フハハハ!下郎共!最近音沙汰無かったからほっぽり投げたと思ったら大間違いだ!(ドヤァ)
すいません、本当にすいません
前作
新世紀聖帝伝説 アイドルマスター イチゴ味
サウザー「アイドルマスターイチゴ味!」貴音「その2!」
北斗の拳イチゴ味とアイマスのクロスです。
前作閲覧推奨です。前作を見ないと訳が分からないと思います
細かいことは気にしたら負けです
詳しい説明や設定は前作をご覧ください
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世紀末六神聖 メンバー紹介
世紀末と新世紀をまたにかける北と南の世紀のアイドルグループ!
765P
新世紀になっても相変わらず心に余裕がなく蟻の反逆も許さないワンマンリーダー。笑い声がうるさい。
黒井崇男
新世紀なのに世紀末覇者を名のる社長。妙齢ながら独り身で心に余裕がなく、アクションの一つ一つが威圧的なうえうるさい。
四条貴音
メンバー屈指の常識人。死の灰で性転換してしまったことを受け止める心の余裕があり、秘孔も間違えない。あまりうるさくもない。
モバP
以外と天然で抜けているところが愛される男。あらゆる災難を受け止める心の余裕があるが、テンションがあがるとどうしよもなくうるさい。
渋谷凛
美希と二分する人気の持ち主だが、ケンシロウの事になると心に余裕が無くなる。キレるとうるさい。
星井美希
いっぺん死んでも治らなかった一本気でホモの少女。相変わらず常に心に余裕がなく、いちいち必死なところがうるさい。
765プロ
サウザー「下郎ども、海へ行くぞ!」ドヤァ
アイドル達「「「海?」」」
サウザー「貴様ら全員熱海でバカンスだ!貴様らにはもったいないくらいだろう!」フハハハ
小鳥「確かに魅力的ですね!でも…」
律子「そんな数日も仕事を空けて大丈夫なんですか?」
サウザー「心配するな!書類業務は行く前に死に物狂いで終わらせるぞ!それにこれは仕事も兼ねている……この企画には他事務所も参加するし、観光客も大勢いる。どういうことかは分かるな?」
伊織「なるほど…観光客に対するダイレクトな宣伝、他プロダクションのアイドル達との交友とそれに伴う対抗意識の向上って訳ね。アンタにしてはいい仕事するじゃない」
サウザー「さらに現地でのライブも行う予定だ!せいぜい腕を磨いておくんだな!!」
真「他事務所もってことは…世紀末六神聖も全員来るんですか………?」
サウザー「無論だ!……むっ、マコト…?どうしたのだ」
真「いや…ボクのシン様をモバPさんから取り返さないとって思いまして……」ゴゴゴゴゴゴ
サウザー「おい、アイドルのしていい顔じゃないぞそれ」ヒキッ
律子「宿は大丈夫なんですか?」
サウザー「フハハハ!下郎の貴様らにはもったいないもてなしだ!軽井沢の最高級ホテルの一人部屋を全員分取ってやったぞ!」ドヤァ
一同「」
サウザー「……むっ?どうしたのだ、揃いに揃って豆鉄砲を食らったような顔をして」
伊織「アンタ、熱海と軽井沢がどれだけ離れていると思ってるのよ!」
律子「高速を使っても3時間半はかかりますよ!?往復で7時間……」
サウザー「……えっ、そうなの!?」
春香「プロデューサーさん……流石にこれはちょっと引きます…」
律子「とりあえず軽井沢の予約は切って、熱海の宿をとっておきますね」
サウザー「ええええ!?何とか軽井沢に泊まれないのかー!!?」
伊織「どんだけ軽井沢行きたいのよ!!」
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ーーーーーーーー
ーーーーー
律子「………結構一杯一杯だったけど何とか7部屋は取れたわ」
サウザー「ああ…軽井沢……軽井沢…軽」
伊織「うるさい!!!!」
千早「アイドル全員にプロデューサー、それに律子と音無さん合わせて14人…」
小鳥「二人一部屋で丁度ね……でも」
春香「……はっ!じゃあプロデューサーさんはどうするんですか!?もしよければわた」
伊織「確かにこのバカをアイドルと同室にするわけにはいかないわね」
サウザー「何だとこのツルピカデコ!!」
伊織「だから私は伊織つってんでしょーが!!」
春香「」
サウザー「フン!聖帝たるこの俺が下郎どもと同室にいられるか!どこか一部屋を3人部屋にすればいいだけの話だろう!」
雪歩「……本当は女性と一緒になれないだけのくせに」ボソッ
サウザー「何だと!?……そ…そそそんな訳あるか!俺は聖帝!女なじょにく…屈しないわ!」
春香(あ、噛んだ)
千早(噛んだ)
伊織(噛んだわね)
雪歩「プロデューサーの部屋は私が泊まりますね。文句ありますか?」
サウザー「!?」ブアッ(おでこから血が出る)
伊織「駄目よそんなの!アイドルと男が同じ部屋なんて!」
雪歩「そんなの今に始まったことじゃないですぅ」
春香「ぐっ…!でも、そんなのずるいよ雪歩!私だってプロデューサーさんと同じ部屋がいいよ!」
千早(春香…とうとうなりふり構わなくなったわね…)
雪歩「でも春香ちゃんだとマスコミに報道されたら終わりですぅ。私はもう世間的な了承がありますから大丈夫ですけど」
サウザー「お、おい…何ナチュラルに俺と同部屋になろうとしてるんだ……そんなの許される訳」
