にこ「ともだちいろいろ」 (96)
~喫茶店~
にこ「暑い時はやっぱりアイスよね~!」
希「今日の練習は暑さとの勝負やったから余計にアイスが美味しいわぁ!」
絵里「そうね。今日はアイスをおかわりしたい気分だわ。」
真姫「あなた達、太っても知らないわよ?」
希「しっかり運動していっぱい汗かいたし大丈夫やって!真姫ちゃんも一個じゃ足りんやろ?」
真姫「ドリンクで十分よ。」
にこ「どーせやせ我慢してんでしょ?私のアイス、一口あげようか?」
真姫「いいわよ、別に…」
絵里「あ、にこ。私に一口頂戴♪」
にこ「しょうがないわねえ。後であんたのアイスも一口貰うからね。はいどうぞ♪」
絵里「あ~ん。ん~美味しい~♪」
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真姫「…」ジー
希「本当は一口欲しいんやろ?」ニヤニヤ
真姫「だ、だからいいって言ってるじゃない!」
にこ「とか何とか言ってぇ、やっぱ欲しいんでしょ~?しょーがないわねえ、真姫ちゃんは!」
にこ「ほら、にこにーが食べさせてあげるにこー♪あ~ん♪」
真姫「ち、ちがぁ…。うぅ…も、もお!///」パクッ
真姫「…あ…美味しい。ぁ、ありがとう…にこちゃん…///」ボソ
にこ「欲しかったら素直に言いなさいよ。物欲しそうに見ちゃってさ~」ニヤニヤ
真姫「み、み、見てないわよ!の、希がそそのかすから!」
希「だって食べたそうにしてたのは事実やしぃ~」ニヤニヤ
真姫「だ、だから…別にそんなんじゃ…///」
絵里「希、その辺にしておきなさい」
にこ「…」ジー
にこ「(上級生には素直に甘えればいいのに)」
にこ「(けど真姫って年下なのに3年生の中にすっごく馴染んでんのよね~)」
にこ「(背も高いしスタイルもいいし…悔しいけど持ってるわよねえ~)」
真姫「…何?」
にこ「別に。」
真姫「でも今、こっち見てたじゃない。」
にこ「何言ってんのよ!見てたのは真姫の方でしょ。」
真姫「はぁ?だってにこちゃんがこっち見てきたから…!」
にこ「違うって!そっちが見てたんでしょ!」
真姫「にこちゃんが!」
にこ「真姫が!」
絵里「また始まった…。全くこの2人は…。」
希「あはは…。あ、ウチちょっと外すな?」
絵里「うん」コクッ
絵里「…あなた達、いつまでやってるのよ。」
真姫「だってにこちゃんが!」
にこ「いや、真姫が!…って希は?」
絵里「少し外してるわ。」
にこ「ふーん。」
真姫「いつの間に?気付かなかったわ…」
にこ「そういえば気になったんだけど…絵里もさ、希にアレ…されてるの?」
絵里「アレ?」
にこ「これよこれ。」ワシワシワシワシ
真姫「ひゃあ!な、何するの!///」ドキドキ
にこ「いや、隣にいたもんだからつい…」
真姫「も、もう!!だ、だからっていきなり…こんなの…ビックリするじゃない!///」
にこ「ごめんって。で、どうなの?」
絵里「うーん、数えるくらいしか無いわね。」
にこ「マジ!?すっごい意外…」
にこ「私なんて隙あればされるのに…」
絵里「にこの場合、ふざけてるからやられるのよ。」
絵里「でも、そんなにされてるの?…ちょっと羨ましいわ。」
真姫「アレが羨ましいって…どういう意味よ。」
絵里「スキンシップが多い仲って良くない?」
真姫「あぁ、なるほどね。」
にこ「いやけどアレはねー…私はもういいや…」
絵里「にこはされ慣れてるものね」クスッ
にこ「ほんとよ…どうせならハグの方がいいんだけどなぁ~」
にこ「希って温かくて柔らかいし。」
真姫「ハグ!?それよりその後の」
絵里「後の言葉!どういう事よ!?」ガタッ
にこ「な、何!?ビックリしたぁ!」ビクッ
にこ「ちょっと落ち着きなさいって!」
真姫「落ち着くのはにこちゃんの方よ!何よハグって?」
にこ「何って言われても…抱き合うことだけど。」
絵里「意味なんてどうでもいいのよ!いつ?どこで!?てか希と抱き合ったの!?」ズイッ
にこ「え、えーっと…去年とかの話だけど…冬とかによく部室で…」
にこ「いやー希って温かいのよね~!胸にうずくまると心地良いからつい…」
まきえり「…」ジー
にこ「(…な、何この視線、この空気…)」
真姫「…」プイッ
絵里「にこはずるいわ…。私だってそんなの…した事無いのに…まだ無いのに…」ジー
絵里「…ブツブツ」
にこ「(………。何か地雷踏んだっぽいわね…でも前から思ってたけどやっぱり…)」
ウエイター「アイスお待たせしましたー。」コトッ
絵里「…」パクパク
希「戻ったよ~」
にこ「おかえりー。」
絵里「…おかえり。」パクパク
真姫「(…温かい…心地良い…)」ジトー
希「?」
絵里「…うっ」キーン
にこ「…」
にこ「(絵里のアイス、一口食べたいけど言い出せない…)」
