にこ 『 真姫ちゃんどうしたの?』 (72)
初めてです。
ちょっと呼称やキャラがおかしいかも知れませんがお許しください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405840930
真姫『別になんでもないわよ。テンション上がらないだけよ。』
にこ 『夏休みだからってご飯食べてないんじゃないの?昨日ちゃんと食べた?』
真姫 『冷やしたトマト二つとアイス。』
にこ 『それ夕食? 』
真姫 『 一日の食事よ。』
にこ『何それイミワカンナイ!』
真姫『ちょっと、なに人のセリフとってんのよ!』
にこ『しかし酷いわね。食欲ないの?』
真姫『なんか学会かなんかあるらしくてパパもママも一週間ほど居ないのよ。食べたくないってことじゃないんだけど食べるのが億劫で。』
にこ『まさか食費がないとか…?』
真姫『失礼ね、ご飯食べるのに困らない程度には小遣いもらってるわよ!』
にこ『いや、じゃあなんか食べに行くなり買ってくるなり出前取るなりしなさいよ。』
真姫『出前って自分でとったこと無いし、配達してくれそうなお店しらないし…。
それに一人で食べに行く勇気なんてないわよ。この私が夕食時にお一人様なんてできるわけないでしょ!』キリッ
にこ『何偉そうにいってんのよ!子供じゃあるまいし。しかし一人で外食は…確かに分からなくはないわ。
凛じゃあるまいし、真姫ちゃんが一人でラーメン屋さんに行くとこなんて想像つかない。』
真姫『デッショー?スーパーのお惣菜とかコンビニ弁当とかなんか食べる気しなくて…』
にこ『くっ、なんかブルジョワ臭いのが腹立つわね…
まぁ、仕方ないわねー!よし、このにこちゃんが真姫ちゃんの為にご馳走作ってあげるわよ!』
真姫『わざわざいいわよ、そんなの』
にこ『なに遠慮してるのよ。
あ…でもその代わり材料は真姫ちゃんもちでお願いするね』
真姫『作ってもらうなら当たり前じゃない。買い物行って足りないならうちにあるものなに使ってもらっても構わないわ。』
にこ『何使ってもって…。真姫ちゃんちだから何があるか想像つかないのが怖いわ。じゃぁ、いまから駅前のスーパーに買いに行きましょ』
真姫『うん。にこちゃん…ありがとう』
にこ『初めから素直にそう言えば可愛いのに。世話焼けるわねっ!』
真姫『あーもう、うるさいわね。とっとと行くわよ!///』
にこ『はいはい、それじゃ早速いきましょ』
にこ『で、真姫ちゃん、何が食べたい
?』
真姫『うーん、そうねぇ、好きなものって言われたらやっぱりトマト…』
にこ『いや、トマトしか食べてないからそんなにへばってるんじゃないのよ。
じゃぁ、そうね。トマト使った料理かー。』
真姫『あ、トマトならうちに冷蔵庫の中に沢山あるわ。』
にこ『ほかには?』
真姫『他は…何あるのかしら?料理作れるわけじゃないからあんまり気にしないのよね』
にこ『その様子だと冷蔵庫の中はトマト以外期待できそうにないわね』
真姫『まぁ、そうよね。ママからしても入れたまま一週間もいないなら古くしちゃうの目に見えてるだろうし』
にこ『お母さんってお料理されるの?』
真姫『まぁそれなりには。他のお家がどんな感じなのかは私ちょっとわかんないし。』
にこ『まぁ、それもそうか。じゃぉお母さんの料理で好きなのは?』
真姫『そうね。ママが作るなら和食って感じじゃないわね。ママの料理で好きなのっていえばペスカトーレとかカプリチョーザとか』
にこ『…さすがハイソね。ねぇ、真姫ちゃん、なんかハードル高そうなんだけど。やっぱり作るのやめていい?』
