で離さないよ…)
〜ほのルーム〜
ほのくま「がおー!」バタバタ
穂乃果「こら! 髪の毛拭かないと風邪ひいちゃうよ!」
ほのくま「がぅ…」
穂乃果「ほら、お膝においで〜」
ほのくま「くまっ」チョコン
穂乃果「ふんふん〜♪」ゴシゴシ
ほのくま「♪」
穂乃果「気持ちいい?」
ほのくま「くま!」
穂乃果「そっか!」ゴシゴシ
ほのくま「…」
穂乃果「タオル気になる?」ゴシゴシ
ほのくま「がぅ!」ガブ
穂乃果「あらら…完全に噛みグセついちゃってるね…」
ほのくま「がぅがぅ」ガブガブ
穂乃果「うーん…どうしたらいいんか、明日考えよっか」
ほのくま「がおー!」
穂乃果「よし、髪の毛も乾いて綺麗だね!」
ほのくま「がおー?」
穂乃果「ふふっ、じゃあ今日も一緒に寝ようね!」
ほのくま「くま!」
穂乃果「ふふっ。おやすみ、ほのくま」ナデナデ
ほのくま「がぅ!」ガブ
穂乃果「いったぁぁぁあああい!!!」
ユビカマレター!!
オネエチャンウルサイ!
ユキホー! ユビカマレタヨー!
クマー!
今日はここまで
ありがとうございました
〜翌朝〜
穂乃果「くぅ…くぅ…」
ほのくま「…むにゃ」ムクッ
ほのくま「…」キョロキョロ
ほのくま「…」ボーッ
ほのくま「くぁ…」アクビ
ほのくま「…zzZ」
ジリリリリリリリン
ほのくま「!?」ビクーン
ジリリリリリリリン
ほのくま「!」アタフタ
ジリリリリリリリン
穂乃果「すぅ…すぅ…」
ほのくま「ほの! ほの!」テシテシ
穂乃果「んん…うるさーい…」
ほのくま「ほーのー!」テシテシ
穂乃果「もう…なーにー…」
ほのくま「くまー!」チョイチョイ
穂乃果「…ああ、これか…」
ジリリリリリリリン
穂乃果「これはね…目覚まし時計って言って…朝起こしてくれるアイテムなの」
ジリリリリリリ…カチ
ほのくま「くまぁ…」
穂乃果「…びっくりした?」
ほのくま「がぅ…」コクコク
穂乃果「そっかそっか…びっくりしちゃったか」ナデナデ
ほのくま「〜♪」
穂乃果「んじゃ、おやすみ」バフッ
ほのくま「がおー!!」テシテシ
穂乃果「あと五分だけだよぉ…」
ほのくま「ほのー!」テシテシ
穂乃果「…すぅ」
ほのくま「ぐるるる…」ギラン
穂乃果「ちょっと待ってほのくま! 噛まないで、噛むのだけはダメだよほのくま!」
ほのくま「がう!」
穂乃果「分かった。起きます、学校行きます…」モゾモゾ
ほのくま「ふふん!」
穂乃果「はあ…うん、起こしてくれてありがとね」ナデナデ
ほのくま「くまー♪」
〜居間〜
穂乃果「おはよ…」
ほのくま「くまー!」
ほのママ「あら、おはよう。月曜日なのに早いわね。いつもは目覚ましでも起きないのに」
穂乃果「ほのくまが起こしてくれたからね…」
ほのママ「なるほどね。ならこれから朝起こすのはほのくまに任せようかしら」
ほのくま「くまっ!」
穂乃果「二度寝できないなぁ…」
ほのくま「がう!」テシテシ
穂乃果「分かった、分かってるから…」
ほのママ「どっちが飼われてるのか分からないわね」
穂乃果「やめてよ…」
・・・
穂乃果「さて…ごはんも食べたし、学校行く用意しなきゃ!」
ほのくま「くま?」
穂乃果「ぁ…ほのくまはお留守番しててね!」
ほのくま「がう…?」
穂乃果「帰ってきたら遊んであげるから、我慢してね」
ほのくま「くまぁ…」
穂乃果「ごめんねほのくま…」
ほのくま「…」ショボーン
穂乃果「さて、今日もほのまげを…っと」キュッ
・・・
ほのくま「…」ショボーン
ほのくま「…」ショボーン
ほのくま「…」トボトボ
ほのくま「…くまっ?!」ドンッ
ほのくま「…?」イタタ
スクールバッグ『…』
ほのくま「…」
・・・
穂乃果「よし、完成!」
穂乃果「あれ…ほのくまー?」
シーン
穂乃果「拗ねちゃったのかな…帰ったらたくさん遊んであげよ」ヨイショ
穂乃果(ん…なんかカバン重たいなぁ)
穂乃果(教科書の置き忘れかな? …まあいいか、どうせ一冊二冊くらいだもんね)
穂乃果「いってきまーす」
タタタッ
〜校門前〜
穂乃果「あ、海未ちゃんことりちゃんおはよー」
ことり「おはよう穂乃果ちゃん!」
海未「おはようございます、穂乃果」
穂乃果「今日もあったかいね! 練習日和だよ!」
ことり「うんうん! 」
海未「では、今日はいつもより厳しくしても構いませんね? 二人には特に」
ことほの『えー!?』
海未「ふふっ、冗談です。いつも通りの練習ですよ」
穂乃果「ほっ…」
ことり「心臓に良くないよ海未ちゃ〜ん…」
海未「すみません、そんなに驚かれるとは…」
穂乃果「驚くよー! 海未ちゃんの冗談、ほんと分かりにくいもん!」
ことり「ほ、ほのかちゃん…」
海未「そ…そうでしたか、すみません…」シュン
穂乃果「う、うみちゃん…?」
海未「いいんです、いいんですよ…ふふふ…」
穂乃果(落ち込ませちゃった…)
ことり(ナイーブなところもあるもんね、海未ちゃん…)
穂乃果(どうする…)
ことり(やっぱりここは…)
穂乃果「海未ちゃん、ふぁいとだよっ! 気にすることないよ!」
ことり「ファイトファイト! それだけ海未ちゃんが真面目だってことじゃない!」
海未「二人とも…」
穂乃果「ファイトだよ!」
ことり「大丈夫だよ、海未ちゃん!」
海未「…ふふ、ありがとうございまs『ふぁいとだよっ!』……ん?」
『ふぁいとだよっ!』
ことり「…誰?」
穂乃果「え?」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「わ、私、こんな声高くないよ?」
海未「では誰が…」
『ふぁいとだよっ!』
ことり「穂乃果ちゃんのカバンから聞こえるよ…?」
穂乃果「え? そんな…」ガバッ
ほのくま「ふぁいとだよっ!」
穂乃果「」
海未「…え!? な、なんですか…ぬいぐるみ?」
ことり「わあ…かわいいっ! 小さな穂乃果ちゃんだ!」
ほのくま「がおー!」
海未「えっ…しゃ、喋って…」
穂乃果「!! が、がおー! ほら、腹話術! ほら! がおー!」
ほのくま「?」
海未「は、はぁ…」
ことり「かわいいなぁ…みてみて海未ちゃん! クマさんのお耳がついてるよ!」
海未「ほんとですね…とてもリアルなぬいぐるみでびっくりです…」
ことり「ねえ穂乃果ちゃん! 触らせてほしいなぁ」
穂乃果「ええっ!? …あ、ご、ごめん! 私、おなか痛くなってきちゃった! ごめん先行くね!」ダダダダッ
ほのくま「くまー」
海未「…おなかが痛いにしては全力疾走…」
ことり「うぅ…クマさん…」
海未「…なんだか怪しいと思いませんかことり?」
ことり「…あのクマさんの穂乃果ちゃん、とっても可愛かったよね海未ちゃん!」
ことうみ『…ん?』
〜中庭〜
穂乃果「ほのくま…」
ほのくま「がお!」
穂乃果「なんで着いてきちゃったの! 外は危ないんだよ?」
ほのくま「くまぁ…」シュン
穂乃果「寂しかったのは分かるけどさ、でもカバンに隠れてるなんて…」
ほのくま「…」
穂乃果「…今日だけだよ?」
ほのくま「!」パアッ
穂乃果「もう家に連れて帰る時間もないし…カバンでじーっとできる?」
ほのくま「がおー!」コクコク
穂乃果「よしよし、じゃあ喋っちゃだめだよ?」
ほのくま「ふぁいとだよっ!」
穂乃果「うんうん! ファイトだよ!」
ほのくま「がおー!」
〜二年教室〜
穂乃果「ふう…」
ことり「あ、おかえり穂乃果ちゃん」
穂乃果「ただいま〜」
海未「大丈夫でしたか?」
穂乃果「え?」
海未「腹痛と言っていましたから……どうせ昨日、あたたかいからとおなかを出して寝たのでしょう」
穂乃果「そ、そんなことないよ!? ただアレだよ! 朝飲んだ牛乳が…」
海未「…ならいいのですが」
ことり「それより穂乃果ちゃん! さっきのクマさん見せてほしいな!」
穂乃果「え、えぇっ!?」
ことり「ダメ…かな?」
穂乃果「うっ…うぅぅ…」
ことり「穂乃果ちゃん…お願い!」キラキラ
穂乃果「…はい」ゴソゴソ
ほのくま「…」チョコン
ことり「かわいい…かわいいよぉ!」
穂乃果「で、でっしょー…?」
海未「どうしたんですか穂乃果? 真姫みたいになっていますが…」
穂乃果「な、なんでもないよなんでも!」
穂乃果(お願いだから動かないでねほのくま…!!)
ほのくま「…」
ことり「きゃ〜ん! 抱きしめちゃおっ!」ギュー
ほのくま「!」
ことり「髪の毛もふもふしてる〜!」ナデナデ
ほのくま「くまぁ…♪」
穂乃果(!!)
ことり「…くま?」
穂乃果「く、くまー! 腹話術、うまいでしょ!」
ことり「う…うん?」
海未「…」
穂乃果「あ、あははは…」
海未「ことり、次は私にも抱かせてください」
ことり「あ…うん!」スッ
海未「…」ギュ
穂乃果「…」ダラダラ
海未「…リアルですね、このぬいぐるみ」
穂乃果「う、うん」
海未「まるで髪の毛も本物ですし、肌も…」
穂乃果「す、すごいでしょー」
海未「…自分で作った…わけないですよね」
穂乃果「な…なんでそんかこと聞くのかな…?」
海未「…」グイッ
ほのくま「あぅ…!?」
海未「…」
ことり「」
穂乃果「」
海未「説明してください…なんですかこの生物は!」
少し離脱します
・・・
海未「拾った!?」
ことり「ほのくまちゃんを?」
穂乃果「うん…神田明神で、雨の日に…」
海未「本当ですか…?」
ほのくま「くま!」コクコク
海未「そうですか…」
穂乃果「…物分かりいいね」
海未「目の前で実際に起こってることですからね…」
穂乃果「信じるしかないよね…最初は私もびっくりしたし」
ことり「はぁ…ほのくまちゃんかわいい…」ギュー
ほのくま「くまー♪」ギュー
海未「わ、私にも触らせて…」
ことり「やだー♪」
海未「ことりぃ…!」
穂乃果(…人気者じゃん、ほのくま)
ほのくま「くまー♪」
穂乃果(…よかったね)
〜授業中・カバンの中〜
ナレーション:ことりママ
ほのくま「…くぁ…」
ほのくま「…」ネムネム
眠たそうなほのくま…
カバンの中でじっとしてるんだから、仕方ないわね
ほのくま「…」モゾ
ほのくま「ぷあっ」ヒョコッ
あらあら、カバンから顔を出して…見つかっちゃだめよ?
先生「次の例文を…園田さん」
海未「はい」
ほのくま「?」
穂乃果ちゃんの姿が見えないわね、どこにいるのかしら…
ほのくま「ほのー?」ボソッ
声まで出して…でも、小声なのはエライわよほのくま!
穂乃果「…zzZ」
あら…穂乃果ちゃん、 机で寝ちゃってるわねぇ
先生に怒られないといいんだけど…
ほのくま「ほの…」モゾモゾ
穂乃果「zzZ」
ほのくま「ほのー」ボソッ
ほのくま…あなた、穂乃果ちゃんを起こしてあげるのね?
ふふっ、優しいわね
穂乃果「ん…zzZ」
ほのくま「むぅ…」
でも起きないみたい…どうするつもり?
ほのくま「…」タタッ
穂乃果ちゃんの足元に回って…
ほのくま「…がおー」ギラン
えっ…ちょ、ちょっと待っ…
ほのくま「がう」ガブ
穂乃果「!!? いっ…たあぁぁぁあぁああああい!!!!」ガタンッ
みんな『!?』
ことり「あら…」
海未「ああ…」
〜休み時間・中庭〜
穂乃果「ほーのーくーまー!!」
ほのくま「…」
穂乃果「なにするのさ! 誤魔化すの大変だったんだよ!?」
ほのくま「くまぁ…」
穂乃果「しかもまた噛むし…」
ほのくま「ほの…」クイクイ
穂乃果「な、なに…? 足を見せろって…」
ほのくま「くま…」ペロペロ
穂乃果「…ほのくま」
ほのくま「…がぅ」ゴメンネ
穂乃果「…ううん、起こしてくれたんだもんね。ありがとう」ナデナデ
ほのくま「がう…」
穂乃果「でも、もうダメだよ? 痛いから、本当に痛いからね!」
ほのくま「ふぁいとだよ!」
穂乃果「ファイトしちゃダメだよ!」
穂乃果「よし、そろそろ授業だし戻ろう! カバン入ってね」
ほのくま「くまー!」ヨイショ
穂乃果「もう私も寝ないから、じっとしてるんだよ? 何か噛みたくなったらタオル噛んでね」
ほのくま「がう!」
穂乃果「ふんふふん〜♪」ルンルン
ほのくま「くま〜♪」
ちょうちょ「」ヒラヒラ
ほのくま「!」
ちょうちょ「」ヒラヒラ
穂乃果「あ、海未ちゃんにメールするから待っててね」
ほのくま「…」
ちょうちょ「」ヒラヒラ
ほのくま「…がうっ!」バッ
スタッ
ほのくま「…!」タタタタ
ちょうちょ「」ヒラヒラ
・・・
ちょうちょ「」ヒラヒラ〜
ほのくま「がおー!」
ちょうちょ「」ヒラヒラ〜
ほのくま「…きゃっ」ベシャッ
ほのくま「ぁぅ……くま?」
ここはどこかしら…
ほのくまったら、ちょうちょを追いかけてるうちに迷子になっちゃったみたい
ほのくま「くまぁ…」キョロキョロ
周りには穂乃果ちゃんはもちろん、他の人もいないわね…
授業中だもの、仕方ないわ
>>59
訂正
・・・
ナレーション:ことりママ
ちょうちょ「」ヒラヒラ〜
ほのくま「がおー!」
ちょうちょ「」ヒラヒラ〜
ほのくま「…ぎゃっ」ベシャッ
ほのくま「…くま?」
ここはどこかしらねぇ…
ほのくまったら、ちょうちょを追いかけてるうちに迷子になっちゃったみたい
ほのくま「くまぁ…」キョロキョロ
周りには穂乃果ちゃんはもちろん、他の人もいないわね…
授業中だもの、仕方ないわ
ほのくま「くまぁ…」トボトボ
とにかく来た道を戻りましょ?
ほのくま「くま!」コクコク
ほのくま「…」タタタタ
ちょうちょばっかり見てたから分からないのね…そっちは反対側よ、ほのくま!
ほのくま「くまー!」
聞いてないし…どうしましょう
ああもう…誰か助けてあげて…
・・・
ほのくま「…」トボトボ
いっぱい歩き回ったら、もっと迷ってしまったみたいね…
だいじょうぶ?
ほのくま「くま…」
ほのくま「ほの…ほのぉ…」
寂しくなっちゃったのね…仕方ないわよね、だってほのくまもまだまだ小さいんだもの
ほのくま「ほの…」
ほのくま「…」ウルウル
ああっ…泣かないでほのくま…!
ほのくま「ぴいぃぃぃぃっ!」ビエェェェン
穂乃果ちゃん、どこなの?
はやく迎えに来てあげて…
ほのくま「ぴぃぃぃぃっ」ビエェェェン
ガサガサ
ほのくま「!」
な、なんの音かしら…
目の前の植え込みから聞こえたわね…
ガサガサ
ほのくま「ほの…?」
もしかして穂乃果ちゃん…?
迎えに来てくれたの?
ほのくま「ほの! ほのっ!」パアッ
ガサガサ
ほのくま「…ほの?」
なんだか様子がおかしいわ…
もしかして穂乃果ちゃんじゃないのかしら…
『外は危ないんだよ?』
ほのくま「…ほ、ほのぉ…」
穂乃果ちゃんの言葉を思い出したのね、ほのくま…
お外は危ないから、だから穂乃果ちゃんはカバンで守ってくれていたのね…
ほのくま「ほのぉ…ほのー!」
ほのくま「ほのぉ…! ほのー!」
ガサガサ
ほのくま「ほの…」
ガサガサガサガサ
ほのくま「!」
ほのくま「…く、くまぁ…」ビクビク
ガサガサガサガサ
ほのくま「…っ」ビクビク
ガサガサガサガサ
のんたぬ「やんっ!」ピョコン
ほのくま「…く、くま…」ウルウル
あ、あら…?
い…いったいなにが…
のんたぬ「やん?」
ほのくま「…が、がおー…」
のんたぬ「やん…」ナデナデ
ほのくま「くまぁ…」ギュッ
のんたぬ「…ふふん」ナデナデ
ほのくま「ほの…」ウルウル
のんたぬ「やん!」ナデナデ
ほのくま「くまぁ…ふぁ、ふぁいとだよ!」
のんたぬ「ふふん! すぴりちゅあるやね♪」
この子…ほのくまを慰めてくれるのね?
よかった…これでもう寂しくないわね、ほのくま!
今日はここまで
ありがとうございました
・・・
ほのくま「…くまぁ」
のんたぬ「やんやん」ナデナデ
この子が慰めてくれたおかげで、ほのくまも落ち着いたみたいね…よかったわ
ほのくま「…がう?」
あなたのお名前は?
のんたぬ「のんたぬ! やん!」
のんたぬって言うのね? それじゃあほのくまも自己紹介しなくちゃ!
ほのくま「…ほのくま」
のんたぬ「やんっ!」ギュッ
さっそく握手…じゃなくて、手を掴まれた?
ほのくま「?」
のんたぬ「やんやんっ!」グイグイ
ほのくま「く、くまー…」テテテテ
あらあら…ほのくまを引っ張って…
いったいどこに連れて行くつもりなのかしら…
〜部室〜
のんたぬ「やんっ!」
ここだよって…ここ、アイドル研究部の部室じゃない?
ドアも開いてるみたいだし…入っていいの?
のんたぬ「ふふん♪」
いいのね…
ほのくま「く、くま…?」
見知らぬ場所で緊張しちゃってるのね、ほのくま…
でも、のんたぬがいれば怖くないのよね!
ほのくま「くま!」
のんたぬ「やんやん」チョイチョイ
椅子に座ろう? だって
ほのくま「くまぁ…」グウゥ
ほのくま「く、くま…///」
あらあら…おなかが空いたの?
あんなに動き回ったんだもの…仕方ないわね…
でも今はお菓子もごはんもないから…我慢しなくちゃいけないわね
ほのくま「がぅ…」
のんたぬ「ふふん」ゴソゴソ
ほのくま「?」
のんたぬ…しっぽをゴソゴソして、どうしたの?