にこ「(やっぱ絵里は希の事になるとなぁ…)」
~帰り道~
にこ「…」ジー
絵里「ふふっ、それでね…」
希「…ほんまえりちは…」
にこ「…」ジー
真姫「(にこちゃん、さっきから希と絵里の方ばっか見てるわね)」
真姫「にこちゃん、あの2人がどうかしたの?」ボソッ
にこ「…」
にこ「べっつにぃ~、あー暑いわねぇ…。真姫ちゃーん、お家まで運んでにこ☆」
真姫「…」スタスタ
にこ「…ちょっと、無視しないでよー!」
絵里「あっ、そうだ!日曜日にみんなで買い物に行かない?」
希「ええよ。にこっちは大丈夫?」
にこ「あー…ごめん、用事あるしパス。」
希「真姫ちゃんは?」
真姫「私もダメ…。日曜日は家の予定があるのよ。」
絵里「そう、残念ね…」
希「まあしゃーないね。」
真姫「ごめんなさい…。次は必ず行くから。」
にこ「悪いわね。また今度誘ってね。」
にこ「(……ふぅ…)」
希「…」
………
……
真姫「それじゃあここで。また練習でね。」
にこ「ばいばーい。」
にこ「…」
~♪
にこ「(メール?誰だろ?)」
穂乃果『(日曜日に遊ばない?凛ちゃんもいるよー!)』
にこ「うーん…まあいっか。OKっと…」
にこ「…」
~♪
穂乃果『(わーい!じゃあ日曜日にこちゃんの家まで迎えに行くからよろしくね~!)』
にこ「(…家にはあんまり来てほしくないけど、迎えに来るくらいならいっか…)」
~日曜日~
ピンポーン♪
こころ「はーい。」ガチャ
こころ「あら、穂乃果さんと凛さん。おはようございます!」
穂乃果「おはようこころちゃん!」
凛「おはよー。にこちゃんいるかにゃ~?」
こころ「お姉様なら朝ごはんの用意しています。ささ、上がって下さい。」
ほのりん「おっじゃましまーす!」
ほのりん「にこちゃん!おはよー!お迎えに来た(よー!)(にゃ!)」
にこ「はぁ?アンタら来るの早すぎでしょ!?まだ朝の8時よ!」
ここあ「あー!μ'sのお姉ちゃん達だー!」
虎太郎「みゅーずー。」
凛「おはよ、二人共可愛いにゃ~。」ナデナデ
穂乃果「おはよう!はいこれ、おみやげのほむまん!」
ここあ「わぁ、これおまんじゅう?やったー!」
虎太郎「ありがとー。」
こころ「すみません穂乃果さん。おまんじゅういただいて…」
穂乃果「いいのいいの、私達もこんな早くに押しかけちゃったしね!」
にこ「ほんとよまったく…」
にこ「…どうせあんたら起きてご飯も食べずに来たんでしょ?お菓子のお礼に朝ごはん出すわよ。」
穂乃果「いいのー?」
凛「あ、凛はこれ!持ってきたにゃ!」
にこ「作りおきもあるし大丈夫よ。それに凛、カップラーメンなんて食べないでちゃんとしたご飯食べなさい。」
凛「にこちゃんもかよちんと同じこと言うにゃあ…」
こころ「ふふっ、ではみなさんの食器も用意しますね。」
ここあ「今日は大勢で朝ご飯だね!」
虎太郎「ごはんー。」
~AM:9:00~
にこ「おまたせ、片付いたわ。」
にこ「それにしてもこんな早くに来て…。これからどこ行くつもり?」
穂乃果「いやー特に決まってなくてね~」
凛「本当は凛も今朝は穂乃果ちゃんに叩き起こされたんだにゃ…」
にこ「うわー、可哀想…」
穂乃果「ごめんごめん。それでこれからどうしよっか?」
穂乃果「2人は行きたいところある?」
にこ「別に。」
凛「うーん…」
穂乃果「なにか無いの?」
凛「そういう穂乃果ちゃんは?」
穂乃果「山!」
にこ「準備もなしに無理でしょ!」
凛「(…山……山頂アタック……)」ゾー
凛「山は本当にちょっと…冗談抜きで勘弁してください…」
穂乃果「え~っ、それじゃあ川!」
凛「…アウトドアがしたいなら事前に連絡してよ…」
にこ「大体どこの川に行くのよ!」
穂乃果「自然がいっぱいで~岩に囲まれた中に清流があって~マイナスイオンが~みたいなところ!」
にこ「いったいどこよそれ。まず場所を言いなさいよ…」
穂乃果「そこはにこちゃんくみ取ってよ!」
にこ「くみ取る以前に清流がある場所なんて知らないし。それに東京から何時間かかるのよ…」
凛「ふざけんにゃ!」
穂乃果「わかったよぉ、海ならいいでしょ?」
にこ「まあ海なら、ねぇ?」
凛「一旦帰って水着取ってこなきゃ。それで、どこの海行くの?」
穂乃果「瀬戸内海!」
にこ「にこ、可愛い妹弟と過ごしたからやっぱやーめた。」
凛「早く起こされて眠いからもっかい寝よーっと。」
穂乃果「じょ、冗談だよぉ!そんな露骨に盛り下がらなくてもいいじゃん!」
穂乃果「あ、ならせっかくの夏休みだし~日本全国周ろうよ!3人で美味しいご当地グルメをいっぱい食べて~」
にこ「凛、ちょっとそこのバカの相手してやりなさいよ。」
凛「めんどっちいにゃ。にこちゃんお昼になったら起こして。」ゴロンッ
