苗木「らーぶらーぶ なアプリ?」【安価・コンマ】 (586)
※ダンガンロンパ1・2のネタバレ
※展開によってはホモ(男女どちらも)あり。エロは(書け)ない
※見切り発車
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404126146
モノクマ「うん、“らーぶらーぶ”アプリをキミの生徒手帳にダウンロードしたよ、試作品だけど」
苗木「なんでボクに……」
モノクマ「どっかの学年の“幸運”に試運転してもらうつもりだったんだけど、狛枝クンは幸運()のせいで怪我をしているし、他の“幸運”は忙しそうだったからね!」にょほほ
モノクマ「詳しい内容は一緒に送信した説明書に書いてあるからそれを読んでね! じゃーね、らーぶらーぶ(笑)」ピョーン
苗木(希望ヶ峰学園のマスコットらしいけどアプリ開発なんてやっているのか……。いや中の人がやっているんだろうけど)
ウサミ「苗木クン! こっちにお兄……モノクマが来まちぇんでちたか!?」ビョイーン
苗木(もう一体のマスコットが来た)
苗木「さっきまでここにいたよ、すぐどこかに行っちゃったけど」
ウサミ「そうでちゅか……。苗木クン、気をつけてくだちゃいね、モノクマに何か勧められても引き受けちゃダメでちゅからね」ビョイーン!
苗木「(……手遅れなんだよね)……さて、なんの機能なんだろう」
生徒手帳起動中……
【生徒手帳画面】
七海『把握完了しました』キリッ
苗木「……あ、そういえば不二咲クンから頼まれて、七海さんを預かっていたんだっけ」
七海『うん、昨日から苗木クンの生徒手帳に常駐しているね。わたしも試運転だけど』
七海『で、インストールされたアプリなんだけどね。生徒手帳のカメラを使うみたいだよ、なんでも写真に写した人たちが(の)』
1.仲良くなれる機能みたいだよ
2.好感度を測れる機能みたいだよ
下1
七海『仲良くなれる機能みたいだよ』
苗木「また随分とざっくりしているね……」
七海『説明書にそうとしか書いていないんだよね』画面切り替え
苗木「うわ、本当だ。説明書でもなんでもないじゃないか、文字は汚いし」
七海『説明書の名前が“モノクマファイル”だから中身はお察しだね。とりあえず使ってみろ、と言わんばかりの簡略な内容だよ』
苗木「うーん、釈然としないけど無視すると後が怖そうだし……やってみようか」
七海『フォーカスの設定は任せてね』ふんす
実験たi……見つけた人物 下2と下3
――希望ヶ峰学園 1年教室――
葉隠「お、苗木っち!」
桑田「苗木じゃん、帰ったんじゃねーの?」
苗木(実験……ゲフンゲフン、ちょうど良さそうな二人が)
苗木「ノート忘れちゃって。二人とも残って何してたの? 自習?」
葉隠「んな訳ねーべ! 桑田っちの恋愛相談にちょっと乗ってやってたいたんだ」
桑田「相談っつーか愚痴っつーか……。最近いい出会いがなくてよー」
七海『舞園さんが言ってたけど、桑田くんの性格を知った子たちは倦厭しがちになっちゃうんだって』ヒソヒソ
苗木(だよね……)
葉隠「あ、言い忘れてたけど相談料は30分3万な!」
桑田「ハア!? テメ、話聞いて相槌打ってただけじゃねぇかフザけんな」
葉隠「じょ、冗談だって。自販機の飲み物一本でOKだべ、な?」
桑田「ったく、その程度ならいいけどよ……」
苗木「あはは……。ちょっとごめん、生徒手帳で写真撮ってみてもいいかな? カメラ機能が壊れてるかもしれなくてさ」
桑田「いいけど……マジで? 生徒手帳って壊れんのか?」
葉隠「配られた時にモノクマが耐久性を自信満々に喋ってたけどなぁ。けど、苗木っちのなら納得できるべ」
桑田「あー……、確かに。妙に運が悪いもんな」
苗木「言わないでよ、気にしているんだから。 じゃ、ちょっと撮るね」
七海『普通の友だち同士、って感じだけど、どうなるかな?』ヒソヒソ
苗木(葉隠クンとは仲良くなりすぎない方がいいと思うんだけど……)パシャ
好感度変更(コンマ判定)
下1 葉隠→桑田
下2 桑田→葉隠
これ苗木自身を選択って出来るのか?
ピロリロリーン♪
七海『あ、モノクマファイルが更新されたみたいだよ。機能を使うと受信されるようになってたみたいだね』画面切り替え
らーぶらーぶ度(コンマ判定)
01~03 0.絶望的にダイキライ
04~10 1.見タクモナイ
11~20 2.ダイキライ
21~30 3.キライ
31~40 4.ニガテ
41~50 5.ツマラナ……普ッ通
51~60 6.オトモダチ
61~70 7.仲良シ
71~80 8.スキ
81~90 9.ダイスキ
91~99 10.愛シテイマス
以上の段階に分かれる。ただしゾロ目は2倍の数値に
00か、ゾロ目で数が100を超えると天元突破。【絶望的にダイスキ】に
各段階でどんな反応になるかって? 目の前を見ればいいんじゃないかな!
七海『判定結果は [葉隠→桑田 04 ・ 桑田→葉隠 83] だって』
苗木「…………」
苗木「……ファッ!?」バッ
葉隠「……うぷ」口元押さえ
桑田「お、おいどうしたんだよ、顔色わりーぞ?」
葉隠「なんか桑田っちの顔見てたらムカつきというか悪寒というかその、吐き気が……」
葉隠「いやこれ絶対桑田っちのせいだべ。占うまでもなく断言できるべ俺は俺の直感を信じるべというかそんなことせずとも分かんべ」
桑田「…………は?」
葉隠「つーか俺なにしてんだ、オメーと一緒にいるとか苦行そのものじゃねーか」ガタッ
桑田「は、葉隠、お前何言ってんだよ……!?」
葉隠「名前を呼ぶんじゃねーよ」ギロ
桑田「……」ウルッ
苗木(泣いた!?)
桑田「……さ、さっきオレが金払うの渋ったからか? なあ、どうしてそうなったんだよ……」
葉隠「さっきも何も最初からだべ。話したくもねーし、顔も見たくねー。じゃーな」ガラッ
桑田「あ、アホか、ンなこと納得できるか!」ガタッ
葉隠「ゲッ、付いてこないでくれって! ……うぷ、……ぶっちゃけ吐きそうなんだべ!」ダッ
桑田「待てよっ。オレが悪かった、金が欲しいなら払うから! だから離れないでくれよ葉隠ぇ!」ダダッ
七海『……葉隠くんの変化が顕著だったけど、桑田くんもおかしかったよね、今の。友だちに対しては行き過ぎてた……と思うよ?』
苗木「……、ねえ七海さん。このアプリ、解除する機能ってあるのかな」
七海『今のところ見当たらないね』
苗木「……。……まあ葉隠クンは桑田クンを利用しようとか考えられる状態じゃないみたいだし、いいんじゃないかな!」
苗木(桑田クンが逆上しない限りだけど)
七海『んー、苗木くんがそう言うならいいけどさ。 それにしても、このアプリの機能は仲良くなるだけじゃなかったんだね』
苗木「まああの二人のおかげ(犠牲)で危ないものってことが分かったし、もう使わないことにするよ」
七海『それはできない、と思うよ?』
苗木「え?」
七海『モノクマファイルの最後を読んでみてよ』画面切り替え
生徒手帳『なお一定回数この機能を使わないと、オマエの恥ずかしいヒミツを希望ヶ峰と前の学校の関係者全員にバラします』
生徒手帳『苗木クンの場合はアレだね、妹の 苗木「えぇぇぇえええええっ!!?」
七海『苗木くんって意外とHだったんだね』カァァ
苗木「や、やめてよ七海さん!」
七海『で、どうするの? 続けるの、それともヒミツをバラされちゃうの?』
苗木「……次は誰がいいかな」
七海『続けるんだね』
会った人物 下2下3
生徒手帳『>>19 初手で苗木クンが自分が映るのは危険と思っちゃったから難しいね』
――1学年教室階 廊下 ――
苗木「えーと、次は誰にしようかな……」キョロキョロ
舞園「苗木君っ」
苗木「舞園さん! と、そ、ネヴァーマインドさん……」
ソニア「こんにちはです。 名前で呼んでくださって大丈夫ですよ、この間お話した時も教えて差し上げましたのに」
苗木「あはは、すみません……ちょっと緊張しちゃって」
ソニア「敬語も使わなくてもいいですよ、わたくしたち一期違いだと、学年が違っても年齢が同じ方もいらっしゃいますから」ニコ
苗木「……分かった、気をつけるよ。あれ、でも舞園さんは……」
舞園「私は職業病というか、敬語が常ですから」
ソニア「そんなお話から始まって、先ほどまで舞園さんのお仕事について色々と窺っていました。日本のゲーノーカイはまさに修羅の道ですね!」ふんす!
苗木(葉隠クン達が走っていった方と逆から来てくれて助かった……。変な疑いを持たれたら困るし)
七海『この二人を撮るの?』ヒソヒソ
苗木(うん。女の子同士ならさっきみたいにこっちがダメージを受けることはなさそうだし)
七海『……苗木くんってやっぱりHだね』ヒソッ
苗木「!?」
舞園「……何かありました?」
苗木「い、いや何でもないよ。 ごめん、生徒手帳のカメラの調子が悪くてさ、二人を試しに撮ってみてもいいかな?」
ソニア「ばっちりOKです。苗木さんなら悪用することもなさそうですし」ニコ
舞園「可愛く撮ってくださいね」ニコニコ
苗木「(信頼が痛い)あ、ありがとう。じゃあ……せーの」
七海『よいしょー』パシャ
好感度変更判定
舞園→ソニア 下1
ソニア→舞園 下2
コンマ表 >>21
七海『ふむふむ……[舞園→ソニア 15(ダイキライ) ・ ソニア→舞園 97(愛シテマス)] だって』ヒソヒソ
苗木(あれ? デジャヴ?)
舞園「……苗木君、撮れました?」
苗木「え、……あ、うん……(なんだろう、舞園さんが怖い)」
舞園「じゃあ、私はこれで失礼しますね」ペコリ
ソニア「えっ、そんな! もう少しお話できませんか?」
舞園「…………」
苗木(特にソニアさんを見る目が怖い)
舞園「すみません、この後マネージャーさんに電話しないといけなくて」ニコ
ソニア「そ、そうですか……お仕事なら仕方ありませんね。残念ですけど、ではまたお話できる機会を楽しみにしてます」
舞園「………、はい、また機会があれば。じゃあ苗木君、また会いましょうね」ペコ…スタスタ
苗木(ねえ、ソニアさんは? ソニアさんにはまた会いたくないの舞園さん!?)
苗木「そ、ソニアさんごめんね? たぶん舞園さん仕事でまいってて、」
ソニア「舞園さやかさん……」ポー///
苗木(うわぁ)
七海『ギャルゲーで見たよ、“恋する乙女”の顔だよこれ……』ヒソヒソ
ソニア「あの、苗木さん……つかぬことを窺いますが、舞園さんのCDや、らいぶのDVD等お持ちではないでしょうか?」
苗木「え、えーとごめん、持ってるけど実家にあるんだ(と、いうことにしておこう、ソニアさんもちょっと怖いし)」
ソニア「そうですか…。あ、ミーハーな左右田さんなら持ってるかもしれませんね! 今日のところは彼から借ります!」ぱああ
苗木「へ? ソニアさん、左右田先輩のこと苦手ってこの間話してたんじゃ……」
ソニア「舞園さんのためならえんやこら、です!」ふんす!
ソニア「あと先ほどの写真、私の生徒手帳まで送信して頂いても構わないでしょうか? こちらがわたくしのアドレスです」
苗木「う、うん、送っておくね……」
ソニア「ありがとうございます! ではわたくしもこの辺で」ペコッ…タタッ
七海『行っちゃったね。ソニアさんのアドレスを書いた紙、普通の写真機能で撮ってくれたらさっきの写真を送っておくよ』
苗木「……お願いします」パシャ
七海『……どう? ダメージは少なかった?』
苗木「……ノーコメント」
七海『オンナノコって怖い生き物なんだよ、ごめんね』
七海『分かってると思うけど、まだ一定回数には達していないみたいだね』
苗木「うぅ……なんだか挫けそうだよ」
苗木「(でもやらなきゃあの事がバラされるし……)食堂に行ってみようかな」
七海『やっぱり続けるんだ、お父さんの言った通り苗木くんは前向きなんだね』クスッ
苗木「前向きと言えるのかなぁ、これ……」
食堂にいた人物 下2 下4 下5
間もう少し空ければよかった
―― 校舎・食堂 ――
苗木(あ、狛枝先輩だ……)
七海『怪我のせいでアプリの試運転者候補から外されたんだっけ』
苗木「モノクマは幸運()とか言ってたけど。ボクの状況じゃ本当に運が良かったとしか言えないよ……」
苗木「そのモノクマもなぜかいるし、あとは……」
十神はどっち 下1
1.かませ眼鏡
2.豚足ちゃん
かませ度高めでいくよ、ごめんね
七海『かませ眼鏡の方の十神クンがいるね』
苗木「かませ眼鏡……」
七海『苗木くんの前に朝日奈さんに試運転してもらったんだけど、その時に彼女がこう呼んでいたんだよ』ヒソ
十神「おい、いま妙なことを口走らなかったか」
苗木「何も言ってないよ」ニコ
狛枝「そうだよ、まさかボクと同じ“幸運”くらいしか才能のない苗木クンが、希望である十神クンに“かませ眼鏡”なんて言うわけないよ」
モノクマ『だよねー、“眼鏡が本体”とか“ツンデレ乙”だとか“正直豚足ちゃんの方がカッコイイ”とか思ってもないよねー』
七海(結構みんな思っているみたいだけど)
十神「貴様ッ」ガシッ
モノクマ『キャー、マスコットへの暴力は校則違反だよー!』
十神「ぐ、……!」ギリィ
狛枝「あ、そこで退いちゃうんだ」
苗木「おい、モノクマ」ガシィ
モノクマ『キャー、マスコットへの(ry』
苗木「それはいいから。……あのアプリなんなんだよ? 色々と大変なことになっているんだぞ」ヒソヒソ
モノクマ『え、なになに? キュートなボクと十神クンと狛枝クンのスリーショットが撮りたい? いいよ! 可愛く撮ってね(笑)!』グワシッィ
十神「うぐ、モノクマ貴様何を……!?」
狛枝「十神クンと一緒に撮ってもらえるなんて光栄だね! あ、でも腕は引っぱらないでほしいなヒビが入っているから……痛てっ!」
モノクマ『ほら苗木クン、早くはやくぅ~』
苗木(は、はは! モノクマめ、墓穴を掘ったな! ソニアさんや舞園さんみたいに狂えばいいさ! ……七海さん、準備よろしく)
七海『おーけー』
苗木「じゃ、じゃあ撮るよ、せーのっ」
モノクマ(ちなみにボクはマスコットだからね! 誰かを好きになるとか嫌いになるとかないから)
七海『だって、今メールが来たよ』パシャッ
苗木「……」イラッ
好感度判定
下1 狛枝→十神
下2 十神→狛枝
把握。ID変わる前に鳥入れておきます
コンマ表 >>21
苗木(謀ったなモノクマァァァァ!)
