絵里「K(>>2)K(>>4)E(>>6)」 (152)
希「へぇ~、KKEってそんな言葉の頭文字だったんやね」
絵里「そうなのよ。驚いた?」
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希「K(賢い)K(京都大学)E(イーグルス)……うーん、なんかバラバラな感じやね」
希「…あれ? じゃあエリチって小さい頃は『賢い京都大学イーグルス』って呼ばれてたん?」
絵里「ええ。京都大学はお祖母様の母校でね。イーグルスは所属していたサークルの名前らしいわ」
希(エリチの要素が三分の一しか入ってないやん…)
絵里「私も音ノ木坂を卒業したら京都大学に入るつもりなのよ」
希「…ふふ、そうなんか。エリチはお祖母さんのこと大好きなんやなぁ」
絵里「や、やめてよ…恥ずかしい…///」
希「そういえば…エリチのお祖母さんてどんな人なん?」
絵里「そういえば話したことはなかったわね」
絵里「お祖母様はね、>>12な人よ」
スターリン崇拝者
絵里「スターリン崇拝者な人よ」
希「え」
絵里「ふふ、気に入らない人間はどんどん粛清してしまえとよく言われたわ」
希(そんないい思い出語ってますみたいな顔で言われても)
絵里「……昔、とんがってた頃はよくやったわね」
希「!?」
絵里「あ、希は大丈夫よ。私の一番の親友だもの」ニコッ
希「あ、あはは…ありがとう」
希(ウチはエリチとの距離が少し遠くなった気がするで…)
絵里「…そういえば希の家族の話も聞いたことないわね」
希「ウチの家族?」
絵里「ええ。興味あるし、話してくれない?」
希「>>15」
元傭兵
絵里「よ、傭兵? 凄いわね…」
希「昔の話だけどね。ベトナムの戦地とか回ってたんやって」
絵里「お父さんの話よね?」
希「うん。背中が鬼の貌みたいになってるんよ」
絵里「??」
にこ「あんた達さっきから何話してるの?」
希「あ、にこっちおったんやね」
にこ「そりゃ教室だもの。いるわよ」
絵里「家族の話よ。あんまりしたことないでしょ?」
にこ「へぇ、家族の話…」
希「にこっちの家族のこともウチらあんまり知らないよね、よかったら話してくれない?」
にこ「>>24」
素手喧嘩最強の男と呼ばれるいとこが居る
にこ「素手喧嘩最強の男と呼ばれるいとこが居るわ」
絵里「す、ステゴロ最強?」
希「これまた凄い家族がいるんやなぁ…」
にこ「にこも五歳か六歳くらいの時に一回あっただけなんだけどね。よく手品を見せてくれたわ」
絵里「手品?」
にこ「ええ。こう……ビールの栓とかを栓抜き使わないで開けたり、木材を横に引っ張って割ったりね」
希「す、スピリチュアルやなぁ…」
にこ「薫っていってね、にこの一個上だったわよ。手品師になるとばかり思ってたのに今じゃ喧嘩師なんて呼ばれてるみたいね」
絵里「そ、そう……十九歳なのね。ちょっと会ってみたいかも」
希「皆色んな家族がおるんやなぁ。他のメンバーにも聞いてみよっか」
絵里「そうね、じゃあまずは>>27に聞いてみましょう」
まき
――音楽室
希「真姫ちゃーん」
真姫「あら、三年生組が揃って何の用?」
絵里「ちょっとね、皆の家族について聞いてみようと思って」
真姫「家族?」
にこ「病院経営してるってのは知ってるけど、他になんかないの?」
真姫「なんかって何よ……」
希「まぁ何でもいいんよ。ネタになりそうなことなら」
絵里(ネタって…)
真姫「…うーん、>>30」
叔父は黒男と言うヘンな名前の外科医である
真姫「私の叔父さんがね、黒男っていうヘンな名前の外科医なのよ」
絵里「黒男…たしかに聞いたことない名前ね」
真姫「それでね、前に一度会ったことがあるんだけど…あまりに胡散臭い人だったから色々聞いてみたの」
希「胡散臭いって?」
真姫「フランケンシュタインみたいに顔に縫い目があって…髪の毛の色が黒と白で分かれてるのよ」
にこ「…ギャグよね?」
真姫「マジよ」
絵里「い、色々聞いてみたっていうのは?」
真姫「経歴とか諸々ね。好物くらいしか話してくれなかったけど」
絵里「…真姫の叔父さんも変わった人みたいね」
希「これは…メンバー全員集めて暴露大会しかないやん!」
