シュトロハイム「…んむ」
ナチス兵「! お目覚めでありますか!!シュトロハイム大佐!!」
シュトロハイム「…ここはわが軍の研究施設…!俺はスターリングラードにいたはずだぞ!?」
ナチス兵「…大佐。戦争は終わりました。」
シュトロハイム「なに!?・・・しかしあの状況からわが軍が勝利できるとは考えれん…まさか我が軍は…」
ナチス兵「・・・はい。あなた以外の塀はほぼ戦死し、我が軍は負けてしまいました…」
>>1
塀→兵
>>1です。
ほんと亀でいきます。
シュトロハイム「…なんということだ…!!」
ナチス兵2「大佐…ヒトラー総統閣下がお呼びです」
シュトロハイム「…総統閣下が!?すまない!早く車いすを準備してくれェェぁい!!」
_________
コンコン
シュトロハイム「失礼します!六軍!シュトロハイムです!!」
ヒトラー「おーおーシュトロハイム大佐。よく生き残ったな。」
シュトロハイム「…まことに恥ずかしながら…生き残ってしまいました。祖国のために命もはれず…」
ヒトラー「・・・・・・」
シュトロハイム「…閣下??」
ヒトラー「なぁシュトロハイム。お前は我が軍がお前のためにいくらの金を使ったか知っているか?」
シュトロハイム「…!?」
ヒトラー「しらんだろうな。改造された体を受け入れる軽い人間…フフッ今や機械か」
シュトロハイム「閣下…?」
ヒトラー「知らないだろうなそんな軽いやつが…まぁ簡潔に言おうシュトロハイム大佐。」
シュトロハイム「・・・」
ヒトラー「君には今日限りで我が軍をやめてもらうよ。」
シュトロハイム「・・・ッ!!」
ヒトラー「分かるだろう?あれだけの金を掛けて作った人間兵器がたった一つの戦争で死に…いや。壊れかけ…」
シュトロハイム「・・・」
ヒトラー「さらにその金食い虫は金のかかるメンテナンスまで必要とする…え?今回の前線離脱もメンテナンスがしっかりしてなかったかららしいな」
シュトロハイム「…返す言葉が…見当たりません…」
ヒトラー「…だろうな。私の言っていることがすべて正論だからだ。」
ヒトラー「…用済みの鉄くずが長々と私の部屋に居座るんじゃあない。早く出ていけ。そしてさようならだ。」
シュトロハイム「…了解いたしました。」
車いすを動かして部屋から出ようとするシュトロハイム。
ヒトラー「ああそうだシュトロハイム…君の口癖で「ナチスの科学力は世界一」だとか言っていたが」
シュトロハイム「…?」
ヒトラー「世界一はナチスでもドイツでもない。私だ。それを忘れるんじゃあないぞ…?最後の命令だ。」
ヒトラーのその言葉は、これからのシュトロハイムの人生の自由を少し奪ったといえるだろう…
シュトロハイム「…世界一…か。」
シュトロハイム「…行くあてがないな…」
シュトロハイム「…jojo…あいつはどうしているのか。」
シュトロハイム「聞いた話によると結婚したらしいじゃあないか…」
シュトロハイム「…ろくに祝福にも行けなかったな…フフ…ん!?」
シュトロハイム「…しまった!ね…燃料が切れる…動け…ない…」
______________________________
シュトロハイム「・・・ンおっ!?」ガバッ
???「お目覚めですか。シュトロハイムさん。」
シュトロハイム「・・・誰だ貴様は?」
???「私が名のるよりもあの方に来ていただいた方が話が早いでしょう。」
???「少しお待ちください」
そういうとその白衣を着た研究員のような男は部屋から出て行った
シュトロハイム「・・・?あの方??」
ウィーン
ドアが自動で開いた
「やぁ。久しぶりだな、シュトロハイム。」
シュトロハイム「アァッ!!?おおお前はぁぁぁぁぁ!!」
私だ
シュトロハイム「スピードワゴォン!!」
スピードワゴン「何年振りだ…シュトロハイム?もうあれから…4、5年はたつな」
シュトロハイム「な…なぜお前がここにィィ?」
スピードワゴン「まだ気付かんのか?相変わらずそこらへんは鈍いな・・・ここはスピードワゴン財団本部だよ」
