ロンパ2のネタバレ含みます。
エログロは無しです。
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安価もなし?
西園寺「は? 何であんたが謝る訳?」
罪木「え、えっとぉ、私なんかが視界に入ったからそれで怒らせちゃったのかと思ってぇ……」
西園寺「わー、自意識過剰できっも~い。私が今更あんたなんかを意識するわけないじゃぁ~ん」
罪木「ひうっ。そ、そうだよねぇ。じゃ、じゃあなんでそんなに苛苛してるのぉ? 過度なストレスは体に悪影響を……」
西園寺「はぁ?」
罪木「ご、ごめんなさぃ~。私また余計なことを言っちゃいましたぁ。す、すぐ消えるので嫌いにならないでくださいぃ」
西園寺「……ちょっと待ちなさいよ」
罪木「ほぇ?」
西園寺「私ね、今とーっても罪木おねぇとお話したいの。だからさー、一緒にお話しよ? ね?」
罪木「え、えへへ……。あ、あの、ほんとうに私なんかがお話し相手でいいんですか?」
西園寺「うん、罪木おねぇじゃないと嫌なんだ~。……あ、もしかして迷惑だった? そんなわけないよね~? この私が誘ってるんだもんね~。当然付き合ってくれるよねぇ~?」
罪木「は、はいっ!」
>>2
はい、安価無しです
西園寺「でさ、話っていうのは」
西園寺「ずばり私が死んだときの話なんだけどー」
罪木「はわぁ!」
西園寺「なんかさぁ、無茶苦茶雑だったと思うんだよねー。もう完全についでで殺されてたじゃん」
罪木「あ、あの。そのぅ……」
西園寺「たまたま、偶然に、ピンポイントで殺害現場に遭遇して」
西園寺「ステージで犯行の下準備をしていた犯人に殺されるとか……」
西園寺「ありえなくない?」
罪木「え、えっとぉ、そのですねぇ……」
西園寺「私もさ、小泉おねぇが殺されて心を入れ替えてさー」
西園寺「せ、せっかく、皆で生きて、島から出ようって思えてたのに……」
西園寺「うわーーーーーん。なんであんな強制退場させられなきゃいけないのー」
罪木「そ、その節に関してはほんとにごめんなさぃ~」
西園寺「ぐすっ。謝ったくらいで許されるなんて思ってるの?」
罪木「そ、そうですよね。あ、あの私……」
西園寺「……抱っこ」
罪木「靴でも何でもなめますから……はい?」
西園寺「だから罰として抱っこしてって言ってるの! ここの椅子硬いんだもん」
罪木「え? そ、そうですかぁ」
西園寺「は? 私を殺したゲロブタの分際が何か言いたいことでもあるのかなぁー?」
罪木「は、はいぃ。私のふとももでよければ座布団にしてくださぃ~」
西園寺「わーい。脂肪たっぷりで柔らかーい」
西園寺「コロシアイ生活といえばさぁ……」
西園寺「私の“超高校級の日本舞踊家”って言うのも最悪だよねー」
罪木「え、えっとぉ……?」
西園寺「だってさぁ、クロのこと思い出してみてよっ」
罪木「花村さんと辺古山さんとうぅ、私ですよねぇ?」
西園寺「花村おにぃも辺古山おねぇもあんたも自分の才能を活かして殺人してるわけじゃん?」
西園寺「なのに“超高校級の日本舞踊家”ってどうなのよ! 扇子を武器に戦えばよかったの!?」
西園寺「無理じゃん! もう完全に殺され役じゃん!」
罪木「お、落ち着いてくださぃ」
西園寺「うるさい人殺しッ!」
罪木「はうぅ」
西園寺「しかもだよ、澪田おねぇだって死ぬ前にライブという見せ場があったのにさぁ」
西園寺「私は舞踊してないし。あの島で一回も才能発揮してないじゃん!」
罪木「で、でもそれは自分からそういうの避けてたような気がぁ……」
西園寺「はぁ?」
