[ステータス説明]

【コミュ力】
他人への影響の与えやすさです。
この値が高い生徒ほど他人からの好感度を得やすく、交流時に精神値を大きく回復させやすくなります。
主人公もコミュ力が高い生徒と交流することで精神値が回復しやすいです。
また学級裁判時には、この値がそのまま発言力となります。発言力が０になるとゲームオーバーです。

【精神力】
他人からの影響の受けにくさです。
この値が高い生徒ほど動機発表などで精神値が下がりにくいですが、交流しても好感度が上がりにくいです。
逆にこの値が低い生徒は精神値が下がりやすいですが、好感度は上がりやすいです。
また裁判時には、この値がそのまま集中力となります。裁判中に集中力を使用して各種スキルを使うことができます。

【精神値】
生徒の精神状態をあらわす値で、非公開情報です。
クロ、被害者の判定に関わります。低いほどクロ、または被害者になりやすいです。
主に動機発表や学級裁判後に減少し、他の生徒と交流をすることで回復します。

【好感度】
他の生徒との交流で上がります。プレゼントを渡すことでさらに好感度が上がります。
好感度が上がると、特別なイベントが発生など様々な良い事があります。

[主人公データ]

①　【超高校級の幸運】　　安藤　進（あんどう　すすむ）
コミュ力　５
精神力　５
料理の上手さ　60（平均以上、上手ではないが下手でもない）

【要素】
・超高校級の幸運……窮地に陥るほど幸運を発揮する…かもしれない。
・主人公補正……クロ、裏切り者、黒幕、被害者にならない。
・平々凡々……コミュ力と精神力が５になる。


【獲得スキル】
『お調子ストライカー』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと発言力が少し回復する。
『右脳解放』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと集中力が少し回復する。
『心眼』……集中力を１消費して、論破、同意、キャプチャー、助太刀のどれが最適かを特定する（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『一閃』……集中力を１消費して、最初の文字を解放する。（閃きアナグラムで有効）
『クラフトワーク』……裁判中に集中力を2消費して、発言力を回復する。
『クールスナイプ』……裁判中に集中力を2消費して、不要なウィークポイントを消す。（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『正拳突き』……裁判中に集中力を2消費して、不必要なコトダマを消す（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『ド根性』……裁判中にゲームオーバーになってしまっても、集中力を全て消費して復活することができる。
『カリスマ』……自由行動時の会話によって好感度が上がりやすくなる。
『ハイセンス』……プレゼントによって上がる好感度が上昇しやすくなる。
『イリュージョン』……モノクマメダルを見つけたとき通常より多く手に入る。

【現在のモノクマメダル】……３６枚

【特殊なアイテム】
『怒りのプラカード』……ＣＨＡＰＴＥＲ　０１をクリアした証。大きく『反対！』とだけ書かれたプラカード。学生運動やデモでの必需品。
『使いこまれた絵筆』……ＣＨＡＰＴＥＲ　０２をクリアした証。絵筆についたカラフルな染みが年季を感じさせる。
『永遠のミサンガ』……鳥羽　満と仲良くなった証。すでに願いは込められているらしい。
『専用シューズ』……稲本　詩紋と仲良くなった証。派手な真っ赤なシューズ。履くと理論上は通常の三倍速く走れるとか。
『ゲーム＆ホープ』……本多　夕一郎と仲良くなった証。本多仕様の携帯ゲーム機。ブロック崩しの他にも、モノクマをひたすら量産するゲームなどが入っている。

[生徒名簿]

②　【超高校級の革命家】　　伊田　狩亜（いだ　かるあ）[DEAD]
コミュ力　６
精神力　４
料理の上手さ　10（包丁を持たせてはいけない）

【要素】
・超高校級の革命家……相手やシチュエーションに関わらず自分の意見を主張できる。
・協調精神……他人と足並みを揃えることを心がける。【コミュ力＋２】
・短気……カルシウム不足でキレやすい。【コミュ力－１、精神力－１】


③　【超高校級のサッカー選手】　　稲本　詩紋（いなもと　しもん）[DEAD]
コミュ力　７
精神力　４
料理の上手さ　68（そこそこ得意、大体の料理は作れる）

【要素】
・超高校級のサッカー選手……ボールの扱いが上手く、足がとても速い。
・軽いノリ……常におちゃらけた態度をとる。【コミュ力＋２、精神力－２】
・自信家……自分に絶対の信頼をもつ。【精神力＋1】


④　【超高校級の栽培委員】　　大田原　大地（おおたわら　だいち）[DEAD]
コミュ力　７
精神力　７
料理の上手さ　65（料理上手だが、苦くてまずい味付けを好む）

【要素】
・超高校級の栽培委員…野菜や花などの植物関係の知識が豊富。
・豪放磊落……度量が広く小さいことは気にしない。【精神力＋２】
・頼れる背中……頼りになる器のデカさ。【コミュ力＋２】


⑤　【超高校級の勝負師】　　国定　獏兎（くにさだ　ばくと）
コミュ力　５
精神力　９
料理の上手さ　98（ほぼ完成された腕前）

【要素】
・超高校級の勝負師……ボードゲーム全般に強く、勝つための仕組みを見抜きやすい。
・ポーカーフェイス……感情が顔に出にくい。【精神力＋２】
・鉄の心臓……多少のことでは動じない。【精神力＋２】
・ジャンキー……命を賭けた勝負に悦びを感じる。


⑥　【超高校級のガンマン】　　不動　霜平（ふどう　そうへい）
コミュ力　４
精神力　７
料理の上手さ　22（ド下手糞）

【要素】
・超高校級のガンマン……銃があれば狙った所に当てられる。視力全般がすぐれている。
・むっつり……あまり多くを語らない。頭の中では……。【コミュ力－１、精神力＋１】
・冷静……感情に流されず物事を考えられる。【精神力＋１】

⑦【超高校級のエンジニア】　本多　夕一郎（ほんだ　ゆういちろう）
コミュ力　６
精神力　５
料理の上手さ　66（安定した腕前）

【要素】
・超高校級のエンジニア……機械系全般の知識、技術をもつ。
・温厚……やさしく穏やかな心を持つ。【コミュ力＋１、精神力＋１】
・ピュアー……純粋で、汚い話や恐ろしい話に免疫がない。【精神力－１】


⑧【超高校級の忍者】　目賀　蔵丸（めが　くらまる）
コミュ力　５
精神力　６
料理の上手さ　04（食べられるかすら怪しい）

【要素】
・超高校級の忍者……運動能力が高く、身軽。身を隠すすべを熟知している。
・事なかれ主義……人との衝突をさける傾向にある。【コミュ力＋1、精神力-1】
・天然……自分が普通じゃないことに気づいていない。【コミュ力－1、精神力＋2】


⑨【超高校級の画家】　桐子　未玲（きりこ　みれい）[DEAD]
コミュ力　５
精神力　７
料理の上手さ　78（料理上手）

【要素】
・超高校級の画家……絵の描写が上手く、頭の中のものを絵にして表せる。
・歯に衣着せぬ……思ったことはズバズバ言う。【コミュ力－１、精神力＋１】
・男勝り……相手が誰でも気後れない。【コミュ力＋１、精神力＋１】


⑩【超高校級のスタイリスト】　鳥羽　満　（とば　みちる）
コミュ力　４
精神力　６
料理の上手さ　31（低女子力）

【要素】
・超高校級のスタイリスト……その人に合った最適なファッションを選べる。
・しっかり者……気づかいなどがちゃんとできる。【精神力＋１】
・控え目……自信のなさの表れ。【コミュ力－１】


⑪【超高校級のモデル】　鳥羽　瑠散（とば　るちる)[DEAD]
コミュ力　７
精神力　４
料理の上手さ　0（絶望的）

【要素】
・超高校級のモデル……魅力的な立ち振る舞いで人を惹きつける。
・うっかりさん……不注意でミスしがち。【精神力－１】
・アピール上手……魅力を伝えるコツを知っている。【コミュ力＋２】

⑫【超高校級の書道家】　原井　古止羽（はらい　ことは）
コミュ力　６
精神力　６
料理の上手さ　10（メシマズ）

【要素】
・超高校級の書道家……一度人の書いた字を見れば筆跡鑑定することができる。
・真面目……物事に対してまっすぐに取り組む。【精神力＋１】
・礼儀第一……礼儀を非常に重んじる。【コミュ力＋１】


⑬【超高校級の化学者】　真理木　優莉（まりき　ゆうり）
コミュ力　９
精神力　５
料理の上手さ　29（料理下手）

【要素】
・超高校級の化学者……化学に関する知識は専門家レベル。
・リーダーシップ……人をまとめる指揮能力に長けている。【コミュ力＋２】
・おせっかい……他人の事情をほっとけない。【コミュ力＋２】


⑭【超高校級の絶望】　御々崎　純（みみさき　じゅん）
コミュ力　２
精神力　６
料理の上手さ　97（希望あふれる腕前）

【要素】
・超高校級の絶望……詳細不明。他人の絶望を目的としているらしい。
・KY……空気を読まない、読めない、読む気ない。【コミュ力－２】
・マイペース……自分のペース第一。【コミュ力－１、精神力＋１】
・情緒不安定……ときどき高いテンションに豹変する。


⑮【超高校級のマジシャン】　ミリア・カッパーフィールド　　
コミュ力　８
精神力　４
料理の上手さ　48（平均的な腕前）

【要素】
・超高校級のマジシャン……手先が器用。手品のトリックを見抜くことができる。
・懐きやすい……誰にでも心を開き懐きやすい。【コミュ力＋１、精神力－１】
・積極性の塊……好感度を気にせず他人に絡んでいく。【コミュ力＋２】


⑯【超高校級の拳法家】　椰和原　宗海（やわら　むねみ）[DEAD]
コミュ力　１
精神力　４
料理の上手さ　59（並以上の上手さ）

【要素】
・超高校級の拳法家……すさまじい格闘能力をもつ。
・噛み症……言葉をよくかみ、会話することが難しい。【コミュ力－２】
・あがり症……人と話すとき緊張してテンパってしまう。【コミュ力－２、精神力－１】

[校則]

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１．生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。期限はありません。

２．夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。夜時間は食堂など、立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

３．就寝は寄宿舎エリアの個室でのみ可能です。他の場所での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

４．希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限はありません。

５．学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊も同様です。

６．コロシアイを目的としない、学校の備品の意図的な破壊、廃棄を禁止します。

７．仲間の誰かを殺したクロは”卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

８．同一のクロが殺害できるのは二人までです。

９．生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

10．学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

11．学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。

12．生徒の不適切な性別の更衣室への進入を禁止します。

13．なお、校則は順次増えていく場合があります。

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[校舎マップ]


寄宿舎マップ
http://imgur.com/Evf8DfO.jpg

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1．食堂　2．厨房　3．倉庫　4．大浴場　5．脱衣所

6．ランドリー　7．女子トイレ　8．男子トイレ　9．サウナ
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校舎マップ１F
http://imgur.com/dZQoD7o.jpg

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1．体育館　2．体育館前　3．女子トイレ　4．男子トイレ　5．保健室

6．購買部　7．玄関ホール　8．多目的ホール　

9．教室１－A　10．教室１－B　11．ラウンジ　12．焼却室
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校舎マップ２Ｆ　（※マップは原作の３Ｆを改変したものです）
http://imgur.com/41b72tk.jpg

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21．教室3-A　22．教室3-B　23．娯楽室　24　視聴覚室

25．トラッシュルーム　26．化学室　27．化学準備室
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校舎マップ３Ｆ　（※マップは原作の２Ｆを改変したものです）
http://imgur.com/BXTRV1R.jpg

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11．プール　12．女子更衣室　13．男子更衣室　14．プール前ホール

15．女子トイレ　16　男子トイレ　17．教室3-A　18．書庫

19．図書室　20．教室3-B
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【学級裁判　説明】


【ノンストップ議論】
　最初にコトダマが提示され、そこから選んで証言中のウィークポイントを論破or同意します。

　【　　】……論破する証言
　《　　》……同意する証言

・論破、同意、キャプチャー論破、キャプチャー同意、スキル使用が行えます。


【反論ショーダウン】
　まずコトノハが表示され、そこから選んで証言中のウィークポイントを論破します。
　同意とキャプチャーがない以外はノンストップ議論と同じです。

・論破、助太刀、スキル使用が行えます。

[助太刀システム]
　反論ショーダウン中には、ウィークポイントがない証言、または正解のコトノハが無い時もあります。
　そんな時はその証言を論破できそうな生徒を選んで提示することができます。

※助太刀を安価する場合はウィークポイントを選ぶ必要はありません。
　例：　『助太刀　（生徒名）』のように安価でＯＫです。


【閃きアナグラム】
　まず問題が表示されます。羅列された文字群の中から問題に対する答えをならべてください。
　答えの文字数は表示されます。


【人物指定、コトダマ提示、選択肢問題】
　問題が提示されますので正解をそれぞれ人物、コトダマリスト、選択肢から選んでください。


【ロジカルダイブ】
　事件に関する質問が選択肢形式で数問連続で出題されます。
　全ての問題に正解することで1問正解の扱いとなります。

安価の取り方は選択肢問題と同じです。


【パニックトークアクション】
　犯人の主張を論破するキーワードが順不同で出てきます。
　文字を並び替えてキーワードを導いて下さい。

安価の取り方はキーワードをそのままか記号を書いてください。

例：
　　　　　　　　　　　　　　それ
　　　　　　　　　　　　　　△

　　　　　　　　は□　　　　　　　　○よ！

　　　　　　　　　　　　　　×
　　　　　　　　　　　　　　違う

解答：　それは違うよ！、△→□→×→○、など


【クライマックス推理】
　このスレでは自動進行となります。

コトダマ　【プレゼント交換の結果】用リスト

安藤……握力50㎏のハンドグリップ　：椰和原から
稲本……蝶ネクタイの変声機　：安藤から
目賀……文房具セット（鉛筆、消しゴム、小型鉛筆削り、ノート）　：原井から
椰和原……図書室にあったハードカバーの推理小説　：本多から
原井……ダーツセット（的と矢、マグネット製）　：国定から
本多……等身大の大田原のスケッチ　：ミリアから
国定……ゴミ　：御々崎から
ミリア……手作りのぬいぐるみ　：満から
御々崎……入浴剤　：真理木から
満……バードライス（鳥のエサ）　：目賀から
不動……シャンプー　：稲本から
真理木……ウォーターラバー（水着）　：不動から

[コトダマリスト（1）]

1．　【モノクマファイル３（椰和原）】
被害者は椰和原　宗海。死亡推定時刻は前日午後11時～12時。プールで発見された。
死因は溺死。右脇腹に傷がある他、睡眠薬を摂取した痕跡がある。

2．　【モノクマファイル４（稲本）】
被害者は稲本　詩紋。死亡推定時刻は前日午後11時～12時。三階男子トイレで発見された。
死因は頭頂部の外傷による即死。体に縛られた痕跡がある他、睡眠薬を摂取していたようだ。

3．　【椰和原の体の傷】
椰和原の右脇腹には切り傷があった。刃物で傷つけられたようだ。

4．　【分解された給水ポンプ】
プールの給水ポンプはきれいに分解されていた。

5．　【給水ポンプの仕様】
給水ボタンを押すと作動する。
１時間で水槽を満タンにできるが、稼働するのにも１時間かかる。

6．　【プールの排水量】
水槽内の水が満タンの状態から排水しきるのに１時間かかる。

7．　【血まみれのバスタオル】
椰和原の死体の近くにあったバスタオル。血がかなり付着している。

8．　【稲本の検死結果】
真理木は稲本の頭部の外傷を、平たい物からかなりの力で衝撃を受けた事によるものだと分析した。

9．　【縛られた痕跡】
稲本の体には足首と、胴体から腕にかけての二つの部分に縛られた痕跡があった。
縛られた時、稲本は気をつけの姿勢になっていたと推測できる。

10．　【濡れた洗面台】
三階の男子トイレの洗面台が一台だけ使われた痕跡があった。

11．　【血の付いた図鑑】
女子トイレで見つかった血がべっとりと付いているハードカバーの図鑑。
そこそこの重さで、本のカドで殴れば充分に殺傷能力はありそうだ。

12．　【延長コード】
書庫にあった延長コードの束。何本かのコードは差込口に水が溜まっていた。

13．　【トラッシュルームの凶器】
トラッシュルームに集めた凶器には動かした痕跡は無かった。

[コトダマリスト（2）]

14．　【工具セットと裁縫セット】
工具セットの内容はドライバー、ニッパー、ラジオペンチ、レンチ。
裁縫セットの内容は縫い針、待ち針、糸、裁縫ばさみ。
前日に本多と満のもの以外は全てトラッシュルームに入れられていた。

15．　【保健室の睡眠薬】
液体で気化しやすく、嗅いだ直後に効果を発揮する。
この薬だけ量が減っているため、被害者の二人に使用された可能性が高い。

16．　【稲本の生徒手帳】
稲本は生徒手帳を前日に無くしていて事件の時に持っていなかった。
生徒手帳は稲本の部屋のベッドの下から発見された。

17．　【椰和原の生徒手帳】
椰和原の生徒手帳は服の中にあった。

18．【伊田の生徒手帳】
玄関ホールにあった４つの生徒手帳から伊田の生徒手帳が無くなっている。

19．　【本多の生徒手帳】
国定が男子更衣室の捜査中に床に落ちているのを発見した。

20．　【厨房の備品】
厨房からは食器も含めて無くなった物や使った痕跡はなかった。

21．　【ミリアの証言】
前日の夜に椰和原の個室にあった本が無くなっているそうだ。

22．　【プレゼント交換の結果】
前日に全員でプレゼントを交換しあっていた。その結果は>>11。

23．　【不動、本多の今朝の行動】
二人は原井達よりも後に三階に向かった。
二回目のアナウンスを聞き、先に男子トイレの方に二人で来ている。

24．　【原井、ミリア、御々崎の今朝の行動】
三人は安藤達が三階に向かった後、食堂に来た。
その後アナウンスが鳴り、三人で一緒にプールに向かった。

25．　【校則】
モノクマが定めた校則。破るとオシオキという名の死の罰が与えられる。内容は>>8。

26．　【死体発見アナウンスのルール】
アナウンスはクロを除く累積三名が死体を発見した時点で鳴らされる。

以上テンプレとコトダマリスト。

裁判は明日の21時頃から開始します

【裁判準備】

コトダマリスト>>12、>>13
学級裁判のルール>>10

発言力……5.0
集中力……5.0

[スキル]
『お調子ストライカー』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと発言力が少し回復する。
『右脳解放』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと集中力が少し回復する。
『心眼』……集中力を１消費して、論破、同意、キャプチャー、助太刀のどれが最適かを特定する（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『一閃』……集中力を１消費して、最初の文字を解放する。（閃きアナグラムで有効）
『クラフトワーク』……裁判中に集中力を2消費して、発言力を回復する。
『クールスナイプ』……裁判中に集中力を2消費して、不要なウィークポイントを消す。（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『正拳突き』……裁判中に集中力を2消費して、不必要なコトダマを消す（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『ド根性』……裁判中にゲームオーバーになってしまっても、集中力を全て消費して復活することができる。
『カリスマ』……自由行動時の会話によって好感度が上がりやすくなる。
『ハイセンス』……プレゼントによって上がる好感度が上昇しやすくなる。
『イリュージョン』……モノクマメダルを見つけたとき通常より多く手に入る。



[裁判場　席順]


　　　　　　　　真理木　　安藤

　　　　目賀　　　　　　　　　　　　ミリア

　　　満　　　　　　　　　　　　　　　　　稲本×

　　本多　　　　　　　　　　　　　　　　　　原井

　×桐子　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊田×

　　　不動　　　　　　　　　　　　　　　御々崎

　　　　×瑠散　　　　　　　　　　　大田原×

　　　　　　　　　国定　　　椰和原×
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　モノクマ


対策を打ったものの防ぐ事ができなかった二つの事件。
限られた状況の中で犯人はどのように殺人を行ったのか。
二人の命を奪った凶器とは？
そして謎の解体魔、ジョージと事件の関係は……

【学級裁判　開廷！】


モノクマ「では、最初に学級裁判の簡単な説明をしておきましょう」

モノクマ「学級裁判では『誰が犯人か？』を議論し、その結果を投票によって決定します」

モノクマ「正しいクロを指摘できればクロだけがおしおきですが、もし間違った人物を指摘した場合は……」

モノクマ「クロ以外の全員はおしおきとなり、クロはこの学園を晴れて卒業となりまーす！」

満「写真が前回から３つも増えてる……」

国定「そりゃそうさ。前回のクロ、桐子さんの分と合わせて今回の被害者は二人だからね」

原井「こんな短期間の間に３人もの尊い命が失われたのですね……」

原井「やはりこんな事は異常です……！」

御々崎「失われた？　ふん、自分から奪ったんでしょうが。現状に絶望して……ふふっ、アハッ！」

目賀「またそんな事を……」

本多「というかまた御々崎さんが情緒不安定になってます！」

御々崎「……誰が情緒不安定だっつーの」

モノクマ「御々崎さんの言うとおり、殺し合いをするのは自己責任だからねえ。そこんとこヨロシク！」

モノクマ「そんじゃ議論をおっ始めちゃってちょーだいな！

真理木「今回の事件は夜の間に色んな事が起きてるわ。まず椰和原ちゃんと稲本の二つの殺人事件……」

国定「それにプールの給水ポンプ解体事件、だね。計３つの事件が起きてる」

ミリア「あっ、そのハンニンは分かりましたよ。解体屋ジョージの仕業です！」

不動「……まあ都市伝説の話はともかく、この事件は全て夜に起こっている」

不動「つまり目撃証言やアリバイには期待できないという事だ」

原井「夜間は外出を控える、と取り決めましたからね……」

安藤「だけど事件が起きてる以上、少なくとも被害者の二人と犯人は夜の間外出しているはずだぞ」

満「稲本くんと椰和原ちゃんもルールを破ってたって事だよね……どうしてかな」

国定「最近夜に出歩いてる人も多かったらしいね。皆たるんでるんじゃない？」

原井「返す言葉もありません……」

本多「ま、まあまあ国定さん……。でもそうなると何から話せばいいのか分からなくなりますね……」

真理木「誰か進行について何か意見はある？」

国定「ま、こういう時はセオリー通り一番簡単な問題から解いていこうよ」

目賀「一番簡単とは？」

国定「ポンプ解体事件、その犯人さ」

安藤「……！」

本多「い、いきなり犯人の話なんですか……！？」

国定「うんいきなり。安藤クンなら分かるよね？　誰があのポンプを解体したのか……ね」

安藤「……ああ。目星はついてる」

ミリア「ホントですか！　やっぱりジョージが！？」

御々崎「いい加減、その話から離れなさいよ……」

プールの給水ポンプを解体した人物……それは一人しか考えられないはずだ。


安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

本多　正解！

安藤「お前しか、いないんだ……！」


安藤「本多。ポンプを解体したのはお前なんじゃないのか？」

本多「え……えええっ！？　ぼ、僕ですか！？」

原井「本多君がですか……？　にわかには信じられませんが」

目賀「本多殿はむしろ拙者らの為に壊れた物を修理してくれている御仁でござるよ？」

ミリア「そうですよ！　ジョージはもっとこうクレイジーで、最高にクールなんです！」

満「クールって……」

本多「と、とにかく本当に解体なんてしてないんですよ。ジョージでもないですし！」

不動「……安藤、告発するからにはその根拠はあるんだろうな」

安藤「勿論だ。本多が解体したとしか思えない証拠がある」

本多「そ、そんな……」

確かにあの本多が解体したなんて普通は思えないけれど……
この証拠を考えると、本多にしか出来なかったはずなんだ。


安価↓１　[コトダマリスト>>12、>>13から証拠を提示しろ！]

【工具セットと裁縫セット】　正解！

安藤「これだ！」


安藤「簡単な話だよ。ポンプを解体するには工具セットが必要なんだ」

安藤「けど昨日俺達は学校中の凶器を集めていた。もちろん工具セットも含めてな」

ミリア「アレ？　それじゃあ誰もカイタイ出来ませんよ？」

安藤「いや、例外があったんだ。工具セットを回収しなかった人物が。そうだろ、真理木？」

真理木「ええ。満ちゃんと……本多くんからは、本人の希望もあって回収はしてないわ」

本多「そ、それは……」

安藤「事件の時、工具セットを持っていたのはお前だけなんだ。だからポンプを解体できた！」

本多「でも本当に知らないんですよ！　それに……ポンプを解体できるのは僕だけじゃないはずです」

満「他に解体できた人物って……？」

本多「……安藤さんです。トラッシュルームの鍵を持っていたなら、そこから工具セットを取り出せたじゃないですか！」

安藤「本多……！」

国定「本多クンは安藤クンこそがポンプを解体した張本人だって言いたいわけだね」

本多「安藤さんがそんな事をするとは思えないですけど……僕はやってないんだからそれしかないんです！」

そこを突かれるのは想定していた……けど、もちろん俺は解体なんてしていない。
本多があのプールでポンプを解体していた事を証明するんだ！

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【分解された給水ポンプ】
【本多の生徒手帳】
【不動、本多の今朝の行動】
【原井、ミリア、御々崎の今朝の行動】


本多「【解体できたのは僕だけじゃない】はずです……！」

不動「確かに安藤なら工具セットを取れただろうが……」

御々崎「ならどっちかが犯人って事でしょ」

満「《他の人にも工具セットを手に入れられた》可能性はなかったのかな？」

原井「《工具セットを使わずに解体した》とは考えられないでしょうか」

目賀「素手でポンプを解体でござるか……？」

真理木「……他に方法が無いなら容疑者は安藤か本多くんって事になる」

本多「ポンプを解体する意味なんて無いじゃないですか！　それに……」

本多「僕は【プールに行ってすらない】んですから！」


安価↓１　[【】を論破　or　《》に同意しろ！]

【プールになんて行ってない】←【本多の生徒手帳】　正解！

安藤「それは違うぞ！」　論破！


安藤「本多、本当の事を言ってくれないか？　お前は昨日の夜にプールに行ったはずなんだ」

本多「ど、どういう事ですか？　嘘なんてついてませんよ！」

安藤「ならなんでプールの男子更衣室に……お前の生徒手帳が落ちてたんだよ？」

本多「……えっ、生徒手帳！？」

安藤「国定が捜査中に見つけたんだよ。お前の生徒手帳をな」

国定「そう、捜査が始まってすぐにね。トレーニング機器の陰に落ちてたよ」

本多「でも生徒手帳なら確かに持ってる……あれ、なんで生徒手帳が無いんですか！？」

安藤「昨日の回収の時には生徒手帳なんて落ちてなかった。つまりこれはその後、夜時間に落ちたものだと推測できる」

安藤「お前は事件が起こったの時間帯に、更衣室を通ってプールに向かったはずなんだ！」

本多「う……うう……！」

国定「この生徒手帳は本多クンがプールに行った事を示すなによりの証拠。切り札は役に立ったみたいだね！」

原井「まさか本当に本多君が……！」

本多「な、なんで……？　そんな記憶は…………ぐっ！？」

本多「い、痛い……頭が……！」

満「本多くん！？　顔色がすごく悪いよ！」

ミリア「ダイジョーブですか！？」

本多「うっ、ああああっ！！」

安藤「ど、どうしたんだ本多！？」


本多は苦悶の表情を浮かべ、頭を押さえている……

そしてそのまま悲痛な叫び声をあげて……その場に倒れた。


目賀「本多殿！」

真理木「一体どうしたの！？　早く手当てを！」

皆が心配して本多のもとへかけよろうとしたその時……


本多「…………く」


本多が立ち上がった。
けどその顔は……いつもの温和な表情と違って鋭い。
倒れた時にはずれたのか眼鏡をかけておらず、その目も据わっている。

なんだかいつもとは別人のような……？

不動「……大丈夫か？」

原井「立ち上がれるのなら怪我は無いようですが……。そういえば眼鏡は？」

目賀「というか今ありえない体勢でから立ち上がったような……？」


本多「…………ヒヒ、この時間帯に出てこれたのは初めてか……」

本多「久々にシャバの機械をバラせる…………！！」


本多は皆の心配する声にも答えない。
怪しく笑っているだけだ……その様子は不気味ですらある。

安藤「お、おい、どうしたんだ本多？　頭でも打ったのか？」

本多？「……本多ァ？」

本多が鋭い目線でこちらを睨みつけてくる。その表情には明らかに敵意が含まれている……！


本多？「んなクソダセえ名前でオレを呼ぶんじゃねえ！　オレは……オレ様は……！」



本多？「『解体屋　ジョージ』だッ！！」

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　　【超高校級の解体屋】　　　解体屋　ジョージ（ばらしや　じょーじ）　