シュトロハイム「・・・なに?つまりテキサスか?ここは」
スピードワゴン「そういうことだ。ドイツの街中でお前が倒れているところをドイツの方に視察にいっとったうちの財団の者が見つけてな。」
スピードワゴン「そいつらはあのカーズとの戦いの時に科学戦闘隊としてあの場にいた者たちでな。お前だとすぐにわかったらしいぞ。」
シュトロハイム「よく俺をテキサスまで運んでこれたな…普通怪しまれるぞ」
スピードワゴン「なぁに。30年近く指名手配犯を隠し通せるくらいの力はあるんだぞ。私の財団は」
シュトロハイム「なるほどなァ。それぐらいわけないということか。」
スピードワゴン「そお言うことだ。」
シュトロハイム「・・・ほんとに懐かしいな。スピードワゴン…」
スピードワゴン「…あぁ。jojoもお前に会いたがっていたぞ」
シュトロハイム「jojo…カーズとの戦いの後一度も会っていないな…」
スピードワゴン「どうだシュトロハイム?お前の体はうちの科学技術部隊がもっと高性能なものに修理してやるから、治ったらjojoに会いに行ってみるというのは」
シュトロハイム「…そんな迷惑のかけることはできんわ。スピードワゴン。」
スピードワゴン「なにを言うシュトロハイム。jojoはカーズはお前がいなかったら倒せなかったし、何より自分は死んでいた、と言っていたぞ。私はそのお礼がしたい。jojoの命を救ってくれた礼が」
シュトロハイム「フフ…貴様等はどこまでもお人よしだな。まァそこまで言うのなら、この体を修理させてやるよ…」
スピードワゴン「その性格も相変わらずだな…フフ」
一週間後
スピードワゴン「とりあえず、戦闘用の武器はいくつか外させてもらったぞ。
紫外線照射装置も右目の他のは全部撤去した。腹の銃器機関砲は少し小型にした。
それと右足の関節部が少しおかしかったのでそこも直させてもらった。」
シュトロハイム「…わるいななにからなにまで。」
スピードワゴン「構わないよ。さぁさっそくjojoに会いに行こう。もうそろそろここを出なくてはな」
シュトロハイム「うむ…jojo…懐かしいな。・・・おお右足がぎくしゃくしないな」
七時間後
ジョセフ「おーい!スピードワゴンのじいさーん!シュトロハイムーーー!!」
スピードワゴン「おおjojo!わざわざ空港まで迎えに来てくれたのか!」
シュトロハイム「久しぶりだな…ジョースター」
ジョセフ「おいおい今更ジョースターなんて硬い呼び方するんじゃあないぜ?jojoでいいよシュトロハイムちゃ~ん」
シュトロハイム「それもそうだな。それよりもjojo。元気そうで何よりだ。貴様は何も変わっとらあせんなァ」
ジョセフ「お前もなんだか装備がスッキリしちゃって!前の方がカッコよかったんじゃあねえか~?」
シュトロハイム「…フフ。前…か。俺がナチスの装備に身を包んでいたころの話だな」
ジョセフ「・・・え?どーいう意味だシュトロハイム?お前まさかナチスを…」
スピードワゴン「jojo」
ジョセフ「…あぁすまねえ…悪かったよシュトロハイム」
シュトロハイム「いいやあ構わないんだ。今回はそのことについても話そうと思ってな。ここではなんだ。どこかいい場所に連れて行ってくれよjojo」
ジョセフ「ああそれなら俺の家へ来いよ!スージーもかーちゃんもエリナばあちゃんも大歓迎だぜ!」
スピードワゴン「そりゃあいい!しばらくワシもみんなともあっとらんしな!」
ジョセフ「よぉ~し、そーと決まれば俺の家へ行くぜッ!ヘイタクシー!!」
シュトロハイム「相変わらず騒がしい奴だな」
ジョセフ「テメ―にだけは言われたくないぜシュトロハイム」
ジョースター邸でシュトロハイムは楽しい時間を過ごした。
久しぶりに酒も飲んだ。
ジョセフとも短い期間の共闘の思い出話もした。
スピードワゴンも楽しそうであった。
さらにスピードワゴンは職を無くしたシュトロハイムに自分の財団の遺跡発掘隊として就職させることを約束した。
軍人として生きていたころの自分にはない楽しさであった。
そして、時は流れる・・・jojoは!!