雪歩「律子さん…取れた部屋で3人泊まれる部屋なんてありますか?」
律子「いえ、全部2人部屋ね」
雪歩「ほら、最初から一人部屋なんて無理なんですぅ。おとなしくプロデューサーは私と同部屋になってればいいんですぅ」
サウザー「!!?」ズザザ…(崩れ落ちる)
伊織「あのバカが地に堕ちた!?」
千早「萩原さん……恐ろしい子!」
春香「」
春香「」
とりあえずここまで
夜また書きます
友人の家に飲みに行ってるので、投下タイミングは不定期ですが、書き溜め済みなので多分今日中には終わります
それでは投下します
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ーーーーー
CGプロ
ケンシロウ「……という訳で、765や961、sideM等と熱海で合同合宿をすることになった」
凛「ふーん…あのサウザーが……でもうちって人多いし、連れていける人数は限られてくるよね」
ケンシロウ「そうだな…トライアドプリムスとニュージェネレーション、あとはスケジュールを見つつ希望をとって連れて行こう」
凛「そうだね…でもケン、年少組を連れていくなら、足には気をつけた方がいいよ?」
ケンシロウ「分かっている。シュ…美嘉は絶対に連れて行くつもりだ」
凛「…あー………なんかものすごい禁じ手の気もするけど…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
??「うふふ……ケンさん、逃がしませんよぉ」
sideMプロ 早朝
トントントントン
美希「………♪」
ヒューイ「…なぜこんな時間からQUEEN様は料理を作っているのだ?」
シュレン「今日から合同合宿があるだろう、それに備えてケンシロウに弁当を作られるのだそうだ」
フドウ「ブハハハ!」
アイン「マンモスケーブ!」
ジュウザ「こいつらはまともに喋らんのか…おいQUEEN、本当にそこらの女に声かけてもいいのか?」
美希「当たり前だ。男なら行動してなんぼだろう?」
ヒューイ「QUEEN様!?そんな身勝手が許されるのですか!!?」
シュレン「アイドルは恋愛禁止なのではないのですか!?」
美希「…?禁止にした覚えはないが?」
ヒューイシュレン「「!!??」」
美希「うちは男性アイドル事務所だからな、恋愛沙汰のダメージはさして気にならん。それにだ……いや、これはお前たちには早いな」
ヒューイシュレン「「……?」」
美希「フフフ…フハハハ」
弁当箱 ピカーン☆
ヒューイ(やたら気合が入っている弁当だな…まさか重箱とは)
ヒューイ(ああ…しかもその半分はおにぎりだ…どんだけおにぎりが好きなのだ…)
それぞれの事務所は合同合宿の準備を終え、ついに当日の朝を迎えるのであった!
当日の朝は早い。各々は、早朝から熱海へ向かうべく用意を進めていた!!」
翔太「北斗君?独り言言ってないでもういくよ」
北斗「チャオ☆」
冬馬「全く、何を言ってるんだ北斗のやつ…おっさん、行こうぜ!」
ラオウ「うむ。ではうぬらもこの黒王号に乗るがいい!」
黒王号 ババーン!
冬馬「おっさんも壊れてた!!?」
翔太「クロちゃん、まさか熱海まで黒王号でいく気なの!!?」
ラオウ「うぬらは黒王号を置いていけというか!できぬ!!黒王号は俺の友!友をおいていくなどこのラオウにはできぬ!!」
冬馬(馬が友って…サウザーと一緒で友達いないのかよ…)
北斗「しかし社長、黒王号では一般道路は通れませんよ?」
冬馬「急に素に戻るな!?でも確かにそうだぜ。そこんところはどうするんだよ」
ラオウ「その点は案ずることはない。警察署にすでに届けてあるわ!」
冬馬「何でそういうとこだけしっかりしてるんだよ!!…おいトウ!お前もなんか言ってやれよ!」
トウ「私はラオウが決めたことなら何も文句はありません…」ウットリ
冬馬「こいつもダメだった!!?」
トウ「ですが、黒王号の背に乗れるような人間はここではラオウのみです。私たちのような人間はどのようにすればよろしいのですか?」
冬馬「!そうだ、それだ!!」
翔太「いいよトウさん!その調子だ!」
ラオウ「それも心配することはない。とっておきの馬車を用意しておいた!」
馬車 ババーン!
冬翔北「」
ラオウ「拳王軍(961プロ社員)に特注のものを作らせた!最新の技術を駆使し、走行中の騒音、振動を限りなく無に帰し、車輪にとりつけられたモーターから供給される電源により冷暖房完備!さらにはTV付きだ!!車内はリビングの如き豪華な作りになっており、まるで三ツ星ホテルのようなひと時を過ごせるのだ!!」
冬馬「何だよその無駄に完璧な気遣いは!何なんだよ!!」
翔太「いたるところにある装飾がすごい暴力的だよ…確かに豪華だけどこんなので街中走るなんて恥ずか」
トウ「素晴らしいです!何という心遣い…このトウ、まことに感動いたしました!!」パアァ
冬翔「」
北斗「かくして、一般道を黒王号で走る権利をもぎ取った世紀末覇者・ラオウ!拳王とその愛馬黒王号と共にジュピターとトウは熱海へと向かって行くのだった!!」
冬翔(もうやだこの事務所)
番外 ターバンの…ガキ?
CGプロある日
薫「せんせぇー!」タッタッタ
ドカッ!
ケンシロウ「!!!」
翌日
千佳「ケンくーん!」タッタッタ
ドカッ!
