妹「これが…お兄様の…」(698)
妹「…通信簿。2と1しかないです」
兄「ハハッワロス」
妹「もうっ!ワロスじゃないです!」
兄「いいだろ別に…誰にも迷惑かけてないぞ」
妹「ここまでお兄様がバカだと思いませんでした」
兄「なにおう」
妹「私の兄がこんなに成績が悪いなんて…うっうっう…」
兄「お前は頭いいからなぁ」
\ _,,-‐'"ヽ. ∧ _∧ /
_ \ノ\ ヽ ト、 /∧´・ω・) /∧_∧
../ jjjj. \. ヽ_(⌒) _,,.. -‐'"ノ /ノ >‐个 、../ ( ´・ω・)
/ タ {!!\ `7⌒/'フ >,ノ--―‐‐' ̄ /_‐'´ \ / `ー、_
ノ ~ `\ ∨ ∨ >ミ .//' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
`ヽ. ∧_∧ , ‐'` \ { { / { 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
\ `ヽ(´・ω・`)" ノ/ \∧∧∧∧∧/ /\ ̄ ̄ ̄ (;;゚;;) ̄ ̄旦 ̄\
`、ヽ. ``Y" r < 壁 >/◇◆\_________\
i. 、 ¥ ノ < 殴 >\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
`、.` -‐´;`ー イ. < の り > \(ニニニニニニニニニニニニニ)
───────────< 予 代 >──────────────────
★壁殴り代行始めました < 感 行 > ∧__∧ __________
ムカついたけど壁を殴る < !!!! > __( ´・ω・` ):!::. :. . .....:::=≧=‐- 、
壁を殴りたいけど殴る壁 < > _/ .:ヽ :i::::::::/: /:::':.. .:..,. ''. :: `ヽ
壁殴りで鍛えたスタッフが /∨∨∨∨∨\-'´;.:.、... .: .:i :i::/: .:::..:,.‐''". . .:、 :.
モチロン壁を用意する / ∧_∧ \ノ:. ..\. ヽ: , -‐''´ ..::: .. : .::l . :.
スタッフがあなたの家/ (´・ω・`) _、_,,_,,,. \ ` ヽ、::/ .:::、:.. .. . :. .::i ...:
家の壁を無差別に/ /´`''" '"´``Y'""``'j ヽ. .\ :i::. . .::`''‐-=、ヽ、.:.. .:: :ノ
1時間\1200~ / { ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l. \ :|: . .:: :.::::::::::::/゙"ヽ、:.:::´::.
24時間営業 / '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ.. \:|: . . . :: :.:.:::::::::{::. ::;'`‐ .::
年中無休!!!/ ヽ、, ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/ \ . . . .. .. .:.::..:.:::::::::::|::. .::i ..:::
妹「お母様はなんと言ってました?」
兄「体育が5なんてすごいねって」
妹「体育なんて将来なんの役にもたたないです」
兄「そうかなぁ」
妹「幸い今は夏休みですから時間はたっぷりあります…さぁ勉強して下さい」
兄「や、午後から用事があるし」
妹「駄目です」
兄「大事な用事なんだって」
妹「勉強より大事なものはないです。ささっ、私がみてますから…」
妹「ちなみにお兄様の用事というのは何ですか?」
兄「えーと…公園で野球?」
妹「ぶちますよ」
兄「こわっ」
妹「野球なんていつでも出来ます!何を考えてるんですかっ」
兄「お前高校球児に同じ事言えるか?」
妹「話のすり替えはやめて下さい」
兄「とっとにかく俺は行くぞっ!」
妹「あっ…駄目です…っ!」
妹「…行ってしまいました」
妹「まったく…こんなに私が心配してるのに…」