1989年…1月15日…
ルドル=フォン=シュトロハイム
今では70歳代半ばとなった彼だが、
彼は約50年ほど前から今までspw財団遺跡発掘隊の一人として仕事を続けている。
reo・スピードワゴン(満90)は死去する少し前に彼を遺跡発掘隊の隊長に任命していた。
この日も彼は仕事をしに財団へと向かっていた。
ppp-----ppp---
シュトロハイムの運転する車の無線機が財団からの信号をキャッチした。
シュトロハイム「・・・もしもし。こちらspw遺跡発掘隊、ルドル=フォン=シュトロハイム」
軍服でないシュトロハイム・・・
財団員「シュトロハイム隊長…ジョセフ・ジョースター様より…連絡が入っております…」
シュトロハイム「…なに?jojoから…よし。つなげ」
ジョセフ・ジョースター
現在69歳。去年エジプトを目指し日本を発ったことだけはシュトロハイムにも連絡が入っている。
シュトロハイム「…どうしたjojo。連絡をよこすなんて去年ぶりじゃあないか。もうエジプトには着いたか?半年近くもかかるなんて…少し遅すぎやしないか?しかもなぜ…財団を通して連絡をよこした…?」
ジョセフ「…あぁ…すこしな…シュトロハイム…お主に頼みがある」
シュトロハイム「…なんだ」
ジョセフ「…今は説明している時間はないが…少しでも今我々には戦力がいるッ!!」
シュトロハイム「…jojo?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ジョセフ「…シュトロハイム…エジプトへ来てくれ…ッ!!」
>>36
spw財団の作業着着てます。
1989年…1月15日…エジプト上空…ヘリコプター内…
ババババババババババババババババ…
シュトロハイムは…50年近く前…そう。柱の男と激闘を繰り広げたころと同じほど肉体の改造を施していた。
右目には、雪山でのカーズとの戦いで披露したレーザー型紫外線照射装置。
両肩には、カーズとの最終決戦時よりも小型化され、より強力な紫外線を放てるようになった紫外線照射装置。
両手には、サンタナのパワーの二倍の握力を持ち、飛行機から逃れようとするカーズに放った、照射可能義手。
腹部には、雪山でカーズに放った、1分間に600発の鉄甲弾を発射し、厚さ30mmの鉄板を貫通できる銃機関砲。
そのほかにも細かい細工を施し、もはやあの頃よりも性能がアップしていた。
シュトロハイム「…フフ。凄く懐かしい気分だ。体がうずくゥ…」
同刻…dioの館近く…
承太郎「おいジジイ。もうヤツの館は目の前なんだぜ。さっさと突入するべきだ。・・・夜が来るぞ」
ポルナレフ「そうですよジョースターさん!あいつは吸血鬼なんでしょォ~?太陽が出ている今突入すべきですよ!」
花京院「それに…確実に館の中にはまだ敵が潜んでいる。承太郎が言うとおり夜が来てしまってはdioの世界です・・・!」
アヴドゥル「…ジョースターさん…!まだ…spw財団からの応援は来ないのですか!?もはや待っているような時間はありません!」
ジョセフ「…待つのじゃ…彼が来てくれたら…夜になろうとdioは倒せる!」
一同「「「「なに!?」」」」
ジョセフ「…dioの…吸血鬼の弱点はいくつかある。1つは波紋。太陽のエネルギーを流し込めばやつは倒せる」
承太郎「…しかしジジイ。その波紋とやらは直接触れたり…とにかく接近しねえと効かねえんだろ。そこまで100年以上生きた帝王様が接近させてくれるとは考えられねェぜ」
ジョセフ「その通りじゃ。もう一つは一瞬のうちに脳みそを破壊すること。しかしこれも同じ理由で無理じゃ」
ポルナレフ「…なんだよそりゃァ…じゃァどーすりゃいいんだよ!夜になれば太陽光はとどかねェんだぜ!?」
ジョセフ「落ち着けポルナレフ。正確に言うとやつらの弱点は太陽光ではない。紫外線なのじゃッ!」
花京院「・・・紫外線・・・?ハッ!そ…そうか!」
