妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお(ry」(66)



  ∧,,∧
 ( `・ω・) ヤンデレ妹かと思ったか?ようこそ、ID腹筋スレへ!
 / ∽ |
 しー-J

ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。

例1 ID:wwh7KM12 の場合 712 なので712回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. の場合 数字がないですが今日はスクワット100回

さあ、存分に腹筋するがよい。↓

妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」

「……」

妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」

「……」

妹「お兄ちゃんおにいちゃん鬼いちゃんおニいちゃん」

「……?」

妹「おにいちゃんオニイチャンおにいちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんおにいちゃんお兄ちゃん」

「……」

妹「おにいちゃ……あ……がが……」

「……」

妹「あがががががががががががががががががががががががががががががががが」

「……あーあ、こいつもか……」

妹は壊れた。
目の前で、みるみるうちに、妹という存在からただのタンパク質と脂質とカルシウムの塊になってしまう。

妹「あがががががががががががががががががががががががががががががががが」

「……今回はいけると思ったんだけどな」

それなりの時間と労力をつぎ込んでいただけに、虚無感がある。
また一からやりなおしか……そう考えるだけで気が遠くなる。

「あー畜生……これどうしようかな……」

妹「あがががががががががががががががががががががががががががががががが」

貴重なタンパク質の塊を、そのまま廃棄するのは癪だ。
仕方ないので、俺は食う事にした。
リサイクルとはこういう事を言うのだろう。

肉を食う上で大事な事は、食材に感謝する事だ。
大切な命を戴くという事を、人々は忘れてはならない。
まあ、こんな壊れた肉の塊を、『大切な命』と言ってしまうのはどうかと思うが……。
俺は一応、妹の前で手を合わせた。
妹は口からよだれをたらし、意味不明な叫び声をあげていた。

殺す時、絶対にストレスを与えてはならない。
筋肉が硬直し、硬くて食えない肉になってしまうのだ。
出来れば睡眠薬か電気ショックで意識を喪失させるのが好ましい。
今回の場合、妹はすでに意識を喪失しているので割愛する。

次に血抜きだ。これを行わない肉は臭くて食えたものではない。
服を脱がせ、足をロープで縛り付けて逆さ吊りにする。
妹は少し暴れたが、俺の方が力は強い。無理やりに縛り付けてしまう。
逆さになってからも、妹は両腕をあちらこちらに振り回していた。
次からは気絶させてからの方が楽かもしれないな。少々意外な所でノッキングの重要さを知った。

俺は良く研いだ金属のかけらを取り出すと、妹の首を切った。
切れ味には自信があったが、太い血管を切るのはなかなか難しい。
ごりごりとノコギリのように動かし、やっとこさ血管を切断した。
血が噴水のように吹き出る。
綺麗だった。
妹はキチガイのような声をあげた。

心臓のポンプの役割で、血液はどんどん体外へ放出される。
しばらくすると妹は大人しくなった。失血死したのだ。
青白くなった妹の顔は綺麗だった。
その美しい頬にキスをする。血の味がした。……当たり前か。

綺麗な顔を今一度脳内に焼き付けてから、
俺は丁寧に全身の毛を刈り取った。
髪の毛はもちろん、腕の産毛も足の産毛も、あそこの毛もだ。
幸い、妹のあそこに毛は生えていない。作業が少々短縮された。

人間の皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3つで構成され、鎧のような役割を担っている。
このままでは食う事が出来ないので、俺は全身の皮膚を剥いだ。
これが中々に難しい。コツは、肉を出来る限り傷つけないように刃先を上に向ける事だ。
刃先を入れて持ち手を作り、その部分を引っ張りながら刃先を滑らせると綺麗に剥げる。
俺は1時間かけて丁寧に皮膚を取り除いた。

次に、頭部を切断し、流れで腹を開けてしまう。
まず消化器官を摘出する。食道のあたりから切り取り、手を突っ込んで丁寧に取り出してみる。
でろんと長い腸を取り出すのには少し苦労した。
この時、器官を破って糞尿をまき散らすといけないので、妹には数日間絶食させる事が大切だ。
今回の妹は、まだ固形栄養では無く液体から栄養を摂取していたので問題は無い。