妹「長男なんだから…しっかりしてくれないと困ります…」
妹「最近毎日どこかに遊びにいってるようですし…ぷんぷん」
妹「はぁ…怒ってるのも…疲れました」
妹「……」
妹「……?これは…?」
妹「お兄様のパンツ!」
妹「大学の…パンフレット…?」
妹「お兄様ったら…あんなに成績悪いくせに…!身の程知らずにも程があります」
妹「ごそごそ…女子大のまで…へ、変態…!」
妹「見損ないました…」
母「…見ちゃったの?」
妹「お、お母様…お兄様がこんな物を…最低です!」
母「妹ちゃんための物よ、それ」
妹「……?」
妹「ど、どういう事ですか?」
母「お兄ちゃんね…妹ちゃんを大学に行かせてあげたいんだって」
妹「え…?」
母「自分と違って、頭もいいし…普通の女の子みたいにって」
妹「…え?…え?」
母「うちはお父さんもいないし…経済的余裕がないんだけど」
妹「そ、それは知ってます…」
母「お兄ちゃん、今もアルバイトに行ってるのよ」
妹「そ、そんな…!公園で野球だって…お兄様は…」
母「あらあら、そんな事言ってたの?ふふ」
母「このあたりから通える大学、無いでしょ?」
妹「は、はい…」
母「あなたの学費と…1人暮らしのお金、貯めるんだって」
妹「……っ!」
母「高校に入ってからずっとなのよ…だから、あんまり勉強も出来なかったかもね」
妹「そんな…そんな事、一言も…」
母「お兄ちゃん、昔は成績良かったでしょ?」
妹「そ、そういえばそうだったかも…です…」
母「だから、ね…成績のことであんまりお兄ちゃんを怒らないで」
妹「わ…私…さっき酷い事…私…」
母「お兄ちゃんは怒らないわよ、大丈夫」
妹「…ぅうっ…え…ぇんっ…!お…母様…どうしよ…う…私…」
母「あらあら…」
妹「私…私がバカ…でした…ごめんなさい…ごめんなさい…」
母「お兄ちゃんに言ったら駄目よ?口止めされてるから」
妹「うっ…うっ……えっ…」
兄「ただいまー」
妹「お、お帰りなさい…もじもじ」
兄「…どうかした?もじもじされても困るぞ」
妹「お兄様…や、野球はどうでしたか?」
兄「ん、んーと…楽しかった」
妹「…うちにはバットがありませんね。グローブも」
兄「あ、あぁ、借してくれるから…」
妹「服もずいぶん綺麗ですね」
兄「ヘッスラするまで真剣にはやらないだろ」
妹「晩ごはん…出来てます。食べましょう…」
兄「あ、あぁ…」
妹「お兄様、ご飯おかわりはいかがですか?」
兄「貰おうかな」
妹「お兄様、私のコロッケも食べて下さい」
兄「あ、ありがと」
妹「お兄様、麦茶に氷を入れてあげますね…はいっ」
兄「お、お前なんか悪いものでも食ったのか?」
妹「あ…口元が汚れてますよ。拭いてあげます」
兄「自分で出来るってば…」
妹「駄目です…はい、いいですよ」
兄「うーん絶対におかしい」
兄「母さんは仕事か」
妹「そうです…帰りは明日の朝です」
兄「大変だよなぁ」
妹「…あの、お兄様は明日も野球ですか…?」
兄「え、えーと…うん…明日は朝から」
妹「…そうですか」
兄「よ、夜ちゃんと勉強するから」
妹「いえ、もういいんです」
兄「見捨てるなよ」
妹「そ、そうじゃありません!」
妹「ところで…どこの公園で野球を?」
兄「な、なんで!?」
妹「応援に行きたいのです」
兄「いや、そんな本格的な野球じゃないから…」
妹「…それなのに明日は朝から、ですか?」
兄「おうとも」
妹「くすくす…よっぽど好きなんで…す…ね…ぐすっ…」
兄「辛子漬けが染みた?」
妹「違いま…す…じゃなく…て…違いませ…ん…」
兄「どっちなの」
妹「明日はお弁当作りますね」
兄「いいって…適当にパンでも食うから」
妹「だ、駄目です!野球は体力勝負ですよ!」
兄「家を出るときとの落差が激しい」
妹「精のつくものを作ってさしあげますね…ふふ」
兄「はぁ…」
妹「ニラとニンニクと…肉とウナギと…後は…」
兄「鼻血が出そうなメニューだな…」
妹「…学校がある時はほとんど毎日友達の家に行ってました」
兄「別にそれ自体は悪くないと思うが」
妹「その割に家にはお友達の方を連れて来ません」
兄「…」
妹「本当に友達の家に行ってたんですか?毎日?」
兄「ほ、ほんとほんと」
妹「…ばか……です」
兄「酷いこと言うな」
妹「…ばか…ばか…お兄様の…うっ…うっ…」