ケンシロウ「……!」
翌日
仁奈「ケーン!」タッタッタ
ドカッ!
ケンシロウ「……」
翌日……
ケンシロウ「……」スッ…
杏「…なんかプロデューサーに」
若葉「避けられてるような………」
ケンシロウ宅前
凛「いよいよ今日から熱海の合同合宿…」
凛「ふふっ…ケンは朝に弱いからね、私が襲……もとい起こしにいかないと」
ガチャガチャ
凛(……あれ?鍵があいてる…ケンったら、鍵閉め忘れたのかな)スタスタ
凛(ケンの部屋はこっちだね…)スタスタ
ガチャッ
ケンシロウ「zzz」
美希「フフフ…迎えにきたぞケン……」馬乗り
凛「北斗神拳奥義!醒鋭孔!!」ドッ!!
美希「ぎゃあぁああああ!!?」ビリビリッ!
ケンシロウ「zzzん………リンにシン!?何故ここに!!?」
凛「私が合鍵を使って家に入ろうとしたらもう鍵があいてたんだよ。ケン、こいつ不法侵入だよ!」
ケンシロウ「そもそもリンにも合鍵を渡した覚えがないのだが…」
凛「ケン、今日は共同合宿の日だよ。出発早いんだから早く準備しなきゃ」
ケンシロウ「ああ…しかし、合鍵」
美希「ケン……騙されるな…そいつも同罪の変た」
ピシン(デコピン)
美希「うわぁあぁああああ!!!!」ビリビリッ!!
凛「全く…これだからこの金髪毛虫は…ほらケン、早く!」
ケンシロウ「あ、ああ……」
美希「あぐぐ……ケン………」ポロポロ
765プロ
サウザー「では下郎ども!さっさとバスに乗っていろ!」
伊織「……言いたいことは山ほどあるけど…マイクロバスバスで慎ましく行くのはいい。アンタが偉そうなのも慣れた……」
伊織「なんでアンタだけベ○ツなのよー!!!」
サウザー「フン…聖帝たるこの俺が貴様ら下郎共とマイクロバス?笑わせる!」
亜美「ずるいよ兄ちゃん!」
真美「横暴だー!!」
サウザー「貴様らは隙あらば俺の足を刺してくるから論外だ!!」
亜美真美「「うぐっ…」」
響「プロデューサー!何でいぬ美達を連れてっちゃいけないんだ!あんまりだぞ!!」
律子「それは流石に無理があるわよ…」
伊織「私だってやろうと思えば自家用ジェットで送迎とかできるのにやってないのよ!アンタも空気を読みなさい空気を!!」
やよい「伊織ちゃん、落ち着いて!!」
千早「別に私は着けばなんだっていいわ」
あずさ「私も迷子にならない移動手段なら何でもいいわね~」
サウザー「ですって、さ?」ニヤリ
伊織「ぐぬぬ…」ワナワナ
サウザー「それに俺だって本当は馬で行きたかったわ!黒王号みたいにでっかいやつ!!」
伊織「馬とか馬鹿じゃないの!?あと黒王号って何!!?」
貴音「プロデューサー、早く行きませんか?」
伊織「それよ!!!!何で貴音がベ○ツ側なのよ!アンタの家にいる雪歩が乗るならまだわかるけど、その雪歩がマイクロバスで貴音がベ○ツってどういうことよ!!」
サウザー「タカネはSランクアイドルだからな、下郎の中でも僅かに格が違う。悔しければ貴様らもSランクアイドルになるんだな!」
伊織「ぐっ…!そうだ、雪歩!アンタはこの事についてどう思ってるのよ!」
雪歩「別にかまいませんよ…プロデューサーがどこへ行っても、最後に私の所に帰ってくればいいんですぅ」
伊織「なにその余裕!?」
「ちょっと待ってくださーい!!」ダダダダダッ
ドンガラガッシャーン!!
春香「あぅ……いたた……」スクッ
春香「ちょっと!プロデューサーさん、聞いてないですよそんなこと!わた」
ブロロロ…
春香「」
春香「うぅっ…」グスッ
千早「春香……」
伊織「……話くらいは聞いてあげるわよ…」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
高速道路
ベ○ツ 車内
貴音「しかし、何故お前は皆と車を共にしようとしないのだ。何故か私はこっちに乗ってしまったし…」
サウザー「フン…さっきも言ったが俺が下郎とあんな貧相なもので移動するなど耐えられるものか!」
貴音(亜美真美と雪歩から逃げているようにしか見えぬのだが…退かない心はどこへいったのやら…)
サウザー「それに熱海駅で真っ先に世紀末六神聖の集合もあるからな!」
貴音「まあそれなら納得だが…」
ドドドドドドド
サウザー「…むっ? 何だこの物音は…?」
貴音「………まさか…」
ラオウ「進めい!黒王号!!」グアッ
ドドドドドドド……
サウザー「黒王号だ!おいトキ!黒王号がいたぞ!!」キラキラ
貴音「」
マイクロバス内
アイドル達「」
律子「……あれって、もしかしなくても黒井社長ですよね…?」
小鳥「何で黒井社長自ら馬車を引いてるんですかね…」
律子「ほんと…765といい961といい、事務所を引っ張る人間にまともなやつはいないんですか!?」
世界一豪華な馬車内
冬馬「おい…さっきから外の人の目線がものすごく痛いんだが…」
北斗「途中ですれ違ったワンボックスカーって765プロだよな…
エンジェルちゃん達も唖然としてたな……」
翔太「でもその先にいた765のプロデューサーはやけにはしゃいでたよね」
冬馬「ほっとけ。あいつはただのバカだ」
トウ「………♪」コトッ
冬馬「トウの奴は優雅に紅茶飲んでくつろいでやがる…どういう精神構造してるんだ…」
ラオウ『はいやーっ!!!!』
冬馬「うるせぇ!何でおっさんの声がこっちにまで届くんだよ!!」