――というわけで
絵里「今日はお互いの家族のことについて存分に語りましょう!」
海未「突然何かと思えば…」
穂乃果「家族って言われても、うちはフツーの和菓子屋だしなぁ」
ことり「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん、真姫ちゃん…四人とも変わった家族の人がいるんだね」
花陽「スターリン崇拝者に、元傭兵に、素手喧嘩最強の男の人に、怪しい外科医さん…」
凛「闇鍋みたいなラインナップにゃ」
真姫「ちょっと、別にこんなこと話し合っても意味ないでしょ?」
希「まぁまぁ、面白そうだからいいやん」
にこ「じゃ、最初は>>38からね」
りん
凛「凛から? そんなに面白い話じゃないよ?」
にこ「それならそれでいいわよ。後の人の話が盛り上がるだろうし」
凛「じゃあ…>>40」
一個した
凛「お兄ちゃんが服役中なんだにゃ」
シーン…
凛「…だから言ったでしょ。面白い話じゃないってさ」
絵里「り、りん…その…」
凛「あ、別に気にしなくてもいいよ。そのうち言おうとは思ってたし」
希(凛ちゃんの目…光が消えとる…)
凛「こういう空気にも…もう慣れたにゃ」
花陽「……」グッ…
真姫(花陽は…知ってるみたいね、当然か…)
凛「……この際だから、全部話すにゃ」
凛「あれはたしか>>45年前の、いつもと変わらない日だった…」
凛「お兄ちゃんが>>47したって事実が突然凛の耳に飛び込んできた…」
1万
強姦
――一万年前
大天使リンリン「にゃー…今日もいい天気だにゃー」フワフワ
大天使パナヨエル「り、リンちゃん! 大変だよぉ!」パタパタ
大天使リンリン「にゃ?」
大天使パナヨエル「凛ちゃんのお兄さんが……禁を破っちゃったって…!」
大天使リンリン「!?」
――
凛「…凛のお兄ちゃんは天使にとって最も忌むべき行為を行った……地上の人間と交わるという…ね」
凛「神様は天界が震えるほど激怒して…お兄ちゃんを牢獄に閉じ込めた。罪が洗い流されるまでお兄ちゃんに自由はない…罪を落としきるには一万年じゃ全然足りないのにゃ」
凛「天界で唯一の家族だったお兄ちゃんを失って…凛も神様に天使としての力を奪われて、地上に墜とされた。恥ずべき天使の妹として…」
凛「以来地上で転生を繰り返して、お兄ちゃんの罪が完全に流れ落ちるのを待ってる。…一緒についてきてくれた、かよちんと一緒にね」
花陽「……」
他「……」
絵里「(誰か凛の話に納得出来た人いる?)」ヒソヒソ
にこ「(出来るわけないでしょ! どっかで拾い食いでもしたんでしょあのバカ!)」
穂乃果「(で、でも見た感じイタズラとかとは思えない感じなんだけど…)」
海未「(そうですね…目があまりにも真剣です)」
ことり「(かよちゃんも同じ目してるもんね。冗談とは思えないよ…)」
希「(それにしたって突拍子なさすぎるなぁ…確かめようもないし…)」
凛「信じてくれなくてもいいよ。気持ち悪いって思ったならアイドル研究部もやめるし、こそこそ話す必要ないにゃ」
他「!?」
真姫「……凛、花陽」
花陽「なに? 真姫ちゃん」
真姫「さっきの話、本当かどうか確かめたいんだけど、いいかしら」
希「え…真姫ちゃん?」
――数日後、何処かの家
真姫「…」コンコン
ガチャ
真姫の叔父「来たか。さぁ、入りなさい」
真姫「お邪魔します。…うわ、随分散らかってるわね」
真姫の叔父「当然だ、人体を隅々まで調べ尽くしたんだからな。さ、もう出てきていいぞ」
りんぱな「…」ヒョコッ
真姫「ごめんね、大変だったでしょ二人とも」
凛「ううん。全然いいよ」
花陽「でも、本当に私達が普通の人と違うのか証明できるの…?」
真姫の叔父「元天使を診察したことなどないがね。作者の都合次第でそんなものはどうとでもなるのさ」
真姫の叔父「小うるさいちびっ子が起き出す前にさっさと説明してしまうぞ。君たち二人の体を徹底的に調べてみたところ、DNAの構造が常人とはまるで違うことが分かった」
りんぱな「!」
真姫「…構造が違うって、どんな風に?」
真姫の叔父「通常は二重らせん構造で形作られるDNAだが…まぁ、見てもらった方が早いだろう」パラッ