ジョセフ「気付いたか花京院…そう。夜になっても人工的に紫外線を放てばヤツの体は消滅するのじゃッ!」
アヴドゥル「…つまり財団からの応援はもし夜になっても大丈夫なように紫外線を照射する装置を持ってきてもらうということですね!?」
ジョセフ「・・・いや少し違うのじゃが…おッ。見ろ。財団のヘリが見えたぞ」
バババババババババババババババババババババ・・・バババ・・バ・・・
dioの館近くの広場にspw財団のヘリが着地した。
ガチャ
財団の男がヘリから降りてジョセフに話しかけた。
男「ジョセフ・ジョースター様。彼のメンテナンス、及び装備は完璧に仕上がっています。」
ジョセフ「おお、そうか。ありがとう…ホリィを頼むよ。」
男「はい。シュトロハイム遺跡発掘隊隊長。降りて大丈夫です」
ガチャ
ジョセフ「・・・久しぶりじゃな…シュトロハイム。」
シュトロハイム「フフ…jojo。俺は懐かしいぞ。このオイルの香りが・・・」
ジョセフ「よせ…わしはもう「jojo」ではないさ…今の世代のjojoは…そこにおる我が孫、空条 承太郎じゃよ」
承太郎「おいジジイ。だれなんだこのじーさんは。まさかこの老いぼれがジジイの言っていた応援とやらじゃあないだろうな」
ジョセフ「そのまさかじゃよ」
ポルナレフ「ハーッ!?おいおいジョースターさん!じじいは二人もいらねえぜ!?いったいこのじーさんになにができるってんだよ?新手のスタンド使いか?」
花京院「…口を慎めポルナレフ。目上の方に失礼だぞ。」
シュトロハイム「ぬぁ~~に構わんさ…ちなみに言うと俺は君たちの言うスタンド使いではない」
アヴドゥル「なに?じゃああなたは何ができるんです?」
シュトロハイム「俺の体には世界一の我がspw財団の技術力がすべて詰まっておるゥ。もちろん紫外線照射装置もだ…」
承太郎「サイボーグとかいうやつか…やれやれだぜ。」
ポルナレフ「ま・・・マジか!すッ…すげーッ!!」
花京院「ま・・・まるでゲームのキャラみたいだ…!」
アヴドゥル「心強い仲間も加わったところで…ジョースターさん。突入しましょう…!!」
ジョセフ「…そうじゃな。よし…行くぞッ!!」
そしてとりあえず
承太郎、花京院、ジョセフがダービー弟の部屋へ連れていかれ、
アヴドゥル、ポルナレフ、イギー、シュトロハイムがケニ―gの作りだした幻覚空間へ。
アヴドゥル「…なんだこの館は!広すぎるぞ!」
ポルナレフ「…おかしい。外から見た時はこんなに広くはなかったぜ!?」
イギー「グルルルルルルルルルルルルルル・・・」
シュトロハイム「よし。おれに任せろ。レーダーを使って屋敷全体の構図を読み取ってくれる。」
ウィィィィーーーン…
シュトロハイムの右目がカメラのレンズのように少し出てくる。
シュトロハイム「・・・!?こ・・・これは」
シュトロハイム「普通に見る景色とレーダーにのっている構図が全然違うぞ…」
アヴドゥル「なんですって?つまり…これは幻覚を作りだすスタンド使いがどこかにいるとい言うことかッ!」
シュトロハイム「サーモグラフィ―を使う」
ウィィィィン…カシャ
シュトロハイム「左前方に温度変化の反応がある…てきはそこだな。」
イギー「アウ…ガウッガウッ!!」
シュトロハイムの指さした方向むけて、イギ―が愚者をだした。
ザシュッ!!
ケニーg「ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!???」
シュトロハイム「よし。」
ポルナレフ「す・・・すげぇッ!すげーよメカのじーさん!」
このSSまとめへのコメント
途中で終わりだと…ッ!だったらッ!君がッ!続きをッ!書くまでッ!見るのをッ!止めないッ!
終わるのが残念だ
シュトロハイムのかっこよさは世界一ィィィイイイイ
シュトロハイムスレもっとふえてほしい
もう本当最高!シュトロハイムが戦死したのしっくりこなかったから検索したらこんなにいいssがあったとは!