北斗「世紀末に天を目指す男、拳王!拳王の前に人はなく、拳王の後にも人はいない!!人間はおのれひとり…それが、世紀末覇者拳王の狂気の野望!!」
冬馬「うるせええええ!!!!」
翔太「冬馬君もうるさい」
トウ「冬馬、うるさいです」
冬馬「……もうやだ」グスグス
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
熱海駅
サウザー「着いたー!!」ババーン
サウザー「このサウザー、静岡県熱海市に凱旋せり!!!!」ダブルピース
ヒソヒソ…
貴音「サウザー、他人のフリをしていいか?」
サウザー「フン下郎どもにはこの俺の魅力が分からぬか!」ダブルピース
貴音「その発言は興水幸子を彷彿させるからやめた方がいい。…しかし、ラオウはまだいないのか。私達を追い抜いて行ったはずだが」
サウザー「大方馬車とその中の連中を置きに行ってるのだろう」ダブルピース
貴音「あんなので送迎される方の身にもなって欲しいものだな…」
サウザー「どこがだ!俺もやってみたかったわ!!」ダブルピース
ブロロロ…
ガチャッ
ケンシロウ「待たせたな、トキ」
凛「お待たせ、トキ」
貴音「こっちも今きたところだ。あとはラオウとシンがくれば全員だな」
サウザー「おいふざけるな!なぜこの俺を無視するのだ」ギロッ(ダブルピース)
貴音「かまって欲しかったらそのダブルピースをとけ」
サウザー「ぬくくう~~」スッ…
凛「始めての旅行でテンション上がってよくわからないハッスルする小学生じゃないんだから全く…」
サウザー「…ハッスルする…ハッ、スル。する…うまいこといったつもりか!」
凛「うるさい!!」
貴音「ラオウは先にホテルに行ってから来るようだからいいとして、シンが遅いな。何か知ってるか?」
ケンシロウ「………多分もうすぐくると思う。だが……」
凛「……ふんっ」
貴音「……?どうしたのだ??」
ドドドッ
貴音「!……この音は!!」
サウザー「このバギーの音はKING改めQUEEN…すなわちsideMプロだ!!」
ヒューイ「さて、ようやく着いた…」
シュレン「ああ、幸いここまでQUEEN様は眠られていた…触れぬように気をつけろ」
ヒューイ「ああ…QUEEN様、着きま」
カスッ
美希「zzz……っ!!??」ビリビリッ
ヒューイ「はっ!しまった!!」
シュレン「おいヒューイ!気をつけろと言っただろう!!」
美希「気にするな…多少は仕方ないことだ……」スタスタ
美希「すまないな、少し遅れた……」ヨロッ
貴音「どうしたのだシン!!?」
凛「朝ケンを襲おうとしてたから私が制裁したんだよ」
貴音「だからと言って醒鋭孔はやりすぎだろう!!」
美希「……それに襲おうとしてたのは貴さ」
ペシン(平手打ち)
美希「あぁああぁああああああ!!!!」ビリビリッ!!!
ドシャッ
美希「あ……うぁ…」ガクガク
ケンシロウ「シン!大丈夫か!?」ダッ
サウザー「」ドヤァ
貴音「待て!今の状態では触れることも叶わないのだぞ!!」
ケンシロウ「しかし…」
美希「……いいんだ、ケン」ツーッ
ケンシロウ「…シン!?」
美希「俺なんて、こっちの勝手な都合でお前に一生消えない傷を付けたし…ホモだし…ユリアへのイジメを自作自演でやってたし…ホモだし……花占い何回やっても呪われてるかってレベルで『嫌い』って出るし…ホモだし………」ポロポロ
ケンシロウ「シン………」
貴音「仕方あるまい…」ドッ!
美希「!!??」ピキーン
貴音「醒鋭孔に牽制する秘孔を突いた。これで痛覚神経はあるべきところに戻ったはずだ」
サウザー「」ドヤァ
美希「!!トキ、すまない……
ケン!!!」ダキッ
ケンシロウ「シン!!」
美希「ああ…人と触れ合えることが、こんなに幸せなことだったとはな……」ポロポロ
凛「ちょっとシン、何ケンに抱きつい」
美希「 リ ン 」ゴゴゴゴゴ
凛「……っ!」ビクッ
美希「ケン……少しリンと戦わせてもらうぞ…?」ゴゴゴゴゴ
ケンシロウ「…ほどほどにな」
凛「えっ!?ちょっとケン!!?」
ケンシロウ「リン…少し反省しろ」
サウザー「」ドヤァ
貴音「今回ばっかりはお前に非がある、私にも止めることはできん」
凛「そんな…ならもう一度叩き潰すのみ!」
美希「 よ か ろ う 、 殺 し て や る 」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
凛「!!??」ゾワッ
サウザー「なんかさっきから俺が置いてけぼりなんだが」
貴音「何なんださっきからちょこちょこ割り込んで!今それどころじゃないのくらいわかるだろう?!」
サウザー「割り込んでるのに気づいてるのなら少しは反応してくれてもいいだろうが!」
貴音「かまってちゃんなのかお前は!?」
サウザー「フハハハ!ツッコミのキレがまるでないなトキ!」ドヤァ
貴音「疲れる…疲れるな全く…伊織がどれほど大変だったかわかった気がする…」
美希「何本目に死ぬかな~~」ズブブ…
凛「くう!!…」ブフッ
貴音「ほらみろサウザー!お前がくだらないことを言っていたからもう取り返しのつかないことになってるぞ!」
ケンシロウ「シン!やりすぎだ!!」ガシッ
美希「あふぅ……」ビクッ
凛「」ドシャッ
貴音「リン、大丈夫か!?」
凛「フフフ…ケンと同じ胸の傷…ケンとお揃い……フフフフフ……」ウットリ
貴音「…案外心配なさそうだな」ヒキッ
ドズーン!