兄「なんで泣くの?」
妹「な、泣いていません!辛子漬けのせいですっ…ばくばくばく」
兄「おい、そんなに食べると」
妹「うううぅうぅっ…!」
兄「お前頭いいのにバカだよな」
妹「お、お兄様のほうがずっと…!」
兄「バカで悪かったな」
妹「…格好いい…です…素敵…です…」
兄「さて…食ったし寝るか」
妹「ど、どうして聞いてないんでしょう…」
兄「おはよ」
妹「おはようございます、お兄様」
兄「今日はなんか朝から豪勢だな…おかずが4品も」
妹「そ、そんなことありません。普段通りです」
兄「昨日はカップラ渡されて終わりだったような」
妹「うぅ…昨日の私のばかっ…」
兄「まぁいいや、食うぞ」
妹「どうぞ…コーヒーはいかがですか?それともお茶?」
兄「やけに甲斐甲斐しい」
兄「じゃ行ってくる」
妹「行ってらっしゃい…野球…頑張ってください」
兄「おうよ」
妹「あの…これ…お弁当です…」
兄「ん、悪いな…って…お、重いな…これ」
妹「うふふ、特盛です」
兄「それになんか…臭っ…」
兄「……」
妹「…ささささっ…」
兄「…なんだか背後に気配が…気のせいか」
妹「……危ないです…見つかるところでした」
兄「♪二酸化炭素を吐き出して~」
妹「お兄様…ずいぶん古い歌を知ってます…」
兄「ん?」
妹「はっ…!」
兄「気のせいか…」
妹「す、鋭いです…もう少し距離を…」
妹「……」
妹「一体…どんなアルバイトをしてるんでしょう…」
兄「ウィーオライオライ」
兄「お帰りなさいませ。お嬢様」
何も考えてなかったわ
てへっ
>>52
クソ噴いた…
妹「はぁ…はぁっ…もう30分以上歩いて…ます…」
兄「♪ヒゲのある暮らし~」
妹「お、お兄様は…さすが体育5なだけあって…平然と…はぁはぁ…」
兄「うーんなんだか気配があるんだよな…」
妹「バスを使えばいいのに…」
妹「…きっと…節約してるんですね…ごめんなさい…」
兄「♪ヒーゲっのある暮らしっ」
妹「あ…曲がり角を…見失っちゃいます…」
妹「あ…ここは…」
女「兄くんー」
兄「あ、こんちわ」
女「ふふっ一緒のシフトだね」
妹「ファミレス…です…か」
PC復活したのでこっちで書きますね
?「いらっしゃいませー1名様ですか…?うわ」
妹「見ての通りです」
?「か、かしこまりました…お席へご案内します…」
妹「ふふ…マスクとサングラスで違和感のない完璧な変装です」
妹「お兄様はどこに…というかあの女の人は…」
妹「べ、別に気になってはいないです…!」
妹「あ…いました…お兄様…」
妹「ウェイター姿…結構似合ってます」
妹「はぁ…お兄様…私のためにごめんなさい…」
妹「せっかくの夏休みなのに…野球だなんて嘘をついて…うっうっ…ぐす」
妹「…」
妹「ちゅ、注文を取りにこないでしょうか…わくわく」
女「ご注文はおきまりですか?」
妹「はっ…さっきの女の人」
女「…?あの…ご注文はなんになさいますか?」
妹「は…はい…えーとえーと…麦茶をひとつくださいっ」
女「申し訳ありませんが当店では扱っておりません。変わりにこちらにお茶が…」
妹「そ、そうなんですか…じゃあこれをください」
女「オーダー繰り返します…」
妹「ふぅ…麦茶はないんですか…」
妹「ずずず…あ、美味しいです…」
妹「お昼前だからか…暇そうですね、お兄様」
妹「なんとなく過酷な労働を想像してたから…ひと安心です」
女「ねねね、兄くん」
兄「ん、どうしたの」
女「あそこの女の子さーファミレスで麦茶頼んだんだよーぷぷぷ」
兄「あはは、うちの妹みたいな奴だな。麦茶好きなんだ」
女「変なのー見た目も変だし」
妹「むむむ…」
女「ねね、バイト終わったら何かあるの?」
兄「別に何もないけど」
女「じゃあさ、ご飯食べに行かない?」
兄「うーん…どうしようかな。晩飯俺の分作るだろうし…」
女「行こうよー!家には連絡しとけばいいじゃん」
兄「ちょっと遅くなっていいかメールしてみるかな」
妹「…ダ・メ・で・す…ぴっ…送信っと…」
女「ねー兄くんって彼女いたっけ」
兄「いや、いないけど」
女「えーありえなーぃ!もてそうなのにー」
兄「そんなこともないけど」
女「ふーん…へーえ…本気で狙ってもいいのかな…」
妹「む、無駄話が多すぎです…あの人…!不愉快すぎます…」