罪木「ご、ごめんなさぃ~。そ、そうですよね。私が殺したりしてなかったらきっとそういうシーンも生まれてたはずですよねぇ」
西園寺「あー、でも思い出してきたらなんかすっごく凹んできたよー。私なんてグミばっか食べてる1人で着物の着付けも出来ない見た目しか和風要素ないやつだったじゃん。本当に絶望的ぃ……」
罪木「あぅ……。で、でもっ、もう1人で着付けできるようになったんですよね? 小泉さんが言ってましたよぉ?」
西園寺「うん! また小泉おねぇに教えてもらったからね! ……着物の着付けが出来ないことが死因だったし練習しないわけないじゃん」
罪木「はうぅ~」
西園寺「あははー、その顔キモ面白いー」
西園寺「そういえば日向おにぃがよくくれたプレゼントのことなんだけど」
罪木「あー、日向さん色々くれましたよねぇ。うふふっ、私プレゼントとかもらったことなかったのですごく嬉しかったですぅ」
西園寺「どこから出てきてたのか本当に不気味だったよねー。百年ポプリどれだけ探してもスーパーにおいてなくってさー」
罪木「そういえばそうですよねぇ。特に違和感なく受け取ってましたけどぉ」
西園寺「実はあの事件日高おにぃが黒幕だったんじゃないの? だからあんな色々持ってたんだよ」
罪木「えっ、ひ、日高さんに限ってそんなことはないと思いますけどぉ」
西園寺「そうかなぁ? 日高おにぃだけ自分の才能を思い出せなかったのも実は伏線だったんだよー!」
罪木「あ、あの、それにもきっと深い理由があったんですよぉ。日高さんが実は悪者だったなんてありえないと思いますぅ」
西園寺「ぷーくすくす」
罪木「あ、あの、私なんか変なこといいましたかぁ?」
西園寺「べつにー。ただやけに日向おにぃの肩もつなーって思っただけだよー。もしかして日向おにぃのこと好きなのー?」
罪木「あうっ、あのっ」
西園寺「やめといたほうがいいよー。日向おにぃは個性もないしもてないし馬鹿だし」
西園寺「左右田おにぃに次ぐくらいの残念系男子だよー!」
罪木「え、えへっ、それでも日向さんは私なんかに優しくしてくれましたし……」
西園寺「日向おにぃは“誰 に も”優しいもんねー」
罪木「あうっ、そ、そうですよね。日向さんだって内心では私を見下してるに違いないですよねぇ。そう、今までと同じで……えへっ、なに1人で舞い上がっちゃってたんでしょう……」
西園寺「……」
罪木「あはっ、そう、今までと同じなんですぅ。私なんかが夢をみちゃ駄目なんですよねぇ……」
西園寺「……まー、でも無個性でモテない馬鹿な日向おにぃとゲロブタだったらある意味お似合いかもねー。底辺同士でぴったりなんじゃないかなー」
罪木「そ、そうですかねぇ……えへへっ」
日高ってそれ妹の方だろ
>>11
色々混ざってました。ごめんなさい
適当に脳内補完してください
西園寺「ソニアおねぇいるじゃん」
罪木「ソニアさんがどうかしたんですかぁ?」
西園寺「うーんとね」
罪木「……あ、あのぉ、じっと見つめられるとはずかしいですよぉ」
西園寺「世の中って不平等だよねー!」
罪木「はうぁ」
西園寺「私もあんなふうにスタイルがよければなぁ」
罪木「あのぅ、スタイルを良くしたいんですかぁ? それなら少しくらいアドバイスが出来ますけどぉ……」
西園寺「ぜーんぜん。だって私のファン層は間違いなくロリでぺドなお兄さんたちだしー」
西園寺「むしろ成長したくないって感じだよねー!」
罪木「で、でもぅ、やっぱりお菓子ばっかり食べてるのは体に良くないですよぅ」
西園寺「はぁ? 別にそんなの私の勝手でしょ?」
罪木「えっと、でも偏った食事のバランスは将来的に生活習慣病とかに繫がってですねぇ」
