ほむら「10月3日」(20)

初ssです。
魔法少女まどかマギカのssです。
まどっちの誕生日を目前にして我慢できないで書いてしまいました。
地の分が多いです。
文章力は期待しないでください。
あんまり長くはならないんじゃないかと思います。
よかったら御付き合いください。

未明の頃、鹿目まどかは寒さで目を覚ました。
季節は10月である。
寝室を満たす空気はあまりにも冷たく薄手の羽毛布団では体温を
保持できなかったようだ。
寝ぼけた頭であくびをする。
そうして、喉の渇きを自覚した。
乾燥した空気のせいかもしれない。
水でも飲もうと布団から抜け出す。
フローリングのあまりの冷たさにびっくりした。
スリッパをはいて部屋を抜け出す。
一階に降りるための階段に向かい
途中大きなガラス窓の正面を通り過ぎようとして
ガラスの表面が曇っていることに気付く。
思わず近づいてパジャマの袖で窓をぬぐう。

まどか「わぁ……。」

窓から見えうる限りの見滝原の街並みは白銀へと変わっていた。

朝 通学路
美樹さやかと志筑仁美は学校へと向かういつもの待ち合わせ場所で
友人を待っていた。
美樹さやか、志筑仁美にあと一人加えた三人で
学校へと向かうのが毎朝のお決まりである。
さやかは積った雪の上に足跡を付ける。
雪はもう止み、穏やかな日差しが街を照らしていた。
風から冬の香りがする。

さやか「今日はさっむいねぇ~。
    ていうか季節外れにもほどがあるんじゃないの?」

仁美「ふふっ、そうですわね。
   でも季節はずれの雪というのも素敵ですわ」

ちょっとした世間話に話を咲かせていると待ち人が遅れてやってきた。

まどか「遅れてごめーーん!」

さやか「おおっ!やぁっときたかー!まどかー!」

仁美「おはようございます。まどかさん、それと…」

さやか「お誕生日おめでとう!まどかっ!」

仁美「おめでとうございます!まどかさん。」

まどか「あはは。二人ともありがとう!うれしいよ。」

さやか「いやー、誕生日に雪が降るなんてツイてるねぇ
    10月だよ!しかも初旬!珍しいなんてもんじゃないよ!」

仁美「テレビでは異常気象だとか言われてましたけど、なんだかロマンチックで少し羨ましいですわ。」

まどかは そうかなぁ、と笑ったあと

まどか「でもそうかも。普通なら絶対に雪なんて降らない季節だもんね。
    こんなの初めてだよ。」

夜中に起きてびっくりしちゃった。と続けて笑った。

仁美「ふふふっ。なんだか…まどかさんが笑顔だと私たちも笑顔になりますね。」

まどか「そう?ありがとう仁美ちゃん。」

全員で幸せな空気を共有する。
笑顔の三人は足取り軽く学校へ向かった。

地の文はできれば改行してくれると助かる



未明の頃、鹿目まどかは寒さで目を覚ました。

季節は10月である。

寝室を満たす空気はあまりにも冷たく薄手の羽毛布団では体温を

保持できなかったようだ。

寝ぼけた頭であくびをする。



こんなん

同時刻 学校

暁美ほむらは普段よりも幾分早く登校していた。
普通の学生であればあくびの一つでもするだろうが
彼女から気だるげな空気は感じない。
むしろまとう雰囲気は真逆で大理石のような冷たい無機質である。
そんな彼女の目に今浮かんでいるのは憂いだった。

ほむら「まどか…。」

呟く彼女の声は誰も居ない教室へと消えていった。


数十分後 学校


「鹿目さん!誕生日おめでとう!」

まどか「えへへ。ありがとう」

教室についた3人を迎えたのは鹿目まどかへの祝賀だった。
転校してきて数か月しかたっていないにもかかわらず
人当たりもよくやわらかな雰囲気を持つまどかはクラスでも人気だった。
様々な人物から様々な言葉をもらうまどか。
その人の群れを遠巻きにしているのは暁美ほむらだった。
彼女はクラスメートから避けられていた。
理由は彼女のまとう雰囲気である。
いつも誰に話しかけるでもなく退屈そうに窓辺の席から外を眺め、
話しかけられたとしても二言三言返すだけ。
そんな彼女の雰囲気を苦手としてクラスメート達はあまり関わろうとしないのである。