七海『えーと、[狛枝→十神 06(見タクモナイ) ・ 十神→狛枝 69(仲良シ)] だって』ヒソヒソ
苗木(極端な差しか出ないのかな、このアプリ)
狛枝「……フゥ」バッ
モノクマ『あれあれ? どうしたの狛枝クン、照れちゃった?』
狛枝「照れる? 誰に? モノクマには慣れっこだし……まさか十神クンになんて言わないよね?」
十神「なに?」
苗木(こういった反応にも慣れてきた自分が嫌だ)
狛枝「いやボクだって分かってはいるんだよ? キミが途方のない才能を持っているんだって。でもさあ」
狛枝「“才能だけじゃなく、さらに研鑽を積んできた”? はぁ? 努力がなんになるというのさ、理解できないね」
狛枝「何を勘違いしているか知らないけど、キミの“超高校級の御曹司”という肩書は才能だけで成立しているんだよ? なんで分からないのさ、気持ち悪いなぁ」
十神「……貴様は愚民の中でも見込みのある方かと思っていた。……が、改めなければならないようだな」
狛枝「勝手に言ってなよ。キミの相手をするより、キミに変装している彼の才能を見る方が有益だね」スタスタ…
十神「ふ、フフ……何を馬鹿なことを。あんな男、俺の方から願い下げだ……」
モノクマ『ツンデレ乙』
十神「っ」グサッ
モノクマ『うぷぷぷ……あー、面白かった! じゃーねー!』ピョイーン
十神「……チッ、不愉快だ、俺も行くとしよう」
苗木(強がってるなあ)
十神「……、おい、苗木。 さっきの写真を俺の生徒手帳に送っておけ」
苗木「へっ?」
十神「言ったからな」スタスタ…
七海(ツンデレ乙、だね)
苗木「えーと、七海さん。一定回数に達したかな?」
七海『まだだね』ふあーあ
苗木「デスヨネ。……き、気分を切り替えよう! 今度こそ適度に好きあった組み合わせになって、そしてボクが解放されればいいな!」あはは…
食堂を訪れた人物 下1 下4
今日はここまで。参加ありがとうございました
上げ損ね
ここから下3 で
二度目の上げ損ね
ここから下3 で
1レスだけ
ピロリロリーン♪
七海『アプリが更新されたね』
苗木「もしかして解放されるの?!」
七海『それは違う……みたいだよ?』画面切り替え
苗木「……」ショボン
生徒手帳『回数達成ボーナス(3回):機能解放』
七海『アプリが使用可能な範囲内にいる、生徒同士の好感度が分かるみたいだね。 画面に表示されるから生徒手帳を見てもいいし、私が音声で教えてあげることもできるよ』
七海『好感度は数値じゃなくて、>>21の段階名でざっくりと表示されるみたいだね』
※なおこの値は>>1の独断と偏見とその場のノリで決めます。悪しからず
苗木「後で変えるかもしれないのに、一体なんの意味が……」
七海『うーんと、『基本の値が分かっていると後々より楽しめるよね! ギャップに笑って泣いて見てた夢をブチ壊されればいいよ!』だって』
苗木(楽しんでない、全く楽しんでいないよ)
七海『ちなみにやろうと思えば苗木クンに対する好感度も分かるみたいだけど』
苗木「自分が好かれているか嫌われているか知るのって、なんかイヤだな……」
七海『で、どうしよっか?』
使いますか? 使いませんか?
1.使う(ゾロ目、末尾0で苗木への好感度も分かるように)
2.使わない
下3までで多数決
苗木「ボク自身については怖いからいいけど……。ちょっと使ってみようかな、面白そうだし」
七海『野次馬精神旺盛だね、でもわたしも同意見だよ』
苗木「反対しないんだ?」
七海『人間の感情を学習することもわたしの試運転の目的だしね』
戦刃「苗木くん……?」ガチャ
苗木「戦刃さん? どうしたの?」
戦刃「なんだか女の子の声が聞こえたんだけど……あ。 もしかして生徒手帳にアルターくんが言ってた七海さんがいるのかな」ヒョコッ
七海『その節は兄がお世話になりました』
苗木「ごめん、お兄さんって誰のこと?」
戦刃「前に、不二咲くんモデルのアルターエゴの試運転を頼まれたんだ」
七海『そのときに色々と勉強させて貰ったみたいだよ。アサルトライフルはどの型とどの口径の弾を携行するのが一番効率的か、とか』
苗木「へえ……。そういえば戦刃さんはどうしてここに?」
戦刃「お昼にレーションのチョコレートやフルーツバーをここの冷蔵庫に預けたから、それを取りに来たの」
石丸「ここかっ!?」ズバーン!
苗木(またややこしそうなのが)
石丸「苗木くん、戦刃くん! 先ほどこちらから聞き捨てならない言い争いが聞こえたような気がするのだが、何か知らないかね!?」ゴゴゴ…
苗木「(さっきの狛枝先輩の発言って、まんま石丸クンの逆鱗だよね)……気ノセイジャナイカナ」
石丸「む? 本当か!?」
戦刃「うん、私が来た時は言い争いなんてなかったよ」
石丸「そうか……、実は先ほど葉隠くんが廊下を全力疾走しているところを発見し、注意せんと追かけたのだが見失ってしまってね。そちらに注意を向けている内にタイミングを逃してしまったようだな」
石丸「彼があれほど早く走れたとは……運動系の生徒も驚くのではないのだろうか」
苗木(それきっと火事場の馬鹿力だよ)
戦刃「運動系といえば、さっき桑田くんが落ち込んでいるところを見たよ……どうしたんだろうね」
苗木「……放っておいてあげた方がいいと思うな」
戦刃「?」
苗木「……」チラ
七海『[戦刃→石丸 5.普ッ通 ・ 石丸→戦刃 6.オトモダチ]』←パネルを持ってる
苗木(流石七海さん、仕事が早い)
苗木(石丸クンが戦刃さんを気に入っているのは目立って風紀を乱していないからかな、たぶん)
苗木(ま、まあこの二人で試してみても大丈夫……かな。 さすがに4回連続で極端な数値ばかり出るとも思えないし)
苗木「ところで、二人の写真を撮ってみてもいいかな? 最近生徒手帳のカメラの調子がおかしい気がするんだけど、試してもいいかな」
石丸「む、構わないが……、きちんと診てもらったほうがいいのではないかね?」
苗木「ボクの気のせいだったら悪いし……。とりあえず確認してみたいんだ」
戦刃「私も大丈夫だけど……苗木くんは入らないの?」
苗木「い、いや顔認証の動作とか確認したいからさ! 画面を見ないといけないし自撮りはできないなぁ」
戦刃「そう……」
苗木(危ない、自分が撮られたらどうなるか分かったもんじゃないよ)
戦刃(苗木くんと一緒に写りたかったな)シュン
石丸「承知したっ。では……こうかね?」ピース
戦刃「ちょっと違う、ピースは両手でやるのが良いんだって(盾子ちゃんが言ってた)。 ……あと、こんな感じに少しはにかんで」へに゛ょ
七海(……戦刃さん、はにかめてないね。顔が強張っているよ)
石丸「なるほど。 ……こうか!?」ダブルピース
戦刃「うん、そんな感じらしいよ」ダブルピース
苗木「(うわぁ……) と、撮るよー」パシャ
好感度変更判定
下1 戦刃→石丸
下2 石丸→戦刃
コンマ表 >>21
苗木「結果は?」ヒソ
七海『[戦刃→石丸 15(ダイキライ) ・ 石丸→戦刃 51(オトモダチ)] だよ』ヒソ
苗木(よかった、4回連続じゃなかった……)
七海(でも3.5回連続だよ?)
戦刃「……ねえ石丸くん、ちょっといいかな……?」ユラァ
苗木(案の定、石丸クンを見る戦刃さんの目が冷たい)
戦刃「いつもなにかと盾子ちゃんに突っかかっているよね? ……どうして?」
石丸「盾子ちゃん……江ノ島くんか? う、うむ、突っかかるというよりも指摘している程度だと思うのだが……」
石丸「彼女が“超高校級のギャル”という称号に準じた格好と言動をしていることは理解はしている。が、いかんせん限度というものがあってだな」
石丸「僕も彼女が写っている雑誌でギャルについても勉強したのだ。ただ江ノ島くんのスカート丈やその、胸部周辺の露出はギャルにしても度が過ぎているのではないかと、」
戦刃「石丸くんはなにも分かってないよ、黙ってよ……」
石丸「む?」
戦刃「それ以上口を開かないで、盾子ちゃんを悪く言わないでよ……! でないと……」
戦刃「私、あなたを襲いかねない……!!」ギリィ
石丸「」
苗木「」
七海『ぐ、軍人の目だ。暗殺者の目だよ苗木くん!』
戦刃「…………帰るっ」ガチャ
石丸「」
苗木「え、えーと石丸クン、ちょっと聞いてね。今のはたぶん、」
戦刃「……」ガチャ、スタスタスタ
苗木(戻って来た!?)
ガチャ……バタン (冷蔵庫を開閉)
スタスタ……ギロッ! (去り際にひと睨み)
タッタッタッタ……バタン!
苗木(レーション回収しに来ただけだった)
石丸「い、戦刃くんはどうしたというのだ……!?」
苗木(ごめんね、これも全部モノクマって奴の仕業なんだ)
七海(半分くらいは私と苗木くんのせいじゃないのかな)
石丸「人に嫌われるのは慣れている。風紀委員として活動する分、反発もあるのは分かっているつもりだが……」涙じわぁ
石丸「わ、分からない……僕は、彼女があそこまで豹変する程に不快な思いをさせてしまったのだろうか……!?」鼻じわぁ
石丸「不勉強だ、経験不足だ! どのような不手際があったのか教えてくれないか!? 苗木先生ッ!」顔面ぶしゃぁっ
苗木「その設定まだ生きていたんだ!?」
どうする? 下2
1.突然変わってしまうのはキミ達だけじゃないと、実際に見せに行く (アプリ使用続行・石丸同行)
2.戦刃さんは女の子の日だったんだよ、と石丸に非はないと説く (一回休み・他生徒の描写へ)
3.戦刃さんはお腹が空いていたんだよ、と石丸に非はないと説く (アプリ使用続行)
※好感度変更で常態と変わらない判定が出た場合、対象の生徒が同行する場合があります
苗木(この状態になった石丸クンはしつこい、そして面倒くさい)
七海『“戦刃さんは女の子の日で情緒不安定だったんだよ”って言ってみる?』ヒソ
苗木「間違いなくお説教されるから勘弁してほしいな……うーん、こうするしかないか」
苗木「大丈夫だよ、石丸クン。 結構あるんだよ、今みたいなことは」
石丸「本当かね!?」
苗木「戦刃さんは物騒な経験をたくさんしているからあそこまで変わってしまっただけで、似たようなことは誰にでも起こるんだよ。うん」視線逸らし
石丸「ぐ、うう……しかし、あそこまで突然だと、にわかには信じがたく……! 具体的な症例はないのかね、苗木先生!」
苗木(うん、やっぱり面倒くさいや)
七海『……いっそのこと、アプリを使う現場を見てもらう?』ヒソヒソ
苗木「(それに賛成するよ!) 石丸クン、一緒に行動してみる? それっぽい現場を見つけられたら、ボクから説明できると思うから」
石丸「うむ、それはいい案だ! 必要とあれば僕が揉め事を取り締まろう!」ぱああ
見つけた人物 下1 下3
ボスキャラ降臨のため判定入れます、ごめんね
平和設定よりなので江ノ島さんはそんなに脅威じゃないけど、やっぱりお約束として、ね
―― 生物学棟周辺 ――
苗木(ちょうどいい場所と人が見つからないまま、こんなところに来てしまった)
苗木(しかもタイミングの悪いことに……)
石丸「な、苗木くん、あれは江ノ島くんではないのかね……?」
江ノ島「あれっ? 苗木に石丸じゃん。どうしたのこんなところに、ゴミ拾い?」
江ノ島「んー、でも清掃のおっちゃん来たばっかだし……あ、分かった! 廃品回収と称して貴金属、この場合は松田君を攫うつもりだな!?」
松田「黙れブス、お前がゴミだろうが。 こんなところまで付いてきて何がしたいんだ、汚ギャルらしく廃棄されろ」
石丸「!?」
江ノ島「そうですか、松田君は妬いてくれたんですね……。さすが私がむくろお姉ちゃんと話しているだけで機嫌が悪くなる人です……」
江ノ島「いやそんなところがテメエの可愛いところなんだけどなっ」ダキツキッ
松田「放れろ、化粧がシャツに付くだろうが。お前は自分の顔を油で描いていることも分からないのか」
石丸「な、ななな……!?」
苗木「ふ、二人とも落ち着いて……石丸クンが停止しているよ。ボクだって初めて見たときは驚いたのに、耐性のない人の前でそんなことしちゃ……」
松田「……お前、誰だ? というかどこにいる? 妙なアンテナ以外、視界に入ってこないんだが」キョロ
苗木「いや見えてるよね松田先輩? その言葉何回も聞きましたよ!?」
苗木(江ノ島さんがのろけてたけど、確か松田先輩は確か神経学者だっけ。 もしかしたらアプリに関係しているのかな)
苗木(というかこの二人の場合だと……)チラ
七海『[松田→江ノ島 10.愛シテイマス ・ 江ノ島→松田 11.絶望的にアイシテル]』←パネルを持ってる
苗木(……ファッ!?)
七海『[悲恋? NTR? どうなるのかなどうするのかな?]』はあはあ
苗木(わくわくしないでよ七海さん!)
石丸「な、苗木くん。正直仲がいいのか松田先輩が江ノ島くんを嫌っているのか判別つかないのだが……どうなのかね?」ヒソヒソ
苗木「え、えーと……」
どうしよう? 下1
1.なんだか後が怖い、この二人はやめておこう (人物再指定)
2.ええいままよ! 見ててね石丸クン! (アプリ使用・ただし下1と下2の合計が110以下の場合……うぷぷ)
なおこのレスのコンマがゾロ目または末尾0の場合、松田+江ノ島+石丸で撮影してしまうことに
>>103
× 絶望的にアイシテル
○ 絶望的にダイスキ
苗木「ちょっと待ってもらっていいかな。たぶんすぐに分かると思うからさ」ヒソヒソ
苗木(ええい、ままよ! 今までの傾向から考えて間違いなく片方は豹変するだろうし、ある意味チャンスだ! 七海さん!)
七海『はいよー』
苗木(いつもの説明をしても通じそうにないし……、このまま隠し撮る!)キッ
松田「ッ待て、お前何をしている!?」
コンマ判定 下1
01~30 ドナドナ(弱)
31~45 ドナドナ(強・1)
46~60 ドナドナ(強・2)
61~98 呼ばれてないのに残姉が!
ゾロ目 江ノ島「なに? 写メ撮んの?」
ドナドナ回避
ガサッ!
戦刃「盾子ちゃんっ!」
江ノ島「げ、ゲェーーッ街路樹から残姉!? しかもフル装備だとーーー!?」
ザッ
戦刃「石丸くん、やっぱり盾子ちゃんを虐めるんだね……!」
石丸「い、戦刃くん……!?」
ザッ
戦刃「松田くんの研究室の近くまで来て、一体なにをするつもり……?」
戦刃「まさか盾子ちゃんだけじゃなくて、盾子ちゃんが大好きな松田くんにまで難癖つけるつもりなの……?」
戦刃「言ったよね? 石丸くんは何も分かっていないって」
ザッ
戦刃「盾子ちゃんを追い詰めないでよ……!」
石丸「ぐ……君は、なぜそこまで……!?」
苗木「……アプリのせいだよね、間違いなく」ボソ
七海『だろうね。あと、戦刃さん→江ノ島さんへの好感度は 11.絶望的にダイスキ だって。石丸クンへの“ダイキライ”の感情と合わさって暴走しちゃってるんじゃないのかな』
苗木「軍人がそれでいいのかな」
七海『原因の苗木くんがそれ言っちゃダメ……、だと思うよ?』
松田「こいつは……。お前ら、馬鹿に馬鹿な暗示をかけたな?」
江ノ島「わあ、むくろちゃんがいつにも増して残念だあ☆」
松田「おいブス、戦刃を抑えろ」
江ノ島「なに? いくら超分析能力を身に着けた私様でも、戦闘能力特化の戦刃むくろを制することは至難の業だと分かって言っているのか!?」
松田「力技じゃなくてもできるだろうが」
江ノ島「分かってるってば☆ むくろちゃん、ちょっとストップぅ」ギュッ
戦刃「じゅ、盾子ちゃん!? ごめん、放して……」あたふた
苗木(一瞬で戻った!?)