穂乃果「」
穂乃果「…」スゥッ
穂乃果「起きろーーーー!!!」
凛「にゃッ!!」キーン
にこ「こら!人ん家で大声出すんじゃないわよ!!」
凛「」フラフラ
穂乃果「だって2人して冗談にツッコんでくれないんだもん!」
穂乃果「そうだ!アウトドアは今度行くとして、今日はその準備のための買い物をしに行こうよ!」
にこ「買い物ねえ。まあそれならいいわよ。凛、あんたは?」
凛「…」フラフラ…コクコクッ…
穂乃果「あ、あはは…。ごめん凛ちゃん…」
~都内・街~
凛「あっついにゃ~…」
穂乃果「今朝はそこまで暑くなかったのにね~…」
にこ「テキトーな建物に入って涼みましょ…」
穂乃果「そうしよっか…。あっ、あそこ行こ!アウトドア用品ありだって!」
凛「…穂乃果ちゃんあそこまでおんぶして…もうダメ…」グテー
穂乃果「わっ!わー!うわー!わぁー!!汗がー!!あついーーー!!おもいーーーー!!!」ワーワー
凛「…穂乃果ちゃん声でかい。」
にこ「…ほんとうるさい。騒音公害だわ。」
穂乃果「ひ、ヒドイ…」
~商業施設・休憩スペース~
にこ「あぁ~、涼しい~」グダー
凛「生きかえるにゃあ~」グデー
穂乃果「そうだね~、っていつまでもだらけてないで早く見に行こう!」
にこ「待って、もうちょっと…」
穂乃果「ほらほら、行くよ!」グイッ
にこ「あー!ああぁーーーっ!!!」ズルズル
凛「にこちゃんもうるさいにゃ…」
~アウトドアショップ~
凛「見て見て!これがあればお外でラーメンが食べられるよー♪」
にこ「またラーメン?飽きないわねー。」
穂乃果「凛ちゃん、料理はにこちゃんが作ってくれるから平気だって!」
凛「あ、そっかー!」アハハ
にこ「私に丸投げすんじゃないわよ!てか、たまにはアンタらがにこの為に作りなさいよ!」
凛「………いいの?」
凛「……どうなっても知らないよ?」
凛「…失敗しても怒らないって約束してくれたら、凛がんばるよ?」ズイッ
にこ「うっ…」
にこ「…やっぱ料理係は私か…」ガックリ
穂乃果「にこちゃんにこちゃん!ほら!かわいいカンテラ!」ジャンッ
穂乃果「これで夜も安心だよ~!」
にこ「そんなのいいからテントとか寝袋を…」
凛「このサングラスかっこいー!」スチャッ
凛「じゃーん!どう?似合ってる?」キリッ
にこ「…」
にこ「(ま、こうなるわよね…)」
~昼~
凛「結構見て回ったね~。」
にこ「そうね。結局何も買わなかったけど。」
穂乃果「だって行き先とか決まってないし、何買えばいいかよくわかんないし。」
にこ「それは軽くお昼でも食べながら考えましょ。」
凛「それならあそこのカフェで…あれ?」
希「~♪」ニヤニヤ
絵里「ー!///」
穂乃果「どうしたの?」
凛「ほらあれ、希ちゃんと絵里ちゃん!」
にこ「げっ、あいつらもここに来てたのね…」
穂乃果「偶然だね~。2人も買い物中かな?」
凛「呼んでみるにゃ!おーぃ…」ブンブン
にこ「ちょっと待った!」ガッ
凛「ふがっ!」
穂乃果「にこちゃん!?」
にこ「に、にこ今すぐに行きたいところがあるのぉ~。」
にこ「2人共ダッシュで行くにこー☆」ダッ
凛「もがーーーーーーーーッ!」ズルズル
穂乃果「えっ?あ、え…」キョロキョロ…
穂乃果「まっ、待ってよー!」タッタッタ
にこ「はぁ…はぁ…」
凛「もう!いきなり何するにゃ!」
にこ「…」
穂乃果「もしかして絵里ちゃん達と何かあったの?」
にこ「何もないけど…」
凛「なら戻って合流しようよ!まだあそこにいるはずにゃ!」
にこ「いや、それはちょっと…」
凛「…にこちゃん」ジー
にこ「……実は今日、あいつらの買い物に誘われてたんだけど断ったからちょっとね…」
穂乃果「でも私達と遊ぶ約束してたんだし、仕方なくない?」
にこ「あんたより絵里の誘いのほうが早かったのよ。」
穂乃果「そうなの?何で断っちゃったの?」
にこ「……ん~、いいかな~って…」
にこ「(だってあいつら2人の空間って…すっごい入りにくいんだもん…)」
にこ「…ふぅ…」
にこ「まあこの話はいいじゃない!ほら行くわよ、早くついてきなさい!」
穂乃果「う、うん…」
ほのりん「…」
~夕方~
にこ「結局ぶらぶら歩いて~だらけて~だったわねぇ。」
穂乃果「じゃあ今度は滝を見に行こう!決定ね!」
凛「何でまた選択肢を増やすにゃあ…」
にこ「あー滝ねはいはい。じゃあ私は夕飯の買い物して帰るからここで解散!明日練習でね。」
ほのりん「ばいばーい!」
~帰り道~
穂乃果「…どう思う?」
凛「何が?」
穂乃果「にこちゃんって希ちゃんと絵里ちゃんの事、苦手なのかな?」
凛「そんな感じはしないけどね。」
穂乃果「そーだよねえ。」
穂乃果「でもさっきのにこちゃん見て、3年生同士が一緒にいるのってあんまり見た事ないって気づいたんだ…」