のんたぬ「やんっ」チョコレート
ほのくま「!」
チョコレート!
のんたぬ…しっぽにチョコレートを隠していたのね!
のんたぬ「やん?」スッ
ほのくま「…くま?」
くれるの?
のんたぬ「やん!」コクコク
ほのくま「…」
パキッ
ほのくま「くま!」スッ
ひとりで食べても美味しくないものね♪
一緒に食べてあげて、のんたぬ?
のんたぬ「…やん」クスッ
ほのくま「あむ」
のんたぬ「はむ」
モグモグ
くまたぬ『んふふっ♪』ニコニコ
これで本当のお友達
よかったわね、ほのくま!
〜休み時間〜
穂乃果「はあ…つかれたー」
海未「今回は寝れなかったですね、えらいですよ穂乃果」
穂乃果「子供みたいな褒め方やめてよ…ほのくまと約束したんだ。もう寝ないって」
ことり「ああ、さっきのことがあるもんね…」
穂乃果「だから起きてたんだけど…ほのくま、寝てるのかな?」
穂乃果「………あれ!?」
穂乃果「あれ…あれ? うそ、うそでしょ?!」ゴソゴソ
海未「どうしたんです?」
ことり「ど、どうしたの穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「ほのくまが…ほのくまがいないの!」
ことうみ『えぇーーっ!?』
穂乃果「どうしよう…ほのくまぁ…」ウルウル
海未「カバンは…カバンは隅々まで確認しましたか!?」
穂乃果「したよぉ…」
ことり「授業中は…」
穂乃果「ずっと中にいたはずなのに…もしかして、さっき中庭で…」
海未「と、とにかく探しましょう! まだ学校にいるはずです!」
ことり「そうだよ! きっとほのくまちゃんも寂しくて泣いちゃってるかもしれない…だから、早く探そう?」
穂乃果「…うん!」
海未「私とことりは校舎を探します、穂乃果は中庭を…」
ことり「先生たちに見つかる前に…」
『その心配には及ばないよ、キミたち』
ことほのうみ『!』
希「ハロー♪」
穂乃果「の、希ちゃん…! そ、それに…」
ほのくま「ほのー!」
のんたぬ「やん!」
穂乃果「ほ、ほのくま…ほのくまー!!」
ほのくま「ほのー!」ピョンッ
穂乃果「もう、もうっ…ほのくまのバカ!」ギュッ
ほのくま「ほのぉ…」ギュッ
穂乃果「勝手にいなくなって…怪我とかしてない? 怖かったでしょ…」
ほのくま「ふぁいとだよ!」
穂乃果「…そっか、怪我がなくてよかった…」ナデナデ
希「うちの子が、中庭で迷子になってるん見つけたみたいでね。それでチャイム鳴るまで部室で一緒にいたんよ」
穂乃果「そうだったんだ…ありがとう、ありがとね…」ナデナデ
のんたぬ「すぴりちゅあるやね♪」
海未「よかったですね…本当によかった…」
ことり「そ、それで…希ちゃん…」
希「ん?」
ことり「その子は…もしかして…」
希「ああ、のんたぬのことやね」
ことほのうみ『のんたぬ?』
希「うん、ウチの可愛い狸ちゃんなん♪」
のんたぬ「やん!」
【のんたぬ:希狸】
体長0.4m 体重6.2kg
希そっくりの狸さんで、しっぽに色々なものを収納できる。
鳴き声は「やん」とか。
「すぴりちゅあるやね」は流暢に言える。ただし占いは出来ない。
その代わり、すぴりちゅあるな特殊能力を持っている。
声は希のものを高くしたイメージ。
〜昼休み・食堂〜
ほのくま「くまー!」
のんたぬ「やんやん♪」
穂乃果「そっか…ほのくま以外にもいたんだね」
希「ウチもびっくりしたよ? この前拾ったこの子、本当にウチそっくりなんやから」
ことり「いいなぁ…かわいいなぁ…」
穂乃果「…でも、学校に連れて来てよかったの?」
希「おうちにひとりは寂しいからね…」
海未「希をデフォルメしたような見た目ですからね…ぬいぐるみと言っておけば誤魔化せるでしょうし」
ことり「穂乃果ちゃんもそう言って誤魔化してたもんね」
穂乃果「ふたりにはバレちゃったけどね…」
希「ウチは、授業中はカバンで寝かせてたり、たまに校内を散歩させてあげたりしてるんよ」
ことり「そ、そんなことさせて大丈夫なの? 人に見つかったり…」
希「ふっふっふ…ことりちゃん、のんたぬは狸やよ?」
ことり「え…も、もしかして…」
穂乃果「え? なになにどういうこと?」
希「ふふん…のんたぬ!」
のんたぬ「はーい、ぷしゅっ!」ドロン
のんたぬ→お地蔵さま
ことほのうみ『のんたぬが…お地蔵さまに変身した!!』
穂乃果「…でも、のんたぬサイズなんだね…」
希「まあ…でもこの能力のおかげでのんたぬは人に見られる心配はないんよ!」
穂乃果「なるほど…」
ドロン
お地蔵さま→のんたぬ
のんたぬ「ふふん」エッヘン
ほのくま「がおー!」
のんたぬ「やん!」
ことり「かわいい…かわいいなぁ…」
海未「しかし、希と穂乃果の謎生物がいるなら…私やことりの謎生物も…?」
ことり「!」
希「そうやね、そう考えておかしいことはないんやないかな? ウチと穂乃果ちゃんだけってのも変な話やし」
ことり「私のどうぶつさんかぁ…やっぱり私は鳥さんかな?」
海未「ことりの鳥さんだと、なんという名前でしょうね」
穂乃果「こ鳥!」
海未「それは流石に直球では…」
ことり「あ、あはは…」
希「まあ何はともあれ、のんたぬにお友達も出来たんやし…アイスクリームくらいならおごるよ!」
穂乃果「そんな…お礼を言うのは私の方だよ! ほのくまを助けてくれたし…ありがとう、希ちゃん、それにのんたぬも」
希「それなら素直におごられてくれる? …ウチからのお礼やから」
穂乃果「希ちゃん…」
ほのくま「のんちゃ! のんちゃ!」
のんたぬ「はーい、ぷしゅっ!」ドロン
のんたぬ→ほのくま
ほのくま「くま!?」
ほのくま(のんたぬ)「やんやん♪」
穂乃果「ふふっ…ありがとう」
希「ウチの方こそ…ありがとうね」
希「ほら、みんな好きなアイス選んで来ぃ?」
海未「私たちまで…いいんですか?」
ことり「申し訳ないよぉ…」
希「いいんよ! 対価としては…ふたりの子が見つかったら、友達になってあげてほしいってことくらいやね」
海未「そうですか…そんなことなら、是非ともこちらこそお願いしたいです」
ことり「うんうん! のんたぬちゃんともっと遊びたいもんねっ♪」
希「ふたりも、ありがとうね」
・・・
穂乃果「んーっ! 食後のアイスは最高だね!」
ほのくま「くまー!」
穂乃果「ほら、ほのくま…あーん」
ほのくま「あー…」
穂乃果「あーげないっ」パクッ
ほのくま「!?」ガーン
ことり「希ちゃんも神田明神で?」
希「うん、いつもみたいに掃除をしてたらね。ボロボロのダンボールの中で寒そうにしてたん」ナデナデ
のんたぬ「〜♪」
ことり「そっかぁ…」
海未「穂乃果も神田明神で拾ったらしいですし、やはり私たちの子が見つかるとすれば神田明神でしょうか」
ことり「そうだね…帰りに探しに行こうかなぁ」
希「ふふん? ことりちゃんは自分のどうぶつさんが欲しいみたいやね?」
のんたぬ「すぴりちゅあるやね!」
ことり「え、えへへ…だってほのくまちゃんものんちゃんも可愛くて…」
海未「のんちゃん?」
ことり「ああ、のんたぬちゃんのことだよ。なんか言いにくかったから、のんちゃん」
海未「なるほど…」
のんたぬ「のんちゃ?」
希「のんたぬのことやって…ふふん。ニックネームやね♪」
のんたぬ「やんやんっ!」
ことり「はあん、かわいいなぁ…もう! 私のどうぶつさんにもはやく会いたいなぁ…」
希「自分のどうぶつさんと出会うのが楽しみやね、ふたりとも?」
ことり「うんっ!」
海未「ふふっ…まあ、そうですね」
ほのくま「がぅー!」ガブゥッ
穂乃果「ああああああ痛い痛い痛い痛い!!! やめてやめてやめてー!!」
ほのくま「ぐるるる!」
穂乃果「じ、冗談なのにぃ…」
海未「なにしてるんですか…」
穂乃果「アイスあげようとしてからかったら…怒っちゃった」
海未「…噛まれて当然です」
ことり「かわいそうだよ…」
希「どうぶつ虐めたらあかんよ?」
穂乃果「は、はい…ごめんねほのくま…」
ほのくま「ほの!」
穂乃果「あ、はい…あーん」
ほのくま「あーん♪」パクッ
ほのくま「〜♪」
ことり「かわいい…」
希「ことりちゃん、のんたぬにあげてみる?」
ことり「いいの!?」
希「う、うん」
ことり「あ、あぁ…のんちゃーん…」
のんたぬ「やん!」
ことり「ほら、アイスだよ〜? あーん…」
のんたぬ「あーん」パクッ
のんたぬ「すぴりちゅあるやね♪」
ことり「あう…」バタッ
海未「ことりがキュン死しましたよ…」
希「ことりちゃん…」
穂乃果「ことりちゃんのどうぶつさんも早く見つかるといいね?」
ことり「えへへ…えへへへ…」
今日はここまで
ありがとうございました
忘れてました
素敵な画像ありがとうございました
重大なミスでした
ご指摘ありがとうございます
訂正です
>>4
【ほのくま:穂乃果熊】
体長0.4m
体重6.0kg
穂乃果そっくりのクマさんで、噛みグセがある。
鳴き声は「がおー」とか「くまー」とか。
なぜか「ふぁいとだよ!」だけは普通に言える。
〜放課後・部室〜
全員にのんたぬとほのくまを紹介しました
凛「穂乃果ちゃんも希ちゃんもかわいいにゃー!」
ほのくま「くまー」
花陽「わわっ! くまーだって、はわぁぁ…!!」
にこ「ちょ、ちょっと私にも抱かせなさいよ!」
絵里「ハラショー…本当に希そっくりね…」
のんたぬ「すぴりちゅあるやね」
真姫「…」ナデナデ
のんたぬ「♪」
真姫「…ふふ」
凛「真姫ちゃん笑ってるにゃー?」
真姫「う、うるさいー!」
絵里「私にも抱かせて…あ、あの…」
穂乃果「大人気だね」
希「一気に友達が出来ちゃったみたいやね…今日は帰ったらすぐ寝ちゃうかも」
穂乃果「そだね…ふふっ」
ことり「…帰りに神田明神にいってきますね!」
海未「わ、わたしも行きます!」
凛「凛もいくにゃー! かよちんと真姫ちゃんも行くでしょ?」
花陽「うんっ」
真姫「うえぇっ…わ、私は別に…」
凛「えー? 真姫ちゃんのどうぶつさん見たくないの?」
真姫「べ、べつに見たいわけじゃないし…そもそもどうぶつ苦手だし…」
凛「そんなこと言って、本当は行きたいでしょ? 」
にこ「ほらほら正直に言ってみなさいよ!」
真姫「ッ…にこちゃんうるさい!」
にこ「なんで私だけなのよ!」
真姫「ったく…凛もうるさいわよ! 行くから!」
凛「最初からそう言えばいいのに、素直じゃないにゃ〜♪」
真姫「凛ー!」
ことり「あ、あはは…とりあえず練習始めない? 終わってから皆で行けばいいんじゃないかな…」
海未「そうですね、時間も時間ですし」
穂乃果「よーし! じゃあ今日の練習始めよー!」
みんな『おーっ!』
・・・
ナレーション:ことりママ
海未「ワンツースリーフォー…」パンパン
穂乃果「はっ…はっ…」
ほのくま「くまぁ…!」
すごいわね、ほのくま?
穂乃果ちゃんたちのダンスに見惚れちゃってるみたい
のんたぬ「やんやん」
ほのくま「くまー!?」
のんたぬによると、穂乃果ちゃんたちはスクールアイドルをやってるみたい
ほのくま「…くま?」
でも、スクールアイドルってなあに?
のんたぬ「やんやん!」
みんなはμ'sってグループで…人々を笑顔にするために歌と踊りを頑張ってるチームなの!
…だって?
ほのくま「がぅ…!! ほのー!」キラキラ
のんたぬ「ふふん」
ふふっ、ほのくまったら感動しちゃってるみたい!
目をキラキラさせて、穂乃果ちゃんたちのダンスに夢中なんだもの
ほのくま「くまー!」ギュッ
のんたぬ「?」
あら…ほのくま、のんたぬの手を握ってどうしたの?
ほのくま「ふぁいとだよ!」クルクル
のんたぬ「!」
ああ、踊ろうってことね?
穂乃果ちゃんたちのダンスをみてたら、居ても立ってもいられなくなっちゃったみたい
のんたぬ「やんやーん♪」クルリン
ほのくま「がおー!」クルクルリン
ことり(なにあれ可愛い! 写真撮りたい!)
海未「ことり、よそ見しない!」
ことり「は、はい!」
…ちゃんと頑張りなさいね、ことり
・・・
穂乃果「はあ…今日もがんばった…」グデー
ほのくま「ほの! ほの!」テシテシ
穂乃果「ほのくま…見てた?」
ほのくま「!」コクコク
穂乃果「すごかったでしょ?」ナデナデ
ほのくま「くまー♪」
海未「いつまで寝転んでるんですか、そろそろ帰る用意をしますよ?」
凛「みんなで神田明神に行くんだよー? はやくはやくー」
穂乃果「あ、はーい」
真姫「…はあ…はぁ…」
穂乃果「真姫ちゃんも行くでしょ? 神田明神」
真姫「行く…けど、もうちょっと休憩…」
穂乃果「硬いこと言わないの! ほら、行こう!」グイグイ
ほのくま「くまー!」グイグイ
真姫「ちょっ…ひ、ひっぱらないで!」
〜校門前〜
凛「よーし! 神田明神まで競争にゃー!」
花陽「凛ちゃん!?」
穂乃果「負けないからね、凛ちゃん!」
凛「かかってこーい!」ダダダダッ
海未「走らないでください!」
穂乃果「ほのくまのこと、お願い!」ダダダダッ
海未「もう…」
ほのくま「ほの…」
ことり「ほのくまちゃん、私たちと一緒にいこうね♪」ギュッ
ほのくま「くまー!」ギュッ
希「今日、もし見つかるとしたら…誰の子かな?」
真姫「誰でもいいわよ…どうせ誰が出たって喜ぶんでしょ」
希「まあ、そうやろね…」クスッ
にこ「…それって、私の子もいるのかしら」
希「えー? そりゃあ…」
絵里「可能性はあるんじゃないかしら」
にこ「…家計が厳しくなるわ」
希「ああ…種類にもよるやろうけど、のんたぬは少食だからあんまり困らへんね」
のんたぬ「やん!」
にこ「そうなの? 希のことだし、たくさん食べるもんだと」
のんたぬ「がう」ガリッ
にこ「いっ…たぁぁああああいッ!!!??」
希「のんたぬは大食いキャラ扱いされるのいちばん嫌いやから気をつけてな、にこっち」
にこ「遅いわよ!」
のんたぬ「べっ」
にこ「わ、分かったから! ごめんなさい、ほら謝ったから牙を剥くのやめて…」
のんたぬ「ふんっ」プイッ
希「こら! ちゃんとにこっちも謝ってるんやから、許してあげ」
のんたぬ「む…やんやん」
希「…うん、もういいよ…やって」
にこ「そ、そりゃどうも…」
のんたぬ「やーん」
希「痛くないかって」
にこ「もう大丈夫よ…」
絵里(のんたぬにお菓子あげたかったけどやめとこ…噛まれたくないわ)
真姫「…ねえ、抱いてみてもいい?」
希「ん、どうぞどうぞ」
真姫「…」ギュッ
のんたぬ「?」
真姫「…しっぽ、ふかふかしてる」ナデナデ
希「しっぽのお手入れは入念にやってるみたいやからね」
のんたぬ「♪」
にこ「髪の毛も綺麗だし…女の子らしい性格してんじゃない」ナデナデ
のんたぬ「やんやん」
希「にこっちなヘアメイクしてほしいみたいやけど」
にこ「私に? ふふん、いい目してんじゃない! にことお揃いのツインテールにしてあげるわ!」
のんたぬ「すぴりちゅあるやね!」
希「うんうん、スピリチュアルやね♪」
にこ(喜んでるのよね?)