江ノ島「どう、どう……。……石丸ー、あと苗木ー? ちょっと時間かかりそうだし、あんたらどっか行っておいた方がいいよー」
苗木「う、うん。ありがとう、江ノ島さん。 ……行こう、石ま」
石丸「戦刃くん! 江ノ島くん! すまなかった!!」土下座
苗木「!?」
江ノ島「はぁ、残念なのがもう一人いました……」どよん
石丸「僕は……僕は君たちについて何も知らなかった! 知ろうとしなかった。 江ノ島くんの“ギャル”という生き様を理解しようと学び、歩み寄ったつもりだった……が、僕の独り善がりだった!」
石丸「戦刃くんにとって江ノ島くんがそれほどまでに大切な人だとも思いもせず……江ノ島くんを追い詰めるような詰問を、僕は……!」グズッ
松田「そういえば姉妹ということは隠していたんじゃないのか」ボソ
江ノ島「こいつぁ血縁関係バレッバレですね……絶望的です」ボソ
戦刃「……盾子ちゃん、どう思う……?」
江ノ島「へ? あたしはそもそも、なーんにも気にしてないよぉ? 石丸への逆セクハ……ゲフンゲフン、彼の注意なんてお約束の漫才扱いなんですから」キリッ
戦刃「……そう……分かったよ。盾子ちゃんがそう言うなら、いいや」
石丸「あ、ありがとう……。すまない、不甲斐ない男だがこれからまた級友として、」ブワァ
戦刃「それはそうとして、あなたのことはダイキライだけど……」ギロ
石丸「 」
―― 寄宿舎 苗木の個室 ――
苗木(その後、戦刃さんと爆笑している江ノ島さんを松田先輩に託し(押し付け)、真っ白に憔悴した石丸クンは保健室にブチこんだ)
苗木(石丸クンが脆いせいもあるけど、アプリの力って怖いなあ)
苗木「……ごめんね、石丸クン。どうやら戦刃さんは相当な変わり種だったみたいだ」南無
苗木(松田先輩はアプリについて何か知っていたようだ……効果を解除する方法を知ってるかもしれない。どうしよう)
苗木(でもボクのヒミツの暴露についてはどうだろうか、たぶん力になってはくれないよね。専門が違うし)
苗木「あのさ、七海さん。ボクの秘密については、」
七海『脅しがかかったままだね』
モノクマ「ぶっちゃけ松田クンだろうと誰だろうと、その辺はどうしようもないと思うよ」ヒョコッ、ピョーン
苗木「……。……一定回数をクリアするまで続けるよ。明日も頑張ろうね、七海さん」キリッ
七海『苗木くんはやっぱり前向きだねぇ』ふあーあ
―― 翌日の自由時間までスキップします ――
―― 校舎 食堂 ――
苗木「さて、今日も頑張って撮影しようか、七海さん」
七海『今日の通常授業中、葉隠くんが終始気分が悪そうだったり桑田くんが気落ちしてたり、十神くんが生徒手帳を度々覗いたり』
七海『戦刃さんがいつにも増して江ノ島さんにぴったりだったり、石丸くんが真っ白だったことには触れないんだね』
苗木「……何も変わっていない舞園さんが一番怖かったよ」
見つけたカm……人物(松田、既存の組み合わせは不可) 下1 下5
今日はここまで。お付き合いありがとうございました
>>103 江ノ島「さすが私がむくろお姉ちゃんと話しているだけで機嫌が悪くなる人です……」
>>111 松田「そういえば姉妹ということは隠していたんじゃないのか」
松田「姉妹ということは隠していたんじゃないのか」
江ノ島「二人っきりのノリでつい言っちゃったぁ」てへぺろ
松田(……)イラァッ
苗木「そういえば山田クンがさっきまで厨房でミルクティーを淹れてたな」
七海『きっとセレスさんのだね』
苗木「……よし、あの二人にしようか。たぶんあそこにいるだろうし」
―― 校舎 娯楽室前 ――
七海『山田くんおっすおっす』
山田「ぐはっ、その声は七海千秋どの!? ……うぅ、古傷が疼く!」
七海『その節は兄がお世話になりました(笑)。 お兄ちゃんはなんでも聞きたがるもんね』ニヤニヤ
山田「2.5次元へのガチ恋と失恋の思い出ががががが」ガクガク
苗木「あー、そんなこともあったね……。山田クン、気を付けないと零れるよ」
山田「おっと」キリッ
ガチャ
セレス「……遅い。制限時間を3分超えています」
山田「すみません!」
セレス「いいから飲み物を置きなさいな。……あら、苗木君もいらしたのですか。ということは先ほどの女性の声は七海さんですわね」
七海『セレスさんおっすおっす』
苗木「やあセレスさん。 ここに一人でいるのは珍しいね、今日は誰ともゲームしていないんだ?」
セレス「わたくしの専門授業、本日は“運”の分野でしたの。そこで狛枝君と出くわしてしまいまして……」
狛枝『努力なんかより才能の力の方が凄いよね、いやボクのなんてみんな比べる価値のないゴミクズなんだけどさ』
狛枝『なんで十神クンは分からないのかな、ちょっと気持ち悪く思わない? ああ、78期の方の十神クンなんだけね。ボクには理解できないなあ、彼のこと』
セレス「などと個人を攻撃するなど常よりも様子がおかしく……。いらぬ心労を重ねてしまったためこうして休憩しておりますの」
苗木(ああ、先輩たちも引きずっているんだな、昨日の効果……)
セレス「……(コク)。…………」プイ
山田「よっしゃ、合格!」サムズアップ
苗木「今ので判断できるんだ」
山田「駄目なら壁にティーカップを叩きつけられますぞ」
七海『山田くんがセレスさんの専属お茶くみになって長いもんね』
セレス「わたくしとしても、生活習慣が疎かな豚に給仕させるのは御免蒙りたいのですが、」
山田「ありがとうございます!」
セレス「お黙りなさいな。……このレベルのお茶くみを教育するのも手間がかかります」
セレス「苗木君あたりが熱心に奉仕して下されば、山田君もお役御免なのですが」フゥ
苗木「あはは……」チラ
七海『[セレス→山田 6.オトモダチ ・ 山田→セレス 7.仲良シ]』パネル持ち
苗木(女王と下僕みたいな関係も結構続いているもんね、セレスさんといえどそりゃ多少は情は湧くよね)目逸らし
セレス「……どうしました?」
苗木「いや、七海さんが言った通りだなあ、と」目逸らし
山田「ぶっちゃけ我がクラスの女性陣ではセレス殿が一番親しみ易い見た目のもので、僕も割と安心して過ごせていますぞ」
七海『“厨二趣味と恰好が浮世離れして、二次元を彷彿させるものでね……フフ”とか言ってたもんね』
セレス「わたくしの崇高な趣味と、豚のヲタ趣味が同じだと……!?」ピキピキ
山田「セレス殿、セレス殿、そう言わずにこれをご覧あれ」デジカメ取り出し
山田「ここにセレス殿の通常態の写真があるじゃろ」スツ
山田「そしてこちらが“怪盗だーくセレーネ★ミーナ”のトップコスプレイヤーの写真でござる」スッ
山田「ほらよく似てる! セレス殿の衣装に蝙蝠羽があればより似てる! どっちもテラ、」
セレス「調子に乗ってんじゃねぇぞ、山田ァァァァァッ!!」クワッ
山田「ひぃぃぃぃぃい!?」
苗木(……やってることは物騒なのに、微笑ましく感じるなぁ)パシャ
七海(でもアプリに掛けるんだね)
好感度変更判定
下1 セレス→山田
下2 山田→セレス
ここまで
というよりそろそろ自分に使えよ
コンマ表 >>21
七海『セレス→山田 78(スキ) ・ 山田→セレス 48(普ッ通) だって』ヒソ
苗木「山田クンはともかく……大丈夫かな、セレスさん」ヒソヒソ
七海『授業中に測ってみたけど、仲のいい友だち相手なら 8.スキ の好感度になるみたいだよ? 大丈夫なんじゃないかな、ほら』
山田「せ、セレス殿には分からんのですか、このクオリティの高さがっ?」
セレス「審美眼をもう少し磨いたらいかがですか? 衣服にかかる金額が全く違うでしょうに」
山田「ぐぬぬ、それを言われると黙るしかない……! ギャンブラーめ……!」
山田「……ふむ。ではお紅茶に合格を頂いたことですし、拙者は本屋にでも移動を、」
セレス「山田クン、チェスに一局付き合いなさい」
山田「へ? いやいや、いつも紅茶置いたら下がれって言うじゃありませんかー。だいたい僕なんざセレス殿の相手になりませんがな」
セレス「当然ハンデなら付けますわ。それに休憩がてらの遊びです、気を張る必要などありません」
山田「えー」
セレス「いいから打っていけ」ズイ
山田「お、おう……。 あのー……セレス殿?」
セレス「はい?」
山田「女王キャラやツンドラキャラは、デレたら終わりですぞ」キリッ
セレス「……誰がデレたのですか。 あなたが先手です、世迷い言を言う暇があるならさっさと始めなさい」
苗木・山田(キレないだと!?)
苗木「じゃ、じゃあボクはこの辺で……またね」
このレスのコンマが偶数なら次の人物安価が3名、奇数なら2名(再度安価をとります)
>>133
使ったら身が危ないと認識しているので、今のところ苗木は自分に使おうとは考えていません
バタン
苗木「一応平和に終わった……。解放されるまでこんな感じが続けばいいなあ」
七海『1/5の確率だから難しい……と、思うよ?』
苗木「分かっているよ。願望だよ、どうせ」シュン
遭遇した人物(セレス、山田以外) 下2 下4
豚神(77期まとめ役)登場につき次でちょっと判定いれます
―― 校舎 2年教室階 廊下 ――
豚神「思い当たる節はないのか、日向?」
日向「俺は今年の本科との定期交流からお前らと知り合ったからな。 お前の方が詳しくないか?」
豚神「……それがそうもいかなんだよ」
豚神「通例なら“幸運”が生徒間の緩衝剤として働いていたみたいだが、狛枝は特殊すぎた」
豚神「オレも動いてみたつもりだが、今年の新入生候補が発表されてからそれどころではなくてな……」
日向「……納得した。で、なんだ。その狛枝とソニアの様子がおかしいんだって?」
豚神「ああ。ソニアは今朝……、左右田の証言だと昨日か。急に舞園さやかに熱を入れるようになった」
豚神「ドラマに入れ込む面はあったが、個人にあそこまで熱狂したのは初めて見た。まるで、その……恋、しているような」
日向「大丈夫だったのか、それ。主に左右田が」
豚神「むしろ舞園のCDの貸借の際に話せたと嬉しそうだったぞ」
日向「……」ホロリ
豚神「狛枝は狛枝でやたら78期の十神を敵視するようになった……、なにか妙だな」
苗木(心あたりがありすぎて困るなあ)コソッ
苗木(そして豚そくちゃ……じゃなくて、豚神先輩と話しているのは誰だろう)
七海『日向創くんだね。77期の人たちと同期の予備学科生だよ』
苗木「へえ……制服は同じなんだね」
七海『左右田くんとお父さんが共同研究している時期に会ったんだよね。度々交流とか合同授業があるけど参加してないの?』
苗木「ボクは本当に運でしか入っていないから、会うのに気後れしちゃって……」
日向「狛枝が妙なことになるのは よくあることじゃないのか?」
豚神「俺と78期の十神の才能は全く別物、そのどちらも素晴らしい、と言ってたヤツが“十神が受け付けられない、気持ち悪い”などと言い始めたんだぞ? 異常だろう」
苗木「今日、セレスさんが会ったみたいだけど同じようなことを言ってたらしいですよー」コソッ
豚神「ん? ……ああ、苗木か。聞こえてたのか」
苗木「ごめん、七海さんと散歩してたら耳に入っちゃって」
七海『豚神くん、日向くんおっす』
豚神「七海か。78期で試運転しているだったな」
日向「ギャルゲーに手間取ってるとか言ってたけど、その後どうだ?」
七海『色々と教えてもらって上達したよ! これでもうBADENDに直行することはないねっ』
日向「えっと、それでそっちは……」
苗木「初めまして。78期の、その、“幸運”の苗木誠です」ペコ
日向「日向創だ、よろしく。……なんか変に緊張してないか?」
苗木「は、はは……。ボクは正直たまたまこっちの校舎にいるなんで……、その」
日向「ああ……、確かに言いがかりをつける奴もいるせいか合同授業で“幸運”と会うことはないな。俺は十分才能の内だと思うんだけど」
苗木(さすがに初対面の人をアプリに掛けるのは気が引けるな……。豚神先輩はなんか調査じみたことしてるし……)
どうしよう? 下2
1気が引けるし.疑われるのは困るなあ、やめておこうか (人物再指定)
2.まあいっか、撮ろう (アプリ使用)
3.むしろ口封じになればいいんじゃないかな、撮ろう (アプリ使用)
苗木(うーん……まあいいか、さっきみたいになることを祈って撮ろう)チラ
七海『[参考として教えておくけど 豚神→日向 7.仲良シ ・ 日向→豚神 7.仲良シ だって]』パネル持ち
七海『[日向くんは77期の人たちの大半と仲がいいね。他の人ともだいたいこんな感じだと思うよ]』パネル持ち
七海『日向くん、豚神くん、ちょっとごめんね。苗木くんの生徒手帳と私の接続が少しおかしいみたいなんだ』パツ
七海『カメラ機能を確認したいんだけど、写真を撮ってみてもいいかな?』
苗木「(七海さん積極的だな……) ボクからもお願いします」ペコ
豚神「写真はあまり好きではないんだが……まあいいだろう」
日向「俺も大丈夫だ。ただ問題があればすぐに調べた方がいいぞ?」
七海『ありがとう。苗木くん、お願い』
苗木「(うう、罪悪感が……) ありがとうございます。 ……じゃあ、1、2、の、」パシャ
好感度変更判定
下1 豚神→日向
下2 日向→豚神
えまーじぇんしー、えまーじぇんしー
七海『あっ』
苗木「……どうしたの?」ヒソ
生徒手帳『[豚神→日向 07(見タクモナイ) ・ 日向→豚神 02(絶望的にダイキライ)]』
苗木「」
豚神「ぐぅ……!?」クラッ
日向「……」顔面蒼白
豚神「チッ。そもそも俺はなぜ貴様に話などしていた……? 日向、もういいから去れ」
豚神「貴様の他者に取り入る能力は認めている……が、それだけだ。情報がないならこれ以上話すことはない」
日向「……」
豚神「聞こえなかったか? 消えろ……気分が悪いんだよ」
日向「……、……おいおい」
日向「初めて会った頃の狛枝みたいなこというなよ。それに人に取り入るのが上手いのはお前だろ、詐欺師?」
豚神「なに?」
日向「大体、自分の能力のなさを棚に上げて俺なんかに相談している時点で、お前は馬鹿なんだよ。能無しって告白しているようなもんだ」
日向「悔しいか? 悔しかったら才能もまとめて真似してみろよ……? できないんだよな? 入学して一年経ってもなんも進歩してないんだろ」
日向「希望ヶ峰の教育でもお前の才能なんて伸ばしようがないんだ、だってお前は“自分”がないんだもんな?」
日向「そんなお前が未来に進むことなんてできないんだよ。そもそもお前のなんか才能なんかじゃないんだ、お前ができそこないだから」
日向「だっていうのに、なんでお前なんかが“そこ”に立っているんだよ……!?」
日向「嫌だ、 お前なんか見たくもない。 嫌だ、 消えろ? お前が“そこ”からいなくなれよ……なあ!?」
日向「俺が憧れた場所を汚すなよ……!!」ギロ
豚神「……おい苗木、どこかへ行け。視界に入れたくもないが……長くなりそうだ」
苗木「えっ」
苗木「……えっ?」
どうする? 下1
1.お言葉に甘えて退散する
2.状況についていけず立ちすくむ
なおコンマ50以下の場合……
苗木(ど、どうしよう……!?)
七海『豚神くんの症状は葉隠くんや狛枝くんみたいな生理的な嫌悪感みたいだけど、日向くんのは……このままだとまずいね』
モノクマ「とーう!」ドギャ
日向「がッ!? ……」バタ
苗木「も、モノクマ…!?」
豚神「貴様、突然なにをしに来た!」
モノクマ「お礼を言う筈の場面で罵倒なんて、十神クンそっくりだね!? でも答えちゃうよッ、流血沙汰になりそうだったので止めに来ちゃいました!」ババーン!