そんな彼女が立ち上がりまどかへと向かう。
人混みが割れる。

ほむら「おはようまどか。お誕生日おめでとう。」

まどか「あ、ありがとう。ほ・・・あ、暁美さん。」

まどかは詰まりながら答える。
そんな様子を見ながらほむらはふっと微笑み言った。

ほむら「ごめんなさい。・・・・・鹿目さん。ただお祝いしたかっただけなの。」

怖がらせるつもりはなかったの、とも付け加える。

ほむら「これだけは言っておかないとと思って。」

一方的に喋ったほむらはまた元いた自分の席へと戻っていった。

さやか「暁美さん、まどかにだけは優しいんだよなァ。
    みた?さっきの笑顔。」

まどか「う、うん・・・。そう・・・かな?」
戸惑いながらもまどかは答える。

仁美「確かにそうですわね。・・・はっ!?もしかして御二人は前世の御縁で――」

さやか「やーれやれ、また始まったよ仁美の妄想が・・・。」

まどか「仁美ちゃん・・・。」
苦笑いでまどかは答える。
そして考える。なぜ彼女は自分に対して気を使ってくれるのか。
彼女の言っていることはいつも難しくて分からないけれど、
自分を気遣ってくれる優しさは分かっているつもりだ。
だからこそ、知りたい。
今度聞いてみようと思いながら、まどかは朝のホームルームの始まりを告げるチャイムを聞き、
もう一度みんなにお礼を言ってから、席へと向かった。

.>>5 了解しました。以降気を付けます。

申し訳ないのですが続きは明日以降に投下したいと思います・・・。
よろしければまた御付き合い下さいね。

今日まどっちの誕生日じゃねーかwww

ちょびっとだけ続きを投下します。
筆が進まない!

>>5 地の文に改行を挟みましたが、逆に見難いのでこのままのスタイルで
続けさせてください。

>>10 そのつもりでしたが、いつの間にやら9日もたってます・・・。


放課後、残った雪を踏みしめ三人で肩を並べて歩く。

さやか「ねぇ、帰りにマミさんちに寄ってかない ?
    まどかの誕生日パーティ、大勢で祝ってあげたいしさ!」

ひとみ「あら、巴先輩ですか?よろしいんじゃないでしょうか。
    私もまどかさんが良ければ賛成ですわ。」

まどか「急に誘っても迷惑じゃないかな?
    パパにお友達をたくさん連れておいで、って
    言われてるし、できれば私もマミさんやなぎさちゃんに
    来てほしいなぁ。」

さやか「よぉし決まり!なら今からマミさんとこ行くよ!」


巴マミは見滝原中学校の三年生でまどかたちの一つ上の先輩である。
まどかが転校してきてからひょんなことで知り合った。
優しく包容力のある魅力的な人物で、まどかたちの信頼は厚い
百江なぎさは巴マミの同居人で、見滝原小学校に通う小学生である。
幼く、破天荒ではあるが巴マミを大事に思っており、
なによりその明るい性格から接していると笑顔になれるため、
巴マミの友達――この場合はまどかたちであるが、が巴マミの自宅を訪ねるときの
楽しみの一つになっている。

彼女たちの相性はこれ以上ないほどに良好で、まるで本当の姉妹のようである。
お互いがお互いを補い合い、それにより深く結び付いているのだ。
そんな二人をまどかは少し羨ましいな、と感じていた。

マミの家に向かう道中

三人で薄く雪の降り積もった道を歩く。
辺りはモール街で、季節外れの雪に街を行く人の顔色も明るい。
さやかはまるで平均台を渡るように縁石の上を歩き、まどかと仁美は並んでその後ろを歩く。
他愛のない会話に花を咲かせる。

矯正を上げながら小学生くらいの女の子が走ってくる。
その女の子の背に姉と思われる女性が声をかける。

「モモ、あんまり走ると危ないよ。」

「大丈夫だよおねぇちゃん!いつまでも子供扱いしないでよね!」

「そういうところが子供だっての…。」

見るからに仲の良い姉妹だった。
さやかは両手で危なっかしくバランスを取りながら、まどかと仁美は何気なく姉妹の横を通り過ぎる。
夕陽が街を照らしていた。
やわらかな赤い光線が雪できらきらと反射していた。
幻想的な光景だった。

不意にさやかは足を止めた。
縁石から飛び降りる。
そして、どうしてもそうしなくてはならない気がして振り返った。
数秒前に通りすがった位置で姉妹の姉は立ち止まり、こちらを見ていた。
複雑な表情をしていた。

しばらく見つめ合った後、女性が口を開く。

「なぁ。あんた、どこかで会わなかったか?」

訝しげな、確かめるような口ぶりだった。

さやか「奇遇だね。私もそんな気がするんだ。」

戸惑ったような返答。
それきり二人の間に沈黙が漂う。
そんな二人をまどかと仁美は交互に見つめる。

「おねぇちゃんどうしたの?早く行こうよ」

妹が姉に声をかける。

杏子「あ、あぁ。ゴメン モモ。
   あの・・・さ、あたし、佐倉杏子、っていうんだ。あっちは妹のモモ。
   こんなの初めてなんだけど、あんたとは初めてあった気がしなくてさ。」