消化器官を摘出すると、次は肺や心臓、その他諸々の器官の摘出だ。
基本的に太い血管部分は食えないので、同時に切除する。
全て取り出してしまうと、妹の腹の中はぽっかりと開いてしまった。

丁寧に洗浄すると、下処理は完了だ。
精肉で言う『枝肉』という状態になる。
勘違いしてはならないが、殺したての肉というものは不味い。
熟成されておらず、旨味成分であるアミノ酸が作られていないのだ。
俺は枝肉になった妹を、大きめの冷蔵庫の中に入れた。
数日後が楽しみだ……。

さて、数日たってしっかりと熟成された妹の肉だが、このままでは大きいので食えるように加工する。
人間は二足歩行で、牛とは生活習慣が違うので、肉の味や部位が少々異なる。
例えば、脂が乗って柔らかいクラシタ、肩ロース部分だが、人間ではここが肩の部分となる。
二足歩行で腕が発達している人間は、肩の部分は筋肉が多くややスジっぽい。
細かく切り落としにして煮込み料理に使うのが良いだろう。

背中から刃物を入れて、くり抜くようにして左肩を切り落とす。
腕も落としてしまい、余計な脂部分と表面に残る筋を取り除いた。
肩関節につながる部分には、大きな筋の塊があるので、これも取り除くのを忘れない。
成形が終わり、綺麗になった妹の肉は、よだれが出るほど美味そうだった。

小さく切って鍋に入れて、水と塩でシンプルに煮込んでみる。
本当ならば赤ワインやらトマト缶やら野菜やらを入れたい所だが、そんなものは無いので仕方ない。
そういえば、もう何年も野菜を食っていない気がする。
今度は野菜を育ててみるか……新しい暇つぶしを見つけた。

煮込んだ妹の肉は、やはり少々硬く臭みもあったが、美味かった。
牛特有の獣臭さやチチ臭さは無いが、人特有のしょっぱさに近い臭みがあるのだ。
しかし、慣れてしまうとその臭みもクセになってしまう。
俺は一週間かけて妹を食った。
太ももから尻にかけての部分が最も脂が乗っており、(妹は貧乳なのだ)
美味であった。

残った妹の筋やら皮やら食えない部分は、溶かして培養液の栄養にした。
捨てる所が無いというのは素晴らしい。
この栄養から、また新たな妹が産まれるのだ。輪廻転生というか、食物連鎖というか……。

あ、そうだ。
妹を作らなければいけないな。

試験官の中には、俺が調製した卵細胞が入っている。
死んだ妹の細胞から作り上げたものだ。
妹の細胞をベースに、ギンブナの生態を参考に手を加えている。
作り上げるのには苦労した。
前回の妹は少し壊れるのが早かったので、今回はその事を考慮し細胞分裂の速度を若干遅くしている。

その試験官の口に、俺は自分のペニスを当てて、上下に擦り上げた。
妹の事を思うとペニスはむくむくと大きくなり、すぐに果てた。
白濁色の液体が、試験官を汚す。
青臭い臭いが辺りに漂った。
これが、新しい形の妹とのセックスであった。

俺の精子を浴びた卵細胞は、すぐに細胞分裂を行った。
厳密に言うと、俺の精子は遺伝的に貢献しない。ただ細胞分裂の刺激となるだけだ。
ギンブナの発生を取り込んでいるのだ。
ギンブナは雌性発生を行う魚で、他の魚の精子を刺激として、クローンである子供を作る。
それと同じように、この試験官内にある卵細胞は、妹のクローンとなるのだ。

妹に会いたいがため、このような卵細胞を作り上げたが、問題もある。
出来上がったクローンは、人とギンブナの中間程度の知能しか持たないのだ。
深く考えたり衝撃を与えたりすると、すぐに壊れてしまう。
今度は壊さないようにしないといけないな……。

今回の個体は細胞分裂速度を遅くしているので、培養液に突っ込んで約半年で成体となる。
その間、俺はひとりぼっちだ。

このひろいひろい世界の中で、俺はたったひとりぼっちだ。

妹が出来るまでの間、暇なので外に出てみる。
少しばかりの淡い期待を抱いて、廃墟となった町を歩いてみた。

やはりというかなんというか、外には人っ子一人いない。
ペンペン草一本すら生えていない。青白い太陽が眩しかった。
もう一人になって何年たっただろう……。
ナントカ能とかナントカ線とか、よくわからない光線に強い自分の身体が疎ましい。
俺も、皆と同じように死にたかった。
世界中でドカンと起こった爆発に、自分も巻き込まれて死にたかった。