モノクマ「ところでそのままでいいの詐欺師クン? 今にも吐きそうな顔色してるよ? ほらどいたどいた! 去った去った!」ギャース
豚神「ぐっ、……うぐ!?」ばっ…ドスドスドス…
モノクマ「あ、限界だったみたいだね」
苗木「い、今の日向クンはやっぱり、アプリのせいで……!?」
モノクマ「まったくもう、こんな判定出しちゃって。 お茶目で入れた即死判定をどうして当てちゃうんだろうね、苗木クンたらダメな子!」
モノクマ「いや苗木クンだからこそ、かな?」うぷぷ
モノクマ「運 が 良 か っ た ね 、苗木クン! 調査しようとした詐欺師クンは今のでそれどころじゃなくなったよ!」
苗木「な、何言ってるんだよ、お前……」
苗木「……もういいよ! こんなことになるくらいなら、ボクのヒミツなんていくらでもバラ撒け! だからこんなアプリ削除して、みんなを元に戻せよ!」
モノクマ「え、無理」
苗木「は?」
モノクマ「だからボクには無理だって」ナイナイ
モノクマ「あともう少し……5回以内かな? アプリを使えば“リセット機能”が解放されるよ」
七海『“リセット機能”?』
モノクマ「名前の通りアプリで変化した好感度を元に戻す機能だよ! 逆に言うとそれでしか好感度を戻すことはできないんだよね」にょほほ
モノクマ「ちなみに松田クンはアプリの効果に心当たりはあるみたいだけど、効果を解除することはできないからね」
モノクマ「できたら戦刃さんは今日、石丸クンに謝ってたんじゃないのかな? ねえ、どうだった? というか七海さんはもう知っているよね?」
七海『……戦刃さんの好感度は昨日のままだったよ』
モノクマ「日向クンはこの有り様だし、戦刃さんも元々絶望的な偏執狂だから今の状態が続くとまずいよね?」
苗木「う、うう……」
七海『確かに昨日の石丸クンへの態度がエスカレートすると、今度はどうなるか分からない……』
モノクマ「日向クンはこのままうろつかせたら危ないから、ボクが預かるね」ゴソゴソ
日向「…………」
モノクマ「ダイジョーブダイジョーブ、頭開いて脳みそ弄ったりなんかしないから」
モノクマ「どうすればいいのか分かってると思うし、もう行くね! じゃーねー、はぶあないすとらうま~!」ピョイーン
七海『……どうする?』
苗木「……続けるしか、ないじゃないか」
※“絶望的に~”判定を受けた生徒は行動不能になります
ここまで
そして安価入れ忘れ
遭遇した人物(豚神、日向以外) 下2 下4 下5
―― 校庭 ――
苗木「モノクマはああ言ってたけど、あと何人くらい撮ればリセットできるんだろう」
七海『“5回以内”としか言われてないもんね。“2人一組を撮影して1回”か“一度の撮影で1回”のどちらかでのカウントと思うけど』
苗木「つまり人数か、時間か……」
七海『極端な判定が出ることを考えると前者で安全策をとりたいけど、手数を少なく済ませるなら後者のほうがいいよね』
苗木「一度試したら分かりそうだけど、怖いなあ。 あと、一度アプリにかけた人はまた撮影しても大丈夫なのかな?」
七海『OKみたいだね。ただ、同じ組み合わせはできないみたいだよ』
小泉「苗木? こんなところに一人でどうしたの?」
苗木「こんにちは。七海さんとお話ししてたんだ」
七海『おっす小泉さん』
小泉「へえ、七海ちゃんの当番なんだ。 私は撮影の依頼で体育棟に行ってたんだよね」
小泉「あなたもだけど、あっちにここで見るのは珍しい組み合わせがいるわね。 心あたりある?」
苗木「へ?」
朝日奈「う~ん。昨日見かけたときはすごいと思ったけど、やっぱり葉隠は葉隠だったか」
葉隠「っだから、あれはッゼエ、まぐれ……だって……」
朝日奈「あ、運動靴に履き替えたせいかも! 今度は草履でタイムを測ろうよ!」
葉隠「やらねーぞっ? ……って、んあ? 苗木っちと小泉っち」
朝日奈「こんちわっす、小泉センパイっ。苗木もさっきぶり!」
小泉「葵ちゃんはともかく、葉隠がここにいるのも珍しいと思って来たんだけど、どうしたの?」
朝日奈「昨日、葉隠が校舎の廊下で走ってたんだけどね」
苗木(あれか……)
小泉「……校内に借金取りでもいたの?」
苗木(即座にその想定が出るのはどうなんだろう)
葉隠「それよりも嫌なもんだ」ハァ
朝日奈「ばひゅーん! って感じで速かったんすよ、石丸も置いてけぼりになっちゃってたもん」
葉隠「んで、タイム確認したいとか言われて 散々走らされたべ……」ぐだぁ
朝日奈「ちょっとじゃん」
苗木「朝日奈さんの基準だとそうかもしれないけど、ボクらにはちょっと多いかな」
小泉「葵ちゃんはいつも動き回ってるもんね……」
朝日奈「でもあんな険しい顔で塞ぎ込むよりよかったじゃんか。汗かいてスッキリしたでしょ?」
葉隠「そりゃそうだけど……限度ってもんがあるべ」
小泉「?」
苗木(三人かあ)
どうしよう? 下2
1.組数=回数と信じて三人とも撮ろう
2.対象は少なく済ませたいかな、二人を選んで撮ろう (末尾で判定)
(1~3 朝日奈と小泉・4~6 朝日奈と葉隠・7~9 小泉と葉隠・0 おおっと)
苗木(一回は確認しないとまずそうだし、この機会にアプリを使っておこうかな)チラ
七海『そうそう、3人の好感度はこんな感じだよ』ヒソ
[朝日奈→小泉 5.普ッ通 ・ 小泉→朝日奈 5.普ッ通]
[小泉→葉隠 4.ニガテ ・ 葉隠→小泉 4.ニガテ]
[朝日奈→葉隠 6.オトモダチ ・ 葉隠→朝日奈 6.オトモダチ]
苗木(まあしっかり者の小泉さんと、いいかげんな葉隠クンだからしょうがないか)
苗木(あとは予想通りというか、なんというか)
七海『[5.普ッ通のハードルは結構高いね、親しくないと大体ここに当てはまってる……と、思うよ?]』パネル持ち
七海『ごめんね、ちょっとお願いがあるんだけど写真を撮ってみてもいいかな?』
朝日奈「うわっ? ……ビックリした、七海ちゃんか」
小泉「写真ならこれで撮ってあげようか?」
苗木「すみません、生徒手帳の機能が少しおかしくて……確認したいんです」
葉隠「昨日言ってた故障云々の話の続きか?」
七海『その原因がね、私と接続がうまくいってないせいかな、てなって』
朝日奈「えー、そんなことになってたの? あたしと七海ちゃんが一緒にいた時はなかったけど……あ、苗木だからか」
葉隠「苗木っちっだしな」
小泉「……不運なんだね」
苗木「ひどい」
小泉「あはは、ごめんごめん。 そういうことならいいよ」
朝日奈「あたしもOKだよっ。葉隠は?」
葉隠「んー、まあ昨日も写ったし拒否する理由もないべ」
七海『ありがとう、データを解析して必要そうだったらお父さんに相談してみるね』
葉隠「……つーか、今の話で思い出したくないこと思い出しちまった」
朝日奈「え? 何かあったっけ?」
葉隠「そっちの証言は拒否すんべ。 ……ったく、本当に俺なんであいつと一緒にいたんだか……」ボソ
七海(葉隠くんは昨日の不調のきっかけが撮影だと気づいていない……ううん、この様子だと覚えていないみたいだね)
苗木「(どんどん恐ろしいことが発覚するなぁ、このアプリ) 撮りまーす」パシャ
好感度変更判定
下1 朝日奈→小泉
下2 朝日奈→葉隠
下3 小泉→朝日奈
下4 小泉→葉隠
下5 葉隠→朝日奈
下6 葉隠→小泉
コンマ表>>21
生徒手帳画面『
[朝日奈→小泉 35(ニガテ) ・ 小泉→朝日奈 51(オトモダチ)]
[小泉→葉隠 15(ダイキライ) ・ 葉隠→小泉 68(仲良シ)]
[朝日奈→葉隠 14(ダイキライ) ・ 葉隠→朝日奈 98(愛シテイマス)]』
七海『……この15の出やすさはなんだろうね』
苗木(モノクマの奴、数値でも弄っているんじゃないのか)
葉隠「……なあ、朝日奈っち」
葉隠「二人っきりで話したいことがあるんだ。ちょっと一緒に来てくれねーか?」ギュッ
苗木(手を握った!?)
朝日奈「」ゾッ
苗木(青ざめてるよ……)頭抱え
朝日奈「う、うわぁ!」ドンッ
葉隠「あでっ」ヨロッ
小泉「い、いきなり何してるのよあんた! 葵ちゃん、大丈夫!?」
朝日奈「え、ええと、ええと……?」小泉を見て目を逸らして
朝日奈「た、助けてさくらちゃーーんっ!!」ダッ
葉隠「あっ、やべ、まずったべ。……すまん、小泉っち! ちょっと朝日奈っちを宥めんの手伝ってくんねーかっ?」
小泉「……そんなこと、」キッ
小泉「するワケないでしょこの借金男! 葵ちゃんに変なことしてんじゃないわよッ!」
めきゃあ
七海『ふわ、幻の左!? 花村くんにさえ手を挙げなかった小泉さんの幻の左だよっ』
苗木「しかもクリーンヒットだよ、あれ……」
葉隠「」バタッ
小泉「苗木、ごめん! そいつどうにかしておいて! あたし葵ちゃんの様子見に行くから!」タッ
七海(面倒見がいいのはいいけど小泉さん、その朝日奈さんから苦手に思われちゃってるよ……)
苗木(まあ“ニガテ”だし、怯えられるくらいじゃないのかな)
七海(苗木くんも大分まいっているね)
葉隠「」
どうしよう? 下3まで多数決
1.一応葉隠クン保健室まで引きずっt、連れて行こう (次回 罪木+安価で一人)
2.てきとうに手当して木陰において退散しよう (次回 安価で二人)
―― 中庭 ――
苗木(葉隠クンはてきとうに手当して置いてきた、大丈夫だと思う……たぶん)
苗木(まあ保健室に連れて行って、何があったと聞かれても困るし)
七海『あと数値が1上だったら“絶望的にダイスキ”だったね。日向くんの状態を考えると、危なかったと思うよ』
苗木(あの状態でも十分に危ないと思うけど……主に大神さんからの対応が)
苗木「そういえば、カウントはどうなってるのかな。2こ増えた?」
七海『1しか増えてないね、カウントするのは撮影の回数だったみたい』フゥ
苗木(葉隠クン、ごめん)
遭遇した人物(日向、朝日奈、小泉、葉隠以外)
下2 下4
―― 校舎 音楽室 ――
左右田「バラ色に頬を染めて「左右田さん、お願いがあります」なんていうだぜ、お願いだぜお願い!いやテンションも気分も上がるってもんだよ本当にさあ」
左右田「そんでその後のソニアさんの笑顔がまた眩しくて眩しくて」
左右田「常夏の島だろうが南極だろうがスクラップ場だろうがソニアさんがいればそこは天国なんだけどな。いやスクラップ城もあるいみ天国だけど」
苗木「延々と声が聞こえると思ったらここからだったんだね」ヒョコ
七海『ドアが開いてるから垂れ流しの状態だね』
澪田「むむっ……おおっと。誠ちゃんと、その声は千秋ちゃん!」クルッ
澪田「聞いて聞いてー! 今朝から和一ちゃんが変なの! ソニアさんソニアさんって人の話を聞かないの!」
澪田「え?割といつものこと……? そうだった!」ガーン!
苗木「こ、こんにちは澪田先輩」
苗木(二人してMTB状態だよ、どうしよう)
七海『テンション上げていこうね。“速弾き”とか装備しないと、たぶんついていけないよ』
苗木(それはできないよ!?)
澪田「でもさすがにこの調子じゃ唯吹のお願いが終わらないっす! かっずいっちちゃーん! スピーカーの修理はどんな感じっすかー!?」
左右田「終わったぜ」
澪田「まじっスか!? うっきゃー! 煩悩(と書いてソニアちゃんと読む)に没頭している内に作業が済むとか邪な男の鏡っスね!」
左右田「はっはっは、だろ?」
苗木「認めちゃダメですよっ?」
左右田「ギャあっ!? ……ビビった、苗木かよ。……なんだ、故障でもしたのか?」
七海『えっとね、実はかくかくしかじかなんだよ』
苗木(この下り面倒くさくなったんだね)
澪田「うーむかくかく云々なら仕方ないっすね、ひと肌脱ぐっス! てゆうか撮って撮って! はい、和一ちゃんもポーズ!」グイィ
左右田「ちょ、首を引っぱんな……ぐえっ」
苗木「(ツッコミきれないや) じゃ、せーの」パシャ
好感度変更判定
下1 澪田→左右田
下2 左右田→澪田
らーぶらーぶ(爆笑)
コンマ表 >>21
七海『うんとね、[澪田→左右田 09(見タクモナイ) ・ 左右田→澪田 98(愛シテマス) だね]』
苗木「……平和なんてなかった。セレスさんと山田クンの時がどうかしてたんだね」
七海『現実逃避の前に目の前のことを止めないといけない……と、思うよ?』
澪田「…………」グググ…
左右田「ぐ、ぅ……………!?」
苗木「み、澪田さん、締まってる締まってる!!」バッ
澪田「うぅ、体が勝手に動いてたっす……。でも、でも知るべきっす!」
澪田「いっつもソニアちゃんソニアちゃんって、いいかげん迷惑ってことを自覚するべきっスよこの男はぁ!」
澪田「軽っるい言葉と軽っるい行動してる癖にすぐ怖気づいて、それで相手にどんな思いをさせてるか知らないで……はっ!?」ピキーン
澪田「ピンときた……詩もメロディも降りてきた!?」
澪田「この吐き気と頭痛とイライラとムカムカとお腹空いた感が唯吹の感性にピッタリ……だと?!」
澪田「しかも、こいつに触発されたことによるイライラで倍々! ぐぎぎ……こうしちゃいられない! 唯吹の愛器ッ、今からフル回転っすよぉおおおお」タタタタッ
七海『……行っちゃったね』
左右田「ゲホッ、ごほっ」
苗木「だ、大丈夫ですか左右田せんぱ、」
左右田「……良いな」ポー
苗木(うわぁ)
左右田「いや澪田ってさ、結構分かりやすい体しているから薄々感じてたけど、いいよなあ」
左右田「今のホールドで確信したけど、腕の骨がまたいいんだよ……」
苗木「骨?」
左右田「いや骨格ってよくねえか? ソニアさんのも見たいけど、澪田のも見てえな」
苗木「いきなりそんなアクロバティックな性癖を言われても困るよっ?」
左右田「ソニアさん澪田、ソニアさん澪田、……二人並べて延々と眺めてぇっ」ぱああ
苗木(だめだ、またツッコミきれないよ)
七海(さすが左右田くん、あれでも何にも堪えてないや)
左右田「……あいつのCDどこに仕舞ったかな。 じゃあな、苗木ー。七海も不二咲によろしくなー」スタスタ…
七海『既存の好感度は継続するんだね……。左右田くんが、より難儀な状態になっちゃったよ』
苗木「うう、どんどん傷口が広がっていく……」
苗木「今ので8回目だっけ。 アプリの更新はあったかな?」
七海『ごめんね、まだ何もないみたいだよ』
苗木「そうなんだ……。つ、次いこう」
遭遇した人物(日向、澪田、左右田以外)
下3 下4
カムクラ
脳弄くってんじゃねーかモノクマwwww
次 西園寺確定でいきます、ごめんね
苗木「そうだ、腐川さんと十神クンを撮ろう」
七海『……いいの? [腐川→十神 10.愛シテマス ・ 十神→腐川 4.ニガテ] だけど』
苗木「もうそれくらい差がある人同士じゃないと、平和な判定になる気がしないんだ……」フゥ
七海(疲れてきているね、苗木くんも)
―― 旧校舎前 ――
苗木「やっぱりここにいた……腐川さんっ」
腐川「苗木!? な、なにしに来たのよ」
苗木「腐川さんを探してたんだ。 十神クンの様子を見にきたの?」
腐川「そ、そうよ。 今日白夜さまが生徒手帳を弄ってたわ……8回も。いつもなら、2、3回しか触らないのに」
腐川「それで、な、なにかあったんじゃないかと思って、見守ろうかと……」そわそわ
腐川「……で、あんたはなによ。あたしに何の用事があるの?」
苗木「いやちょっと写真に写って欲しくって」
腐川「ば、ばばばば馬鹿じゃないの? あたしなんか撮ってなにしたいの晒して笑い者にする気?」
苗木「違うよ、いろんな人を撮って回ってるんだ。それで腐川さんと十神クンを一緒に撮りたいな、と考えてさ。 十神クンには不意打ちするかたちになると思うけど」
腐川「びゃ、白夜様と……!? …………、と、撮りたければ勝手に……うぅ、お願いするわ」かああ
苗木「ありがとう。……でも十神クン相手に上手くいくかな」
腐川「大丈夫よ。最近はだいたい扉に背中を向けて読書されているから、入室と同時にいけば……」
―― 旧校舎 図書室 ――
ガチャ
十神「……おい腐川、また臭いが漏れてるぞ。即刻風呂に入って、」
腐川「苗木っ」バッ
十神「!?」
苗木「よいしょ」パシャ
好感度変更判定
下1 腐川→十神
下2 十神→腐川
七海『[腐川→十神 98(愛シテイマス) ・ 十神→腐川 30(キライ)]だね。 98続き過ぎだよ、危ないよこれ』
苗木(やった! 十神クンが退化した以外は無事だ! ボクの直感は正しかった!)