ラオウ「すまぬ、思いの外渋滞していてな…何なのだこの状況は!?」黒王号乗馬中
ケンシロウ「それはこっちの台詞だラオウ」
サウザー「では全員揃ったところで、今日の予定の再確認を行う!!」
貴音「予定では今日は全事務所基本フリーだったな」
サウザー「フリーではあるがアイドルという立場上常に人目に付くのは心させておけ!後は少しアトラクションも用意してある!!」
美希「お前が企画したアトラクションだと…?嫌な予感しかしないのだが…」
凛「でも事務所の壁を超えてたくさんの人とふれあれるのはいい案だと思うよ」
ラオウ「…ということは、当面はこの海で遊ぶ……ということか」
サウザー「フハハハ!下郎ども、
水着の着替えはあるか!?」
ケンシロウ「……えっ?」
ラオウ「まさか俺もか!?」
サウザー「当たり前だろう!貴様らも世紀末六神聖のメンバー、れっきとしたアイドルだ!!」
ケンシロウ「ちょっと待て、俺は水着なんてもってきてないぞ!?」
ラオウ「俺もだ!どうするのだサウザー!!」
サウザー「フハハハ!貴様らがそう言うと思ってちゃんと持ってきたぞ!!」
ババーン!!
(ブーメランパンツ+サスペンダー)
ケンシロウ「」
ラオウ「」
サウザー「女性陣の分ももってきているぞ!」ババーン!
美希「いや俺は持ってきてるから」
貴音「心遣いはありがたいが私も大丈夫だ」ニコッ
凛「…っていうか、女性陣が上半身裸体でいいと思ってるの!?」
サウザー「そこは流石に俺も考えてある!これを着るがいい!!」
\安定の聖帝タンクトップ/
美希「誰が着るかこんなの!!」
サウザー「なんだと!?世紀末六神聖の初ライブの時は喜んで着ていたではないか!!」
美希「喜んでは着てないわ!お前があのフェスで765が勝ったらタンクトップ着てライブやるとか抜かして、本当に勝ったから渋々やっただけだ!!」
サウザー「そんな訳あるか!本心では皆これを着たいのだろう?なあ!!?」
貴音「………」
凛「………」
サウザー「……あれ?」
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熱海ビーチ☆
ケンシロウ「」ピッチーン
ラオウ「」ピッチーン
サウザー「フハハハ!よく似合ってるぞ!!」ピッチーン
貴音「……絶対喜んではいないな…」(ビキニ)
美希「持ってきてて良かった…本当に良かった…」(ビキニ)
サウザー「何だよ…貴様らも着てくれたっていいじゃないか……」
美希「いいじゃないか、ほら、お前の好きなビキニだぞ?サウザー?ほれほれ」バイーン
サウザー「ぬふおっ……」ブシャアア
凛「…………」ムスッ(ビキニ)
貴音「…どうしたのだリン?」ボイーン
凛「……別に」ムスッ
凛(何で元は男だった二人の方が私よりプロポーションいいの?馬鹿なの?死ぬの?)
サウザー「………」じーっ
凛「……何?人の体ジロジロ見て…」
サウザー「……リン、お前…本当に着なくていいのか?」
凛「やめてよ。私だってトキとシンと一緒でこうやって水着もってきて着てるんだし」
サウザー「いや…そうじゃなくて……その胸の傷……」
凛「これはいいよ…ケンとお揃いだし……誰にも切り裂けない絆だから…///」
ケンシロウ「やめるんだシン!!」ガシッ
美希「離せケン!俺も胸に七つの傷をあけるんだ~!!」ジタバタ
サウザー「フハハハ!!」サバーン!
貴音「実に楽しそうだな…」
美希「あんなのが南斗聖拳最強とか悲しくなってくるわ…」
凛「こっちのテンションと反比例してあいつのテンションは右肩上がりだし…」
ケンシロウ「」ピッチーン
ラオウ「」ピッチーン
貴音「……まあ、そのあれだ、とりあえずサウザーから離れよう」
凛「そうだね、あれとお揃いって事実が余計この格好の品性を落とし込んでる気がするし」
美希「それならケンは俺と共に行こう!」
凛「何言ってるのシン、ケンはCGプロのプロデューサーなんだから私といる方が自然だよ」
美希「何を平然とスキャンダル発言してるんだお前は、世間の目も考えろ。それに引き換え俺はsideMプロのプロデューサーという肩書きもある、俺とケンが一緒にいてもお前と違って問題にはならんのだ!」
凛「そんなの屁理屈でしょ!?あんただって一端のSランクアイドルなんだから、普通に問題だよ!それに引き換え私は所属アイドルとそのプロデューサーという関係…私の方が自然だよ!」
ガシッ
ガシッ
凛「ケン、行こう?こっちだよ」グイグイ
美希「引っ張るなリン!ケン、こっちだ!」グイグイ
ケンシロウ「ちょ…リン!?シン!!?」ズルズル
貴音「この二人はすぐに喧嘩始めるな…兄さん、私たちも行こう。たまには兄弟水入らずでゆっくりするのもいいだろう」
ラオウ「ぬう…そうだな。少なくともサウザーやケンシロウの側よりずっと平和に過ごせそうだ」ドズーン
貴音「……とりあえず国王号はホテルに置いていくぞ」
ラオウ「ぬぅ……」
サウザー「フハハハ!フハハハハ!!」バシャッ バシャッ
番外 世紀末六神聖レッスン サウザー編
サウザー「俺も一端のアイドルだ!レッスンをせねばなるまい!」ドヤァ
貴音「そうか…それは別にかまわないが、何をするのだ?」
サウザー「フハハハ!チハヤ、来い!!」
千早「何ですかプロデューサー」
サウザー「いつものあれやるぞ!!」
千早「またですか…まあいいですけど」
雛 ピヨピヨッ
鷹 ブァアアア
千早「…」キラリ
千早「………」トォン
サウザー「………」グバアッ
ビシャァアア!!!!