妹「心配して来てみればお兄様…デレデレして…もう帰ります!」
?「あ…お客さま…!会計を」
妹「知りませんっ!たたたっ」
?「く、食い逃げだー!誰かー」
女「やだー…最初から怪しかったもんね」
兄「今時珍しいなぁ」
兄「さて、昼飯くうか」
女「一緒にたべよー」
兄「う、うん…この弁当は一体…」
女「わ…なんかニンニク臭いけどそんなの食べて大丈夫?」
兄「まぁせっかく妹が作ってくれた訳だし」
女「食べないほうがいいよーお客さん商売だし」
兄「うーん…」
女「ほら…私の半分こしよ?」
兄「…」
女「兄くーん。あーんしてあーん」
兄「…いや…俺これ食うからさ。気にしないで」
女「えーまじで?」
兄「もぐもぐ…うぅっ…不味くはないが…」
兄「っとメールが…『ダメです』ってなんだこれ」
おい食い逃げ
兄「ふぅ…きつかったけど完食だ」
女「よく食べれたね、そんなの」
兄「残すと何言われるかわかんないからな…ん?」
兄「メッセージカードが…なになに」
兄「いつもありがとう…ごめんなさい…野球がんばって下さいね」
兄「目指せ!亀井選手…また微妙な選手を」
女「どうしたの?ニヤニヤしちゃって」
兄「何でもないよ」
>>88
無事逃げ切りました
あ、昔東京にすんでたのでそれで巨人の選手がでてきたけど
最近はよくわかんないです
妹「むかむかむか…」
妹「な、なんでこんなに苛々するんでしょう…」
妹「べ、別にお兄様があの女の人とご飯に行ってるからって…」
妹「はぁ…お母様はまた夜勤だし…何か作らないといけないです…」
妹「…カップラーメンでいいです…」
妹「お湯を沸かさないと…」
妹「はぁ…」
妹「何、食べてるんだろう…お兄様…あの人と」
兄「ただいま」
妹「!?」
妹「お、お兄様…ど、どうしたんですか?」
兄「どうって…帰ってきたわけだが」
妹「だ、だってその…誰かと晩御飯…食べに…とか」
兄「…?母さん今日も夜勤だし。お前一人になっちゃうだろ」
妹「行かなかった…んですか…」
兄「なんだ、飯まだ作ってなかったのか」
妹「い、今すぐ作ります!猛スピードで作りますから!待っててください行かないでください…!」
兄「お、おう…そんなに急がなくてもいいけど」
妹「えへへ…嬉しいです…」
兄「いただきまーす。うっぷ」
妹「食べる前からどうしたんですか?」
兄「いや、昼の弁当がビッグボリュームでな…」
妹「ふふ、野球のほうはどうでした?」
兄「ん、えーと…まあまあかな。もぐもぐ」
妹「ポジションはどこですか?」
兄「えーっと…セカンド」
妹「地味ですね」
兄「全国の二塁手に謝れ」
妹「じゃあ、お兄様が地味です…ふふ」
兄「全国のお兄様に謝れ」
妹「じゃあ、打順は?」
兄「えーとえーと…二番」
妹「地味ですね」
兄「二番打者の魅力がわからんか」
妹「送りバントばっかりしているイメージです」
兄「そうやって他の人を生かすんだよ。自分は犠牲になってだな…」
妹「……………」
兄「どうした」
妹「う…ぇ…ええ…ん…お兄様…ぁ…ぐす…えっ…えっ…」
兄「お、おいおい何だよ」
妹「な、なんでも…ぐすっ…ありませ…ん…なんでも…」
兄「なんでもないのに泣くのか?」
妹「お、女の子は…そういう時が…ぐすっ…あります…すん…」
兄「何か悩みがあるなら相談しろよ」
妹「は…はい…」
兄「まぁあんまり頼りにならないだろうけどな…はは」
妹「そ、そんな事ない…頼りにしてます…ほんとです…!私…」
兄「それは嬉しいなぁ」
妹「う…うっ…ぐす…」
兄「よしよし…もう泣くな。飯がしょっぱくなるぞ」
兄「汗かいたから…風呂にでも入ろうかな」
妹「ぐす…あ…お風呂ついでなかった…です」
兄「いいよシャワーで」
妹「だ、ダメですダメです!疲れが取れませんから!待っててください」
兄「いや、自分でやるから」
妹「お兄様はそこで休んでてください!バスクリンは何がいいですか?お歳暮で来てます」
兄「じゃ、じゃあこの草津の湯で…」
妹「わかりました!一歩も動いたらダメですよ!」
兄「上げ膳据え膳だなぁ」
妹「…」
妹「はぁ…ダメです…もう…私」
妹「この気持ち…どうしよう…」
1時か…寝ますね
エロ抜きで書いてみたけど難しいね
また読んでもらえたら幸いです
なんで近親相姦ものに魅力を感じるのだろう...