七海(聞こえてないみたいだね)
十神「……」ギロ
腐川「」キュン
苗木「平和だ……」じ~ん…
十神「……」イラァ
十神「……貴様ら、揃いも揃って一体何をしに来た?」
七海『うーん……十神くんをおちょくりに?』
十神「要するに理由はないんだな。 だったらさっさと消えろ、俺は貴様らに関わりたくないんだ」
苗木「腐川さん、今撮ったから、さ」ヒソ
腐川「へっ? あ、そうね……し、失礼します白夜さまっ。お風呂には入るのでご安心くださいっ」ガチャ
苗木「じゃ、十神クン、またね」
十神「いいから帰れ!」
―― 旧校舎 二階廊下 ――
腐川「はあ……白夜さまの視線、いつにも増して冷たくて素敵だったわ……。なんだか懐かしい」ポー
苗木(そりゃ退化してるもんね……)
腐川「で、その……どうなのよ、苗木。写真は上手くいった?」
七海『ピンボケもなく綺麗に撮れました。でも腐川さん、目、瞑っちゃってたね』
腐川「ああ、七海あんた今苗木のところにいるの……。 写ってさえいればいいのよ、あたしなんて……白夜様は撮れているのね」
七海『うん。驚いて振り向いたところをバッチリとね』
どうしよう? 下2
1.十神クンが恐いし、一旦寄宿舎まで戻って送ろう (他キャラ観察)
2.旧校舎を出てすぐでいいかな (アプリ使用続行・腐川同行)
3.腐川「苗木、はやく、早く寄越しなさい!」 (アプリ使用続行)
ここまで。参加ありがとうございました
1レスだけ
苗木「ここで騒いで十神クンをあれ以上に怒らせてもあれだし、一旦離れようかな」
腐川「だ、誰が騒ぐのよ」
七海『じゃあ、写真を見てテンション上がったりしない?』
腐川「……ぐぎぎ。分かったわよ、おあずけを食らえばいいんでしょ……?」
観察人物安価 1名か2名で名前指定(苗木、腐川、日向以外)
下4までの内コンマ数が高いものを2つ採用
(ネタを思いつかなかったら追加で誰かブチ込むます、ご了承下さい)
二人指定で安価が埋まるかと思ったがそんなことはなかった。なんか悔しいので少しだけど霧切と九頭龍ブチ込みます
あと他キャラ観察のため好感度変更判定のおさらい。以下のようにキャラ崩壊中です、ご注意を
[葉隠→桑田 04(見タクモナイ) ・ 桑田→葉隠 83(ダイスキ)]
[舞園→ソニア 15(ダイキライ) ・ ソニア→舞園 97(愛シテマス)]
[狛枝→十神 06(見タクモナイ) ・ 十神→狛枝 69(仲良シ)]
[戦刃→石丸 15(ダイキライ) ・ 石丸→戦刃 51(オトモダチ)]
[豚神→日向 07(見タクモナイ) ・ 日向→豚神 02(絶望的にダイキライ)]
[朝日奈→小泉 35(ニガテ) ・ 小泉→朝日奈 51(オトモダチ)]
[小泉→葉隠 15(ダイキライ) ・ 葉隠→小泉 68(仲良シ)]
[朝日奈→葉隠 14(ダイキライ) ・ 葉隠→朝日奈 98(愛シテイマス)]
[澪田→左右田 09(見タクモナイ) ・ 左右田→澪田 98(愛シテイマス)]
[腐川→十神 98(愛シテイマス) ・ 十神→腐川 30(キライ)]
閑話①
―― 植物庭園 ――
田中「……風が騒がしい」
霧切「ここは屋内の筈だけど。あるとしても空調の風じゃないかしら」
田中「ククク、こんな矮小な空間のことではない。俗世より粒選された者どもが集うこの箱庭の話だ」
霧切「……」
田中「我々に起った異常を知りたいのだったな。しかしなぜ俺だ?夜に生きる者よ。 まだ親しみ易い相手がいるのではないか?」
霧切「豚神君は接触を拒否されたわ」
田中「そうか……とはいえ、俺様から伝えられることはそう多くはない」
田中「希望に須らく執着する混沌の申し子が突如 第二の帝王を唾棄し、時を同じくして闇の聖母はセイレーンに魅入られた。この程度だ」
田中「クク、特に闇の聖母の有り様は笑えるものだったぞ?」
田中「いずれ一国を背負う筈の存在がセイレーンと共に婚姻の儀に用いる魔獣を契約したい、などと言うのだからな」
霧切「……そう、舞園さんも巻き込まれていたのね」
田中「望む情報だったか? しかし孤独を好む貴様らしくないな、なぜ動き始めた?」
霧切「さあ……職業病、かしら」
田中「クク、やはり本心は晒さぬか……俺様の眼にかかれば無駄だがなッ」
田中「いいだろう、その想いに応えて我が魔術で見えたものを印してやろう!」
田中「この箱庭は混沌に塗れている。さも魔獣同士を恋慕の魔術にかけ契を結ばせる様に、雑種どもの感情に術を施している者がいる」
霧切「洗脳ね。本当にそんなことがあると?」
田中「ある。魔獣を率いる“制圧せし氷の覇王”の名を持って断言しよう」
霧切「……そう。参考になったわ、ありがとう。 ……じゃあ、私はこれで」
田中「貴様もせいぜい気をつけることだ、霧切響子」
田中「……」
ソニア『田中さん、聞いて下さい! わたくし“恋”というものに目覚めました!』
田中(あの時は貴様が望むのならその覇道を見守ろうかと思った。だが、そうもいかぬようだ)
田中(それを真に望んでいるのだと、俺には信じられないのだから……な)
閑話②
―― 校庭 ――
桑田「……はあ」
桑田(なんで葉隠のアホの暴言程度で凹んだんだよ。大概バカやるのはあいつと一緒だったけど、その程度だろうが)イライラ
桑田(でもなあ、それでもあいつと離れんの嫌だ、とか思ってんじゃん。 これって依存ってヤツ?)
桑田「……ヤロー相手にそれはまずいだろ、オイ」頭抱え
桑田「……体育棟に戻るか。もう一回ボールかっ飛ばせばスッとすんだろ」
葉隠「」
桑田「」ビクッ
葉隠「」
桑田(なんだ? 伸びてんのか?)
桑田「……。そういや飲みモン奢るって話、そんままだったな」
―― 校庭側 自販機コーナー ――
ガシャン
桑田「……」
桑田(スポドリ買ったのはいいけど、またムカついてきた)
桑田(なんであの場で葉隠を叩き起こして終了にしなかったの? 暴言言われたら嫌とか思っちゃてんの? なんなのオレ、アホなの?)
桑田(このままスポドリ置いてくのもなんかムカつく)イライライラ
ガシャン
九頭龍「あっ」
桑田(ん? あれは一コ上のちびっこギャング……じゃなくてヤーさんだっけ?)
桑田(親の仇でも見るような目でコーヒー牛乳を睨んでるし。つーかあれ、有名な地雷ドリンクじゃん)
九頭龍(やべぇ、ボタン押し間違えた。しかも、よりにもよって白いモンの混ぜ物かよ……)わなわな
九頭龍(捨てるのもアレだがどうやって始末をつける? からかわれるのを覚悟で妹の奴に押し付けるか?)
桑田「……!」ピーン
―― 校庭 ――
葉隠「っあー、痛てて……。ったく、小泉っちも容赦ねーべ」ムクリ
コロ…
葉隠「ん、手当てしてあるな、苗木っちか? ……飲み物も置いてくれてってたんだな、ありがたく頂いておくべ」
閑話休題
―― 寄宿舎 食堂 ――
苗木(旧校舎から退散して、腐川さんにさっきの写真を送った)
腐川『これがあたしと白夜様のツーショット……二人っきりの写真……ふ、うふふふふふふ』
苗木(腐川さんは危ない笑みを浮かべて自分の個室に戻っていった。 全く変わらなくて安心したよ)ほんわか
七海『次で10回目だね。もう少し頑張ればリセット機能も解放されるんじゃないかな』
苗木「そうだね」
遭遇した人物(日向以外) 下2 下4
書き忘れてた。西園寺(ビッグバン)入ります
―― 寄宿舎 ランドリー ――
西園寺「うわあ、田中だ。相変わらず獣臭ーい!」
左右田「お前それブーメランだからな? 入学時にやらかしてたこと忘れんなよ」
西園寺「滅多にツナギを洗わないあんたにも言われたくないよ。小泉おねえに迷惑かけんなっ」
田中「珍しいな、貴様らが場を共にするなど」
西園寺「んっとねー、左右田が面白いんだよ。わたしが持ってるソニアの写真だけじゃなく、澪田が写ってるのも見てみたい、なんて言ってるんだー」
左右田「げっ……いきなりバラすな!」
西園寺「ソニアソニア言ってるのと同じくらい澪田澪田いうしさあ。ソニアに冷たくされ続けて壊れちゃったみたいだねっ」
左右田「は? 壊れてねえよ、ソニアさんも澪田も甲乙つけがたいくらい良いだろ。胸が大分違うけど」
西園寺「ほらね、キモいでしょ?」
田中「なん……だと!? おのれ、魔の者の侵攻はこのような端役にまで及んでいたというのかッ!?」
左右田「誰が端役だ、コラ!」
西園寺「外見だけ派手なモブはおいといてさぁ。田中も変な妄想する必要はないんじゃないの?」
西園寺「いつの間にかストレス抱えて精神崩壊、とかよくあるじゃん。狛枝が今日 変態以下のゲロになったようにさ」くすくすっ
田中「それは違うな。……聞け貴様ら、これは俺様とムネモシュネの寵愛を受けし者へ舞い降りた神託の、」
左右田「だーっ!? その訳の分からん名付け癖を改めろってッ、誰だか分かんねえよ!?」
西園寺「お前は黙ってろ変態二重奏!」
苗木「……」コソッ
生徒手帳『
[西園寺→田中 6.オトモダチ ・ 西園寺→左右田 6.オトモダチ]
[田中→西園寺 5.普ッ通 ・ 田中→左右田 5.普ッ通]
[左右田→西園寺 4.ニガテ ・ 左右田→田中 4.ニガテ]』
七海『って言ってる場合じゃないかな。これはまずいね』画面切り替え
苗木「うん。いま出て行ったら疑われかねないね、左右田先輩がいるし」
七海『いっそのこと、ここから撮っちゃおっか』
苗木「隠し撮り? 別の意味でまずくない?」
七海『あと1、2回でリセットが使えるようになるしそれも手だよ?』
苗木「そ、それもそうだけど」
七海『あんまりぐずぐずしていると、田中くんの破壊神暗黒四天王に気付かれちゃうんじゃないかな?』
苗木「……七海さん、お願い」
七海『おっけー』パシャ
好感度変更判定
下1 西園寺→田中
下2 西園寺→左右田
下3 田中→西園寺
下4 田中→左右田
下5 左右田→西園寺
下6 左右田→田中
コンマは連投しても大丈夫だよね?
ここってゾロ目関係ないんだっけ?
>>244 大丈夫です
>>246 ゾロ目は2倍換算なので44→88になります。それはそうとして連続ゾロ目すごいね
コンマ表>>21
生徒手帳画面『
[西園寺→田中 96(愛シテイマス) ・ 田中→西園寺 70(仲良シ)]
[田中→左右田 07(見タクモナイ) ・ 左右田→田中 16(ダイキライ)]
[西園寺→左右田 88(ダイスキ) ・ 左右田→西園寺 35(ニガテ)]』
苗木(やったよ、七海さん! 高い判定が出たよ!)
七海(真ん中をよく見ようよ。 ……いや、意図的に目を反らしているんだね)
西園寺「あれ……?」クラッ
田中「……ふ、ふふ」ヨロッ
田中「ふ、フハハハハハハハハッハハハッ!!」
「呆れ果てた根性だな左右田和一我が言葉を理解できない!?貴様のアストラルレベルが我らが領域に達していないだけではないか!
そもそも貴様は他者を己が領域に召喚しようとすらしていないのが呪文も他者も支配できない最大の欠落ッ闇の聖母への言動は神への崇拝
下界からの天上への敬慕そんな輩に闇の聖母も魔詩の歌い手も微笑むわけがないわ己が定めを知れ己が笑止され唾棄ものだと焼き付けろ!」
左右田「だから日本語喋れよ!? ソニアさんにその厨二言動理解されてるからって、調子に乗ってんじゃねえぞ!」
田中「……では、お前にも分かるように言ってやろう」
田中「金輪際、俺とソニアと……あと澪田に近づくな。俺だけでなくあの二人にもお前の存在は害悪以外の何者でもない」
左右田「ァアッ!? 何抜かしてんだテメエ!!」
西園寺「う、」
西園寺「うわあああああああああああんっ! 喧嘩はやめてよぉおおおっ!」
田中「ッ!?」
左右田「な、なんだよ? 体でかくなった癖にまた泣いてんのかお前っ?」
西園寺「だって……グスッ、だって仕方ないじゃん! わたしが好きなヤツ同士が罵り合うなんて嫌だよ!見たこともないし耐えられないよッ!」
左右田「はあ!?」
西園寺「どちらかといえば田中の味方したいけど、それでも……それでもぉぅぅううう」グスッ
西園寺「わあああああん! とにかくやめてよぉぉぉ!」
左右田「さ、さっきまでの毒舌はどうしたんだよ」
田中「……涙を止めろ、この様な男のためにお前が泣く必要などないし、貴様が悲しむ様を見るのは辛い」
西園寺「うえぇぇえぇ」グスッグスッ
田中「むしろこの男が泣くべきだ」
左右田「ンだとコラ、」
西園寺「やめてって……」ガシッ
田中「む、……な!? 西園寺貴様、」
左右田「お、落ち着け。いや俺らもちょっと落ち着くから、そのゴツイ掃除機から一旦手を放、」
四天王「チュー」←一斉に避難した
西園寺「やめてっつってんだろうがこのダメ男どもぉぉぉぉ!!」
べきゃおぉおおおおおん
―― 寄宿舎 苗木の個室 ――
苗木「うう、つい逃げてきちゃった。これじゃ轢き逃げと同じだよ、まずいよ……」
七海『西園寺さんの二人への好感度なら、悪いようにはしないだろうし大丈夫……と思うよ』
苗木「……暴力沙汰になってたけど」
七海『そのあと泣きながら介抱してたし、いいんじゃないかな』
苗木「七海さん、なんだか楽観的だね」
七海『うん、やっと事態が治まることになりそうだしね』
モノクマ「だねー、おめでとー苗木クーン(棒」
苗木「……リセット機能が使えるようになったんだな」
七海『うん、開放されたよ。 ねえモノクマ、日向くんは無事なんだよね?』
モノクマ「日向クン? ボクのプライベートルームのベッドにふん縛られておねんねしてるよ?」
モノクマ「ダイジョーブ、周りに変な機械とかないから。ロボトミーの道具とかないから」
苗木「でもこれで、日向クンもみんなも元に戻るんだな?」
モノクマ「そうです、 まあ好感度“だけ”なんだけどね。記憶はそのまま」
七海『……記憶はリセットされないの?』
モノクマ「言ったじゃん。リセット機能は好感度を元に戻す機能だよ」
七海『……。……そう、なんだ』
モノクマ「頻発した低判定を受けた子はボロカスな言動も、嫌ーな態度も全部覚えたまま正気に戻っちゃうよ!」
モノクマ「どうなるかな? みんなソコソコ仲良かったのに、これが原因で関係がぶち壊れちゃうかもね!」
苗木「そんなこと、なるもんか。原因はボクとこのアプリだってはっきりしているんだ。本心じゃないって知れば、みんな大丈夫なはずだ」
モノクマ「狛枝クン風に言えば、“みんなならこの程度の障害、なんでもないよ!むしろ乗り越えて貰わないと困るね”ってことかな?」
モノクマ「どっちでもいいよ? アプリの使用に関してはボクはなんにも言わないから! 自分が置かれている状況を、よく考えて判断することをお勧めするけどね!」
どうしよう? 下3まで多数決
1.リセット機能を使う
2.何が望みなのかモノクマに聞く
苗木「お前は、ボクたちになにをさせたいんだよ」
モノクマ「え? 決まってんじゃん」
七海『……絶望、とでも言うつもりかな』
モノクマ「違うよ! ボクはモノクマ、希望ヶ峰学園のマスコット! 好んで絶望させる訳ないに決まってるでしょ!?」プンスコ
苗木「じゃあ日向クンが判定された好感度はなんなんだよ」
モノクマ「あれは多少のリスクは必要だね、と極端な好感度も入れただけ。なのに、苗木クンの悪運が引き当てちゃうんだもん、ビックリしたよ」
モノクマ「まあそれは置いといて。苗木クン、初心に戻ろうよ」
苗木「……初心?」
モノクマ「アプリを使い始めた時は“一定回数をクリアする”ことが目標だったじゃん、まだ足りないよ?」
モノクマ「撮って撮って撮りまくっちゃえよ!」
苗木「まだ使い続けろってことか……?」
モノクマ「そうそう、まだ開放されてない機能もあるしね」
七海『その中に、記憶も好感度も元に戻す機能があるんだね』
モノクマ「んー、どうだろうね?」
七海『あるよ。……絶対にある』
苗木「……七海さん?」
七海『……、そうでないとお人よしの苗木クンが、アプリを使い続けるわけがないもんね』ニコ
モノクマ「……もう! そういうことでいいよ、というか確かにあるよ、でもネタバラしが早いよ七海さん!」
モノクマ「ああ、なんか恥ずかしくなって来ちゃったから帰る! とにかく二人とも頑張ってよね!?」ピョーン
―― 翌日の自由時間までスキップします ――
ここまで 参加ありがとうございました
次回の安価をとっておきます
遭遇した人物(日向以外)下2 下4
―― 校舎 1学年教室階廊下 ――
苗木「つ、疲れた……」
七海『葉隠くんが朝日奈さんを口説きにかかってたね』
苗木「朝日奈さん耐性がないから泣きかけて、そこからがの騒動が、また……」げんなり
苗木「しかも葉隠クンは「苗木っちの食いモンの好みはおかしいべ」とか変なことを言うし……うう」
苗木「いつも通りの腐川さんと舞園さんに癒されたよ」
七海『昨日は舞園さんが怖いって言ってなかったっけ』
七海『……ごめん、苗木クン。 昨日の私、リセット機能さえ開放されれば全部元に戻ると思って先走っちゃってた』
苗木「ううん、ボクもモノクマに騙されてたんだからさ。同罪だよ」
七海『……。ごめんね』
苗木「だから謝らなくてもいいよ。七海さんも負の感情ばかり学習しちゃって、少し落ち込んでいるんだよ」
七海『私、落ち込んでいるのかな? これが“落ち込む”ってことなのかな?』
苗木「うん。 でも止まっちゃダメだと思う」
七海『……そうだね。 じゃあ、次は窓から見えるあの二人にしようか?』
朝日奈「外で食べるドーナッツもおいしいね」
大神「うむ。 して朝日奈、調子はどうだ」
朝日奈「元気戻って来たよ! 本当に葉隠のバカにはビックリしたよ、もう」
大神「昨日に駆けこんで来た時は俄かに信じがたかったが……。確かに奴は豹変していたな」
大神「しかし何故だ? その前に校庭へ誘っていたときは普通だっただろう。葉隠も、お主も」
朝日奈「私もおかしかったの? あ、そうか。私から葉隠を誘ったんだっけ」
大神「そうだな (小泉に対する態度にも違和感があったのだが、動転していたためか……?)」
朝日奈「うーん、今じゃ何でそうしたかも良く分からないんだよね。いくら足が速いところを見たって、測定したいと思わないもん」
朝日奈「て、いうかイヤ」ぶー
大神「そ、そうか……。とにかく気を確かに持つことだ、朝日奈」
朝日奈「ごめんね、迷惑かけちゃって。でも、さくらちゃんと一緒にいれば私は大丈夫っ。ヘコんだりしないっ」にこにこ
大神「迷惑などと言うな、当然のことだ」
苗木「あの二人の好感度は?」
七海『[大神→朝日奈 8.スキ ・ 朝日奈→大神 9.ダイスキ]だね』
苗木「や、やめておこう。かなりの確率で友情を壊すことになっちゃうよ」
苗木(“スキ”は仲のいい友だちの範囲だっけ。 でも朝日奈さんはちょっと度が過ぎているよ……)
七海『でも躊躇ってたら、いつまでたっても先に進まないよ?』
苗木「それもそうだけどさ」
ウサミ「ほわわっ」
ガシャン
ウサミ「置きっぱなしのワックス缶を引っかけちゃいましたっ。 と、止まらないー! 苗木くんどいてくだちゃいーっ!」ツルーッ
苗木「え? うわぁっ!?」ドンッ
パシャ
七海『あっ』
好感度変更判定
下1 大神→朝日奈
下2 朝日奈→大神
さくらちゃんは強い子
苗木「うわあああっ!」すってーん
ウサミ「ごめんなちゃい! 苗木くん大丈ほわっ!?」ツルッ
ぴゅーん……
ウサミ<いやああぁぁぁぁ……
苗木「い、今生徒手帳の画面を触っちゃったような……」
七海『カメラのズームで確認してたのがまずかったね……発動しちゃったよ』画面切り替え
生徒手帳『[大神→朝日奈 08(見タクモナイ) ・ 朝日奈→大神 81(ダイスキ)]』
苗木「」
大神「……?」クラッ
朝日奈「?」にこにこ
大神(何事だ、この得も知れぬ嫌悪感は……!?)ジッ
朝日奈「……さくらちゃん?」
大神(朝日奈、朝日奈を見ていると目が回る……。不快だ、目の前から消したいほどに……、!?)