泣き言を言っても始まらない。
俺は生き残ってしまったんだから、せいぜいこの生命を暇つぶしに使うとしよう。

暇つぶしに、廃墟を綺麗にしてみた。
いつか妹が完成した時に、綺麗な町で一緒に暮らすのだ。夢が広がる。

半年も時間をかけると、町はひと通り綺麗になった。
民家も、ビルも、信号も、
電車だって自動車だって、
電気屋もファミレスもスーパーマーケットもみんな、
人さえいれば動き出しそうなくらい、綺麗になった。
ただ、街路樹が無いのが少々寂しく感じる。
そういえばまだ植物を作っていなかった。

家に帰ると、培養器の中にいた妹が、ゴボゴボと音を立てて外部へと出ようとしていた。
出産だ。妹が産まれるのだ。
妹はすでに12、3歳くらいの大きさに成長していた。細胞分裂の速度はゆっくりと遅くなるよう仕立てていた。
ごぼりと音がし、妹が生まれ落ちる。
途端に、失敗した事に気付いた。

妹の目が10個あるのだ。
細胞分裂の失敗だ。
ああ……何故もっと早く気付かなかったのだろう。

喋り出す前にすぐさま殺し、培養液の栄養に使った。
あんな気持ちの悪いもの、食う気もしない。
すぐに新しい個体の生成に取り掛かった。

今度はしっかりと、
目が2つ、鼻が1つ、口が1つ、耳が2つある事を確認出来るまで、俺は培養器の前から離れなかった。
同じ失敗は繰り返さない、それが俺だ。
心臓が2つあったらどうしようか……まあ、いいか。その時は別に。

今回の半年は、植物の作成をやってみる事にした。
植物はすでに死滅しているが、建物の木材やらタバコの葉やらは僅かながら残っている。
それらからチョイチョイとサンプルを取り、妹の作成で培った技術をフルに活用し、なんとか植物らしきものの形は作る事が出来た。

だが、これも失敗だ。
葉緑素を上手く作る事が出来ず、作り上げた植物は奇妙にも赤い色をしているのだ。
その上、目玉そっくりの実がなっている。
切り取ると、血液そっくりの樹液が周囲に飛び散った。
妹の作成技術と同じ要領で行ったのがいけなかったのだ。

再度作ってみると、今度は緑色の植物が出来た。
目玉のような実は相変わらずだった。

そうこうしているうちに半年だ。
時が経つのが早い。俺はもう、いくつになったのだろう……。

今度の妹は大丈夫そうだ。
俺は培養液から出たばかりの、全身ぬるぬるな妹の身体を優しく拭いてあげた。
伸びきった髪と爪を綺麗に整えてやる。
髪を二つ結びにすると、変わらない可愛さの妹がそこには居た。

妹「あー……ああー?……あああー……ううー……」

「……大丈夫、大丈夫だよ……産まれてきてくれて、ありがとう……」

産まれたばかりの妹は、赤ん坊と同じだ。
これから時間をかけて、様々な事を教えこまなければならない。
俺は毎日毎日、優しく声をかけてやり、歩き方から丁寧に教えた。
慣れたものだ。最初の方こそすぐにダメにしていたが、俺だってしっかり学んでいる。
幸いにも妹の脳はすでにそれなりの大きさがあるので、一年もかけると妹は言葉を話すようになった。

妹「おにい、まんま!まんま!」

「駄目だよ。身体の割に内蔵はあまり発達してないからね。液体の栄養じゃあないと」

妹「ない、ぞー?……はった?えきた?」

「ああ、考えるな考えるな。ほら、ご飯だぞー」

妹「ちゅー、ちゅー……」

……ここからが大変だ。
妹の脳のキャパシティとの戦いになる。壊れないようにゆっくり、ゆっくり、教えこまないといけない。
少しでも間違えてしまうと、妹は壊れてしまうのだ。
一応、俺は金属片を綺麗に研いでおいた。
いつでも屠殺の準備は出来ているとは言え、やはり悲しいものがある。