凛「そう言われてみると…」
穂乃果「…」
凛「…」
凛「…ところでさ、滝ってほんとに行くの?」
穂乃果「行きたいなー…って、ダメ?」
凛「穂乃果ちゃんが電車代出してくれるなら行くにゃ!」
穂乃果「そんなー!」
凛「冗談だよー…って、あ~希ちゃん!」
希「おっ、凛ちゃんと穂乃果ちゃん!」
絵里「2人は何してるの?」
穂乃果「もう帰るところなんだ。2人は?」
絵里「同じ。今日は買い物したりいろいろ見てまわったりしてきたわ。」
希「えりちってばウチが薦めた服を全然気に入ってくれなくてなぁ~。」
絵里「さ、さすがにあの服は大胆過ぎだからでしょ!」
希「いやいや、えりちなら絶対似合うやろ。あれ着たえりち見たかったなぁ~。」
絵里「の、希が着ればいいでしょ?スタイルいいんだから!」
希「う、ウチはそんな…。もう、褒めても何もでんよ。」
ほのりん「…」マジマジ
穂乃果「2人ってすっごく仲良いよね~!」
絵里「そう?」
希「普通やない?穂乃果ちゃん達も仲ええやん。」
穂乃果「ほんと?やったね!私達、仲良いって!」
凛「それは嬉しいけどさー、穂乃果ちゃんは少し落ち着いたほうがいいにゃ…。」
凛「今日なんて朝早くに凛の事叩き起こすし、準備も予定もないのに無茶苦茶言うし…」
凛「さっきもにこちゃんが帰る時にいきなり滝を見に行こうとか言い出すし…」
希「あれ?にこっちも一緒やったん?」
凛「さっきまでね。」
穂乃果「2人はにこちゃんと遊んだりするの?」
希「ん~、最近は無いなあ…」
絵里「私は…。誘ってみたりするけどタイミングが合わないみたい。」
穂乃果「タイミング?」
絵里「今日の買い物。にこも誘ってたんだけど断られたの。」
絵里「何の予定があるのかなって思ってたけど、ふふっ、あなた達に先を越されたみたいね。」
穂乃果「………あ~、ごめんね、絵里ちゃん…」
穂乃果「(本当は絵里ちゃんのほうが早かったみたいだけどね…)」
~次の日~
にこ「今日の暑さ…半端じゃないわ…」
穂乃果「まだまだ暑くなるって…もう死にそう…。にこちゃん、アイス買ってきて…」
にこ「ふざけんじゃないわよ…」
凛「…ならジュースでいいから…」
にこ「何で私が買いに行かなきゃいけないのよ!」
にこ「…」
にこ「凛ちゃ~ん、穂乃果ちゃぁん…」
にこ「にこぉ~暑くておかしくなっちゃいそぉ~。アイスとジュース買ってきてにこっ☆」ニッコニー
穂乃果「…」イラッ
凛「…心は冷え込むのに体は暑いままにゃ…」
にこ「………無言はやめて…。せめて凛みたいにツッコみなさいよ…」
凛「はぁ…」
穂乃果「……今日の練習…楽だといいな~…」
にこ「昨日休みだったし、望み薄ね…」
穂乃果「…」ガックリ
~練習後~
にこほのりん「………」グダー
希「3人共死んでるやん…」
ことり「今日もすごく暑いからねー…」
ことり「ことりもすっごく疲れちゃった…」
絵里「この暑さの中でいつも通りの練習メニューをこなすのはキツイわね…」
絵里「少し練習量を減らして様子をみましょうか。倒れてからじゃ元も子もないわ。」
海未「そうですね。みんなの体の事も考えて調整しませんと…」
絵里「走りこみは少し減らして……それから………」
海未「トレーニングの方を………」
………
……
花陽「凛ちゃん、大丈夫?」
凛「かよちん…凛はもうダメにゃあ…」
にこ「は、花陽。あ、アイス…」
花陽「えぇっ!ちょ、ちょっと待ってて、お財布…」
凛「かよちんを使い走りにするのは許さないよ!」キッ
にこ「うっ、ご、ごめん…そんなつもりは…」
真姫「だらしないわね。アイスが食べたいなら自分で買いに行けばいいじゃない。」
穂乃果「そうだよ!にこちゃん!今すぐ買ってきてよ!部長でしょ?」
にこ「それが出来ないから頼んでんじゃない…」
にこ「真姫、スーパーまでおんぶして連れてって…」
真姫「そんなことしたら私が倒れるわよ…」
ガチャッ…
ことり「みんなー、ドリンク持ってきたよ~♪」
希「何がいいかわからないから適当に買ってきたよ~。」
穂乃果「…天使だ、ここに天使がいるよ!」
にこ「いや、女神様よ!聖母様よ!」
真姫「大袈裟ね、おりがとう…ことり、希。」
凛「助かったにゃあ!あ、お金は後で渡すね!」
花陽「ことりちゃん。私もお手伝いしたのに…」
ことり「ふふっ、大丈夫だよ♪それにかよちゃん疲れてたみたいだし…ムリしないでね。」ナデナデ
花陽「ぴゃぁ!ことりちゃ…///」
希「2人も一旦クールダウンしとき。ドリンク買ってきてから。」
絵里「あら、ありがと。海未、私達も少し休みましょう。」
海未「そうですね。希、有難うございます。」
海未「お茶、頂きますね。」ゴクゴク
希「にこっち、ちょっと復活したね。」