大神(なにを……? 我はなんという感情を抱いているのだ! 他者に対して“視界に入れたくない”、などと、)
朝日奈「さくらちゃん、顔色悪いよ!?」
大神(何故だ……。何故我はこの娘と共に……?)
大神「ぐ、う……」
朝日奈「ご、ごめんね! やっぱり私、無理させてちゃったんだね!? 帰ろう、休まないとまずいよっ」
これレスのコンマ35以下で大神離脱(次回朝日奈同行安価)
大神「……そうさせて貰おう、妙なことが続いて少し疲れたのかもしれぬ」
苗木「えっと、確かこの辺に……いた。大神さん、朝日奈さん!」
朝日奈「ごめん苗木! ちょっと急いでいるから!」
大神「すまぬ、苗木。また後ほどでいいか」
苗木「へっ?(あれ、いつもと変わらない……?)う、うん」
朝日奈「保健室行った方がいいかな?」
大神「……大丈夫だ、そこまで大袈裟なことではない」
朝日奈「じゃあ、プロテインコーヒー作ってあげる! プロテインを飲んで休めば、絶対良くなるよ!」ニコッ
大神「う、うむ。(耐えろ……)」
大神(我がどう感じようと、このように慈しんでくれる者を裏切ることなど、できぬ)
大神(たとえ……なぜこの娘が、ここまでやるのか理解できないとしてもだ)
苗木「……もしかして、アプリ発動しなかったの?」
七海『違う、大神さんが特別強かったんだよ。極端な判定にも引きずられないくらいに、ね』
苗木「うう、朝日奈さんは全く変わらなかったのが救い、なのかな」
七海『……そうだね』
どうしよう? 下2
1.険悪な関係か、片方が嫌っている関係を狙って撮ろう (次回 安価で二人組を指定。コンマ数が高いものから検討し、こちらで採用レスを決定)
2.時間が惜しい、とにかく人を探そう (次回 通常通りの人物指定安価)
苗木(いっそのこと、仲が悪い人同士を撮った方が……いや、険悪なら一緒にいないか)
苗木(ソニアさんと左右田クンみたいに、片方が苦手意識を持っているなら同じ場所にいるかもしれないけど)
七海『苗木くん?』
苗木「ごめん、考え事してたよ。撮る人を探そうか」
遭遇した人物 下1 下3
ミス
遭遇した人物(日向、大神、朝日奈以外) でした
これが安価対象だったら下で
苗木「あのさ、昨日から考えてたんだけど……隠し撮りで進めていくのはどうだろう?」
七海『……賛成かな。アプリを通さないとカメラの接続が悪くなるようにしているから、調べられても大丈夫だけど』
七海『写した人数も増えて来たもんね。疑われる機会は少なくなった方がいいかも』フゥ
―― 校舎 美術室 ――
花村「いやー……それにしても今日は酷かったね」
九頭龍「チッ、ボケ共が。とばっちりで課題潰されたじゃねぇか」
花村「おかげで九頭龍くんと二人っきりになれて、ぼくは少し興奮してるよッ」
九頭龍「うるせえ、手ぇ止まってるぞ。ったく……さっきの話もう一回確認するぞ?」
七海(案の定アプリの影響の話をしているみたい)
苗木(そういえば先輩達の判定、極端なものばっかりだった)コソッ
九頭龍「いつものように左右田のアホが絡みにいく相手に、どういう訳か澪田が加わった」
花村「その澪田さんがビックリするくらい左右田くんを拒絶したんだよね。田中くんがソニアさんと一緒に庇ってたからそこまでしなくてもいいのに」
九頭龍「つーか田中もイカレてんだろ、ありゃ。左右田に対する睨みがいつもと比ベモンにならなかったぞ」
花村「そうなの? パッと見いつも通りだったけど。ちなみに九頭龍くんの見解じゃどれくらい怒ってた?」
九頭龍「キレたら刺すな」
花村「なにそれ怖い」
花村「えーと、西園寺さんはその田中君と……左右田くんもか。二人に全力で甘えにかかって」
九頭龍「それを止めようとした澪田に左右田が絡んで最初に戻る。今日のゴタゴタの大半はこのパターンだったろ」
花村「澪田さんが途中で“作曲のヒントが出た”って帰らなかったらもっと続いただろうねえ」てるてる
苗木(混乱の度合いがボク達の比ではなかった。……すみません)
花村「豚神くんは落ち込んでいるし……狛枝くんがつきっきりで励ましてたみたいだけど」
九頭龍「あれは励ますっつーか、十神について根掘り葉掘り聞きたかっただけじゃねえのか?」
花村「……かもね、狛枝くんだし」うーん
花村「まあでも、ぼくらの関係って結構男女でパックリ分かれてたし。いい刺激になったと思っておこうよ!」
九頭龍「強すぎんだろ」
花村「あ、刺激って精神的なものだからね? アソコにとかじゃないからね」
九頭龍「聞いてねーよ。……で、ちっとばかし考えたんだけどよ、」
七海(やるなら早めにやっちゃった方がいいよね?)
苗木(……うん)
九頭龍「松田のヤローの仕業じゃねえのか?」
七海(よいしょー)パシャ
好感度変更判定
下1 花村→九頭龍
下2 九頭龍→花村
常態の好感度貼り忘れました。花村がそれっぽい数値を出したけど、後出しじゃなんなのでこのレスで判定
このレスのコンマが奇数で 次回同行安価あり
七海『[花村→九頭龍 56(オトモダチ) ・ 九頭龍→花村 85(ダイスキ)]』パネル持ち
苗木(へ、平和? いやでもこれって……)
カツ、カツ…
七海『撮ったら早く逃げよう? 誰か来たみたいだよ』ヒソッ
苗木「い、いやでも花村先輩に対して“ダイスキ”は、」
七海『大丈夫だから』
苗木(うぅ、轢き逃げそのものだなぁ)タッ
カツッ
辺古山(む? 廊下に誰かいたような……気のせいか?)
花村「松田くん……うーん、どうなんだろ?」
花村「欠席常習犯だし、ほとんど研究室に籠りっきりだけど……ぼくらに関心がないぶん、違うんじゃない?」
花村「彼が部屋に連れ込むのは江ノ島さんくらいだよ!」
九頭龍「いかがわしい言い方してんじゃねえよっ。ありゃあ、あの女の人格の治療だろうが」
九頭龍「……だが、そうかもな。嫌がらせにしても、いちいち催眠かけて回るほど暇のいる真似はしねえか」
花村「でも誰かによる洗脳だと考えると、松田くんの才能が関わってそうだよねえ。……よっし、これでいいかな」
九頭龍「おー、時間がない割には上出来だな」
辺古山「……終わったのか?」
花村「辺古山さん? どうしたの」
九頭龍「まさかお前の課題も凹まされたのか?」
辺古山「いや、お前たちの作業がどうなったものかと気になってな」
花村「ぼくも九頭龍くんもちょうど終わったところだね」
九頭龍「おう。……悪ぃな花村、妙な話して。色んなヤツの意見を聞いておきたくてよ」
花村「ふふ、話くらいなんでもないよ! じっくりねっとりと意味深なお付き合いも全然OKだから、したいのなら部屋においでね!」
辺古山「お前はまたそんなことを、」
九頭龍「おう、考えとくな」ニコッ
辺古山「」
花村「」
辺古山「ぼ、ぼぼ坊っ、九頭龍? 何を言っている……?」
花村「またまたあ。そんなこと言っちゃダメだよ、本気にするからさ」
九頭龍「ハハ……悪ぃ、冗談だ」
花村「だ、だよね? ビックリしたよ」
九頭龍「それも悪くねえなって思っちゃいるけどよ」
辺古山「」
花村「は、ははは……嬉しいけど、九頭龍くんには辺古山さんってお相手がいるからね! NTRはやる気はないよ」
辺古山「いや、私は九頭龍とそのような関係では……、」花村に駆け寄る
辺古山「まさか貴様、何か盛ったのか!?」ヒソッ
花村「そんなことする訳ないでしょ! ぼくも驚いているよツッコミ待ちの発言だったのに!」ヒソッ
九頭龍「なんだ?」
花村「なんでもないよ、冗談は相手を選ばないと駄目だね、って話だから」
花村「じゃあぼくはこの辺で。二人とも、また明日ねっ」スタスタ…
辺古山「……、……坊っちゃ、」
花村「でもセ○レとしてなら、ぼくはいつでもOKだからねっ。遠慮なくおいで九頭龍くん!」ひょこっ
辺古山「黙れ花村! これ以上坊ちゃんを混乱させるようなことを言うなッ」
九頭龍「……素が出てんぞ、ペコ」
―― 校舎 廊下 ――
苗木「よかったのかなぁ」
七海『大丈夫だ、問題ない』キリッ
苗木「それは逆に不安になるからやめてよ。 ……あ」
下2
1.なんだウサミか…… (他キャラ観察)
2.花村先輩だ (アプリ使用・花村同行)
3.なんだかちょうど良さそうな人たちがいる (アプリ使用)
苗木「……なんかおあつらえ向きに二つの人影が見えるね」
七海『行ってみよっか』
見つけた人物(日向以外) 下2 下4
ここまで。参加ありがとうございました
苗木(廊下の突き当たりに二人……。よく見たら端っこでウサミがひっくり返ってる)
ウサミ「クスン……」ボロボロ
弐大「つまりワックス缶を転がしたところから始まり、油やら正体不明の薬品やらを引っかけて滑り続けようやくここで止まった、と」
大和田「扉粉砕するとかどんだけ勢いづいて走ってんだ、テメーは」ゴン
ウサミ「大和田くんのツッコミが痛いでちゅ……。苗木くん以外、誰も巻き込まなかったのが幸いでちゅ……」クスンクスン
弐大「こ奴らは鉄の塊じゃからのぅ。最後は砲弾が床を滑っていたのと同じ状態だったんじゃろうなぁ」
大和田「凶器じゃねーか。苗木のヤツは無事だったのかよ、それで」
ウサミ「転び始めた時にぶつかりまちたので。そのあとすぐに起き上がってまちたよ」
大和田「じゃあいいけどよ。テメーはともかく……ドアはまぁ、オレでもどうにかなるか」
弐大「大和田は確か大工志望だったのぅ。ウサミは最悪左右田に押し付けるとするか」
ウサミ「うぅ。生徒のみなちゃんがわたしに辛辣でちゅ」
七海『[弐大→大和田 5.普ッ通 ・ 大和田→弐大 5.普ッ通]だね。ウサミは感知されていないよ』
苗木「ウサミはモノクマと同じで変化しないんだろうね。 二人共背中向けてるし、撮ろうかな」
七海『通り魔が板に付いてきちゃったね』
苗木(轢き逃げじゃなかったけ……)パシャ
好感度変更判定
下1 弐大→大和田
下2 大和田→弐大
コンマ表>>21
生徒手帳画面『[弐大→大和田 60(オトモダチ) ・ 大和田→弐大 176(絶望的にダイスキ)]』
苗木「」
七海『』
ミス
生徒手帳画面『[弐大→大和田 60(オトモダチ) ・ 大和田→弐大 天元突破(絶望的にダイスキ)]』
バターメンタルめ
大和田「……ぁ?」クラッ
弐大「じゃあワシはこ奴が滑ってきた跡を確認しにいくとするかのう。他に足を取られた者がおるかもしれん」
大和田「……」
弐大「扉とウサミはお前に任せ、どうした俯いて。それに凄い汗じゃのう」
大和田「……先輩、あんたは……強えよな」
弐大「なんじゃあ藪から棒に。選手に付き合うには半端な体じゃ駄目だからのう、体が資本なのはお主と変わらんわ」
大和田「バカ共との喧嘩なら負けねえよ。逆に言えばそれ位ぇしか強みがねぇからよ」
弐大「そうかあ? お前さんは不真面目な連中を大人数組織として率いて維持しているんじゃ。
でかいモンは作るのも手間がかかるが、保つ方が厳しい。それができる点も十分お主の強さじゃろう」
大和田「あんだよ兄弟と同じこと言うんだな?ありがとよ。思うんだよ、あんたは強え。
喧嘩が強いだけじゃねえ、厳しくて大らかで人を魅せることができて……兄貴がそうだった」
大和田「でもなあどうしてだろうなァ。オレぁ何であんたと離れたくねぇ、あんたを独占したいなんてこと思ってるんだろうな?