「……これが足し算というものだ。わかったか?」

妹「んー……よくわかんない!」

「……つまりな。リンゴが一つあるとするだろう?」

妹「りんご、って?」

「これだよ。この前やっと作り上げる事が出来た。……この一つのリンゴを、この二つのリンゴの輪の中に入れると……ほら、リンゴは何個だ?」

妹「みっつー!」

「よく出来ました。これが足し算だよ」

妹「ねえ、ねえ!えらい?あたしえらい?」

「偉い偉い。よしよし」

妹「えへへ……」

「じゃあ、ここに書いてある問題を解いてみようか。わからなかったら、教えてあげるから」

妹「ええーっ!あたし、ぜんぜんわかんないよぉ……お兄ちゃんはわかるの?」

「ああ、わかるぞ。お兄ちゃんは天才だからな」

妹「すごーい!お兄ちゃんっててんさいなんだー!わからないことなんてないんだー!」

「はっはっはっは……」

妹「あ、じゃあじゃあお兄ちゃん!ききたいこと、あるんだけど……」

「うん?」

妹「なんでさ、ここにはあたしと、お兄ちゃんしかいないの?」

「!……」

……これは驚いた。
『自分とお兄ちゃんしかいない世界』というのが、この子の全てなはずなのに、
そこに疑問を持つとは……。
この妹は、完成に近いのかもしれない……。

妹「ねえ、ねえ……お兄ちゃん?」

「ああ、いや……少しびっくりしてね。そんな事言い出すなんて」

妹「?……あたし、おかしい?」

「いや、おかしくなんかないさ。教えてあげるよ……なんで、俺達しかこの世界にはいないのか」

妹「おしえて、おしえてー!」

「まあ、そう難しい話じゃあないさ。『戦争』があったんだ」

妹「……せん、そー?」

「昔、この世界にはいっぱいいっぱい、いーっぱい人がいたんだが……みんな、みいんな殺し合っちゃったんだよ」

妹「…………ころし?」

「で、最後にはナントカ爆弾が爆発して、世界中に引火して、世界中がナントカ線やらナントカ能で汚染されちゃいました。おしまい。……ほおら、ハハハ。簡単だろう?」

妹「……む、むつかしいよお……」

「難しい?これでもか?うーん……だからな、みんな死んじゃったんだよ」

妹「……ころしたの?」

「うん。殺し合いがあった」

妹「……お兄ちゃんも?」

「うん?」

妹「……ころしたの?」

「ああー、まあ、うん。その……色々あったよ」

妹「……あたしも?」

「……うん?」

妹「……私も殺しちゃうの?」

「……妹?」

妹「ごめんなさい。ごめんなさい。もうわるいことなんてしません」

「……妹?」

妹「あたしをころさないでください。もうわるいことなんてしません」

「……おい、やめろ……考えるな、妹」

妹「お兄ちゃん、あたしはわるいこじゃあありません。あたしをころさないでください。おねがいします。あたしはいいこです」

「やめろって……」

妹「あたしところしあわないでください。お兄ちゃん。あたしはいいこです。どうしてあたしとお兄ちゃんしかいないんですか?」

「……」

妹「お兄ちゃんがみんなころしたからですか?あたしをころさないでください。あたしをころさないでください。あたしをこここここいでくだあい。あたしをおおおおおお兄ちゃんお兄ちゃん」

「……」

妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」

妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんあがががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががが」

「……あー、クソ。壊れちまったよ」

次の日の晩飯は豪華だった。
滴る肉汁が美味かった。

もう何度、失敗しただろう。
あと何度、失敗するのだろう。

俺は生み出し、育て、失敗し、食った。
その間に、世界を汚染していた空気はどんどんと綺麗になった。
青白く見えた太陽は、元の明るい光を取り戻していた。
それでも妹は完成しない。
どうにも上手くいかないのだ……植物は完成したというのに、人間はどうにも難しい。