にこ「水分取ったら少し楽になったわ、ありがとね。はいお金。」
希「ええんよ。…昨日は穂乃果ちゃん達と遊んでたんやね。」
にこ「ああ、聞いたの?計画も無しに連れ回されて疲れたわよ…」
希「お疲れ様やね。そうだ、この後パフェでも食べてかへん?」
にこ「パフェねえ…」
にこ「あんたと2人でよね?」ミミウチ
希「まあ2人でも構わんよ。」ボソッ
にこ「うーん…ならいいわよ。」
希「良かった。じゃあ帰りは2人で帰ろっか。」
にこ「うん。」
希「こうして2人で帰るのって久しぶりやなぁ。」
にこ「確かに。久しぶり感はあるわね。」
希「にこっちがウチらのところに全然来ないからやん。」
にこ「1年生の面倒見なきゃいけないしね。」
希「それだけかなぁ?」
にこ「?」
希「真姫ちゃんがおるしなぁ~。」ニヤニヤ
にこ「はぁ?何わけのわからないことを…」ハッ
にこ「(ああ、そういう事…)」
にこ「…ならあんたも私がいない分、絵里を独り占め出来るし物凄く嬉しいでしょ?」ニヤッ
希「なっ、どういう意味なんそれ!///」
にこ「友達以外に何があんのよ?」
希「!」カァァ…
にこ「何してんのよ、さっさと行くわよ!」
希「むぅ…」
~店内~
にこ「…」ボー
希「…」
にこ「そういえばさ、何で今日は私を誘ったの?」
希「ん?」
にこ「めずらしいな~って。」
希「最近にこっちと絡んでないなぁって思ったんや。」
にこ「いやいや!そんな事無いでしょ!あんた隙あれば胸触ってくるし、からかってくるし!」
にこ「てか私のばっかじゃなくて絵里の胸も触んなさいよ!」
希「えりちのはなあ、なんてゆーかキッカケがないと…」
にこ「……なんていうか、本命のは触りづらいってこと?」
希「だからそういうんじゃ無いって!///」
にこ「(あながち間違いでもないって反応してるじゃない)」
希「…」
にこ「…」ボー
にこ「(小腹すいたわ、パフェまだかな~)」
希「…そういうにこっちの本命は真姫ちゃんやろ?」
にこ「…」ボー
にこ「…へ?あっ…その話続いてたの?」
希「言われっぱなしは悔しいやん。」
希「1年生といるときは大体真姫ちゃんといる事多いやんか?」
希「アイスの時も真姫ちゃんと仲良うしとったし!」
にこ「(まあ凛が花陽の隣を常にキープしてるからね~)」
にこ「(それにあんたと絵里は自然とセットになるんだしそうなるわよ)」
にこ「真姫は可愛い後輩よ。それは凛も花陽も一緒。」
にこ「そもそもスーパーアイドルのにこにーに本命がどうとかそんなのいるわけ無いでしょ。」
にこ「…でも、あえて本命を言うならにこは家族を一番愛してるけどね♪」フフンッ
希「そ、そっか…」
希「…」
にこ「(なんかさっきから元気ないわね)」
にこ「…まあスーパーアイドルにこにーはあんたの事も愛してるから元気出しなさいって!」ポンッ
希「あ、ああっ愛?なななっ、何なんいきなり…///」
にこ「え、いや…。なんていうか…そういう雰囲気かなーって…」
希「(ふ、雰囲気って…)」カァァ…
希「ま、真姫ちゃんとかにも…こういう事言うん?」
にこ「にっこにっこにー☆まっさかぁー。言うわけ無いでしょお~!」
にこ「今のにこにーはぁ~、希ちゃんだけのものにこー☆」ニッコニー
希「!」カァァ…
希「(にこっちってほんまズルいわ…)」
にこ「(まあこれで元気になったでしょ)」
にこ「(あ~パフェはやく来ないかなー)」ボー
~帰り道~
にこ「美味しかったわね~。」
希「ウチはにこっちのせいで味がようわからんかったわ…」
にこ「勿体無いわねー。まあ、また食べに来ればいいじゃない!」
希「そうやね。また一緒に来てくれる?」
にこ「えっ?」
希「ん?」
にこ「まあ、別にいいけど。」
にこ「(私とは今日来たんだし、次は絵里と行ったほうがいいんじゃないの?)」
にこ「(私も今度、穂乃果と凛連れて来よーっと)」
希「次はえりちも誘って3人で行こうなぁ。」
にこ「えっ?うーん…そうなると私、邪魔じゃない?」
希「………やっぱりや。」
にこ「?」
希「にこっち。えりちの事、苦手やろ?」
にこ「そ、そんな事無いけどぉ…」
希「嘘。目が泳いでるで!」
にこ「別に苦手とかそういうのじゃなくてさ…」
にこ「あんたら2人の空間が既に出来上がってるのに、今更入んのもねえ…って事よ。」
希「ふ、2人の空間て…」
にこ「(それに希が絡んだ時の絵里ってなーんか恐いのよねぇ…)」
にこ「てかユニットの時は普通に絡んでるんだし、そんな心配される覚えはないわよ!」
希「そ、そやったね…」
希「けどウチは3人で行きたいんやけどなぁ…」シュン
にこ「あー、わかった!わかったわよ!行ってあげるから!そんな顔するんじゃないわよ!」
希「ほんま?さっすがにこっち!」ギュー