兄貴に対してもンなこと思ったことねえんだぜ?なに覗き込んでんだよ見てんじゃねえよ照れるだろうが」フラッ
弐大「無ッ!? (なんじゃあこの殺気は!?)」バッ
大和田「何でだろうな教えてくれねえか? 違、 あんたのこと見ていたいあんたの声を聞いていたい側にいたい。
なあ一緒にいてくれよ オレは、 逃げんじゃねえよあんたの事知りてえんだよもっと」
ウサミ「…………ほえっ?」
苗木「」
七海「まずいよ、方向性は違うけど日向くんと同じ症状だよっ」
どうしよう? 下2
1.弐大先輩は正気だしウサミもいる、逃げよう
2.ダメ元でもいい、止めに行く
3.リセット機能を使う ※各キャラの記憶は残ります
なお下1のコンマが20以下で……
安価下採用
苗木(このままだとまずい。ダメ元でもいい、止めに、)ツルッ
どてんっ
苗木「痛っ!(ウサミが滑った跡にまだ液体が残ってた!? クソッ)」
ドスッ
苗木「……えっ?」
弐大「ぐぅ……がっ!?」
ウサミ「大和田、くん……? なんで、扉の破片を弐大くんに突き立てて……?」
大和田「そうだよあんたのこと知りたいんだよでもそれに逃したくねえんだ勝手に死なれちゃ困るんだ」ブツブツ…
バタッ…
大和田「オレは知りたいんだよあんたの過去も未来も、さあ」
ドスッグチャッ
苗木「……あ、ああ……そんな」
モノクマ「ボク参じょ、」ピョーン
モノクマ「」
モノクマ「ちぇ、ちぇすとーッ!」ずがぁっ
大和田「ぎ、っ!? ……」バタ
ウサミ「モノクマ!あんた例のヤツを誰かに渡しまちたねっ!?」
モノクマ「それどころじゃないよッ、なんでオマエ止めないのさっ!?」
ウサミ「か、体が故障してて……ごめんなちゃい!」
モノクマ「ゴメンじゃないよ、生徒に異常があったら出動するのがボクらのルールでしょうがっ! オマエがここにいたせいでボクへの命令が遅れたんだぞっ!」
モノクマ「大和田クンと弐大クンの死体は回収していくから、オマエは血の跡を片付けて!」ゴソゴソ
モノクマ「まったくもう……あの“幸運”はダメだ、使い物にならないよ!」ピョーン
苗木「ボクの、せいで……」
七海『…………』
その後、ボクと七海さんはリセット機能を使った。新たに開放されたものではなく、好感度だけ消えるものだ。
これ以上、本当の意味での犠牲者を出したたくがないための決断だった。
―― 後日 ――
腐川(白夜様、今日も麗しい……)コソッ
腐川(……ゲッ! またあいつ、白夜様に近づいてる!)
狛枝「やあ十神クン」
十神「オレの人生の半分を否定しておいて随分な態度だな、消えろ」
狛枝「うーん、取り付く島もないね。ボクもどうしてキミのことをあそこまで嫌ったのか分からないよ、今更だけどごめんね。
でも十神クンと険悪になってしまった不運と引き換えに、ボクと似たような境遇になったみんなの希望をたくさん見ることができたんだ!
そりゃあ残念だけど、これも不運の一つと考えればボクは大丈夫! 絶望なんてしないよ!」アハハハ…
十神「……狂人め。 だから俺は貴様が嫌いなんだ」
―――
葉隠「だからすまんかったって朝日奈っち!」
朝日奈「バカ、バカ、バカっ! 葉隠の変態、借金苦、スケコマシ! 私本当に怖かったんだからね!」
朝日奈「……でも、私も色々と言い過ぎた。……ごめん」
葉隠「本当かっ? セクハラで訴えたりしねえんだな!? 裁判沙汰は勘弁してくれんだな!?」ぱああ
朝日奈「っバカあっ!」ドンッ
葉隠「あでっ?」
タッタッタッタ…
小泉「……。あたしもゴメン、って言いに来たんだけどさ。今のはないと思うわ」
桑田「つーかテメーはオレにも言うことがあんだろが」
葉隠「あー、だな。本当に悪かった、桑田っち。 ……ん? つーかオメーもあの時なんだかおかし、」
桑田「よし聞いたオレはお前を許す! だからこれ以上の詮索はナシだこのボケッ!」ダッ
小泉(……逃げたわね、今の)
朝日奈「わーん、さくらちゃーん! 謝ってくれたし、許すって言ってくれたけど、葉隠はやっぱりバカだったよー」
大神「そうか。……すまなかった、朝日奈」
朝日奈「……? なんでさくらちゃんが謝るの?」
―――
山田「本日のロイヤルミルクティーです」
セレス「……(なぜわたくしはあの数日、山田君に優しかったのでしょう……? 嘘を吐いた覚えはないのですが)」…コクッ
山田「セレス殿、今日のお紅茶はどのような感じで?」
セレス「言われないと分からない程知能が低下したのですか? ……下がりなさい」
山田「ははっ。 ……ふむ」ニヤニヤ
セレス「なんです? 気色悪い」
山田「そうそう、この感じ。デレの多いセレス殿よりこっちの方がいいですぞ」
セレス「黙れや」
―――
九頭龍「忘れろ」ズイッ
花村「え?なに? 美術室のことなら気にしてないよー。松田くんを疑ったりしてないって。みんな急に戻っちゃったし」
九頭龍「そっちじゃねえ、オレの冗談の方だ」
花村「ははは、大丈夫だよ、冗談でしょ? ……でもそんな脅しをかけてくるってことはあの時は本気で、」
九頭龍「ぁあ!?」
辺古山「……」ギロッ
花村「……ハハ、なんてね。ジョークだよジョーク。全部冗談だよ」
―――
澪田「かっずいっちちゃーん! あっそびっましょーう!」
左右田「うっせーよ! もうオレはソニアさん以外信じないことにしたんだよ、話しかけんな!」グスッ
澪田「ええ、そんな! あの時はみんなどうかしてたから、不問にしようってことになったじゃないっすか!
そんなこと言ったら和一ちゃんの唯吹へのセクハラとか、ガンダムちゃんへの態度とかどうなるんすか!?」
左右田「そうなったけど納得できねえんだよッ! ぅう、なんだよみんなしてフルボッコにしてよぉ、オレが何したっつーんだよ……」
ソニア「……わたくしへの日々の行いのせいじゃないですか?」
左右田「ありがとうございますっ!」
舞園「褒めてないと思うのですけど……」
ソニア「戯言です、気になさらないで下さい。それで、先ほどのお話ですが……」ぱああ
舞園(あの時の態度を謝ろうと尋ねたのですが……、気にしてないのか忘れているのか判断できかねますね。……うぅ)ションボリ
西園寺「……どんな態度でも不問だからね。……わたし、おかしかったんだからね。調子に乗るなよ」
田中「承知……だが、あの時のお前はなかなか愛らしかったぞ。」フフッ
西園寺「愛らしいのは当たり前だろうが、調子に乗るなっつってんだろうがクソバカ変態厨ニ末期!」
田中「……(不問となったのはいい。だがこのままでは真実は闇へと葬られるだろう)」
田中(……フン、屈した俺が考えても致し方ないか。 かの者と引き換えに語ることなど、俺様にはできぬ)
―――
豚神(松田に聞いても知らぬ存ぜぬで何も答えない。
そもそも奴は澪田らがおかしくなった日、教員棟に召喚されていたというアリバイがある、あの事態の原因ではない)
豚神(だが俺達がおかしくなっていたのは確かだ。本心から言葉を発したがその本心がまず偽装されていた。
それが分かれば簡単だ。多少は疑い合うことになるだろうが、何も知らない仲じゃない。話し合いさえすえば、時間が解決してくれる筈だ)
豚神「だから、俺の前に姿を現せ……日向」
―――
戦刃「石丸君……泣かないで?ねえ」
石丸「なぜだ、兄弟……。なぜ僕に何も言わずに……!」グスッ
―――
弐大先輩はもちろん……大和田クンと日向クンも戻ってこなかった。
三人とも突然の自主退学として処理されたらしい。
少なくとも弐大先輩がどうなったのか、ボクは知っている。でも、明かすことはできなかった。
モノクマから脅されたのだ、アプリのことについて口外するな、と。脅しの道具はヒミツなどではなく、家族の命だった。
そもそもリセットした後アプリも消去され、七海さんが不二咲クンの元へ帰った今では証拠もない。
松田先輩に証言を頼もうとしたけれど、モノクマから止められた、とこちらも断られた。
それに……やっぱりみんなに知られることが、怖かったのかもしれない。
霧切「…………」
なぜだろう、霧切さんからの視線が冷たい気がする……。
終わり
以上です、ありがとうございました
……どうしましょう? 下5まで多数決(5までで割れたら、過半数いくまで下1が続きます)
1.もうゴールしていいよ (ほぼない種は明かしはします)
2.>>326の最適解の選択肢を選んだあとからリロード
3.ほぼない種明かしをしつつ 作戦:ガンガンいこうぜ、なエクストラモード
死人出てほしくないから2
2
>>343 すみません説明不足だったかもしれないので再度判定
>>343->>346 再投票可です
……どうしましょう? 下5まで多数決 (ただし2は2票で過半数とします)
1.もうゴールしていいよ (ほぼない種は明かしはします)
2.>>326の最適解の選択肢を選んだあとからリロード
3.状況完全リセット。ほぼない種明かしをしつつ 作戦:ガンガンいこうぜ、なエクストラモード (アイランドとスクールみたいなノリ)
2で次回再開します
ここまで 参加ありがとうございました
次回の人物安価だけ取っておきます
遭遇した人物(日向、大和田、弐大以外)下2 下4
>>326の続きからリロード
苗木(このままだとまずい。ダメ元でもいい、止めに、)ツルッ
どてんっ
苗木「痛っ!(ウサミが滑った跡にまだ液体が残ってた!? クソッ)」
弐大「シャキっとせんか馬鹿者があああああああっ!!」ゴゥッ
大和田「っ」
弐大「突然なんじゃ、悪いモンでも食ったのか?腹具合が悪いのなら無理せず便所に……、……無ッ?」
大和田「おかしいと思ってるのにオレの心配してくれてんだ? 嬉しいぜ…。あんた本当に強えなぁ」かああ//
弐大「」
モノクマ「スパークッ!」
バリバリバリッ
大和田「ぎ、っ!? ……」バタ
ウサミ「やいモノクマ!これは一体どうなってるんでちゅか!?」
モノクマ「“どうしてこうなった”?ボクが言いたいよっ。 ウサミもなんだよ!?生徒が危険だったんだから働けよ!」
ウサミ「体が故障ちてて……ごめんなちゃい!それよりもあんた、例のヤツを、」
モノクマ「うるさいうるさい! とにかく大和田クンは回収していくからね!」ゴソゴソ
弐大「なぜそのようなことをする!? それに説明せんか、何があったというんじゃぁ!?」
モノクマ「見たでしょ?このままだと危険だから隔離するんだよっ。 次の質問も知らないよ?滾る感情を我慢できなくなったんじゃない?(テキトウ)」ピョイーン
ウサミ「ぐ、ぅう。移動くらいならなんとか……えいっ!」ビョイーン
弐大「……??」
―― 体育棟周辺 ――
苗木「……これで“絶望的”判定を受けたのは二人目だね」
七海『みんなを元に戻すためなのに、使うたびにドツボに嵌っていっている気がするよ』
モノクマ「まったく、キミも大概不運だねえ。“絶望的”判定が二つも出るとは思わなかったよ!」ピョーン
苗木「お前のせいじゃないか。仲たがいしやすい結果が出るよう、調整でもしているんじゃないのか?」
モノクマ「違うよ。判定結果は完全ランダム、出しているのはあくまでキミ達! そこを勘違いしてもらっちゃ困るなあ。
とにかく、大和田クンもボッシュートしたから安心してね! でもあまり生徒を行動不能にさせないでよ、もう!」ピョーン
苗木「っ待て! まだ聞きたいことが……、くそっ!」
七海『人を撮るのが怖い、ね。 言葉としては知ってたけどようやく分かった気がするよ、これが“怖い”ってことなんだね……』
苗木「でも“躊躇っていたらいつまでも先に進めない”、だったよね?」
七海『……うん。次で14回目、だよ』
―― 剣道場 ――
七海『試合しているのかな? 音が聞こえるね』
苗木「……あ、終わったみたい。様子を見てみようか」ヒョコッ
石丸「稽古をつけて頂き、ありがとうございました。辺古山先輩!」ピシッ
辺古山「何かあったのか? 真直ぐすぎる程迷いのない、お前の太刀筋がブレているように思えたのだが」
辺古山(……最も、私も人のことを言える様ではなかったか)
辺古山「やはり、稽古前に話した周囲の人間関係の変化が原因か?」
石丸「そうです。……封じていた嫌悪感が突如露わになることは先日、身を以て知りました。
ですが、僕の前で堂々と不純異性交遊に及ぼうという生徒まで現れては……!」ぐぎぎ
辺古山「確かにそれは問題だが、お前は少し画一的にものを見過ぎているのではないか?
公衆の前で好意を露わにすることは、本人の羞恥心によっては多々ありえるだろう?」
石丸「辺古山先輩、」
葉隠『“朝日奈っちは俺の子を孕む”と出たべ。でもオメーはウブでそこまでいくのに時間がかかるからな!
そういう訳で健全なお付き合いはさっさと始めるべきと思うんだが、朝日奈っちはどう思う?』
石丸「などという言動を見逃せと仰るのですかッ!?」ぶわっ
辺古山「すまない。私が間違っていた。 (左右田より酷かった……)」
石丸「しかし僕はこの事態で学びました。突然人を雲霞の如く嫌うこともあれば、突然猛烈に人を好きになることもあるということですね!」ハッハッハ
辺古山(この男、まともなようで少しおかしくなっていないか?)
七海([辺古山→石丸 6.オトモダチ ・ 石丸→辺古山 6.オトモダチ]だね)
苗木(そういえば剣道繋がりだった)
七海(お誂え向きに二人以外誰もいないね、早く済まそう?)
苗木(……そうだね。極端な判定がでなければいいんだけど)
苗木(石丸クンかあ。戦刃さんとの判定を考えると、結果が不安だな)パシャ
好感度変更判定
下1 辺古山→石丸
下2 石丸→辺古山
ミス(土下座)
>>361
× 石丸「突然人を雲霞の如く嫌うこともあれば
○ 石丸「突然人を蛇蝎の如く嫌うこともあれば
七海『[辺古山→石丸 76(スキ) ・ 石丸→辺古山 18(ダイキライ)]だね』
苗木(さ、さっきよりはずっとマシだよ……うん)目逸らし
七海(そう思わないとやってられないんだね)
石丸「……」ジッ
辺古山「ところでそれに関連した話になるのだが、」
石丸「な、ななななんてことだっ!?」
辺古山「何事だ?」
石丸「も、申し訳ありません辺古山先輩、用事を思い出しました! 失礼しますっ!!」ダッ
辺古山「着替えなくてもいいのか? ……行ってしまった、転ばなければいいが」
辺古山(残念だ、坊ちゃんのことを相談したかったのだが……)
辺古山(……はて、私は石丸にそこまで気を許していただろうか?
しかし、あいつならば気を許して話せると思っている私がいるのは確かだ……むぅ?)首かしげ
ダダダダダ…
石丸(な、なぜ僕は彼女に教えを乞いていた……じゃない! なぜ僕は彼女に対して不快感を感じたのだ!?)
石丸(辺古山先輩だぞ!? 服装もこの学園では珍しいほどに全うなまともな女性ではないかッ!)
石丸(下着が過激だとは聞いたが、見えないところまで言及する必要はない! だというのに、
なぜ小さな点ひとつで、品行不正な不良共にかつて抱いていたものと同じ嫌悪感を感じているのだ、僕は!」
石丸「兄弟と過ごして、視野を広げたと思ったがやはり独り善がりだったのか!?」
石丸「僕は愚か者だああっ!!」
<うわぁあああああ
<ズルッ ドシャーン!
七海『こけちゃったね』
苗木「“ダイキライ”で留まったせいだろうけど、石丸クンって極端な判定が出たら、自分のせいだと思いがちになっちゃうんだろうね……」コソッ
七海『下着のことを大声で叫んでいたけどいいのかな?』
苗木「そこは触れないでおいてあげようよ」
苗木「撮影が重複し過ぎて石丸クンのようなことになると嫌だな」
七海『左右田くんの例もあるしね』
苗木「うーん…」
どうしよう? 下2
1.分担していったほうがいいのかなあ (次回 一度も撮影していない人物同士の組み合わせを指定)
2.考えてもしかたない、早く進めよう (次回 通常通りの人物指定)
苗木「考えてもしかないか。重なっても3回が最高だし、まだ大丈夫だよね」
七海『じゃあ、次の人を探そうか』
遭遇した人物(日向、大和田、辺古山、石丸 以外) 下3 下5
再びの江ノ島(お約束のボスキャラ)登場につき判定入ります
―― 中庭 ――
江ノ島「むっ、狛枝凪斗じゃないか? 行く先々で十神くんについて尋ねたり否定したりと忙しいようだが、ご機嫌いかがかな?」
狛枝「…………」スタスタ…
江ノ島「無視はやめてよ! エノジュンとウサギは寂しいと死んじゃうんだよぉ?」
狛枝「……そうなってくれてもボクは一向に構わないんだけど」
江ノ島「話したぞ、皆の者(誰もいない)! 私様と接触したな!? では質問に答えてもらおう、他の選択肢はないぞ!」
狛枝「はあ……しょうがないな。ボクはね、確かめたいんだよ十神クンについてね」
狛枝「彼はまぎれもなく希望であって、その希望の中でも卓越した超人級といっても差支えなくて。だからボクが嫌う筈ないんだよ!