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安藤「へ……え、はあああああっ！？」

ミリア「ジョージですかっ！？　ジョージって言ったんですか今！」

本多？「一回で覚えろ！　耳にボルトでも詰まってんのかァ！？」

目賀「というか口調が変わって……！　御々崎殿を彷彿とさせるでござる！」

御々崎「……私をそんなブッチギレ野郎と一緒にしないでくんない？」

原井「これは……本多くんがジョージだと言っているだけではないのですか？　いくらなんでもそんな……！」

満「本多くんがジョージの振りをしてるって事……？」

本多？「てめえらの頭は処理速度ねーなァ！　インテル入ってんのか？」

本多なら絶対言わないだろう罵詈雑言、そして横暴な態度……！
これが本当にあの本多なのか……？


モノクマ「えー、このままでは埒が明かないので、ボクが特例で説明しましょう！」

モノクマ「いつも優しく温厚な性格の本多クン。そんな彼にも皆には言えない、というか彼にも気づいていない秘密があったのです」

不動「秘密とは……まあ、これの事か」

モノクマ「彼の中には凶暴な別人格、もう一つの人格が眠っているのです！」

真理木「別人格……って事は本多くんは！」

モノクマ「そう、多重人格者ー！　彼のもう一つの人格の名は『本多　譲二　（ほんだ　じょうじ）』……」

モノクマ「自己チューかつディスメンタルハッピー、笑顔のステキな解体魔だよ！」

ジョージ「ヒャハハハハハハハハ！　オレの事をよく分かってんじゃねーかクマ吾郎！」

御々崎「……ステキな笑顔？」

モノクマ「クマ吾郎って……クマはいいけど吾郎は許せんませんな、譲二クン！」

ジョージ「オレの名前を和名で呼ぶな、ダセえ！　譲二じゃなくジョージって呼べ！」

安藤「本多の別人格がジョージ……解体屋ジョージって日本人だったのか！？」

ミリア「そうですよ？　あの本にもニホンの都市伝説って書いてありましたから！」

安藤「じゃあなんで登場人物の仮名がマイケルなんだよ！？」

多重人格とか解体魔とかいきなり理解できるか……！
というか都市伝説の話じゃなかったのかよ！

国定「都市伝説かと思われていた解体屋ジョージの正体、それは本多クンだった。スゴイや、世紀の大発見だね！」

真理木「言ってる場合！？　というか本当に本多くんがあのポンプを解体したの！？」

不動「それだけではない。視聴覚室のテレビや……この際言及するが、あのPCを壊したのもお前なのか！」

ジョージ「ヒヒヒ、あったりめえだ！　惚れ惚れするような腕前だったろォ？」

原井「そんな誇らしげに言う事ではありません。あのPCを修理するのに本多君がどれだけ苦心したと思っているのですか！」

目賀「しかしPCを解体した上、水で濡らし台無しにしたのも本多殿……なんというマッチポンプ！」

ジョージ「あん？　確かにバラしはしたが濡らすなんて事してねーよ」

安藤「でも確かに重要なパーツが濡れてて、PCは意図的に破壊されてたはずだぞ？」

ジョージ「んな事やって感電したらどーすんだよ、死ぬぞ！？　オレは死にたくねえ！」

満「う、うわあ……」

御々崎「解体したのは自分のクセに……」

ジョージ「んだコラやるかァ！？　そこにPCがあるんだぞ？　精密機器だぞ？　バラすだろうがァ！」

御々崎「知らないわよ……」

ジョージ「うずくんだよ……この学園に来てから解体衝動がちっとも満たされねえ。ささやかなストレス発散くらい大目に見ろ！」

御々崎「はあ？　アンタの性癖に毛ほどもキョーミねーっつの！」

国定「まあまあ、本多クンの性癖……じゃなくてジョージクンの性癖は置いといてさ、今は事件の話をしようよ」

不動「かなり引っかかる所はあるが……仕方ない。この際本多の正体がなんであれ事件には関係ない」

不動「大切なのは昨日の夜にポンプを解体したのか、それだけだ」

原井「不動君は随分冷静なのですね。正直私はまだ整理がつきません……」

真理木「それでどうなの？　……ジョージ、でいいのよね」

ジョージ「ヒヒッ、仕方ねえ。大体バレてるようだしなァ……！」

ジョージ「そう、オレがあのポンプを解体したんだよ、華麗にな！」

安藤「じゃあお前は夜時間に、事件が起こった時間帯にあのプールに行った事を認めるんだな？」

ジョージ「けっ、どーせオレが椰和原をブッ殺したって言いたいんだろ……」

国定「というか椰和原さんの事を知ってるのかい？　本多クンと椰和原さんは面識あるだろうけど、キミとは……」

ジョージ「安心しろ、オレはあのクソダセえメガネの記憶は引き継いでる。オレだけが一方的にな！」

国定「ああ、本多クンの時の記憶はあるんだ。逆に本多クンはジョージクンの時の記憶を持たない、と」

目賀「理不尽でござる……」

ミリア「そもそもなんでジョージくんになったりホンダくんだったりするんですか？」

ミリア「もしかしてくしゃみでジョージくんに変身するとか！？」

ジョージ「んなマンガみてーなワケねーだろ！　夕一郎……メガネチビが気力なり体力なり限界を迎えた時にオレが出てこれるって寸法よ！」

満「チビって言っても、本多くんの時と身長は変わってないような……」

ジョージ「うるせえ見下すんじゃねェ！　チビだあ？　オレだってなァ……クソがっ！」

満「ご、ゴメン。……もしかして本多くんもコンプレックスに思ってたのかな」

安藤「また話が脱線してるぞ……。ジョージ、お前は椰和原が死んだ現場にいたんだ。関係が無いとは言わせないぞ」

ジョージ「カンケ―ねえな！　大体、オレが椰和原を殺すなんて無理だろうが！」

安藤「……無理っていうのはどういう事だ？」

ジョージ「椰和原をプールで溺死させるには更衣室を通る必要がある……」

ジョージ「だがオレと椰和原は同じ更衣室を通る事は出来ねェ。それに椰和原は眠らされてたんだろうが！」

安藤「……！」

ジョージ「起きてるならプールの中に誘い込めばいいが、寝てたんなら運ぶ必要がある」

ジョージ「そして椰和原を運べるのは女子だけだ。つまりよォ、犯人は女子じゃねーとありえねーんだよ！」

国定「へえ……意外に筋道立てて推理できるんだね」

ジョージ「犯人は女子だ！　オスとメスで言うとメス！　ボルトとナットで言えばナットの方だ！」

不動「ナットがなぜ女子を表すのか。……それはやはり穴が空いて」

真理木「黙ってて。……確かにジョージの説に矛盾点は見当たらないわ」

ミリア「じゃあヨーギシャは女の子……ってミリアたちじゃないですか！」

ジョージ「ヒヒヒ、オレが犯人じゃねーって分かっただろうが！」

ジョージ「まあ確かにオレならお前らを全員をバラバラにする事なんざ容易いがな！　ヒャハハハハ！」

不動「ジョージが椰和原を殺害した可能性は低い……のか？」

御々崎「でも三階にいたって事は、稲本の事件で一番怪しいのはアンタじゃん」

ジョージ「……あん？」

国定「ま、そうだよね。キミが事件の時間帯に三階にいたっていうのは確定したわけだ」

国定「じゃあ次の議題はジョージクンが稲本クンを殺したのかどうかについて話そうか！」

ジョージ「…………ちょ、ちょっと待て！」

国定「ジョージクンなら体格差はあっても簡単にバラバラ死体を作れるみたいだしね！」

ジョージ「お前ら、さっきのはアメリカンジョークだ！　オレを信じろ！　オレはやってねえ！　オレは悪くねえ！」

目賀「み、見苦しいでござる……」

真理木「しかも本多くんの見た目でこんな事されると、ホントに頭痛くなってくるわ……」


自己中心的かつ分解狂、モノクマの説明は的確なのかもしれない。
本多とジョージは別物として考えた方が良さそうだ。
コイツは……ジョージはメチャクチャ過ぎる！

稲本を殺したのはやっぱりジョージなのか……？

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【モノクマファイル４（稲本）】
【血の付いた図鑑】
【トラッシュルームの凶器】
【稲本の検死結果】


ジョージ「【オレはやってねー】っつってんだろ！」

真理木「ジョージが犯人かどうかはともかく、稲本の事件には謎が多い……」

真理木「一つずつ謎を紐解いていきましょう。まずは、凶器から」

目賀「稲本殿の【致命傷は頭の傷】でござったな」

満「さっきの話だと【二階に集められた凶器を使う事は出来なかった】んだよね？」

御々崎「……【安藤以外】には、だけど」

原井「では凶器には一体何が使われたのでしょうか？」

ジョージ「んなもん決まってんだろ……」

ジョージ「【女子トイレで見つかった本が凶器】だ、間違いねェ！」

ジョージ「女子トイレで見つかったっつー事は女子が犯人だなァ、これは！」


安価↓１　[【】を論破しろ！]

【女子トイレで見つかった本が凶器】←【稲本の検死結果】　正解！

安藤「そうじゃないんだ！」　論破！


安藤「女子トイレで見つかった血の付いた図鑑……あれは犯人の用意した罠だったんだと思う」

満「罠って事は、あれは本物の凶器じゃなかったの？」

ジョージ「なんでだよ！　カドで殴りゃあ、充分ブッ殺せるだろうが！」

安藤「そう、あの本で殺害するには本の角で殴る必要がある……」

安藤「でも真理木によると稲本に致命傷を負わせたのは平らな物だったらしいんだ」

真理木「そうよ。頭部のへこみ具合から見ても間違いないと思う。不動も確認してるわ」

ジョージ「はあ！？　なら……本で殺すのは無理じゃねーか！　てめえは何言ってんだよ！」

安藤「だからそう言ってるんだよ……」

目賀「あの本は犯人による拙者達を撹乱する為の罠……」

目賀「そういえばあの本を最初に発見したのは本多殿だったような？」

ジョージ「てめえ何言ってやがる！　オレはなんも見てねえぞ！」

御々崎「アンタが発見したって言ってんでしょーが……」

不動「……あの本は凶器では無かった。なら本当の凶器は何になる」

満「前提として平たい物って事だけど……」

ミリア「平たい物、平たい物……むむむ……」

安藤「鈍器は昨日の内にトラッシュルームに集められてたからな。中々思い浮かばない……」


ジョージ「分解すんぞ、有機物がァ！」　反論！


ジョージ「思いついたぜ、凶器の出所がなあ！　そしてやっぱりオレは犯人じゃねえって事だ！」

安藤「思いついたって言われても……」

ジョージ「いいから聞け！　鈍器が全部回収されただあ？　んな事ねーだろ！」

安藤「……！　違うっていうのか？」

国定「まあ話を聞いてみてもいいんじゃない？　……参考程度に」


ジョージの思いつき……どうやらジョージは回収されてない鈍器があると主張しようとしているらしい。
それが稲本の命を奪ったのかどうか、見極めないと……！

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【校則】
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】



ジョージ「昨日の回収で例外になった場所があったよなあ……」

ジョージ「【食堂と厨房は凶器の回収がされてなかった】はずだ！」

ジョージ「厨房には包丁やらナイフやら……」

ジョージ「フライパンだってあっただろうがァ！」

ジョージ「フライパンなら【稲本の傷の痕跡にも合致する】ぜ？」

ジョージ「犯人は【事件の際に厨房から凶器を調達して】ぶっ殺しやがったんだ！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

【事件の際に厨房から凶器を調達して】←【厨房の備品】　不正解！


安藤「でも厨房には欠けた調理道具は無かったんだぞ？」

ジョージ「んなもん使った後に戻したに決まってんだろうがァ！　脳みそバグってんのか！」

安藤「ぐっ……！」

本多に言われてるみたいで精神的に来るな……！

みんなの俺に対する心証が悪くなったみたいだ……
[発言力　5.0　→　4.0]

ジョージの証言……もっと根本的に崩せるはずだ！



[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【校則】
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】


ジョージ「昨日の回収で例外になった場所があったよなあ……」

ジョージ「【食堂と厨房は凶器の回収がされてなかった】はずだ！」

ジョージ「厨房には包丁やらナイフやら……」

ジョージ「フライパンだってあっただろうがァ！」

ジョージ「フライパンなら【稲本の傷の痕跡にも合致する】ぜ？」

ジョージ「犯人は【事件の際に厨房から凶器を調達して】ぶっ殺しやがったんだ！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

助太刀　真理木　不正解！


安藤「真理木、何か意見は無いか？」

真理木「えっ、私に聞く？　私より、証拠品にジョージの矛盾を示すものがあるんじゃないの？」

ジョージ「女に助けを頼むとか情けねえなァ！」

くそっ、違ったか……！
[発言力　4.0　→　3.0]



[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【校則】
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】


ジョージ「昨日の回収で例外になった場所があったよなあ……」

ジョージ「【食堂と厨房は凶器の回収がされてなかった】はずだ！」

ジョージ「厨房には包丁やらナイフやら……」

ジョージ「フライパンだってあっただろうがァ！」

ジョージ「フライパンなら【稲本の傷の痕跡にも合致する】ぜ？」

ジョージ「犯人は【事件の際に厨房から凶器を調達して】ぶっ殺しやがったんだ！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

【事件の際に厨房から凶器を調達して】←【校則】　正解！
[発言力　3.0　→　3.5]

安藤「その言葉、斬り伏せる！」　論破！


安藤「確かに、フライパンなら平らで凶器にするにはうってつけだ」

安藤「けど事件の時に厨房に入るなんて無理だったんだ！」

ジョージ「ケチばっかりつけやがって……その口溶接すんぞ！？」

安藤「お、落ち着けよ……。校則を確認してくれ」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

２．夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。夜時間は食堂など、立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

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原井「夜時間は食堂のドアがロックされるのでしたね」

安藤「ああ。事件の時に厨房からフライパンを持ち出すのは不可能だ！」

ジョージ「それがどうした？　方法ならいくらでもあんだろ！」

ジョージ「犯人がどうやってフライパンを持ち出したのかもオレにはお見通しだ！」



ジョージ「部品全部ぶちまけなァ！」　発展！

[反論ショーダウン　発展]

コトノハ>>12、>>13
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】
【校則】　×


ジョージ「夜時間に持ち出せなかったのなら……」

ジョージ「【その前に持ち出しゃ済む】話だろうがァ！」

ジョージ「犯人は【フライパンをどこかに隠して】おき……」

ジョージ「夜に稲本を呼び出してフライパンで襲いかかった！」

ジョージ「その後【フライパンに残った痕跡を洗った】うえで……」

ジョージ「【今日の朝イチで厨房に戻しておいた】んだ！」

ジョージ「つまり今日最初に食堂に来たヤツが犯人って事だ！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

助太刀　原井　or　真理木　正解！
[発言力　3.5　→　4.0]

安藤「助太刀、頼んだぞ！」

原井「私が正します！」　真理木「それは違うわ！」　助太刀！


安藤「つまりお前の話によると夜時間の直前にはフライパンが一つ欠けていたって事になるよな」

ジョージ「ったりめーだろが！」

安藤「本当にそうなのか、原井と真理木ならどうだったか分かるんじゃないのか？」

安藤「二人は昨日の夜時間の直前に厨房の備品の点検をしてたはずだ！」

原井「ええ、確かに。しかし……厨房には欠けたものは無かったはずです」

真理木「原井ちゃんの言う通りよ。私はその後すぐに班長で集まって夜時間のアナウンスが鳴ったから、食堂に入るのは不可能だったはず」

安藤「なら厨房から凶器を調達した可能性はこれで無くなったぞ！」

ジョージ「んだとォ……！」

原井「厨房からも凶器は調達できない……なら稲本君の凶器は一体？」

御々崎「あとは安藤がトラッシュルームから取り出したとしか思えないけど」

目賀「しかし、安藤殿が発見した時に死体発見アナウンスが鳴ったでござるからな」

目賀「安藤殿がクロではない、というのは確かだと思う所存でござる」

モノクマ「推理に使わないでって言ってるのに結局こうなっちゃうんだよなぁ、もう……」

国定「ある物は使う、当たり前じゃないか。それより安藤クン、本当に誰かに鍵を渡したり盗まれたりとかしてないの？」

安藤「それは絶対にない。鍵は常に肌身離さず持ってたからな」

ミリア「ならキョーキは……うーん、ううーん……」

真理木「これ以上は発展しなさそうね……凶器の事はひとまず置いといて別の話をしましょう」

不動「……俺は稲本の縛り痕が気になるな」

満「犯人は一体何を使って稲本くんを縛ったのかな……？」


稲本を縛った物……犯人はたぶんアレを使ったんだろう。

安価↓１　[コトダマリスト>>12、>>13から証拠を提示しろ！]

【延長コード】　正解！
[発言力　4.0　→　4.5]

安藤「これで間違いない！」


安藤「犯人はおそらく書庫にあった延長コードを使ったんだよ」

不動「俺もその意見には賛成だ。あの延長コードには差込口の所に水が溜まっていた……」

ミリア「水ですか？」

安藤「たぶん殺害した時にコードに付いた血を洗ったんだ。痕跡を消す為に水も拭き取ったんだろうけど……」

目賀「差込口の間までは拭き取れなかった、という事でござるか」

満「どうして稲本くんは縛られていたんだろう……」

原井「動きを封じる為、でしょうか」

国定「それなら睡眠薬だけでいいよね。犯人には何か別の目的があったはずだよ」

真理木「睡眠薬か……そういえば今回の事件に使われた睡眠薬ってどういう物なの？」

真理木「結局、私は保健室を捜査してないのよ」

不動「……78㎝が使っていた物と一緒だ。このビンだけ前見た時より量が減っていた」

真理木「……そう。なら薬の備考も分かるわ」

安藤「『液体で気化しやすく、嗅いだ直後に効果あり』だったな。かなり強力な睡眠薬だ」

不動「犯人は布かなにかにこれを染み込ませて被害者に嗅がせた……そう考えていいだろう」

国定「気化しやすいって事は、三階までそのビンを持ち歩く必要があるね。布に染み込ませて持ち歩いたらすぐ乾いちゃうし」

満「犯人は稲本くんに睡眠薬を嗅がせて、延長コードで縛り上げた後、平らな何かで撲殺した……って事？」

目賀「犯行は見えてきたものの、肝心の犯人はさっぱりでござる……」

ジョージ「おいおいしっかりしろよォ。お前らが犯人当てねーとオレまで死ぬんだぞ！？」

真理木「あ、アンタねえ……全力で他人任せって……」

国定「そういえばジョージクンはプールで何か見てないの？　椰和原さんの死体とかさ」

ミリア「し、シタイ……！　うう……」

ジョージ「んなもん見てねーよ！　…………」



ジョージ「ああ、そういや死体は無かったけど血痕はあったな」

安藤「……え？」

目賀「ジョージ殿、もう一回言ってもらっても……！？」

ジョージ「あん？　何をだよ」

満「血痕があったって言ったよね今！？」

真理木「いつどこで、どのタイミングで見たのよ！？」

ジョージ「な、なんだよ。オレがプールでポンプを解体した時に決まってんだろ！」

不動「お前はプールに行った時、椰和原の死体は見なかったが血痕はあったと……そう言いたいのか？」

ジョージ「だ・か・ら！　何べんも言わせんなァ！」

ジョージ「オレが解体しに行ったらプールに水は入ってなかったし、死体も無かった！　プールの床に血痕はあった！」

満「プールの水も……？」

安藤「なんでそれを先に言わないんだよ！？」

ジョージ「お前ら聞かなかっただろうが！　言われないと動かねえんだよオレは！　マニュアル人間上等だァ！」

原井「こ、この人は……非協力的にも程があります！」

御々崎「そもそもアンタはいつプールに行ったっていうのよ」

ジョージ「夜時間っつー事くらいしか覚えちゃいねーよ。部屋に戻った時は日付はまたいでなかったが……」

満「本当にプールに水は入ってなかったの？」

ジョージ「チッ、入ってねー、カラカラだった！」

ミリア「その間誰かに会ったりしてないんですか！？」

ジョージ「クソがッ、誰にも会わなかった！　つーかさっきから質問が多いんだよ！」

国定「そりゃキミしか知らない事だからね。……でも、これは面白い事になってきた」


ジョージはプールに行った時、椰和原の死体は見てないけど血痕を発見した……
これってムチャクチャ重要な証言なんじゃないのか……！？


落ち着いて整理しよう。考えるんだ……ジョージの証言から！

【ロジカルダイブ　開始】


ジョージは血痕を見ているけど椰和原の死体は見ていない……

この証言が本当だと仮定して考えてみよう。

ここからジョージがプールに来た時間を推測する……！

偽装工作も含めた犯人の行動を考えると、ジョージが来たのは……


[Ｑ１．　ジョージが現場に来た時間は？]
１．事件が始まる前
２．事件の真っ最中
３．事件が全て終わった後

安価↓１

成功！


そう、血痕があったって事は事件はすでに始まっていたはず。

そして俺達が発見した時はプールに椰和原の遺体があったんだから、ジョージが見た時点では事件はまだ終わっていない。

だからジョージがプールに来たのは事件の真っ最中、二人の死亡推定時刻11時から12時の間だったんだ……！

でもそうなるとジョージの証言の中には椰和原がプールで溺死した事と決定的な矛盾がある！

ジョージの証言で食い違うのは……


[Ｑ２．　椰和原が溺死した事と矛盾するのは？]
１．椰和原の死体を見なかった事
２．プールの水が入っていなかった事
３．犯人と鉢合わせにならなかった事

安価↓１

成功！


プールに水が入っていなかったのはおかしい……！

椰和原が溺死したのは11時から12時。プールで溺死させたなら11時から12時の間にプールには水が入っていた事になる。

でも【プールの排水量】から、プールの水を排水するには1時間かかる……！

ジョージが見た時にはまだ水が入ってないとおかしいんだ！

そしてジョージが見た後に溺死させるのも不可能だ。そもそもポンプが解体されているんだから。

という事はジョージの証言が真実なら、犯人は椰和原をプールで溺死させたんじゃないのか……？

だがそれなら、ジョージの見た血痕っていうのは……まさか……！


[Ｑ３．ジョージが見たプールの床の血痕は？]
１．椰和原のもの
２．稲本のもの
３．犯人のもの
４．トマトジュース

安価↓１

選択　２、２、２　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]

安藤「これが推理の終着点だ！」


安藤「……分かったぞ。ジョージが見た血痕は椰和原のものじゃなかったんだ！」

ミリア「どういう事ですか！？」

安藤「証言が本当なら、犯人が椰和原をプールで溺死させるのは不可能だったんだよ。プールの排水量からそれが分かる！」

国定「ははっ、なるほど。けどジョージクンはプールで血痕を見たって言ってるよ？」

ジョージ「オレの目は高性能カメラじゃねえ、間違いもある。だがそれでもオレが見たのはたぶん血だったぜ？」

安藤「……ならその血痕は、稲本のものだったんじゃないか？」

原井「稲本君の血痕……それではまさか！」

目賀「それはつまり、稲本殿の殺された現場はプールだったと！？」

不動「……待て、話が飛躍しすぎだ。そもそもその推理は全て、ジョージの証言が事実だという事に基づく」

不動「稲本が男子トイレではなくプールで死んでいた……本当にそうなのか？」

原井「た、確かに一人の証言だけで決めてしまうのは危ういですね……」

御々崎「つーか絶対嘘ついてるでしょコイツ……」

ジョージ「んだとコラァ！　間違ってても責任なんか取らねーが信じろよ！」

満「うわあ、信用するのってすごく難しい……！」

真理木「どうなの安藤。稲本がプールで死んでいたっていう根拠、他に無いの？」

安藤「根拠か……」


稲本がプールで死んでいた事を示唆する証拠……
プールにあったもので何か無いか……？

安価↓１　[コトダマリスト>>12、>>13から証拠を提示しろ！]

【血まみれのバスタオル】　正解！

安藤「これで証明する！」


安藤「椰和原の死体のそばにあったバスタオル……ある違和感があった」

ジョージ「違和感って何がだよ？　オレは言わなきゃ分かんねータイプの人間だぞ！」

安藤「……血の量だよ。椰和原の死体の周りにあった血だまり、そしてこのタオルに付着してる大量の血痕……」

安藤「だけど椰和原の傷は右脇腹の一つだけ。二つとも椰和原の血だとすると明らかに出血量が多すぎるんだ！」

ミリア「じゃあ、ムネミちゃんの血だけじゃ足りないって事は……シモンくんの血も含まれてるって事ですか！？」

真理木「それなら頷ける。稲本がプールで殺された説、検証してみる価値はあるわ！」

不動「……しかし稲本の殺人には最大の謎がある。男子トイレで殺されたにせよ、プールで殺されたにせよ……」

不動「稲本の命を奪った凶器はなんだったのか、という問題だ」

安藤「……！　それは……」

原井「確かに。ここまで検証が重ねましたが、未だに凶器については見当もつきません……」

満「凶器は平ら、けどトラッシュルームに集めた鈍器でも、厨房のフライパンでもない……」

安藤「……！」

…………なんなんだ、凶器は一体……！？

国定「困ったねえ……。肝心の凶器がなんなのか、さっぱりだよ」

国定「……そもそも、本当に凶器なんて存在するのかな？」

…………！

御々崎「……どーせアンタには分かってんでしょ」

国定「いやいや、本当に困ってるんだよ。参ったなあ！」

御々崎「わざとらしいっつの。うっざい……」

国定「そ、そこまで非難されるような事言ったかな……」


致命傷は頭部、平らな物からの強烈な衝撃、稲本の体にあった縛り痕……

全てを繋げて考えろ……凶器じゃなくても、犯人は殺害の時プールにあった物を使ったはずなんだ……


…………考えろ…………！


[閃きアナグラム　開始]

【犯人が稲本の殺害に利用したのは？】
○○○○○○　（６文字）

　こ　－　と　ぷ　だ　ろ　す
　ぽ　い　み　ん　び　こ　－

安価↓１

とびこみだい　正解！

安藤「遂に見つけたぞ……『凶器』を！」


安藤「分かった……犯人は稲本の殺害に、プールのある物を使ったんだよ！」

満「遂に凶器が分かったの！？」

安藤「ああ。犯人が利用したのはプールの飛び込み台だったんだ！」

ミリア「トビコミダイ、ですか？」

安藤「プールには高さ５ｍから１５ｍまでの飛び込み台があったはずだ」

御々崎「はっ、凶器じゃないじゃん。それでどーやって稲本を殺すのよ？」

安藤「稲本を縛った時に使った延長コード、あれも合わせて殺害に使ったんだ。その二つを使えば殺害が実行できる……！」

この線で間違いない！　犯人は延長コードを使って稲本を……


安価↓１
１．飛び込み台から吊るした
２．飛び込み台に縛り付けた
３．飛び込み台に引っかけた

選択　１　正解！

安藤「これしか、ない！」


安藤「犯人は稲本を飛び込み台から吊るしたんだよ。頭を下にしてな！」

満「頭を下……そうか、それなら！」

安藤「ああ、そのまま落とせば稲本はプールの床に頭から激突する……」

安藤「これが『凶器』の正体だったんだ……！」

真理木「なるほど、高所からの落下による生還の例はいくつもあるけど……」

真理木「頭から着地するという条件下なら、５ｍ以上の高さからの落下で即死してもおかしくない……！」

不動「しかもプールの床は平らだ。……稲本の傷の痕跡とも合致する」

目賀「稲本殿が縛られていたのは飛び込み台から吊るすため……」

目賀「そして頭から落とす時に邪魔にならないよう腕を縛ったという事でござるか！」

国定「一つ安藤クンの推理の根拠に加えるのなら、椰和原さんの死体の位置、つまり血痕も飛び込み台の真下だった……」

国定「どうやら決まりだね。稲本クンの死因は飛び込み台からの落下死だ」

満「そして本当の殺害現場は男子トイレじゃなくてプール……！」

安藤「犯人がプールの水を抜いたのも、この殺害を成立させる為だったんだ」

安藤「だからこそ犯人は、椰和原をプールでは溺死させる事はできなかった……」

二人の事件の状況……すでに俺達が考えていた前提と大きく離れている。

二人の死の真相は？　犯人は？　まだ謎は多い……

それでも……俺はこの事件の真実を見つけないといけないんだ！



【学級裁判　中断！】

今日はここまで、参加ありがとうございました。

明日また21時から裁判の後編から再開します

再開が1時間ほど遅れると思います、すみません…

【学級裁判　再開！】


真理木「傷の痕跡と一致する落下死が可能な飛び込み台、一人分では多すぎるプールの血痕の量……」

真理木「以上の事から稲本の本当の殺害現場はプールだった、と考えて良さそうね」

原井「さっきまで凶器に関しては見当もつきませんでしたが、むしろ今はそれ以外に考えられません」

満「凶器が使えなかった状況だったのに、そんな手段を使ってまで稲本くんを……殺したんだね」

御々崎「tenへえ、犯人もなかなかやるじゃん」

目賀「犯人を褒めるところではないと思うのでござるが……」

国定「ここで一度、稲本クンの事件について犯人の行動をまとめてみようか」

ミリア「ハイ！　難しくてこのままだとアタマがこんがりになっちゃいます……」

国定「えーっと……こんがらがる、だね。話を続けるよ」

↑御々崎のセリフミスです

訂正：　御々崎「……へえ、犯人もなかなかやるじゃん」

国定「まず犯人が最初にやった事と言えば……」

ミリア「シモンくんを三階まで呼び出したんです！」

不動「……いや、その前にプールの水を抜いていたはずだ。落下死させるには水があると成立しない」

安藤「そうだな。それからミリアの言った通り三階に呼び出して睡眠薬で眠らせたんだ」

満「その後は書庫にあった延長コードで体を縛り、プールに運び込んで飛び込み台から落としたんだったね」

真理木「で、最後に稲本の死体を男子トイレまで移動させたって事になる」

真理木「あの血まみれのバスタオルは、稲本の血痕を残さずに移動させる為の物だったのかもしれないわ」

ジョージ「んで結局、稲本をぶっ殺したのは誰なんだよ？　やっぱ女子か！」

安藤「いや、これはむしろ……犯行が可能なのは男子の方じゃないか？」

原井「……男子だけ、ですか」

ジョージ「ああ！？　なんでだよ、そういう推理はやめろ！　オレが容疑者になるだろうがァ！」

安藤「なんでも何も……稲本をプールに運べるのが男子だけだったからだよ」

安藤「稲本をプールに運ぶには男子更衣室を通る必要がある。けどそれは女子にはできない」

安藤「校則で禁じられているんだ。だから稲本を殺した犯人は男子って事に……」


原井「その推理、乱れています！」　反論！


原井「いえ、女子にも稲本君をプールに運ぶ事は可能だったはずです！」

安藤「原井？　女子にも可能ってどういう事だよ……？」

原井「男子更衣室に入れなくても、運ぶ手段はあったという事です。あの延長コードを使えば、ですが」

安藤「延長コード……？」

ジョージ「つーかテメ―女子だろ！　なんでわざわざ不利になるような事言うんだよ？」

原井「たとえ不利になろうと……間違いは正さねばなりません」

原井「私の考え、お聞き下さい！」

犯人が女子だった場合、男子更衣室に入らず稲本をプールに運んだ事になる。
それが延長コードによって可能だったっていうのか……？

損得抜きで展開される原井の反論だ……きっと隙は少ない。
その推理に穴が無いか、慎重に考えないとな……！

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【稲本の生徒手帳】
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【伊田の生徒手帳】
【本多の生徒手帳】


原井「犯人は稲本君をプールに運ぶために……」

原井「まずプール前ホールから男子更衣室の扉を開けて……」

原井「女子更衣室を通ってプール側から、【プールと男子更衣室を繋ぐ扉を開けた】のでしょう」

原井「そしてプール前ホールまで戻った後……」

原井「稲本君を縛った延長コードの端を、【プール前ホールからプールに投げ入れた】のです！」

原井「それから女子更衣室を通ってプール側から延長コードを引っ張れば……」

原井「男子更衣室を通らずにプールに運ぶ事が出来ます！」

原井「延長コード同士を連結させれば【長さは足ります】し……」

原井「稲本君を殺害した以上、【更衣室を開ける事も可能だった】でしょう」

原井「よって女子でも稲本君を運ぶ事は出来たはずです！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

【更衣室を開ける事も可能だった】←【稲本の生徒手帳】　正解！

安藤「その矛盾、斬らせてもらう！」　論破！


安藤「原井、その推理には一つだけ穴がある」

原井「穴とは……一体どこの事でしょうか」

安藤「ホール側から男子更衣室を開ける方法だ。お前は犯人が稲本の生徒手帳を使ったって言いたいのかもしれないけど……」

安藤「事件当時、稲本は生徒手帳を持ってなかったんだよ！」

原井「……！　本当ですか？」

目賀「確かに昨日、生徒手帳を紛失したと言っていたでござるが……」

御々崎「……犯人が偶然拾って見つけたんじゃないの」

安藤「稲本の生徒手帳は個室のベッドの下に落ちてたんだ。アイツが無くしたっていうのは本当だと思う」

安藤「事件の時、稲本の生徒手帳を手に入れる事は出来なかった……」

安藤「男子更衣室を開ける事が出来ないなら、そのトリックは使えないんだ！」

原井「……いえ、それでも男子更衣室を開ける方法はあります！」


原井「ここで退く訳には参りません！」　発展！

[反論ショーダウン　発展]