絵里(…触りたい)ウズウズ
絵里「あ、あの…真姫?」
真姫「ああ…絵里も抱いてみる?」
絵里「え…あ、ええ…」ギュッ
のんたぬ「やん♪」スリスリ
絵里「わあ…ふふっ…」
のぞにこまき『…ふふん』クスッ
〜神田明神〜
穂乃果「遅いよみんなー」
凛「もうおでん缶で一杯やってるにゃー」
海未「親父ですかふたりとも…」
穂乃果「ほら、海未ちゃんもひとくち…あーん」
海未「あむ…ふんふん、なかなか美味しいうずら卵ですね」
穂乃果「ことりちゃんも、あーん」
ことり「はむ…んふふ、ありがと穂乃果ちゃん♪」モグモグ
ほのくま「ほの! ほの!」
穂乃果「はいはい、ほのくまはすじ肉ね」
ほのくま「ふふん♪」モグモグ
ことり「それで、新しい子は見つかった?」
穂乃果「まだ探してないよ」
凛「みんなを待ってたの! …えっと、穂乃果ちゃんは境内で見つけたんだっけ?」
穂乃果「うん、境内の隅っこにダンボールが落ちてたの。この前の雨の日だったよ」
絵里「その中にほのくまがいたのね?」
穂乃果「うん。すごく寒そうだったから、タオルで拭いてあげて家に連れて帰りました」
花陽「なるほど…」
にこ「のんたぬは?」
希「のんたぬは賽銭箱の奥にいたんよ。もちろんダンボールに入ってね」
真姫「雨の日?」
希「ううん、綺麗な夕陽やったから天気は関係ないんやないかな」
花陽「じゃあ…今から探したら見つかるかもしれないってことだよね…?」
凛「じゃあ探しにいくにゃー!」モグモグ
真姫「食べ終わってからにしなさいよ、待っててあげるから」
凛「大丈夫だよ」モグモグ
海未「食べ歩きはお行儀が悪いです」
凛「はーい…」モグモグ
ほのくま「くまー!」
凛「だ、ダメだよ! いくらクマちゃんでも…すじ肉は凛が大好きだからあげられないにゃ!」
ほのくま「くまぁ…」
凛「か、代わりにチクワなら…」
ほのくま「!」
凛「ほら…あーん」
ほのくま「あむ…んふふっ」ニコ
穂乃果「ごめんね凛ちゃん…」
凛「ううん、いいの! かわいいから!」
ヒュバッ
凛「さて、凛も最後に残しておいたすじ肉を……あれ?」
穂乃果「どうしたの?」
凛「な、ない! 凛のすじ肉がなくなってるにゃ!」
穂乃果「ええっ!?」
ほのくま「がう!?」
凛「なんで…だ、誰かが勝手に食べたの!?」
にこ「勝手に食べるわけないでしょ…そんなセコいことしないわよ」
凛「じゃあなんで…」
希「…ちょっとウチ、近くの屋台で焼き鳥買ってくるね」
絵里「え?」
希「すぐ戻るから」
にこ「の、のぞみ…?」
のんたぬ「のじょ…?」
凛「凛のすじ肉…」
・・・
希「ここにあるのは美味しそうな焼き鳥です」
ほのくま「くま…」ジュルリ
のんたぬ「やんやん」アカンヨ
ほのくま「…」シュン
希「…これを穂乃果ちゃんの食べ終わったおでん缶に刺して、凛ちゃんがすじ肉を無くしたポイントに置いて…」
真姫「少し離れた場所から監視するってわけね」
希「そゆこと!」
穂乃果「…ってことは、もしかして?」
希「うん、きっとどうぶつの仕業やね。誰のどうぶつかは分からないけど、肉食なのは間違いないはず」
ことり「肉食…」
にこ「もし私のだったら食費が…」
凛「肉食って…ライオンさんとか?」
花陽「わんちゃんも…お肉、食べるよね…」
海未「しっ! なにか来ましたよ!」
ことり「!」
「…ヴェェ」ソロソロ
真姫「」
凛「…あ、あれって…まきch 花陽『静かにして凛ちゃん!』…にゃん」
「ヴェエ!」
ことり「焼き鳥に気づいたよ!」
「マキャーッ!!」
穂乃果「とびかかった!」
希「のんたぬ!」ダッ
のんたぬ「ぷしゅっ!」ドロン
のんたぬ→網
穂乃果「希ちゃんが、のんたぬの変身した網を持って突撃したよ!」
海未「まるで待ち構えていたような動き! 素早いです!」
ことり「なんでそんな説明口調なの…?」
希「とりゃっ!」バサッ
「マキャ!?」
ガサガサ ベシベシ
穂乃果「捕獲成功だ!」
凛「さあ、誰でもいいけど凛のすじ肉返して!」
「イミワカンナイ!」
真姫「…210円よね」
凛「え…う、うん」
真姫「はい」チャリ
凛「あ…ありがと…?」
真姫「…希、網から出して」
希「はいはーい」バッ
「…まきゃ?」
花陽「あっ…」
真姫「…あなた、名前は?」ナデナデ
まきひょう「まきゃ!」スリスリ
真姫「…私の、豹…よね?」
希「みたいやね…」
ことり「かわいい…! 小さな真姫ちゃんにしっぽとお耳が生えてるよ!」
海未「真姫の豹ですから…まきひょう?」
真姫「…あなたの名前はまきひょう、いいわね?」
まきひょう「ヴェェ」
真姫「その鳴き声やめなさいよ…嫌なの?」
まきひょう「ヴェェ」フルフル
真姫「そう、ならよかったわ」
【まきひょう:真姫豹】
体長0.4m 体重5.9kg
真姫そっくりの豹で、当然のごとく肉食。でもトマトも好き。
鳴き声は「まきゃー」とか「がおー」とか。たまに「オコトワリシマス」とか言ったりもする。
意外と面倒見が良い。
今日はここまで
ありがとうございました
真姫「まきひょうのダンボールは?」
凛「それなら、いつもの階段にあったあれかな?」
真姫「見つけてたなら先に言いなさいよ…」
凛「あ、あはは…」
まきひょう「まきゃ?」
真姫「…とりあえずこの子、私が連れて帰るのよね…」
穂乃果「そりゃまあ」
真姫「むぅぅ…」
穂乃果「ちゃんとお世話出来るか心配?」
真姫「…ちょっとだけね」
希「難しく考えんと、普通に接してあげたら喜んでくれるから大丈夫やで? それに、まきひょうも真姫ちゃんに懐いとるみたいやし♪」
まきひょう「ヴェェ」
真姫「それやめて…」ナデナデ
まきひょう「オコトワリシマス」ギュー
真姫「…はあ」
真姫(…なによ、可愛いわね…)
まきひょう「まきゃ〜♪」
花陽「な、なでてもいいかな…真姫ちゃん…」
真姫「ええ」
花陽「わあ…この子もふかふかだね…」ナデナデ
まきひょう「〜♪」
凛「ね、猫さん…」
真姫「ああ…凛は猫アレルギーなのよね…」
凛「うん…だから触れないにゃ…」
花陽「凛ちゃん…」
穂乃果「ほのくまならたくさん触っていいよ!」
ほのくま「がおー!」
凛「えへへ、ありがと穂乃果ちゃん!」
まきひょう「まきゃ〜」
真姫「ふう…」
まきひょう「ヴェェ」
チョンチョン
まきひょう「…?」
ほのくま「くまー!」
のんたぬ「やんやん!」
まきひょう「ヴェェ…」
ほのくま「がおー!」
まきひょう「がーお!」
のんたぬ「やーん!」
キャッキャッ
穂乃果「あはは、さっそく友達になっちゃったね!」
真姫「そうね…なんだか単純で羨ましくなるわ」
希「真姫ちゃんとは正反対やね?」
真姫「うるさいー!」
希「ふふん、案外、真姫ちゃんの理想の姿なんかもね?」
真姫「な、なによそれぇ…」
絵里「とりあえず焼き鳥は食べさせてあげていいの?」
穂乃果「ほのくまも何でも食べるし大丈夫!」
絵里「じゃ、じゃあ…」
真姫「あげてもいいわよ」
絵里「ええ! …ほら、まきひょう? あーん」
まきひょう「」ガプ
まきひょう「まきゃー!」ピョン
絵里「あ、あれ!? 焼き鳥を咥えて逃げたわよ!?」
真姫「ちょっ…どこいくのよぉ!」
ことり「ま、まってー!」
まきひょう「オコトワリシマス」タタタタ
にこ「階段の方に逃げたわよ!」
凛「ということは階段下のダンボールにゃ!」
花陽「焼き鳥を咥えてダンボールって…もしかしておうちで食べたかったのかな?」
真姫「あれくらいの大きさの餌ならその場で食べるはずだけど…」
穂乃果「とにかくダンボールを…」
ダンボール「にゃあ…」
みんな『!』
ダンボール「ぴゃあっ」
みんな『!?』
絵里「あ、あきらかに…まきひょうじゃない声が聞こえたんだけど…」
ほのくま「がおー!」
ダンボール「にゃにゃっ!?」
ダンボール「ぱ、ぱな…」
真姫「…開けるわね」パカ
りんねこ「にゃ〜?」モグモグ
ぱなりす「ぴゃあっ!?」
花陽「わ、私のどうぶつだぁ…!!」
凛「凛のも…し、しかも猫ちゃん…」
りんねこ「にゃ〜ん!」
ぱなりす「…ぱなぁ」ウルウル
【ぱなりす:花陽栗鼠】
体長0.4m 体重6.1kg
花陽そっくりのリスで、もちろんお米が大好き。むしろお米以外食べられない。生米も好き。
鳴き声は「ぱなー」とか「ぴゃあ」とか。
りんねこ、まきひょうととても仲良し。
【りんねこ:凛猫】
体長0.4m 体重5.7kg
凛そっくりのネコで、やっぱりラーメンが大好き。更になんと魚を食べられる。
鳴き声は「にゃー」とか。
ぱなりす、まきひょうととても仲良し。まきひょうには頭が上がらない。
ことり「わぁっ…見て見て! りんねこちゃん、焼き鳥たべてる!」
りんねこ「にゃー」モグモグ
真姫「凛が取られたすじ肉の串も落ちてるわね」
凛「あ、ほんとだにゃ」
にこ「なるほどね…まきひょうは、りんねことぱなりすのために食べ物を探してたわけね」
穂乃果「でも…ぱなりすは食べてないよ?」
ぱなりす「ダレカ…」
絵里「リスは草食動物だから、お肉は食べられないわよね…」
まきひょう「まきゃ…」
希「まきひょうが豹なのが災いやったね…ぱなりすが食べられる木の実なんて探せないもんね」
真姫「あなた…優しいのね」
まきひょう「…イミワカンナイ」
真姫「ダンボールの端に落ちてる木の実を見れば分かるわよ…あなた、分からないなりにも探そうと頑張ったのよね?」
まきひょう「…」
真姫「あとは私たちに任せなさい、ばまなりすはもう大丈夫だから」
ぱなりす「ダレカタスケテー…」
花陽「ちょ、ちょっと待ってて!」ゴソゴソ
海未「花陽…カバンになにが?」
花陽「ぱなりすは…私だから、やっぱり…ほら、おにぎりです! 食べるかな…?」スッ
ぱなりす「!!」
ことり「ああ、いつも練習前にたべてる!」
花陽「えへへ…今日は多めに持ってきたから余ってたんだ〜」
ぱなりす「ぱ、ぱな…!」
花陽「…たべる?」
ぱなりす「ぱなぁ…」カプ
花陽「たべた!」
ぱなりす「ぱな〜♪」モグモグ
ことり「かわいいねぇ…」
花陽「うん…」
真姫「…ね?」
まきひょう「…まきゃ」
ほのくま「ほのぉ…」
穂乃果「ん? どうしたのほのくま」
ほのくま「くま…くまぁ!」
穂乃果「そっか、ほのくまもお腹減ったんだね! じゃあ…そろそろ帰ろっか」
ほのくま「がおー!」
海未「そうですね…そろそろ陽も落ちますし」
絵里「それじゃあ解散ね…明日は来ないわよ?」
にこ「そもそも連日来たら迷惑でしょ…」
のんたぬ「やんやん」
ことり「ああん…また明日連れてきてねみんなぁ…」
真姫「ことり…早く自分のどうぶつが見つかるといいわね」
ことり「うん…」クスン
〜まきハウス〜
真姫「…ママ」
まきママ「あら、おかえりなさい。どうかしたの?」
真姫「…あのね、ちょっと話があるんだけど…」
・・・
真姫「快く承諾してくれてよかったわね」
まきひょう「まきゃー♪」
真姫「お世話って…どうすればいいのかしら。動物は飼ったことがないから分からないわよ…」
まきひょう「イミワカンナイ」
真姫「分かんないのは私もよ…」ナデナデ
まきひょう「♪」
真姫「まあ…これからよろしくね、まきひょう」
まきひょう「まきゃ!」ニコリ
〜りんホーム〜
凛「むむむ…」
りんねこ「にゃーん」
凛「…ネコさん、だよね?」
りんねこ「にゃ」コクコク
凛「でも…凛、猫アレルギーなんだけど…」
りんねこ「にゃ?」
凛「だ、だから…あのね? あんまり凛は……やっぱり真姫ちゃんに飼ってもらったほうが…」ビクビク
りんねこ「…にゃーん!」ピョーン
凛「ええっ!?」
りんねこ「にゃー!」ギュッ
凛「わわっ…」ギュッ
りんねこ「にゃんにゃん♪」スリスリ
凛「あ、あはは…なんだ、触れる…! ごめんね…りんねこ」
凛「あなたは凛がちゃんと育ててあげるからね!」
りんねこ「にゃ♪」
凛「許してくれるの? えへへ…じゃあお礼にカップ麺をご馳走してあげるにゃ!」
りんねこ「にゃ!?」
凛「凛のとっておきだから、半分こだよ?」
りんねこ「にゃーん♪」
凛「ふふふ、これからよろしくにゃ!」
りんねこ「にゃにゃん!」
〜ぱなホーム〜
花陽「はい、ぱなりす! おにぎりだよ〜♪」
ぱなりす「ぴゃあっ!」
花陽「えへへ、たくさん食べてね?」
ぱなりす「ぱな〜」モシャモシャ
花陽「おかわりもあるからね! 生米も!」ナデナデ
ぱなりす「ぱなっ」ニコリ
花陽「はぁぅ…かわいい…」スリスリ
ぱなりす「ぱなぱな〜」モゴモゴ
花陽「わあ…! ほっぺたに生米を蓄えてる!」
ぱなりす「ぱなぁ♪」モキュモキュ
花陽「かわいい…」
ぱなりす「ぱな!」
花陽「え…おにぎり、半分くれるの?」
ぱなりす「ぱなー!」コクコク
花陽「えへへ…ありがとね、ぱなりす」
ぱなりす「ぴゃあっ♪」ナデナデ
〜のぞホーム〜
のんたぬ「やんやん!」
希「明日はほのくまとお散歩? それは良かったやん! もう一人でお散歩しなくてもいいんやね♪」
のんたぬ「やん!」
希「のんたぬ…」ナデナデ
のんたぬ「やん…のじょ?」
希「…ありがとね」
のんたぬ「…やん」
希「のんたぬが来てくれたおかげで、ウチも寂しくないんよ。ありがと」
のんたぬ「やんやん! …ちぅ」チュッ
希「ぁっ……ほっぺたにちゅーするなんて、おませさんやね?」
のんたぬ「やんやん♪」
希「寂しくないおまじない…ね、ふふん。じゃあお礼にウチもおまじないしたげる!」
のんたぬ「!」
希「素体がウチやからね…イイもん持ってるやろ? 確かめるためにわしわしするよー!」
のんたぬ「の、のじょ…やーん!!?」
〜ほのホーム・お風呂〜
ほのくま(in風呂桶)「ほ、ほの! …?」チャプ
穂乃果「どうしたのほのくま?」パチャ
ほのくま「くま…」
穂乃果「今日のこと? ふふっ…怒ってないから、安心していいよ」
ほのくま「くま?」
穂乃果「本当だよ。そりゃあ心配もしたけどね」
ほのくま「くまぁ…」
穂乃果「ねえ…それより、今日できたお友達のこと、聞きたいな」
ほのくま「がう!」
穂乃果「うんうん、すごいね! 今日は一気に四人もお友達ができたもんね」
ほのくま「のんちゃ! りんちゃ! ぱなちゃ! まきちゃ!」
穂乃果「のんちゃ? …ああ、のんたぬか。それとりんねこに、ぱなりすに、まきひょう…」
穂乃果「あとは海未ちゃんとことりちゃんと絵里ちゃん、それからにこちゃんだね」
ほのくま「がぅ!」
穂乃果「μ'sみんなのどうぶつが見つかったら、ほのくまたちもμ'sが出来るね?」
ほのくま「みゅう…ず?」
穂乃果「うん、μ's! 歌って踊る、アイドルだよ!」
ほのくま「くまー!」クルリン
穂乃果「あはは、上手だね! さすがほのくま!」
ほのくま「〜♪」
穂乃果「明日も学校…行く?」
ほのくま「くま!」
穂乃果「そっか! じゃあちゃんとカバンの中にいてね? のんたぬたちと遊んでてもいいけど」
ほのくま「くまー♪」
穂乃果「ふふふ、明日は何があるんだろうね?」
ほのくま「ふぁいとだよっ!」
穂乃果「うんうん、ファイトだよ!」
ほのくま「がおー♪」ビシッ
今日はここまで
ありがとうございました
http://i.imgur.com/xfnmkI5.jpg
しばらく更新出来ずにごめんなさい
代わりにほのくま描きました
〜ほのルーム〜
午前六時半
ほのくま「ほの! あさー!」テシテシ
穂乃果「はいはい…起きます、おきるから叩かないでぇ…」
ほのくま「ふん!」テシテシ
穂乃果「起きてるってばぁ…なに?」
ほのくま「がおー!」
穂乃果「お腹減ったの?」
ほのくま「くま!」コクコク
穂乃果「よし、今日もねこまんまだ!」
ほのくま「がぅ…」
穂乃果「…嫌?」
ほのくま「くまー」
穂乃果「い、いや…朝からお肉はきついよ…」
ほのくま「くまぁ…」
穂乃果「おさかな? お魚なら…たぶん塩鮭があったはず…」
ほのくま「くま!」キラキラ
穂乃果「はいはい…じゃあ今日の朝ごはんは和食だ!」
ほのくま「がおー!」
穂乃果「おかあさーん! シャケ焼いてー!」
ほのくま「くーまー!」
〜居間〜
穂乃果「せーの」
みんな『いただきまーす』
ほのくま「がおー!」
穂乃果「うん、うまい!」モグモグ
ほのくま「くまー♪」モグモグ
ほのママ「そりゃどうも」
穂乃果「よし、食べたら学校までダッシュだよ!」
ほのくま「がう!」
雪穂「学校に連れてって大丈夫なの?」
ほのママ「そうそう、人に見つかるんじゃない?」
穂乃果「大丈夫! 実は希ちゃんや真姫ちゃんたちもどうぶつ飼ってて、その子たちと部室で遊ばせとくから」
雪穂「ほのくま以外にもいたんだ…」
ほのママ「μ's全員のどうぶつがいるんじゃない?」
穂乃果「うん、たぶんそうだと思う」
ほのくま「がふがふ」モグモグ
穂乃果「こら、お魚飛んでるぞ!」
ほのくま「くま?」
穂乃果「ほら……ちゃんと拭かないと」ゴシゴシ
ほのくま「ん、む……くまぁ……」
雪穂(まるでお母さんだ……)
ほのパパ「……」ワカイコロノカアサンヲオモイダスナ
ほのママ「ちょっとおとーさん、それどういう意味?」
ほのパパ「!!」
・・・
穂乃果「いってきまーす」
ほのくま「がおー!」
穂乃果「先に神社見ていこっか!」
ほのくま「くま!」
穂乃果「ほら、ちゃんと肩に捕まってね!」
ほのくま「がおー!」
〜神田明神〜
ことり「うぅん…いないなぁ」ガサガサ
ことり「こっちかな?」
ことり「あっちかな?」
ことり「ふぇぇん…いないよぉ…」
海未「ことり…朝はこれくらいにして、あとは帰りにしませんか?」
うみねこ「みゃーん」
ことり「そうだよね…学校だもんね…」
海未「あまり長居するのも迷惑ですし」
ことり「うん、じゃあ学校いこっか」
海未「はい」
うみねこ「みゃーん❤」
ことり「……ねえ、海未ちゃん?」
海未「なんでしょうか」
ことり「その子は?」
うみねこ「みゃ?」
海未「あそこの物陰で寝ているのを発見しました!」ニコニコ
ことり「よ、よかったね…」
海未「はい! ふふふ、なんだかとても可愛らしくて…ふふっ」
ことり「いいなぁ…」
穂乃果「おーい、ことりちゃん海未ちゃーん!」
ほのくま「くまー!」
うみねこ「うみゃーん」
穂乃果「うわ、海未ちゃんのどうぶつさんだ!」
海未「うみねこです」
ことり「う、うみねこちゃん…」
ほのくま「がぅ…」
うみねこ「みゃ〜」
【うみねこ:海未猫】
身長0.4m 体重5.7kg
海未そっくりのネコさんだが、あくまで某海未猫のなく頃にの海未猫さんとは無関係。
鳴き声は「みゃー」とか。
怒らせると「あなたはさいていです!」と殴られる。
マタタビを嗅ぐと大変なことになる。
穂乃果「わあっ! すごいねすごいね!」
海未「ふふふ…嬉しいものですね、自分だけのどうぶつが見つかるのは」
穂乃果「でしょ? はやくことりちゃんのどうぶつさんも見つかるといいね!」
ことり「う、うん…」
穂乃果「じゃあ朝はうみねこだけかぁ」
うみねこ「みゃん」
海未「遅刻しないよう、少し急ぎますよ」
穂乃果「うん!」
ことり「う、うん…」
「ホノカチャン」
穂乃果「…?」
海未「穂乃果、はやく行きますよ」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「う、うん…!」
「ホノカチャン」
穂乃果「むむ…?」
今日はここまで
ありがとうございました
〜まきルーム〜
午前六時
まきひょう「すぴぃ…」
真姫「…」←低血圧
まきひょう「くぅ…すぅ…」
真姫「…」ポケー
まきひょう「くぁ…」モゾモゾ
真姫「くぁ…ぁ…んむ…」モゾモゾ
真姫「……おはよ」ナデナデ
まきひょう「……イミワカンナイ」←低血圧
・・・
真姫「いただきます…」
まきひょう「まきゃ…」
真姫「…」モグモグ
まきひょう「…」モグモグ
真姫「…」ゴク
まきひょう「ヴェェ…」ゴク
真姫「よし、コーヒー飲んだから真姫ちゃんお目覚めよ!」シャキッ
まきひょう「まきゃ!」シャキッ
真姫「あなたも学校、いくのよね?」
まきひょう「まきゃー!」
真姫「なら、カバンの中で暴れないこと。いい?」
まきひょう「ぐるるる…」
真姫「ちゃんと言うこと聞けたら、夕飯にトマト出してあげるわよ」ナデナデ
まきひょう「まきゃ♪」
真姫「ふふ、かわい……くないこともないわねっ! …おほん///」
まきひょう「?」
真姫「ほら、そろそろ用意しないと」
まきひょう「まきゃー!」
〜通学路〜
凛「あ、真姫ちゃーん!」
花陽「おはよう、真姫ちゃん」
真姫「朝から騒がしいわよ凛…おはよう、花陽も」
凛「ちゃんと、まきひょうは連れてきたかにゃ?」
りんねこ「にゃん?」
真姫「もちろん…というか、りんねこを頭に乗せてて大丈夫?」
凛「大丈夫大丈夫! りんねこってばバランスとるの上手だから!」
りんねこ「にゃにゃーん!」
花陽「そ、そういう意味じゃなくて…人に見られるよ?」
凛「近所のおばあちゃんには、ぬいぐるみって誤魔化したら大丈夫だったよ?」
りんねこ「にゃん!」
花陽「えぇ…」
真姫「ぱなりすは?」
花陽「ああ…ぱなりすは、カバンの中にいるよ」カパ
ぱなりす「ぴゃあっ!」
まきひょう「まきゃー」
真姫「ご覧の通り、まきひょうもカバンの中。…ほらね、凛?」
凛「だ、大丈夫にゃ! ほら、ピカチュウだって頭に乗ったり肩に乗ったりしてるし!」
真姫「首壊しそうよ…」
凛「だから大丈夫だよー!」
りんねこ「にゃー!」
花陽「む、無理しないでね…?」
凛「うん!」
希「おはよう、三人とも」
真姫「希…」
凛「希ちゃん!」
花陽「おはようございます」
のんたぬ「やんやん」
まきひょう「まきゃー!」
りんねこ「にゃん!」
ぱなりす「ぱな〜」
希「こんなところで遊んでて、遅刻したらあかんよ?」
凛「はーい」
真姫「遊んでなんか…ねえ、のんたぬは学校ではどこに?」
希「可愛い子には旅をさせよってね」
真姫「放任してるの? 大丈夫?」
希「のんたぬは変身できるから大丈夫なんよ」
花陽「ああ、そうだったね…」
希「まあ、今日はお友達もいるから、部室で遊ばせておこうかなって思ってたんよ」
真姫「なるほどね」
のんたぬ「やん!」
まきひょう「まきゃー!」
ぱなりす「ぱなー♪」
りんねこ「にゃにゃー!」
〜部室〜
希「ほな、みんなはここで遊んでてね!」
のんたぬ「やん!」
穂乃果「ほのくま、みんなを噛んだらダメだよ? 噛みたくなったらタオル置いておくから、それ噛んでね」
ほのくま「くま!」
凛「また休み時間に来るにゃ」
りんねこ「にゃー!」
花陽「おにぎり置いておくね!」
ぱなりす「ぱなぁ〜♪」
穂乃果「ほら、海未ちゃん」
海未「うぅ…」
うみねこ「みゃ?」
海未「わ、わたしは…」
穂乃果「遊びたいのは分かるけど、みんな一緒にいさせてあげようよ……ね?」
海未「はい…」
うみねこ「みゃーん」ナデナデ
海未「うみねこ…マタタビ、部屋に置いておきますからね!」
うみねこ「みゃん!」
希「ま、またたび…?!」
海未「猫はマタタビが好きだと聞いたので、朝のうちに用意しました!」
真姫(好きというかなんというか微妙なところだけど…まあ、子猫っぽいし大丈夫よね?)