真姫『にこちゃんが聞いたんじゃない!別ににこちゃんが作ってくれるんなら文句なんか言うわけないんだから…』
にこ『ふーん、そっかぁ~にこの手料理楽しみにしてくれてるんだ~?』ニヤニヤ
真姫『あー!もう!言葉の綾よ!もう、ほら、行くわよ!』///
にこ『そうね、じゃあトマトだし、和食よりもそっち系ね。
お母さんがそういう料理されるならハーブとかスパイスは揃ってそうだし、買い揃えなくても良さそうね。
真姫ちゃんちってホームベーカリーあったりする?』
真姫『あるわよ。朝はママがよくそれでパン作ってるわ。私は使い方しらないけど』
にこ『そっか~。てことはあの辺りはありそうね。それじゃとりあえずこのへんかな…
ごめんなさい、いま気がつきました…
電話が終わったタイミングで治すつもりがそのままに。
凡ミスです、混乱招いてごめんなさい。
スーパーのところまでは電話でした。
これ以降は直しましたので、宜しければ続きも読んでいただけると助かります。
ご指摘ありがとうございました。
西木野邸
にこ「しかし、なんかあれね、人の家の台所ってなんか緊張するわね」
真姫「そんなもんなの?」
にこ「うーん、にこならやっぱり他人に冷蔵庫の中とか見られるの多少抵抗あるしね。
散らかったり賞味期限怪しいのとか見られると思うと。(あと半額とか値引きシールだらけとか…)」
真姫「そんなのものかしら。まぁ大丈夫よ。というか、にこちゃん1000円くらいしか使わなかったけど大丈夫なの?」
にこ「大丈夫って何が?」
真姫「いや、遠慮してるのかなって思って。」
にこ「二人が食べる一食作るのにそんなにお金かけてどうすんのよ!」
真姫「いや、千円で二人も食べれるの?もっと買っても良かったのに。」
にこ「く、くそ…ブルジョワめ。だいたい買いすぎても使えなかったら傷んじゃうじゃない。余った食材を真姫ちゃんが使えるなら別だけど。」
真姫「悔しいけど言い返す言葉がないわ…」
にこ「 心配しないで!口に合うかはどうかは分からないけど食べられないなんてことはないわ。
真姫ちゃんも一緒に作るの手伝ってね?」
真姫「…にこちゃん、私の料理の腕分かっていってんの?」
にこ「まぁ、にこがついてるんだから大丈夫よ。それに料理できないより出来るに越したことないでしょ?」
真姫「確かにそうだけど…」
にこ「それともにこと一緒に料理するの…嫌なの?」
真姫「だ、だれもしないなんて言ってないじゃない…」カミノケクルクル
にこ「本当に素直じゃないんだから。それじゃ一緒にラブにこクッキングはじめるにこー!
真姫ちゃん、強力粉と薄力粉どこかな?」
真姫「え?そんなの買ったっけ?」
にこ「ホームベーカリーあるくらいだからあるはずよ。ホームベーカリーの辺りにない?単純に切れてたら買いに行かなくちゃだめだけど。」
真姫「あるとしたらたぶんこの引き出しの中だと思うけど」ごそごそ
にこ「あ、これね。とりあえず薄力粉強力粉にイーストもあるわね。じゃぁこれを計って生地作るよ」
にこ「 まず強力粉と薄力粉を捏ねるていくの。
にこが捏ねるから真姫ちゃんはそこに今温めたぬるま湯を少しずつ足してね。いっぺんにいれちゃだめよ?」
真姫「これくらいかしら?」
にこ「あ、それくらいでいいわ。いまみたいに捏ねて行くうちに水分が浮いてるのがなくなったら少しずつ足してね」
真姫「なんかボロボロしてたけど、ちゃんとひとまとまりになって来るのね。私もやってみていい?」
にこ「じゃあ、その間にラップと布巾用意するわ。」
真姫「なんかこれ気持ちいいわね。プニプニしてきたわ。」