コトノハ>>12、>>13
【稲本の生徒手帳】　×
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【伊田の生徒手帳】
【本多の生徒手帳】


原井「稲本君の生徒手帳は使えなくとも……」

原井「玄関ホールには【亡くなった方々の生徒手帳があった】はずです！」

原井「その中にはもちろん、伊田君と大田原君……男子の生徒手帳もありました」

原井「大田原君の生徒手帳は故障していましたから……」

原井「犯人は【伊田君の生徒手帳を使って扉を開けた】のです！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

【亡くなった方々の生徒手帳があった】←【伊田の生徒手帳】　不正解！


安藤「けど玄関ホールからは生徒手帳が一つ欠けていたんだぞ？」

原井「ですから犯人がそれを持ち去ったのでしょう。矛盾はありません！」

安藤「ぐっ……！」

いつ無くなったかが分からないと、矛盾にはならないか……！
[発言力　5.0　→　4.0]

伊田の生徒手帳、それがいつ無くなったか分かる奴はいないか？
というより無くなった手帳は今誰が持っているんだ……？



[反論ショーダウン　発展]

コトノハ>>12、>>13
【稲本の生徒手帳】　×
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【伊田の生徒手帳】
【本多の生徒手帳】


原井「稲本君の生徒手帳は使えなくとも……」

原井「玄関ホールには【亡くなった方々の生徒手帳があった】はずです！」

原井「その中にはもちろん、伊田君と大田原君……男子の生徒手帳もありました」

原井「大田原君の生徒手帳は故障していましたから……」

原井「犯人は【伊田君の生徒手帳を使って扉を開けた】のです！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

助太刀　御々崎　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]

安藤「お前だけが、真実を知っているはずだ！」

御々崎「はあ、しょうがない……」　助太刀！


安藤「事件の時、女子には伊田の生徒手帳も使えなかったかもしれない……」

原井「それは何故でしょうか。玄関ホールにあった物は誰にでも使えるはずです」

安藤「実は捜査の時に伊田の生徒手帳だけが無くなっていたんだよ」

原井「……それは犯人が持ち出して隠したのでは？」

安藤「いや、たぶん……御々崎、お前が持っているんじゃないのか？」

御々崎「…………チッ」

不動「……どうやら当たりの様だな」

ジョージ「舌打ちとか態度わりーなコイツ！」

御々崎「ふん、なんで分かったのよ？」

安藤「国定から聞いたんだよ……」

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国定「そういえば御々崎さん。さっきこの現場に来た時、男子更衣室の方から入ってこなかった？」

御々崎「……それが？」

国定「それが、って……校則違反になるんじゃないのかと思って」

御々崎「なんなかったけど」

国定「うん……確かにそうだね」

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安藤「お前は現場に来た時、男子更衣室からプールに入ったんだろ？」

ジョージ「あん？　それは校則違反になんだろうが！」

国定「死体発見アナウンスが鳴った後は、捜査の為に入っても罰されないみたいだよ」

真理木「でも更衣室には入るには結局、生徒手帳が必要じゃなかった？」

安藤「その通りだ。つまり御々崎は現場に行くときすでに伊田の生徒手帳を持っていたことになる」

ミリア「ミミちゃんは朝からワタシとコトハちゃんとずっと一緒でしたからー……」

原井「生徒手帳を取りに行く暇がない……？」

満「御々崎さんはいつ生徒手帳を持っていたの？」

御々崎「……昨日の回収の後」

目賀「何故伊田殿の生徒手帳を？」

御々崎「何かしら事件のトリックに使えないかと思ったからに決まってんじゃん……うぷぷ」

目賀「まさに原井殿の言ったトリックに使うのでござるが……」

ジョージ「オイ、コイツ怪しいぞ！」

御々崎「アンタ程じゃねーっつの。ま、疑うなら勝手にすれば？」

御々崎「私が殺したかどうか確信が持てるなら、だけど……アハハッ！」

真理木「犯人なら普通、証拠にならないように玄関ホールに戻しておくと思うけど……」

不動「だが……御々崎がこのタイミングで都合良く伊田の生徒手帳を持っていたのも腑に落ちない」

目賀「クロとも、シロとも言い切れないでござる……」

御々崎「うぷぷぷぷ……」

安藤「……とにかく、稲本をプールに運ぶ事が出来たのは男子か御々崎だけだ」

原井「そうですね……。御々崎さんが持っていた以上、他の女子の方には出来ないという事……」

国定「いやあ、おかげで大分容疑者が絞れたよ。御々崎さんのファインプレーはお家芸と言ってもいいね！」

御々崎「………………」

ミリア「ミミちゃんカオコワイです！」

目賀「苦虫噛み砕いたような顔してるでござるな……」

満「……ただ、その中の誰もが稲本くん殺害の犯行が可能だよね……」

不動「……そうなるな。それでも稲本の事件については議論し尽したと思うが……」

真理木「そうね……なら椰和原ちゃんの事件について話しましょう」

真理木「稲本の事件の手掛かりも出てくるかもしれない」

原井「先ほどの話だと椰和原さんはプールでは溺死していないという事でした」

目賀「ジョージ殿がプールで見た血も稲本殿のものでござったな」

ミリア「でもなんでムネミちゃんはお腹を切られてたんでしょう？　カワイソウです……」


椰和原の右脇腹の傷が付けられた理由か……今なら分かるかもしれない。

犯人が椰和原を切りつけたのはおそらく……

安価↓１
１．偶然切ってしまった
２．死因を誤解させるため
３．稲本の血痕を隠すため

選択　３　正解！

安藤「これだ！」


安藤「たぶん稲本の血痕を隠すためだ」

満「血痕を隠すため……あっ、そうかもしれない！」

ジョージ「はあ？　血痕を隠すならプールに水を入れてごまかしゃいいじゃねーか。どうしてんなメンドイ事を……」

真理木「………………」

不動「………………」

目賀「………………」

原井「………………」

ジョージ「んだよその目はァ！？　まるで『お前のせいだろ』って言いたいみてーな目はよォ！」

安藤「実際お前のせいだからな……。ポンプが解体されてたから水を入れる事はできなかったんだ」

国定「本当は犯人もプールの水でごまかしたかっただろうね。椰和原さんの殺害現場に見せかけるのにも自然だし」

満「えっと、そうなると犯人は稲本くんの事件を偽装するために椰和原ちゃんを切りつけた訳だから……」

満「二人を殺した犯人は同一犯……なのかな」

国定「どうだろうね。けどこの卒業のシステム上、二人も殺すのはクロにとってデメリットにしかならない」

国定「椰和原さんを切りつけた理由だってそれで確定って訳じゃないしね」

真理木「確かにそれは気になってた。なんで二人も殺したのか……理由が何かあるのか、偶然事件が二つ起きたのか」

目賀「事件が偶然二つ起こることなどあり得るのでござるか？　普通もう一つの事件に気づくと思われるが……」

不動「実際ジョージは事件の最中にプールに行ったにも関わらず誰とも遭遇しなかった訳だからな……無いとは言い切れない」

原井「二人の犯人が共謀していた可能性はどうでしょうか？　あまり考えたくはありませんが……」

御々崎「そうだとすると、稲本の事件も全部考え直しになるけど。男と共犯になれば誰でもプールへ運ぶ問題をクリアできる……」

ミリア「それってここまで来てリスタートですかっ！？」

御々崎「アハッ、考え得る限り最悪のケースじゃん……！」

安藤「……国定はどっちの線で見てるんだ。やっぱり同一犯の線か？」

国定「……どっちも、かな。まあどちらにせよ、この場で糾弾するのは一人だけさ」

満「…………？」

国定「それと共謀のケースは考えなくていいよ。それは無いはずだから」

御々崎「はあ？　なんでよ」

国定「……ま、それは後で教えるよ」

国定「さて、椰和原さんの話に戻ろう。彼女の事件でまだ分かっていないのは……」

満「殺害現場だね。プールじゃないっていうのは分かったけど……」

真理木「プールで死ななかったとしても死因は溺死よ。なら現場は水のある所のはず……」

原井「椰和原さんが殺された現場……徹底的に議論しましょう」


椰和原が死んだ現場か……
それを示す決定的な証拠はあるのか……？

事件時の椰和原の行動を推測してみるのもいいかもしれない……。

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【モノクマファイル３（椰和原）】
【ミリアの証言】
【椰和原の生徒手帳】
【濡れた洗面台】


真理木「死因は溺死……なら犯行の現場には水があったはず」

原井「《大浴場》なら条件を満たしますが……」

御々崎「……《厨房の洗い場》とか」

目賀「個室の《シャワールーム》の可能性は？」

ミリア「ゲンバ……《シモンくんのシタイがあったところ》じゃないですか！？」

不動「……三階の男子トイレか、確かに溺死はさせられるな。だがそれなら……」

不動「《校舎二階》にも《校舎一階》にもトイレはある……決定的な違い、証拠はあるのか？」

ジョージ「けっ、《どこが現場だろーが一緒》だろ？」


安価↓１　[《》に同意しろ！]

《シモンくんのシタイがあったところ》←【濡れた洗面台】　不正解！


安藤「ミリアの言うとおりじゃないか？　三階のトイレは男子トイレの洗面台の一つだけが濡れていた」

不動「だがそれは延長コードを洗った時に濡れたのかもしれん」

不動「濡れているだけなら各個室のシャワールームや大浴場もそうだからな……」

安藤「う、そうか……」
[発言力　5.0　→　4.0]

決定的な証拠は無いかもしれない。
けど、そこが現場の可能性が高い事は示せないか？
例えば、その現場近くに行った証拠とか……


[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【モノクマファイル３（椰和原）】
【ミリアの証言】
【椰和原の生徒手帳】
【濡れた洗面台】


真理木「死因は溺死……なら犯行の現場には水があったはず」

原井「《大浴場》なら条件を満たしますが……」

御々崎「……《厨房の洗い場》とか」

目賀「個室の《シャワールーム》の可能性は？」

ミリア「ゲンバ……《シモンくんのシタイがあったところ》じゃないですか！？」

不動「……三階の男子トイレか、確かに溺死はさせられるな。だがそれなら……」

不動「《校舎二階》にも《校舎一階》にもトイレはある……決定的な違い、証拠はあるのか？」

ジョージ「けっ、《どこが現場だろーが一緒》だろ？」


安価↓１　[《》に同意しろ！]

《シモンくんのシタイがあったところ》←【ミリアの証言】　正解！
[発言力　4.0　→　4.5]

安藤「その言葉に賛成だ！」　同意！


安藤「椰和原の死亡現場……ミリアの言うとおり三階の男子トイレだったんじゃないか？」

ミリア「やっぱりススムくんもそう思いますか……？」

真理木「死体があったプールと同じ三階だし洗面台もあるから可能だとは思う。けど決め手がないのよね……」

安藤「ミリアの話だと、椰和原の個室からあるものが無くなってるんだ」

真理木「あるものって何の事？」

安藤「前日のプレゼント交換会でもらっていた推理小説だよ。タイトルは確か……」

ジョージ「『ジャバウォック島殺人事件』だろ？」

目賀「なんでジョージ殿が……ああ、そういえばプレゼントしたのは本多殿でござったな」

ジョージ「ちなみに最初の事件の犯人は料理人だァ！」

目賀「なぜこのタイミングで盛大なネタバレを！？」

国定「え、後で読もうと思ってたんだけど……」

安藤「あの本は本多が図書室から借りてきた物だった。椰和原の個室からはそれが無くなっていた……」

満「それはどうして……？」

安藤「推測だけど……椰和原は図書室に本を返しに行ったんじゃないか？」

安藤「本を読み終えたけど眠れなくて、律儀に図書室まで返しに行ったのかもしれない」

ミリア「ムネミちゃんはその本にすごく熱中してました！　きっとそうです！」

御々崎「……けどそれは結局推測じゃん」

国定「いやそうでもないよ。ボクも図書室を調べたんだけどさ……」

国定「あったんだよ、『ジャバウォック島殺人事件』が……本棚にね」

真理木「それは本当？」

国定「うん、気になってはいたからね。捜査のついでに見つけたよ」

ジョージ「ついでに言うと二回目の事件の犯人は剣道家な！」

国定「あ、そうなんだ……」

安藤「さすがにやめてやれよ……」

安藤「とにかく、椰和原は死ぬ前に三階の図書室に行っていた。そして図書室の向かい側には……」

不動「……男子トイレか。その時に殺された可能性が高いな……」

原井「犯人は椰和原さんを三階の男子トイレの洗面台を使って溺死させたのでしょう」

満「稲本くんの事件現場と椰和原ちゃんの事件現場……本当は逆だったんだよ」

満「犯人は稲本くんをプールで殺害して、椰和原ちゃんを男子トイレで溺死させた……！」

目賀「拙者達の発見時とは、まるっきり逆だったと……？」

国定「そうなると犯人が椰和原さんを殺害した理由も見えてくるんじゃないのかな？」


椰和原が殺された理由、それはおそらく……

安価↓１
１．事件を目撃されたから
２．女子が犯人であると誤解させようとしたから
３．椰和原に襲われたから

選択　１　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]

安藤「これで合ってるはず……！」


安藤「三階男子トイレは稲本の死体が移動された場所だった……」

安藤「椰和原はその現場を見てしまったんじゃないか？」

真理木「椰和原ちゃんは口封じの為に殺されたって事？　確かにそれなら……」

不動「……殺さざるを得ない、か。犯人が二人も殺した理由にもなる」

ミリア「ムネミちゃんはそんな理由で……！　うう……」

満「……犯人はどうしても殺害を成功させたかったのかもしれない。でも許せないよ……」

そうだ、犯人は稲本を男子トイレに運ぶところを椰和原に見られたんだ。だからこそ椰和原も……


…………待てよ？

椰和原が稲本の死体を見た？　なら何であのタイミングに……


国定「……安藤クンは気づいたみたいだね。この事件の真犯人にさ……」

安藤「…………！」

ジョージ「何、マジか！？　オレじゃねーよな！　ソレだけ教えろ！」

国定の口ぶり……やっぱりこの推理で正しいのか……？


示すんだ、あいつを……二人を殺した真犯人として……！


安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

目賀　正解！

安藤「真犯人……それはお前しかいない……！」


安藤「……目賀。二人を……椰和原と稲本を殺したのはお前か」

ミリア「え、え……クラマルくんがですか？」

目賀「……何を言っているのでござるか？　拙者は……」

安藤「死体発見アナウンスの時に稲本を見ていた……確かにそうだ」

目賀「………………」

安藤「死体発見アナウンスには鳴らす法則がある……犯人以外の三人が死体を発見した時だ」

目賀「なら拙者が犯人ではないというのも自明でござろう……」

安藤「……累積三人なんだ」

目賀「……！」

安藤「鳴らすタイミングは『同時に三人』じゃなくて『累積三人』……」

安藤「椰和原が稲本の死体を見ていたなら、お前と真理木が発見した時点でアナウンスが鳴る」

安藤「そして稲本をプールに運べたのは男子と御々崎だけ……真理木は犯人じゃない」

安藤「なんで……なんでアナウンスが鳴らなかったんだよ、目賀！」

目賀「むう……！」

真理木「これって……！」

満「アナウンスを確認していた目賀くんが犯人……！？」

不動「死体発見アナウンスによる盲点という訳か……！」

安藤「被害者のどちらかがもう一人を発見している可能性にもっと早く気が付くべきだった……！」

安藤「お前が稲本を殺し、それを偶然発見した椰和原も手にかけたんだ！」

目賀「………………」



目賀「……ふむ。なるべくこの説は出さぬと思っていたのでござるが……致し方無い」

御々崎「説って何よ？」

目賀「もちろん……拙者が発見した時にアナウンスが鳴らなかった、その理由でござる！」

安藤「何だと……！」

目賀「死体を発見した三名は拙者、真理木殿、安藤殿の三名だった……」

国定「椰和原さんは死体を見てなかったって言うのかい？」

目賀「否。確かに椰和原殿は稲本殿の死体を見たが……」

目賀「……発見する三人にクロは含まれない。そうでござったな？」

安藤「……！　まさかお前が主張しようとしてるのは……！」

目賀「椰和原殿こそが稲本殿殺害の主犯だった、まさしくその通り！」

ジョージ「椰和原が稲本をぶっ殺したっつーのか！？」

ミリア「ムネミちゃんは……そんな事しません！」

満「ミリアちゃんの言うとおりだよ！　それに椰和原ちゃんに稲本くんは殺害できない……」

満「稲本くんを殺害するにはプールに入る必要があるんだから！」

目賀「それは稲本殿が飛び込み台で落下死をした、というのが真実だった場合の話でござる」

安藤「それも違うって言うのか……！」

目賀「単純に考えるでござる。女子トイレで見つかったあの本こそがやはり凶器だった！」

真理木「それは傷の痕跡と違ったはずよ！　明らかに角で殴った痕跡は無かった……」

目賀「表紙の部分で殴ったのでござる。椰和原殿ならそれができるはず……！」

安藤「椰和原ならって……まさか……！」

国定「彼女の才能、『超高校級の拳法家』……か」

目賀「然り。椰和原殿の腕力ならば表紙の部分で殴って致死させる事はできた……！」

不動「……78㎝、この説はどうなんだ」

真理木「……理論上は落下と同じ衝撃を与えられれば可能よ」

真理木「椰和原ちゃんなら可能かもしれない……！」

安藤「……！」

目賀「拙者は殺人などしていない。それはすぐに明らかになるであろう！」


いや、目賀が犯人なのは間違いないはずだ……
今までの推理はあいつが犯人だと示している！

まずは椰和原が稲本を殺したという推理を打ち破らないと……！

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【血の付いた図鑑】
【保健室の睡眠薬】
【稲本の検死結果】
【濡れた洗面台】
【死体発見アナウンスのルール】


原井「椰和原さんが稲本君を殺害した……？」

ミリア「そんなのありえません！　ゼッタイ違います……！」

目賀「しかし椰和原殿なら、飛び込み台を使わず稲本殿を殺害する事が可能……」

目賀「持ち前の腕力を発揮し、【本で撲殺】する事が！」

真理木「椰和原ちゃんは……いえ、椰和原ちゃんだけがその方法で殺害できた……！」

目賀「ましてやそれは発見現場の隣から血の付いた状態で見つかった……」

目賀「【本が凶器と考えるのは極めて自然】でござろう」

不動「殺害方法に関して言えば筋は通っている……」

目賀「椰和原殿は稲本殿を眠らせ撲殺した後、もう一人の犯人によって始末された……」

目賀「その事に【何ら不自然な所は無い】！」

目賀「そして稲本殿を殺したのが椰和原殿ならば……」

目賀「拙者が確認した瞬間に鳴らなかったのも納得がいくでござろう！」


安価↓１　[【】を論破しろ！]

目賀といい桐子といい犯人になるのは、慰めた人物ばかり…

スキル使用　『クールスナイプ』　『正拳突き』
[集中力　5.0　→1.0]

コトダマ>>12、>>13
【保健室の睡眠薬】


原井「椰和原さんが稲本君を殺害した……？」

ミリア「そんなのありえません！　ゼッタイ違います……！」

目賀「しかし椰和原殿なら、飛び込み台を使わず稲本殿を殺害する事が可能……」

目賀「持ち前の腕力を発揮し、本で撲殺する事が！」

真理木「椰和原ちゃんは……いえ、椰和原ちゃんだけがその方法で殺害できた……！」

目賀「ましてやそれは発見現場の隣から血の付いた状態で見つかった……」

目賀「本が凶器と考えるのは極めて自然でござろう」

不動「殺害方法に関して言えば筋は通っている……」

目賀「椰和原殿は稲本殿を眠らせ撲殺した後、もう一人の犯人によって始末された……」

目賀「その事に【何ら不自然な所は無い】！」

目賀「そして稲本殿を殺したのが椰和原殿ならば……」

目賀「拙者が確認した瞬間に鳴らなかったのも納得がいくでござろう！」


安価↓１　[【】を論破しろ！]

【何ら不自然な所は無い】←【保健室の睡眠薬】　正解！
[集中力　1.0　→　1.5]

安藤「その矛盾、撃ち抜く！」　論破！


安藤「お前の主張は椰和原は稲本を眠らせて殺した後、他の犯人によって殺されたという事だな？」

目賀「いかにも……そう考えても問題は無い」

安藤「……椰和原も眠らされていた事以外はな」

目賀「何……？」

安藤「眠らせるのに使ったこの薬は気化しやすいから持ち歩く必要があったはずだ」

安藤「そして稲本を殺した犯人はこれを使った……」

満「そっか……その場合、睡眠薬を持っているのは椰和原ちゃんなんだ」

安藤「ああ。けどモノクマファイルによると椰和原も睡眠薬で眠らされた後に殺されている……」

安藤「椰和原を殺した犯人は、椰和原からこれを奪ったという事になる……！」

目賀「ぬうう……！」

安藤「殺人をしていた『超高校級の拳法家』から奪ったのか？　それはおかしいんだよ！」

目賀「ぐっ……他の方法で気絶させれば可能でござろう！」

国定「それは無いんじゃないかな。ファイルには『右脇腹の傷以外に外傷は無い』って書いてあるし……」

国定「ま、傷一つ付けずに気絶させる方法があるならぜひ教えて欲しいけどね」

目賀「ぬ、くうううう……！」

安藤「椰和原が稲本を殺害したっていうのは不自然なんだ！」

ミリア「クラマルくん、本当の事を言ってください！　ムネミちゃんを……！」

目賀「……否！　断じて否！」


目賀「拙者の秘技、お見せしよう……！」　反論！


目賀「安藤殿の言うとおり、拙者には稲本殿を殺害する事は可能だった……」

目賀「だが、椰和原殿を殺害しプールまで運ぶ事は出来なかったのでござる！」

安藤「椰和原の方か……！」

目賀「椰和原殿の死体はプールで発見された……それは犯人が運んだはずでござる」

目賀「稲本殿がそうだったように、椰和原殿を運べたのは女子だけでござろう……！」


目賀が椰和原をどうにかしてプールまで運んだ……それは間違いない。
それは方法か？　経路か？　それとも……『抜け道』があったのか？

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【モノクマファイル３（椰和原）】
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【椰和原の体の傷】


目賀「椰和原殿の死体はプールで見つかった……」

目賀「ならば拙者はどうやってプールに死体を運んだというのか？」

目賀「椰和原殿の体には【縛り痕が無かった】事から……」

目賀「原井殿が言ったトリックも使っていなかったはず！」

目賀「他に【プールに侵入する経路なども無かった】！」

目賀「よってプールに死体を運ぶには女子更衣室を通らねばならない……」

目賀「拙者が事件の偽装工作をするのは不可能だったのでござるよ！」


安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

助太刀　国定　正解！
[集中力　1.5　→　2.0]

安藤「お前の言葉、借りるぞ！」

国定「あはははっ、チェックメイトだ……！」　助太刀！


安藤「……国定。お前は捜査の時、通信で俺に……」

安藤「『死体はモノ、人じゃない』……そう言ったよな？」

国定「言ったね。皆もそう思うでしょ？」

国定「死体……ゲームに負けた敗者なんかに価値は無いってさ」

不動「………………」

ミリア「ひ、ひどいです……！」

満「そんな事……！」

安藤「勿論俺はそうは思わない。けど……」

安藤「校則の扱い的にはそうだったんだ。そうとしか考えられない……」

原井「校則の扱い的には、とはどういう事でしょうか？」

安藤「死んだ生徒は校則の対象外……罰する生徒がすでに死んでいるんだからな」

目賀「…………くっ！」

国定「安藤クンの言う事は正しいよ。モノクマに確認したからね」

モノクマ「はい、死んだ生徒は校則の対象外となります！」

安藤「……死んだ椰和原も校則の対象外だった。そして男子更衣室を通って運ぶことも出来たんだ！」

真理木「生きて運ばれた稲本と違って、椰和原ちゃんを運ぶのは男子でも出来た……！」

目賀「ぬぐうううっ……！」

安藤「全ての証拠がお前を指し示している……目賀、お前が犯人だ！」

目賀「………………！」



目賀「…………ま……」


目賀「まだ、解決しておらん……！」

安藤「……！」

御々崎「……往生際わる」

目賀「椰和原殿の体についていた切り傷……あれをつけた凶器についてまだ判明していないはず！」

不動「……あれは確か刃物でつけられた傷のはずだが」

目賀「ならその刃物……一体どこから来たのでござるか？」

安藤「どこからって……」

真理木「昨日の時点でトラッシュルームには凶器が回収された……特に刃物は」

真理木「確かに……犯人は何を使って椰和原ちゃんを切りつけたの？」

目賀「拙者が答えよう。昨日の回収の時、二人ほど例外がいたのでござったな」

満「……それってもしかして、ボクと本多くん？」

ジョージ「あん？」

目賀「二人だけは工具セットと裁縫セットを持っていた。その中には……」

目賀「ニッパーと裁縫ばさみが、それぞれ入っていたのでござったな……！」

満「……！」

ジョージ「オ……オイオイオォイ！」

目賀「故に椰和原殿を切り付けられたのは満殿と本多殿……いや、ジョージ殿しかいないのでござる！」

安藤「な、何だよそれ……！？」

ジョージ「ざっけんなァ！　オレはやってねえ！」

不動「しかし他に刃物が無い以上は……」

御々崎「こいつらがやったとしか考えられない。容疑者に急転直下……うぷぷっ」

満「…………安藤くん！」

安藤「……！　分かってる！」

二人が犯人な訳がない……もしそうならそんな痕跡を残さないはずだ！
けどどうやって目賀は刃物を調達したんだ……！？　

ジョージ「やってねえ、やってねえ！　何が刃物だ、分解しちまえば全部一緒だろうがァ！」

御々崎「一緒じゃないっつの……」

安藤「……！」

分解……？　今のジョージの言葉、何か引っかかる……！

椰和原の傷……目賀にしか用意できない『刃物』を使ったはずだ……

思考を深く落として……ジョージの言葉に感じたこの感覚を追い続けるんだ……


……考えろ……！


[閃きアナグラム　開始]

【椰和原を切りつけた『刃物』とは？】
○○○○○○○（７文字）

　さ　け　み　ぱ　さ　ん　つ　か
　り　い　え　ほ　う　ぴ　ず　と

安価↓１

えんぴつけずり　正解！

安藤「これが……真実だ！」


安藤「椰和原を切りつけた刃物……それは一見すると刃物には見えないものだったのかもしれない」

安藤「けど分解すれば、刃物が調達できたんだ……！」

目賀「……！」

安藤「目賀、お前は昨日のプレゼント交換会の時に文房具セットをもらっていたな？」

安藤「その中にあったはずだ……小型の鉛筆削りが！」

ミリア「エンピツけずりが刃物なんですか！？」

国定「目賀クンのもらった鉛筆削りは手回し型じゃなくて小型の簡素な造りだった……」

国定「鉛筆を削る部分は刃で出来ている。そうだよね、目賀クン？」

真理木「鉛筆削りを分解する事で、中の刃を手に入れたって事か……！」

目賀「だが……だが、工具セットも無しに分解など出来るはずがない！」

ジョージ「んな事ねーだろォ！　あんなチャチな造りなら素手でも分解できらァ！」

目賀「な、何を……！」

ジョージ「解体のプロのオレが言うんだから間違いねェ。それに何も分解にこだわる事もねェ」

ジョージ「踏んづけてぶっ壊しちまえばいいのさ、解体するほど美しくはねーがな！」

安藤「ジョージの言うとおりだ。お前には刃物を調達することが出来た！」

目賀「く、ぐうううう……！　しかし、それは拙者に出来たというだけの事……！」

目賀「拙者がやったという確固たる証拠など無い！」


いや、あるはずだ。目賀がやったという動かない証拠が……！

工具セットが無いと出来なかったのは分解じゃない。なら出来なかったのは……

これで終わりにするんだ……この事件の全てを……！

[パニックトークアクション　開始]


目賀「拙者がやったという確実な証拠は無い……！」

目賀「満殿にもジョージ殿にも切りつけるのは可能だった！」

目賀「拙者を疑う要素はアナウンスの矛盾だけだったはず……」

目賀「椰和原殿がクロだった可能性も無くなった訳では無い！」

目賀「拙者がやった証拠など無いのだから……！」


安価↓１【工具セットが無いと出来なかった事とは？】

　　　　　　　　　　　　　　み
　　　　　　　　　　　　　　△

　　　　　　　　て□　　　　　　　　○た

　　　　　　　　　　　　　　×
　　　　　　　　　　　　　　く

くみたて　正解！

安藤「これで全てを決める……！」


安藤「工具セットが無いと出来なかったのは……もう一度組み直す事なんだ」

目賀「……ぬ、くうううう……！」

安藤「目賀、お前がもらった鉛筆削り……見せてくれないか。それで全てが分かるはずだ……！」

真理木「どうなのよ、目賀……！」

目賀「ぐっ……！」

国定「モノクマ、キミなら分からないの？」

モノクマ「そう言われると思って、リサーチ済みでござーい！」

モノクマ「あったっすよ、目賀クンの個室の引き出しに……バラバラになった鉛筆削りがね！」

不動「……刃の部分が無いな。捨てたという事か……」

原井「ではやはり……目賀君が……！」

満「二人を……殺したんだね」

目賀「………………っ！」

安藤「……この事件の全てをまとめる。それで……終わりにするんだ」


安藤「……もう一度最初から、この事件を振り返るぞ」

安藤「これが事件の真相だ……！」

[クライマックス推理　開始]


《Act.1》
稲本と椰和原の二つの殺人事件……
この二つはどちらも夜の内に始まったんだ。
犯人は班長の見回りが終わった頃を見計らって、プールに向かった。
向かった理由はプールの栓を抜き、水を排水する為……
この後に行う殺人の為だ。

《Act.2》
犯人は三階に稲本を呼び出して、保健室にあった睡眠薬で眠らせたんだ。
そして書庫にあった延長コードを使って稲本を縛り……
プールにあった飛び込み台から吊るした。
そしてそのまま稲本を頭から落とし、床に激突させて殺害したんだ……！
これこそが稲本の命を奪ったこの事件の第一の凶器だった……！

