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京太郎「ロンロンロォン!それロンっす!」
久「えっ…、うそ、また!?」
咲「部長。今日、調子悪いですね?」
和「そういう日もありますよ」
久「うーん…そうね。交通事故だとおもって諦めるわ!」
京太郎「みんな、おれを褒めるって選択肢はないんですか!?」グスン
まこ「あっはは。しかし、確かに調子がいい日が続いとるけえの?」
京太郎「へへっ、もっと褒めてもいいんですよ…、うっ!?」ギュルルル
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優希「んあ? どした犬?」ジャラジャラ
京太郎「い、いや。べつに…」
咲「……?」
特にみんな気にせず対局を続行。オーラスへ
咲だけ妙にチラチラ見てきたが、深く突っ込んではこないので問題はないだろう
そんなことより問題はおれの腹具合もオーラスを迎えているということだ
恐らく保って数分~十数分、それ以上の待機は恐らくーー死。
今席を立てば余裕を持って、身体の毒素を射出できるだろう
だがそれはない。何故かって?
京太郎(趣味なんです。う○こ我慢するの)
京太郎「り、リーチ…」プルプル
和「須賀くんのリーチですか…」ムムム
いろんな意味でな…
おれはいつの日か気付いたのだ
京太郎「……」ガタガタガタ
優希「うがぁ、京太郎! その貧乏ゆすりをやめろぉ! 集中力が欠けるじぇ!」
京太郎「え?なんだって?」ガタガタ
和「あのー、須賀くん? 目に見えて顔面が蒼白なんですが…、大丈夫ですか?」
京太郎「の、ノープロブレムですよ。屁のツッパリはいらんのですよ」
己が身と心を削り、地獄の爪先に立つことで己が潜在能力を開花させるということを
~数分後~
京太郎「……」
優希(こ、こんどは完全に無表情になったじぇ…)
ふ、お前達には決して悟れまい
お前達の目の前にいるイケメンが今死地に立たされるということを
さながら、迫り来る暴徒達(う○こ)から城を護る勇敢なナイト(肛門括約筋)のような男が目の前にいるということ…おけげげげ!?
京太郎(痛い痛い痛いっ! なんか急に痛みの波がきたぁ! なんなのなんなの!?)
咲「あ、それロンです」
京太郎「……ーー」ニコ
咲(え? なんで上がられたのに笑ってるのこの京ちゃん…。やだ怖い)
和(今日の須賀くんは顔面百面相ですね…)
スマイル。そうスマイルだ。笑顔になると、なんか心が安らいで……って安らいじゃ駄目だろ!緩む、緩んじゃう!門が緩んじゃうぅうう!
京太郎「……ーー」コホーコホー
久「あー、疲れた。ちょっとトイレ行ってくるから休憩ね?」
京太郎(なん…だと?)
京太郎(もう日も落ちてきたし、今日はこれで部活終了か?くっ読めない)
京太郎(ここでおれもそれとなく席を立って便所へ…。しかし痛みの波も収まってきた…。部長が帰ってきて部室を掃除して解散。この流れをおよそ10分とすれば…まだギリギリいけるのでは…?)
ここまで来たら限界までいきたいところ
このチキンレースを勝ち抜ければ、恐らくおれは更なる雀力と快感を得ることが出来
久「ふー、ただいまー。それじゃあもう一局やるわよ!須賀くん、今日調子いいみたいだしそのまま座ってていいわ。続行ね?」
京太郎(かはかは…ッッ! 帰ってきてから決定までの間が短すぎんだろこの人!しかしあと一局…東風戦。東風戦ならば…!)
久「あっ半壮ね?」
京太郎「」
京太郎(しかしう○こを漏らす、とい行為はそれほど非難されることなのだろうか)
京太郎(排泄行為は生理現象であって、恥ずべきことではないのではのか?)
京太郎(なぜなら目の前の女の子たちだってう○こくらいす…ーーいややめよう)
京太郎(兎にも角にも、別段漏らしたところで誰も責める権利を持たない気がするのだ。だって事故だもの。そう交通事故のようなもの。誰が好き好んで漏らしたいから漏らすのだろうか。そんな変人雀士はこの世に存在しないだろう)
京太郎(つまりおれがう○こ漏らしたところで、その漏らすまでのプロセスには「雀力アップの為」という正当な理由があるのだ。それを正直に皆に話せば許されるのでは?)
咲『そんな!京ちゃんが人しれずそんな苦行を…なんで話してくれなかっの!?』
和『雀力を高める為とはいえ便意を限界まで我慢するなんて、なかなか出来ることではありません!尊敬します!抱いて!』
優希『だじぇ!』
京太郎(こうなるのでは?)
京太郎(あっ、なんかホントにそうなる気がしてきた。うふふふ…)
京太郎(あれれー? なんだか勇気が湧いてきたぞー? みんなのまえでう○こを漏らす勇気!)
京太郎(さっきからお腹の中でラグナロックが繰り広げられてるか、音がえらいことになってるしそろそろ潮時じゃないないか?)
京太郎(よーし、いくぞぉ!いち、にの……ーー)
■
京太郎「ロン…」ブツブツ
和「す、須賀くん。これで7連続で一人上がり…こ、こんなオカルト…」ガタガタ
まこ「しかし回を増すごと顔から表情という表情が消えとるの」
久「トイレでも我慢してんじゃないの?咲みたいに」
咲「し、してませんしてません!なにいってんですか!」カア
優希「おーい、犬ぅ?ホントに大丈夫か?無理はほどほどにしたほうがいいじぇ?」
京太郎「……」ブツブツ
京太郎「イチ…ニノ…」
咲「?」
カン!
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