絵理「事務所で寝てる愛ちゃんに」 (13)


絵理「布団をかけてあげる。風邪をひかないように……」ソット

愛「zzz」

絵理「……」ファサ

愛「んー……」

絵理(起こさないように)

愛「zzz」

絵理(疲れてるのかな?)

愛「zzz」

絵理(……会ったころと比べて、背は伸びてるかな? 大きくなってるかな?)

愛「zzz」

絵理(これからも頑張ってね、愛ちゃん)

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涼「仕事から戻ったら愛ちゃんが寝てる」

愛「zzz」

涼(こうしてみると、どこにでもいそうな女の子だよなぁ)

愛「zzz」

涼(だけどパワーはどこにでもいそうにないんだよなぁ……)

愛「zzz」

涼(普段パワフルな分、充電中なのかな)トスン

愛「zzz」

涼(起きたらまたアイドル頑張ろうね、愛ちゃん)ナデリナデリ


夢子「876プロに来てみたら日高愛が寝てた」

愛「zzz」

夢子「起こしちゃまずいわよね……」

愛「zzz」

夢子(こんな小さい身体で、あの大声とスタミナがあるなんてね)

愛「zzz」

夢子(親が親なら子も子ってことかしら)

愛「zzz」

夢子(……まぁ、簡単には先に行かせないけど)

愛「zzz」

夢子(っと、いけない、いけない。用事済ませよ)

愛「zzz……」チラッ


サイネリア「センパイー……ムっ?」

愛「zzz」

サイネリア「こいつは……確か、日高愛」

愛「zzz……?」

サイネリア「はぁ……こんな所で寝てて……仕事しろってんデスヨ」ファサ

愛「……」ジー

サイネリア「てゆーか、センパイはどこ――」

愛「絵理さんは今日はまだ来てませんよー」スクッ

サイネリア「ひゃっ!?」

愛「今お茶をいれるので待っててください!」トテトテ


尾崎「事務所に来たら日高さんが寝てた……どうして?」

愛「zzz」

尾崎「まさか、泊まり込みでもないでしょうし」

愛「zzz」

尾崎「起こしていいものかしら……」

愛「zzz」

尾崎「……」

愛「zzz」

尾崎「……」キョロキョロ

愛「zzz」プニ

尾崎(やわらかい。子供の頬ってどうしてこう……)プニプニ

絵理「……」ジッ


まなみ「最近事務所で寝てると聞いてたけど、本当に愛ちゃんが寝てた」

愛「zzz」

まなみ「舞さんからお弁当届けるよう言われて来たんだけど……」

愛「zzz」wktk

まなみ「起こしてあげた方がいいのかな?」

愛「zzz」

まなみ「……えっと、スケジュールは」チラッ

愛「zzz」

まなみ「あっ! もうすぐ仕事!」

愛「ええっ!?」ガバッ

まなみ「えっ!?」

愛「ほ、本当だーーー!? うぅ、あたしのバカーー! まなみさん、お弁当ありがとうございます! 行ってきまーーーす!!!」タッタッタ

まなみ「……あ、え? 愛ちゃーん……と、戸締り……私もう社員じゃないから鍵持ってないんだけど……」


石川「徹夜明けの事務所で愛が寝ていたわ」

愛「zzz」

石川「……」

愛「zzz」

石川「愛、最近よく事務所で寝ているみたいだけど、起きてたりしないわよね?」

愛「ZZZ」ギクッ

石川「聞こえてる? 愛、どういうつもり? 場合によっては叱るけど」

愛「zzz」ドキドキ

石川「……」

愛「zzz」ドキドキ

石川「本当に寝てるみたいね」

愛「zzz」ホッ

石川「最近頑張らせすぎたのかしら……」

愛「zzz」

石川「……よいしょっと」

愛「zzz」!?

石川「十三歳も意外と重いわね……仮眠室空いたしそこで寝なさいっと」

愛「zzz」


愛「zzz」ピロン

愛「あ、メール」

「From 亜美
 どーだった?」

愛「夢子さんには何もしてもらえなかったよー。リベンジしたい、っと」

愛「そーしん……」



絵理「おはようございます」

愛「zzz」

絵理「また愛ちゃんが寝てる」

愛「zzz」

絵理「……!」

絵理「~♪」オチャイレテー

愛「zzz」

絵理「……」トンッ

愛(あ、お茶の匂い)

絵理(匂いで起きるかな?)

愛(起きていいのかな? 寝たふりってバレないかな?)

絵理(起きてほしいけど……)

愛「……お茶ー」ガバッ

絵理「おはよう、愛ちゃん」

愛「zzz」

舞「あら」

愛「zzz」

舞「ふむ、事務所で居眠りとはいい身分ね」

愛「zzz」

舞「用事があって来たのに、愛以外は誰もいない」

愛「zzz」

舞「寝ている愛を起こすのはかわいそうだし、帰ろうかしら」

愛「zzz」

舞「なーんて、寝たふりが通じると思ってるの?」

愛「」ビクッ

舞「愛、いい加減やめなさい」

愛「zzz」

舞「またラード使う?」

愛「起きる! 起きるから!」


愛「亜美ちゃーん」

亜美「愛ぴょん愛ぴょん、どーだった? 効果効能は?」

愛「えっと、ちゃんと撫でたりしてもらえたよ」

亜美「おぉう! 大成功! ミキミキを見てて思いついたこの作戦はやっぱりいける! 甘え放題だね!」

愛「ただ、騙してるみたいというか、騙してていい気分はしないね……」

亜美「とか言って楽しんだのであろう~? ん~?」

愛「……えへへ、けっこうね」

亜美「これで、愛ぴょんという尊い犠牲のもとに実験は成功した。愛ぴょんの犠牲は忘れないぜい」

愛「犠牲楽しかったけどね!」

亜美「じゃ、まずは真美に試してみよーっと。りっちゃんは後が怖いから最後最後ー」


おわり

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