《Act.3》
殺害を終えた犯人は、稲本の頭の出血をバスタオルで抑えながら男子トイレまで移動させ……
図書室にあった適当な本に血をつけて現場近くに置く事で偽装工作をはかった。
その時、偶然にも本を返すために椰和原が図書室に来ていたんだ。
犯行を見てしまった椰和原は口封じの為にそのまま……
睡眠薬で眠らされて、トイレの洗面台で溺死させられてしまった……。

《Act.4》
椰和原をも殺してしまった犯人は今度は椰和原の偽装工作を始めた。
殺害現場を偽装するためプールに向かったんだが……ここでアクシデントが起きてしまったんだ。
本多……いやジョージがプールの給水ポンプを解体したというアクシデントが……！
これで犯人はプールに水を入れる事が出来なくなったんだ。

《Act.5》
それでも犯人は稲本の血痕を偽装する、ある方法を思いつく……
椰和原の体を傷つけ、その出血でごまかす事にしたんだ。
その時に使ったのが……プレゼントでもらった小型の鉛筆削り。
犯人はそれを破壊して中の刃で椰和原の脇腹を切りつけたんだ……！
これが限られた状況の中で作り出した第二の凶器……！


これら全ての犯行を実行できたのはただ一人だけ。
全ての証拠がその一人を指し示している……

お前しかいないんだ……【超高校級の忍者】、目賀　蔵丸！

ＣＯＭＰＬＥＴＥ！

安藤「これがこの事件の全てだ。目賀……反論があるなら言ってくれ！」

目賀「………………」


目賀「…………否。どうやら……」

目賀「ここまでの様……でござるな」


モノクマ「うぷぷ、議論の結論が出たようですね。それでは投票タイムと参りましょうか！」

モノクマ「では、オマエラはお手元のスイッチを押して、投票してくださーい！」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰なのか！？」

モノクマ「その答えは……正解なのか不正解なのかーッ！？」

モノクマ「うぷぷぷ！それではいきましょう！投票ターイム！」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　ｼﾞｬﾗﾗﾗﾗﾗ……


　　　　　　　　　　　┃ﾒｶﾞ┃ﾒｶﾞ┃ﾒｶﾞ┃


　　　　　　　　　　　ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ……！

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ﾀﾞﾝ！


【学級裁判　閉廷！】

裁判終了で今日はここまで、参加ありがとうございました。
長かった……お疲れ様です

犯人は目賀でした。今回は裁判前に分かっていた人も結構いたかもしれませんね。
ちなみに鉛筆削りの参考画像↓
http://imgur.com/aiYlt4X.jpg

本を凶器だと思わせるためのトリックと、殺害現場を誤解させるためのトリックだったと考えてみる
プールだったら血痕も流せたはずだし、そこら辺も考えた上でのプールで殺害

それが椰和原ちゃんが目撃しちゃったのと、ジョージがポンプ分解したお陰でそこら辺のトリックが全部崩れたんじゃないかと

これ前スレで動機発表時にクラマルと話した時、選択肢別のにしてたら結果は変わってたんだろうか……

ここまで被害者は女→男→女→男　犯人も男→女→男

と、コンマで偶然にもきれいに交互に並んでてすごい

言い忘れてましたが、次回更新は明日か明後日の夜となります

・目賀の犯行について
元々目賀は鍵を管理してる人に罪をかぶせようとしてます
プールで殺害して偽装する事により、鈍器を使った前提で議論を誘導する予定でした。
が、今回安藤がアナウンスで確定白になってしまったので…
その他にも>>162の方が言ったようにアクシデント起きまくって計画が崩れた、という訳です。

今考えるとこの章の犯人、運が悪すぎるな…

>>133
桐子はともかく目賀は結構フォローもらっていたにも関わらず…
霧切さんがいたら死神の足音が聞こえていた事でしょう

>>164
選択肢的には最善ではありませんでしたが、最善選んでもクロ候補には残ってました。あとはコンマのみぞ知る

原作は男子や女子が連続で5人死んでますからね…
この章はトリックの都合上被害者コンマは男子と女子から一人ずつ選んでます。
なんで女子連続退場とかそういう展開はどうしてもできなかった…残念

ついでに質問なんだけどもし安藤が原井のプレゼントもらってたらこの事件どうなったの？
単純にムネミチャンの傷なくなってた？それとも誰か別の人が目賀に刃物渡した？

>>168
別の人が文房具セットを渡してました。たぶん本多か国定あたりが
そして原井のプレゼントはおそらく筆と墨汁

鉛筆削り＝刃物の推理は画像無いと厳しいなーと思いつつ、画像出したら一発で犯人とばれてしまうジレンマ
結局出す勇気はありませんでした、すみません

モノクマ「またまた正解！　椰和原さん、稲本クンの両名を殺害したクロは、目賀蔵丸クンなのでしたー！」

真理木「本当に、なのね……」

ミリア「ク、クラマルくんがムネミちゃんを……？　う、うわぁん……！」

目賀「………………」

ジョージ「けっ、やっぱオメーかよ！　オレには最初から分かって……」

安藤「……どうしてだよ」

安藤「椰和原だけじゃなくて稲本もだ……どうして殺したんだよ……！」

目賀「この方法で拙者が殺害できるのは男子のみ。よって稲本殿を……」

安藤「違う、そういう事を聞いてるんじゃない！　なんで殺し合いなんかしたんだよ！？」

目賀「……殺し合いが起きなければ大勢の人が死ぬ。その凶行を止めざるを得なかった、それだけでござる」

不動「……正義の為、とでも？」

目賀「拙者は……忍者は元々そのように生きる者。個を捨てて、より多くを救う。この選択もまた然り」

満「でもその犠牲を他の人に求めるのは間違ってるよ！」

御々崎「止めたかったんなら一人で自殺でもなんでもすりゃいいじゃん。こっちとしちゃ、いい迷惑」

目賀「……モノクマが言った中止の条件は『殺し合い』。拙者の自害では止められない可能性があった故でござる」

原井「それは……そうだったのかもしれませんが！」

モノクマ「そうだね、ボクそんな風に言ってたね。ま、オモシロくなりそうだったら自殺でも中止で良かったけど……」

モノクマ「手口も犯人も丸わかりの自殺じゃあ、止められませんなぁ！」

満「……！　最低……」

国定「ボクもそれはちょっとツマラナイかな……」

目賀「……二人には取り返しのつかない事をしたというのは分かっているでござる。罰も甘んじて受け入れよう」

目賀「ただ……それでも拙者は大勢の命の為に……」

モノクマ「いやいや違うよ、かっこつけちゃってー！」

目賀「……何？」

モノクマ「目賀クンが事件起こした理由ってそんなんじゃないでしょ？　もっと別の理由だよね！」

真理木「他の理由……？」

安藤「………………」

目賀「何を馬鹿な事を……拙者は！」

モノクマ「超高校級の忍者である目賀クン。彼の人生は常に表舞台に出ない裏方、陰に隠れた目立たないモノだったのです！」

目賀「……！」

モノクマ「そもそも忍者って何をしているのか、気にならない？」

ジョージ「ああ、正直ワケ分かんねえから教えろ！」

モノクマ「『忍者』っていうのは通称で、主に政府から諜報活動や要人の警護を請け負うとある集団の事です」

モノクマ「現代風に一言で言えば諜報員や覆面ＳＰ。ま、口には出せないヤバい事や非合法な事もやってんだけどね！」

原井「諜報員？　覆面ＳＰ……？」

ジョージ「ざっくり言うとスパイにガードマンって事か？」

目賀「……厳密にはガードマンとは違うのでござる。警護対象にも知られてはならない故……」

モノクマ「その仕事は世の為に人の為にと役立ってるよ。今まで何回の暗殺やらテロ行為が未然に防がれたか！」

真理木「一応聞くけど日本の話よね……？」

モノクマ「目賀クンの一族は代々、忍者として政府と古くから付き合ってきた家系なんだ。目賀クンもそうなるべく育てられたって訳」

満「現実離れした話に聞こえるけど全部本当……なの？」

目賀「そもそもその存在を知られていない事こそが忍者の強みであり存在意義……決して政府組織でなく請け負いという形なのもその為」

目賀「なのにモノクマは何故そこまで知っているのでござるか……？」

モノクマ「ボクに知らない事なんてないからね！　さて、そんな目賀クンですが……」

モノクマ「さっきも言った通り彼の仕事やその実績はだーれにも知られません。だってそれが忍者だから」

モノクマ「助けた人達にも名前を知られないし感謝もされません。だってそれが忍者だから！」

目賀「……っ」

モノクマ「確かに自分は凄い事をしているのに誰もそれを知らない、感謝もされない、認められない……」

モノクマ「そんなんじゃ満たされないよね。目賀クンの、しょせん十代の男の子の心はさ！」

目賀「何、を……！」

不動「……自尊心、か」

モノクマ「満たされない心、宙ぶらりんの自己顕示欲はぶくぶくと膨れ上がりっていきました。そして……」

モノクマ「そんな中でボクが提示した今回の動機、そしてキミ達が全世界にテレビに映っているという事実……」

モノクマ「それを知ってこう思ったんじゃないかな？　『カメラの前で大勢の命を救えば、今ならなれるかもしれない……』」

モノクマ「『皆が認める英雄になれるかもしれない。やっと誰かに認められるかもしれない』……ってさ！」

目賀「ち、違う……違う！　これは正義のためにやった事……！」

目賀「睡眠薬で眠らせたのも二人を苦しませぬ為！　拙者は本当に人の為、正義の為に……！」


安藤「……それは違うんだ、目賀……」

目賀「安藤殿……？」

安藤「……確かに最初の、稲本の事件はそうだったかもしれない。本当に大勢の人を救おうとしたのかもしれない」

安藤「でも椰和原の事件は違うじゃないか……！」

国定「……モノクマの話だと稲本の事件で動機の件はすでに中止されていた」

国定「キミの理屈ならもう椰和原さんを殺す必要は無かったはずだよね？」

目賀「それは……しかし！」

安藤「二回目は……椰和原の事件だけは、お前自身のため……」

安藤「……『自分が助かる為』だけ、の殺人だった」

目賀「拙者、は…………」

ミリア「クラマルくん……！」

モノクマ「うぷぷ、ぶひゃひゃひゃひゃひゃ！　正義の為とか言っときながら、結局は自分の為だったなんて、滑稽ですなぁ！」

御々崎「そんなの……当たり前の事だけど」

目賀「………………」

安藤「でも本当は……何が正しいとか、何の為だったかなんてどうでもいいんだ……」

目賀「…………？」

安藤「ただ椰和原を、稲本を殺してほしくなかった。それに……」

安藤「お前にも殺し合いなんてして欲しくなかった……」

目賀「……拙者、に……？」

安藤「なんで殺し合いなんてしたんだよ、目賀……」

目賀「………………」

満「……ボクも、目賀くんが椰和原ちゃんと稲本くんを殺した事は許せない」

満「でも…………それでも残念、だよ……」

目賀「残念…………？」


モノクマ「えー、なんでそうなるの……。もう、とっととアレやっちゃうよ！」

真理木「アレってまさか、オシオキ……！？」

原井「もう二人も亡くなっているのですよ。これ以上、誰かが死ぬ必要なんてありません！」

ミリア「もうこれ以上ツラい事はイヤです……！　クラマルくんもいなくなっちゃうのはイヤです！」

目賀「……！」

モノクマ「うるへーうるへー！　やっちゃうもんねー！」

目賀「拙者は……」

モノクマ「【超高校級の忍者】である目賀　蔵丸クンのためにスペシャルなおしおきを用意しました！」

目賀「すでに認められていたのでござるか……？」

モノクマ「それでは、はりきっていきましょう！」

目賀「……拙者のやった事は間違いだった。それが今……やっと今、分かったでござる」

御々崎「…………？」

モノクマ「おしおきターイム！」

目賀「未熟だった……何もかも……」



ｳﾞｰﾝ……

ﾋﾟｺｯ☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ


　　　　　　　メガくんがクロにきまりました。
　　　　　　　オシオキをかいしします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

暗い木製の牢屋のような部屋の中……目賀は水車にはりつけにされていた。

その半身はもう水に浸かっている。

江戸時代の役人のような格好をしたモノクマが手回しハンドルを回すと、水車はゆっくりと動き出した……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　超高校級の忍者　目賀　蔵丸　処刑執行
　　　　　　　　　　　『魚田亜帆井流の刑』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

水車はゆっくりと回転し、はりつけにされている目賀も回りだす。

水面に頭から入り、ゆっくりとした回転のあとようやく顔を出す事が出来る。

目賀は水から出る度、息を整え、何度も水責めを受け続けていく……

だんだんモノクマの回す手が早くなり、水車の回転速度も上がっていった。

水から顔を出し息を整える時間がどんどん無くなっていく……

しかしそれでも、体力を削られながら目賀はなんとか隙を見つけ息継ぎをしている。

対抗してか、モノクマの手は休まることなくハンドルを回していく。

水車の回転は猛スピードに達し、激しい水しぶきで様子が見えないほどだった。

まるで扇風機のような回転が続き……水車は遂に限界を迎えた。


水車が壁からはずれて、そのまま目賀を下にして水面に向かって倒れる。

はずれた水車はその勢いのまま、水面で回転を続けていた。

回転が収まった頃、水車の下からしばらく気泡が浮かび、そして……

それ以上、何も浮かんではこなかった…………。

モノクマ「ひゃっはーーーーーっ！！　ボク、満足！」

ジョージ「う、うおおおおおおッ！？」

ミリア「うわあぁぁぁんん……！」

国定「へえ、水責めかぁ。初めて見たよ」

原井「相変わらず酷い事を……！」

真理木「目賀……」

不動「また一人死んだ、か……」

安藤「……ぐっ！」

御々崎「……なんで？　なんであいつは間違っていたとか言ったの？」

御々崎「自分の為に殺した、それで全部。それに間違いなんかないでしょ……？」

満「……御々崎さん、それは…………あれ……？」


満「ジョージ君どうしたの！？」

安藤「ジョージ？」

ジョージがいた方を向くと、その席には誰もいなかった。いや見えないだけで床に倒れているらしい。
全員でジョージの元に集まる。

真理木「ちょ、ちょっと大丈夫？」

原井「本多君の時も倒れていましたし、怪我をしていたのかも……」

満「気づいたら倒れてて。でもどうして？」

不動「これは……気絶しているな」

安藤「気絶って、なんでだよ？」

国定「さっきの映像にショックを受けたとか？　本多クン以上にそういうものが苦手なのかもね」

真理木「……今日はもう戻りましょう。ジョージ……本多くんも部屋に運ばないと」

ミリア「ハイ……」

モノクマ「それでは気をつけてお帰りを！　うぷぷぷぷ……」

安藤「……くそっ！」

なんて読むのかと思ったらウォーターホイールか

……エレベーターを使い、寄宿舎に戻ってくる。

事件と裁判を終えて、結果的に衛星の墜落を食い止める事が出来た。それでも……

その代償は、三人の命は、余りにも重かった……。


真理木から明日の朝、食堂に集合する様に言われ、解散になった。

時間は……もう夜になる、か。事件が発覚した時は朝だったのに……。

このまま部屋に戻るか……いや……

……誰かと話をしよう。ほとんどの奴はもう部屋に帰ったみたいだけど、まだ誰かいないだろうか。


安価↓１（本多以外の生徒一人指定）

選択　ミリア


　「う、うぐっ……」

どこからかすすり泣く声が聞こえてきた。声の主をたどるとミリアの個室に辿りついた。
扉がちゃんと閉まってなくて音が漏れていたらしい。

安藤「……ミリア」

ミリア「あっ……ススムくん……」

安藤「扉閉まってなかったぞ。気をつけないと……」

ミリア「ハイ……」

いつも明るいミリアも今回はこたえてる。捜査や裁判の時はまだ活気があったのに……

……いや、そんなの当たり前だろ。裁判が終わって緊張の糸が抜ければ残るのは、仲間が死んだ悲しみだけだ。

ミリアだって俺より小さい女の子なんだ……今まで元気だったのがむしろ強いほどだった。

ミリア「……ススムくんに質問していいですか？」

安藤「ああ、いいけど……どうした？」

ミリア「ワタシは……ムネミちゃんとシモンくん、クラマルくんがいなくなってすごく悲しいです……。ススムくんも悲しいですか……？」

安藤「……うん。できれば皆生きててほしかったよ」

ミリア「う、うう……！　うわぁん……！」

安藤「ど、どうしたんだミリア！？　いきなり泣き出して……」

ミリア「えぐっ……だ、だって……ミリアがプレゼント交換会なんてしたからあんな事が起きて……それで……」

ミリア「ムネミちゃんだってトショシツに行かなかったし……ミリアのせい、なんです……！」

安藤「……！」

ミリア「ススムくんも、皆が悲しんじゃうのも……うわあぁん！」

安藤「それは違うぞ。ミリアのせいなんかじゃない」

ミリア「で、でも……！」

安藤「でもじゃない、そうじゃないんだ……いいか、ミリア」

安藤「誰かが誰かに与えられる影響には限界がある。ミリアがプレゼント交換しなくたって事件は起こってたかもしれない」

ミリア「ゲンカイ……？」

……あれ、これはどこかで……

安藤「目賀がどうやって殺人を行っても、椰和原がどんな理由で図書室に行ったんだとしても……」

そうか、これは……

安藤「その責任を探しちゃいけない。それは辛すぎるから……」

目賀が教えてくれた事だ……

ミリア「で、でも、じゃあミリアはどうしたら……」

安藤「いつも通りでいてくれよ。明るくて元気ないつものミリアに。皆もその方が安心する」

ミリア「アンシン……しますか？」

安藤「難しいかもしれないけど、死んだ奴らのためにもたぶんそれが一番だと思う」

ミリア「いつもの……うー……」

ミリア「……ハイ！　ミリア頑張ります！　んー……」

安藤「あんまり無理はしなくてもいいんだ。今日はもう寝た方がいい。ちゃんと鍵かけるんだぞ」

ミリア「ハイ……ススムくん、あの……」

安藤「どうした？」

ミリア「サンキューベリーマッチ！　……アリガトウです」

安藤「うん、こっちこそだ。お休み」

　―　安藤の部屋　―


……ミリアとの会話で気づいた。

今まで目賀と話した事は無駄じゃなかったんだ。あいつが教えてくれた事は今も生きている……。

前に目賀は事件が起きるのを仕方がない事だと言った。けど……今はそうは思わない。

それは、もしかしたら止められたのかもしれない、という後悔じゃない。

きっと止められるはずだ、という希望を……


今にも落ちて来そうな星空の下で、ずっと考えていた……。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　　　　　CHAPTER　０３

　　　　　今にも落ちて来そうな星空の下で　　　ＥＮＤ


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

生き残りメンバー　　　９人

Ｔｏ　Ｂｅ　Ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ……

【CHAPTER　０３　リザルト】

[現在の好感度]　【一言　or　安藤への評価】

鳥羽　満……９５
【椰和原ちゃん、稲本くん、目賀くん。忘れないよ……】

稲本　詩紋……８７　[DEAD]
【いろいろサンキューな、安藤！】

本多　夕一郎……６８
【…………う……】

不動　霜平……５９
【……認められる事、か】

ミリア・カッパーフィールド……５６
【チョットだけ元気になりました。チョットだけ……】

目賀　蔵丸……５５　[DEAD]
【………………無念】

真理木　優莉……４５
【結局、止められなかったのね……】

原井　古止羽……４４
【正しい事とは……なんでしょうか】

椰和原　宗海……４０　[DEAD]
【わ、私、なんかと、は、話してくれて……ありがとうございます！】

鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
【きっと満ちゃんは信じてくれますよ！】

御々崎　純……１９
【自分の為に殺す事は間違いじゃないはず……】

国定　獏兎……１４
【一緒に将棋する人が減っちゃったなあ】

桐子　未玲……１１　[DEAD]
【…………あたしは臆病なだけだったんすね……】

伊田　狩亜……１１　[DEAD]
【…………俺は……どうしようもねえ馬鹿野郎だな……】

大田原　大地……６　[DEAD]
【頼みごとはわしに任せんかいぃ！！】


[INFO]
裁判で獲得したモノクマメダル……３２枚
[ボーナス]スキル：イリュージョン……＋３枚

現在のモノクマメダル……７１枚


プレゼント『忍の極意』を手に入れました。（渡すことはできません）

『忍の極意』……ＣＨＡＰＴＥＲ　０３をクリアした証。忍者にとしての心構えが書いてある。

チャプター３終了したところで今回はここまで。
チャプター４の開始は少なくとも来週以降となります
それまでは前スレで小ネタなどを。

チャプター３の質問や、意見感想があればどうぞ。

ちなみにオシオキ名は>>182の方の言うとおり「ウォーターホイール」で合ってます

乙　俺目賀大好きだったんだよぉ…悲しいなぁ…
ところでジョージの好感度は本多の好感度とイコールなの？

>>192
ジョージ自身の好感度は0固定の予定
自由行動で選べるようにするつもりですが、仕様については考え中です

ちなみに
・ジョージのキャラ(性格)について
ジョージの性格は生存者によって変わってました。本編では伊田と稲本が退場したためあんな性格に。
他の性格としては、原井が退場した場合は敬語毒舌キャラ、目賀と不動が退場してればキザナルシスト、などが候補でした。
ただし解体狂いなのはどれも共通

【小ネタ　稲本のオシオキ】



ｳﾞｰﾝ……

ﾋﾟｺｯ☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ


　　　　　　　イナモトくんがクロにきまりました。
　　　　　　　オシオキをかいしします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

モニターに映し出されたのはサッカーグラウンド、そのペナルティエリアだった。
稲本はサッカーボールを模した透明なボールの中に閉じ込められている……

突然、稲本が入ったボールの後ろから大砲のような機械が現れ、その砲口をボールに取り付けた。
大砲が狙う先には、モノクマの顔が描かれた壁がゴールを塞いでいる。

ピーッ、と試合開始を告げるホイッスルが鳴った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　超高校級のサッカー選手　稲本　詩紋　処刑執行
　　　　　　　　　　　『決めろ必殺の爆裂シュート！』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ホイッスルが鳴った瞬間、轟音とともに大砲はボールを発射する。
稲本を中に乗せたまま、ボールは勢いよく転がりゴールの壁に衝突した。

しかしボールは弾き返されてしまう。モノクマの壁はびくともしていない。

弾かれて転がって外に出ようとするボールを、大砲が移動して捕らえ砲口に取り付けていく。
そしてまた稲本を弾にしたペナルティキックが始まった……

発射と衝突が何度も繰り返され、稲本の入ったボールはまるでピンボールのように壁に叩きつけられていく。
そのインターバルは次第に早くなっていった。
ボール内の稲本は目を回し、ボールと共に転げまわっている……

ボールを取り付けた大砲は発射をやめ、急にその動きを止めた。

大砲の後部に取り付けられたエンジンが音をうなりを上げ、大砲がブルブルと震え出す。
エンジンが火を噴くと大砲は爆発的に加速し、ボールごと壁に向かって突っ込んでいく。

そして爆音の後、ゴールのホイッスルとワアアアア、という歓声が上がった……

破砕した壁の煙の中、画面に映っていたのは……
壁を粉砕しゴールに突っ込んでいる大砲と、大砲と壁に押しつぶされたボールの破片が残っているだけだった……。

【小ネタ　椰和原のオシオキ】



ｳﾞｰﾝ……

ﾋﾟｺｯ☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ


　　　　　　　ヤワラさんがクロにきまりました。
　　　　　　　オシオキをかいしします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

画面内では椰和原が部屋の真ん中で立っていた。
まるで２Ｄの格闘ゲームのように横から映し出されている。
広い空間らしく、部屋の壁は見えない。モニターの画面外にも空間が続いているようだ。

円形の床の中央に柱が立っており、椰和原の胴体は柱に鎖で縛り付けられていた。
椰和原がなんとか鎖をはずそうとしていると、何かに気づいたらしく画面外をじっと見つめている。

すぐにその理由が分かった。画面外からモノクマが何体も現れ出したのだった……。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　超高校級の拳法家　椰和原　宗海　処刑執行
　　　　　　　　　　　『真空竜巻旋風拳』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

モノクマは椰和原に次々と縦横無尽に襲いかかっていく。

移動は出来ないものの、椰和原は向かってくるモノクマに応戦する。
モノクマを殴りぬけ、蹴り倒し、投げ飛ばす……
画面外からどんどん現れるモノクマから傷を受けることなく倒していった。

椰和原が拳法家の才能を発揮している中、椰和原の立っている円形の床が回転を始めた。
それでも襲い掛かるモノクマを対処していくが、回転はそのスピードを徐々に上げていく……。

やがて立っていられなくなるほどの速度に達し、椰和原も回転に耐えるのに精一杯になった。
だがモノクマは次々と、反撃できない椰和原に飛び掛かっていく。

どんどんモノクマが椰和原に覆いかぶさり、高速回転している姿が白と黒しか見えなくなっていった……


そして椰和原を縛る鎖がモノクマの重みと遠心力に耐え切れずちぎれた。
突然縛るものが無くなり、椰和原の体が遠心力で画面外まで凄まじい勢いで吹っ飛ばされていく。
しばらくすると画面外からドン、と大きい音が聞こえてきた……。

モニターの画面には、椰和原が倒したモノクマの残骸と、『Ｋ．Ｏ．』の二文字が表示されるだけだった……。

以上、被害者二人のおしおきでした。サイコポップなおしおきって難しい…
稲本はバターになるパターンも考えてましたが、描写がいろいろ難しそうなので断念

チャプター４は始められれば土日に開始…の予定です
ジョージとのコミュや好感度ＭＡＸになった人とのコミュなど仕様の追加、校舎4階の施設とかを考えるのに時間かかっている状態です
もう少々お待ちください…。

絶望少女面白いですね、展開がホント絶望的…

今日の21時頃からチャプター４開始します
班決めまでいく予定、よろしくお願いします。

【22日目　朝】

　―　安藤の部屋　―

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』


……学級裁判を終えた後の朝はいつも以上に疲れてる気がする。

慣れる事はないんだろうな……いや、もう裁判なんて二度とゴメンだ。

……とっとと食堂に行こう。

　―　寄宿舎　食堂　―


食堂にはすでにほとんどの人が集まっていた。御々崎ですら来ているところを見ると結構遅れたのかもしれない。

安藤「……おはよう」

真理木「来たわね。あと本多くんだけか……」

ミリア「えっ、あとホンダくんで全員ですか？」

原井「そのはずですが、どうかしましたか？」

ミリア「……なんだかゼンゼン人がいません……」

満「ミリアちゃん……」

不動「………………」

ミリアの言いたい事は分かる。
この場にいるのは本多を除いて8人、最初にここに来た時と比べて半分の人数しかいない。

ここにいない奴は全員……もう帰ってこないんだ。

国定「そう思うと、この食堂も随分広くなっちゃったね」

真理木「それに静かね。稲本がいないと、こうも……」

満「……そうだね」

ミリア「うう、昨日の裁判で……」

ミリアの顔が暗くなる。昨日の裁判はトラウマになってるのかもしれない。

安藤「……でも希望が消えた訳じゃない。俺達を救おうと動いてくれてる人がいるんだ」

安藤「そう悲観する状況じゃないと思う」

ミリア「そう、ですよね……シモンくんがいない分、ミリアが盛り上げます！　アゲアゲです！」

ｶﾞﾁｬ

本多「み、皆さん！　稲本さんと椰和原さんの裁判どうなったんですかっ！？　犯人は！？」

ミリア「裁判……ムネミちゃん、シモンくん、クラマルくん……うわあああぁぁぁん！」

国定「あーあ、ミリアさんを泣かせちゃったね」

御々崎「何やってんのよ……」

本多「え、えっ？　す……すみません？」

真理木「いやタイミングが悪いというかね……。本多くんにもいろいろと話さないといけない事があるわ」

まだミリアの心は不安定みたいだな……
とにかく、本多にはジョージの事を教えないと……。

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　　　　　　　　　　CHAPTER　０４

　　　　　ロスト・パラダイス・ロスト　　　（非）日常編


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本多「そうですか、目賀さんが二人を……ミリアさん、すみません」

ミリア「……ハイ、もうダイジョーブです……」

本多「それと僕が解体魔ジョージ……？　これまでの解体騒動も僕が起こしてたんですか！？」

真理木「本多くんは多重人格らしいのよ。本人に言うのもなんだかおかしな話だけど」

原井「自分では多重人格かどうか分からないのでしょうか？」

本多「……記憶はないですが、そうかもしれません。昔から僕の周りで物がなぜか解体されている事が多かったような……」

御々崎「心当たりあるんじゃん……つーか先言いなさいよ」

国定「まあまあ、彼にはジョージクンの時の記憶は無いらしいし……それより」

国定「どうやらキミの肉体なり精神なりが限界を迎えた時に人格が変わるらしいんだ」

本多「限界を迎えた時……ですか」

国定「だから体調には気をつけてもらいたいかな。また解体事件が起こるとも限らないしさ」

本多「わ、分かりました。えっと、僕のもう一つの人格ってどんな感じでした？」

不動「……あらゆる意味で本多とは正反対の性格だった」

本多「そうなんですか？　活発だった、とか？」

安藤「間違っちゃいないけど……たぶん知らない方がいいぞ」

不動「確かに解体事件の犯人はジョージだが、気になる事もある」

不動「あのＰＣが解体されていた時、重要なパーツが水で濡らされ使えないようになっていた。だが……」

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目賀「しかしPCを解体した上、水で濡らし台無しにしたのも本多殿……なんというマッチポンプ！」

ジョージ「あん？　確かにバラしはしたが濡らすなんて事してねーよ」

安藤「でも確かに重要なパーツが濡れてて、PCは意図的に破壊されてたはずだぞ？」

ジョージ「んな事やって感電したらどーすんだよ、死ぬぞ！？　オレは死にたくねえ！」

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不動「……あいつは濡らしてはいないと言っていた。これはどういう事だ？」