真姫「! これは…」
どんな構造?>>58
巻きグソ構造
真姫「芸術的なまでに綺麗な…アレの形になってるわね」
凛「ひ、ひどいにゃ! 何これ!?」
真姫の叔父「天使から堕ちた証拠とも言えるんじゃないかね」
花陽「こんな証拠要らないです!」
真姫「ともあれ、これで凛と花陽が普通の人とは少し違うってことが分かったわね」
凛「あんなの知りたくなかったにゃ…」ズーン…
花陽「うぅ…ショック…」
真姫「とにかく助かったわ。ありがとう黒男叔父さん」
バタン
真姫の叔父「……さて、これ以上私がこのスレにいてはいかんだろうな」
ブラック・ジャック「呼称もこれが正しい。まったく誰だ、勝手に私を西木野真姫の叔父なんて設定にしたのは」
ブラック・ジャック「お陰で診察料なしで診察するハメになったじゃないか。やれやれ、ついてないな…」ブツブツ…
――学校、部室
真姫「というわけで、凛と花陽が天使だったという話は本当だと分かったわ」
絵里「はー…これを見る限り信じてもよさそうね」パラ…
希「前ににこっちが被ってたのとそっくりやね」
にこ「言うんじゃないわよ!」
穂乃果「凛ちゃんも花陽ちゃんもマジえんじぇーだね!」
海未「何いってるんですかあなたは…」
ことり「でも真姫ちゃん。それを知ってこれからいったいどうするの?」
真姫「…当然じゃない」
真姫「二人が天使に戻る方法を探すのよ」
りんぱな「!?」
「「「えぇ~!?」」」
穂乃果「凛ちゃんと花陽ちゃんを天使に戻す!?」
海未「真姫…本気ですか?」
真姫「もちろん」
ことり「な、なんで急に?」
真姫「本来はそっちが二人の本当の姿なんだから、戻したほうがいいに決まってるわ」
希「たしかに…故郷から一万年も離れてるわけやしね」
絵里「戻れるならそれに越したことはないかもしれない…けど」
にこ「方法を探すったって、アテでもあるの?」
真姫「……」
凛「真姫ちゃん…」ドキドキ
花陽「……」ゴク…
真姫「>>65」
つ練炭
コト…
穂乃果「これは…?」
海未「練炭…ですか?」
ことり「? 真姫ちゃん、これがどうかしたの?」
にこ「まさか…昇天すれば天使に戻れる、なんてギャグみたいなこと言い出すつもりじゃないでしょうね?」
希「にこっち、それはないわー」
にこ「なによ!?」
絵里「というより、凛と花陽は転生を繰り返しているんでしょ? もう一度死んでみたところで別の時代に生まれ変わるだけなんじゃ…」
凛「うん…真姫ちゃん、その方法じゃ多分何も変わらないにゃ」
真姫「何勘違いしてるのよ」
花陽「え?」
真姫「死ぬのは凛と花陽じゃない。…私、西木野真姫よ」
りんぱな「ええぇぇぇぇぇ!?」
穂乃果「ま、真姫ちゃん何言ってるの!? 勉強のし過ぎでお馬鹿になっちゃったの!?」
海未「大丈夫ですか真姫!? トマト食べますか!?」グイグイ
真姫「や、やめなさい! 私は至ってまともよ」
ことり「じ、じゃあ何で死ぬなんて…」
真姫「死ねばあの世に行ける。そこで神様と話をつけて凛と花陽を元に戻してもらいい、簡単でしょ?」
にこ「アホか!! 大体あんたはどうやって戻るのよ!?」
真姫「…なんとかなるわよ。多分」
希「真姫ちゃん…危ないにも程があるで、それ」
絵里「ええ。さすがにそんな危険なことを真姫にさせるわけにはいかないわ」
真姫「でも、他に方法はないと思うのよ。天使の力を奪ったのが神様なら、そこから取り戻すしかない…そうは思わない?」
絵里「それはそうかもしれないけど…」
凛「ま、真姫ちゃん。大丈夫だよ、凛達のためにそこまでしなくても…」
花陽「うん…真姫ちゃんが死んじゃったら私達とっても悲しいもん」
真姫「花陽、凛…」
真姫(でも…どんなに危険でも私はあなた達を助けたいのよ。初めて出来た親友だもの。そのためなら自分の命だって惜しくない…)
真姫(私は……)
>>69
1.やるったらやる
2.別の方法を探す
3.諦める
4.その他
4他のメンバーの家族から頼れそうな人を探す
真姫(…そうだ。あれだけ変人揃いだった私や絵里達の家族、もしかすると他のメンバーも…)
真姫(その中に頼れそうな人がいれば…!)