にこ「これくらいまで来たらあとは形整えてラップで包んで濡れ布巾被せて置いておけばいいの。って真姫ちゃん、もういいってば!」
真姫「え?ぁあ、わかったわ(にこちゃんのほっぺもこんな感じなのかしら)」
にこ「ん?なに?顔に粉でもついてる?」
真姫「なんでもないのよなんでも!」///
にこ「どこのミナリンスキーよ。これでとりあえずは生地はできたわ。」
真姫「ていうかパンを作ってくれるのね。料理っていうから何ができるのかと思ってたけど。」
にこ「いや、パンじゃないよ~?ここから先でたぶん料理したことない真姫ちゃんでも分かると思うにこー!」
真姫「勿体ぶらないでもいいじゃない。で、次はどうするの?」
にこ「あ、うちで作る時はイーストなんて常備してないなら、わざわざ買ったりしなくても大丈夫。入れなくてもなんとでもなるよ。
ふっくらが欲しいならベーキングパウダーとかヨーグルトでもある程度代用効くからね。」
真姫「にこちゃん誰に話してるの?」
にこ「生地はあとは発酵させるのに時間かけるしか無いから、今のうちにソース作るわよ。」
真姫「トマト使ってソース?あぁ!ってにこちゃんピザなんて作れるの?普通宅配とか、生地買ってくるもんじゃないの?」
にこ「ちょっと手間かけると案外安くできるのよ。買うとどう考えても量の割りに高いからね。
妹達の分とか考えると毎回うんなの買ってられないわよ。
あ、宅配ピザみたいな生地じゃなくて、カリカリの薄い生地なら、イースト入れなくてもそれらしくできるから。」
真姫「で、トマトはどうするの?」
にこ「まず、さっき生地作る時に残ったお湯にトマトを浸して、皮が剥がれて来るのが見えたら水を張ったボールに移して?」
真姫「にこちゃん、これどうやって取り出すの?お箸でつまめる気がしないんだけど。」
にこ「いや、お玉ですくいなさいよ。あんた絵里のポンコツうつったんじゃないの?」
真姫「う、うるさいわね、ちょっと気が回らなかっただけよ!エリーと一緒にしないでよ…。しかしトマトの皮ってこうやって剥くのね。薄く包丁で切るのかと思ってたわ。」
---そのころ絢瀬家
亜里沙「お姉ちゃん、どうしたの?」
絵里「また誰かが私のこと褒めてる気がするチカ。人気者だからしょうがないチカ。しかしこのペリメニなんで海老が入ってるチカ」
亜里沙「お姉ちゃん、これかにシューマイだよ」
明日も休みなので続きは明日にさせて頂きます。
拙い文章ですが、読んでいただけてる様ですごく嬉しいです。
有り難うございます。
レス有り難うございます。
再開します。
相変わらず特に盛り上がりもない展開ですが宜しければお付き合い下さい。
---戻って西木野邸
にこ「皮を剥くのは見た目と口触りの問題が大きいわね。気にならならないなら栄養素的には皮むかない方がいいかもしれないけど。
しかし剥かないとよじれて細くなって残るから歯に挟まったりして大変なのよ。
それみられて歯から出血してると思われたらアイドル失格なんてもんじゃ済まないでしょ?」
真姫「この年で歯槽膿漏だなんてアイドル関係なくイヤよ。」
にこ「見た目的には糸唐辛子みたいな繊維が残るの。不規則に混じるから見栄えも良くなるとは言い難いわね。まぁ、そんな訳で誰かと食べるなら尚更剥いた方がいいわ。」
真姫「で、皮を剥いたら切るの?このまま潰すの?」
にこ「うん、皮を剥き終わったら微塵切りに。真姫ちゃんトマト好きだから、食感が残る様に賽の目にしようかな?他にもニンニクも細かく微塵切りに。
あ、切るのはにこがするから、真姫ちゃんはフライパンを用意してオリーブオイル多めに引いてくれる?火はまだ付けなくていいからね?」