西園寺「もーうるさいッ! ゲロブタの癖におとうみたいなこと言わないで!」
罪木「ふにゅ……ごめんなさいぃ。私なんかが心配するなんて出すぎた真似ですよねぇ……。あのなんでもするから嫌いにならないでくださぃ~」
西園寺「ふーん、なんでもするんだー?」
罪木「はいぃ、私の体に落書きですかぁ? ダーツの的の役もできますよぉ。他にも……」
西園寺「じゃあさー、明日から私の分もお弁当作ってよ」
罪木「お、お弁当ですかぁ? ……は、はいっ! 栄養バランスばっちりなお弁当作りますねぇ」
西園寺「くすくす……まずかったら承知しないからね。デコピンの刑なんだから」
ロリ体型ってことは目覚めた後って訳じゃないのか
どんな設定なんだ
>>16
日向君達がジャバウォック島を再構築してアバター情報を復元した、って設定です。
これから体に戻すぞーって段階くらいを想定してます。
西園寺「ずっと気になってたんだけどさー」
西園寺「なんで腕に包帯巻いてるのー? もしかして田中おにぃと同じタイプの人だったりするー?」
罪木「ち、違いますよぅ。……火傷の跡があるんです」
西園寺「ふーん。“超高校級の保険委員”にも治せないくらいの火傷なの? ねぇねぇ、見せて見せてー」
罪木「えっとぉ、傷自体はそんなに酷くないので見ても面白くないですよぉ」
西園寺「なーんだ。じゃあとっとと治しちゃえばいいのに。その包帯が根暗さを加速させてると思うんだよねー」
罪木「えっとぉ、この傷は治さなくていいんです。これは私が駄目な証ですから。私が駄目なことを忘れないように必要なんですぅ」
罪木「私が駄目だから煙草を押し付けられるんです私が駄目だからライターで炙られるんです私が駄目だから手首を切らされるんです私が駄目だからダーツを刺されるんです私が駄目だから
西園寺「あーもう、うるさいゲロブタッ!」
罪木「ひうっ、ご、ごめんなさいぃ。私ばっかり喋って迷惑でしたよね。あの……」
西園寺「あのねー、いいことを教えてあげよっか? 煙草を押し付けられたらライターを押し付けるの。ライターで炙られたらコンロで炙る、手首を切られたら手首を切り落とす、靴に針を入れられてたらその倍の長さの針を入れ返すの」
西園寺「そうしてるとねー、だーれも私に雄歯向かわなくなるんだよー。簡単でしょー?」
罪木「そ、そんなことできませんよぉ」
西園寺「えー、どうしてー? そういうことしてくるやつってどうせ雑魚なんだよ? “超高校生級”でもないやつらばっかじゃん」
罪木「で、でも悪いのは私ですからぁ」
西園寺「……じゃあさー、今度そういうことされたら私に教えてよ?」
罪木「えっ、と……」
西園寺「あのさー、私がお願いしてるんだよ? 何も考えずにはいって言っとけばいいってことがどうしてわからないかなぁ」
罪木「は、はいぃ」
西園寺「えへへ、わーい! ありタンいーっぱい潰せそうだなー。楽しみー」
眠いしネタもないので1回きります。
明日には終わらせたいと思います
西園寺「あのねあのね、話は私が殺された事件に戻るんだけど」
罪木「あうぅ……戻しちゃうんですかぁ」
西園寺「あんたモノクマにどんなお仕置きされたのー? 私を殺したんだからさぞ苦しくて痛くて惨めなお仕置きだったんでしょ?」
西園寺「ゲロブタらしく出荷されてミンチにされちゃったとか? あ、でもそのネタは花村おにぃと被っちゃうか。ぷーくすくす」
罪木「えっとぉ……空に飛ばされましたぁ」
西園寺「……はぁ?」
罪木「腕の形をした乗り物に乗せられてぇ、モノクマさんが注射器で燃料を入れてぇ宇宙まで飛ばされましたぁ」
西園寺「なにそれ」