貴音「………面妖な…」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
熱海海岸 765サイド
春香「うわ~っ、すっごい人!」
千早「ええ、海水浴客が見渡す限りいっぱいにいるわ」
真「ここにシン様が…!待っててくださいシン様!モバPさんから取り返して見せます!」ダッ
雪歩「真ちゃん!?…あ、行っちゃった…」
春香「そういえばプロデューサーさんはどこにいるのかな?」
響「貴音と先発で行ったからな…全くずるいぞ!」
伊織「間違いなくあいつのことだからガキみたいに遊んでるわね」
亜美「あ~~っ!!」
真美「ちょっとみんな~!とんでもないものがあったYO!」
春香「……?どうしたのかな?」
千早「出店のほうみたいね、行ってみましょう」
出店
弟子「いらっしゃい!」
弟子「ウチは珍しいグッツが盛りだくさんだよ!」
聖帝タンクトップ風Tシャツ
?3,980
聖帝ブックマーカー
?500
聖帝掛け替えカバー
?1000
聖帝指サック(50個入り)
?500
聖帝セクシー生写真風写真集
?4980
一同「」
雪歩「あっ、お弟子さん!ご苦労様ですぅ!」ヒョコッ
弟子「お…お嬢!!?」
雪歩「写真集もあったんですね、えっと…商品一通り全部ください!」
弟子「いやいやいや、お嬢から金なんて取れませんよ!こんなので良ければどうぞ持ってってください!」
雪歩「いいんですかぁ?えへへっ、ありがとうございますぅ♪あっ、今週号のメンズTHOUZERだ!…このタンクトップも素敵……」
伊織「……萩原組の出店だったのね…なんて趣味の悪い店なの…雪歩以外誰が買うのかし」
春香「私も写真集ください!」
伊織「いたー!!?」
弟子「君たちはお嬢の友達だろう?それなら君たちもお代はいらないよ」
春香「やったー!千早ちゃん見て見て!写真集だよ写真集!」
千早「……そうね」
弟子「嬢ちゃんもどうだい?」
伊織「結構です」
CGプロサイド
卯月「わぁ~、すっこい人だね!未央ちゃん!」
未央「本当だね!でもしぶりんとケンさん先行だなんてちょっとずるいよね」
奈緒「先行は別にいいとしてプロデューサーと凛がいないとうちの問題児が歯止め効かなくなるんだよな…」
幸子「フフーン!僕はこの世で最もカワイく」
幸子「そしてカワイイ!!」ドヤァ
美嘉「人がいっぱいいるなぁ…可愛い子いないかな?ふひひ★」
加蓮「あの二人見ただけでいろいろ不安になるよ…こっち着いてから結構行方不明な子いるし」
奈緒「まゆとかな…プロデューサーと凛大丈夫かな…」
卯月「まゆちゃんもそうだけど、多分星井美希ちゃんも来てるよね…」
未央「ああ、そういえばケンさんのことハニーって言ってたねあの子」
一同(大丈夫なんだろうか、この旅行…)
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サウザー「フハハハ!」シュバッ バシャッ
サウザー「……あれ?誰もいない…?」
サウザー「トキー?ケンシロウー?ラオウー?リンー!?シンー!!?」
サウザー「……まさか俺…ハブられた!!?」ガーン
サウザー「…ホテル帰ろ」トボトボ
ドカッ
サウザー「ぐっ!……またアミマミか!!!!」
ありす「……」じーっ
サウザー「……えっ…誰?」
凛「ケン、あっちで泳ごうよ」
美希「離せリン、ケンは俺と日光浴するのだ」
凛「そういってオイル塗ったり塗ってもらったりしようと思ってるんでしょ、あんたらしい卑猥な思考だね」
美希「お前だってしれっとケンとひっつくつもりだろう、お前のようなむっつりの方がよっぽどたちが悪いわ!」
ケンシロウ「二人とも…一旦離れ」
「そうですよぉ、離れてくれませんかぁ?お二方」
凛「…あんたは」
美希「……佐久間まゆ」
まゆ「うふふ…ケンさんの隣はまゆがもらいますよぉ」
グウ~ッ
貴音「っ…そうか、朝食を食べてこなかったな…」
ラオウ「はしたないぞトキ、仮にもアイドルとあろうものが」
貴音「仕方ないだろう、生理現象なのだ…そういうラオウは飯を食べてきたのか?」
ラオウ「今日は朝早かったからな…実はまだなのだ」
貴音「ならば今日の昼はらぁめんでも食べぬか?」
ラオウ「トキ…うぬは仮にもアイドルだろう、ラーメンなど食べていて大丈夫なのか」
貴音「よくわからぬが、この体になってから燃費がすこぶる悪いのだ…しかもらぁめんを異常に欲するようになってな…」
ラオウ「ぬぅ…しかし、ラーメンか…俺としてはもっとあっさりしたものを食いたいのだが…」
貴音「そんなガタイで何女々しいことを言ってるのだ!あなたも麺硬め味濃いめアブラマシマシのニンニク入りの魅力を味わうがいい!」グイッ
ラオウ「やめろ!そんなものを食ったら一日中胃もたれしてしまうわ!」
貴音「全く…そんなことではアイドル乱世も嫁も掴めぬぞ!」ズルズル
ラオウ「あまり関係ないわ!?トキ!離せ!!ぐっ…なんて力だ!女になって筋力落ちたとか嘘だろう!!?」ズルズル
ぬぁあああああ!!!!