穂乃果「それじゃあ授業終わったら見に来るからね!」
ほのくま「くまー!」
・・・
ナレーション:ことりママ
やっと私の出番ね? ふふふ、ちょっと楽しみにしてたの♪
さあみんな、今から何をして遊ぶ?
ほのくま「くまくまー!」
ほのくまは探検がしたいのね?
ほのくま「くまー!」
のんたぬは?
のんたぬ「やんやん♪」
学校案内ならウチにまかしとき! ……なるほど。
まきひょう「イミワカンナイ…」
あらあら……まきひょうはまだ眠たいみたい。
りんねこ「にゃんにゃーん!」
ふふふ、りんねこは元気いっぱいね! 探検が楽しみらしいわ。
ぱなりす「ぱな?」モグモグ
ぱ、ぱなりすは……もうおにぎり食べてるのね……
うみねこ「うみゃーん!」
あなたはみんなに任せるのね。
うみねこ「みゃあ」
なにせ私が一番の新参ですから、ねぇ……よくできた子ね、うみねこは。
さすが海未ちゃんが素体なだけあるわ!
……さあ、そろそろ遊びに行きましょうか!
ほのくま「くまー」
のんたぬ「やん!」
探検組はほのくまとのんたぬについて来るのよ〜
りんねこ「にゃー!」
ぱなりす「ぱな……」
りんねことぱなりすは探検組なの?
じゃあまきひょうとうみねこは……
まきひょう「オコトワリシマス」
うみねこ「みゃーん」
まきひょうは部室でお昼寝、うみねこはお守りなのね。
まきひょう「ヴェェ!?」
ちょっと、お守りなんて必要ないわよ!?
うみねこ「みゃん?」
では、私もお昼寝するということならどうです?
まきひょう「……イミワカンナイ」
……好きにすればいいじゃない。
ふふふ、初対面なのに、まるでずっと友達だったみたいに仲良しなのね。
ほのくま「くまー!」ムギュー
まきひょう「ヴェェ!?」
うみねこ「みゃーん♪」ムギュー
りんねこ「にゃー!」ムギュー
ぱなりす「ぴゃあっ!」ムギュー
のんたぬ「やん♪」ムギュー
うふふ、仲良しなのはいいことよ、おチビさんたち?
ほのくま「くまー!」
さあ、探検に行きましょうか!
あにまるず『おー!』
〜探検組・廊下〜
ねえねえ、これからどこへいくの?
ほのくま「くまぁ……のんちゃ!」
のんたぬ「やん!」
うちにまかしとき! うん……それで、けっきょく?
のんたぬ「やんやん!」
屋上にいくのね! ふふ、今日はいい天気だから、とっても暖かいわよ?
りんねこ「にゃーん!」
いっくにゃー!
ぱなりす「ぱな…」
あら……お外が怖いのね、ぱなりす……
りんねこ「にゃんにゃん!」ギュッ
でも大丈夫、りんねこが手をつないでいてくれるもの!
ぱなりす「ぱなぁ…」
ふふふ、これで怖くないわね♪
・・・
人に見つからないようにゆっくりゆっくり進軍するのよー
ほののんりんぱな『…』ゾロゾロ
……この人数で見つかるなって言うのも難しい話だけれどね
ほのくま「のんちゃ!」
のんたぬ「やん?」
ほのくまが何かを見つけたみたい
あれは……消化器?
ほのくま「くまー!」
りんねこ「にゃーん!」
赤いものに惹かれるのって……クマや猫もなの?
のんたぬ「やんやん」
そ、そうよね、違うわよね……
……でも、楽しそうにしてるね。
キャッキャッ
きっと目に見えるもの全てがかがやいてみえるんだわ……
ぱなりす「ぱなぁ〜」モグモグ
……ぱなりす? せめて食べながら移動するのはやめましょう?
ぱなりす「ぴゃあっ!?」ウルウル
いえ……好きにしていいわよ、ええ
ぱなりす「ぱなぁ♪」
美味しそうに食べるわねぇ、ふふふっ♪
ほのくま「がおー!」タタタタッ
りんねこ「にゃあ!」タタタタッ
ちょ、ちょっとふたりとも! あんまり走り回ったら…
ツルッ
ズベシャアッ
ああ……ほらぁ
のんたぬ「やん!!」
大丈夫?
ほのくま「く、くまぁ……」ウルウル
りんねこ「にゃん……」
りんねこは大丈夫そうだけど、あらあら…ほのくまは膝を擦りむいちゃってるわね……
ほのくま「ぅ、うっ……」ウルウル
のんたぬ「やんやん」
ほのくま「くま……?」
のんたぬ「やんやーん!」ゴソゴソ
の、のんたぬ……懐をまさぐってどうしたの?
のんたぬ「やん!」ババーン
こ、これは……傷の手当てをする秘密道具……絆創膏!!
ほのくま「の、のんちゃ…」
のんたぬ「やーん」ペタペタ
絆創膏を膝に貼って……
ほのくま「くまぁ…」
のんたぬ「やんやんやーん!」
痛いの痛いのとんでけーっ!
ふふふ、まるでお母さんみたいね♪
のんたぬ「やん?」
ほのくま「くまぁ……ふふん!」
もう大丈夫みたいね、立てる?
ほのくま「くま!」
のんたぬ「やん♪」
ふふ、よかったわね
りんねこ「にゃーん?」
ほのくま「くま〜」
ぱなりす「ぱなっ!」スッ
あら、ぱなりす……おにぎりをほのくまにあげるのね?
もう泣かないでって、よかったわね!
ほのくま「くまぁ……///」
さあ、屋上まであと少しよ!
頑張りましょ!
ほのくま「くまーっ!」
しばらく席を外してましたすみません
今日はここまで
ありがとうございました
11:30頃から更新予定です
〜お昼寝組・部室〜
さてさて、お昼寝組はっと……
まきひょう「zzZ」
うみねこ「みゃ〜みゃみゃ〜ん♪」ナデナデ
……どういう状況かしら
うみねこがまきひょうに膝枕をしてあげていて、子守唄を歌ってる……のよね?
えっと……
まきひょう「まきゃ……」スリスリ
うみねこ「みゃーん♪」ナデナデ
とっても仲良しってことね、うん!
うみねこは面倒見のいいお姉さんって感じの性格みたい!
同じく面倒見のいいまきひょうも、思わず甘えちゃうくらいの♪
うふふ、確かに海未ちゃんみたいね!
……ここはいいわね、探検組に戻りましょう
〜探検組・階段〜
ただならぬ気配……最大の関門……階段!!
ほのくま「くま……!」
意外と段が高くて登りにくいのよね、うちの階段
みんなに登れるかしら?
りんねこ「にゃんにゃーん」ピョンピョン
さすがりんねこ! 猫としてのバネは健在ってわけね……
ぱなりす「ぱなぱなっ」シュシュッ
おおお…ぱなりすは手すりを木登りのように!
さすがリスだわ!
あとはのんたぬとほのくまだけね……
ほのくま「むぅぅ……」
のんたぬ「ふむむ……」
ほんと登るのに微妙な高さね、この階段!
全面改修して低くしてやろうかしら
ほのくま「……くま!」
のんたぬ「やん!?」
……あら
ほのくま「くまぁっ!」ピョンッ
一段ずつジャンプして登り始めたわ!
ほのくま「ふぁいとだよ!」ピョンッ
のんたぬ「や、やん!」ピョンッ
ほのくま「がおー!」
りんねこ「にゃーにゃー!」
ぱなりす「ぱなー!」
がんばれ、がんばれ!
……よかった
もし登れないってことになれば、私が理事長室から出撃しなくちゃいけなかったわ……ふぅ
〜屋上〜
ガチャッ
のんたぬ「やーん!」
ほのくま「くまー!」
りんねこ「にゃ〜ん!」
ぱなりす「ぱなぁ…」
やっとたどり着いたわね、屋上に!
ふふ、太陽が眩しいわ……
ほのくま「がおー!」ゴロゴロ
のんたぬ「やーん…」ポカポカ
暖かい陽気……眠くなっちゃうわね♪
のんたぬ「やん……」ゴロゴロ
りんねこ「にゃ〜」ゴロゴロ
ぱなりす「…zzZ」
ふふふ、みんな寝ちゃった?
……いやいやダメよみんな、起きて起きて!
ほのくま「くまぁ……?」
誰か来たらどうするの!
ほのくま「……!!」
わかってくれたなら、せめて寝ない程度に日向ぼっこを……
ほのくま「zzZ」
そうなるわよね……仕方ない、私が見張っててあげるからゆっくり寝なさい
ほのくま「くまぁ……zzZ」
〜二年教室〜
穂乃果(あったかいなぁ……眠くなるよね、えへへ)
穂乃果(はふぅ…zzZ)
先生「高坂さん」
穂乃果「は、はいぃ!!」
先生「…この例文を全訳してくれる?」
穂乃果「は、はい……」
穂乃果「ぐぬぬ……」
穂乃果「ジョンと……」
「ホノカチャン」
穂乃果「!?」バッ
先生「ジョンと、なに?」
穂乃果「あ、えと……ジョンとマリーは十年来の……」
「ホノカチャン」
穂乃果「やっぱり……」バッ
先生「……高坂さん!」
穂乃果「ぁ……ご、ごめんなさい!」
海未「穂乃果……」
ことり「穂乃果ちゃん……?」
「ホノカチャン」
・・・
穂乃果「……」ムスッ
「ホノカチャン」パタパタ
穂乃果「……」
「ホノカチャン」パタパタ
穂乃果「……」
「ウェミチャー」
穂乃果「!?」バッ
「ホノカチャン」
穂乃果「……」
穂乃果「おいで、ほら」コゴエ
「ホノカチャン」パタパタ
穂乃果「ほら、怖くないよ」
「ホノカチャン…」チョコン
穂乃果「ほら、大丈夫」ナデナデ
「ウェミチャー」
穂乃果「……あなた、もしかしてことりちゃん?」
「ホノカチャン」
穂乃果「たぶん、そうだよね? この特徴的な癖っ毛は……」
「ホノカチャン?」
穂乃果「チャイムが鳴るまで待っててね」
「ウェミチャー」
〜休み時間〜
ことり「こ、この子が……私の?」
「ホノカチャン」
海未「そのようですね……頭の毛がことりっぽいです」
穂乃果「でも、鳥さんにしては丸っこいね。ひよこみたい」
ことり「ひよこ……」ナデナデ
「ちゅんちゅん」ボフン
ことり「!?」
穂乃果「ことりちゃんが撫でた瞬間爆発した!?」
海未「ち、違います! これは……」
「こんにちはっ♪」
ことほのうみ『と、鳥さんが人型になった!!』
穂乃果「というか喋ったぁ!!」
【ことぴよ:ことりひよこ】
身長0.4m 体重5.5kg
ことりそっくりの鳥さんで、バード形態に変身出来る。
オウムやインコのように言葉を覚えるのか、人型時はかなり喋れる。
背中に小さな羽が生えているが飛べないため、飛ぶ時はバード形態に変身する。
変身の要領はのんたぬと同じらしい。
バード形態時
身長10cm 体重50g
ことぴよが空を飛ぶ時に変身する姿。
航行距離はそんなに長くないため、基本的に人の頭に乗る。
鳴き声は「ホノカチャン」とか「ウェミチャー」とか「ちゅんちゅん」とか。
ことり「わあ……あはは、私のどうぶつさんだあ……」
ことぴよ「うふふ♪」
穂乃果「おおー! すごい、すごいよことぴよ! 変身出来るなんて、いいなぁ」
ことぴよ「ありがとホノカチャン♪」
穂乃果「しかも喋れるし!」
海未「鳥だから言葉を覚えるんでしょうか……それにしては流暢過ぎますね…」
ことぴよ「そうかな?」
ことり「ううん、とっても可愛いよ!」ギュッ
ことぴよ「えへへっ! 嬉しいな❤」ギュー
穂乃果「新しい仲間も増えたところで、みんなの様子を見に行こうよ」
海未「そうですね…おやつもあげなくてはいけませんし」
ことり「誰かに見つかってないといいんだけど……」
ことぴよ「ちゅんちゅん♪」
キーンコーンカーンコーン
ことほのうみ『あっ』
ことぴよ「ちゅん?」
今日はここまで
ありがとうございました
ことぴよの見た目がうまくイメージできん
バード形態が特に
>>256
よく見かける(・8・)こんな顔の彼女でイメージお願いいたします
こちらが勝手にイメージを決めるようなことを言ってよかったのでしょうか…
もしそうであったならすみません
明日も更新します
〜中庭〜
ナレーション:ことりママ
屋上でのお昼寝も終わって、あらたな探検ね♪
ほのくま「くま!」
と言っても、残るは中庭くらいしかないかな?
のんたぬ「やんやんー」
りんねこ「にゃ?」
どうしたの、のんたぬ?
のんたぬ「やんやん!」チョイチョイ
あっちに何かあるの? それならついて行かなきゃね!
ぱなりす「ぱなぁ…」
ほのくま「ふぁいとだよ!」
・・・
アルパカ♂「めー」
……えっと、アルパカ小屋?
のんたぬ「やんやん♪」
ほのくま「がおー!」
ふむふむ……アルパカたちはのんたぬのお友達なのね?
のんたぬ「やん!」
アルパカ♂「めー」
のんたぬ「やんやん」
アルパカ♂「めぇぇ」
何かお話ししてるの?
のんたぬ「やんやん!」
えぇ……最近の餌が美味しくないって?
そ、そう……ちょっと飼育の方にかけあってみるわね…
のんたぬ「やーん♪」
ほのくま「くまぁ……」
ぱなりす「ぱ、ぱな…」ビクビク
アルパカ♀「…」ジロリ
りんねこ「にゃ…」
ちょっと怖いわね、こっちのアルパカは……
アルパカ♀「…」ジロ
ぱなりす「ひぅ…」ビクビク
アルパカ♀「ふんっ」
ぱなりす「」フラッ
バタン
ぱ、ぱなりすが倒れた!
りんねこ「にゃにゃー!」ユサユサ
ぱなりす「ダレカタスケテ…」
のんたぬ「やんやん!」
アルパカ♀「ぐぅ…」
ほのくま「くまぁ…」ユサユサ
ぱなりす「ダレカタスケテ…」
こ、こんなときはどうすれば……
ほのくま「くま!」サッ
そ…そうね、おにぎりがあるわね!
さっき転んだ時に分けてくれたおにぎり、残しておいたのね……食べさせてあげて!
ほのくま「くまぁ…」グイグイ
ぱなりす「おこめ……」モグ
ぱなりす「……ぱなっ!」シャキーン
ぱなりす復活ね!
のんたぬ「やんやん」ナデナデ
ぱなりす「ぱな〜♪」
アルパカ♂「めぇ〜」
アルパカ♀「ぶふー…」
ほのくま「がおー!」
ふふ、同じどうぶつ同士、仲良くなれた?
