千鶴「先日の台風で…」

Ｐ「まさか、家が倒壊したのか？」

千鶴「ま、まさか！台風自体は実家に直撃してませんわ」

Ｐ「まあ、まだ沖縄あたりウロウロしてるし、徐々に弱まってるしな。でもなんで台風なんだ？」

千鶴「その弱まった台風が原因ですのよ」

～2日前、二階堂精肉店～

千鶴パパ「ああ、忙しい忙しい」

千鶴「お父様、一体何の騒ぎですの？」

千鶴パパ「台風だ！でっかい台風が日本を縦断するんだ！」

千鶴「と、言うことは…」

千鶴パパ「コロッケがバカ売れするぞ！千鶴！お前も手伝え！」

千鶴「わ、わかりましたわ！そのかわり」

千鶴パパ「ああ、今夜はすき焼きだ！」

千鶴「牛肉でお願いしますわ！」

千鶴「と、まぁこんなわけで、現在我が家にはまだ捌ききれないコロッケがごまんとあるのですわ！オーホッホ！」

Ｐ「なんだい、そんな事かよ」

千鶴「そんな事とはなんですの！本来店売りするはずだったミンチ肉を全てコロッケに使用した上、ジャガイモ、玉ねぎ等材料非で我が家は大赤字ですわ！」

Ｐ「作りすぎだよ！」

ガチャ！

貴音「コロッケと聴いて！」

Ｐ「おお、貴音！」

貴音「プロデューサー、私が解決致しますわ…」

Ｐ「こりゃあ貴音にかかればあっという間だな！」

千鶴「えーと1ヶ55円(税込)のコロッケが5万個なので…275万円になります！」






Ｐ「た、貴音？」

貴音「プロデューサー、お給料の前借りを…」

Ｐ「駄目です！」

千鶴「毎度ありー！」ﾁｬﾘｰﾝ

Ｐ「事務所のアイドル全員に売りさばいたが…」

千鶴「やはり、お金がかかるものですから、どうしても限界がありますわよね」

Ｐ「もっと安くならないのか？」

千鶴「一応、定価80円ですのでコレでも限界まで値引きしていますわ…」

Ｐ「ところで、事務所のどこにそんなにコロッケしまってあるんだよ…」

千鶴「…プロデューサーのロッカーと」

Ｐ「うわああああああ！」

千鶴「社長室に…」

社長「誰か！出してくれたまえ！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

Ｐ「社長ｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ！」