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ありす「すいません、いきなり刺してしまって。気がついたら体が勝手に動いてしまいました」
サウザー「…もう良いわ、とっくに慣れている」ズキズキ
ありす「まあうっかりうちのプロデューサーを刺してしまったりしますが」
サウザー「うっかりってなんだ…最近のガキはほんと恐ろ…ん?プロデューサー?ということは貴様、アイドルか」
ありす「そうです。そういうあなたは……あれ…?まさか……!?」
サウザー「…ん?どうしたのだ」
ありす「あなた、もしかして世紀末六神聖のサウザーですか!?」
サウザー「!ほう…よく知っていたな!」
ありす「当然です!私はあなたのファンですから!まさかこんなところでお会いできるとは光栄です」
サウザー「おお!マジか!!」
ありす「あの全面に押し出すような苺とタンクトップ!まさにセンスの塊です!うちの周りの人は色眼鏡で見ていますがわたしはそうは思いません」
ありす「あの苺柄のタンクトップ…素晴らしい組合わせです。プロデューサーとしてもアイドルとしても超一流!うちのプロデューサーも見習って欲しいものです」
サウザー「フハハハ!貴様も酷なことを言うな!そこらの下郎がこの俺と釣り合う訳がないだろう!」
ありす「それもそうですね!」
サウザー「しかし、なかなか見所のあるガキだ!名は何という?」
ありす「………」
サウザー「…ん?どうした」
ありす「……橘です」
サウザー「むっ…?それは苗字というものだろう。名前はどうした」
ありす「…言いたくないです。私の名前、外国人みたいで嫌なんです」
サウザー「外人みたいだと……いいことを教えてやる、俺は日本人だ!!」
ありす「!!??…そんなはずは…」
サウザー「俺の姓は赤羽根という。ほら、免許証」
ありす「あっ…本当だ、でもその地の金髪は一体…」
サウザー「俺は孤児だったからな…幼い頃拾われて、そこでその老人の息子として過ごしたのだ。だから血筋的には本当に遥か海の向こうの人間かもな」
ありす「あっ……すいません」
サウザー「貴様が謝ることではない、だがまあ、この時代で日本人として俺の名はかなり異質かもしれん、だがこうも考えられるだろう」
サウザー「他と違って、特別でカッコいい。とな」
ありす「……!!!!」
サウザー「下郎共に何を言われようと関係ない。貴様が自信を持てばいい話だ…親からもらった大切な名前だろう?」
ありす「……ありがとうございます。サウザーさんのおかげで、考え方が変わりました」
サウザー「フン…いい傾向だ!さっきも言ったが貴様は見所がある!そのうちトップアイドルも狙えるかもな!」
ありす「…ありす」
サウザー「ん?」
ありす「貴様ではなく、ありすって呼んで下さい」
サウザー「アリスか…いい名ではないか!」
ありす「あっ…はい!あとサウザーさん、これから暇ですか?」
サウザー「そうだな…実は他の世紀末六神聖とはぐれてしまってな…」
ありす「もしよければ一緒に出店をまわりませんか…?」
サウザー「フハハハ!いいだろう!この聖帝と行動を共にすることを誇りに思うがいい!」ドヤァ
ありす「……はい!///」ニコッ
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凛「まゆ、何の用?今忙しいんだけど」
美希「ハニーの隣があなたのもの?寝言は寝てから言えって思うな!」
まゆ「うふふ…確かにお二方は強い…その愛も行動力も、戦闘力も…だから助っ人に協力してもらったんですよぉ」
ガチャッ
凛「…なにその水鉄砲?今日の海のために持ってきたの?」
まゆ「水鉄砲なんかじゃないですよぉ…例えば…」
奈々「キャハッ!ウサミン17歳!」
まゆ「………」ビーッ!
奈々「きゃあああああ!!」バリバリッ
奈々「……あれ?この肌のハリ、全く痛くない関節の節々、力のみなぎるこの感覚…まさか!!」
奈々「いえーい!!ウサミン17歳!!キャハッ!!!!」ピカーン!
凛美希「「!!??」」
まゆ「うふふ…分かっていただけましたか…?これを使えば対象物を自由に若返らせたり成長させたりできるんですよぉ」
凛「誰!?こんな恐ろしいもの作ったの!?」
晶葉「私だー!!」
ケンシロウ「晶葉!?」
晶葉「私は天才だ~!媚びろ~!媚びろ~!!」
ケンシロウ「リン、また知りたくもない事実を知ってしまったな…」
凛「うん…もうストレスで胃に穴があきそうだよ」
まゆ「呑気にお話している暇はあるんですかぁ?」ビーッ!