>>136
なんでだろうねぇ
書くほうからすれば
幼馴染「男くん、おはよー!」
↑とかより
妹「お兄様、おはようございます」
姉「おは…よ…弟…元気…?」
↑が短くて見栄えがいい気がするからなんだけども
幼馴染じゃ性別わかんないしね
兄「おはよ」
妹「お、おはっ!おはおはっ…」
兄「慎吾ママはもう古いんじゃない」
妹「ちっ…ちがいます…!あ、朝ごはん出来てますよ」
兄「最近まめだなぁ」
妹「料理の腕を上げたいのです」
兄「ふーん…なんか全体的に黒っぽいな今日の飯」
妹「あの…ちょっとぼーっとして焦がしてしまいました…」
兄「まあなんとか食えるだろ…がりっ…ごりっ…」
妹「うぅ…なんだか…練炭を食べてるような音がします…」
兄「気にすんなって。練炭にしては食えるぞ」
妹「フォローになってないです…」
兄「じゃ、行ってくるよ」
妹「お兄様、今日の予定はなんですか?」
兄「えっと…友達と河原でカバディでもしようかと」
妹「よ、夜の予定はありますか?」
兄「夜は勉強でもしようかな。お前がうるさいし」
妹「ダメです」
兄「なぜ」
妹「勉強なんていつでも出来ます」
兄「おーい誰か説明頼む」
妹「その…夜…私に付き合って頂けませんか?」
兄「お前に?」
妹「そ、そうです…カバディで疲れてるとは思いますが…」
兄「いいよ」
妹「ほ、ほんとですか…!嬉しいです」
妹「ごしごしごしごし、ざー」
妹「ぶおーん…さっさっ…うん、髪はこれでいいです」
妹「右よし…左よし…です。右のほうが可愛いでしょうか…」
母「妹ちゃん…ずいぶん念入りにおめかししてるわね」
妹「お、お母様!おかえりなさい」
母「どこかにお出かけ?もしかしてデート?」
妹「ちちち違います!よ、夜お兄様とお出かけするので…」
母「こんな時間から準備してるの?」
妹「そ、そうです…だから」
母「お兄ちゃんとデートなのね」
妹「はぅっ…」
母「今日近所でお祭りがあるものね…楽しんできてね」
兄「ただいまー」
妹「お、お兄様…お待ちしてました」
兄「…浴衣?」
妹「あの…お母様が出してくれて…似合いませんか?」
兄「いや、よく似合ってる」
妹「き、着て良かったです…ぽっ…」
兄「うんうん、色っぽいなぁ。お前もすっかり女の子だな」
妹「はぁ…だめ…くらくらして来ました…」
兄「そういやお祭りがあったもんな」
妹「は、はい…一緒に行ってくれますか?」
兄「準備してくるから待っててくれ」
兄「じゃ、行こうか」
妹「うふふ、行きましょう」
兄「なんかイベントもあったよな」
妹「えーと…お祭りの最後にワラ人形を川に流します」
兄「!?」
妹「私たちの代わりに一年分の不幸を背負ってくれるありがたいワラ人形ですよ」
兄「なにその猟奇設定は…」
妹「お兄様、一緒にワラ人形を…流しましょうね」
兄「何かこえええ」
妹「さ、もう着きますよー!」
兄「よーく狙いをつけるんだぞ」
妹「わかってます…えいっ!」
兄「あーあまた外れた」
妹「も、もう一回です!はいお金!」
兄「お前な、射的だけで小遣い使い果たすつもりか」
妹「だって…悔しいです。せめて一回当たるまでは…」
兄「パチンコ中毒の人みたいな事言うな…ほらっ」
妹「…お、お兄様!?」
兄「体押さえててやるから、もう少し身を乗り出してみろよ」
妹「でも…そんなに強くされたら…恥ずかしいです」