満「他にＰＣを破壊しようとした人がいるって事……？」

御々崎「……単純にあいつの記憶違いなんじゃないの」

真理木「なるほど……」

原井「確かにそれも考えられますね」

ミリア「ジョージは細かい事は気にしなさそうです……」

国定「意識的にではないけど濡らしてしまったか、もしくは他にパーツを濡らした人がいるのか……」

国定「まあどっちにしろ真相は分からないね。ジョージクンを呼び出す訳にもいかないし」

安藤「そうだな、出来ればそれは避けたい」

本多「あの、皆さんのジョージに対する扱いがすごく気になるんですが……」

真理木「謎だけど話し合ってもしょうがないわね。それじゃ、これからの事について話しましょう」

真理木「今までの流れからすると裁判が終わったから校舎の4階が解放されているはず」

真理木「これまでと同じように探索した後、ここに集まりましょう。班を決めるわ」

原井「分かりました」

本多「4階にはここから脱出する手掛かりがあるんでしょうか……」

御々崎「どーせ助けが来るんだから別に……」

満「でも、自分達で脱出する方法が見つかるのならそれに越したことはないと思うよ」

ミリア「……頑張ってタンサクしましょう、早くここから出たいです！」

苗木は助けるのにまだ時間がかかるとも言ってたしな……

PCみたいに何か見つかるかもしれないし、探索してみよう。

まずは生徒手帳を確認するか。

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校舎マップ４Ｆ
http://imgur.com/c2bauil.jpg

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27．第二倉庫　28．女子トイレ　29．男子トイレ　30．音楽室

31．学園長室　32．職員室　33．武道場　34．教室4-B　35．教室4-A

36．研究室　37．実験室
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※原作との相違点
・化学室　→　武道場
・情報処理室　→　研究室
・モノクマ操作室　→　実験室
・第二倉庫の追加

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さて、どこから探索するか。

安価↓１
１．音楽室
２．職員室と学園長室
３．武道場
４．研究室と実験室
５．第二倉庫

選択　１

　―　校舎４F　音楽室　―


音楽室にやって来た。ステージ上には大きなグランドピアノが鎮座している。
ステージと観客席を隔てる幕やスポットライトまで用意されていて、かなり豪華だ。
学校の音楽室というよりは……

安藤「すごいな……まるでホール会場みたいだ」

本多「ですね。学校にありがちな音楽家の肖像画とかも無いですし」

原井「ピアノの他にも奥の部屋に色んな楽器が詰め込まれています」

安藤「音楽系の才能の人のための場所、って事か」

原井「お二人は何か楽器を演奏されたりは？」

本多「いや、僕はそういうのはさっぱりで……」

安藤「俺もリコーダーくらいしか使った事しかない。原井は？」

原井「ピアノは習い事でしたので弾けますよ。拙い腕前ですが」

安藤「へえ……他の奴らも何か演奏できるかもしれないな」

そういえばピアノが弾ける人ってクラスに一人はいたな……


他の場所を調べるか。

安価↓１
１．職員室と学園長室
２．武道場
３．研究室と実験室
４．第二倉庫

選択　２

　―　校舎４F　武道場　―


武道場にやってきた。広い空間の奥には弓道の的が設置されている。

さらに甲冑が置いてあり、桜まで植えてある豪華さだ。これが武道場で正しいのかもよく分からない。

安藤「武道場ってか、弓道場みたいな感じだな……」

不動「ロッカーの中にも弓や矢があるぞ。ジュラルミン製だ」

安藤「不動ならここからあの的を狙えるのか？」

不動「……銃ならな。向こうでも弓矢は使った事がない」

不動「一応海外にもアーチェリーがあるが……弓道のように正装して行うスポーツではない」

安藤「そうか、海外だと弓道は無いのか」

不動「……ああ。だが安心しろ、弓道の服装はむしろ好みだ。腰の細さが際立つのがいい」

安藤「………………」

その情報のどこに安心すればいいんだ……。


他の場所を調べよう。

安価↓１
１．職員室と学園長室
２．研究室と実験室
３．第二倉庫

選択　１

　―　校舎４F　職員室　―


安藤「うっ……」

職員室に入った瞬間、思わず声を漏らしてしまった。

全ての教員の机の上に花が飾られていた。その景色は明らかに異様だ。

国定「やあ、安藤クンもここを調べに来たんだ」

安藤「国定、この花は？」

国定「さあ？　ボクが来た時にはすでに飾られてたよ」

モノクマがやってるのか？　悪趣味だな……。

国定「当たり前だけど先生もいないね。ま、居ようが居まいがどうでもいいんだけど」

安藤「何か見つけたか？」

国定「……机の引き出しの中も調べたけど特に……いや」

国定「そういえばこんな物を見つけたんだった」

そういって国定が取り出したのはやたらとピンク色のキャラクターもののカメラだった。

安藤「なんだこれ……インスタントカメラか」

国定「プリンセスぶー子だってさ。安藤クンこういうの好きそうじゃない？」

安藤「俺のどこを見てそう思ったんだよ……何もないなら俺は学園長室の方に行くぞ」

国定「あ、学園長室は鍵がかかってるみたいだよ。さっき試したけど開かなかったんだ」

安藤「鍵のかかった部屋……？」

国定「……黒幕にとって見られたくない物でもあるのかもね」

なんだろう、気になるな……

国定「思わせぶりだったりしてね。モノクマが『学園長室なんだからボクの部屋に決まってるでしょ！』とか言って出てきたりして」

安藤「……ありそうだな」

けど鍵が無いから今はどうする事もできないな……他の場所を調べよう。

安価↓1
１．研究室と実験室
２．第二倉庫

選択　１

　―　校舎４F　研究室　―


研究室という部屋に来た。
中に入ると机がいくつかと、ファイルや文献が詰め込まれた棚がある。
奥は実験室というところにつながっているらしい。

真理木と御々崎がすでに探索をしていたようだ。棚にあったファイルのいくつかを確認している。

安藤「真理木、この部屋には何かあったか？」

真理木「脱出の手掛かりはないんだけど、これ……研究資料みたい」

安藤「研究資料？」

真理木に手渡されたファイルのタイトルを見ていくと、クローン技術やロボトミー手術……聞いた事があるような単語が載っている。

真理木「なんていうか……倫理的に問題のある題材ばっかりなのよ」

安藤「希望ヶ峰学園はそういう研究をしてたって事か……？」

いや、この部屋の先は実験室がある。もしかして実際に実験も……

御々崎「…………これは？」

真理木「どうしたの、御々崎さん？」

御々崎もファイルの一つを読んでいたようだ。タイトルは……

安藤「『才能の移植』？」

真理木「才能の遺伝なら聞いたことあるけど、移植って……」

安藤「明らかに脳をいじってる……よな、これ……」

御々崎「『……この実験はカムクライズルプロジェクトの前段階であり、移植した才能の適合率などを……』」

真理木「才能を誰かに移せるって事？　超高校級の才能を移すなんて出来るの……？」

真理木「それにカムクライズルプロジェクトって……？」

安藤「というかこれ本当に希望ヶ峰学園がやってたのか？　だとしたら問題があるんじゃないか？」

御々崎「ふん、下らない……この学園が何してようが、今の状況に比べたらどうでもいいでしょ」

真理木「……奥の実験室も見てみましょう」

　―　校舎４F　実験室　―


実験室には人を乗せれる大きさの実験台、様々な器具が揃えてある。
さらには液体の入った大きなカプセルが何らかの装置に繋がれている。
なんというか、まさしく実験室だ。

真理木「ここで本当に人体実験を……？」

安藤「まるでバイオハザードみたいな世界観だな……」

御々崎「……この装置は？」

真理木「動かないみたいだけど、装置には触れない方がいいわね」

真理木「とにかく脱出の手掛かりは無さそう。……すごく後ろめたそうなものはあったけど」

安藤「なんか見ちゃいけないものを見てしまった気がするんだが……」

御々崎「何を今さらビビってんのよ……」

そうは言うけど……本当に希望ヶ峰学園ってなんなんだ？
何をしようとしてたんだ？

とにかく、まだ捜査していない場所に行くか……。

　―　校舎４F　第二倉庫　―


第二倉庫と書かれた部屋にやって来た。壁には棚がいくつも並んでいる。
寄宿舎の倉庫とは違ってこちらにはプリント用紙やインクなど事務用品が置いてある。
同じ階に職員室や研究室があるからかもしれない。

安藤「こっちでは何か見つかったか？」

満「いや、特にないと思うよ」

ミリア「ないですねー、脱出のヒント……」

満「あんまり使える物もないかな。寄宿舎の方にあった生地とかも無いし」

ミリア「お菓子もありません。寄宿舎の倉庫にはあったのに……」

生地やお菓子って……女子って調べる所は調べてるんだな。

とにかく手掛かりは何もなさそうだ。


そろそろ食堂に集まろう。

　―　寄宿舎　食堂　―


真理木「……報告は以上ね。結局4階にも脱出に使えそうな物は無かったか……」

満「人体実験って……ホントなの？」

安藤「資料があっただけだから、まだ分からないとは思いたいけど……」

不動「……実験室まであったのならば、かなり怪しいと思うが」

ミリア「人体実験って何をするんですか？　ハエと遺伝子レベルで融合させたりとかですか？」

本多「なんかB級映画でありそうな設定ですね……」

真理木「気にしてもしょうがないけどね。とりあえず班を決めましょうか」

原井「班の人数はどうしますか？　ここにいるのは9人ですが……」

真理木「4人と5人の班に分けましょう。安藤、4人の班を担当してもらえる？」

安藤「ああ、分かった」

国定「はは、すっかり班長が板についてきたみたいだね！」

安藤「冷やかさないでくれよ……」

さて班員はどうしようか……？

【班決め】

今回も班決めに縛りはありません。
前回同じ班だった人でも自由に選べます。
ただし今回、【確定シロを選ぶ基準に班は関係ありません】。
一緒の班になったら確定シロに選べない、という訳ではないのでご安心を。


↓１～３まで班員にしたい生徒（かぶったら一つ下を採用）

班員…満、原井、真理木に決定
修羅ｂ…ハーレムおめでとうございます、今日はここまで

現時点で班長できそうなのが不動しか残っていないのでもう一つの班の班長は不動となります
次回更新は明日か、できなければ水、木曜日あたりに。

話し合いの結果、班分けは次のようになった。


安藤班……【安藤、満、原井、真理木】

真理木「……って何で私が班員になってんの？」

安藤「たまにはいいじゃないか、ずっと班長だったし」

満「いつも皆を引っ張ってくれてるし、班行動の時くらい誰かに任せてもいいんじゃないかな」

原井「そうですよ。休息も必要です」

真理木「それじゃあ任せちゃおっかな。でも班員ってなんか変な感じ……」


不動班……【不動、国定、本多、御々崎、ミリア】

不動「前回と変わり映えのない構成だな。65㎝が加わっただけか」

本多「その呼び方、ミリアさんにも容赦ないんですね……」

ミリア「ワタシはどんな呼び方でもいいですケド、嫌がる人には言っちゃダメですよ」

国定「なんか御々崎さんとも付き合いが長いなあ、ははは」

御々崎「………………」

原井「班も決まりましたし、今日は解散でしょうか」

真理木「そうだ。皆行く前にちょっと聞いてくれる？」

本多「何ですか？」

真理木「……改めて言っておきたいの。これから先、モノクマが何を言ってきても殺し合いなんてしないで欲しい」

不動「………………」

真理木「待っていれば助けが来る。だからここから脱出するために殺し合いをする必要は無いわ」

真理木「……だけどそれでも昨日の事件が起きた。だからこそモノクマに踊らされないで欲しいの」

真理木「ここにいる皆は……いえ、亡くなった人達も、もう他人じゃないと思ってるから」

ミリア「……！　ワタシもそう思います……！」

原井「……勿論です。どんな動機でも殺し合いなんてしたくありません」

国定「まあ、凶器が制限されたこんな状況で事件を起こす事自体難しそうだし、大丈夫じゃないかな？」

安藤「ああ。鍵は俺が管理してる、絶対に事件は起こさせない」

御々崎「…………ふん」

真理木「言いたい事はそれだけ。それじゃあ今日は解散よ」

真理木の言うとおり未来機関のおかげで殺し合いをする理由は一つ無くなったけど、救出にはいつまでかかるんだ……？
ラジオで状況が聞けなくなったのは痛いな……。


満「もうしばらくしたら夜時間になりそうだね。一回部屋に戻ろうかな……」

原井「そういえば、本多君は早めに寝た方がいいのではないでしょうか」

本多「えっ？」

不動「体や精神の限界が来たら変わるそうだ……寝不足が原因でも変わるかもしれん、用心しろ」

本多「ああ、なるほど。でも本当にジョージってどんな感じなんですか……？」

皆、夜時間までの空き時間を思い思いに過ごすようだ。
俺はどうしようか……。

安価↓１（話しかける人を一人選択）

ジョージは夕方の自由行動か、夜の見回りでしか遭遇できないようにするつもりです。
イベントでの選択は、すでにジョージに変わってる描写が無い限り選べません
後の自由行動時にまとめて説明するつもりでした、すみません…

という訳で再安価↓

選択　不動


不動「……安藤、もうすぐ夜時間だ。準備しておけ」

安藤「ああ。なんだか珍しく真面目だな」

不動「新しい場所が解放されたばかりだからな……出歩く奴もいるかもしれない」

不動「それに俺は本来そう不真面目でもない。なぜか78㎝にはよく咎められるが」

安藤「それは呼び方も含めて、女子に失礼な事言ってるからだろ……」

不動「俺は真面目に言っているのだが……」

つまり真面目にセクハラしてるって事か……もっと問題じゃないか。


夜時間まではまだ少し時間があるし、何か話すか。

話題安価↓
１．昨日の事件について
２．新しい班について
３．さっきの真理木の話について
４．自由安価

選択　１


安藤「不動は昨日の事件……どう思った」

不動「……凶器を集めても事件を防げないとはな。正直、アナウンスを聞いた時は驚いた」

安藤「俺もだよ。鍵は俺が持っているはずなのに二人も死んでて……頭が真っ白になった」

不動「それほどまでに殺害への執念があったという事か。目賀をどうこう言うつもりはないが……」

安藤「……けど人工衛星を止めようとしたっていう気持ちも嘘じゃないと思う」

安藤「誰かに認められたいって理由だけで目賀が殺人をしたとは思えない……」

不動「ああ、分かっている。だが……目賀のそういった動機も分からないでもない」

安藤「……？　どういう事だ？」

不動「……俺も一歩間違えれば、事を起こしていたかもしれない」

安藤「…………！」

不動「……もちろん、今はそんな気は無いがな」

安藤「……救助が来れば状況は全部解決するんだ。それまで一人で思いつめたりなんかしないでくれよ」

不動「ああ。今は事件の回避に努める、そのつもりだ」


【INFO】
不動の好感度が上がりました。

【22日目　夜　見回り】


夜時間になり、そのまま不動と見回りをしようと思った、のだが……

真理木「それじゃあ、行きましょうか」

安藤「真理木？　なんでここに？」

真理木「なんでって……班長が二人しかいなくても、二人きりで行動するのは避けた方がいいからよ」

不動「……目撃者もいない、事件が起こしやすい環境だからか」

真理木「気分を悪くしたのなら謝るわ。でも疑ってる訳じゃなくて事件を絶対に防ぐ意味合いのつもりよ」

安藤「そういう事か……確かに三人の方がいいかもしれないな」

不動「……俺も別に異論があるわけでは無い」

安藤「それじゃ、気を取り直して見回りに行くか」


さて、誰も出歩いてないといいけど……。

安価↓１
１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……７１枚）

選択　２　御々崎　コンマ83……遭遇


　―　校舎４F　研究室　―

4階の研究室まで見回りにやってきた。夜の研究室は雰囲気たっぷりだ。
探索の時に調べた内容もあいまって、より不気味に思える。

安藤「実験室から何か出てきたりしないよな……」

真理木「そういう事言うのやめてよ、ホント……」

不動「……実験室に誰かいないか？」

真理木「だからやめてって……」

ｶﾞﾁｬ……

真理木「！」

御々崎「………………」

安藤「御々崎か……びっくりした」

真理木「はあ……良かった。って前もこんな事があったような……」

御々崎「アンタ達何やってんの？」

不動「……それはこっちのセリフだ」

安藤「夜時間は出歩かないってなってるだろ、お前は気にしないのかもしれないけど」

御々崎「……よく分かってんじゃん」

少しは悪びれろよ……

真理木「でもいつもなら寝てる時間じゃない？」

御々崎「寝すぎて寝たくないから……それとここにあった物が気になっただけよ」

安藤「実験室にあった機械か。何の装置なんだ？」

御々崎「……記憶を操作する機械……」

不動「……何？」

御々崎「……かもね。動かないから分からない。ふん……期待外れだった」

真理木「とにかく個室に戻ってね。あと出来れば出歩かないように。……出歩いたとしても怖い登場はしないようにお願い」

不動「……必死だな」

記憶を操作する機械か……御々崎は他の人よりも記憶に執着しているような気がする。
何か理由があるのか……？

【INFO】
御々崎の好感度が少し上がりました。

【22日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
本多　夕一郎……６８
不動　霜平……６８
ミリア・カッパーフィールド……５６
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
真理木　優莉……４５
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
御々崎　純……２３
国定　獏兎……１４
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]

現在のモノクマメダル……７１枚
『夢現チケット』　……０枚
『学級日誌』　……０冊

[プレゼント]
オブラート
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
G-SICK
蝶ネクタイの変声機
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
キャットドッグプレス
水晶のドクロ
油芋
ラジオくん人形
ミネラルウォーター×２
動くこけし
あしたのグローブ
トル猫のドロワーズ

【モノクマげきじょう】

モノクマ「殺し合いを防ぐ、ねえ……」

モノクマ「コイツラがどう頑張ろうと、ボクのさじ加減でどうにでもなるんだけど！」

モノクマ「凶器が無いなら拳で語ればいいじゃない！　それでもダメなら……うぷぷぷぷ」

モノクマ「えー、ではヒント……といっても語る事はそんなに無いけど……」

モノクマ「自由行動があるのはチャプター５までです。つまりこれからを含めて２チャプター分自由行動があります」

モノクマ「全然残ってない訳では無いけど、無限に時間がある訳でもない……うぷぷ、悔いのないように行動するようにね！」

モノクマ「それじゃあまた次回！」

今日はここまでです、安価参加ありがとうございました
次回更新はおそらく木曜日になると思います。

それと先に仕様を説明しておきます
好感度がMAXの人とのコミュ……プレゼントをあげる事でメダルゲット（枚数はプレゼントの好みによって変わる）
ジョージとのコミュ……本多の好感度が少し上がる、プレゼントをあげる事でメダル（同上）

モノクマメダルが結構集まりそうですが、新しい使い道を思いついてません
購買部に追加して欲しいアイテムなどあったら要望をお願いします（丸投げ）
その他質問意見などもあればどうぞ。

【23日目　朝】


　―　安藤の部屋　―

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』


苗木の放送があってからもうすぐ一週間……

未だに状況は変わらないけど、本当に助けに来てくれてるんだろうか？

……いやきっと救ってくれるはずだ、信じて待とう。

　―　寄宿舎　食堂　―


真理木「あ、安藤！」

安藤「おはよう……どうした？」

原井「お早うございます。それでは早速調理に取り掛かりましょうか」

真理木「……あのさ、アンタって料理得意？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

安藤「普通だと思うけど、何かあるのか？」

満「……この中で一番料理が出来るのは安藤くんだと思う」

真理木「じゃあ原井さんは任せたわ。私達も出来る範囲で努力するから……」

安藤「へ、原井？　いいけど……ってもう厨房に行ってるのか。分かった、見てくる」

満「…………ゴメン」


　「……おい、なんで魚をそのまま焼いてるんだよ！？」

　「今日は塩焼きにしようかと思いまして」

　「せめてうろこ取るなり内臓取るなりしろよ！」


満「本当にゴメンなさい……でもボクらじゃフォローするだけの力が……」

真理木「女子がこれだけ揃ってるのに、料理出来るの安藤だけって……」

【23日目　朝　自由行動】


なんか朝からすごく疲れた……。
真理木も料理得意じゃなかったようだし、この班大丈夫か？

……気を取り直して何か行動しよう。


安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……７１枚）

３　購買部

　―　校舎１Ｆ　購買部　―

モノクマ「おっすおっす。新商品が追加だクマ！」

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・『コンマウォッチ』（5枚）
コンマを再判定できる。モノモノマシーンの抽選など使えない場合もある。

・『おしゃべり教本』（10枚）
自由行動時のコミュ、または探索の時に使用できる。
話した人ともう一度だけ話題安価を取って話す事ができる。連続して使用は出来ない。
使用タイミングはプレゼント安価の時に確認します。

・『夢現チケット』（20枚）
夜時間に使えるチケット。いい夢が見られる……？

・『学級日誌』（40枚）
（非）日常編の行動を一日延長できる。各チャプター一度のみ使用可能。
使用タイミングは動機発表の前日に、こちらから使うか確認します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新商品か、どうしようかな。

安価↓２　（現在　71枚）
モノモノマシーンなら使う枚数を、買い物なら買いたい商品と個数を記入

モノクマ「閉店ガラガラ！」

【INFO】
『夢現チケット』　1枚
『学級日誌』　1冊
を手に入れました。（残りメダル……11枚）



さて、朝はどうしようか。


安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

選択　１　武道場　真理木


　―　校舎4F　武道場　―

武道場の探索にやって来た。室内にも関わらず桜の花びらが舞っている。

原井「舞い散る桜…………風流ですね」

満「キレイだけど、本当の桜なのかな？」

真理木「怪しいわね、この時期に咲いてる訳が……いや、今の季節も定かじゃないのか」

安藤「じゃあ逆に、あの桜が咲いてるから今は春とか？」

真理木「……そう言われると素直にそうとも考えられないのよね。モノクマのお遊びかもしれないし……」

まあ今の季節が分かってもどうしようもないしな……

真理木と何か話すか。


話題安価↓１
１．学園に来る前の真理木について
２．リーダーシップについて
３．武道の経験について
４．自由安価

選択　１


安藤「真理木はここに来る前ってどうしてたんだ？」

真理木「どうしてたって？」

安藤「なんていうか学者って聞くとずっと研究所みたいな所にいるイメージがあるからさ」

安藤「大企業の研究に参加してたって聞いたけど、高校に通いながらだったのか？」

真理木「……まあ、最低限はね。アンタのイメージ通り研究してる事の方が多かったけど」

安藤「最低限は、って休む事もあったのか」

真理木「休んで研究するしかなかったのよ、だって……」

安藤「……何か理由があるのか？」

真理木「……研究の日程で休まざるを得なかったってだけよ」

真理木「まあ、私も参加したくてした訳だからね。学校なら多少は休んでもいいんだし」

安藤「あ、ああ。そういう事か。高校より研究の方に打ち込んでたって事だな」

真理木「……研究は好きだし、特に高校に思い入れがあった訳じゃないわ」

真理木「けどそれでも、高校に普通に通ってたらって……ときどき思う事はあったけどね」

安藤「そうか……」

普通に通ってたら、か……
俺には普通の高校生活しか分からないけど、真理木はどんな生活を送ってたんだろう。

【INFO】
真理木の好感度が上がりました。
モノクマメダルを6枚手に入れました。（現在　17枚）

[通信簿　真理木　優莉]
真理木は高校生活と研究の二足の生活をしていた。
高校を休んでも研究をしなければいけない事もあったそうだ。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

プレゼント　オブラート


安藤「オブラートとか……どうだ？」

真理木「ふーん、オブラートか……」

う、微妙だったか……？

真理木「オブラートはデンプンで出来てるから、簡単な実験に使えるのよね。ありがと！」

……基準は実験に使えるかどうかなのか？


どうやら喜んでくれたみたいだな。

【INFO】
真理木の好感度が少し上がりました。

今回はここまで。続きは今日の夜になります

【好感度イベント】

真理木「安藤、はいこれ」

安藤「お、これは……香水か？」

真理木「たまには私からもプレゼントって事で。ブルべリの香水って言うんだけど、つければモテるとか」

安藤「なんかいかがわしい効果だな……でもありがとう」

真理木「実際、男性に人気があるって説明に書いてあったんだけど……」

真理木「匂いの成分に男性を不快にさせる物も入ってたのよ。だから成分調整させてもらったけどね」

安藤「へえ、特別仕様って事か。時々つけてみるよ」

高級そうな香水だ。でも宣伝文句がつければモテるって……
……まあ、本当だったら嫌じゃないけど。


【INFO】
プレゼント『ブルべリの香水・成分調整版』を手に入れました。（渡すことはできません）

『ブルべリの香水・成分調整版』
真理木　優莉と仲良くなった証。本来は男性を不快にさせる匂いだったが改善されている。
ただし女性を引き付ける効果も薄まっているようだ。

【23日目　昼　自由行動】


武道場の探索を終えて、一度部屋に戻ってきた。
結局分かる事は無かったな……

昼からはどうするか。


安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）

選択　２　国定


　―　校舎２F　娯楽室　―

暇つぶしに娯楽室に来たはいいものの……

国定「や、安藤クン。オセロでもやる？」

そうだ、国定はここに入り浸ってるんだった。
会いたくない、とまでは言わないけど……

安藤「まあ、他にやる事はないしな……」

国定「良かった。目賀クンがいなくなっちゃったから、相手が減っちゃってね」

そういえば目賀もここに将棋をやりに来てたっけ……

安藤「クロだったとしても……目賀が死んで悲しいってお前も思うのか？」

国定「ボクだって人間だからね。人が死んだら残念だ、と思う事はあるさ……」

安藤「………………」

……悲しいとは思ってないけど、って続く気がするのは俺の考えすぎ……だろうか。


何か話題を振るか……


話題安価↓１
１．勝負にこだわる理由
２．裁判中の態度について
３．学園からの脱出について
４．自由安価

選択　３


安藤「もうすぐこの学園から脱出できそうだな」

国定「え、そうなの？　何か事件でも起こすのかい？」

安藤「……そうじゃなくて、未来機関だよ。助けようとしてくれてるって言ってたじゃないか」

国定「ああ、そっちか。でもあの放送からもう一週間くらい経つよね、本当に来てくれてるのかな？」

不安に思ってる事をためらいなく言ってくるな……。

安藤「救出には時間がかかるって言ってたから……けど、もうすぐ来るはずだ！」

国定「ふうん。だといいね」

安藤「……。他人事みたいに言ってるけど、お前はここから脱出したくないのか？」

国定「…………暇なんだよ」

安藤「……え？」

国定「ボクがここに来た意味ってほとんど無くなっちゃったんだよね。いや記憶を失くしたからそれに気づいてなかっただけなんだけどさ……」

安藤「来た意味ってどういう事だ？」

国定「目標が一つ無くなったって言えば分かるかな。だから救出とか割とどうでもいいんだ。それより……」

国定「暇ならなるべく楽しもうと思ってさ、せっかく用意してくれたこのゲームをね……」

安藤「……事件は起こさせないぞ」

国定「いいね。ぜひ犯行が困難な状況にして……事件を面白いものにしてくれると嬉しいな！」

……心境の変化は無いか。引き続き警戒しておいた方がよさそうだ。
でも国定が言うここに来た意味って一体……？

【INFO】
国定の好感度が上がりました。


安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

プレゼント　水晶ドクロ


安藤「国定、これを渡しておく」

国定「これは……オーパーツかな」

国定「水晶がキレイだし、インテリアとしても良さそうだね」

国定「素直にお礼を言っておくよ。少なくとも前回もらったチケットよりかはよっぽど嬉しいかな！」

意外に根に持つタイプだな……


どうやら喜んでくれたみたいだ。

【INFO】
国定の好感度がやや上がりました。

今回はここまで。始めた時間が遅くて全然進められなかった……
テンポもっと上げられるよう努力します、申し訳

今日の21時頃からまた再開予定です

【23日目　夕　自由行動】


あの後、国定とオセロをして過ごした。
リフレッシュになったような、ならないような……


もう夕方か、何をして過ごすか。


安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）

選択　２　ミリア


　―　校舎３F　図書室　―


図書室に行くと、ミリアが辞書を片手に本を開いていた。

ミリア「むー……」

安藤「珍しく真剣だな。何を読んでいるんだ？」

ミリア「あっ、ススムくん！　コレはムネミちゃんが読んでたヤツです」

『ジャバウォック島殺人事件』か……。

安藤「それで辞書を片手に読んでるのか。まだ読むのは慣れないのか？」

ミリア「ひらがなとかカタカナはOKですケド、カンジがムズカしくって……」

ミリア「前に読んだときは、ムネミちゃんが声に出してくれてたんですケド……」

安藤「そうか……」

なんとなく暗い空気になってしまった……どうしよう。


話題安価↓
１．学園に来る前のミリアについて
２．前回の裁判について
３．本の内容について
４．自由安価

選択　１


安藤「そういえばミリアってここに来る前はどんな感じだったんだ？」

ミリア「カンジですか？　ニガテです……」

安藤「ああ、そうじゃなくて……前に住んでた所は海外だろ？　そこでどんな事をしてたのかなって」

ミリア「エート、マジックしてました！」

安藤「うん、そうだろうけどな……」

ミリア「マジックショーに出たり、TVに出演したりです！　ミリアが消えたり現れたりすると、皆ビックリするんですよ！」

そういえばミリアは海外で大人気のマジシャンなんだっけ。

ミリア「それでスカウトが来て、オモシロそうだから入学することにして……」

ミリア「で、パパとママと一緒にこっちに引っ越してきたんです！」

安藤「へえ、家族全員で来たのか。留学って訳じゃないんだな」

ミリア「パパがゼッタイ離れたくない、引っ越しさせてくれ、って言ってたんです。ママにドゲザして泣きついてました！」

安藤「そこまでして、娘がかわいかったのか……なんとなく分かる気もするけど」

ミリア「パパもママも大好きです！　……今は会えないですケド」

安藤「……もうすぐここから出られるはずだ。そうしたらきっとまた会える」

安藤「その後に、俺達にもいろんなマジックを見せてくれよ」

ミリア「……ハイ、まかせてください！　トッテオキのを披露しちゃいますよ！」


【INFO】
ミリアの好感度が上がりました。


安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

プレゼント　トル猫のドロワーズ


安藤「じゃあミリアにはこれをプレゼントだ」

ミリア「オー、なんですかソレ！　パンツですか！？」

安藤「いやまあブランド物の下着だけど……好きそうかと思って」

ミリア「サンキューです！　ダイコウブツです！」

安藤「大好物だと食べ物になっちゃうぞ……」


でも喜んでくれてるみたいだ。

【INFO】
ミリアの好感度がやや上がりました。

【好感度イベント】

ミリア「じゃあミリアからも！　コレをどうぞ！」

安藤「これは……シルクハットか。くれるのか？」

ミリア「ワタシのとお揃いです！　イロイロ入れて、イキナリ出すと皆ビックリしますよ！」

安藤「ああ、ありがとう。マジックまで出来るかは分からないけどな」

ミリア「そうですねー、最初はハトとか入れてみるのはどうでしょう？」

安藤「ちょ、ちょっと生物は難易度が高いぞ。校舎にはいないし」

ミリア「じゃあダンベルとか！　まさかそんな物が入ってるなんて誰も思いませんよ！」

首が疲れそうだな……。


【INFO】
プレゼント『マジカルシルクハット』を手に入れました。（渡すことはできません）

『マジカルシルクハット』
ミリア・カッパーフィールドと仲良くなった証。中の仕掛けを使えばなんでも隠せるようになっている。
しかし気づかれないように自然に取り出すには巧みな技術が必要。