凛「!!!!」バリバリッ
リン「……」
まゆ「うふふ…可愛らしいですねぇ凛ちゃん、その姿で何ができるかは置いといて」
リン「まゆ…!!」ギリッ
まゆ「さて…あなたはケンさんの初めてを奪った怨敵…ただじゃおきませんよ……そうですねぇ…生まれる前なんかに戻してみましょうか!!」ビーッ!
美希「!!!!」バリバリッ
シュウウウ…
まゆ「うふふふ…跡形もなくなりましたかぁ」
リン「まずい…これはまずい……」
ケンシロウ「…悪いことは言わん、まゆ、今すぐここから逃げろ」
まゆ「何でですかぁ?もう邪魔者はいないんですよぉ?あっ、もしかして心配ですかぁ?大丈夫です、存在が消えたといっても同じ場所にビームをかければ元通」
ゴゴゴゴゴ
まゆ「……!?」
シン「…まさかこの姿に戻れる日がくるとはな…」ゴゴゴゴゴ
まゆ「!!??」ゾクッ
リン「やっぱり……」
まゆ「だ…誰ですかあなたは!!?」ガタガタ
シン「ついさっきそのビームを食らった張本人だが?」スタスタ
まゆ「い…いやぁああ!来ないでぇ!!」ビーッ!
シン「ほう…それでどうするつもりだ?」シュッ
まゆ「!!!!」
ドシュッ
まゆ「あ……」ビクビク(手刀顔面スレスレ)
シン「これに懲りたら二度とこんなくだらんことは控えることだな……」スッ…
真「……あ…シ…シン様……シン様が元の姿に……」
シン「げっ」
真「シン様あああああ!!!!」ダッ!!
シン「うわぁあああ!!またお前かああ!!」ダッ!!
奈々「あぁ…この慣れ親しんだ身体の感覚…ウサミン17歳、キャハッ」ズーン
凛「晶葉!!これどういうこと!!?私の胸の傷が消えてるじゃん!!」
晶葉「知るか!?そんな数時間程度の誤差をどうこうできるほど精密ではないぞ!!?」
凛「戻してよ…!胸の傷ごと……ねえ!!」ズイッ
晶葉「何故だ!何故私がこんな目に~!天才のこの私が何故~!!」
晶葉「うわらば!!!!」
美希「……はぁ、やっと巻いた…元の姿(?)にも戻った…」
美希「そして昼時…俺が作ってきた弁当を振舞わなくては!……ケンは…いた!!」
美希「ケン!弁当を作ってきたんだ、一緒に食べ」
凛「おいしい?ケン」あーん
ケンシロウ「ちょっとリン…これは少し恥ずかし…モグモグ」
美希「何をやっているんだ俺はっ!!?」ドカッ
弟子「またいらっしゃーい」
春香「ありがとうございました!」
千早「食事もただで食べれて良かったわね」
伊織「全部カレーだったけどね…甘口しかなかったし、何よりピラミットみたいな形したご飯に星型のにんじんが六つ…なぜか浮いているグリンピース……どういうセンスしてるのかしら」
やよい「文句いっちゃいけないよ伊織ちゃん!食事をただで食べれるなんてありえないことだよー!」ホクホク
伊織「レトルト版までたっぷりもらって……良かったわね」
やよい「うん!これなら当分食事は困らないね!」
伊織「うん……そうね」
聖帝カレー「ガキでも食える!!」(あまくち)
聖帝ふりかけ「“カレー”と“何か”の絶品ハーモニー★」(栄養満点 カルシウムたっぷり!)
伊織(ほんと見てるだけでイラっとくる趣味の悪さだわ……)
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ラオウ「」
貴音「どうしたのだラオウ」
ラオウ「何なのだあの油の塊は…人間の食い物とは思えん…」
貴音「何を言っているのだ?それがいいのだろう」
ラオウ「……トキ…恐ろしい男よ…」ドズーン
貴音「両手を地についた!!?」
ピンポンパンポーン
サウザー『フハハハ!!下郎におなじみ聖帝サウザーだ!!』
ラオウ貴音「「サウザー!!??」」
ありす『助手の橘ありすです』
ケンシロウ凛「「ありす!!??」」
サウザー『13時よりアイドル対抗ビーチバレー大会を開催するぞ!!優勝者には豪華な賞品が付いてくるぞ!せいぜい頑張ることだな!!』
ありす『そうですね…例えば、約1千万円分のスワロフスキーをあしらった等身大ケンシロウフィギュアとかですね…誰得なんですかこれ』
凛美希まゆ「「「!!??」」」
次回予告!
ついに聖帝主催の企画が動きだした!!優勝商品に燃える三人!果たして勝負の行方は!?まさかのありすの参戦に雪歩と春香は!?そんな状況の中部屋で雪歩と二人きりになってしまうサウザーの安否は!?各事務所のライブの行方は!?兄弟喧嘩の行方はいかに!!?まだまだ出てくる世紀末サイドの人物たち!そして満月の夜に何が起きるのか!!?
次回!聖帝シーサイドの巻後編!!」
翔太「また何か言ってるよ…」
冬馬「今回ばっかりは見逃してやろうぜ。せっかく出番がきたと思ったら海にきてそれっきりだからな」
北斗「チャオ☆」
というわけで前半終了です。
後半のネタはある程度上がっていますがもしかしたら前編より長くなるかもです
それでは、またお会いしましょう
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