西園寺「なんかあんたのオシオキ雑じゃない? 辺古山おねぇのと比べると地味っていうかなんていうか……」
罪木「そ、そんなことないと思いますけどぉ……」
西園寺「あー、そっかー! ゲロブタなんかの死体に触ったら根暗が移るから掃除の手間が省ける殺し方にしたんだね! ぬいぐるみの癖にあったまいいー!」
罪木「えへっ、血の掃除は大変ですからねぇ」
西園寺「流石経験者だよねー。実感篭ってるよその台詞ー!」
罪木「あうぅ……」
九頭竜「あっ、やっと見つけたぜ。お前らこんなとこで何やってんだ」
西園寺「奴隷で遊んでたんだよー! 九頭竜おにぃこそこの暑い中駄馬のように走り回ってどうしたのー?」
九頭竜「おまえなぁ……あー、日向から伝言だ。“卒業”の準備が出来たから遺跡に集まってくれってよ」
罪木「わ、わかりましたぁ」
西園寺「もーしかたないなー」
九頭竜「んじゃ、確かに伝えたからな。俺は他のやつらも探して伝えてくるから先に遺跡に行っててくれ」
西園寺「パシリ頑張ってねー! ちゃんとできたらご褒美にいいこいいこしてあげるよー」
九頭竜「てっめ、憶えてろよ!」
西園寺「くすくす……憶えてろだって! リアルで言う人始めて見たよー」
罪木「わ、私たちこの島から帰れるんですねぇ」
西園寺「なんか酷いことになってるらしいけどね。狛枝おにぃとか左腕に女の人の腕移植してるんでしょ? 気持ち悪っ」
罪木「わ、私なんかきっともっと酷いですよぉ。日向さんははぐらかして詳しく教えてくれませんでしたけどぉ……うぅ」
西園寺「あんたはさぁ」
罪木「……?」
西園寺「まだ絶望してるの?」
西園寺「私は自分が“超高校級の絶望”だったって言われても、この人達頭逝っちゃってるんじゃないのーとしか思わなかったんだけど」
西園寺「あんたは思い出したんでしょ? どうなの? あんたはまだ絶望を望んでるの?」
罪木「……」
罪木「んーそうですねー」
罪木「“あの方”を喜ばせたいって気持ちはまだありますねぇ」
罪木「だって“あの方”は私を認めてくれた許してくれた受け入れてくれた」
罪木「そこにどんな思惑があったのだとしても私にとっては関係ないんです。大事なのは私のことを許して受け止めてくれたことですから」
罪木「だけど……」
罪木「“あの方”以外に私を認めてくれる人が許してくれる人が受け入れてくれる人がいることを知っちゃったんですよねぇ」
西園寺「……」
罪木「だから、きっともう大丈夫です」
罪木「私を認めて許して受け入れてくれる人のことを裏切りたくはないから……」
罪木「そ、それに、うふっ。こうやって私が立ち直ったほうが“あの方”も絶望してくれそうですぅ」
西園寺「くすくす、なるほどねー。流石は根暗ブスだね!」
西園寺「……でも、まぁ、安心したよ。もう二度と私を殺すなんてことはしないよね」
罪木「も、もちろんですよぉ。だって西園寺さんは私の大切な……」
西園寺「あー、もうっ! そういうくさいのいらないから! 南の島にいるのに鳥肌が立っちゃうじゃん!」
罪木「はうぅ……ごめんなさぁい」
西園寺「ふんっ。ほら、そろそろ遺跡まで行くよ。日寄子ちゃんを抱っこしてダーッシュ!」
罪木「は、はいぃ~」
おしまい
絶望的にやおいですが終わりです。
今更ながらロンパ2をプレイしたらひよこちゃんが可愛すぎたので書きました。
涙目の日寄子ちゃんに罵られたいです。
罪木は絶望モードのほうが可愛いと思いました。
日寄子ちゃんには及ばないですけど。
では、html化依頼出してきます
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