真姫「…分かったわ。方針を変えましょう」
穂乃果「ほっ。良かったよ思いとどまってくれて」
海未「本当にシャレにならないですからね」
ことり「あー、びっくりした…」
真姫「というわけで家族のことについて話の続きをしましょう。私と三年生組は話したから、後は二年生組とりんぱなね」
凛「あれ、凛はもう話したけど…」
真姫「天使だったころの話でしょ? 今の家族の話もしてよ」
花陽「今の家族かぁ…」
真姫「めんどくさいから順番にどんどん話していってね」
凛「>>75にゃ」
海未「>>76です」
穂乃果「>>78だよ!」
ことり「>>80かなぁ」
花陽「>>82だよ」
お父さんが無職にゃ
私の母は穂乃果が大好きです
そういえば先祖がドン・ファン
父が霊媒師
凛「お父さんが無職にゃ」
絵里(…凛の家族って呪われてるのかしら)
海未「私の母は穂乃果のことが大好きです」
希「そ、そうなんやね」
希(反応に困るわ…)
穂乃果「そういえば先祖がドン・ファンなんだよ! 凄いでしょ!」
にこ「ああ、だからタラシなのねあんた」
穂乃果「えぇ!? 私別にタラシじゃないよ!?」
ことり「実はお父さんが霊媒師なんだ」
真姫(今のところ役に立ちそうなのことりのお父さんだけね)
花陽「お母さんが元大人気アイドルなんだ」
凛「かよちんのお母さんはホント綺麗だにゃ」
花陽「は、恥ずかしいよ凛ちゃん…///」テレテレ
真姫(…さて、どうしたものかしらね)
真姫(ことりのお父さんと会ってみる価値はありそうだけど…)
真姫(とりあえず>>86かしら)
花陽ママに会うのが先
真姫(花陽の親友として花陽のママに挨拶するのが先かしら)
真姫「分かったわ。じゃあ今日はお開きにしましょう」
――翌日、小泉家
真姫「そんなわけでお邪魔するわ」
花陽「ど、どんなわけなの真姫ちゃん…」
真姫「いいじゃない。私花陽のママに会ったことないし」
凛「凛は久しぶりに会うにゃー」ワクワク
真姫「まずはちゃんと挨拶しないとね」
ピンポーン
『はい』
真姫「>>88」
だっちゅーの
真姫「だっちゅーの」ムギュ
『……は?』
真姫(あ、あら? 渾身のギャグだったのに…)
凛「真姫ちゃん、もういいから中入ろうよ」
花陽「え、えっと…可愛かったよ真姫ちゃん!」
真姫「…」グスン
――
花陽ママ「いらっしゃい。花陽ちゃんのお友達が二人も遊びに来てくれるなんて、今日はいい日だわ」ニコニコ
凛「お邪魔します。お久しぶりです、かよちんのお母さん」
花陽ママ「ええ、久しぶりね。相変わらず凛ちゃんは可愛いわぁ」ナデナデ
凛「にゃ…にゃー…///」
花陽ママ「それでそっちの子が…」
真姫(次こそ…!)
真姫「>>92」
マッキーでーす
真姫「マッキーでーす。あ、こう見えても彼氏いない歴17年よ!」ドン!
「「「……」」」
真姫(あ、あら…? おかしいわね…これもダメ?)アセアセ
凛(真姫ちゃん、それは寒いにゃ…寒すぎるにゃ)
花陽(今日の真姫ちゃん、なんかおかしい…)
花陽母「…えっと、今お菓子でも出すからちょっと待っててね」スタスタ
真姫(き、気を遣って触れないでくれた
…余計にくるものがあるわね…)
――花陽部屋
凛「かよちんの部屋に来るのも久しぶりにゃ、相変わらずお米の匂いがするにゃー」クンクン
花陽「か、嗅がないでよぉ凛ちゃん…」
真姫「ていうかしないわよお米の匂い…」
凛「じゃあさっそく>>98するにゃ!」
パワプロ
『実況! パワフルプロ野球!』
凛「ふふふ、手塩にかけて育てた凛のチーム『μ's』の餌食にしてやるにゃ!」
カキーン!
真姫「ヴェエエエ!? また打たれた!?」
凛「真姫ちゃん、どこに投げるか分かりやすすぎにゃー」
真姫「むぅぅぅ…もう一回よ!」
凛「じゃあ次はかよちんVS真姫ちゃんね!」
花陽「わ、私!?」
真姫「勝負よ花陽!」
カキーン!
真姫「ヴェエエエエエエエエ!?」
――その頃、南家
ことり「お父さん、お願い!」
ことり父「うーん…」
穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん…真姫ちゃんにために、お願いします!」バッ
海未「私からも…どうか」
ことり「お父さんの霊媒師としての力を使えばきっと出来ると思うの…凛ちゃん達のために>>102することが!」
謎の白い粘性の液体を生成
ことり父「謎の白い粘性の液体…か。確かに霊媒師の間では世界を救った神様と深い関わりがあると噂されているね」
ことり父「ある者はその神様は女子中学生だったなんてことも語っていた。謎の白い粘性の液体を生成することが出来れば天界への道も開かれるかもしれない…」
ことり「そうでしょ? だからお願い! 凛ちゃんや花陽ちゃんにもう一度故郷を見て欲しいの!」
穂乃果「そうなんです! 凛ちゃんや花陽ちゃんの本当の家族にも会わせてあげたいんです!」
海未「私達に手伝えることなら何だってします。ですからお願いします」
ことり父「……分かった」
ことり「お父さん!」
ことり父「しかし…謎の白い粘性の液体は伝説上の代物。生成するのも一筋縄ではいかない」
ことり父「作り出すために条件が三つある」
ことり父「それは…
・条件その一>>105
・条件そのニ>>106
・条件その三>>107
だ」
お湯を沸かす
お湯を沸かしたら3分間待つ
お湯は温くなります
ことり父「まず、『お湯を沸かす』…」
ことり「ごくっ……って、お湯?」
ことり父「そして、『三分間待つ』…」
海未「?」
穂乃果(カップラーメンに入れる訳じゃないんだね)
ことり父「すると、『お湯は温くなる』……」
ことり「……だからなに!?」
ことり父「ひぃ」
ことり「お父さんふざけてるの!? こっちは真剣なんだよ!」ピィー!
ことり父「お、落ち着くのだ娘よ。水が沸点を迎えたあとに三分経った温度、これが謎の白い粘性の液体を作り出すのに最適なのだ」
ことり父「このお湯に>>111を加えたあと、三日三晩>>113をする。そうすれば謎の白い粘性の液体は完成する」
○ーメン
木工ボンドが白から透明になるまでの観察
ことり「? ○ーメン?」
穂乃果「初めて聞いた…海未ちゃん、○ーメンってなに?」
海未「いえ、私も○ーメンなんて言葉聞いたことがありません」
ことり「お父さん、○ーメンってなんなの?」
ことり父(嗚呼…ことりと穂乃果ちゃんと海未ちゃんの口から…嗚呼………うっ…ふぅ)
ことり父「よし、今準備出来たよ」キリッ
ことほのうみ「えっ!?」
ことり父「さっそく生成にとりかかる。謎の白い粘性の液体のことは私に任せておきなさい」
ことり「よ、よく分からないけどよろしくね」
海未「ところで木工ボンドが白から透明になるのを見続けるのには何か意味が…?」
ことり父「生成に必要な儀式なんだよ。……しかし、作るのは構わないが本当に使うつもりかい?」
穂乃果「えっ?」
ことり父「仮に天使に戻れたとしたら、凛ちゃんと花陽ちゃんとは…」
ことり父「離れ離れになってしまうんだよ?」
――部室
にこ「急に集合かけるなんて、何かあったの?」
絵里「それも一年生組以外のメンバー、ってことは」
希「十中八九凛ちゃんと花陽ちゃんのことやんな?」
穂乃果「……うん」
ことり「二人を天使に戻す方法がね、見つかったみたい…なんだけど」
絵里「ほ、ホント!?」
海未「しかし…」
海未「本当に戻してしまっていいのか、皆の意見を聞きたいんです」
にこ「はあ?」
希「…ウチも話し合わなくちやいけないとは思ってた。二人を元の姿に戻せば…」
絵里「もうμ'sにはいられなくなる。それどころか、会うことも出来なくなる…?」
「「「……」」」
にこ「もう! 暗い顔してんじゃないわよ!」バン!
希「にこっち…」
にこ「凛と花陽を元に戻すか戻さないか? そんなの>>122がいいに決まってるじゃない!」
※戻すか戻さないか
どっちだwwww
にこ「戻したほうがいいに決まってんじゃない。二人はもともとこっちの世界の住人じゃないんだから」
絵里「それは…そうかもしれないけど。でも、にこ。凛と花陽がいなくなってしまったらμ'sは…」
希「九人じゃなきゃμ'sやない。カードはそう言ってたで」
にこ「…っ。じゃあこっちの世界に残ってた方がいいっての? 一万年も自分の故郷を見上げながら過ごしてきた二人に、まだこっちの世界にいろって言うつもりなの?」
絵里「それは……」
希「……」
ことり「凛ちゃん達…きっと家に帰りたいって思ってるんだろうね」
海未「ええ。…ですが、私にはまだ……その決心がつきません…」
海未「花陽も凛も大事な後輩です。もし本当に目の前からいなくなってしまったらと考えると…」
にこ「…穂乃果。あんたはどう思う?」
穂乃果「え…私?」
にこ「μ'sのリーダーとして、どうするのが最善だと思ってるの?」
穂乃果「私…は…」
穂乃果「>>128」
7人でセブンシスターズ作るか
穂乃果「7人でセブンシスターズ作るか」
希「改名してスクールアイドル続けるってこと?」
穂乃果「うん。凛ちゃんと花陽ちゃんがいなくなるのは寂しいけど…それが一番なんじゃないかって思う」
穂乃果「だから私は戻すべきだと思うよ。例えμ'sがなくなってしまってもね」
絵里「穂乃果…」
にこ「リーダーもこう言ってるんだし、戻すってことでいいわよね? 誰か異論はある?」
あるなし、あるならキャラも指定>>131
りんぱな自身
ダメなら安価下
希「…ちょっと待って」
にこ「希…?」
希「凛ちゃんと花陽ちゃんの考えも…ちゃんと聞いてあげるべきなんやないかな」
にこ「…戻りたいって言うに決まってんじゃない」
希「そうかもしれんけど、ちゃんと本人達の口から聞くべきや。憶測で勝手に判断して決定するのは良くないよ」
絵里「そうね…」
絵里(…分かってた。ここでいくら話し合っても、最後に決めるのは凛と花陽。答えが決まるのが怖くて言い出せなかった)
海未(だから希は自分から言ってくれたのですね…ありがとうございます)
ことり(私も…覚悟を決めなきゃ)
穂乃果「皆…行こっか。凛ちゃんと花陽ちゃんのところに」
カキーン!
真姫「まだよ……もう一回…」ブツブツ…
凛「ふわあぁぁぁ…もう飽きたにゃー」
花陽「うぅん…私ももう飽きちゃった…。次は三人でときメモやろうよ」
凛「かよちんナイスアイディアにゃ! ね、いいでしょ真姫ちゃん?」
真姫「嫌よ。私が勝つまでパワプロよ」
凛「ええー…」
ピンポーン
花陽「あ、お客さんだ。ちょっと待っててね」
花陽「はーい」ガチャ
花陽「あれ、穂乃果ちゃん達? どうしたの?…話がある?」
――
真姫「……そう。元に戻る方法が分かったのね」
にこ「だから…後は二人次第よ」
りんぱな「……」
ことり「それから…謎の白い粘性の液体なんだけど、一度生成したら液体の状態を保つのは十分が限度なんだって」
海未「それ以上は適当な温度が保てずに固体に変わってしまうそうです」
絵里「条件の厳しさから見ても作り出せるのは一回のみ…ね」
希「三日以内には答えを出さないといけない…」
穂乃果「花陽ちゃん、凛ちゃん…」
にこ「二人とも、答えは決まったかしら?」
凛「>>136」
花陽「>>138」
帰るわー
上
凛「苦節一万年……遂に帰ることが出来るにゃー! 帰るわー、私天界に帰るわー!」ワッショイワッショイ!
真姫「り、凛が壊れた!」
凛「りんがべー、まじえんじぇー!」
にこ「…ま、やっぱりそうよね。で、花陽。あんたは?」
花陽「…あ、あの…ずっと言おうと思ってたんだけど…」
にこ「なによ、もったいぶらずに言っちゃいなさい」
花陽「実は……」
花陽「もう天界が滅んでてもどれないんだ」
「「「……え?」」」
凛 バターン!
真姫「凛がぶっ倒れた!?」
にこ「ちょっと! どういうことよ花陽!?」
花陽「それが…つい最近誰かが天界を滅ぼしたんだってお母さんが…」
穂乃果「…ん?」
ことり「お母さん?」
花陽「あっ…!」
海未「どういうことですか花陽!?」
絵里「お母さんっていったい…」
ガチャ
花陽ママ「もう、言っちゃダメじゃない花陽ちゃん」
花陽「ご、ごめん…」
にこ「……もしかして、元大人気アイドルって…」
花陽「…うん」
花陽「お母さんは元大人気アイドル(偶像)、歌の女神ミューズだよ」
希「スピリチュアルやね」
花陽「天界が滅びたからこっちの世界に降りてきたんだって」
希「え、じゃあこっちの世界の花陽ちゃんのお母さんは?」
花陽・花陽ママ「……」
にこ「そこで黙るんじゃないわよ!」
花陽「とにかくもう天界はないんだ。だから戻ることも出来ないの」
絵里「じゃあ…囚われている凛のお兄さんも?」
凛「……!」ムクッ
真姫「あ、起きたのね」
花陽「うん。こっちの世界におりてきてるはずだよ」
穂乃果「そ、そうなんだ…」
ことり「辛くはないんですか?」
花陽ママ「故郷はなくなってしまったけれど、こっちの世界も気にいってるからいいかなって。なにより、花陽ちゃんに会えたしね」
花陽「お、お母さん…///」
海未「つまり、後は…」
真姫「凛がお兄さんと会えれば解決ってわけね」
凛「お兄ちゃん…」
花陽ママ「…凛ちゃんのお兄さんはね、恐らく>>143になっているはずよ」
大統領
――アメリカ
大統領「……」
ババババババ…!
大統領「? あのヘリは…」
バババババ…トッ
大統領(誰か降りてきた…女の子?)
大統領(! あれは…)
凛「……」ニコッ
凛「久しぶり、お兄ちゃん」
大統領「……」ニッ
――のぞホーム
希「凛ちゃん、ちゃんと会えたかなぁ…」
キィ…
希「…あれ、ドア開いてる…」
希父「久しぶりだな、希よ」
希「わっ、お父さん」
希父「久しぶりに俺の味噌汁を食わせてやろう」
希「あ、ありがとう」
希(お父さんの味噌汁、しょっぱいんだよね…)
希父「退屈しのぎの間にとってきた天使の羽をダシにしてあるぞ」
希(たまに言ってること訳分からんし…)
希父「クスクス……エフッエフッエフッ」
終わり
もう無理だ
バキとのクロス書いてみたいな…
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