【23日目　夜　見回り】


夜時間、見回りの時間がやってきた。


安藤「4階まであると見回りも時間がかかるようになったな……」

真理木「そうね、でも一応見ておかなきゃ。何が起こるか分からないんだし」

不動「少し前まではジョージの事件もあったしな……」

さて今日は何が起こるか……。


安価↓１

１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）
４．チケット使用　（現在　1枚）

　―　校舎１F　購買部　―


安藤「よし……回すか」

真理木「いや、何を堂々と遊ぼうとしてるのよ」

不動「なら俺も回すぞ。メダルなら十分あるからな」

真理木「もう…………じゃあ私も」

やっぱり真理木ものってきたな……
さて何枚使おうか。

安価↓（使うメダルの枚数）

では連投ありで

↓１で真理木が当てるプレゼント
↓２で不動が当てるプレゼント
↓３～１０で手に入れるプレゼント

ageがてら自分でも

もう一度

【INFO】
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
ラジオくん人形（２個目）
毛虫くん
むらまさ
だれかの卒業アルバム（２個目）
を手に入れました。

『夢現チケット』を手に入れました。（現在　２枚）


やった、チケットが当たった。他のプレゼントはかぶってる物もあるけど、まあいいか。

真理木「オモプラッタの極意……うーん」

不動「……違う。俺が求めているのは赤いマフラーではない……」

二人は微妙な表情をしてるな……。


安価↓１

１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．チケット使用　（現在　２枚）

選択　２　満　コンマ61　遭遇


　―　寄宿舎　―


安藤「今日は何も起こらなかったな」

真理木「それじゃ解散……あら？」

不動「……いま誰かが個室に入っていったな。あそこは確か、瑠散の個室のはずだ」

安藤「瑠散の、って事は……」



ｶﾞﾁｬ

満「………………」

真理木「満ちゃん」

満「…………あっ、皆？」

安藤「さっきまで瑠散の部屋に入っていたんだよな。どうかしたのか？」

満「う……ゴメン。前からときどき入ってて……」

満「お姉ちゃんの部屋は……やっぱり、少しだけ安心するから」

不動「………………」

満「これからは出歩かないようにするよ、ゴメン」

安藤「どうする真理木？　正直に言うと、あんまり禁止はしたくないけど……」

不動「……俺も咎めるつもりはない」

真理木「そうね……ここなら部屋からも近いし、いいわ。でも隣の部屋とはいえ本当に気をつけてね」

満「本当に？　ありがとう、皆……！」

【INFO】
満の好感度は現在上がりません。
代わりにモノクマメダルを5枚取得しました。（現在　14枚）

【23日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……６８
不動　霜平……６８
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
真理木　優莉……６１
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
御々崎　純……２３
国定　獏兎……２８
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]


現在のモノクマメダル……１４枚
『夢現チケット』　……２枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム×２
G-SICK
蝶ネクタイの変声機
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
キャットドッグプレス
油芋
ラジオくん人形
ミネラルウォーター×２
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

今日はここまで。モノクマげきじょうはナシです、特にヒントが無いので……
明日は更新できるか微妙なので、出来なければ次回更新は月曜か火曜の夜を予定
更新するときは告知します。

今日22時頃から始めます

地味にスキルも未回収な爆弾コンビ
ちなみに国定は原作スキル、御々崎は裁判で強力な(ただし使いづらい)スキルをくれる予定

【24日目　朝】

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』


昨晩の見回りでチケットが集まったな。

二枚もあるし、いつ使うか……ちょっと嬉しい悩み、か？



　―　寄宿舎　食堂　―


本多「安藤さん、おはようございます」

安藤「おはよう。……あ、そうだ。あれからジョージは出てないのか？」

本多「はい、たぶん大丈夫だと思います。解体された物もないですし」

原井「それは何よりです」

ミリア「ミリアはもう一度だけ見てみたかったりします！」

本多「えっと、ジョージにはならないように注意した方がいいんですよね？」

安藤「やめといた方がいいと思うぞ？　何が起こるか分からないし」

本多「じゃあこれからもなるべく気をつけますね」

ミリア「オー、チョットだけ残念です……」

でもいつかひょんな事からジョージになる気も……いや、考えすぎか。

【24日目　朝　自由行動】


ジョージの事は本多次第だけど、もし出てきたらどうするかを考えるべきかもな……。

さて、朝の行動はどうしようか。


安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……14枚）

選択　２　不動


　―　寄宿舎　食堂　―


食堂に行ってみると、まだ不動が残っていた。どうやらさっきまで朝食だったらしい。

安藤「あれ、そっちの班は朝食遅かったのか？」

不動「御々崎がなかなか起きてこなくてな……」

安藤「ああ、なるほど……」

不動「……朝食を食べると自室にすぐに戻った。おかげで探索も出来ない」

安藤「振り回されっぱなしだな……」

不動「……まあ、今は緊急を要するような調べものもないのだが」

不動の班も朝は自由行動か。
俺も暇だし、何か世間話でもするか。


話題安価↓１
１．向こうでの生活について
２．母親の事について
３．不動の班の様子について
４．自由安価

選択　２


安藤「えっと不動、この前の話の続きなんだけど……」

不動「この前？」

安藤「母親が犯罪者って話……本当なのか？」

不動「……ああ。といっても俺も一緒にいる時は気づかなかったのだが」

安藤「どんな人なんだ？」

不動「最後に会ったのは俺が小学生の頃だったが、見た目はきれいだった……とてもな。それと93㎝あった。それだけは覚えている」

安藤「お、おう」

不動「自由奔放で法に縛られない性格だった……らしい」

不動「法に触れるような事を繰り返し、それが原因で俺の本当の父親と離婚した後、俺を連れて海外に渡った」

不動「そこで富豪をつかまえて再婚し、向こうでも犯罪を続けていたそうだ」

不動「やがて向こうでも警察の追及が厳しくなり、あいつはまたどこかへ飛ぶことにしたんだ。……今度は俺を置いてな」

安藤「……それで今も逃亡生活中なのか。なんか話を聞くだけでも凄いな……」

不動「どこがだ。最後にあいつは言っていた。『アンタがいい男になったら会ってあげる。たぶん日本でね』……」

不動「これが別れの言葉の全てだ。再婚相手にも、置いていく息子にも説明は何も無かった」

不動「……最低の母親だと俺は思っている」

安藤「………………」

重い空気だ……やっぱり聞かない方が良かったか？

あれ、でも確か不動が日本に来た理由って……。


【ＩＮＦＯ】
不動の好感度が上がりました。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

プレゼント　キャットドッグプレス


……このシリアスなムードでこんな物を渡すべきなんだろうか。やめた方が……

不動「どうした。何か持っているのか？」

安藤「あ、いやこれは……」

不動「……ほう、キャットドッグプレスか。それを出したという事は……渡してくれるんだろうな？」

安藤「……欲しいんだったら、やるけど」

不動「くくく、ロマンを感じるぞ……！」

……不動にはいらない心配だったか。


どうやらかなり喜んでくれたみたいだ。

【ＩＮＦＯ】
不動の好感度が上がりました。

【好感度イベント】

不動「……そうだな、お前にも何か渡すべきか」

そういって不動がくれたのは……割と本格的なゴーグルだった。

安藤「これは？」

不動「見ての通りゴーグルだ。銃を撃つときに目を保護するために使う」

不動「もちろん普通の用途しても使えるだろう。……渡せるような物はこんな物しか無くてな」

安藤「いや嬉しいよ。ありがとう」

不動「……それをかけていれば目線が悟られにくい。話相手の体を無遠慮に見る事も出来るぞ」

安藤「そういう用途には使わないけどな……」


【INFO】
プレゼント『本格的ゴーグル』を手に入れました。（渡すことはできません）

『本格的ゴーグル』
不動　霜平と仲良くなった証。丈夫に出来ていて、目を完全に防御できる。
またフィルターに色がついている為、目線が悟られにくい造り。

【24日目　昼　自由行動】


不動と話をして、部屋に戻ってきた。……かなりハードな話を聞いてしまった気がする。
別れる前は不動の様子は普通だったし大丈夫だよな……？


気を取り直して、昼の行動をどうするか考えよう。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……14枚）

一瞬熱い国定推しかと戦慄　　連投ミスはお気になさらず


選択　２　国定

　―　校舎１Ｆ　ラウンジ　―


ラウンジで少し休むか。ドリンクバーで何か飲もう。

国定「あ、安藤クンも来てたんだ。奇遇だね」

安藤「国定か……いつも娯楽室にいるわけじゃないんだな」

国定「ま、ときどきはね。トランプくらいならここでも出来るし」

ああ、遊び道具は持ってきてるのか。

国定「せっかくだし何か賭けて勝負するかい？」

安藤「いや……やめとく。お前と勝負したら全部むしり取られそうな気がするし」

国定「あはは、なるほど。……まあ確かに負ける気はないんだけどね」

勝負事がからむと不気味なんだよな、こいつは……


話題安価↓１
１．勝負にこだわる理由
２．裁判中の態度について
３．自由安価

選択　２


安藤「前から聞きたかったんだけど……なんでそんなに攻撃的なんだ？」

国定「え、誰が？」

安藤「いやお前だよ。捜査や裁判中に挑発的な態度を取るじゃないか」

安藤「それに稲本や椰和原……死んだ奴らまで馬鹿にするような発言はさすがに許せないぞ」

国定「ああ、その事か……ゴメンゴメン、でもあれは楽しんでやってる訳じゃないんだ。あれはわざとやってるんだよ」

安藤「は、はあ？　わざと？」

国定「そうだよ。捜査や裁判だと今まで仲間だった人が死んでるし、自分の命がかかってる……」

国定「そんな状況で皆、捜査や裁判に奮起できるかな？　むしろ臆してしまう人の方が多いんじゃないかな」

安藤「それは……そうかもしれないけど」

……確かに、俺も前回の事件はショックで動けなかったんだ。

国定「でもプレイヤーがそれじゃ、せっかくのゲームがつまらない……」

国定「ほら、ムキになってやった方がなんでも面白いって言うでしょ？」

安藤「……やっぱり自分が楽しむ為じゃないか」

国定「あれ、そうとも言えるのかな？　まあボクがそんな態度を取ってるのは事件の時だけだからさ、安心してよ」

安藤「いや……事件関係なくお前に馬鹿にされた覚えがあるぞ」

国定「え、そう？　ゴメン、本当に覚えてないや。あははっ！」

……元々そういう性格なんじゃないのか？


【ＩＮＦＯ】
国定の好感度が上がりました。
スキル『抜群の集中力』を手に入れました。

『抜群の集中力』……裁判時の集中力が＋２される。


安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

すみません安価先間違えてました。水晶ドクロは前回で使ってますね
>>305からキャットドッグプレスを除いたものが現在のプレゼントです。

再安価↓１

プレゼント　ラジオくん人形


安藤「……こういう人形とかどうだ？」

国定「あ、今の流れでプレゼントくれるんだね。なんだか悪いなあ」

安藤「それ、人気番組の司会進行キャラらしいぞ」

国定「へえ、かわいくていいんじゃない？」

安藤「……それだけか？」

国定「え？　うん」

いまいち喜んでるのか分かりにくいな……


どうやら少しは喜んでくれたようだ。

【ＩＮＦＯ】
国定の好感度が少し上がりました。

今日はここまで、安価ありがとうございました。
次回は金曜日の夜になると思います

今から再開します、２４日目終了までを予定

【24日目　夕　自由行動】


ラウンジで時間を潰してから部屋に戻った。
国定は途中で娯楽室に向かったみたいだけど……しかし一人で何でするんだろうか。


さて、夕方からはどう過ごすか。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……14枚）

選択　２　御々崎


個室の前を歩いていると、部屋から出てきた御々崎に遭遇した。

安藤「ああ、御々崎か」

御々崎「………………」

安藤「なんか目が虚ろだけどどうした？」

御々崎「…………さっきまで寝てた」

安藤「さ、さっきまでって、お前朝も寝坊してたんじゃ？」

御々崎「朝に起こされたから眠いんじゃない……」

本当に寝てばっかりだな。寝るのが好きなのか……いや体力が無いのか？

御々崎「ふああ…………何も用ないなら、もう行くけど」

用はある訳じゃないけど、このままスルーもなんだし何か話すか。

話題安価↓１
１．記憶について
２．身勝手さの理由について
３．自由安価

来ないのであげ
安価↓

選択　１


安藤「そういえば記憶の事なんだけど……」

御々崎「……！　記憶が何？」

安藤「いや、お前って記憶にこだわってるのかって聞こうとしたんだ。記憶の話の時にモノクマにもつっかかってたし……」

安藤「今も反応を示したしな。何か理由があるのか？」

御々崎「…………私には記憶が無いから」

安藤「それは……モノクマが学園生活の記憶を消したって話か？」

御々崎「違う。私は……ここで起きた時から、それより前の事をまったく覚えてない」

安藤「え……それって記憶喪失なんじゃないのか！？」

御々崎「……私が覚えてたのは、自分が御々崎　純っていう超高校級の絶望で入学した生徒って事と……」

御々崎「私がこの場所に来たのは、やらなければいけない何かがあったって事。それ以外は何も……覚えてない」

ほとんど何も覚えてなかったって事か。自分の事すら名前と才能以外は……

安藤「そんな、どうしてそんな大事な事を言わなかったんだ。不安だったはず……」

御々崎「…………ふん。聞かれなかったし、言うつもりもなかった」

御々崎「私がここに来たのには絶対に理由がある。それだけが分かればいい……」

御々崎「記憶が無い以上、私が信じられるのは自分の感覚だけだから」

記憶にこだわっている理由はその分からない何かの為って事か……。
本人にも分からない、御々崎がここに来た目的はなんなんだろう。


【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度が上がりました。
スキル『唯我独尊』を手に入れました。

『唯我独尊』……問題を間違えた後に使用可能。集中力を３消費してその問題を正解扱いにして裁判を進行する。

[通信簿　御々崎　純]
御々崎は学園に来る前の記憶の一切を失っている。
覚えていたのは名前と才能、そして強い目的意識だけだという。


安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>305から選択）

プレゼント　だれかの卒業アルバム


安藤「えっとこれモノモノマシーンから出てきた物だけど、何か記憶の手掛かりにならないか？」

御々崎「……誰の卒業アルバムなのよ」

安藤「ここで出てきたしたぶん希望ヶ峰の卒業生なんじゃないか？」

御々崎「はあ、手掛かりになりそうもないけど……一応もらっとく」

そこそこには喜んでもらえた……みたいだな。


【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度がやや上がりました。

【24日目　夜　見回り】

御々崎が記憶喪失だったとは……。
あいつの横暴態度もそれに関係しているのかもしれない。


さて、見回りの時間だ。しっかり巡回しよう。


安価↓１

１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……１４枚）
４．チケット使用　（現在　2枚）

選択　２　ミリア　コンマ　04　遭遇失敗


　「………………」ｶﾞｻｶﾞｻ

安藤「あれ、そこに誰かいるのか？」

　「…………！」ﾀﾀﾀｯ

真理木「どうしたの、誰かいた？」

安藤「さっき物音がしたんだけど……何もないか？」

不動「……おそらく気のせいだろう」

　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　：

ミリア「……ふーっ、アブないトコロでした。マジックのタネはトップシークレットですからね！」


【ＩＮＦＯ】
モノクマメダルを3枚手に入れました。（現在のメダル　17枚）

【24日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
不動　霜平……８７
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……６８
真理木　優莉……６１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
御々崎　純……４０
国定　獏兎……３９
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]


現在のモノクマメダル……17枚
『夢現チケット』　……2枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
G-SICK
蝶ネクタイの変声機
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター×２
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

【モノクマげきじょう】


モノクマ「今日で現在生存してる人からのスキルは全部集まりました、オメデトウ！」

モノクマ「正直、御々崎さんの記憶喪失云々はチャプター３くらいで知る想定だったけど……」

モノクマ「安価で全然選ばれてないからね、仕方ないね！　それはさておき……」

モノクマ「明日このままいくと、動機発表があります。これまでよりちょっと早いけど動機発表後にも一日自由行動時間があるからです」

モノクマ「なんで学級日誌の使用安価↓３まで多数決します！」


↓３まで多数決（二票で決定）

【ＩＮＦＯ】
自由行動が一日延長されました。


という事で今日はここまで
爆弾コンビの好感度も上がり始めてきましたね。
明日の夜にまた再開します

【25日目　朝】

　―　安藤の部屋　―

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』


最近、モノクマが俺達の前に現れないな……。

出てこないのは何よりだけど、何の動きも無いのもかえって不気味な感じがする。

気にしないのが一番だろうけど……とりあえず食堂に行くか。


　―　寄宿舎　食堂　―

ジョージ「ヒヒヒッ、ヒャッハハハハハッハァ！」

原井「本多君、正気に戻ってください！」

ジョージ「あぁん？　オレはジョージだ、間違ってんじゃねえぞコラァ！」

ミリア「落ち着いてください！　クールダウン！　どうどう！」

食堂につくと本多……いやジョージが工具セットを振りかざしていた。
原井やミリアが必死にそれを止めているらしい。

安藤「ど、どういう事だ？　なんでジョージになってるんだ！？」

満「それが……さっき本多くんが高い所にあるものを取ろうとしたんだけど間違って頭から落っこちちゃったんだ」

満「それで気絶したから心配してたんだけど、起きたらジョージくんになってたんだよ……」

真理木「気絶って事はつまり、精神の限界を迎えたって事？　なるほど言ってた通りね……」

安藤「冷静に分析してる場合かよ……」

ジョージ「さあて冷蔵庫解体ショーの始まりだァ！」

ミリア「ダメですよ！　アイスとか食べられなくなっちゃうじゃないですか！」

不動「そもそもなぜそんな事をする。解体なら前の事件でさんざんやっただろう……」

ジョージ「んなもんバラし足りねえからに決まってんだろォ！　あんなショボイもんで満足できるか？」

満「満足できるとかそういう問だ……」

ジョージ「いや無理だ！　バラすしかねえ！」

満「えっ、えええ……」

最初から話を聞く気がないんじゃないか……満もびっくりしてるぞ。

ジョージ「って事で遠慮なくためらいなく秩序なくバラす！　ガチバラす！」

原井「ですが、校則に備品の解体も禁止が追加されたのですよ？」

ジョージ「……何ィ？」

原井「今朝に追加されたようですが、備品の破壊や廃棄の項目に解体も記載されておりました」

国定「あ、ホントだ、気づかなかったよ。流石原井さん」

ジョージ「お前そういう事は先に言えよォ！　もう少しでオレが死ぬじゃねーか、止めろよ！」

原井「だから止めていたのではないですか……」

なんかもうムチャクチャだな……。

ジョージ「チッ、そういう事なら引き下がるが……今日はこの体、オレが乗っ取ったからな！」

ミリア「エッ、今日はホンダくんに会えないんですか？」

ジョージ「ヒャハハハハハ、ざまあみろォ！　バーカバーカ！」

意気揚々とジョージが食堂から出ようとしたとき、いきなり食堂のドアが開いた。

ジョージ「ぶっ！？」

安藤「あっ、ジョージ！？　思いっきりぶつかったぞ！」

御々崎「……？　邪魔」

原井「大丈夫ですか！？」

本多「…………うう、僕は何を……？」

満「戻った……もう一度気絶したから？」

真理木「御々崎さん……ＧＪ、かも」

御々崎「……はあ？」

とりあえずこの場は収まった……のか？


【仕様変更のお知らせ】
前にジョージとのコミュは夕と夜だけと言いましたが、いつでもできるようになりました。
制限する意味が特に無かったので……
コミュによる効果は変わりません。

【25日目　朝　自由行動】


朝から一騒動だった……やっぱりジョージが出てくると波乱が起きるのか。
なるべく本多にも気をつけてもらいたいけど、事故は防ぎようがないしな……。

さて、朝の行動をどうするか決めよう。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）

選択　２　ジョージ


様子を見に、本多の個室に行くか。
さっき派手にぶつけたみたいだし怪我をしているかもしれない。大丈夫か……？


　―　本多の部屋　―

ジョージ「あん、何の用だ？」

……なぜかまたジョージになっていた。

安藤「なんでまたお前が？　本多はどうしたんだ？」

ジョージ「ヒヒッ、さっきの痛みで休もうとしたらベッドからずっこけやがったらしい！　傑作だなァオイ！」

安藤「「また気絶したって事か……怪我とかはしてないのか？」

ジョージ「いてぇに決まってんだろ！　だが動ける喜びに比べたら屁でもねえぜ？」

ジョージ「エンストした車より、ボロボロでも動く車の方がいいって事よ！」

安藤「その例えはよく分からないけど、とりあえずは無事みたいだな」

ここで遭遇したのも何かの縁かもしれないし、ジョージと何か話すか。

ジョージ「ああ、話とかは別にいいからプレゼントをよこせ！　お前の持ってる中で一番いいヤツな！」

……いや、そういう訳にはいかないだろ。


話題安価↓
１．解体屋ジョージとしての悪名
２．本多の事についてどう思ってるか
３．自由安価

選択　１


安藤「そもそも解体屋ジョージって誰が言いだしたんだ？　お前の名前って確かモノクマが言うには本多　譲二って……」

ジョージ「んな名前で俺を呼ぶな！　オレはジョージだっつってんだろ！」

安藤「……もしかして自分で言いだしたのか」

ジョージ「ヒヒヒ、そうだよ。せっかく美しく解体してやったのに誰がやったのか分からねえと意味ねえからな！」

安藤「解体……お前がやった事って実際に事件になってるんだよな。本にも載ってたし」

まあ、あれは都市伝説の本だけど。

ジョージ「まァ、ムカツク奴の物は片っ端から解体分解してったからな。オレも有名になったもんだ！」

安藤「ムカツク奴って誰の事だ？」

ジョージ「……メガネチビをいじめてた学校のクソザコ共だよ。中学生の頃くらいだ」

安藤「本多がいじめられてただって？　嘘だろ、あんなに優しい奴が……」

ジョージ「何が理由かはメガネチビの記憶でも分かんねーけどな。とにかくオレはそいつらの物をバラしまくった」

ジョージ「そいつの持ってるゲーム機だろ、机だろ、自転車だろ……」

ジョージ「そいつらの家の乗用車を全部バラした時は傑作だったぜ！　親まで顔面蒼白になってたぜ、ヒャハハハ！」

安藤「それってさすがに捕まるんじゃないのか……？」

ジョージ「中学生が車数台を一夜の内に分解出来るって、お前信じるか？　サツは信じなかったみてーだけどな！」

安藤「な、なるほど……。でもお前がそれをやったのってもしかして本多の復讐の為なのか……」

ジョージ「はあ？　な訳ねーだろ」

安藤「へ？」

ジョージ「オレはあいつのいじめられてる時の記憶を覚えてんだよ！　クソがっ、オレがやられてるみてーでムカツクぜ！」

ジョージ「プラス解体欲求の憂さ晴らしに……ちょこっとバラさせてもらったっつー訳だ！」

車の分解はちょっとじゃないだろ……
でもこの話でジョージの事はもちろん、本多の事も少し分かった気がする。

【ＩＮＦＯ】
本多の好感度が少し上がりました。

[通信簿　解体屋　ジョージ]
解体屋ジョージが起こした事件は、本多をいじめた同級生への復讐……
ではなく、ジョージによるストレス解消の結果らしい。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>348から選択）

プレゼント　蝶ネクタイの変声機


ジョージ「よし、話終わったからプレゼントよこせよ！」

安藤「要求が直球過ぎるだろ……この変声機とか機械だしどうだ？」

ジョージ「オイオイ、こんなん二秒でバラせんぞ？　もっとごつくて複雑なもん持って来いよ、使えねーなァ」

安藤「………………」

本多なら喜んでもらえてたかと思うと悲しくなってくるな……。


【ＩＮＦＯ】
モノクマメダルを4枚手に入れました。（現在のメダル……21枚）

【25日目　昼　自由行動】


ジョージのブーイングを受けつつ部屋を後にした。
意外と話が出来るくらいにはまともではあったけど……やっぱり本多とは真逆の性格みたいだ。

昼の予定はどうしようか……。


安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……21枚）

選択　国定


国定「やあ安藤クン、最近よく会うね」

安藤「今度は国定か……」

国定「あれ、疲れた顔してるんじゃない？」

安藤「さっきちょっとジョージと話しててな……」

国定「へえ……物好きだね」

国定にさえ物好きと言われてしまった……なんかショックだ。

国定「物好きというか運が悪いのかな？　ああ、ゴメンゴメン。幸運の才能に対してコレは失礼だったね」

安藤「別にいいけど……」

実際、今の状況が幸運なんて思えないしな……。


話題安価↓
１．勝負にこだわる理由
２．勝負運のなさについて
３．自由安価

選択　２


安藤「そういえばお前も勝負運が無いって言ってなかったか？」

国定「うん。なるべく運の絡む賭け事は避けてるって言ったっけ」

安藤「……そういう勝負をやる時は、イカサマしてでも勝つって事も聞いたぞ」

国定「そっか、じゃあボクが何も準備せず勝負した時の話でもしようかな」

国定「実はさ、ボク……一度だけ賭け事で負けたことがあるんだよね」

安藤「えっ、一度だけ負けたって……無敗だったんじゃないのか？」

国定「それは非公式というか周知されてる勝負じゃないんだよね。たぶん今その勝負の事はボクだけが知ってる」

個人的な勝負だった、って事か？

国定「……それはボクの最初の勝負で、運がすべての勝負だった。負けた後に痛感したよ……」

国定「ボクには勝負運とか幸運の女神とか主人公補正なんて、まったくの無縁なんだってね」

国定「その時に分かったし決めたんだ。……勝者は勝つべくして勝つという事を」

安藤「その勝負で負けて……お前はどうなったんだ？」

国定「……ボクが持っていたもののほとんど全てを失ったよ。取り返しのつかないものが、ね……」

安藤「………………」

国定「ここぞという時にボクは勝てなかった。その勝負に勝ってさえいれば……希望ヶ峰には来てなかったかもしれない」

安藤「……勝ってれば来てなかったって、普通は逆じゃないのか？」

国定「ああ、そうだね……なら言いかえるよ。負けたからこそ、ここにいるって言った方が正しいんだ」

国定は一度だけ勝負に負けた……？
それで運が無いと自称している……いや、運をまるで信じていないのか。


【ＩＮＦＯ】
国定の好感度が上がりました。

[通信簿　国定　獏兎]
国定は一度だけ勝負に負けた事がある。
運がすべてのゲームで負け、自分の勝負運の無さを痛感したそうだ。


安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>348から選択）

プレゼント　G-SICK


安藤「……えっとこれいるか？」

国定「これは……腕時計だね」

国定「ああ、そういえばギャンブルをしてた時に腕時計にイカサマを仕組んでた人がいたなあ」

国定「腕時計でボクの心拍数とか体温が分かるようになっててさ、動揺してるかどうか分かる仕掛けだったんだ。いや、懐かしいなあ！」

安藤「動揺してるかバレるって……その勝負は勝てたのか？」

国定「え？　もちろんさ！」

どうやって勝ったんだよそんなの……。

【ＩＮＦＯ】
国定の好感度がやや上がりました。

今回はここまで、安価ありがとうございました
今日の夜にまた更新すると思います。

ティッシュくじ引きという運ゲーにみせかけたイカサマ合戦
案外国定向きなのかもしれません

21時から再開します

【25日目　夕　自由行動】


国定が負けた話か……。
勝負に関してはいつも自信たっぷりな分、気になるな。


もう夕方か、何をして過ごそうかな。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……21枚）

選択　２　御々崎


御々崎を探してみるか。
たぶん部屋で寝てるか、食堂で何か食べてるかだろう。


　―　　食堂　―

御々崎「………………」

安藤「お、いたいた」

御々崎「……何？」

怪訝そうな顔で睨まれた。いつもの事ではあるけれど少しひるんでしまう。

安藤「いや……少し気になる事があるから話そうと思ってさ」

御々崎「……何？」

さっきとまったく同じトーンだな……。


話題安価↓
１．自分の事について少しでも覚えていないか
２．人を寄せ付けない理由について
３．自由安価

選択　２


安藤「一度聞いてみたかったんだけどさ、なんでそんなに人を寄せ付けないんだ？」

御々崎「はあ？」

安藤「真理木やミリアや皆は、お前によくしてくれてるじゃないか。なのに辛辣な事を言うなんて……」

御々崎「……絶望だから。たぶんそれが理由」

安藤「絶望って……お前の才能の事か。でもその才能って一体なんなんだよ？」

御々崎「……私がどうやって絶望の才能を得てここに来たのかなんて記憶はない」

御々崎「「けど、いつも頭の中で考えが浮かんでくる」

御々崎「アンタ達と話さない方がいい、この場にいる誰も信じない方がいい、誰かを殺してここから出た方がいい……」

安藤「…………！」

御々崎「……私の感覚がそう言ってる。たぶん私は絶望的な事を本能的に求めている」

安藤「それが絶望の才能って事か……？」

御々崎「だからこそ私は絶望を望んでいるし楽しんでいる……はず」

安藤「……えっ？」

御々崎「……ふん。分かったら近寄らないで」

絶望の才能か……。
でも俺が知っている超高校級の絶望というのは一つの組織みたいなものだったはずだ。
才能にもそういう種類があるって事なのか、それとも……。

【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度が上がりました。

[通信簿　御々崎　純]
御々崎が人を寄せ付けないのは絶望の才能によるものだと言う。
本能的に絶望を求めているというが……。


安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>348から選択）

プレゼント　ミネラルウォーター


安藤「こんなものしかないけど、渡しておく」

御々崎「………………」

安藤「……えーっと」

御々崎「……何？」

安藤「感想はなにか……」

御々崎「あるわけないでしょ……水だし」

そりゃそうか……水だし。

【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度が少し上がりました。

【25日目　夜　見回り】


真理木「今日はジョージも出たから、気をつけてパトロールしましょう」

不動「……班長ではなくなっても、結局78㎝が仕切るのか」

真理木「あっ……ついいつもの癖が、ゴメン」

安藤「まあまあ、全体のリーダーは真理木みたいなもんだろ？」

不動「……別に不満として言ったわけではないから安心しろ。むしろ誰かが仕切ってくれるなら楽でいい」

真理木「なんだ。アンタっていっつも真顔だから意図が分かりづらいのよ」

怪しい発言をした時は大体セクハラ目的って分かるんだけどな……。


それはともかく、今夜も見回りだ。

安価↓１
１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……21枚）
４．チケット使用　（現在　1枚）