ほのくま「くま!」
そう、よかったわね♪
「おーい」
ほのくま「!?」
い、いまの声は……?
生徒「おうアルパカ! 今日も元気だね!」
い、一般生徒!?
体操服……この時期は持久走がメインのはず
……まさか、サボり?
のんたぬ「やん!」
と、とにかくアルパカ小屋の中に隠れて!
ほのくま「くま…」コソコソ
ぱなりす「ぱ、ぱなぁ…」
のんたぬ「しーっ!」
りんねこ「にゃ…」モゴモゴ
アルパカ♀「むふー…」
アルパカ♂「めー
」
生徒「持久走だるくってさー……あはは、小屋の中に隠れてようかな」
のんたぬ「!?」
ほのくま「……」ブルブル
ぱなりす「」キゼツ
りんねこ「にゃ…」ブルブル
生徒「そんじゃ、ちょっと失礼して……」
「そこのあなた!!」
生徒「ん……げっ、理事長!!?」
理事長「あなた、いまは授業中でしょう? なにしてるの!」
生徒「え、えっと……その…」
理事長「もう…持久走が辛いのは分かるけど、サボりはダメよ?」
生徒「すみません……」
理事長「今回だけは見逃してあげるから、すぐに戻りなさい。次に見かけたら先生に知らせますからね!」
生徒「は、はい! 失礼します!」タタタッ
理事長「んもぅ……」
理事長「みんな、大丈夫?」
ほのくま「くまぁ…」
のんたぬ「やん」
理事長「ふふふ、無事で良かったわ。もう危ないし、部室に連れて帰ってあげるわね♪」
りんねこ「にゃーん」
ぱなりす「……ぱ、ぱな?」
理事長「うふふ、安心していいのよ」
ぱなりす「ぱなぁ…」
〜昼休み・部室〜
のんたぬ「やーん」
うみねこ「みゃーん」
りんねこ「にゃーん!」
穂乃果「どうぶつも増えてきたね」
ほのくま「くまー?」
海未「残るは絵里とにこだけですから…部室がかなり狭く感じますね」
絵里「そうねぇ……私のどうぶつはどこにいるのかしら」
穂乃果「ことぴよは、神社から飛んでついてきたんだよね?」
ことぴよ「うん♪」
にこ「人型とバード形態になれる……ねぇ。なんかずるくない?」
ことり「そ、そうかな…?」
ことぴよ「うぅーん……」
にこ「まあなんでもいいけど、私はどうぶつは見つからない方がいいわ。食費に関わる」
希「そんな気にするほどやないと思うよ?」
にこ「気にするのよ……最近、うちのチビたちも食べ盛りで……食費がちょっとね」
希「……ごめん、にこっち」
にこ「いいわよ、べつに」
絵里「さすがにそろそろ私たちのどうぶつも見つからないと困るわよね」
穂乃果「何が困るの?」
ほのくま「くま?」
絵里「いや色々と……ほら、風邪ひいちゃうかもしれないし」
海未「そうですね……可及的速やかに見つけてあげなくてはいけませんね」
うみねこ「みゃ」
・・・
ことり「ねえねえピヨちゃん」
ことぴよ「なんですか?」
ことり「なんでピヨちゃんは喋れるの?」
ことぴよ「……さあ?」
ことり「分からないんだ」
ことぴよ「ごめんなさい…」シュン
ことり「あ、いいのいいの! 私はピヨちゃんが来てくれただけで嬉しいもん♪」
ことぴよ「えへへ♪」
ことり「今日はおうちでいっぱいお喋りしようねっ」
ことぴよ「うんっ」
海未「あのふたりの会話を聞いていると頭がおかしくなりそうですね…」
穂乃果「あ、あはは…」
絵里「ことり、とっても嬉しそうね」
穂乃果「ずっと会いたがってたんだもんね!」
ことり「えへへ〜❤」ギュー
ことぴよ「く、くるしぃよぉ…」
ことり「ぁ……ごめんなさい」
海未「バード形態、でしたね」
ことぴよ「うん! 飛べちゃうんだよ♪」
穂乃果「そういえば最初は変な鳥みたいな見た目だったもんね。あれがバード形態なの?」
ことぴよ「変だなんて……ひどいよぅ…」
ことり「穂乃果ちゃん! ピヨちゃんいじめちゃダメだよ!」
穂乃果「い、いじめたつもりじゃ……ごめんねことぴよ」ナデナデ
ことぴよ「いえいえ♪」
穂乃果(この子、完全に小さなことりちゃんだ)
にこ「すぐ変身できるの?」
ことぴよ「はい! 待っててくださいね」
ボフン
「ホノカチャン」
絵里「……ち、小さな鳥に変身したわ!」
海未「これがバード形態……最初に現れたときもこの姿でしたね」
「ホノカチャン」パタパタ
凛「わあ、飛んだにゃ!」
真姫「でも辛そうね。あんまり長くは飛べないんじゃない?」
「ホ、ホノカチャン…!」パタパタ
花陽「鳴き声はホノカチャンなんだね…」
「ウェミチャー」パタパタ
絵里「ウェミチャーとも鳴くみたいね」
「ホノカチャン」パタパタ
希「ことぴよ、こっちおいで〜」
「ウェミチャー」パタパタ
チョコン
みんな『おおー!』
穂乃果「希ちゃんの頭に乗ったよ!」
ことり「かわいいっ!」
「ホノカチャン」
希「人の頭に乗るのが好きなん?」
「ホノカチャン」
希「あ…ごめん、元に戻ってくれる?」
ボフン
ことぴよ「ご、ごめんね、すぐに降りるから」ササッ
希「嫌やないなら、乗ってていいよ?」
ことぴよ「ほんと? えへへっ、嬉しい♪」
ことり「あんまり飛べないんだね」
ことぴよ「羽が短くて疲れちゃうんです。人型だと、羽はあるけど飛べないし」
真姫「ふぅん…」
凛「でもでも! おしゃべり出来るの、すっごく羨ましいにゃ!」
花陽「うんうん、私もぱなりすとお話しできたらなぁ…」
ぱなりす「ぱなー」
花陽「えへへ、おにぎりのおかわりだね」ナデナデ
ぱなりす「ぱな♪」
凛「凛とりんねこもおしゃべり出来るにゃ〜! ねー?」
りんねこ「にゃーん♪」
真姫「うぇぇ…」
まきひょう「イミワカンナイ…」
海未「ふふふ、それぞれ飼い主との意思疎通だけは可能なようですね」
絵里「羨ましいわ……私も早く会いたいわ」
にこ「あら、そうなの? 意外ね」
絵里「そうかしら…私、けっこう動物好きなのよ?」
にこ「初耳ね」
希「ウチも聞いたことなかったなー」
絵里「そうだったかしら」
穂乃果「うーむ…なるほどなるほど」
ほのくま「ほの!」
穂乃果「ん、どうしたの?」
ほのくま「がおー!」
穂乃果「ああ、デザートだね。はい、ほむまん!」スッ
ほむまん「くまー♪」モグモグ
海未「私たちも早く仲良くなりましょうね」ナデナデ
うみねこ「みゃ〜ん❤」スリスリ
希「よし、そろそろ昼休みも終わるし、またここでおとなしくしててな〜」
のんたぬ「やん!」
ことぴよ「みんなのことは、私とのんちゃんにお任せですよっ!」
ことり「お願いね〜」ナデナデ
のんたぬ「やんやん♪」
ことぴよ「はい♪」
今日はここまで
ありがとうございました
>>261
特に明確に頭身のイメージはしておりません
体長についてはアニメのピカチュウ程度で考えています
どうぞ自由にご想像ください
〜放課後・帰路〜
穂乃果「また明日ねー!」
ほのくま「がおー!」
凛「早く帰るにゃー!」
りんねこ「にゃーん」
絵里「ええ、また明日」
にこ「今日も疲れたわねー」
絵里「あれくらいで疲れたなんて……まだまだ体力作りが必要かしら」
にこ「うぇ…」
絵里「頑張りましょ? ラブライブにむけて!」
にこ「わかってるわよ……当たり前じゃない!」
絵里「ふふん、ならいいんだけどね」
にこ「…神田明神、行くの?」
絵里「もちろん。にこもね♪」
にこ「…しょーがないわねぇ」
〜神田明神〜
にこ「……ねえ」
絵里「……ええ、あれよね」
にこえり『ダンボール……』
ダンボール「」
にこ「絵里」
絵里「なにかしら」
にこ「どっちのどうぶつでも、恨みっこなしよ」
絵里「もちろん。……まあ、まきひょうの例があるからなんとも言えないけど」
にこ「いくわよ!」
絵里「ええ!」
バカッ
「にこ〜」
絵里「!!」
にこ「あ、あんたは!」
にこうさ「にこっ♪」
【にこうさ:にこ兎】
体長0.5m(耳を含む) 体重5.9kg
にこそっくりのウサギで、いつも笑顔も絶やさないアイドル気質。
鳴き声は「にこ〜」とか。もちろん「にっこにっこにー」も。
お菓子が大好き。目を離すと袋を開けてしまうかも。
にこ「……悪いわね、絵里」
絵里「い、いいのよ……というか笑いながらこっち見ないで!」
にこ「わ、笑ってなんか……!」
絵里「すっごくニヤニヤしてるわよ! 実はとっても嬉しいんでしょ?!」
にこ「うぐっ……そ、そんなこと!」
にこうさ「にこ〜?」
にこ「……あるわよ」
絵里「ほら!」
にこ「と、とにかくこの子は私が連れて帰るわ! だって私のどうぶつだもの!」
絵里「うぅ……私のどうぶつ……」
にこうさ「にこ♪」
絵里「……なに?」
にこうさ「にっこにっこにー♪」ニコッ
絵里「にこうさぁ……」ナデナデ
にこうさ「にこ〜」
にこ(さすが素体がにこなだけあるわ…人を笑顔にするアイドルね!)
にこうさ「にこにこっ!」
絵里「あははっ…ありがとうにこうさ、もう大丈夫よ」ナデナデ
にこうさ「にこ♪」
にこ「……じゃあ帰りましょ? また明日、付き合ってあげるから」
絵里「にこ、ありがとう」
にこ「にこっ♪」ニコッ
絵里「……あ、うん」
にこ「なによその反応!!」
〜えりホーム〜
絵里「ただいま」ガチャ
亜里沙「お姉ちゃんおかえりなさい! ……あれ、元気ないね。どうかしたの?」
絵里「亜里沙……ちょっと色々あってね。それより、ずっと玄関で待ってたの?」
亜里沙「えへへ、実は見せたいものがあって……」
絵里「見せたいもの? なにかしら、もしかしてお姉ちゃんにプレゼント?」
亜里沙「神田明神で見つけたんだけど……」
絵里「えっ……ま、まさか…」
亜里沙「じゃーん! 」バッ
えりぎつね「ちかっ!」
絵里「」
【えりぎつね:絵里狐】
体長0.5m(耳を含む) 体重6.2kg
絵里そっくりの狐で、ダンスが得意。何かに化けることはできない。
鳴き声は「はらしょー」とか「ちか」とか。
やっぱり暗いところが怖い。
えりぎつね「はらしょー!」
絵里「は、は……は……」
亜里沙「お姉ちゃん?」
絵里「ハラショー!! 私にも抱かせて亜里沙!」
亜里沙「うん!」
えりぎつね「ちか?」
絵里「は、はわぁ……」ギュッ
えりぎつね「むぐぅ…!?」
絵里「ふかふかしてる……いい匂い、うふふふ……」ギュー
えりぎつね「ぬ、ぅぅ……ちかっ!」ガリッ
絵里「痛っ!」
えりぎつね「はらしょー!」グルルル…
絵里「な、なんでぇ……?」
亜里沙「いきなり抱きしめたらびっくりするよー! ね、えりぎつね?」
えりぎつね「ちか!」
絵里「ご、ごめんなさい、えりぎつね」ソッ
えりぎつね「…」
えりぎつね「…」ペロ
絵里「!」
絵里「……ふふ」ナデナデ
えりぎつね「ちか〜♪」
亜里沙「ふふふっ♪」
絵里「亜里沙……」
亜里沙「なに?」
絵里「ちょっと部屋で遊びましょう」
亜里沙「うん」
えりぎつね「はらしょー♪」
絵里「うふふっ♪」
亜里沙(お姉ちゃんが子供に戻ったみたいで亜里沙、嬉しいな♪)
絵里「亜里沙、ボールとかあるー?」
えりぎつね「はらしょー!」
亜里沙「はいはーい、ちょっと待ってね!」
〜にこホーム〜
にこ「お買い物行ってくるわねー」
にこうさ「にこ〜」
ここあ「あれ、お姉ちゃん…うさぎさん連れていくの?」
にこ「えっ!? な、なんとなくよなんとなく! 特に意味なんてないんだから!」
こころ「お姉さま、あまりいじめてはダメですよ?」
にこ「だから、そんなことしないわよー!」
こころ「そうでしたか♪」
虎太郎「うさぎ〜」
にこ「……それで、なにが食べたい?」
ここあ「ハンバーグ!」
にこ「ん、こころもいい?」
こころ「はい! 私はお姉さまのお料理なら、なんでも大好物です♪」
にこ「ふふふっ……嬉しいこと言ってくれるわね。それじゃ、いってきます」
こころあ『いってらっしゃーい』
・・・
にこ「さて、ハンバーグだから、ひき肉とパン粉、それからタマネギね」
にこ「あとは…」
にこうさ「にーこー!」
にこ「はいはい、あんたの分のご飯もやったげるわよ」ナデナデ
にこうさ「にこっ❤」
にこ「うさぎってなに食べるのかしら。あんた好きなものは?」
にこうさ「にこにこっ!」
にこ「お菓子ぃ!? 晩御飯にお菓子とかバカじゃないの!!」
にこうさ「にこぉ…」
にこ「ぁ……ごめん、言い過ぎたわ」
にこ「晩御飯よ、晩御飯。お菓子はそのあとに食べさせてあげるから」
にこうさ「にこー…」
にこ「聞き分けのいい子ね、えらいわ」ナデナデ
にこうさ「にこ♪」
〜スーパーマーケット〜
にこ「ふんふふん〜♪」
にこうさ「にこぉ…」キョロキョロ
にこ「ん、どうしたの?」
にこうさ「にこにこ!」
にこ「ああ…周りが野菜ばっかりなのが珍しいのね。でもあれ、食べちゃダメよ? 売り物なんだから」
にこうさ「にこー!」
にこ「あはは、さすがにそれはないか」ナデナデ
にこうさ「にこ!」プンスコ
にこ「機嫌直しなさいよ、お菓子買ってあげるから」ナデナデ
にこうさ「にこ!?」
にこ「ほんとよほんと、ポテチでもチョコでもクッキーでも、好きなの選びなさい」
にこうさ「にこにこっ♪」
にこ(ふふん…こんなので機嫌直しちゃって、我ながら単純だわ)
にこ(…でも、ことりがずっと会いたがってた理由…ちょっとだけ分かったかも。ごめんね、会いたくないなんて言って)ナデナデ
にこうさ「〜♪」
〜にこホーム〜
にこ「ごはん出来たわよー」
こころ「わあ、今日はとっても豪華ですねお姉さま!」
にこ「そう?」
ここあ「うんうん、ハンバーグにスープまであるもん!」
にこ「ま、まあ……たまには、ね」
虎太郎「かんげ〜かい〜」
こころ「歓迎会?」
にこ「こ、こたろー!」
虎太郎「…」ピコッ
にこ「く、くぬぅ…!」
こころ「ああ、にこうさちゃんの歓迎会ですか?」
ここあ「!」
にこ「し、しずかにしなさい! もうごはん食べるわよ!」
こころ「ふふふ、はいっ!」
にこうさ「にこ〜」
みんな『いただきまーす!』
ここあ「おいしーっ!」モグモグ
こころ「お姉さまのハンバーグは世界一ですね!」
にこ「ふふん、当然よ!」
にこうさ「にこにこ〜」モグモグ
こころ「あはは、にこうさちゃんも美味しいって言ってます!」
にこ「肉食のうさぎってどうなのよ……でも、いい顔して食べるわね」ナデナデ
にこうさ「にこ〜♪」モグモグ
ここあ「うぇ……人参だ」
にこ「ここあ、好き嫌いはダメよー」
ここあ「はーい…」
にこうさ「にこ〜」モグモグ
ここあ「……にこうさ」
にこうさ「にこ?」
ここあ「……これ食べt」
にこ「ここあ」
ここあ「あー人参おいしいなー!」モグモグ
にこ「ふふ、えらいえらい」ナデナデ
ここあ「うぅ……」
にこうさ「にこっ♪」
〜にこルーム〜
にこ「おやすみ、みんな」
こころ「おやすみなさい、お姉さま」
ここあ「おやすみおねーちゃん!」
虎太郎「おやすみ〜」
にこうさ「にこぉ…」ウトウト
にこ「今日は疲れたでしょ? ゆっくり寝ていいのよ」ナデナデ
にこうさ「にこ…」ウトウト
にこ「明日は練習も休みだから、どこか遊びに行きましょ? あなたにも友達は必要だろうしね」
にこうさ「…」ウツラウツラ
にこ「……ふふ、おやすみ」
にこうさ「にこ…zzZ」
にこ「さて、私も寝よっと」
全員揃ったところで、とりあえず今はここまでとします
途中、グダグダになってすみませんでした…
「希とのんたぬの休日」
希「よし、うまく出来た!」
のんたぬ「やんやん♪」
希「スノハレのときの髪型、とっても似合ってるやん!」ナデナデ
のんたぬ「ふふん!」
希「今日もお揃いの髪型やね〜」
のんたぬ「やーん♪」
希「ほな、今日もバイトがんばろー!」
のんたぬ「やーん!」
〜神田明神〜
希「肩から落ちたらあかんよ? しっかり捕まっててね」
のんたぬ「やん!」ギュッ
希「ふんふふんふん〜♪」ザッザッ
希「今日はいちだんと葉っぱが落ちてるなぁ」
のんたぬ「やん……」
希「まだ秋には遠いのにね……」
のんたぬ「やん!」
希「ん、確かに秋になったらもっと落ち葉はたくさんやけど……」
のんたぬ「やんやん!」
希「ふむ。落ち葉のお布団かぁ……ふふん、それはあったかそうやね♪」
のんたぬ「やん♪」
希「のんたぬはお昼寝が大好きやもんなぁ、ウチと同じやね」
のんたぬ「やん! やん!」
希「あはは、似た者同士やね♪」
のんたぬ「やーん♪」
・・・
希「ふう……だいぶ綺麗になってきたね」
のんたぬ「やん〜」
希「ん? こっちに走ってくる人影……」
希「あ、凛ちゃんやん」
凛「のっぞみちゃーん!」フリフリ
のんたぬ「やんやん!」
りんねこ「にゃーん!」
希「こんにちは、凛ちゃん」
凛「希ちゃんこんにちはー!」
希「どうしたん? ランニング?」
凛「うん! ろーどわーくっていうの? それやってるにゃ!」
希「体力作りやね。さすが凛ちゃん、スポーツ少女!」
凛「ふっふーん♪」
りんねこ「にゃ〜♪」
希「りんねこも一緒にロードワークしてるんやね」
凛「えへへ、ちょっとでもこの街を見せてあげたくて……さっき学校で絵里ちゃんに会ったよ!」
希「えりちと?」
凛「うん、制服着てたから、生徒会のお仕事じゃないかな?」
希「……ウチ、何も聞かされてないよ……?」
凛「えー? じゃあなんだったのかなぁ……あ、それとね、絵里ちゃんもどうぶつ連れてたよ!」
希「そうなん! じゃああとはにこっちだけやね!」
凛「うん! 絵里ちゃんのどうぶつはキツネさんでね、えりぎつねって名前なんだってー!」
希「えりぎつね……ふふん、のんたぬと化かし合いさせなあかんね!」