にこ「わっ、ちょっと!暑いんだからやめなさいよ!」
希「ええやん。別に不快な暑さじゃないやろ?」
にこ「…」
にこ「それもそうね。あーこれこれ、やわらか~」ギュー
希「わわっ///」
凛「穂乃果ちゃん。あれ、あそこにいるのって。」
穂乃果「にこちゃんと希ちゃんだね。」
希「あ、でもやっぱ暑いわぁ…」
にこ「待って。ちょっと気分がノッてきたからもう少しこのまま…」スリスリ
希「ちょっ、にこっち!///」
希「うぅ…///」
凛「そういえば真姫ちゃんから聞いたんだけど、この前3年生と一緒にアイス食べに行ったんだって!」
凛「やっぱり仲良しさんだったにゃ!」
穂乃果「そうみたいだね。私達の思い違いだったんだ~。良かったぁ!」
凛「うんうん!やっぱりμ'sはみんな仲良しなんだにゃ!」
穂乃果「…私達も行こっか!」
凛「うん!」
にこ「…」スリスリ
希「…にこっち、もしかして私の服で汗拭ってへん?」
にこ「…」
にこ「…にっこにっこにー☆そんな事してないにこー☆」スリスリ
希「…」
希「」ワシワシワシワシワシワシワシワシ
にこ「にこーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
希「全く、こんなんありえへんやろ!にこっちのアホ!」
にこ「ごめんって…謝ってるじゃない…」
希「あかん。ほんま信じられんわ…」
にこ「じゃあご飯奢ってあげるから機嫌直しなさいよ!」
希「ご飯?…何ごちそうしてくれるん?」
にこ「それはぁ~♪いっぱいの愛が詰まったぁ~にこにー特製のぉ~…」
希「特製の~?」
にこ「……えーっと…ごめん、考え中…」
希「奢るってにこっちの手料理やんか…」
にこ「…やっぱりだめ?」
希「……いーや。めっちゃ嬉しい!」
希「(友達の家でご飯とか、そういうのめっちゃ憧れてんねんウチ)」ドキドキ
にこ「良かった。じゃあ早速にこの家に行くにこー☆」
希「おー!」
にこ「それで昨日、あいつらってば朝の8時に来てさー。」
こころ「朝早くに誰か来られたのでパパラッチの方かと思いましたわ。」クスクス
希「それは大変やったなぁ~。穂乃果ちゃん達にも朝ご飯作ったん?」
にこ「まーね。作りおきもあったし、簡単なものだけど。」
こころ「凛さんはカップラーメンを持って来られてましたね。」
希「カップラーメンって…。ふふっ、ほんま凛ちゃんブレへんなぁ~。」
ここあ「ねー見て見て!穂乃果お姉ちゃんにおまんじゅう貰ったんだ!ほら!」
虎太郎「ほむまん~。」
希「良かったやんかぁ~。」ナデナデ
希「実はウチらもな、それ前にそのおまんじゅうな…作った事あんねん!!」
ここあ「ホントー?希お姉ちゃんすっごーい!」キラキラ
希「ふふん、せやろ♪」ナデナデ
希「(こういう食卓、ほんまええなぁ…)」
~それから~
穂乃果「にーこちゃん!」ルンルン♪
にこ「なによ、やけにご機嫌ね。」
凛「凛知ってるよ!希ちゃんとにこちゃんが抱き合ってたの!」
絵里「…」
絵里「抱き合ってた?」ジー
にこ「!」ビクッ
にこ「(これがあるから絡みづらいのよねえ…)」
にこ「この暑いのにそんな事するわけ無いじゃない!嘘は良くないわよ嘘は!!」
希「ん~?何の話~?」
穂乃果「昨日にこちゃんと希ちゃんが仲良くしてたって話!」
凛「夕暮れの公園で~2人が熱い抱擁しあってて~」
絵里「…」ジー
にこ「(絵里の視線が痛いほど突き刺さってんのに気付きなさいよ後輩達!)」
にこ「へ、変な言い方してんじゃないわよ!それにそんな事あるわけが…ねえ希」
希「見てたん?なんや恥ずかしいなぁ…なあ、にこっち///」
にこ「」
絵里「…にこ」
にこ「!」ドキッ
にこ「…に、にっこにっこにー☆」
絵里「…私、今日はあなたとお話したい気分なの。練習終わったら…いいかしら?」
希「あ、なら昨日にこっちと一緒にパフェの店見つけたんよ!」
希「終わったら行かへん?」
絵里「…いいわよ。…勿論にこも来るでしょう?」
にこ「えーっと…その…実は穂乃果達と滝を見に行く約束が…」
穂乃果「えっ?まだ場所も日程決まってないよ。それに今日は3人で楽しんで来なよ~!」ウリウリ♪
凛「そうにゃそうにゃ!たまには3年生同士仲良く行ってくるにゃ!」
にこ「(くっ、こいつら追い打ちまでかけてきた…))」
絵里「それはいい考えね!なら親交を深めるために今日の練習は私と組みましょう!」
絵里「ね、にこ?」ニコッ…
希「おっ?なんや、えりちとにこっちが仲良くなってくれて嬉しいわぁ♪」
にこ「…そ、そうね」ハハッ
にこ「(練習終わったらすぐにバックレてやる…)」
にこ「(真姫と花陽のところに避難してやるんだから!)」
おしまい!
じゃあなお前ら
あれ?まだ転?オチ着いてない?マジ?