真姫「ん、こんなものかしら?」油をひいた程度
にこ「真姫ちゃん、もっと入れちゃっていいよ?」トクトク
真姫「え、結構いれるのね。大丈夫?揚げるってほどでもないけど多くない?」
にこ「炒め物するんじゃなくて、あくまでソースだから。こういう時のオリーブオイルは少し多めにいれちゃっていいの。でもサラダ油なんかでこんなことしたらとても食べれたもんじゃないからね。真姫ちゃん家のこのオリーブオイルなら全然大丈夫。」
真姫「そんなもんなのね。で、これくらいかしら?」
にこ「うん、そうね。火を入れる前にニンニクの微塵切りと鷹の爪のスライスを入れるんだけど…」
真姫「あれ?にこちゃん、辛いの平気なの?」
にこ「だから今日は唐辛子は無しにするわ。そもそも買ってないしね。」
真姫「私はちょっと辛いのが好みだけど作ってもらってるんだから文句なんてないわ。」
にこ「辛いの好きな人は鷹の爪の量を増やしたりタバスコ掛けたりで調節してね。」
真姫「だから誰に言ってんのよ」
にこ「で、真姫ちゃん、冷蔵庫に塩辛とかあったりしない?」
真姫「んー、パパ日本酒飲んだりはしないからないんじゃないかしら。」
にこ「あったらそれでも良かったんだけど。確信もてなかったから買って来てよかったわ。てことでさっき買ってきたアンチョビソースを少し加えてトマトを潰しながら火にかけていくわ。」
真姫「塩辛をどうするつもりだったの?」
にこ「アンチョビって缶詰開けてペースト作るとなると多すぎるのよ。そもそも味がすごく濃いから。あと地味に高いのよね。」
真姫「そんな高いの?」
にこ「…500円ほどかしら」
真姫「?高いの?」
にこ「う、うっさいわね!庶民の気持ちも考えなさいよ!///
だからこういう瓶入りのアンチョビソースあると便利ね。缶詰買うより安いし一缶ペーストするよりも量がないから。
ペーストにするのに残ったアンチョビをそのままフィレで載せるなら缶で買うのもありだけど。」
真姫「私はアンチョビ単体で食べたりしないからソースで良かったのかしら。」
にこ「塩辛はアンチョビの代用になるから、塩辛あるならわざわざアンチョビペースト買ってこなくてもそれを少し混ぜれば風味がでるわけ。
真姫ちゃんならバーニャカウダ食べたことあるでしょ?」
真姫「あ、あれ美味しいわよね。そういえばあれってアンチョビなんだっけ?」
にこ「そうそう。イタリア料理だと割と入ること多いわね。隠し味として深みを出すためにいれたりするけど、塩辛もすこーしだけ混ぜると味に深みやコクがでるの。
かといって塩辛が前面に出過ぎると本来の料理の味や香り消し飛んじゃうからあくまで少量ね。
それじゃ真姫ちゃん、ヘラでトマトを軽く潰しながら弱火で煮込んでね。」
真姫「少し形が残るくらいでもいいのよね。こんな感じかしら。で、これからどうするの?」
にこ「スパイス棚からちょっと借りるね。」
真姫「…意識したことなかったけどうちいろいろ有るのね。何いれるの?」
にこ「オレガノとバジルがあるからこれを入れるわ。あとタイムもすこーしだけ。こういう乾燥ハーブはあんまり入れると癖が強すぎるから、大好きな人でもない限りは少量を心がけることね。
足りなかったら足せるけど入れ過ぎたら元に戻せないから。」
真姫「入れ過ぎたらどうなるの?」
にこ「一度入れすぎて酷い目に遭ったわ。特にタイムは限度越したら薬みたいな香りで…あれは辛かったわ…」
真姫「今日はそういうの辞めてよね、ほんと。ソースはこれで完成?」
にこ「失礼ね。信用しなさい!