凛「凛も見てみたいにゃ!」
希「うふふ、また月曜日に、やね♪」
凛「うんっ! ……さて、そろそろ凛たちは行くね」タタタッ
りんねこ「にゃんにゃー!」フリフリ
のんたぬ「やんやーん!」フリフリ
希「りんねことどんなお話ししてたん?」
のんたぬ「やんやん」
希「ぇ……お、オススメのカップ麺? 凛ちゃん、ネコにカップ麺食べさせてるんや……」
のんたぬ「やん!」
希「凛ちゃんと過ごすの楽しいって言ってたん? ふふん、そっか♪」
希「……じゃあ、のんたぬは?」
のんたぬ「やん?」
希「のんたぬは……ウチと過ごしてて、楽しい?」
のんたぬ「やんっ!」ギュッ
希「そっか……ふふん、ありがとうね♪」ナデナデ
のんたぬ「やーん❤」
・・・
希「はーい、今日のバイトは終了!」
のんたぬ「ふう……」
希「午後からはフリーやし、お出かけしよーか」
のんたぬ「やん!」
希「その前に、お昼ご飯やね♪」
のんたぬ「やんっ」
〜ハンバーガーショップ〜
希「ほんとはファミレスとかにしたかったけど、あんまり見られるのもあれやから……ごめんね」
のんたぬ「やんやん」
希「ふふ、その代わり好きなだけ食べていいからね」ナデナデ
のんたぬ「ふふん♪」
希「それでは手を合わせて」パチッ
のんたぬ「やんっ」パチッ
『いただきまーす』
のんたぬ「はぐはぐ」モシャモシャ
希「おお、さっそくポテトの一気食いややね」
のんたぬ「やん!」
希「ああもう、口周りが油でベトベトやんかー」ゴシゴシ
のんたぬ「んぅ……」
希「はい、綺麗になった。汚れちゃうから、ウチが食べさせてあげるね」
のんたぬ「やん!」
希「あーん」
のんたぬ「あーん」パク
のんたぬ「んふふ〜♪」モグモグ
希「のんたぬはポテト好きやね」
のんたぬ「やん!」
希「うんうん、ここのポテトは塩味が効いてて美味しいもんな〜」
のんたぬ「♪」
希「はい、ジュースも」
のんたぬ「んむ」ズズズー
希「ちゃんとバランス良く食べるんよ〜?」
のんたぬ「やん!」
・・・
『ごちそうさまでした!』
希「さて……これからどこに行こっか?」
のんたぬ「やんやん〜」
希「んー……とりあえず適当に歩いてみよっか? お散歩しようやん♪」
のんたぬ「やんやーん♪」
・・・
のんたぬ「やん……」
希「ちょっと眠たい?」
のんたぬ「ふわぁ……」
希「起こしてあげるから、しばらく寝ててもええよ?」
のんたぬ「ゃん……zzZ」
希「あら、そんな寝方したら髪が崩れるやん……ふふふっ」
希「もう……」ナデナデ
のんたぬ「むにゃ……zzZ」
〜公園〜
希「ここで休憩しよかな」
のんたぬ「すぅ、すぅ……」
希「そろそろ起こしてあげないとやね」
「あ、希ちゃん!」
希「あら、ことりちゃん。ことぴよも、こんにちは」
ことり「こんにちは〜」
ことぴよ「こんにちはっ」
希「こんなとこでどうしたん?」
ことり「ピヨちゃんと遊んでたの。希ちゃんはお散歩?」
希「うん、せっかくの休日やからね。まあ、のんたぬは寝てるけど」
のんたぬ「zzZ」
ことぴよ「あれれ……ほんとですね」
ことり「よーし、ピヨちゃん起こしてあげて!」
希「じゃあお願いしよかな?」
ことぴよ「はいっ!」
ことぴよ「おきてください〜」ユサユサ
のんたぬ「んぅ……」
希「……えっ、普通の起こし方?」
ことり「本当は、ことりと二人で耳元で話しかけようかと思ったんだけどね〜」
希(さすがにそれはこっちが危ないと思う)
のんたぬ「んにゃ……」ノソリ
希「あ、起きたね」
ことり「おはようのんちゃん♪」
ことぴよ「おはようございます♪」
のんたぬ「……やん?」
・・・
のんたぬ「やんやん!」
ことぴよ「えへへ、こっちですよ〜!」
のんたぬ「やーん!」
希「ことぴよ、元気そうやね」
ことり「うん、朝からずっと……ぴょんぴょんってベッドの上で跳ねるくらい元気だったよ〜」
希「それなら、バード形態にさせてたらいいんやないの?」
ことり「確かにそうすれば騒がしくはないけど、あんまり自由も効かなくなっちゃうもんね。ピヨちゃんのやりたいようにさせてあげたくて」
希「そうやね……ウチものんたぬには好きにさせてる。居眠りが好きやから、ちょっと暖かい場所見つけたらすぐに寝ちゃうんよ」
ことり「そうなの?」
希「うん。ベランダから入ってくる陽射しを浴びてお昼寝したり、お布団の中で小さく丸まって寝てたり、まるで自分を見てるみたいで……」
ことり「ふふ、希ちゃんもお昼寝大好きだから似たんじゃないかな?」
希「たぶんそうやね……ふふふっ」
ことり「ねえ希ちゃん」
希「ん?」
ことり「希ちゃんは、のんちゃんが来てくれてよかったって思うことある?」
希「もちろんやん。毎日ありがとうって感謝してるんよ?」
ことり「うふふ、そうなんだ?」
希「そうなん。子供が生まれたお母さんと同じ気持ちなのかもね?」
ことり「あー、なんとなくイメージできるなぁ。私もそんな感じ♪」
希「ちょっとした話し相手になってくれるし」
ことり「そうそう! 朝も起こしてくれるし」
希「寝顔見てると幸せな気分になるし」
ことり「だよねだよね〜❤ 私も可愛くて可愛くて、寝てるピヨちゃんを抱きしめたら怒られちゃった!」
希「ふふ、ことりちゃんらしいね」
ことり「えへへ……でも、楽しいんだ〜」
希「うん……本当、楽しいね」
希「そういえば、えりちもどうぶつ見つかったみたい」
ことり「本当? じゃあどうぶつたちみんなでμ's作っちゃおうよ!」
希「ふふ、みんな踊れるんかな?」
ことり「歌と衣装だけでも楽しそうだよねっ♪」
希「ことりちゃんが作りたいだけなんやない?」
ことり「てへ♪」
のんたぬ「やーん!」ギュッ
希「おっと」
ことぴよ「それーっ♪」ギュー
ことり「わわっ」
希「どうしたん?」
のんたぬ「やんやん!」
希「えっ……お腹減った?」
ことぴよ「私もお腹減っちゃいました!」
ことり「うーん……お昼は食べたし……」
希「あ、もう三時なんや……じゃあおやつの時間やね♪」
ことり「あ、それなら穂むらに行く? 穂乃果ちゃんもいると思うし!」
希「そうやね! じゃあ穂むらに行こっか」
のんたぬ「やーん!」
ことり「レッツゴー♪」
ことぴよ「ゴーですっ♪」
「希とのんたぬの休日」
おしまい
今日はここまで
ありがとうございました
「真姫とまきひょうの休日」
真姫「……」ボー
まきひょう「ヴェェ……」ボー
真姫「……おはよ」ボー
まきひょう「イミワカンナイ……」ボー
真姫「……」←低血圧
まきひょう「……」←低血圧
・・・
真姫「朝ごはんどうする……?」
まきひょう「まきゃ……」
真姫「そうよね……何でもいいわね……」
まきひょう「ヴェェ……」
真姫「とりあえず……コーヒー飲む?」
まきひょう「まきゃ」コクン
真姫「えっと、たしかここに……」ゴソゴソ
真姫「あ、あったあった。これをコーヒーメーカーにセットして……」ガション
コポコポ
真姫「すこし待つのよ」
まきひょう「まきゃ……zzZ」
真姫「ちょっと……寝ないでよ」ナデナデ
まきひょう「オコトワリシマス……」スリスリ
真姫「あなた、低血圧すぎるんじゃない?」
まきひょう「ヴェェ」
真姫「誰が低血圧よ。私はそんなんじゃなくて、ただ朝に弱いだけなの」ナデナデ
まきひょう「イミワカンナイ」ペロペロ
真姫「こっちのセリフよ。というか舐めないで、ザラザラして痛いのよ」
まきひょう「オコトワリシマス」ペロペロ
真姫「ったく……」ナデナデ
ピーッ
真姫「出来たみたいね」
まきひょう「ヴェェ……」
真姫「はい、あなたの分。マグカップで飲める?」
まきひょう「まきゃ」フー…フー…
真姫「ああ、そういえば猫舌だったわね。しっかり冷まして飲むのよ」ゴク
まきひょう「まきゃ……」ゴク
真姫「ん……おいし」
まきひょう「まきゃ!」
真姫「やっぱり寝起きはコーヒーね……頭も身体もすっきりするわ」
まきひょう「まきゃー!」
真姫「朝ごはんは簡単にトーストでいいわよね。文句は受け付けないけど」
まきひょう「ヴェェ」
真姫「ハムをのせろ? 分かったわよ……」イソイソ
・・・
『ごちそうさまでした』
真姫「さて、部屋で本読むから」
まきひょう「まきゃ……」
真姫「ボールあげるからそれで遊んだら?」
まきひょう「ヴェェ……」
〜まきルーム〜
真姫「……」ペラ
まきひょう「まきゃ!」ポイッ
ポーンポーン
ポテッポテッ
まきひょう「まきゃ」テテテ
まきひょう「ヴェェ!」ポイッ
ポーンポーン
ポテッポテッ
まきひょう「……まきゃー!」ポイッ
真姫「えっ――あだっ!?」ベシッ
真姫「な……なにすんのよー!」
まきひょう「がるるる……!」
真姫「な、なに……なんで怒ってるのよ……」
まきひょう「まきゃー!!」
真姫「暇、つまんないって……じゃあどうしたいのよ……」
まきひょう「まーきゃー!」バタバタ
真姫「わかったから、遊んであげるから子供みたいに駄々をこねないで……」ナデナデ
まきひょう「まきゃ……?」
真姫「本当よ、遊んであげるから。ね?」
まきひょう「まきゃ〜♪」
真姫(……かわいい)ナデナデ
〜公園〜
真姫「いくわよー!」
まきひょう「まきゃー!」
真姫「それっ!」ポイッ
ヒューン
まきひょう「まきゃー!」パシッ
テテテテッ
まきひょう「まきゃ♪」
真姫「よくできました」ナデナデ
真姫「さ、つぎいくわよ!」
真姫「それーっ!!」ポーイ
ヒューン
ボスッ
真姫「……」
まきひょう「……」
真姫「……木に乗っちゃった」
まきひょう「ヴェェ……イミワカンナイ……」
真姫「あなた、木に登って取ってこれる?」
まきひょう「イミワカンナイ……」
真姫「い、いや悪いのは私だけど……お願い」
まきひょう「オコトワリシマス……」テテテッ
ガサガサ
ガサガサ
真姫「見つかった?」
まきひょう『まきゃー』ガサガサ
ガサガサ
ピョコッ
まきひょう「まきゃー!」フリフリ
真姫「見つかったのね、よかったわ。ほら、早く降りて続きやりましょ」
まきひょう「……」
真姫「……?」
まきひょう「ヴェェ……」ブルブル
真姫「お、降りるのが怖い……?」
まきひょう「イミワカンナイ……」ガクガク
真姫「……ほら、下で受け止めてあげる。おいで」
まきひょう「まきゃ……?」
真姫「しっかり受け止めるから、怖がらずにいらっしゃい」
まきひょう「……やっ!」ピョンッ
真姫「おっと……」ギュッ
まきひょう「まきゃ……」
真姫「ね? ちゃんと受け止めたでしょ」
まきひょう「まきゃ〜♪」スリスリ
真姫「ふふふ、いいこいいこ」ナデナデ
真姫「……せっかく外に来たんだし、遊び終わったらお散歩しましょ」
まきひょう「ヴェェ……」
真姫「歩きたくない!? どうせあなたは私のカバンに入ってるんでしょ」
まきひょう「まきゃ」
真姫「ボール遊びに付き合ってあげたんだから、少しぐらいいいじゃない。ほら、もしかしたら友達に会えるかもしれないわよ?」
まきひょう「まきゃー!」
真姫「ふふっ……いきなり喜んじゃって」クスッ
まきひょう「〜♪」
〜CDショップ〜
真姫「うーん……」
まきひょう「まきゃー?」
真姫「ん……ああ、これね。これはCDって言って、歌が――」
まきひょう「ヴェェ……」
真姫「あら、CDは知ってるのね。これ、前に花陽が勧めてくれたアイドルのCDなの。μ'sの作曲のために聞いたりしてるんだけど……」
真姫「意外と、捨てたものじゃないのね、アイドルの歌って」
まきひょう「まきゃ?」
真姫「これまではずっとクラシックとか、そういうのばっかり聴いてて……アイドルとかは敬遠してたの」
真姫「でもみんなと会って、μ'sと出会って変わったわ……アイドルの歌も聴くようになったし、敬遠してた頃の私にちゃんと聴かせてやりたいと思うの」
まきひょう「ふん……」
真姫「なに、バカにしないでよ? ほら、あなたも聴いてみなさいよ」カポッ
シャンシャン
シャカシャカ
まきひょう「……♪」
真姫「ふふっ♪」
〜フードコート〜
真姫「こぼしちゃだめよ」
まきひょう「ヴェェ……い、イミワカンナイ……」カチャカチャ
真姫「フォークも使えないの? まったく……トマトパスタなんだから、ちゃんとしなきゃ服が汚れるでしょ?」
まきひょう「うぅ……」ウルウル
真姫「……ほら、私の膝に乗りなさいよ。食べさせてあげるから」ポンポン
まきひょう「まきゃ……!」
真姫「ほんとよ。ほら、おいで」
まきひょう「まきゃ〜♪」テテッ
真姫「ふふ……」クルクル
真姫「ほら、口開けて」
まきひょう「あむ……ん~❤」モグモグ
真姫「ふふ、おいしい?」
まきひょう「まきゃ!」
真姫「じゃあ私も食べましょう」パク
真姫「あら……悪くないわね」
真姫「ふふ、このお店、また来ようかしら」
まきひょう「オコトワリシマス!」
真姫「はいはい、また来週ね」ナデナデ
まきひょう「まきゃ!!」
真姫「はあ!? 今日の夜!?」
まきひょう「まきゃ!」コクコク
真姫「ヴェェ……わ、分かったわよ、ママに頼んであげるから……」
まきひょう「♪」
真姫「はあ……」
・・・
真姫「これからどうする?」テクテク
まきひょう「まきゃ」
真姫「どこでもいいじゃ決まらないわよ」
まきひょう「ヴェェ……」
真姫「任されても困るんだけど」
まきひょう「まきゃ!」
真姫「わかったわよ……聞いてばっかりで悪かったわね」ナデナデ
まきひょう「ふんっ」
真姫「機嫌直しなさいよ……ほら、散歩中にコンビニ見つけたらお菓子買ってあげるから」
まきひょう「!」
真姫(お菓子で釣れるなんて……我ながら悲しい……)
・・・
まきひょう「〜♪」
真姫(お菓子……といっても、近くにコンビニもないし……)
真姫(スーパーとかもないし、どうしようかしら)
まきひょう「♪」
真姫(機嫌のいい間に買ってあげないと……また不機嫌になりそうだし)
真姫(……あ)
真姫「……こんなとこまで来てたんだ」
まきひょう「?」
真姫「まきひょう、あなた和菓子は好き?」
まきひょう「まきゃ……?」
真姫「そう、和菓子。ケーキとかアイスとかじゃなくて、おもちとかお団子とか」
まきひょう「オコトワリシマス」
真姫「そう、好きなのね。じゃあこのお店でいいわよね?」
まきひょう「まきゃ!」
ガラガラ
真姫「穂乃果――――穂むらまんじゅう二つもらえる?」
「真姫とまきひょうの休日」
おしまい
ちょっと短めだったけど今日はここまで
ありがとうございました
明日か明後日には更新できると思います
遅くなってすみません、いろいろ忙しくて……
「花陽とぱなりすの休日」
ぱなりす「……zzZ」
花陽「おはよぉ……」
ぱなりす「zzZ」
花陽「あはは、まだ寝てる……」ナデナデ
ぱなりす「ぱなぁ……zzZ」
花陽「先に朝ごはん作ろうかな……といってもお米を炊くだけだけどね」パタパタ
ぱなりす「おこめ……zzZ」
・・・
ぱなりす「zzZ……」
ぱなりす「ぱな、ぱなぁ……zzZ」
ぱなりす「……」スンスン
ぱなりす「……ぱな?」ピクッ
ぱなりす「ふんふん……おこめ!!」ピョンッ
テテテテッ
〜リビング〜
花陽「ふんふ〜ん♪」
花陽「はわぁぁ……お米のいい匂い……」
花陽「おにぎりにしようかな、このままおかずと食べようかなぁ……迷うなぁ……」
テテテテッ
花陽「!」
ピョンッ
ぱなりす「おこめ!!」
花陽「あ、ぱなりす……おはよう」ナデナデ
ぱなりす「ぱな〜」スリスリ
ぱなりす「ぱな! おこめ〜!」
花陽「お米、どうやって食べる?」
ぱなりす「ウーン……おにぎり!」
花陽「そう? じゃあおにぎりにするね♪」
ぱなりす「ぱな〜❤」
・・・
花陽「あちち……ふー、ふー……」ニギニギ
花陽「いま握ってるから待っててね」
ぱなりす「ぱな!」
花陽「ふう、ふう……」ニギニギ
花陽「具は何がいい?」
ぱなりす「ぱなー!」
花陽「うん、それじゃあ塩むすびだけにしておくね」
ぱなりす「ぱなっ♪」
花陽「〜♪」ニギニギ
ぱなりす「……ぱなっ」
花陽「えっ……ぱなりすもやってみたいの?」
ぱなりす「ぱなぁ」
花陽「熱いけど、大丈夫かなぁ……」
ぱなりす「ぱな!」
花陽「うーん……じゃあ、小さいおにぎり、やってみよっか」
ぱなりす「ぴゃあっ!」
花陽「はい、おててを水で濡らして、塩を振って……それからお米を握るの。やってみて?」
ぱなりす「ぱ、ぱな……あちっ……ぱなぁ……!」ニギニギ
花陽「がんばれっ! 綺麗にできてるよ!」
ぱなりす「ぱなぁ……❤」
花陽「うふふ、おいしそうなおにぎりだね♪」
ぱなりす「ぱなっ!」ニコリ
・・・
『いただきまーす』
ぱなりす「ぱな〜❤」モグモグ
花陽「えへへ、美味しい?」
ぱなりす「ぱなっ!」
花陽「ふふふ、よかったね」ナデナデ
ぱなりす「もぐもぐ……ん〜♪」
花陽「たくさん食べてね、まだまだ握ったから」
ぱなりす「ぱな!」モグモグ
花陽「あっ! ほっぺにお米がついてるよ」ヒョイッ
ぱなりす「ぴゃあ……///」
花陽「うふふっ♪」
・・・
『ごちそうさまでした』
花陽「あ、そろそろ時間だ……」
ぱなりす「ぱな?」
花陽「いつもこの時間はね……」ピッピッ
花陽「アニメ見てるんだぁ……えへへ、子供っぽいかな?」
ぱなりす「ぱな……」
花陽「あ、あはは……じゃあ一緒に見よっか……ね? おもしろいんだよ?」
ぱなりす「……ぱな」
<アクノテサキノオマエタチ!