兄「持ち上げてやろうか?そしたらもっと近くなる」
妹「浴衣が…浴衣がめくれる…」
兄「ちゃんと弾道をイメージして、ほら」
妹「うぅう…えいっ…!………あ…」
兄「おめっと」
妹「…1000円のキャラメルですね」
兄「随分高くついたもんだ」
妹「そんな事ないです…お金出した甲斐がありました…うふふ…」
兄「にやにやしちゃってまぁ…」
兄「お、光るネコ耳」
妹「最近のお祭りでは定番ですね」
兄「買ってやるから付けてみたらどうだ?」
妹「や…やですそんなの!恥ずかしいです」
兄「ふーん、お前が付けたら可愛いと思うけどな」
妹「……!や、やっぱり買ってください…!」
兄「おういいぞ」
妹「…つけました…どうです…か?」
兄「とんでもなく可愛い」
妹「ぽ……じゃ、じゃあ…今日はこれをつけて遊びます…」
兄「しかし出店が多いこと多いこと」
妹「もうおなかいっぱいです…むしゃむしゃ」
兄「わたあめ食いながら行っても説得力が無いぞ」
妹「ふふ…お兄様とお祭りなんて何年ぶりでしょう」
兄「しばらく来て無かったよな」
妹「私は毎年来たいと思ってました」
兄「うっそーん」
妹「ど、どうしてですか?」
兄「いや、なんとなくここ数年冷たかったような」
妹「それは…お兄様が…私に構ってくれなくなったから…」
兄「え?なに?」
妹「あの…私今日…お兄様にお手紙を…」
女「あれー兄くんじゃーん!」
俺「うふふ」
>>317
いつも時々あなたを見かける
女「私の誘いを断ってこんな可愛い子とデート?」
妹「可愛い…子」
兄「や、妹なんだ」
女「ふぅーん…全然似てないね」
兄「女さんは一人でお祭りに来たの?」
女「えっとね、実はそうなんだ。だからさ…」
男「デュフフwww女ちゃんお待たせだヨwwヨヨヨwww」
兄「うは」
女「ちっ…」
女「あんた、もう帰っていい」
男「プギョwwそれはないデスww」
兄「遊ぶ約束してたんじゃないの?」
女「だってぇ…しつこいんだもん…それに」
妹「!?」
女「兄くん見つけちゃったしー!へっへっへ」
兄「あ、あんまりくっつかないで」
男「毎度毎度wwwこんな役割wwwガボッww」
妹「こ、この女の人…世に言う『びっち』というやつでは…!」
女「ねぇねぇ、お祭り一緒に回ろうよ」
兄「え…でも妹が」
妹「そ、そうです!離れて下さい!」
女「妹ちゃん、お姉ちゃんとお兄ちゃんおにあいだと思わない?ぎゅっ…むにむに」
兄「は、離れて」
妹「きゃーっちょっと!何するんですか!しっしっしっ」
女「きゃっ…生意気ねぇ」
男「デュフww一体何が起きてるんデスwww?」
女「妹ちゃん、お兄ちゃんちょっと貸してねー」
兄「わっ引っ張らないで」
妹「だ、ダメです!さっきの男の人と遊べばいいじゃないですか!」
女「あいつはほっといてもいいの」
男「型抜きwwwフィギュアで鍛えた拙者の腕を披露するでござるwwデュクシwwデュクシww」
兄「なんて立ち直りのはやい奴なんだ」
妹「と、とにかくダメなんですってば!て、手紙を…まだ…」
女「15分でいいからさー」
兄「う、うーん…それくらいなら」
妹「こ、この人に15分も与えたら…何されるかわからないです」
女「境内の裏はさ…誰も来ないんだ。ちょっと二人でお話したいな…」
兄「うーんうーん…」
女「私、兄くんにいっつも断られてばっか。そんなに私の事嫌い?」
兄「そんな事ないけど」