ちょい待ってな
~数日後・喫茶店~
凛「ここが希ちゃん達と来たお店?」
にこ「そうよ。ここのパフェ、美味しいわよ~♪」
穂乃果「わぁ~、楽しみ♪」
穂乃果「ねぇねぇ、絵里ちゃん達と来た時はどんなお話したの?」
にこ「別に、いつもと変わらないわ。」
凛「パフェが来るまで時間かかるし聞かせてよぉ。」
にこ「えぇー…。そうねぇ…」
………
……
~数日前・練習後~
絵里「そのパフェのお店ってこの辺にあるの?」
希「うん、もうすぐや。なあ、にこっち。」
にこ「(結局逃げられなかった…)」ズーン
にこ「(いつも通り、さり気なく逃げるつもりだったのに…すぐに捕まってしまったわ…)」
希「にこっち?どーしたん?」
にこ「……ん?」
絵里「元気ないみたいだけど、どうしたの?」
にこ「…」
にこ「何でもなぁ~い。みんなのアイドルにこにーが~こ~んなところにいるなんてぇ~」
にこ「写真取られたりサイン求められたらど~しようかな~って☆」ニコッ
絵里「………ハラショー。」
希「えりち、にこっちはもう限界みたいや。はよお店行かなあかんわ。」
にこ「ちょっと!それどういう意味よ!!」
絵里「…そのようね。にこ、もう少しでお店に着くと思うから…」
にこ「(…心配されちゃった…)」
~喫茶店~
絵里「少し席を外すわね。」スッ
のぞにこ「うん」コクッ
希「…練習の後、逃げようとしたやろ?」
にこ「そんなわけないでしょ!」
にこ「練習中、それはもう楽しみにし過ぎて集中出来ないくらいだったんだから!」
希「ほんま嘘ばっかやなぁ。一番に荷物まとめて出ていこうとしてたくせに。」ハァッ…
にこ「あれぇ~?そんな事ありましたっけぇ~?」
希「…」
ワシ…
にこ「ぅあっ!ぃや…ちょっとここでは…」
希「恥ずかしがるにこっちかわええなぁ~。」モミモミ
にこ「あっ…ちょっ!だ、ダメだって………もぅ!」ガバッ
希「!」
にこ「これでもう触ることは出来ないでしょ?」フフンッ
希「にこっちあっつい。そんなくっつかんといて。」
にこ「とか何とか言ってにこにーにくっつかれて嬉しいくせにぃ~。」
希「…」
希「…」ニヤリ
希「そうやね。」ギュッ
希「にこっち子供みたいでめっちゃ可愛いしウチも幸せ~。」ナデナデ
にこ「こ、子供扱いするんじゃないわよ!てか頭撫でるのは禁止したでしょ!///」アセアセ
希「そやったかなぁ~?」ニヤニヤ
希「そんな約束したかなぁ?」ナデナデ
にこ「うー…///」
絵里「…」
希「えりち、帰ってきたん?」
絵里「…ええ。」
にこ「お、おかえり~。///」
希「あ、ウチもちょっと外すわ。」
絵里「…」コクッ
にこ「い、行ってらっしゃい…。」チラッ
絵里「…」ジトー
にこ「(うっ…生徒会長時代の恐い顔してる…)」ビクッ…
絵里「…にこ。」
にこ「は、はい!ですぅ…。」ドクンッドクンッ
絵里「…どうしてにこばっかり、希に抱きつけるの?」
にこ「ど、どうして言われましてもぉ~…」
絵里「ズルいわ!ズルいわ!にこばっかり希と仲良くして!」
にこ「(アンタのほうがずっと希と一緒なんだから、アンタ達の方が仲良いでしょ…)」
絵里「私だって!さっきのあなた達みたいにスキンシップしてみたいわ!!」
にこ「…すればいいじゃない…。」
絵里「……は、恥ずかしいし。」モジモジ
にこ「…」
にこ「(…もしかして、今までのあの視線って)」
にこ「(ただ羨ましそうに見てただけ?なの?ねえ?)」
にこ「あ~あ、やってらんないわ。」グデー
絵里「は、話はまだ終わってないわよ!どうしたらにこみたいに…」
にこ「めんどくさいわねー…。自分から抱きしめればいいでしょうが!」
絵里「そ、それが簡単に出来ないから…その…ゴニョゴニョ…。」モジモジ
にこ「私から見れば、アンタらの方が仲良しに見えるけど。」
絵里「えっ?」
にこ「アンタらっていつも一緒だし、なんていうか…心で通じてる。みたいな?」
絵里「なっ!///」カァァ
にこ「羨ましがってないで、サラッと希の胸ワシワシMAXしちゃえばいいじゃないの♪」ニヤッ
絵里「い、いきなりワシワシはハードル高いでしょ…。」
にこ「ああいえばこういう…」ハァッ…
希「戻ったよ~。」
希「2人で何の話してたん?」
絵里「た、たいした話じゃないわ!ねっ!にこ!」アセアセ
にこ「ほんとそうね。」
希「怪しいなぁ~。なぁ~ウチにも教えてよぉ~。」ニシシ
絵里「いや、だからぁ…///」チラッ
にこ「(…さっきまで生徒会長の時の顔してたと思ったら)」
にこ「(…しょーがないわねえ)」フゥッ
にこ「絵里ちゃんがぁ、にこにーの美貌にメロメロみたいでぇ~」
にこ「どうしたらにこみたいになれるのか~こっそり教えてあげてたにこー☆」
希「何でそんな一瞬でバレるウソ付くん…」ハァッ…
絵里「にこ…いくらなんでもそれは無いでしょ…。」
にこ「何よぅ!私の可愛さに憧れてるクセに~!」
希「…もうええから。パフェ来るまで大人しく待っとこうや。」
絵里「そうしましょ。」
にこ「…」
にこ「(…ちぇっ)」チラッ
絵里「…」ジー
絵里「(にこ、ありがとう♪)」ウインク