<トットトオウチニカエリナサイ!
花陽「ふおぉ……やっぱり変身後のセリフ、かっこいいなぁ……」
ぱなりす「ぱなぁ……」
花陽「あっ!」
<セヤァァッ!!
<キャアァァッ!!
花陽「うう、痛そうだよぉ……がんばれ、がんばれ……」
ぱなりす「ぱなー!」
<プリキュアノウツクシキタマシイガ!!
<ジャアクナココロヲウチクダク!!
花陽「……っ!!」
<プリキュア・マーブルスクリュー!!
花陽「うわぁぁぁ……!! 勝ったよぱなりす、大勝利だよ〜!」
ぱなりす「ぱなぱな〜♪」ピョンピョン
花陽「はあ……今週も面白かったなぁ……」
ぱなりす「ぱな!」
花陽「えへへ、ぱなりすも気に入ってくれたみたいで嬉しいな♪」
ぱなりす「ぱな〜」
花陽「……さてと、今日はお部屋のお掃除しなくっちゃ! お手伝いしてくれる?」
ぱなりす「ぱな〜」
花陽「ええっ!? 手伝ってくれないの……?」
ぱなりす「ぱなぱな」
花陽「自分の部屋だもんね……確かにそうだね、自分でやらないとダメだよね」
ぱなりす「ぱな♪」
花陽「はい……頑張ります……」
・・・
花陽「終わったよ〜」
ぱなりす「ぱな〜」スリスリ
花陽「えへへ、くすぐったいよぉ〜」ナデナデ
花陽「ほらほら、お布団干したからふかふかだよ!」フカフカ
ぱなりす「〜❤」モフモフ
花陽「うふふ、眠たくなっちゃうね♪」
ぱなりす「ぴゃぁ……zzZ」
花陽「えっ……寝ちゃったのぉ!?」
ぱなりす「ぱなぁ……zzZ」
花陽「もう……せっかく遊ぼうと思ったのになぁ……ふふふっ」ナデナデ
花陽「おやすみ、ぱなりす……私もお昼まで一眠り……」
ぱなりす「ダレカタスケテー……zzZ」
花陽「チョットマッテテー……zzZ」
・・・
ぱなりす「……ぱな?」ムクッ
花陽「あ、起きたね……おはよう♪」
ぱなりす「ぱな……?」
花陽「あはは、もうお昼前だよ。ゆっくり寝てたね」モグモグ
ぱなりす「……」ジー
花陽「ああ、これ? ポッキーだけど、食べるかな?」スッ
ぱなりす「はむ……」カリカリ
花陽「ふぉぉ……り、リスさんだ……! 映像でよく見るリスさんの食べ方だよ〜♪」
ぱなりす「」カリカリ
花陽「ほっぺがどんどん膨らんでく……そこにかじったポッキーを貯めてるの?」
ぱなりす「ぱなっ」エッヘン
花陽「えへへ、すごいなぁ……ぱなりすっ」ナデナデ
ぱなりす「ぱなぁ……///」
花陽「ふふふっ♪ ……あ、そうだ! お昼ごはん食べないとね!」
ぱなりす「おこめ!」
花陽「ふふふ、そうだね! お米炊こっか♪」
ぱなりす「ぱなっ」
アーリーガトウッテー アフーレダーシーテクルー♪
花陽「ん……凛ちゃんからお電話? はーい」
『にゃーん』
花陽「ぅえっ!? り、りんちゃん?」
『にゃー』
花陽「ど……どちらさまですかぁ……?」
『ガタガタッ』
『あ、かよちん?』
花陽「ふぇ……り、凛ちゃん?」
凛『うん、凛だよ! ごめんね、りんねこがどうしても電話かけてみたいっていうから……』
花陽「あはは、そうだったんだ。どうかしたの?」
凛『あのね、かよちんお昼ごはん食べた? 食べてないなら一緒にどうかなーって思って』
花陽「うん、いいよ。どこに行けばいいかな?」
凛『じゃあ穂乃果ちゃんのおうちに来てほしいにゃ! そこで待ってるから!』
花陽「穂乃果ちゃんのおうち? わかった、ちょっと待っててね」
凛『はーい! それじゃ、またあとで!』
ブツッ
花陽「ぱなりす、凛ちゃんとお昼ごはん食べに行こっか」
ぱなりす「おこめ〜」
花陽「穂乃果ちゃんのおうちにいるんだって。ほのくまに会えるかもだよ!」
ぱなりす「ぱな〜♪」
〜穂むら〜
ガラガラ
花陽「こんにちは。穂乃果ちゃん、凛ちゃん」
凛「かよちん! いらっしゃいにゃー!」
穂乃果「いらっしゃいませ、花陽ちゃん!」
ほのくま「くまー!」ピョコピョコ
りんねこ「にゃーん!」ピョンピョン
ぱなりす「ぱな〜♪」フリフリ
花陽「ふふ、お友達に会えてよかったね♪」
ぱなりす「ぱなっ」
凛「かよちんかよちん、ごはん食べに行こうよ!」
花陽「うん! ……あれ? 凛ちゃん、そんな服持ってたっけ……」
凛「ろーどわーくの帰りに寄って、そのままずっとお喋りしてたから……あはは」
穂乃果「シャワー貸してあげたから、私のお洋服貸してあげたの。ちょっと大きい?」
凛「ちょっとだけ! でも穂乃果ちゃんの匂いがして気持ちいいにゃ!」
穂乃果「あ、あはは……ちょっと恥ずかしいな……///」
花陽「そうなんだ、じゃあお洗濯して返さなきゃねっ」
穂乃果「別にいいよ、そんな……」
凛「綺麗にして返すね!」
穂乃果「……じゃあお願いしようかな」
凛「うん!」
ほのくま「ほのー」
穂乃果「ん、どうしたの? おなかへった?」
ほのくま「がおー!」
穂乃果「あはは、そっかそっか。じゃあ私たちもごはんにしよっか」
ほのくま「くまー♪」
花陽「それじゃあ私たちも行こっか」
ぱなりす「ぱなっ」
凛「うん、おなかへったもんね!」
りんねこ「らーめんにゃー♪」
花陽「喋れたんだ……」
凛「ラーメンだけ言えるんだよね〜」
りんねこ「らーめん! らーめん!」
花陽「ふふ、それじゃ穂乃果ちゃん……また学校で!」
凛「お洋服ありがとにゃー!」
穂乃果「うん、またね!」
ほのくま「くまー!」
ガラガラ
ピシャッ
花陽「ラーメンにする?」
凛「うん! 塩ラーメンの美味しいお店があるんだよ」
りんねこ「にゃー!!」
ぱなりす「おこめ……」シュン
花陽「ぱなりす……」ナデナデ
凛「ふふ、いいこと教えてあげる!」
花陽「え?」
凛「今から行くお店ね、ひとつ100円でおにぎりがあるよ!」
ぱなりす「おこめ!!」
花陽「ほんと? よかったね、ぱなりす!」
ぱなりす「おこめ〜♪」
花陽「ふふ、じゃあ急いで食べに行こ? お腹ぺこぺこだよ〜」
凛「よーし、いっくにゃー!!」
りんねこ「にゃーん!」
ぱなりす「おこめー!」
花陽「うふふっ……おーっ!」
「花陽とぱなりすの休日」
おしまい
今日はここまで
ありがとうございました
次回は「絵里とえりぎつねの休日」を予定しております
この休日シリーズでおしまいにするつもりなので、もし良ければあと少しお付き合いください
生存報告
更新は12月過ぎるかもしれません
すみません
待ってくれてる人いるかな?
もうそろそろ書き始められそうです
書き溜めてるうちに絵里ちゃん編長くなってきて焦ってます……
ほんとにお待たせしてごめんなさい……
今週中には投下できると思います
待っててくれてありがとうございます、ありがとうございます
「絵里とえりぎつねの休日」
絵里「……うふふ」ニコニコ
えりぎつね「すぅ……すぅ……」
絵里「ねえ亜里沙……かわいい寝顔だと思わない? とってもキュートだわ……」ウットリ
亜里沙「う、うん……そだね」
絵里「ふふふ、朝ごはんにしましょうか。この子の分も作ってあげないと」
亜里沙「あ、亜里沙もお手伝いするよ、お姉ちゃん」
絵里「ありがとう、お願いするわね♪」
えりぎつね「ちかぁ……すぴー……」
絵里「はあ……かわいい……」
亜里沙「ちょっとお姉ちゃん」
絵里「はいはい……うふふ」ニコリ
亜里沙「……」
亜里沙(お姉ちゃんがお姉ちゃんにベタ惚れしてる……)
亜里沙(これを、日本ではシュールって言うんだよね雪穂……!)
・・・
絵里「自分で食べられる?」
えりぎつね「ちか!」
えりぎつね「むむ……」チギリ
えりぎつね「はむっ」パクッ
えりぎつね「~♪」モグモグ
亜里沙「わあ、えらいね……パンを手でちぎって食べられるんだね!」
えりぎつね「はらしょー!」
絵里「ふふ……あなたは賢いわね」ナデナデ
えりぎつね「ちか~♪」
亜里沙「本当だね~」
絵里「でもね亜里沙。この子の賢さはこんなものじゃないのよ?」
亜里沙「え?」
絵里「よし! いまこそ練習の成果を見せるときよ!」グッ
えりぎつね「ちか!」コクコク
亜里沙「?」
絵里「かしこい!」
えりぎつね (๑•̀ㅁ•́ฅ✧ キリッ
絵里「かわいい!」
えりぎつね (*´>ω<`) テヘッ
絵里「エリーチカ♪」
えりぎつね「ちか~❤」パッ
亜里沙「……かわいいね」
絵里「でしょっ!! 昨日一生懸命練習したものねっ!」ギュッ
えりぎつね「ちかぁ♪」ムギュー
亜里沙「夜中ガサガサしてたのって、それだったのね……」
絵里「うるさかった?」
亜里沙「……まあ」
絵里「ごめんね亜里沙……」
えりぎつね「ちかぁ……」
亜里沙「わ、私は大丈夫だから……」
亜里沙(どうやらお姉ちゃんはベタ惚れのようです)
亜里沙「ところで学校は? 生徒会のお仕事しなくちゃいけないんでしょ?」
絵里「あー……そうね、そうだったわ。準備しなくっちゃ」
亜里沙「お昼には終わる?」
絵里「えっと……どうかしら。量が量だけになんとも……」
亜里沙「そっか……実はね、亜里沙、お昼から雪穂とお出かけする約束してて」
絵里「えっ。じゃあえりぎつねはどうするのよ」
えりぎつね「?」
亜里沙「早く帰るならお願いしたかったんだけど……」
絵里「今日1日かけて終わらせるつもりだったから……かなりの量なのよね」
亜里沙「うーん……わかったよ。楽しみだったけど、雪穂に電話してごめんねしなきゃ」
えりぎつね「ちか!? ちかちか!」
亜里沙「えっ……で、でも、きつねさんひとりだとご飯作れないでしょ?」
えりぎつね「はらしょー!」
絵里「大丈夫って……あなた、火なんて使えないでしょ? 包丁も触れないし」
えりぎつね「ち、ちかぁ……」
絵里「んー……よし、じゃあ学校いきましょうか」
えりぎつね「ちか?」
亜里沙「大丈夫なの? 学校……人に見られたりしない?」
絵里「今日は私ひとりでやるつもりだったから、役員の子たちには声かけてないのよ。先生方もあんまり来ないし」
亜里沙「そうなんだ……じゃあ、いいの……かな?」
絵里「ええ、もちろん」
えりぎつね「ちか、ちか」
絵里「ん、なに?」
えりぎつね「はらしょー?」
絵里「ええ、楽しいわよ学校。今日はちょっと暑いからタオルも持っていきましょうね」
えりぎつね「ちかー♪」
亜里沙(……仲良いなぁ)
絵里「……よし、準備完了! いってくるわね」
亜里沙「いってらっしゃーい」
えりぎつね「ちか~」フリフリ
↑カバンから上半身だけ出してる
絵里「ふふ、早く終わったらお散歩しましょうか」
えりぎつね「ちか?」
絵里「そう、お散歩。お友達も出来るかもしれないわよ」
えりぎつね「はらしょー!」
絵里「そうなったら、行くべきは穂むらかしら……希の家でもいいけど、多分バイトだろうし。穂むらなら穂乃果もいるでしょう」
えりぎつね「ちか~」
絵里「ああ、そうね……出発しましょうね」
絵里「……ねえ、ちょっとゆっくり行ってみましょうか。いろいろ見たことないものばっかりだと思うわよ♪」
えりぎつね「ちか!」ピコピコ
~通学路~
絵里「ここ、今は緑の葉っぱばっかりだけど……春になったら満開の桜並木なの」
えりぎつね「はらしょー……」
絵里「ふふ、その時になったら一緒に見に来ましょうね♪」
えりぎつね「ちか~」
絵里「うふふっ……ん、見覚えのある人影」
えりぎつね「?」
絵里「あ……あれ、凛ね」
えりぎつね「ちか……」コソッ
絵里「りん~!」フリフリ
凛「あ、絵里ちゃん!」タタタッ
絵里「おはよう。走り込み?」
凛「ろーどわーく!」
絵里「ふふ、気合い入ってるわね」
凛「ライブのための体力作りにゃ」
絵里「そう、関心ね……あら?」
りんねこ「にゃーん」
絵里「りんねこも連れて来てたのね。……ていうか、肩に乗せて大丈夫? 重くないの?」
凛「大丈夫だよ! ほら、サトシとピカチュウみたいな感じにゃ~」
りんねこ「にゃ!」
絵里「ふふ、凛の肩が気に入ってるのね」ナデナデ
りんねこ「にゃ~……にゃ?」スンスン
絵里「?」
りんねこ「にゃあ」ピョンッ
絵里「きゃっ」
凛「あ、こら! 絵里ちゃんに飛びかかったらダメだよ!」
りんねこ「すんすん……にゃにゃ?」
凛「絵里ちゃんのカバン?」
りんねこ「にゃっ!」ガボッ
えりりん『頭を突っ込んだ?!』
りんねこ『にゃー……』モゴモゴ
りんねこ「んん……にゃっ」ズボッ
えりぎつね「ち、ちかぁ……」ビクビク
凛「絵里ちゃんのどうぶつさん!!」
えりぎつね Σ(OωO )
えりぎつね「ちかぁっ……」ササッ
絵里「大丈夫……こわくない、怖くないわよ」ナデナデ
凛「お、驚かせちゃったかにゃ……ごめんね」
えりぎつね「ちかぁ……」
絵里「大丈夫、この人は私のお友達なの」
えりぎつね「ちか……?」
絵里「そう、お友達。あなたともお友達になりたいだけよ」
凛「よろしくね、星空凛だよ! こっちは相棒のりんねこ!」
りんねこ「にゃーん」
えりぎつね「は……はらしょー」
凛「えりぎつねって言うんだね……よろしくにゃ!」
えりぎつね「にゃー!」
絵里「凛……ポケモンに影響受けすぎよ」
凛「えへへ」
えりぎつね「ち、ちか……」
りんねこ「にゃっ」ギュッ
えりぎつね「!」
りんねこ「にゃ~ん」スリスリ
えりぎつね「ちか……♪」
絵里「……ふふ、さっそく仲良くなっちゃったみたいね」
凛「さすがねこさん!」
絵里「というより、凛だからじゃない?」
凛「ほぇ?」
絵里「この子、凛と同じくらい人懐っこいから……ま、凛のねこなんだから当たり前だけど」
凛「な、なんだか照れるにゃ……///」
絵里「ふふっ♪ ……さて、そろそろ行かなくっちゃ。これから凛はどこへ?」
凛「ん……とりあえず神田明神あたりをぐるーっと走り回って、それから穂乃果ちゃんのおうちに寄ろうかなって」
絵里「そう……なら希と穂乃果によろしくって言っておいて? あとで穂むらには行くかもだから」
凛「了解しましたにゃ! それじゃ行くよ、りんねこ!」
りんねこ「にゃ!」
えりぎつね「ちか……」
絵里「また会えるわよ」
りんねこ「にゃーん!」
えりぎつね「……ちか」フリフリ
凛「ふふ、じゃあまたね!」
絵里「ええ……また明後日ね」
えりぎつね「ちかー!」
りんねこ「にゃにゃー」
絵里「ふふ、お友達ができて良かったわね♪」
えりぎつね「ちか!」
~学校・階段~
カツカツ
絵里「日の当たるところで話し過ぎちゃったかしら。ちょっと暑いわね……」
えりぎつね「ふー……」パタパタ
絵里「カバンにタオルあるから汗拭いておくのよ」
えりぎつね「ちか……」フキフキ
絵里「さて……廊下の向こうに生徒会室があるの。ついたらエアコンつけましょうね」
えりぎつね「ちかぁ……」
絵里「ん、たくさんお部屋があるのが珍しい?」
えりぎつね「ちか!」
絵里「ふふ、確かにおうちよりも多いものね。廊下も長いし」
えりぎつね「ちかー!」モゾモゾ
絵里「あ、ちょっと! 出ちゃ……」
「あら、絢瀬さん」
絵里「!!」
理事長「おはようございます。その子はあなたの?」
絵里「り、理事長……この子は……」
えりぎつね「はらしょー!」
絵里「えっ」
理事長「あら、ご挨拶ができて偉いわね。おはようございます」ナデナデ
えりぎつね「ちか~♪」
理事長「そう、えりぎつねって言うのね? よろしくね」ダキッ
えりぎつね「ちかちか~」ギュー
絵里「えっ……な、なんで……」
理事長「忘れたの? 私は南ことりのお母さんなのよ?」
絵里「ああっ……!」
理事長「それに、こう見えて天の声もやってるんだから!」
絵里「……天の声?」
理事長「ふふふ、絢瀬さんは分からなくても仕方ないわね」
絵里「??」
今日はここまで
ありがとうございました
ここ更新するって言ってたのに隔離板でも書いちゃって……
明日、絵里編最後まで投下します
理事長「それで……今日も生徒会? 土曜日なのに」
絵里「はい、学園祭の申請の書類が山ほどあるので」
理事長「そう……いつもご苦労さま。ひとりなの?」
絵里「はい、私一人です」
理事長「仕事熱心なのはいいけれど……誰かに頼るのも大切よ? 東條さんや他の役員の子を呼ぶとか……」
絵里「私ひとりで問題ない量ですから。心配してくださってありがとうございます」
理事長「……あ、そうだ! わたしがお手伝いしましょうか?」
絵里「えっ!?」
理事長「こう見えて事務仕事はお手の物なのよ? それに、いつもことりがお世話になってるし」
絵里「で、でもこれは生徒会の仕事ですから……理事長こそ、ご自分のお仕事があるのでは……」
理事長「お昼までお仕事ないの」
絵里「は、はあ……」
理事長「ね、どう? 役に立つと思うけど」ナデナデ
えりぎつね「く~ん」スリスリ
絵里「……理事長」
理事長「その気になった?」
絵里「その子と遊びたいだけでは……」
理事長「……」
理事長「……うん」
絵里「……」
理事長「……」
絵里「理事長」
理事長「……も、持ち場に戻ります」
絵里「お気持ち、ありがたくいただきます」
理事長「それでは……また」ソソクサ
絵里「……」
えりぎつね「ちか~」フリフリ
理事長「ま、またね……」フリフリ
絵里「……さ、生徒会室に行きましょうか」
えりぎつね「ちか!」
~生徒会室~
絵里「さて、と」ドサッ
えりぎつね「ちかぁ……」グデー
ピッ
絵里「エアコンつけたから、すぐ涼しくなるわ」
ゴォォォ
えりぎつね「ぢがぁ……」グデー
絵里「ほら、うちわで扇いであげるから」パタパタ
えりぎつね「はふぅ……」
絵里「ふふっ。……じゃあ私はお仕事するから、しばらく遊んでて?」
えりぎつね「ちか!」
えりぎつね「~♪」テテテッ
えりぎつね「はわぁ……」キョロキョロ
絵里(初めて見るものばっかりだからかしら……物珍しそうに歩き回ってるわね)
絵里(……よし、私も仕事やらないと! せっかく連れてきてるのに遊んであげられないのは嫌だし、サクッと終わらせるわよ!)グッ
・・・
えりぎつね「ちかぁ……」ゴソゴソ
えりぎつね「きゅっ……」ゴツン
えりぎつね「ち、ちか……?」
小型冷蔵庫「……」ドーン
えりぎつね「……ちか」
ガチャッ
えりぎつね「ちかぁ……」スズシイ
ソヨソヨ
えりぎつね「……?」ゴソゴソ
えりぎつね「!! ……ちかちかー!」
絵里「んー、なにー……?」カリカリ
えりぎつね「ちか!」バッ
絵里「ん……ああ、その箱はチョコが入ってるの。食べていいわよ?」
えりぎつね「ちかぁ~」カパッ
えりぎつね「はむっ」モグモグ
えりぎつね「ん~~♪」パアッ
絵里「ふふ……気に入ってもらえてよかったわ」
絵里(ちょっと高いお店のだから美味しくて当然だけど……)
絵里「それにしても、あなたもチョコレートが好きなのね」
えりぎつね「はらしょー!」
絵里「そう……ふふ、私と同じね」
えりぎつね「ちか?」
絵里「ええ、私もチョコレート大好きなの。ひとつぶくれる?」
えりぎつね「ちか!」スッ
絵里「うふふ、ありがと」パクッ
絵里「んー……やっぱり疲れた時は甘いものね。やる気出てきたわ」ノビー
えりぎつね「ちか!」ファイトダヨ!