何年も、何年も経過した。
世界には光が満ちていた。美しい木々や花で溢れかえっていた。

世界がすっかり綺麗になり、
あと足りないのは、動物と人間だけになった頃。

俺はやっと、妹を完成させた。

「……お、おお……!」

妹「……お兄ちゃん……」

「……やっと……やっと、出来た……長かった……本当に……!」

妹「どうしたの?お兄ちゃん?……」

「……う、ううう……しかし……」

……俺は年を取り過ぎていた。
髪の毛は真っ白になり、所々禿げてしまっている。
腰も曲がり、手もしわくちゃで、足もおぼつかない。

俺は年を取り過ぎていた。
もう……『兄』とは呼べぬくらいに。

「すまない……すまない……俺を、『お兄ちゃん』と呼ばないでくれ……」

妹「え?どうして?……お兄ちゃん?」

「呼ばないでクレ……頼む、頼む……」

……俺は妹に会えなかった。
兄として、妹に会えなかった。
遅すぎたのだ。全て……遅すぎたのだ。

残り少ない命を、俺は製造に使った。
妹を作るのに培った技術を、全て吐き出した。
せめて、せめて……少しだけでいい。この小さな町だけでいい。
この子に……かつての『世界』を見せてやりたいのだ。

ギンブナの遺伝情報を取り除いた卵細胞は、知能面の問題は少しあったが、簡単に育てる事が出来た。
すぐに、妹以外の人間が出来た。
何人も何人も、作り上げる。
何人も何人も何人も……。
俺は人間を作り上げた。
何年も何年もかけて。

何年も何年も何年も何年も…………。

…………

………

……

…………

妹「行ってきまーすっ!お父さん、お母さん、おじいちゃん!」タタッ

父「ああ、気をつけていきなさいよ」

母「こら、妹!あなたご飯食べてないでしょう?」

妹「ええーっ!もう時間無いよおっ!」

母「いいから、こっち座って食べなさい!まだ電車の時間は間に合うでしょう?」

「まあまあ、いいじゃあないか母さんや……」

母「おじいちゃんは妹を甘やかしすぎです!妹!きちんと食べないと健康に悪いんだからねっ!」

妹「はーい……」

妹「んーっ!この漬物おいしーいっ!」パクパクッ

母「そりゃあ、あなたの事を思って漬けてるんだからね」フフンッ

父「またそうやって、調子のいい事を……」

母「いいじゃないの、アナタ。お茶もう一杯飲む?」

父「いただこうかな……うん。ありがとう」

「うむ、おいしいよ。母さんや」

妹「もー、おじいちゃんまた箸の持ち方おかしいよーっ!この前きちんと教えたげたのに!」

「おお、すまんすまん……クセになっててのお。ほほほ……」

妹「あははっ!もーおじいちゃんったらー!」

妹「……あっ、もうホントに時間ヤバくなってる!そろそろ行かないとっ!」ガタッ!

母「いってらっしゃい、妹ちゃん」

父「気をつけてな、妹」

妹「はーい!」

タタタッ……




……もしかしたら、貴方の生きてるこの世界は、
歴史なんてものは存在せず、
貴方が産まれた時から始まったのかもしれません。

しかし、貴方はその事を深く考えてはいけません。
貴方の頭は、深く考えられるように出来てはいないのですから。
深く考えてはいけないのです。

数を1万以上数えてはいけません。
隣町に歩いていってはいけません。
一人で海外旅行をしてはいけません。
今食べている肉が何の肉なのか考えてはいけません。
リンゴの若い実を見てはいけません。
ギンブナを殺してはいけません。
人を殺してはいけません。
深く考えてはいけません。

深く考えてはいけないのです……。

妹「……そういやさ、お父さん、お母さん」

「……」

母「?……」

父「……何だい?」

妹「……どうして、あたしって一人っ子なのに……」

「……」

妹「……『妹』なんだろうね?」

父「……」

母「……」

「……」

……絶対に、考えてはいけません。
深く考えては、いけないのです……。

妹「あがががががががががががががががががががががががががががががががが」

父「あがががががががががががががががががががががががががががががががが」

母「あがががががががががががががががががががががががががががががががが」



「……あーあ、壊れてしまったよ」



おわり。

最後までありがとうございました。
迷走とかちょっと何言ってるかわかんない
これが平常運転です。あー妹パクパクしてえ
次乗っ取る時は(スレタイにもよるけど)下ネタでいこうと思います。

妹「夢の世界につれてってあげる」
前乗っ取ったのこれです。宜しければ
ではまた腹筋スレで……

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom