穂乃果「脱出!」その1 (35)

※死ネタあり
謎解き
対象年齢は中高生

途中でナゾナゾの答えがわかった方はレスして下さい

展開予想歓迎です

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目が覚めると、私は知らない部屋にいた


外の光は無い


真姫「ここは……」

花陽「……」

真姫「花陽!」

花陽がそこに倒れていた

花陽「うーん・・・」

良かった、意識はあるみたいね


花陽「ここは・・・」

花陽「あれぇ・・・?あれぇ・・・?」

花陽「どこなの・・・」

真姫「花陽」

花陽「真姫ちゃん!?」

真姫「眼鏡はここよ」スッ

花陽「あ、ありがとう」

目が覚めたのね


貴女が寝ている間に状況を整理したの


私たちμ’sはどうやら閉じこめられているらしいわ

花陽「そんな!」

花陽「他のみんなは!?」

真姫「わからない・・・」

真っ先に他の娘の心配をするなんて、

なんて

なんて優しい娘・・・



貴女は私が必ず家に帰すわ

私たちにはそれぞれスクールバッグが用意されているらしい


それ以外に今までに私が持っていたはずのものはなにも無かったわ


中にはパン2個とミネラルウォーター1本
なにかのバッテリー



それに・・・

今回鍵となりそうなのはこの端末ね
Maki って印刷かれているわ


電源を入れると、





┏━━━━━━
┃これは あなた専用の 端末です
┃位置情報
┃状況確認
┃他の メンバーとの 通信
┃その他の 連絡事項に 使って ください
┗━━━━━━




私たちは悪趣味なゲームに参加しなければならないらしい


頭を使うもの、身体を張るもの、命をかけるもの・・・



┃難易度は easy, normal, hard の みっつです



絵里「二人とも、わかった?」

にこ「ニコのにはそんな記述無いニコ~」


え?


海未「後半は私も違いますね・・・」


ちょっと見せて



┃1人でも 死亡した場合 脱出できる 可能性は 大いに 減る
┃そのような 選択は すべきでは ない

にこ「ニコのはこれニコ~」


┃電源を 入れた 状態で 半径5m以内に 近付いた 端末同士は 
┃今後 離れていても データを 同期できる


物騒ね

不安だわ

ほら、足が震えて・・・

海未「絵里」

海未「落ち着いて、深呼吸してください」

にこ「んもぅ~絵里ちゃんったら怖がりなんだから~」

にこ「ほら、にっこにっこにー♥」

絵里「・・・に、にっこにこ」

ありがとう、二人とも

でも、


もう少しこのままで居させて・・・

穂乃果「だって可能性感じたんだ~」

希「そうだ~すすめ~♪」

凛「緊張感無いにゃあ~」

凛「凛達生きて帰れるの~?」

ことり「そ、そうだね・・・」


凛ちゃんもじゅうぶん緊張感ないよ・・・


私ね、この端末の説明を見たとき、すっごく怖かったの


ふふ、


やっぱりみんなはスゴいね


そんな不安も一瞬で吹き飛んじゃった


さっさと脱出して、早くお家に帰らなきゃ!


ことりは、みんなの役に立てるかな?


穂乃果「あっ向こうに部屋があるよ~!」

┏━
┃建物から出られない!



┏━
┃謎をすべて解けば解放!

~真姫&花陽

真姫「この部屋ね」


端末によると、この部屋を抜けなければみんなと合流できないらしい


花陽「怖いよ・・・」

真姫「大丈夫よ、私がついてる」

花陽「うん・・・でも・・・」

真姫「落ち着いて、深呼吸よ」


やはり、彼女には凛が必要だ


凛、あなただってそうじゃない?

ドアを開けると


カチッカチッカチッカチッ


底面の半径5mほどの、円柱のような、大きな部屋


カチッカチッカチッカチッ

花陽「時計・・・?」

床が時計盤のようになっているわね

1から12まで
短針、長針のイラスト
うん、間違いない

真姫「上は・・・えッ!?」

花陽「真姫ちゃん・・・?・・・ぴゃあっ!」


巨大な、ミキサーの刃。


ピロリロリンピロリロリン

やめてよ、もう

こーいうの、慣れてないのに


端末が光っている


┃①難易度はhardの上

┃いま、私の側の箱の中に、「武器」が入っています。
┃しかし、この部屋の突破にはあと「8コ」必要。
┃私たちを正しい方向に「導」いて





え?



まずい

真姫「なに、これ」

意味わかんない、ほんとに、意味わかんない

花陽「真姫・・・ちゃん」

そのときだ


ゴガガガガガガガガガ



やめて



ミンチだけは、ぜったいイヤ。




┃チャンスは一度だけ



ゴガガガガガガガ


真姫「数字それぞれに扉があるわ!」

真姫「開けちゃダメ!ドアノブには触らないように!」


ゴガガガガガガガ


花陽「真姫ちゃん・・・」

花陽「10分でミキサーが床に達するって・・・」


ゴガガガガガガガ


真姫「なに!?聞こえない!!」


ウソでしょ?


何よ10分って


こんなの、こんなの、



┃~Makiへの秘密の助言~
┃助かりたければ、1の部屋へゆけ



ゴガガガガガガガ


┏ 
┃         ・・
┃ただひとつ、あなたのみが、残る。


ゴガガガガガガガ



どうしよう、どうしよう



どうしよう



何よhardの上って

初心者にいきなりエキスパートはキツすぎるでしょ?


ゴガガガガガガガ


やめてよ


助けて、ほのか




 

花陽「真姫ちゃん!こんな紙切れ見つけたよ!」


そうだ、冷静にならないと


あの娘を返すって
帰すって、誓ったじゃない


ゴガガガガガガガ


真姫「ほんと!?見せて!」

花陽「これ・・・」







┏━━━━┓
┃ x□ ┃
┗━━━━┛







やだやだやだやだやだやだやだやだ
いやだいやだいやだいやだ






ゴガガガガガガガ


ゴガガガガガガガ


ゴガガガガガガガガガガガガガガ







┃助かりたければ、1の部屋へゆけ









┏         ・・
┃ただひとつ、あなたのみが、残る。






申し訳ございません
10分では少なすぎます
劇中での制限時間は20分にします

あとドアノブではなくスライド式にします

真姫「他に!他になにかないの!?」


死ぬ


花陽「ないよぉ!」

花陽「やだ、私たちが入ってきたドアも消えてる・・・!」


なにこれ、死ぬって


1/12


どうすれば


ゴガガガガガガガ


花陽「私の端末・・・!」



やだ


1の扉は
1の扉は私の


ゴガガガガガガガゴガガガガガガガ


こわい、

たすけて


真姫「あああああああッ!!!!!!」




叫べば冷静になる?


知らないわ、そんなの



でも、ほら

花陽「ひいっ!真姫ちゃん!?」

真姫「・・・」

花陽「まっ・・・真姫ちゃん!あのね!」

花陽「あと8個だから・・・その8時の扉かな・・・って」

真姫「・・・」

花陽「そ・・・そんな単純なわけないよね!ごめん!」

真姫「花陽」


そうだ、この娘は


こんな状況でも、周りが見えていて


花陽「!・・・なに・・・かな」

真姫「いざとなったら、1番の扉は、貴女が使いなさい」

私が死んでも


真姫「私は、これを全力で解くわ」

花陽「真姫ちゃん・・・?」


貴女だけは


真姫「でも、どうしても無理だったら、貴女が」

花陽「真姫ちゃん・・・ッ!」

花陽「1の扉って、なんのこと?」





貴女、いま


ゴガガガガガガガ……



┃~Hanayoへの秘密の助言
┃□←箱



そりゃそうよね、同じだったら秘密にならない


落ち着け、落ち着け私


ゴガガガガガガガ


ゴガガガガガガガ


ふん、勝手に喚いていなさい


箱は□


必ず、貴女を助け出してみせる


花陽「真姫ちゃん・・・!」


だから、そんな泣きそうな顔しないで


真姫「私に、任せて」








真姫「あ」




わかった、かも







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