ソースはとりあえずはこれでOKね。
オリーブオイルはサラダ油と違って高温になると良さが全部損なわれちゃうから基本的に火は弱めね。」
真姫「小さな泡がぷつぷつでてるけど、これは大丈夫?」
にこ「うん、これくらいの泡が出る程度がベストね。真姫ちゃんいい感してるじゃない。」
真姫「デッショー!」ドヤァ
にこ「今回ソースに使ってるのもそのまま生で食べれるものばかりだから強くグラグラと煮えくりかえらないように注意してね。
さて、あとはトッピングね。」
真姫「ちょっと!なんかリアクションしなさいよ!//
…で、載せるのはさっき買ってきたやつね。」
にこ「真姫ちゃんの大好きなスライストマトとそれから買ってきた溶けるチーズでしょ?で、フレッシュバジルで…」
真姫「なるほど。マルゲリータね。ピザだからがっつりしてそうだけどお肉系がない分いまの季節だと食べやすいかも。」
にこ「たっぷりのトマトに、バジル、それからチーズやソースの塩分にスタミナ対策のニンニク。
動物性たんぱく質もチーズからちゃんと取れるし。
あと薄めに伸ばした生地だから炭水化物もそこまで多く取らなくて済むわ。
作り方次第でそこまでカロリーも気にしなくていいピザができるのよ。
まぁ、もちろんこれにサラダくらいは足したいところね。」
真姫「なんかピザって高カロリーの代表みたいな気がしてたわ。」
にこ「ピザでも食ってろって画像に良くあるからそう思うだろうけど、要はなんでも量の問題よ。あんな画像の量食べたら誰でも太るわよ」
真姫「まぁ、そもそも私たちあんなに食べれないわよね。」
にこ「アイドルたるもの、ピザといえどこれくらいの栄養計算一つくらいできないとねっ!(普段は代替え品多用してこんなにしっかりした材料使ったことないのは黙っときましょ…)」
真姫「なるほどね。にこちゃんってバカそうにみえてしっかりしてるわよね。じゃあ、にこちゃんこれから生地をぐるぐる回して広げるのね?」
にこ「失礼ね!バカって何よ!
あと、私ピザ職人じゃないから。やれっていうならやるけどお母さん達が帰ってきたらキッチン一面カッピカピの小麦粉パックよ?」
真姫「なんだつまんない。」
にこ「あんたさっきから私をなんだと思ってんのよ…。
それじゃさっきの生地を取り出して包丁で四等分に分けるわよ。」
真姫「で、これをこの綿棒で伸ばすの?」
にこ「真姫ちゃんちでも流石にそんなもの無かったからすりこぎよ。まぁある程度の長さと棒状であればなんだって大丈夫よ。」
真姫「伸ばしたらさっきのソースかけてトッピング載せるのね。」
にこ「うん、そこは真姫ちゃんに任せるわ。にこは次の準備あるから。」
真姫「にこちゃん、オーブンあっちにあるわよ?フライパンでちゃんと焼き目着くの?」
にこ「慣れないオーブンで生の生地にしっかり火を通しながらチーズやトッピングが焦げ過ぎない調節はいくら大銀河宇宙No.1アイドルのにこにーでも難しいわ。
だから先ずはフライパンで生地をしっかり焼くの。で、その間にオーブンを余熱しておくのよ。」
真姫「2回も焼くの?」
にこ「こうすることで生地にしっかり火を通せるし、蓋をして焼くことで熱が篭って蒸し焼きになるから具材が生焼けになりにくいの。
その後オーブンで焼くと、好みの焼き加減に調節しやすいわ。」
真姫「いきなりオーブンで焼くより火の通りがいいのね。」
にこ「今回のトッピングは最悪火の通りが甘くても生で美味しく食べれるのばかりだから生焼けよりも焦げないようにする方に注意ね。」
真姫「手間が掛かるのね…。」
にこ「せっかく真姫ちゃんと作ってるんだもの。美味しいって言って食べて欲しいに決まってるじゃない」
真姫「…そ、そうね。ほら、にこちゃんもうそろそろ取り出していいんじゃないかしら」カミノケクルクル
にこ「じゃぁ、取り出してー…ピザカッターなんて流石にないだろうから包丁でカットして」
にこ「ラブにこ☆マルゲリータ かんせーい!」
真姫「ネーミングはイマイチだけど、美味しそうね」
にこ「真姫ちゃんのために作ったのに酷くない?!