女「じゃあ、ひとつくらいお願い聞いてくれる…よね?」
妹「ま、まずいです…この流れは」
兄「やっぱ無理」
女「ええーーーー!!」
妹「お、お兄様…」
女「なんでよー!妹となんかいつでも遊べるじゃん」
兄「いや、そうでもないんだ」
妹「…?」
女「どういう事よ」
兄「今年か来年くらいが最後かなぁって」
女「何それ…意味わかんない」
兄「まぁわからなくてもいいけど…俺たちずっと一緒にいられるわけじゃないし」
妹「……!」
女「もーいいもん。兄くんキモッ」
兄「…」
妹「お、お兄様はキモくないですっ!」
女「まさかこんなシスコンだったとはねー…あーもしもし男2くん?今からさー」
兄「…行ったな」
妹「……はい」
兄「さ、ワラ人形流しにいくか」
妹「お、お兄様…私たちは…その…」
兄「ん?」
妹「一緒に…いちゃダメなんですか…?…いられないんですか?」
兄「だってお前…」
妹「わ、私…ひくっ…どこにも…行きたくないです…ここにいたいです」
兄「何の話だ」
兄「別にどこにも行かなくていいだろ」
妹「う…嘘です…嘘です…ひくっ…お兄様は…私を…」
兄「…?」
妹「こ、これっ…!」
兄「手紙?」
妹「読んで下さい…うまく話せないと思ったから…」
兄「う、うんわかった…」
妹「私先に帰ります…その手紙、ちゃんと読んで下さいっ!」
兄「お、おいワラ人形はっ…!」
兄「…行っちゃった」
兄「ふぅ…最近情緒不安定だなぁあいつ」
兄「手紙だって…どれどれ」
兄「拝啓、お兄様…」
兄「あなたがこの世に生を受けずいぶん経ちますが…なんかのパクリくさいぞ」
兄「ふむふむ………」
兄「………」
兄「………」
兄「………ふぅ…そっか」
兄「起きてるかー」
妹「………」
兄「うーん日付変わっちゃったしなぁ…」
妹「………」
兄「まぁいいか…ドアの下から…」
妹「……?」
兄「おやすみー」
妹「…がばっ…!」
妹「こ、これは…手紙っ…です…」
妹「な、何て書いてあるんでしょうか…がさごそ…」
本気出せよ
もっと速く動かせるぞお前の指
エロなしでがんば
デュフ男とは何だったのか
これが最後なんて…そんな…
妹「えーと…どきどき」
妹「八月の陽光は新しい風のやうに…にはか雨はかすかにりんごのにおひ…」
妹「や、やけに文学的で読みづらいです…」
妹「そ、そういえば本来頭がいいという設定でした…えーとえーと…」
妹「………」
妹「………」
妹「……お、お兄様…!」
川端のSものみたいな手紙だな
>>377
ごめ おなかが空いてw
>>378
ごめ 多分無理です
>>379
引っ張るといつもクレームが
>>380
最後というかなんというか
とりあえず前半くらいは終わったのでご飯に…
エロもない上にたいして面白くもないだろうに読んでくれてありがたい
>>387
あのへんの時代の日本語はほんとに美しいよね
このデュフ男・・・他でも見た記憶があるんだがなんてSSだったっけ
妹SSで妹の同級生だった気がするが・・・
そんなことよりとりあえず支援だな
>>401
妹「お兄様、一緒にお風呂に入りましょう」
妹「お兄様、勝負下着ってご存知ですか?」
妹「起きなさい…私のかわいいお兄ちゃんや…」だったかなぁ
姉「新しい水着買ったんだけど」にも出したかも試練
>>403
ところで食事は終わったのかね?期待していいのかね?