選択　４
※チケット枚数表記ミス、現在２枚で１枚使用です


　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　：

　―　安藤の部屋　―

見回りも終わったし、今日はチケットを使おう。

いい夢が見られますように……。

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安価↓１　選択してください
１．伊田
２．桐子

　―　　教室３-Ｂ　―


………………。

う、ここは…………教室か。

　「おーい安藤？　大丈夫っすか？」

安藤「……？　あ……」

桐子「いきなりぼーっ、としてどうしたんすか」

安藤「桐子……？　……ああそうか、今は解放された三階の探索中だったか」

桐子「もしかして寝ぼけてんすか？　確かに昨日の一発芸大会盛り上がったっすけど……」

桐子「探索中に居眠りでもしたら、原井ちゃんに怒られちまうっすよ」

安藤「そうだな……いや、その前に校則違反でおしおきになるじゃないか」

桐子「今のうちに葬式に飾る写真代わりにスケッチしとくっすか？」

安藤「や、やめてくれよ縁起でもない！」

桐子「ははっ、冗談っすよ。ま、とっとと脱出の手掛かりを見つけて、こっから脱出っす」

明るく冗談を飛ばす桐子……なんだか久しぶりな気がするのは気のせいかな。

何か話そう。


安価↓１
１．桐子の家族について
２．絵を描き始めたきっかけ
３．自由安価

選択　２


安藤「桐子が絵を描き始めたきっかけってなんなんだ？　名画を見たからとか？」

桐子「きっかけっすか……。まあ確かに名画を見て画家になろうとは決めたっす」

安藤「へえ、きっかけになったのってどんな絵だったんだ？」

桐子「いや覚えてるのは値段だけっすよ。何描いてんだか分かんない絵が、何億って値段と知ったときは正直ビビったっす」

安藤「ね、値段って……」

桐子「うちの家、親が死んで貧乏だって言ったすよね。そんでまあ……画家になろうと」

安藤「中々不純な動機だな……」

桐子「あはは、そりゃそっすね。んでそっからなんとかモノにならないかって絵を描きまくってたんすけど……」

桐子「知っちまったんすよね……。そういう名画って、画家が死んだ後に評価されるんだって」

安藤「ああ、そういえばそうだな。結局お金を儲けてるのは画商だったりするんだっけ」

桐子「そう！　でも金が必要としてるのはあたし達で今欲しいじゃないっすか！　そんでもうショックだったって訳っす……」

安藤「それはまた……でも今も絵を描いてるんだろ？」

桐子「なんていうか……がむしゃらにやってるうちに絵を描いてないとしっくりこなくなってんすよ」

桐子「今も金を目的に描いてるのはそうなんすけど、それだけじゃないっていうか……」

安藤「それは、絵を描くこと自体が好きになったって事なんじゃないか？」

桐子「そうなるんすかね。なんかこっ恥ずかしいっすけど……」

照れながらも楽しそうに絵の話をする桐子……
本当に絵の事が好きなんだろうな。

桐子「そう……絵を描くことは嫌いじゃなかったんすよ。けどあの時の大田原の絵だけは……描くのがすごく恐ろしかった」

安藤「大田原の絵？　スケッチでも描いたのか？」

桐子「……アタシは馬鹿やっちまったんす。本当は覚悟なんてしてなかった」

桐子「家族を助ける為なんだって言い訳して、臆病を隠して強がってただけっす……」

安藤「桐子……？　お前は……」

桐子「大田原には謝っても足りねーような事したっす。原井ちゃんにも……結局傷つけただけかもしんないっす」

桐子「あたしに言う資格が無いのは分かってるっす。けど言わせてほしい……」

桐子「あたしみたいな弱くて馬鹿な奴がいたら、殴ってでも止めて欲しい。……それだけ、頼んだっす」

安藤「……ああ。絶対に殺し合いなんてさせない。それと……」

安藤「お前は弱くなんてなかったと思うぞ。それはきっと……原井も、皆も思ってるとはずだ」

桐子「……そっすか。なら……良かったっす」


桐子……確かにお前は間違えを犯した。
けどもうそんな間違いは誰にもさせないから……任せてくれ。


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【ＩＮＦＯ】
スキル『一筆描き』を手に入れました。

『一筆描き』……集中力を３消費して、不要な文字を全て消し去る。（閃きアナグラムで有効）

【25日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
不動　霜平……８７
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……７３
真理木　優莉……６１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
御々崎　純……５４
国定　獏兎……５３
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]


現在のモノクマメダル……21枚
『夢現チケット』　……2枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

【モノクマげきじょう】

モノクマ「ジョージクン、国定クン、御々崎さん……」

モノクマ「延長の一日は問題児とがっつりコミュというマニアックな一日でした！　悔いは無いよね？」

モノクマ「えー、そんな爆弾ズに関するヒントです。そいつらのプレゼントの好みですが……」

モノクマ「国定クンは何をあげても割と喜ぶよ。その代り精神力が高くてなかなか好感度が上がらない訳だけど……」

モノクマ「御々崎さんは好き嫌い多すぎ！　とりあえず食べ物を渡しておけばハズレはないんじゃない？　さすがに水はビミョウっぽいけど！」

モノクマ「ジョージクンは……何あげても文句を言うから、機械を適当にあげちゃいな！　好物は他にもあるみたいだけどね！」

モノクマ「ではそんなところで、今日は終了、次回はいよいよ動機発表！　うぷぷぷぷ……」

という事で終了です、安価ありがとうございました。
次回更新はおそらく平日中に…

結局平日中には進められなかった…
今日の21時から始めます。安価少ないですがよろしくお願いします

【26日目　朝】

　　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

　『……配布する物があるため、全員体育館に集合！　遅れたらあかんよー！』


……！　ついにモノクマが動いてきたか。

配布するものってなんだ？　どうせロクな物じゃないのは確かだろうけど……

　―　校舎１Ｆ　体育館　―


真理木「配布物って一体なんなの？」

本多「前にあったＤＶＤみたいな物じゃないといいですけど……」

不動「むしろそういった物の可能性が高いだろうな」

御々崎「……情報になればＤＶＤでもいいけど」

体育館にはすでに全員が集まっていた。
そして全員が揃うタイミングを見計らっていたのか、壇上からモノクマが現れた。

モノクマ「オマエラ、おはようございます！　暇してた？」

国定「うん、ちょっと退屈だったよ。やる事もないしね」

原井「退屈であろうと平穏な日常が一番です。それでここに呼び出した理由とはなんなのですか？」

モノクマ「やる事が無いからだれる、目的が無いからつまらない……」

モノクマ「そんなオマエラの目を覚まさせるために今日はある物を用意しました！」

ミリア「もしかしてプレゼントですか？」

そう言ってモノクマは俺達の前にそれぞれアタッシュケースを置く。中に何か入っているらしい。
ＤＶＤの時の同じパターンじゃないか……また俺達の不安を煽る物が？

恐る恐るケースを開けると中に入っていたのは……

安藤「……これ、拳銃じゃないか！」

用意されていたのはポケットに入りそうな大きさの拳銃とホルスターだった。
銃の撃鉄にあたる部分には代わりに『３』と表示された小さなパネルがついている。
さらに持ち手の部分には『アンドウ』と文字が刻印されていた。

不動「口径は小さ目だな……だがこんなモデルは見た事が無い。オーダーメイドか？」

モノクマ「そう、オマエラの為にわざわざ造ったんだよ。感謝感激雨あられ、台風竜巻ハリケーンでしょ？」

満「ほ、本物なのこれ……？」

パァン！

安藤「！」

いきなり銃声が響き体がびくっと震える。
本物の銃声なんて一度も聞いたことは無いけれど、それでも紛れもなく本物だと分かる乾いた音だった。

御々崎「……本物か。え、パネルの数字が……」

本多「な、なんでイキナリ撃ってんですか！？」

どうやら撃ったのは御々崎だったらしい。床には穴が空いている。

モノクマ「コラー、説明する前に撃たない！　弾にだって限りはあるんだから！」

御々崎「このパネルの数字はどういう意味？　『２』に変わったんだけど」

御々崎が銃の後ろ部分を見せると、確かにパネルの数字は『２』に変わっていた。

モノクマ「数字はその銃の残り弾数を表してるんだ。最初は3発入ってて、今撃ったから『２』に変わったってワケ！」

国定「へえ、三発しかないんだ。説明が無かったのにあの御々崎さんでも撃てたって事はかなり使いやすい銃みたいだね」

御々崎「……なんかムカツク」

不動「この銃、弾丸を装填する部分が見当たらないが」

モノクマ「オマエラが勝手に弾丸を取り外せないように造ったからね。ボクしか弾丸の取り外しも補充もできないよ」

モノクマ「ホルスターと銃には各自の名前が彫ってあるから記念にもなるでしょ！」

ミリア「なるほど、キネンヒンって事ですか！」

本多「いや、なんの記念にもなりませんって……」

真理木「こんな凶器を全員に配布する事が今回の動機って事？」

原井「そのようですね。ですが使わなければ、いえそもそも持たなければいいのです」

モノクマ「……うぷぷ」

その瞬間、ピピッ、と音が鳴った。電子生徒手帳からだ。

確認すると校則が追加されていた。内容は……


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13．特製銃の所持の放棄を禁止します。

14．特製銃の弾丸を殺し合い目的以外で意図的に使い切った場合、罰則があります。

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所持の放棄を禁止……？　まさか……！

満「これって、この銃をずっと持ってなきゃいけないって事……！？」

国定「それに弾丸を使い切る事もできないし、全員が凶器を持たざるを得ないって事か。ははっ、怖いなあ」

安藤「な、なんだよそれ……！　そんな事をする意味は無いだろ！」

モノクマ「うぷぷ……これはテコ入れなんだよ」

安藤「テコ入れだって……？」

モノクマ「凶器も無く、救出待ちでのうのうと過ごしているオマエラの目を覚まさせる為にはテコ入れが必要なんだよ！」

原井「そんな理由でこんな物を……！」

真理木「ふ、ふざけないでよ！　こんなのがあったら凶器を二階に集めた意味が無いじゃない！」

不動「落ち着け……結局は使わなければいい話だ。こんな凶器があろうと……」



モノクマ「そんじゃ、その銃でバリバリ殺し合いフィーバーしちゃってね…………不動クン、御々崎さん！」

御々崎「……何？」

不動「………………」

ミリア「ミミちゃんとソウヘイくん？」

……なんで今、モノクマは二人に限定して言ったんだ……？

本多「……えっ、今の発言は一体？」

モノクマ「だから不動クンと御々崎さんには、その銃で頑張ってもらいたいと思ってさ！」

真理木「な、なんで御々崎さんと……不動、なのよ……？」

モノクマ「だってさ、そいつらは…………」

不動「………………」


モノクマ「ボクサイドの仲間だから！」

不動と御々崎がモノクマサイド……って……！

安藤「ちょ、ちょっと待て！　それって……」

モノクマ「裏切り者って事だよ。そいつらはオマエラの味方じゃないのです」

満「で、でも裏切り者は伊田くんだったはず……！　最初の裁判でそう言ってたはずだよ！」

モノクマ「この中に裏切り者がいるとは言ったけど……一人だけいるとは言ってないんですねこれが！」

御々崎「はあ？　私はアンタの仲間になった覚えなんてないけど」

ミリア「そうですよ！　ミミちゃんやソウヘイくんが裏切り者なんてありえません！」

御々崎「……アンタから信用される覚えもないけど」

満「じゃあやっぱりモノクマの嘘なんだよね……？」

不動「………………」

真理木「ちょっと……答えなさいよ？　裏切り者なんかじゃないって……」

モノクマ「答えられないって！　だってオマエラのＰＣ、水かけて台無しにしたの不動クンだし！」

本多「不動さんが……？」

国定「ああ、ジョージクンが分解したＰＣ、水で壊した人は謎だったけど……犯人は裏切り者だったんだね」

不動が俺達の脱出の妨害をしてたのか……？

不動「……モノクマの言った事に間違いは無い」

ミリア「え……えっ？」

真理木「なによ、それ……どういう事！？」

原井「待ってください！　仮に二人が裏切り者だったとしても伊田さんのように脅迫されて、やむを得なかったのではないですか？」

満「……そうだよ。きっと何か事情が……」

モノクマ「ないよ。不動クンに対してはスカウトはしたけど脅迫はしなかったんだよねえ。快く引き受けてくれちゃった！」

安藤「なんでだよ！　裏切り者になる意味なんてそんなの……！」

……一つしか、ないじゃないか……！

モノクマ「ここから出る為だよ。　オマエラを騙して、事件を起こして卒業する為にね！」

安藤「……っ！」

不動「……少しでもそう思ったのは嘘ではない、な……」

国定「随分あっさり認めるんだね」

不動「……弁明の余地は無いだろう」

嘘だろ、不動が裏切り者……？　俺達を騙そうとしていた……？

御々崎「……不動がなんだろうとどうでもいいけど、私はアンタとは関係ない」

モノクマ「ああ、御々崎さんはちょっとだけ違うんだよね。潜在的な裏切り者とでもいいましょうか！」

御々崎「……潜在的？」

モノクマ「御々崎さんだけはここにいる生徒とは決定的に違う部分があるんだ。例えば入学前の記憶も無かったりね」

御々崎「……！」

本多「えっ、入学前の記憶もないって……！？」

ミリア「ホントですよ。ミミちゃん、忘れちゃったみたいなんです……」

真理木「話には聞いていたけど……」

満「そうだったんだ。御々崎さんが記憶喪失……」

俺の他にもその話を聞いていた奴はいたのか……。

モノクマ「本来、御々崎さんはなんでもないモブ……招かれざる16人目の高校生だったんだよ！」

原井「御々崎さんは本来いるはずじゃなかった……？」

御々崎「ち、がう、だって……だって私には才能があるじゃない！　それで私は入学して……」

モノクマ「記憶を操作する機械、そして才能を移植する機械……研究室で資料は見た？」

御々崎「それって……まさか……」

だんだん勢いを失っていく御々崎とは対照的に、モノクマはより一層黒い笑みを浮かべていく……

モノクマ「ボクも御々崎さんの扱いには迷ったんだよ？　コロシアイ学園生活の邪魔、ってぶっ殺しちゃうのは簡単だったけど……」

モノクマ「せっかくだしその機械で検証してみちゃった！　……絶望の才能を移植できるのかを、ね」

御々崎「……っ！」

真理木「人体実験って、なんて事を……！」

おっと上と順序ミスです、このレスの次に>>412が来ます、申し訳ない


御々崎「なんで……なんで私だけなの？　何の記憶も無いのよ。絶望って一体何、どういう才能なの！？」

御々崎が銃を突き付けてモノクマに詰め寄る。

原井「御々崎さん、学園長への暴力は……！」

御々崎「うるさい……！　私は知らなきゃいけない、私が誰なのか、ここに来た理由はなんなのか！　じゃなきゃ……！」

モノクマ「うぷぷ……相当切羽詰まってますなあ！　じゃあ教えてあげようか！」

御々崎「……！」

モノクマ「オマエラ、あのＰＣ見たんでしょ？　そこに名簿があったと思うけど、キミの名前あった？」

やっぱりモノクマもあのＰＣの存在には気づいていたのか……。

御々崎「無いって……聞いた」

モノクマ「そりゃそうさ、御々崎さんは希望ヶ峰学園の生徒じゃないんだから」

御々崎「……っ！？」

モノクマ「けど上手くいかなかったんだよね。元々の超高校級の絶望の才能の持ち主とは全く違ってたんだ」

モノクマ「知力、体力、精神力、カリスマ……元々の絶望の持ち主は全てが優秀だったのに、御々崎さんは何一つ受け継がなかった」

モノクマ「受け継いだのは一つだけ……突発的に起こる絶望への衝動。それすらしょぼかったけどね！」

ミリア「トッパツテキ……ミミちゃんが時々ハイテンションになったりするアレですか？」

モノクマ「やる事が凶器を隠すだけ、とかオマエラを邪険にするだけとか、絶望って言うかさあ……」

国定「なるほど、潜在的な仲間ってそういう事か。絶望を求めてボク達の妨害をする事を期待して参加させたんだね」

御々崎「絶望の才能は私の、じゃない……？」

モノクマ「ま、それも仕方ないのかもね。受け継いだのは衝動だけで、絶望に対する感性は普通なんだし！」

本多「普通っていうのは……？」

モノクマ「絶望を絶望として楽しめない……絶望に対してはパンピーと同じ感情しか起きないんだ」

安藤「そうか……だから今までの裁判でおしおきの映像を見た時、御々崎の様子がおかしかったのか」

安藤「御々崎はそれまでみたいに笑ってなかった。絶望を求めているって言っていたはずなのに……」

いや、むしろ俺達と同じように苦しんでいたのか……？

モノクマ「絶望を求めているはずなのに絶望を楽しむことができない……」

モノクマ「これってある意味、最高に絶望しているとも言えるよね！」

御々崎「……違う……！　私は自分の頭で考えてる、私は自分の感情に従ってる、私は……！」

モノクマ「違うよ。キミの記憶も絶望を求める感情も……ぜーんぶ嘘っぱち！」

御々崎「……あ、ああ……！」

御々崎が膝をついて倒れる。
記憶も何もないあいつが信じていたのは、自分の感情だけだったのに……
モノクマはそれすらも弄んでいたのか……。

満「ひ……ひどすぎるよ……！」

モノクマ「うぷぷ……ま、記憶くらいは本当の物を取り戻せるんじゃない？　殺し合いをすればね」

御々崎「…………っ」

ミリア「ミ、ミミちゃん……だまされちゃダメですよ！？」

モノクマ「……えー、そういう訳なんで自分の名前のついた拳銃とホルスターを持ってってください。義務ですから！」

戸惑っている俺達をしり目に、不動と御々崎は無言で拳銃とホルスターを受け取る。

御々崎「………………」

ミリア「ミミちゃん！　待ってください！」

御々崎「……私の、記憶……」

こちらのいう事も聞こえない様子で御々崎は体育館を出ていった。

ミリア「ミミちゃん……」


不動「………………」

安藤「不動！　待てよ！」

無言で出ていく不動に呼び掛けると、立ち止まりこちらを向いた。

安藤「お前は本当に裏切り者なのかよ……！？」

真理木「嘘だっていってよ……不動！」

本多「どうして不動さんが……」

不動「………………」

無言のまま、不動は……拳銃を取り出した。

本多「……えっ！？」

全員の間に緊張が走る。
だって不動の才能は、超高校級のガンマン……！

満「撃つ気なんてない……よね……？」

不動は銃のパネルで弾丸の数を確認すると、そのまま拳銃をしまった。

不動「……事件を起こすつもりは無い。本当だ」

真理木「ちょっと待って、それって……！」

それだけ言うと、不動は体育館から出て行ってしまった。

取り残された俺達は動けなかった。
二人を追いかけるべきだったのかもしれないけれど……拳銃を持っているという恐怖に縛られていたのかもしれない。


国定「とりあえずさ、この拳銃は持ってかなきゃいけないんじゃないかな？」

原井「校則……ですか」

満「でも二人をなんとかしないと、このままじゃ……！」

真理木「ええ。御々崎さんも、不動も……事件を起こしかねない」

ミリア「ミミちゃん、ソウヘイくん……」

真理木「とにかくこの場は、拳銃を取って一度戻りましょう」

本多「そ、そうですね……」

ケースに入った拳銃とホルスターを受け取り、制服ズボンのポケットの位置に取り付ける。

……確かな重さが、服の上から伝わってきた。


この場を離れる前に……誰かと話しておいた方がいいだろうか。

安価↓（話す人を不動、御々崎以外から選択）

選択　真理木


安藤「真理木、あの二人の事だけど……」

真理木「ええ、分かってる。今のままだと二人とも危険……というより、銃のせいでより危険になってる」

真理木「……いくら凶器を封じて安全にしたつもりでも、モノクマにはいくらでもやりようがあるって事なんでしょうね」

安藤「それでも凶器を集めた事はムダじゃなかったはずだ。ここ数日平和だったのは凶器がなかったからだろ？」

真理木「そうね……ネガティブに考えててもしょうがないか。今はできる事をやりましょう」

真理木と二人の事について話しておいた方がいいか……？


話題安価↓
１．不動の事について
２．御々崎の事について
３．自由安価

選択　２


安藤「御々崎が記憶を失くしてた事知ってたんだな」

真理木「同じ班だった時に聞いたの。本人が言うつもりが無いようだったから他の人には言わなかったんだけど……」

真理木「絶望の才能を移植されたなんて……ひどすぎる。そんな事を研究に使うのなんて許せないわ」

安藤「さらにほとんどの記憶も消されてる。そんな中で御々崎が信じられるのって……」

真理木「自分の感覚だけって言ってたわね。でもそれも移植された嘘の物だった……」

安藤「たぶん、あいつは今信じられるものがないんだ。だからこそ自分の記憶を取り戻そうとする……」

安藤「……どうにかして、説得しないと」

真理木「ええ。御々崎さん自身は殺し合いなんてしたくないって思ってるはず」

真理木「今までの裁判だって御々崎さんのおかげで解決した問題もあった。だからきっと……」

御々崎を止める方法……とにかく会って話すしかないな。

【ＩＮＦＯ】
真理木の好感度が上がりました。

【26日目　夜】

あの後、手分けして不動と御々崎を探したが……
部屋に籠っているのか、どこかに行ったのか……見つける事はできなかった。

そのまま夜時間になり、見回りの為に真理木と集まったが……

真理木「不動は来ないか……」

安藤「どうする？　二人で見回りをするか？」

真理木「……悔しいけどそれは危険だと思う。銃があるなら、私達二人相手でも関係ない」

安藤「そうか……なら見回りはやめておくか」

真理木「皆には絶対に外に出ないように言ったし、私達も夜は大人しくしておきましょう。……」

真理木「……どうしたら、いいのかな。御々崎さんも……不動も」

安藤「とにかく、御々崎と不動に会って話すしかない。説得できるかは分からないけど……」

真理木「そうよね……。明日になれば二人も冷静になるかも知れないし……」

真理木「今日は解散にしましょう。……気をつけてね」

安藤「ああ、そっちもな」

　―　安藤の部屋　―


不動と御々崎……このままだと二人は事件を起こすかもしれない。

なんとかして話をしないと……。

でもどうやって探せばいいんだろうか。何か心当たりはないのか？

不動も御々崎も本当に会えるかは分からないけど……見つけられそうなのはどっちだ？


安価↓２（選んだ方のイベントが起こりやすくなります。選ばれなかった方も起こす事はできます）
１．不動
２．御々崎

選択　１


……不動なら会える気がする。根拠は無いけど……
とにかく明日だ。皆で二人を探さないと……。


【26日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
不動　霜平……８７
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……７３
真理木　優莉……７１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
御々崎　純……５４
国定　獏兎……５３
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]


現在のモノクマメダル……21枚
『夢現チケット』　……１枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

今回はここまでです、参加ありがとうございました。

で、フラグの関係上ここで物語全体のヒロインを決める多数決安価を取ろうと思ってたんですけど……
当初考えていた安価の参加条件を一人しか満たしていません（好感度８０以上）

↓１～３（……満でいいですか？）

【ＩＮＦＯ】
満がヒロインに決定しました。
満がＣＨＡＰＴＥＲ４の確定シロとなりました。

ここでのヒロインは物語の役割的な意味でのヒロインです。
……なんで女子陣で満だけこんな好感度高いのか、好感度キャップが無かったら現在120ほどいってます

では次回更新は明日か明後日の夜です。次回もよろしくお願いします

お疲れ様ですー
不動が裏切り者……ここで退場したら男のマロン仲間が全滅か

不動からはなんとなく裏切り臭はしてた…というか死んでほしいキャラがいないぞ
満ちゃんはこの流れでヒロインでない方がおかしい
だってパンツ貰ったしね！(錯乱)

今日は出来そうにないので更新は明日の夜となります、すみません
ちょっとだけレス返しを

>>440
国定「実はボクも男のロマン当ててるんだ。……いや、だからどうという事もないんだけどね？」

>>441
どのキャラも退場してほしくないって感想は本当嬉しいです、ありがとうございます！


ちなみに裏切り者候補は精神力が7以上、つまり桐子、大田原、不動、国定の4人でした。
ぶっちゃけ終盤まで生き残りやすいはずの生徒が候補になってました。2章で二人退場したのでアレですが…
生きてればまた違う展開もあったと思います。

【27日目　朝】

　　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』


昨日は見つからなかったけど、二人とも今日は出てくるだろうか。
食事は必要だろうし、もしかしたら食堂に来てるかもしれない。

よし行ってみよう……とその前に、銃をつけていかないとだった。少し重いんだよなこれ。

……もちろん、使うことは絶対に無いけれど。

　―　寄宿舎　食堂前　―

食堂に向かうと、扉の前に真理木達が集まっていた。その中に不動と御々崎の姿は無い。

安藤「どうした？　入らないのか？」

真理木「それが、扉が閉まって入れないのよ」

本多「朝になったからロックは解除されているはずなんですけど……」

安藤「食堂に入れない……？」

モノクマ「やっほう、おはようございます！」

戸惑っているとモノクマが現れた。
昨日に続いて現れるって事は……何かあるんだろうか。

原井「お早うございます。食堂に入れないのですが、どういう事でしょうか？」

国定「モノクマが出てきたって事は、これもキミの仕業なのかな？」

モノクマ「うぷぷ、諸事情があってね。食糧の補給をしばらく停止します！」



…………停止？　食糧を、って……！

モノクマ「それに伴い、いくつかの施設を封鎖したんだ。食堂、購買部、ラウンジが封鎖場所となります」

満「食糧が無いから食堂に入れないって……そんな！」

モノクマ「だって食事の出来ない食堂とか、ネズミが苦手なネコ型ロボットみたいなもんでしょ？」

国定「そこはネコで良いんじゃないかな？」

モノクマ「あとついでにオマエラの持ってたプレゼントも一時的に没収いたします！」

本多「ラウンジや購買部も入れないんですか……ってプレゼントも！？」

ミリア「じゃあゴハンはどうしたらいいんですか！？」

モノクマ「誠に恐縮ですが、補給の再開までしばらくお待ちください」

安藤「ふざけるなよ！　いつ再開されるんだ！？」

モノクマ「さあてねえ。もう一度裁判が起こる頃には……かな？　うぷぷ！」

真理木「……！　まさかこれも動機……！？」

そういう事か。モノクマがまた仕掛けてきたんだ……！

モノクマ「うぷぷ、だってお前らにも動機が無いと不公平でしょ？」

国定「ボクらが事件を起こす動機って事か。だんだんやり口がなりふり構わなくなってきたね」

真理木「食糧が無いなんて三日も持つかどうか……そんなの無理に決まってるじゃない！」

原井「不公平以前にこれは理不尽というものです！」

モノクマ「おーおー、ブーイングの嵐……。ま、さすがに飲み物も無しじゃきついよね」

モノクマ「つーわけで校舎4階の第二倉庫に腹の足しを置いたから、良かったらどうぞ！」

安藤「腹の足し……？」

モノクマの口ぶりからして食糧って訳じゃなさそうだけど、一体なんなんだ……？

　―　校舎４F　第二倉庫　―

モノクマの言う通り、第二倉庫に向かうと、倉庫の隅にある物が大量に置かれていた。

満「これって……」

国定「缶コーヒーみたいだね」

真理木「しかも全部ブラック。これで喉を潤せって事？」

ミリア「コーヒーですかー、苦いのはノーサンキューです！」

本多「えっ、僕も全然飲めないんですが……こ、これしかないんですか？」

原井「そのようですね……」

安藤「結局、食べ物の類はないのか……」

満「本気でボク達に食事させないつもりなのかな……これからどうしたらいいんだろう」

真理木「……耐えるしか無いわ。未来機関の救助が来るまで」

本多「こ、コーヒーで、ですか……」

安藤「そうするしかないか。飲み物さえあれば少しの間は……」


モノクマ「まーだオマエラ待ちの姿勢なの？」

真理木「モノクマ……！　また来たの？」

モノクマ「言うなればオマエラは弱肉強食のサバンナにいるんだよ？　生きたきゃ殺るしかないんだって！」

モノクマ「ちょうどその為の牙だって昨日に配ったんだしさあ」

ミリア「このハンドガンのことですか！」

安藤「そんな状況にしたのはお前じゃないか。誰も銃なんて使わない！」

原井「その通りです。殺し合いなどと……」

モノクマ「うぷぷ、今はそうやって吠えてるといいよ。でもオマエラはその内、牙を持ってて良かったって思う事になるんだから」

そう言い残すと、モノクマは去っていく。

銃なんて……誰が使うか。

国定「行っちゃったね。さて改めてどうする？」

真理木「……モノクマはあんな事言ってたけど、おそらく未来機関が救助に向かっている事にあせっているはず」

真理木「だからこそこんな手段を取った、とも考えられるわ」

ミリア「なるほど！　もう少しでナ、ナエ…………くんが来るかもしれないんですね！」

原井「苗木さんでしたね。ではやはりそれまでこのコーヒーで凌ぎましょう」

真理木「各自何本か部屋に持ち込んだ方がいいわ。……地味に４階にしかないっていうのも嫌がらせね」

真理木「あとなるべく体力も使わないように気をつけないと」

ミリア「ハイ！　リョーカイです！」

満「……そういえば二人はこの事は知ってるのかな」

安藤「不動と御々崎か。モノクマが伝えているんじゃないか？」

国定「だとしたら少しまずいね。今の二人はさらに危険だ」

ミリア「キケン……ですか？」

真理木「………………」

……そうか、二人が事件を起こす理由がさらに増えたんだ。
くそっ、次から次へと……。

真理木「……二人を放っておくわけにはいかないわね。今日は手分けして探しましょう」

国定「じゃ、ボクはその前にコーヒーを持って帰ろうかな。でもこれ、本当に飲めるのかな？」

原井「……まさかこれすらもモノクマの罠、という事ですか？」

ミリア「むー……じゃあホンダくん、イッポン飲んでみてください！」

本多「えっなんでピンポイントで苦手な僕に！？　本当に飲めないというか、飲んだらまずい事になる気がするんですよ！」

国定「でも慣れておいた方がいいかもよ。苦手っていっても、飲み物はこれしかないんだし」

本多「そ、それはそうですけど……でも確かに喉も乾いてるし……」

ミリア「ファイトです！　ためしてガッテン！」

本多「う…………ううっ！」ｺﾞｸｯ

満「大丈夫？　本当に苦手なら無理はしない方が……」

本多「…………うっ」

原井「本多君？」

本多「ぐっ……うううううう……！」

本多は体をコーヒー缶を落として口元を抑えながら苦しそうに体を曲げている。

真理木「ちょっと本多くん！？」

安藤「おい、本当に大丈夫か？　気分が悪くなったんじゃ……」

本多「………………う」

ジョージ「うまあああああぁぁぁぁぁぁいいっ！！」

安藤「なっ……！」

顔を上げた本多……いやジョージは雄たけびを上げていた。
まさかとは思うけど、コーヒーを飲んで人格が入れ替わったのか……

ジョージ「ヒヒヒッ、なんかヤベー事になってるみてーじゃねえか、ああん？」

満「ま、まさか今のでジョージになったの！？」

ジョージ「なっちゃ悪いかコラ！　しっかしコイツぁ上物のコーヒーだな、オレには分かる！」

国定「ジョージクンはコーヒーが得意みたいだね。本多クンも今はこっちの方がいいんじゃない？」

原井「そういう問題ではありません！」

ジョージ「っしゃあ、このコーヒー大量にもらってくぜ！　ヒャハハッ、これで夜もこの体で動き放題だァ！」

真理木「あ、ちょっと待ってよ！　二人を探す協力を……」

ジョージ「うるせえッ！」

答えながら、ジョージは拳銃をこちらに向けてきた……！

ジョージ「この銃、校則がなけりゃあ今すぐにでもバラしてえところだが……せいぜい有効活用させてもらうぜ！」

安藤「……！　おい、それは洒落にならないぞ！」

ミリア「や、やめてくださいジョージくん……」

ジョージ「ヘッ、分かったらオレに指図すんじゃねえ！　バラしちまうぞ！」

吐き捨てるようにそういうとジョージはコーヒーを持てるだけ持って出て行ってしまった。

真理木「……悩み事がまた増えたわね」

安藤「本当に次から次だな……とにかく今は不動と御々崎を優先しよう」

満「……そうだね。ジャマさえしなければジョージくんも今は何もしてこないと思う」

原井「私もそう思います。では一度部屋に戻りましょうか」


不動と御々崎、それに食糧の問題……さらにはジョージまで出てきてしまった。
認めたくないけどモノクマの言った通り危険な状況にあるのは確かだな……。

【27日目　朝　イベント】


一度部屋に戻り、コーヒーを置く。
しばらくはこのコーヒーで凌ぐのか……。

……二人もこのコーヒーで飢えを凌ぐしかないはずだ。
なら第二倉庫なら二人も来るんじゃないか……？

今ならモノクマが伝えた直後かもしれない。行ってみよう……！


　―　校舎４Ｆ　第二倉庫　―

第二倉庫に向かうと、缶コーヒーを探っている人影が見えた。

安藤「やっぱり来てたか……」


　「…………！」


安藤「探してたんだ……不動」

不動「………………」

不動「……俺を探してただと？」

安藤「ああ。皆心配して探してるんだよ、昨日もお前と御々崎は見つからなかったんだし……」

不動「なら言っただろう。御々崎は知らないが、俺は事件を……お前らに危害を加えるつもりは無いと」

不動「俺は部屋に籠っている。……だから殺し合いの心配はするな」

安藤「そうじゃなくて、お前の心配だよ。お前が内通者って事だってまだ納得してないんだ！」

不動「……俺が内通者だった、それは事実だ。そして裏切り者を心配する必要は無い」

安藤「……なら聞かせてくれよ」

不動から聞きたい事、それは……


安価↓１
１．内通者になった理由はなんなんだ
２．事件を起こすつもりはないって信じていいのか
３．どうして皆から距離を取るんだ
４．自由安価

選択　２　

安藤「事件を起こすつもりは無いって言ったけど、信じていいのか？」

不動「……ああ。殺し合いはしないと誓おう」

安藤「……分かった、信じるよ。でもそのつもりならなんで俺達からわざと離れるんだよ」

不動「………………」

安藤「もうモノクマの言う事を聞くつもりはないって事だよな。なら皆に事情を説明すれば……」

不動「……俺の存在そのものが火種になるだろう。こんな凶器を使いこなせるというなら尚更だ」

安藤「でも、俺はお前の事を信じてるぞ」

不動「……確かにお前のような奴なら信じるかもしれないな。だが……全員ではない」

不動「なら俺は出ていくべきではないだろう」

安藤「そんな事……！」

不動「……俺は部屋に戻る。何か用事が無い限り出る事はないと伝えておけ」

そのまま不動は答える隙も与えず足早に去って行った……。


あいつが俺達に事件を起こして欲しくないと思っているのは確かなんだ。
だからこそ争いを生まないように皆を避けている……。
不動は内通者だったとしても、本当に俺達を陥れようとしているとは思えない。