にこ「…」
にこ「(…ふんっ)」カァァ
~公園~
希「あそこのパフェ、美味しかったやろ?」
絵里「うん。また行きましょう♪」
希「もちろん!あっ、にこっちも一緒やで!」
にこ「えっ?いいの?」
絵里「?」
絵里「断る理由が無いじゃない。」クスッ
にこ「…それもそっか♪」
希「ふふっ、にこっちは変なところ気にするからなぁ~。」ニヤッ
にこ「うるさいうるさい!希!疲れたから膝借りるわよ。」ゴロッ
にこ「あー。やっぱ希の膝枕は最高だわー。」
希「もーっ。重いってぇ~。」ナデナデ
絵里「…」ジー
にこ「頭撫でるんじゃ無いってぇ言って…。」
絵里「…」ジー
にこ「…」チラッ
にこ「そうだ、絵里もやってみなさいよ!柔らかくて気持ち良いわよ~♪」
絵里「…へっ?」
希「えりちもどう?」ポンポン
にこ「にこの特等席だけど、今日は特別に絵里にも貸してあげるわ!」
希「特等席とか好き放題言って。」
絵里「…えっと…その…。」アセアセ
にこ「ほらほら~。」グイッ
絵里「……じゃあ。」ポフッ
絵里「あっ。柔らかい…。///」ドキドキ
希「ふふっ、えりちに膝枕なんて何か新鮮やわ。」
絵里「そ、そうね…。」
絵里「…にこが特等席って言っちゃうのも理解できちゃうわ。///」
にこ「でしょ?」
絵里「うん♪」
希「ふふっ♪」ナデナデ
希「ええなあ~。こういう空気。」
にこ「そうねえ。」
絵里「希、膝辛くない?」
希「ん、大丈夫♪」
希「なぁ、今度3人で出かけへん?」
にこ「またいきなりねえ…。」
希「穂乃果ちゃん達と滝に行くんやろ?ならウチらもウチらでどこか行きたいやんか?」
絵里「言ってたわね~。滝ってどこの滝行くの?」
にこ「さあ。あんなの穂乃果の出任せでしょ。」
希「穂乃果ちゃんらしいなぁ。じゃあウチラは…森?」
絵里「どーして森なのよ?」フフッ
希「森ってスピリチュアルな感じやろ?」フフンッ
絵里「そうかしら?」クスクス
希「森から溢れるパワーを受け取って~~」
にこ「…」ボー
絵里「にこはどう思う?」
にこ「…えっ?」キョトン
希「にこっちも森好きやん。行きたいやろ?」
にこ「勝手に好きって決めるんじゃないわよ。」
絵里「にこはどこ行きたい?」
にこ「うーん………んん~?」
にこ「…絵里はどこ行きたい?」
絵里「私?そうねえ…」
絵里「……突然降られると…なんて言えばいいか…」
希「満場一致で森でOKやな?」
にこ「なんでやねーん!」ビシッ
絵里「近いうちに決めましょう。3人だけで集まって、ねっ?」ルンルン
希「そやな♪」
にこ「そうしましょうか。」
にこ「…」ニコッ
………
……
にこ「……美味しかったしまた行こうねーって約束して終わったわよ。」
凛「えー?そんなんじゃわかんないよー!」
穂乃果「そうだよ!もっと詳しく教えてよぉ!」
にこ「何でそんなに気にしてるのよ…。」
にこ「ハッ!?さてはあなた達!にこの全てを知りたくて夜も眠れないのね!」
にこ「でもダメダメダメェ~!にこだってぇ~プライベートがあるんだからぁ☆」
にこ「…」チラッ
穂乃果「にこちゃんかわいい」
凛「にこちゃんだいすきー」
にこ「!」
穂乃果「好きだ!愛してる!」ギュー
凛「にこちゃん最高だにゃー」
にこ「ちょ、ちょっと何なのよ!」
穂乃果「にこちゃんが悪いんだよ!」
凛「そうそう、にこちゃんの前では私達はバックダンサーに成らざるをえませんですにゃあ。」
にこ「そ、その事は謝ったでしょ!てかこんな落とし方するんじゃないわよ!」
穂乃果「えへへ…ごめんねぇ~。」スリスリ
にこ「ったく、ほんとにアンタらは…」ナデナデ
凛「ごめんね。」
凛「けど3年生同士だとどんなお話するのかな~ってね、気になるんだもん。」
にこ「……いつも通りよ。アンタらだってみんなといる時と変わらないでしょ?」
にこ「3年生だけで集まったからって何も変わらないわよ。」ニッコリ
凛「…あはっ、そっか。」
穂乃果「(にこちゃん。3年生の話する時、笑顔だ!)」
穂乃果「そうだよね!いつもの私達だよねぇ♪」
にこ「…まあいつも通りでもいいけどさ、アンタら少しは落ち着きなさいよ。」
にこ「面倒見る私だって疲れるんだから。」ハァッ…
凛「にこちゃんに言われたくないよーだ!」
穂乃果「…でも、嫌いじゃないでしょ?」フフンッ
にこ「……ふんっ。」
にこ「(確かに。こいつらと一緒は疲れるけど…悔しいけど落ち着くのよねえ…)」
店員「ご注文の品でーす。」コトッ
にこ「あ、来たわ!さぁ食べましょ♪」
凛「わぁ~、美味しそ~!」ルンルン
穂乃果「いっただっきま~す♪」パク
穂乃果「ん~♪」
穂乃果「あっ、そうだ!ここから行けそうな滝を調べてきたんだけど。」
にこ「えっ?あれって本気だったの?」
おわり!
お前ら今度は大丈夫やろ?
>>82
>絵里「……突然降られると…なんて言えばいいか…」
あ、字間違ってたわ。
絵里「……突然話を振られると…なんて言えばいいか…」
こうしといて
このSSまとめへのコメント
うん面白かった、嫉妬するえりちか可愛い!希ちゃん可愛い三馬鹿もいい感じ