絵里「ええ、頑張るわね」カリカリ
えりぎつね「ちかっ」シッポフリフリ
えりぎつね「……ん?」
えりぎつね「しっぽ……」ヨゴレテル
えりぎつね「……ちか」モフモフ
えりぎつね「……」ゴシゴシ
・・・
絵里「ふう……ちょっとひと段落ね……」ノビー
絵里「えりぎつね、どこにいるの?」
えりぎつね「ちかぁ……」ヒョコッ
絵里「あら、机の下だったのね……ん、どうしたの? 元気ないわね」
えりぎつね「しっぽ……」
絵里「あら……埃まみれじゃない。遊んでるうちに汚れちゃったのね……」
えりぎつね「ちかぁ……」
絵里「元気出しなさい。ほら、私が綺麗にブラッシングしてあげるから」
えりぎつね「ちか?」
絵里「ええ、ほんとよ。私に任せなさい♪」スチャッ
えりぎつね「ち、ちか……」オドオド
絵里「大丈夫よ。ほら、しっぽこっちに向けて」
えりぎつね「は、はらしょー……」クルッ
絵里「じゃあ始めるわねー」シャッシャッ
えりぎつね「……♪」
絵里「気持ちいいでしょ?」サラサラ
えりぎつね「ちかぁ♪」
絵里「ふふ、ふさふさのしっぽだものね。しっかり綺麗にしなくっちゃ」シャッシャッ
えりぎつね「……ちかちか」
絵里「へえ、自慢のしっぽなの? ならなおさら頑張らなくちゃいけないわね♪」
えりぎつね「ちか……❤」
絵里「ふふん♪ 綺麗になったらご飯にしましょ?」
えりぎつね「ちか?」
絵里「ちょっとお昼過ぎちゃったけど……美味しいレストラン知ってるの。仲良くなりたいって意味も込めて……どう?」
絵里(仕事も思ったより早くいい具合のところまで終わったしね♪)
えりぎつね「ちょこー!」
絵里「えっ……チョコレートは、ないかなぁ……」
えりぎつね「ちか……」シュン
絵里「あ、それなら帰りにコンビニでチョコレート買ってあげる。それならどう?」
えりぎつね「ちか!」シッポフリフリ
絵里「ほんとうよ、約束」ユビキリゲンマン
えりぎつね「ちか~♪」ユービキッタ
絵里「よし、じゃあいきましょ? また暑い外に、だけど」
えりぎつね「う……」
絵里「暑いのが嫌なのは私も同じだから、少し我慢してよ。汗かいたらタオルで拭いて……ね?」ナデナデ
えりぎつね「ちか……」
~レストランの前~
絵里「あれ……」
えりぎつね「ちか?」
にこうさぎ「にこにこ~」
にこ「ここ……あんた食べれるの?」
にこうさぎ「にこっ!」
にこ「はあ……わかったわよ、じゃあここにしましょ」
絵里「にーこ」
にこ「!」
にこうさぎ「にこにこ~♪」
絵里「にこうさぎも一緒なのね~? ふふ、こんにちは」
にこうさぎ「にこっ」
にこ「そ、それは……こいつがどうしてもお出かけしたいとか言うから…… 」モゴモゴ
絵里「ふうん……ふふ、まあなんでもいいけど。そうだわ、私の子も紹介しなくっちゃね」
にこ「え?」
えりぎつね「ちか……」ヒョコッ
にこ「!」
にこうさぎ「にこっ」
えりぎつね「ち、ちかぁ……」
にこ「それ、絵里の?」
絵里「それとか言わないでよ……この子、えりぎつねって名前なのよ」
にこ「ふぅん……」
絵里「ちょっと人見知りしちゃうみたいなんだけどね……」
にこ「えっ……じゃああのうさぎ捕まえなきゃ。グイグイ来るわよ」
絵里「ううん、むしろその方がいいわ」
にこ「え?」
にこうさぎ「にこにこっ」ピョンピョンッ
えりぎつね「ちか、ちか……」ビクッ
にこうさぎ「にこにこ♪ にこ~」ニッコニッコニー♪
えりぎつね「ちか……」ヒキッ
にこうさぎ「にこ…………おほん。にこーっ♪」ニッコニッコニー♪
えりぎつね「に、にこー……?」ニッコニッコニー
にこうさぎ「にこにこ~っ❤」ギュー
えりぎつね「ん……」ギュッ
絵里「……ね?」
にこ「な、なにそれ……」
絵里「人見知りしちゃうけど、打ち解けるのは早いみたい。朝も凛と会ったんだけど、やっぱりすぐ打ち解けてたし」
にこ「ふーん……ねえ、えりぎつね?」
えりぎつね「!」
にこ「……うちの子と、友達になってあげてくれる? こいつ寂しがり屋だから」
にこうさぎ「にこにー……」
えりぎつね「ちかっ!」ニッコニッコニー
にこ「ふふ、ありがとね」ナデナデ
にこうさぎ「にこにー!」ギュー
にこ「な、なによ……暑苦しいわよ、離れなさいよー!」
にこうさぎ「にこっ! にこにこ~!」スリスリ
にこ「ったく……」ナデナデ
絵里「……へえ、にこったら優しいんだ」
にこ「ふ、ふんっ……あったりまえでしょー? にこにーお姉ちゃんはね、家族みんなを守らなきゃいけないんだから」
絵里「さすがお姉ちゃんね」
にこ「絵里こそ、その子、ちゃんと面倒見てあげなさいよね」
絵里「当たり前じゃない……こんなに可愛いんだから、しっかりお世話しちゃうわよ」
にこ「自分と同じ見た目のそれに可愛いって……あんたナルシスト?」
絵里「な、なんでそうなるのよー!」
にこ「じょーだんに決まってるでしょ。同じ見た目って言ったって、デフォルメしたような感じだし」
絵里「わ、わかってるならいいけど……ねえ、とりあえず中に入らない?」
にこ「そうね……あれ、そういえば制服なのね」
絵里「生徒会の仕事してたから……その帰りなの」
にこ「なら気をつけなさいよ? ここのパスタ、服に飛ぶと取れないから」
絵里「ご、ご忠告ありがとう……」
えりぎつね「ちか?」
絵里「ふふ、お腹空いたわね。たくさんたべましょ?」
えりぎつね「はらしょー!」
にこ「二人と二匹……どうすればいいのかしら。二人でいいの?」
絵里「いいんじゃないかしら……わかんないけど、傍目にはぬいぐるみでしょ?」
にこ「まあね……」
にこうさぎ「にこ~」
えりぎつね「ちか~」
絵里「……まあ、いっか。入りましょう」
にこ「ええ……」
絵里「食べ終わったら穂むらに行こうと思うの」
にこ「あ、私も思ってた」
絵里「じゃあここからは一緒に行動しましょ?」
にこ「そうね……まあ、たまにはいいかな」
絵里「あら、私と一緒は嫌だった?」
にこ「そんなわけないでしょ。むしろ、普段あんまり話してないし、こういう時に仲良くなっとかないと」
絵里「ふふ、ありがとう。それじゃあここはにこの奢りってことで」
にこ「はあ!? ちょっと待ちなさいよ!」
絵里「おことわりしまーす」
にこ「ちょっと、誰の真似よそれ」
絵里「さあねー?」
にこ「あんたねぇ!」
えりぎつね「ちか?」
にこうさぎ「にこ~♪」
えりぎつね「ちか♪」
「絵里とえりぎつねの休日」
おしまい
酉忘れてたけどこれで絵里ちゃん編おしまいです
ありがとうございました
次は海未ちゃん編を考えております
書き溜めが出来次第、投下していきます
今気づいたけど酉変わってる……?
あ、戻った
失礼しました
……なんだったんだろ
そういやにこうさが「にこうさぎ」表記に変わってるのは何で?
>>498
無意識に変えちゃってたみたい
次の登場ではにこうさ表記に戻しておきますね
すみません
また酉忘れてた……
明日か明後日、いま書けてる分だけ投下しようと思います
待たせてしまってすみません
「海未とうみねこの休日」
~道場~
海未「すぅ……はぁ……」シュッ
海未「…………メェーーン!!!」ダンッ
うみねこ「みゃ~」テテテッ
海未「あ……おはようございます。昨日はゆっくり眠れましたか?」
うみねこ「うみゃーん」
海未「そう……それはよかったです」ナデナデ
うみねこ「ごろごろ~」
海未「ふふふ、お稽古が終わるまで待っていてください。そのあとご飯にしましょうね」
うみねこ「みゃん」
海未「では」スッ
海未「ふぅ…………」
海未「やぁぁーーーっ!!!」ダンッ
うみねこ「」ビクッ
海未「やぁぁぁあああああっ!!!」ドンッ
うみねこ「んー……」ゴロン
ポカポカ
うみねこ「ん……」スヤスヤ
海未「どおおぉぉぉっ!!!」ダンッ!
うみねこ「みゃっ!?」ビクゥ
・・・
海未「はあ……はあ……」
海未「ふっ……」シュッ
ブンッ
海未「はあ…………」
うみねこ「うみゃ~ん」
海未「お待たせしました。今日の朝ごはんは何が良いですか?」
うみねこ「みゃー……みゃ~!」
海未「焼き魚ですか?」
うみねこ「うみゃ」
海未「焼き鮭……分かりました、母上に焼いてもらいましょうね」ナデナデ
うみねこ「~♪」
海未「さて……私はシャワーを浴びてきますので、迷子にならないように遊んでいてください」スッ
うみねこ「みゃん」
海未「……」テクテク
うみねこ「みゃ~」トテトテ
海未「……」テクテク
うみねこ「うみゃ~」トテトテ
海未「……あなたも浴びますか、シャワー?」
うみねこ「みゃ~ん」スリスリ
海未「わかりました……猫はお風呂嫌いなはずなのですが、あなたは違うみたいですね」ナデナデ
うみねこ「みゃ~」
海未「では参りましょうか」ダキッ
うみねこ「んふふ~」スリスリ
~お風呂~
うみねこ「~♪」
海未「シャワーを浴びても暴れないなんて……本当にお風呂が好きなのですね」アワアワ
うみねこ「うみゃ~」モコモコ
海未「なるほど……確かに、淑女たるもの清潔は保たなくてはいけませんね」ワシャワシャ
うみねこ「ふぎゃっ!?」ビクッ
海未「あ、こら! 目を閉じないと泡が入って痛いでしょう? もう……ほら」キュッ
サアァァァ
うみねこ「あぅぅ……」バシャバシャ
海未「あとでシャンプーハットを買いに行きましょうか。あなたの頭に合う大きさがあれば良いのですが……」ワシャワシャ
うみねこ「みゃーん……」
海未「ちゃんと目を閉じてくださいね」
うみねこ「うみゅ……」ギュッ
海未「ふふ、綺麗な黒髪ですね……本当に私そっくりです」シュッシュッ
うみねこ「みゃ」
海未「ふふ、そうでした。あなたも海未なのですね」ゴシゴシ
うみねこ「みゃ~♪」
海未「それにしても……あなたたちは本当に何者なのですか? どこで生まれて、なぜあそこに?」ワシャワシャ
うみねこ「みゃ~」
海未「分からないのですか……」
うみねこ「うむむ……」コクコク
海未「……そうですね、今ここにいて、私とお話ししている……それだけでいいですよね」ワシャワシャ
うみねこ「みゃー」
海未「ふふ、気持ちいいですか?」
うみねこ「~♪」ゴロゴロ
~脱衣所~
海未「いい子ですね」ゴシゴシ
うみねこ「みゃ~」
海未「ふふ、すぐに乾きますからね。そうしたら朝ごはんですよ」ゴシゴシ
うみねこ「ごはんっ♪」
海未「……喋った!?」
うみねこ「みゃ?」
海未「喋れるのですか?」
うみねこ「みゃー」
海未「少しだけだけ、ですか……びっくりです」
うみねこ「ふふん」
海未……他には何を喋れるのです?」
うみねこ「あなたはさいていです!」
海未「……何だか嫌な思い出が」
うみねこ「らぶあろーしゅーと!」
海未「うわぁぁああっ!! な、ななななんであああなたがその言葉をっ!!?///」
うみねこ「はれんちです!」
海未「なんでそんなチョイスばかりなんですか……!」
うみねこ「みゃ~」
海未「仕方ないですじゃありません!」
うみねこ「みゃー……」
海未「はっ! す、すみませんうみねこ……あなたは私のお願いを聞いてくれたんですよね?」ナデナデ
うみねこ「ぶー」
海未「不貞腐れないでください……ほら、あとでマタタビをあげますから」
うみねこ「みゃ!」
海未「ふふ、お好きでしょう?」
うみねこ「みゃ~///」
海未「よしよし、先に朝ごはんに参りましょうね」
うみねこ「みゃんっ」シッポフリフリ
~居間~
海未「はい、フォークとスプーンです」スッ
うみねこ ☆彡ヽ(•̀ω•́ )ゝ☆彡
海未「こら、遊んではいけませんよ」
うみねこ「みゃぁ……」ペコリ
海未「ちゃんとごめんなさいが出来てえらいですね。ほら、食べましょう?」
『いただきます』
うみねこ「みゃ!」パクッ
海未「ふふ、器用に食べますね」
うみねこ「~♪」モグモグ
海未「ふふふ」ナデナデ
うみねこ「うみちゃ」
海未「なんです?」
うみねこ「みゃーん」
海未「ああ……両親ですか。休日は私だけご飯の時が多いんですよ。父上は剣道場で門下生の方達を、母上は日舞をそれぞれ指導していますから」
うみねこ「みゃあ……」
海未「確かに寂しいと言えばそうかもしれませんが……もう慣れっこです」
うみねこ「……みゃ」ナデナデ
海未「!」
うみねこ「みゃ~♪」
海未「……ふふ、そうですね。あなたがいるから寂しくありませんよ」ニコリ
うみねこ「♪」
海未「ご飯を食べたら何がしたいですか? あいにく遊び道具はありませんが……」
うみねこ「うーん……あ、みゃみゃっ!」
海未「えっ……お出かけですか?」
うみねこ「みゃん!」
海未「は、はあ……」
うみねこ「おかいものです!」
海未「ああ……そう言えばシャンプーハットを買う約束でしたね。それじゃあはそうしましょうか」
うみねこ「みゃ~ん♡」
ここまでしか書けてませんごめんなさい
また書けたら投下しますね
ずっとお待たせしてすみません
書きためてたテキストデータが全部消えてしまった……
どうしようか、ちょっと考えますね……
あれから何度も書こうとしたのですがまったく筆が進まず、このスレは一度畳もうという結論に達しました
ここまで保守してくださった方々には申し訳なく思います
もしいつか、またこのネタでスレ建てしたとき見に来てもらえると嬉しいです
本当にすみません
いままでありがとうございました
ラブライブ板で、書き溜めなしで進めていたSSはこれからも続けるつもりです
このSSまとめへのコメント
アニマルμ's可愛過ぎてときめいちゃうね。続き楽しみに待ってます。
体重が気になるな
ほのくまは、スクフェスのダウンロード画面の
穂乃果を想像すればいいのか?
ホノクマとリンネコは、どうやって食べてるのか気になる!
正直のんたぬ辺りからコレジャナイ感が…
少し話しを広げすぎグダッてるよ
一瞬、モノクマを想像してしまいました。
勝手な想像でごめんなさい
海未と猫が結び付かない
海未はウサギかオオカミだろ悪くても犬
続き楽しみ
穂乃果ちゃんが犬だったら嬉しかったw
海未ちゃんは確かにウサギや犬っぽいよね
にこの方が猫っぽいし凛ちゃんはあえて犬でもいいかもね
にこがパンダでことりは羊だと思ってた
ほのくまだけ書いてりゃいいのに…
そうゆうことゆうなよ
おもしろいじゃん
やんやんだとことりちゃん連想しちゃうんだよなーでも想像すると可愛い
早く続きをみたいです
えりちか編期待してます
続き期待してます!頑張ってください!
スクフェスのアニマル編かと思ったら微妙に違うのねん
雰囲気が良いね!和むわ~
うみねこ「 みもっ♪
続きはよ
続きはまだかよ
ダレカタスケテエエエエエエ!!
面白いんだけどセリフがもう少し説明口調じゃないともっと読みやすくなると思った
SSだから難しいのはわかるんだけど
完結に向けて頑張ってください
頑張って続き書いてください
ホノクマ「ふぁいとだよ!」
とうとう終わってしまったか……
穂乃果=犬
海未=狼
ことり=鳥
エリチカ=狐
のんたん=アザラシ
真姫=豹
にこ=ウサギ
凛=猫
花陽=蜂
のイメージ
物凄く可愛かったです
ゆっくりでいいので続きお願いしますね!