>>405
くいすぎて眠くなってきたww
ハハッワロス
>>403
thx
4作中、半分読んでてワロタwww
妹「お兄様、一緒にお風呂に入りましょう」
だったと思ふ
妹「起きなさい…私のかわいいお兄ちゃんや…」
には確かいなかった希ガス
ちなみに
姉の夏は暑いも読んだぞ
支援
兄「うーん…?」
妹「おはようございます、お兄様」
兄「おはよう」
妹「いい朝ですね…」
兄「で、なぜお前がここにいる」
妹「昨夜、恋文を頂いたからです」
兄「誰に?」
妹「貴方に…です…」
兄「あ、あなた…?」
妹「私が大事だと書いてありました」
兄「うん、書いた」
妹「私とずっと一緒にいたいと書いてありました」
兄「それも書いた」
妹「一生守るって書いてありました」
兄「確かに書いたが」
妹「だったらあれは恋文です」
兄「うーん、面倒くさいモードに入りやがった…」
兄「多分、自分に都合のいいところだけ拾い読みしたな」
妹「お兄様が読みづらい手紙を書くのがいけないんです」
兄「だからってなぁ…」
妹「私…大学なんていきませんから」
兄「ええー!」
妹「…お兄様のためたお金は、お兄様が自分のために使って下さい」
兄「じゃあ新しいDS買っていい?値下げしたし」
妹「そんな下らないことに使うなんて許しません」
兄「どっちなの」
妹「お願いです…自分の将来くらい自分で決めたいのです」
兄「それはわかるけどさ」
妹「私はここでお兄様と暮らすのがいいです」
兄「うーん…あのさ、さっきから気になってるんだけど」
妹「何ですか?」
兄「どうして下着姿なわけ」
妹「うふふ…私は寝るときはいつもこうです」
兄「嘘だっ!!」
妹「あまり…興味がありませんか?」
兄「頼む、服を着てくれ」
妹「そんなに着て欲しいですか?」
兄「お願いだ、お兄ちゃん一生のお願い」
妹「それならここにパジャマがありますから…」
兄「あるんかい」
妹「さぁ…おねがいします…私は寝てますから…」
兄「じゃ、じゃ足を上げて…」
妹「右ですか?左ですか?」
兄「両方」
妹「は、はい…こうですか?」
兄「そ、そんなに上げなくてもいい」
妹「お兄様に着せてもらえるなんて…幸せです」
兄「足は通したから…腰を浮かしてくれれば終わり」
妹「あ、ちょっと待ってください…」
兄「こ、この状態で!?」
妹「パジャマを上げようか下げようか迷いませんか?」
兄「今まさに着せようとしてるだろ」
妹「この状態の私を見て…どう思いますか?」
兄「なんでブラの肩紐外すの」
妹「これでも…はぁっ…なんとも思ってくれないんですか…?」
兄「お前ちょっと無理してない?」
妹「そ、そんな事ないです…もっと見てください」
兄「…」
妹「お兄様のしたいようにしていいんです…よ…?」
兄「好きにって…」
妹「脱がしたければ…脱がせても構いません…はぁっ…」
兄「お、お前…」
母「お兄ちゃん、寝坊するわよ…」
妹「あ…」
兄「ちょっこれは違うっ!」
母「…あらあら…」
妹「…私だけお母さんにめちゃめちゃ怒られました…」
妹「どうしてお兄ちゃんだけお咎めなしなんですかっもう!」
妹「不愉快ですっ麦茶くださいっ!」
兄「だからここ麦茶ないって」
妹「ていうかいつまでバイト続ける気ですか?もう私のためにお金ためるのは…」
兄「人手不足だしなぁ」
妹「お、女さんは?今日はいないんですか?」
兄「うん、こないだやめた」
妹「ほっ…それなら…まぁ」
客1「ねーねーあの人かっこいいね」
客2「だねー同じ年くらいかな?」
客3「聞いてみようよーすいませーん!」
兄「ただいまお伺いします」
妹「…危険です…ここは危険すぎます…!」
妹「さ、お兄様…一緒に帰りましょう」
兄「お茶一杯で粘りすぎ」
妹「お代わり自由だから何も問題はないはずですよ」
兄「ずっと座ってるだけで退屈だっただろ?」
妹「そんな事ありません。とっても楽しいです」
兄「……」
妹「……」
兄「…なんか、食ってく?」
妹「は、はい…!私、何でもいいです」
兄「近くに松屋があったな」
妹「…あ、あそこにおしゃれなカフェがあります」
兄「ちょっ…ああいうとこの飯は高いんだって」
妹「ちょっぴり高かったですね」
兄「二人で4000円とか…いつからお前はそんな贅沢な子に」
妹「お兄様がお代わりしたのがいけないです」
兄「おなかいっぱいにならないと食った気がしない」
妹「もうすぐ日が暮れますね、お兄様」
兄「うん…早く帰ろう」
妹「…そっ…」
兄「ん……」
妹「…握っててもいいんですか?」
兄「別に振り払う理由もない」
妹「もっと…ゆっくり歩いて下さい。少しはやいです」
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