さやか「私は美樹さやか。さやかって呼んで。あっちの二人はまどかと仁美。
    学校の同級生なんだ。昔どこかであったことあるのかな?
    私もあんたとは初めてあった気がしないわ。」

歯切れ悪く少し照れたように話しかけた杏子に対しさやかはあっけらかんと笑って答えた。

杏子「そうか、さやかか。うん、さやか。よろしくな。
   私は杏子って呼んでくれ。そっちの二人も。よろしく。」

杏子に話しかけられた二人も会釈を返す。
状況についていけていない三人を尻目に会話は続いた。

モモ「…おねぇちゃん!はーやーく!!」
しびれを切らした妹が姉に声をかける。

杏子「わーかったって!悪い、さやか。今日は妹のお守りを頼まれてるんだ。
   また今度ゆっくり話そう。…風見野のはずれの教会を訪ねてくれ。
   …大体いっつもそこにいるからさ。」

さやか「了解、杏子! 絶対行くよ。」

二人と三人は簡単な別れの挨拶を済ませ、それぞれの日常へと戻っていく。
その様子を歪なカラスが覗いていたのを誰も気が付かなかった。

「佐倉杏子が美樹さやかたちと接触したよ。」

白い毛並みの生き物がソファに座っている女性――暁美ほむらへと話しかけた。
そこは白い空間だった
ガラス製のテーブルを中心にいくつかのソファが並んでいる。

「君の恐れている出来事の一つが起きてしまったね。
最も、今日の君は別のことで大忙しで、それ故に起きてしまった事故といってもいいだろう。
いくら魔女だといっても、元は人間だからね。仕方がないというものさ。」

ほむら「黙りなさいインキュベーター。
    あなたには監視と報告以外の役割を与えた覚えはないのだけど。」

QB「やれやれ。使い魔たちを使った彼女たちの監視かい?
  魔女の力を使ってまですることかい?
  そんなに気になるならそれこそ記憶でも書き換えて人格を君好みに修正すればいい。
  それなら監視なんかに時間を割かずともいいじゃないか。
  実に非効率で不合理だね。」

ほむら「えらく饒舌なのね。
    またズタボロにされたいのかしら。
    それに私は魔女ではないわ。」

QB「それは遠慮したいね。
  もう僕には個体のストックがあまり残されていないんだ。」

ほむら「…そう。」

突如インキュベーターを闇色の疾風が襲う。
吹き荒ぶそれは猛烈な威力を保ったまま、インキュベーターを巻き込み
一度天井近くまで持ち上げた後、床へと叩き付けた。
鈍い音が部屋に響く。
インキュベーターの小動物然とした毛並みは乱れ、
先ほどの疾風で切り裂かれた皮膚からは赤色が滲んでいた。

QB「…君たち人間の感情は、本当に度し難い。
  わけがわからないよ…。」

ほむら「何度繰り返したところで、お前には分からないのでしょうね。
    …いいことを思いついたわ。」

ほむらがゆらりと立ち上がる。
危機を感じ、逃げようとしたインキュベーターは駆け出そうとしたそのままの姿勢で
こてん、と横に転がった。
ほむらがゆっくりと近づいていく。
インキュベーターの顔に影がかかった。

ほむら「お前は自身に利用価値があるから殺されることはないとでも思っているのでしょうね。
    でも、お生憎様。お前に価値など微塵もない。
    役割を与えたのも、無い物を生み出すよりも有る物を改変した方が手間が省けるからよ。
    その気になればお前を一匹残らず駆逐するのも容易いことだしね。」

ほむら「でも、そうね。チャンスをあげるわ。
    これは悪魔の戯れ。
    当然、実験的な意味もあるのだけれど。」

ほむらのたおやかな指がインキュベーターの頭部へと迫る。
 ずぶり と指がゆっくりと沈んでいく。
体の自由を奪われているインキュベーターは時折体を痙攣させることしかできない。
感情のない彼らは恐怖というものを感じることがない。
つまりその白い体を震わせるのは痛みや頭の中をまさぐられる不快感に他ならなかった。

ほむらの手首がインキュベーターの頭部で完全に隠れた後、
帯状のほのかな光を放つ。

ほむら「…お前に感情を与えるわ。」

悪魔は歪んだ笑いを浮かべた。

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

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