でも殺し合いをしないとは言ったけれどあいつの言い方……何か嫌な予感がする。

俺だけじゃ、説得しきれないのかもしれないな……。

【27日目について】
今日はコミュは出来ませんが、今日の行動によってこのチャプターの事件の内容が変化します。
そして不動と御々崎の説得には成功させる条件が存在します。
また、間違えた選択をしてもヒントは出ます。
残りの行動は昼、夕、夜です。



【27日目　昼】

不動が部屋にいるという事は分かったけど、皆の元に戻るつもりはないみたいだ。
俺だけじゃ不動を説得は出来ないのかもしれないな……。
誰かに協力を頼んだ方がいいのかもしれない。

時間的には昼か……どうするかな。

安価↓２
１．誰かと相談する
２．不動に会いに行く
３．御々崎を探す（コンマ40以上で発見）

選択　３　コンマ３２　発見ならず


御々崎……あいつは今どこにいるんだ？

第二倉庫、御々崎の部屋……とにかく思いつくところに行ってみよう。

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

……ダメだ、見つからない。
どこかですれ違ってしまったのか……？


[ヒント]
二人の説得にはそれぞれ誰かの協力が必要になります。
正解の人に相談した後、一緒に会いに行く事で説得が可能です。

不動は正解が一人のみ、御々崎には正解が二人います。

【27日目　夕】

結局、御々崎は見つからなかった。
他の人が見つけているといいけど……

夕方になった。どうするか……

安価↓２
１．誰かと相談する
２．不動に会いに行く
３．御々崎を探す（コンマ40以上で発見）

選択　１　真理木


安藤「真理木！」

真理木「安藤？　二人について何か進展あったの？」

安藤「御々崎は探したけど見つけられなかった。けど不動は見つけたんだ」

真理木「不動を見つけたですって！？　話はしたの？」

安藤「ああ……でも俺じゃ説得できなかったんだ。今は部屋に籠ってるみたいだ」

真理木「説得できなかったって……どういう事？」

ここで……どうするか。


安価↓１
１．一緒に不動の説得に行くように頼む
２．やめておく（時間変化なし）

選択　１


安藤「俺と一緒に不動の部屋に来てくれ。たぶん真理木なら……不動を説得できるかもしれない」

真理木「私が……？　……分かった、行く」

真理木「部屋に籠ってる場合じゃないでしょうが……聞きたい事は山ほどあるんだから！」

安藤「ああ。よし、不動の部屋に行くぞ！」


【ＩＮＦＯ】
真理木に協力を頼んだため、夜時間の行動は不動の説得に決まりました。

今日はここまで、お疲れ様でした。
次回は木曜日か金曜日の夜となります

ちょっと遅くなりましたが始めます
安価は少な目です

【27日目　夜】

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『えー、校内放送でーす、午後夜10時になりました。ただいまより夜時間です』

　『現在、一部施設は立ち入り禁止となっているのでご注意ください』

　『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


安藤「夜時間になったか。急ごう」

真理木「ええ。銃を持ってて危険とか、もうそんな事は言ってられない」

……大丈夫だ。真理木もいるし、話し合えば事情を打ち明けてくれるはずだ。

　―　不動の部屋　前　―

ピーン、ポーン……

……………………。

安藤「……もしかして寝たのか？」

真理木「それは無いと思う。不動もコーヒーしか飲むものが無いはずだし」

そういえばまだ目が冴えて眠くないな……これはコーヒーのせいか。


……ｶﾞﾁｬ

安藤「！」

不動「……安藤、またお前か。何か用か」

真理木「私もいるわよ」

不動「78㎝……。……悪いが夜の見回りは遠慮する」

真理木「そうじゃなくて、話があってここに来たの。入らせてもらうわよ」

不動「………………」

　―　不動の部屋　―


安藤「それで話なんだけど……」

不動「俺から話す事は何もない。再三言うが、殺し合いをするつもりは無い」

不動「……まあ、それが信用できないからここに来たんだろうが」

真理木「……！　あんた勝手過ぎよ！　私達を信用してないのはそっちじゃない！」

不動「………………」

安藤「不動、それは違うぞ。真理木はお前が心配だからここに来たんだ」

真理木「ぐぐぐ……」

不動「……睨まれているのだが」

安藤「落ちつけ真理木。口論するためにここに来たんじゃないだろ」

真理木「わ、分かった。ちょっと待ってて、頭冷やしてくる……」

真理木は気持ちを落ち着けるために外に出て行ったらしい。
感情的になってたけど、連れてきたのは失敗だったか……？

不動「……何をしにきたんだ、あいつは」

安藤「…………。なあ、本当に事情は話してくれないのか？」

不動「言っただろう。ここを脱出するために内通者になった事は事実だと」

安藤「でも分からないんだよ……ならなんでお前はモノクマも裏切ったんだ」

安藤「こうやって皆を避けてるのも皆を刺激しない為なんだろ。脱出したいから内通者になったって理由と真逆じゃないか」

不動「お前らと過ごす内に気が変わった。お前らを裏切ってまで……ここを出る価値は無い、とな」

安藤「不動……。なら途中で内通者って事を言ってくれてもよかったんじゃ？」

安藤「そうしたら今回みたいに動機に利用されることも無かったかもしれない」

不動「……俺を信用する奴が何人いるかだ。結局、疑心暗鬼になる事には変わりはしない」

不動「それに……伊田の事もあった」

安藤「伊田？　確か伊田もモノクマの内通者だったけど……」

不動「あいつが脅迫されていた事を知って俺は……内通者を続けるべきだと思った」

安藤「どうしてだよ？　あいつにも事情があったって皆分かったのに……」

不動「内通者はおそらく俺の他にはもういない。だが俺が内通者の役を降りればモノクマは他の奴を選ぶだろう。脅迫によってな……」

安藤「伊田が脅されていたようにか……」

不動「俺には脅迫されるようなネタは無い。だから俺が適役だとそう思ったんだ」

安藤「お前、皆の事を考えて……」

不動「だが結局俺が裏切っている事自体が動機になるんだ。分かっていたはずだったが……」

不動「……俺に出来ることはもう信頼を取り戻す事じゃない。それは……分かっている」

不動「だから……もう俺に構うな」

不動……やっぱりお前は皆の事を考えているんじゃないか。
そうやって閉じこもろうとしてまで……。でも、そんな事をする必要なんてないはずだ。

安価↓２、３まで
不動に言いたい事、聞きたい事があれば

一人で抱え込むな、仲間だろう
それに心配しているのは俺だけじゃないんだぞ。

この馬鹿野郎。
何でその気持ちを最初から言ってくれなかったんだ。
俺は不動の言葉を……不動自身を信じたいからお前に会いに来たんだぞ。

人は成長するものなんだ…満も前を向き！原井も立ち直った！まりきも一人で抱え込みすぎなくなったし…俺も稲本の事件から少しは立ち直った！
だがまだ完璧じゃないだから、本当にみんなを想うなら俺と一緒にお前も前を向かないと！

>>482>>483>>484


安藤「この馬鹿野郎、なんで最初から言ってくれなかったんだよ！」

不動「……俺には言葉以外に信用させるものはない。それだけで信用するとは思えなかった」

安藤「俺はお前自身を信じたいから会いに来たんだぞ……！」

不動「………………」

安藤「仲間だろ、一人で抱え込むなよ……こんな時だからこそ一緒に行動するべきだ」

不動「俺は事件の火種になる。その危険性は話しただろう」

安藤「満だって原井だって……俺だって他の奴らの死を乗り越えてきたんだ。そんな中で殺し合いを起こす事なんて無い！」

安藤「それに心配しているのは俺だけじゃないんだぞ……！」

不動「……確かにお前なら信じてくれるんだろう。80㎝も82㎝もそうかもしれないな」

安藤「じゃあ……！」

不動「だが全員がそう思っている訳では無い。……事件を起こすつもりはなくとも、俺を警戒しすぎるあまり危険になる奴もいるはずだ」

安藤「……誰の事を言ってるんだよ？」

ｶﾞﾁｬ

真理木「待たせてゴメン。不動、話を……」

不動「………………」

安藤「真理木。戻って来たか」

不動「……安藤にも言ったがもう俺に構うな。話す事はない」

真理木「な、なによそれ。話すらさせてくれないっていうの……？」

安藤「お前は真理木の事を信用してないのか？」

不動「……俺を一番警戒しているのは78㎝、お前のはずだ」

真理木「どうしてよ……」

不動「……リーダーだからだ。お前は今まで事件を防ごうと、モノクマの策に懸命に対抗してきた」

不動「だからこそ今回の動機にも、だ。俺自身が凶器なんだからな」

安藤「それは……」

不動「俺はずっと部屋に閉じこもる。見張りをつけてもいい。だからそれでいいだろう」

真理木「……不動」

安藤「真理木、不動は……！」

さっきの事情を話しさえすれば真理木なら信用してくれるはずだ……！
信じるはず……だよな？

真理木「………………」

真理木「…………してる」


不動「……何？」


真理木「……私は不動を信頼してる。変態で失礼でデリカシーが無い奴だけど……」

真理木「いつも冷静で、意外に他人を心配して気遣える奴なんだって事も知ってる」

不動「………………」

真理木「裁判中に励ましてくれた事だってあったし、鍵の管理役を決める時に心配してくれた事も覚えてる……」

真理木「本当に私は仲間として不動を信頼してるの！」

真理木「だからどんな事情だったとしても受け入れるから、説明してよ！」

不動「………………」

真理木「重荷は一人で背負わなくてもいいってアンタが言ったんじゃない！　なら私にも背負わせてよ……！」

安藤「真理木……」



不動「…………ふ……」

真理木「不動……？」

不動「くくく……よくもまあ、そんな恥ずかしいセリフを言えたものだ」

真理木「なっ……！」

安藤「……でも真理木は事情を聞かなくてもお前の事を信用してたみたいだぞ？」

不動「そうだな……いいだろう。お前がそこまで言うなら従ってやる。事情でもなんでも話す」

不動「俺も……お前らを信じる」

安藤「不動……！」

真理木「……！　ええ、全部話してもらうからね！」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

真理木「なんだ、アンタも色々考えてたんじゃない……よかった」

真理木「不動はそこまで悪い奴じゃないって思ってたけど、何も話してくれないから確証を持ってなかったし」

不動「……お前にそこまで信用されてたとはな」

安藤「まあいつも怒られてるイメージがあるからな……不動のせいではあるけど」

真理木「むしろアンタにそこまで信頼されてなかった方がショックよ……そんなに頼りない？」

不動「逆だ。むしろリーダーとしてはお前以上に頼りに出来る奴はいない」

安藤「……おっ？」

真理木「……えっ？」

不動「頭の回転も速い。俺達の中では一番だろう。お前がいなければ解決できない事件もあった」

真理木「ちょ、ちょっとやめてよ、なんでそんな急に……」

今日の不動はなんかえらく素直というか……本音で話してるのか？

不動「見た目のレベルも高い。……綺麗な、顔だ」

真理木「ふ、えっ……？　うあ、き、綺麗、って……！？」

お、おお……！？


不動「……胸が78㎝しかない事を除けば完璧だ。胸が78㎝しかない事を除けばな！」

真理木「…………おい！」

………………ダメだこりゃ。


不動「ふん……さっきの歯の浮くようなセリフの仕返しだ」

真理木「なら最後まで褒めなさいよ！」

安藤「……ぷっ、あはははっ！」

真理木「わ、笑わないでよ……」

安藤「悪い、でも良かったって思ってさ。また前みたいに戻れて」

真理木も不動も、こうやって言い合ってる方が似合ってる気がする。

不動「……結局、俺の事はどうするんだ」

真理木「アンタは明日から皆と普通に合流する事。それと皆にも事情を話させてもらう。それでいいわよね？」

安藤「ああ。大丈夫、他の奴らだって信じてくれるはずだ」

真理木「私達からも説得する。だから……戻ってきなさい」

不動「分かった、それに従う。……それと、今日はもう部屋に戻った方がいいだろう」

安藤「そうだな。さすがに時間もかなり遅いしそろそろ眠くなってきた……」

真理木「じゃあ今日はこれで。ちゃんと明日は集まってよ？」

不動「ああ。………………」

安藤「……？」


……部屋を出る時、かすかに不動の声が聞こえた気がした。
たぶんだけど……『ありがとう』って声が。

不動はきっともう大丈夫だ。俺達を信頼してくれたんだから……


【27日目　イベント終了】

【ＩＮＦＯ】
不動の説得に成功しました。

今日はここまで、安価ありがとうございました。

今日の行動で事件の内容が決定しました。
28日目は自由行動です、プレゼントと購買部は無いですが…
今日の夜か明日の夜にまた更新します。

今日は急な用事でできそうにありません…
更新は明日の夜になります

【28日目　朝】

　―　寄宿舎　食堂　前　―

食堂前に御々崎を除いた全員が集まっている。
俺と真理木は朝のアナウンスが流れた後、全員の部屋を訪ねて呼び出していた。

真理木「御々崎さんはやっぱり来ないか……」

安藤「さっき呼びにいったんだけど反応は無かった。部屋にはいると思うんだが……」

原井「ところで呼び出した理由というのは？」


不動「……内通者についてだ」

本多「あっ、不動さん！」

ミリア「ソウヘイくん！」

安藤「不動の事が解決したんだ。不動はもうモノクマに協力する気は無いそうだ」

真理木「内通者を続けてた理由についても情状酌量の余地あり、という感じね。話してもいいんでしょ？」

不動「……そっちの判断に任せる」

　　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　　：

満「そっか、そんな理由が……」

安藤「だから不動を疑わないでほしい。事件を起こすつもりが無いっていうのも本当だと思う」

原井「なるほど、分かりました」

本多「もちろん信じます。むしろ僕達を陥れるっていう動機よりよっぽど納得できますよ」

ミリア「ミートゥー！　ミンナソウヘイくんの事信じますよね！」

真理木「よかった。じゃあこれで不動の問題は解決……」

国定「んー、ボクはちょっと怖いなあ」

ミリア「バクトくん！」

すんなり上手くいくとは思ってなかったけどやっぱり国定か……。

国定「ゴメンゴメン。でも超高校級のガンマンである不動クンが銃を持ってるって状況には変わらないじゃないか」

本多「そ、それはそうですが……」

国定「いつか撃ち抜かれるんじゃないかと、小心者のボクは昨日は夜も眠れなかったよ……あ、夜飲んだコーヒーのせいかな？」

満「確実にそうだよ……」

国定「それに内通者になった理由だって不動クンが言った事だしね。信頼するにはちょっと」

不動「………………」

安藤「……結局お前は何が言いたいんだよ？」

国定「情報でも道具でもなんでもいいんだけどさ、内通者だったならボクらの知らない事も知ってるんじゃないかな？」

真理木「信じる代わりに情報を寄越せって事？　情報って言ったってそんなの……」

不動「……ああ、あるぞ。証拠は無いが」

ミリア「あるんですかっ！？」

不動「……モノクマと話している時、奴はこの学園にある物が存在している事を何度か言及していた」

原井「ある物とは？」

不動「……マスターキーだ。この学園の鍵がかかっている物を全て開錠できる」

満「そんな物があるんだ。でも今までそんな鍵みたいな物は見たことないけど……」

不動「俺もまだ見つけてはいないが……奴はそれを学園内のどこかに置いたと言っていた」

安藤「俺達でも見つけられるって事か。それがあればこの状況が変わるかもしれないぞ」

真理木「でも今のところ鍵がかかってて行けない場所って、校舎４階の学園長室だけよね？」

原井「そこに脱出する方法、もしくは少しでも食べ物があるのでしょうか……？」

不動「分からない。だがこのままじり貧になって破綻するよりはマシだろう」

不動「俺が知ってる情報はこのくらいだ。証拠も何もないが……どうだ、国定」

国定「なるほどマスターキーか……。うん、いいんじゃないかな？　不動クンなら信用できるよ！」

安藤「調子いいな、お前……」

真理木「じゃあこれからはマスターキーの発見を目的にしましょう。それと御々崎さんの方もなんとかしないと」

ミリア「ハイ！　ミミちゃんはワタシがなんとかしますっ！」

不動「……俺はマスターキーを探す。俺を信用するのはマスターキーが見つかった後でいい」

満「不動くんだけじゃ探しきれないはずだよ。ボクも手伝う」

原井「しかしあまり捜索で体力を減らしてもまずいかと思います。皆さん無理はしないように」

本多「そうですね、食糧危機はまだ解決していませんから。休憩もしつつ頑張りましょう！」

国定「マスターキーか……。ふうん……」

マスターキーが本当にあるかは分からない。見つかっても状況が改善されるとは限らない。
でも少しでも見えた希望なんだ、諦めないぞ……！

【28日目　朝　自由行動】


不動の事は皆受け入れてくれたみたいだ、本当に良かった。

ただ、事件が起こるまで食糧が無い事実は変わらない。
昨晩はコーヒーのせいか、あまり眠れなかったしな……。

この状況を解決する為にも朝はどう動くか……。


安価↓１（※御々崎は選べません）
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

選択　２　不動


安藤「俺も鍵探し手伝うよ」

不動「む……安藤か」

捜索に向かった不動と一緒に行動することにした。

安藤「よかったな、皆にも分かってもらえて」

不動「……完全に信用されている訳ではない。結局俺が裏切ったというのは変わらないからな」

安藤「そんなに自分を責めなくてもいいって……」

不動「だからこそ俺がマスターキーを見つける。それが最低限の責任というものだろう」

鍵を見つけるという決心は固いみたいだ。
不動なりにけじめをつけようとしているのかもしれないな……。


話題安価↓
１．内通者になっていた時の事について
２．真理木に言った発言について
３．今のところ体に不調は無いのか
４．自由安価

選択　２


安藤「昨日の夜、お前が真理木に言ってた事って本音だったのか？」

不動「……どの事だ」

安藤「真理木をさんざん褒めちぎって、綺麗な顔って言ってたじゃないか」

不動「あれはその前の奴の発言に対する仕返しだと言っただろう……ジョークだ」

安藤「でも真理木は本音でお前を信用してるって言ったんだ。お前も本当に思ってた事を言ったんじゃないか、って思ったんだけど」

不動「…………。リーダーとして信頼をおいているのは確かだ」

安藤「綺麗って言った方はどうなんだよ？」

不動「……中々に食いつくな」

安藤「気になってさ。不動に綺麗って言われた時、真理木も照れてたけど満更でもない感じだったぞ？」

不動「……いいか、はっきりさせておこう」

安藤「ああ」

不動「………………本音だ。綺麗な顔だと思った事もな」

不動「俺はあいつにだけは信用されていないと思っていた。だがあいつに信頼していると言われた時、俺は……」

やっぱり不動は真理木の事が……

不動「…………しかし78㎝はやはり小さい、78㎝は！」

そこも本音かよ……。

【ＩＮＦＯ】
不動の好感度が上がりました。

※プレゼントは没収されているため、渡せません。

【28日目　昼　自由行動】

鍵探しを切り上げ、部屋に戻ってきた。

腹減ったな……昨日から何も食べてないんだ。
食糧が無いから口に出来るのは缶コーヒーだけ……
……苦いな、いろんな意味で。

気を取り直して昼はどう過ごすか。

安価↓１（※御々崎は選べません）
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

選択　２　ミリア


ミリア「うろうろ、うろうろ……」

個室前の廊下でミリアを発見した。ミリアは御々崎の個室の前を行ったり来たりしている。

安藤「ミリア、何をしてるんだ？」

ミリア「あ！　ミミちゃんが出てくるのを今か今かと待ちながらうろついてました！」

安藤「口にも出してたくらいだしな……。でも歩くのは体力使うから、待つにしても座ってた方がいいぞ」

ミリア「でも座ってると眠っちゃいそうで……ふわ……」

ミリアが小さくあくびをする。よく見ると目も眠たそうだ。

安藤「眠そうだな……。昨日は何かあったのか？」

ミリア「コーヒー飲んだら寝れなくなっちゃいました……」

そうか。なんでコーヒーだけは飲んでいいのか不思議だったけど、俺達の睡眠時間を妨害する意図があるのかもしれない。
モノクマは嫌がらせに徹してきてるな……くそ。

話題安価↓
１．一つマジックでもやって眠気を覚まそう
２．結局コーヒーは飲めるのか？
３．御々崎についてどう思っているか
４．自由安価

選択　３

安藤「御々崎の事、随分心配してるんだな」

ミリア「オフコース！　ミミちゃんは仲間ですから！」

ミリア「モノクマに全部ウソって言われてカワイソウです……」

あの時の御々崎は大分取り乱していたな……。

安藤「絶望の才能を無理矢理植えつけられたんだからな……」

あいつはきっと今、自分の感覚さえも信じられない状況なんだ。

安藤「あいつにはこれまで振り回されたけど、それでもなんとかしたいって思ってるのは俺もミリアと同じだよ」

ミリア「……ススムくん。じゃあ一緒にミミちゃんを待ちましょう！　デマチ、デマチ！」

安藤「出待ちって、間違っては無いけどさ……まあ、いいか」

ミリア「出てくるといいですケド……でも、ミミちゃんお話してくれるんでしょうか……」

安藤「会う事が出来れば、きっとミリアとなら話してくれると思うぞ」

ミリア「……そうですよね！　はやく出てこないかなぁ……」

お前の事を真っ直ぐに信じられる奴がいるんだぞ、御々崎……。

【ＩＮＦＯ】
ミリアの好感度が上がりました。

【28日目　夕　自由行動】

そのままミリアと話をしながら御々崎を待っていたが、なかなか出てこないので一度部屋に戻った。

御々崎は部屋から出てこないつもりなのか？
飲み物に関してはコーヒーを持ち込んだのかもしれないけど……。

気づいたらもう夕方か。どうするか……。

安価↓１（※御々崎は選べません）
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

選択　１　研究室　満

　―　校舎４Ｆ　研究室　―

満と共に研究室の捜索にやってきた。

満「マスターキー……ここにあるのかな」

安藤「資料が多いし調べるところはいっぱいある。手分けして探そう」

満「そうだね、なるべく早く見つけよう。食べ物が無いから体力も無くなってくるだろうし……」

安藤「そうだな。しかし食べ物が無いってあらためてお腹が減る……」

満「うん…………」

安藤「やっぱり飲み物だけじゃキツイ物があるな。しかもコーヒーだし……」

満「…………うん」

返事が力なくなってきた……何も食べてないっていうのは満もきついんだろう。
気を紛らわせるために何か話そう。

話題安価↓
１．御々崎について昨日何かあったか
２．昨晩あった不動の事について話す
３．……お腹鳴った？
４．自由安価

選択　１

安藤「昨日の事だけど、満は御々崎を見つけたのか？　オレも探したんだけど会えなくて」

満「ううん、ボクもダメだった。第二倉庫なら来るかと思って待ってたんだけど……」

俺と同じ考えだ。不動はそれで会えたけど御々崎は来ず、か。

満「もしかしたら夜時間とか、ボクたちのいない間に来てるのかもしれないね」

安藤「そうか、その可能性もあるな。……一つだけ聞きたいんだけどいいか」

満「どうしたの？」

安藤「御々崎と話し合えたとして、満は御々崎を信用してくれるか？」

満は俺の目をじっと見てから、答えた。

満「うん、信じる。もう事件なんて起こってほしくないんだ。御々崎さんも一緒に全員でここから出たいよ」

安藤「そうか。ごめん、変な事を聞いて」

満「それにその言い方は助けたいって安藤くんも思ってるんだよね。ならボクは反対なんてしないから」

安藤「え？　確かにその通りだけど……」

満「マスターキーの捜索も御々崎さんの事も、絶対に解決しよう」

安藤「ああ、そうだな……」

俺が助けたいなら反対しない……？
……つまり俺の事を信用してくれてる、って事でいいんだよな。

【ＩＮＦＯ】
満の好感度は現在これ以上あがりません。
モノクマメダルを9枚見つけました。（現在……30枚）

【28日目　夜】


夜時間になり、見回りの為に集合場所に向かう。
今日は不動も来ているようだ。

真理木「それじゃあ見回りね……」

安藤「そう、だな……」

疲れが溜まってきた……というより体力が回復していない感じだ。
真理木の声も力なくなってきている。

不動「……提案なんだが、体力温存の為に見回りは止めた方がいいんじゃないのか」

真理木「でも、事件が起こるかも……」

安藤「それにさっき満と話してたんだけど、御々崎が夜に出歩いてるんじゃないかって話があったぞ」

不動「……85㎝なら先ほど65㎝と話しているのを見かけたが」

真理木「えっ、本当！？」

不動「そのまま部屋に戻っていったが……65㎝の表情は悪いものではなかったぞ」

ミリアが説得したのかもしれないな……。

真理木「そっか、良かった……」

不動「体力を無駄に使いたくないのは全員同じだ。夜に出歩く奴もいないだろう」

真理木「……そうね、見回りは中止しましょうか。……二人を連れまわす訳にもいかないし」

正直なところ助かるな……この状態で校舎4階まで往復するのはしんどい。

真理木「それじゃあ今日はもう解散で。……でも寝れるかしら。コーヒーが体に残ってる感じがするのよね……」

不動「……横になっているだけでも体の7割は休まる。体力を蓄えておけ」

安藤「へえ、そうなのか。7割……休まらないのは3割か」

真理木「なんか今日はやけに親切ね。何かあった？」

不動「……いや、特には」

不動の提案で今日はこのまま解散となった。

　―　安藤の部屋　―


安藤「…………はあ」

部屋に戻ってそのままベッドに転がり込んだ。
そのまま目を瞑るが、意識はまだはっきりとしている。疲れてはいるんだが……

安藤「………………眠れない」

……体力は削られている、食事も取れない、睡眠も充分に取れない……。

安藤「キツイな……」

思わず言葉に出てしまう。

早くなんとかしないとな……思ったよりも辛い状況だ。
明日もマスターキーを探す。そのために今は体力を取り戻すんだ……


【28日目　終了】

【28日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
不動　霜平……９４
稲本　詩紋……８７[DEAD]
ミリア・カッパーフィールド……８７
本多　夕一郎……７３
真理木　優莉……７１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
御々崎　純……５４
国定　獏兎……５３
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]


現在のモノクマメダル……３０枚
『夢現チケット』　……１枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