あ、モッツアレラ売ってなかったけど冷蔵庫の中みたら美味しそうなチーズあったんで使わせてもらった、カプリチョーザもサクッと作ったよ。」
真姫「いつのまに作ったの?」
にこ「真姫ちゃんが生地を伸ばしてる間によ。こんなのすぐ作れちゃう割りにアツアツのピザとも相性いいし。まぁトマトだらけなのが気になるけど。」
真姫「私は好物だらけでなんの異論もないわ。むしろ幸せ以外の何物でもないわよ。」
にこ「じゃぁ、真姫ちゃんから食べてみて? はい、あーん?」
カプリチョーザってお任せ料理だっけ
真姫「ヴェェェ じ、じゃぁあーんって熱ッ!」
にこ「ちょっと真姫ちゃん何してんのよ。冷やしておいたカプリチョーザでとりあえず口冷やして。」
真姫「う、うるさいわねっ!加減がわからなかったのよ。ってトマトがヒンヤリしてて気持ちいい…。これなんなの?」
にこ「具体的なメニュー名はないわ。夏だし熱いものばかりだと飽きるから、クラッシュアイス敷いてトマトと角切りチーズ和えた物よ。そこに冷蔵庫にあったタマネギのスライスでサラダ作ったの。どうしても残り物の材料だと似た感じの料理になっちゃうけど許してね。」
真姫「ううん、むしろ美味しいわ。乗ってる野菜だけじゃ物足りないかし、アツアツの口の中リセットするのにちょうどいいし。
てか、こちゃんが手で持ってる位だからこんなに熱いと思わなかったのよ!」
>>52
そうですね。具体的にはこんな感じです。
使えそうな材料考えて組み合わせましたが名前思い浮かばなかったので…
にこ「にこは料理なれしてるから真姫ちゃんよりは熱さになれてるのよ。繊細な真姫ちゃんには熱過ぎたかな~。
あ、パンっぽいフワフワなのはお腹にたまりやすくてしっかりしてるから持ちやすいの。今日みたいに薄いとお腹に溜まりにくくてカロリーも低めだけどどうしても持ちにくいかな。生地が薄い分上の熱が直に来るのもあるし。
日本のはアメリカンスタイルが一般的だから出来合いのピザは分厚いのが多いわね。」
真姫「そういわれたら確かに薄めのピザってイタリア料理店くらいしか食べる機会ない気がする。
うん、ちゃんとマルゲリータだわ。上に乗せたトマトも水分飛び過ぎてないのにチーズの焦げ加減絶妙だし。すごく美味しい。ありがとう、にこちゃん」
にこ「真姫ちゃんに喜んでもらえてにこ嬉しいにこ!」
真姫「はいはい。まぁでも…本当に今日はありがと。美味しかったわ。私のために…ほんと。」///カミノケクルクル
にこ「うん、真姫ちゃんに喜んでもらえて良かった。毎日作るわけには行かないんだからちゃんとご飯食べなさいよ?
もしよかったら残った生地伸ばして置いといてあげるから、ソース載せて適当にソーセージとか切って載せて食べてみて。」
真姫「そうね、そうするわ。でも、明日は今日のお礼にご馳走するからご飯付きあいなさいよね。」///
にこ「う、うん。分かった。まさかいきなりデートに誘われると思ってなかったにこ!」///
真姫「ヴェェェ!な、なに言ってんのよ!そんなつもりないんだからっ!」
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二日後
にこ「ていうか、真姫ちゃん今度はこんなの作ってねなんて…。ちょっと嬉しいけどイラク料理とか何入ってるのかすらよくわかんなかったわよ。美味しいけど再現できるわけないじゃないの…プレッシャーキツすぎるわよ!
ま、普段あんなの絶対自腹で食べないし美味しかったからいいけど。
しかし真姫ちゃんとじゃなきゃ2度といけそうにないわね。
って、ライン来てるわね。誰かしら」
その頃絢瀬家
絵里「亜里沙、このピロシキ妙に甘ったるいチカ」
亜里沙「お姉ちゃん、これ餡ドーナツだよ。あとこれにマヨネーズ合わないと思うよ。」
終わりです。読んで頂いてありがとうございました。
どうしても説明が多くて一つの会話が長過ぎて読みにくかったかもしれないですね。
次があれば是正したいと思います。
みなさんの意見参考になりました。ありがとうございます。
見にくいのと台詞長すぎるのは私も書きながら思ってたのにこの有り様です。
あともう少しキャラを活かせるように錬る様努めます。
依頼してきましたので、また近いうち書くことがあると思いますがよろしくお願いします。
このSSまとめへのコメント
見る時間を考えるべきだった…
腹へりーチカ