でも彼の資料を漁るほど、彼について話を聞くほど虫唾が走って否定したくなるんだ! ぐぐ、ぐぅ……」頭抱え
江ノ島「しかし、十神は貴様のことが気になっているようだぞ?」
狛枝「十神クンがボクなんかを気に掛ける訳ないじゃないか! むしろお断りだよっ。……はっ?」
江ノ島「しまった、という顔をしているところ恐縮ですがお伝えします。彼が見ていた写真は十中八九、十神君と狛枝君とモノクマのスリーショットでした」
狛枝「なにそれ嬉し、……うぷ。気持ち悪くなってきた……」
江ノ島「あっはっは、こりゃダメだっ。撮影に行く前に、オイラが松田君のところに送ってやってもいいぜ?」
狛枝「あっという間に希望ヶ峰外へたらい回されるから、お断りだよ。キミの世話になるのも絶対に嫌だし」
江ノ島「ひっどーい! 松田くん以外の人に貶されるの、わたし嫌ーい☆」
狛枝「なぜだろうね。キミを見ていると昔からムカムカするんだよ。キミは超高校級の才能を持った希望だっていうのに、ね」
江ノ島「オレはテメエのこと結構好きだぜ!? 見ていて飽きないからなッ」
狛枝「あはは、反吐が出るからやめてよ」
江ノ島「ふう……あなたと話していく度に、私が誤解されていく気がします……。 どーせ私への嫌悪感という設定も、メッタメッタな理由で付けられたに過ぎないのに……」
七海『[江ノ島→狛枝 6.オトモダチ ・ 狛枝→江ノ島 2.ダイキライ]』パネル持ち
苗木(いつか探していた険悪な関係だな……)コソッ
どうしよう? 下2
1.やだこの人たち怖い、他を探そう(人物再指定)
2.……むしろ撮った方がまともになるんじゃなかろうか、やろう (アプリ使用・ただし下1と下2のコンマ合計が40以下だと )
七海『江ノ島さんも狛枝くんも、私たちに気付かないね』
苗木「狛枝先輩も追い詰められてるなあ……」
七海『みんな、特に77期の人たちの話を聞いた限りじゃ、いい薬じゃないかとも思うけれど』
苗木「……それに賛成だよ」ハァ
七海『関係が一方的だと悪い判定のリスクは低いし、あの二人も撮っていいんじゃないかな』
苗木「そうだね、……せーのっ」パシャ
好感度変更判定
下1 江ノ島→狛枝
下2 狛枝→江ノ島
コンマ表>>21
七海『やったね、[江ノ島→狛枝 66(仲良シ) ・ 狛枝→江ノ島 17(ダイキライ)]だよ』
苗木(いつもなら危ない結果だったけど、狛枝先輩が江ノ島さんを嫌っていたおかげで助かった……)ホッ
七海『仲良くなってくれるのが一番よかったけどね。 撮れたら撤退しよう? この場所結構開けているし』
苗木「うん」コソコソ…
江ノ島「フフ……フゥーハハハハハハッ! 面白いな狛枝凪斗! 今の話で私様はよりお前のことを気に入ったぞ!」
狛枝「やめてよ」
江ノ島「その感情を一つにまとめきれず、コロコロ変わる様子があたしに似ているからね!」
狛枝「お前と一緒にするなよ」イラァ
江ノ島「おっ断り☆ じゃあ先輩、また遊ばせてね!」タッタッタ…
狛枝「それボク“と”じゃなくてボク“で”遊ぶって宣言だよね? ボクはキミが大っ嫌いって常々言ってるよね? なに?キミドMなの? ……いや」
狛枝「そういえばキミの蔑称って“一人ドSM女”だったっけ……」
狛枝「嫌な相手に会ったな……。でも、十神クンよりマシだと思ってるんだよな……あーあ」どんより
―― 寄宿舎 ――
ピロリロリーン♪
生徒手帳『回数達成ボーナス(15回):機能解放』
苗木「……もしかして、完全リセット機能が?」
七海『……違う、ね。私たちにとって便利なものに変わりはないけど』
苗木「どんな機能なの?」
七海『ログから組み合わせを指定して、回数制限を解除する機能だよ』
七海『今までは一度写した組み合わせはもう写しちゃダメだったよね。けど、これを使えば2つまで同じ組み合わせを再度アプリに掛けることができるようになるみたい』
七海『もちろん再度アプリを使うまで、変えた好感度もその時の記憶も継続するけど。おかしな関係になった人たちを元に戻すチャンスになるんじゃないかな』
七海『ただこの機能は一回きりだし、同じ組み合わせは一日一回しか撮れないから、使うタイミングは考えないといけないとね』
苗木「そうなんだ、じゃあ」
どうしよう? 下2
1.すぐ使おう
2.今日のアプリ使用が終わってから使おう
苗木「あと1回か2回はアプリを使えそうだし、今日の最後にその機能を使おう」
七海『わかったよ、何があるか分からないしね』
苗木「じゃあ早速人を探しに……あれ?」
下3まで多数決
1.倉庫の側に水がぶちまけられてる… (他生徒観察)
2.狛枝「やあ、苗木クン」 (アプリ使用・狛枝同行)
3.あ、狛枝先輩がこけてる (アプリ使用)
先に2票集まったので1採用
苗木(倉庫の側に水がぶちまけられてる……)
苗木「七海さん、ごめん。ちょっとあそこを拭いていってからでもいいかな」
七海『いいけど……苗木くんって結構細かいんだね』
苗木「ああいうのを放置すると、後々滑ってこけることが多いんだ」
七海『なるほど』
観察人物安価 1名か2名まで生徒を指名(苗木、日向、大和田 以外)
下4までの内、コンマ数高いもの2つ採用
(ネタを思いつかなかったら追加で誰かブチ込むます、ご了承下さい)
ここまで 参加ありがとうございました
例によってネタが思いつかなかったので不二咲もブチ込みます
他キャラ観察のため好感度変更判定のおさらい。以下のようにキャラ崩壊中です、ご注意を
[葉隠→桑田 04(見タクモナイ) ・ 桑田→葉隠 83(ダイスキ)]
[舞園→ソニア 15(ダイキライ) ・ ソニア→舞園 97(愛シテマス)]
[狛枝→十神 06(見タクモナイ) ・ 十神→狛枝 69(仲良シ)]
[戦刃→石丸 15(ダイキライ) ・ 石丸→戦刃 51(オトモダチ)]
[豚神→日向 07(見タクモナイ) ・ 日向→豚神 02(絶望的にダイキライ)]
[朝日奈→小泉 35(ニガテ) ・ 小泉→朝日奈 51(オトモダチ)]
[小泉→葉隠 15(ダイキライ) ・ 葉隠→小泉 68(仲良シ)]
[朝日奈→葉隠 14(ダイキライ) ・ 葉隠→朝日奈 98(愛シテイマス)]
[澪田→左右田 09(見タクモナイ) ・ 左右田→澪田 98(愛シテイマス)]
[腐川→十神 98(愛シテイマス) ・ 十神→腐川 30(キライ)]
[西園寺→田中 96(愛シテイマス) ・ 田中→西園寺 70(仲良シ)]
[田中→左右田 07(見タクモナイ) ・ 左右田→田中 16(ダイキライ)]
[西園寺→左右田 88(ダイスキ) ・ 左右田→西園寺 35(ニガテ)]
[大神→朝日奈 08(見タクモナイ) ・ 朝日奈→大神 81(ダイスキ)]
[花村→九頭龍 56(オトモダチ) ・ 九頭龍→花村 85(ダイスキ)]
[弐大→大和田 60(オトモダチ) ・ 大和田→弐大 天元突破(絶望的にダイスキ)]
[辺古山→石丸 76(スキ) ・ 石丸→辺古山 18(ダイキライ)]
[江ノ島→狛枝 66(仲良シ) ・ 狛枝→江ノ島 17(ダイキライ)]
閑話③
―― 校舎 廊下 ――
不二咲「大丈夫? 袴に足を取られて転んだって罪木先輩から聞いたけど」
石丸「なんのこれしき。心配かけてすまない」
不二咲「昨日も元気がなかったけど、体調が悪いのなら無理しない方がいいよ。なにかあったの?」
石丸「う、うむ。戦刃くんと江ノ島くんが姉妹ということが昨日明かされただろう?」
不二咲「そうだねぇ、びっくりしたよ。言われてみれば似ているところはあるけど」
石丸「以前から江ノ島くんを溺愛していた戦刃くんには、どうも江ノ島くんへ度々注意する僕が気に入らなかったらしいのだ。 それを先日戦刃くん本人から暴露されてね」
不二咲「あ、戦刃さんだ」
戦刃「……」ジッ
石丸「や、やあ戦刃くんっ。そ、その、今日はいい天気だな!」
不二咲(もう夕方だよ)
戦刃「…………」プイッ
スタスタスタ…
石丸「ぐ、う。 あのような状態なのだ」
不二咲「確かに怖いことになってるねぇ」
石丸「僕の落ち度故の結果だから受け止めるしかあるまい。行いは許して貰ったものの、信頼は失ったままという訳だ。
ただ、問題は僕が戦刃くんのような行動を自分が取りかねないということだ。風紀委員としてそれだけは回避せねば」
不二咲「えっと、誰に?」
石丸「そこは黙秘させてもらおう!僕はともかく彼女の名誉のためにだ。そう、いくら下着が過激なものだろうが、その一点で人物像を把握してはならない。
というのに僕は……ぐぅ、やはり鍛錬不足なのかっ!?」
不二咲「……過激な下着の女の子なんだ」かああ
石丸「な!?しまった!」
不二咲「聞かなかったことにするねぇ。 けど気を付けた方がいいよ、口が勝手に悪い点を言ってしまう状態なの?」
石丸「近いかもしれないな」
不二咲「AIの感情の組み換えに似てるねえ。設定すれば、好きな人にはとことん親しく、嫌いな人はとにかく邪険に扱っちゃうんだよね」
不二咲「葉隠くんと朝日奈さんは突然両極端な状態になってるし、この二人も石丸くんと同じ症状なのかなあ」
石丸「葉隠くんは占いに従い動いただけ、朝日奈くんはそれを拒否しただけではないのかね?」キョトン
不二咲「……。やっぱり石丸君は鍛錬が必要なのかもしれないねぇ」
石丸「や、やはりそうなのかっ!?」
閑話③
―― 機械工学研究所 左右田の作業室 ――
西園寺「左右田も大変だねー。ウサミの修理なんてさせられてさあ」
左右田「……そうでもねーよ、こいつらのメンテも担当しているし、作ったのもオレだし」
西園寺「そうだっけ?」
左右田「まあな。AIは不二咲製だし、製作も先輩やらOBやらとの合作だったけどよ。
げっ、なんでこんなに腐食してんだ……? どんな薬被りやがったんだ、こいつ」
西園寺「それはどーでもいいから置いといて。ねぇ、田中とちょっと仲直りしてみない?」にこっ
左右田「おめーが話逸らしたんだろっ。 ……後半もねーよ、今回のでオレは完全にヤツと袂を分けたぜ。
ソニアさんだけではなく、澪田への恋路も邪魔する気ならもう容赦しねー」
西園寺「……」むすっ
左右田「そんな顔してもダメなもんはダメだからな。 それにお前が気にすることじゃねーだろ、前は揉め事があれば率先して煽ってたじゃねーか」
西園寺「今までは誰が罵り合おうが殺し合おうが別に構わなかったけどさあ……あんたらが険悪なのは、イヤ」
左右田「ほー、オレがいて田中の機嫌が悪くなると話しづらいから嫌、と。なにかと構って貰いたがってたもんな?」
西園寺「違うもん。私にとってはあんたらがいがみ合うのは、小泉おねぇと、おと、……小泉おねぇがいがみ合うのと同じなんだよ」
左右田「はあ。(意味が分からねえ)」
西園寺「…………」むすー
左右田「だからンな顔してもダメっつっただろ (……話、終わったかな?)」
西園寺「……、……つまり、私にとってはあんたも十分大切にしたい人で、」
ジジジジジジッ
左右田「え? 悪ぃ、何か言ったか?」←溶接マスクを取りながら
西園寺「っ左右田のバーカ! 豆腐の角に頭ぶつけちまえ!」ガラッ バタン!
左右田「一句足りてねーよ! 豆腐崩しても帽子が汚れるだけだろうがっ」
―― 生物学棟側 ――
田中「左右田との関係を修復しろ? 愚問だな、断る!」
西園寺「むぅ、田中まで……」
田中「いいか西園寺、雑種共の様子から、この身が魔術に侵されていることは俺様とて悟っている。が、真実が脳裏に焼き付いても体が抗えないのだ」
田中「それは貴様も同じだ。そもそも幾度も魔獣や他の眷属への蹂躙の件で争った俺様に対して、妙な想いを抱いているようだがそれは間違、」
ぎゅっ
田中「お、愚か者、俺様の毒手に触れるなっ。後悔することになるぞっ!」
西園寺「するわけないじゃん。あんたらがいがみ合うなら、せめて顔合わせないように取り持ってあげるよっ。
とりあえず図書館にでも行こうよ、一緒に課題やろう?」
田中「聞け! 貴様も魔術のせいで霊力が安定せずこのような冒涜を犯してしまって、」
西園寺「ねっ、いいでしょ?」にこっ
田中「……、……はい」
西園寺「わーい、やったー!」
田中(お、おのれおのれおのれおのれぇ! あの笑顔を許せという声が俺の奥底から響いてくる……! これがかの魔術の力、だと……)ぐぬぬ
閑話休題
苗木「つ、疲れた……」
七海『邪魔な段ボールを片付けようとしたら、中身が出てきちゃったもんね』
苗木「コピー用紙だったから水に濡れないようにしたら別の段ボール箱を倒しちゃうし、余計に時間がかかったよ……」
七海『後々の不運をなくそうと始めた行動だったのに……。難儀な運を背負っているんだね……』
苗木「うう」
遭遇した人物(日向、大和田 以外) 下2 下4
―― 寄宿舎 食堂 ――
苗木(まだ誰か残っているかな……?)コソッ
苗木(……あ、また面倒そうな組み合わせがいる……)
桑田「しかもあの口説き文句はねーわ。朝日奈ちゃん怯えまくってたじゃねーか。ったく、あのクズ……」ブツブツ
セレス「……わたくし、あなたの愚痴に付き合う気は毛頭ありませんが。その話題は日中も散々出てたじゃありませんか、今更ですわ」
桑田「あー悪ぃ、つい。 でもなー、オーガに守られているから手ぇ出しにくかっただけで狙ってちゃいたんだよなー、それを、」
セレス「紅茶がまずくなるのでそれ以上口を開かないで頂けます?」
桑田「ひでーなセレスちゃん!? ……ってあれ? それ山田が淹れたの?」
セレス「いいえ? なぜだか山田君がよそよそしくなってしまいまして。仕方がないので一人で準備したのです」
桑田「確か……」
山田『セレス殿のデレが多すぎて困惑しておりまずぞ。キレないし蹴らないしお願いすればすぐ椅子にしてくれるし、ちょっと不気味……』でぶでぶ
セレス「なんです?」
桑田「いや、山田が言うにはデレッデレらしいじゃねーか。面食いっぽかったけど、お前趣味変えたの?」
セレス「誰がデレッデレだ、そこまでやってないわアポホモがぁ!!」
桑田「ほ、ホモじゃねーし!ホモじゃねーし! あっても依存レベルだっつの!」
セレス「あら、心当たりがあるのですね? 嘘は無駄ですわよ……全てまるっとお見通しです」ニコッ
桑田「だから違げーつってんだろっ?」
七海([セレス→桑田 4.ニガテ ・ 桑田→セレス 6.オトモダチ]ってことはおいといて、追い詰められた桑田くんが逃げ出す前に終わらせようか?)
苗木(そうだね、声につられて人が来たら困るし)パシャ
好感度変更判定
下1 セレス→桑田
下2 桑田→セレス
把握 早いですがここまで
コンマ表>>21
七海『[セレス→桑田 11(ダイキライ) ・ 桑田→セレス 58(オトモダチ)]だね』
苗木「また極端な結果が出たよ……」
七海『いざという時は窓を論破(物理)して突入しよう?』
苗木「反省文を書かされるだろうけど、この位置からどうにかするにはそれしかないか」
七海『なお私たちは寄宿舎の中庭から撮影しています。観察も撮影も窓越しだよ』
セレス「……」イラァ
セレス「そうですか、否定なさるのですね……。放っておいて経過を見るつもりでしたが気が変わりました」
桑田「へ?」
セレス「あなた、延々と愚痴を言われてましたが、何に対して言っているのか自覚されていますか?」
桑田「一応聞いてくれてたんなら分かるだろ? 葉隠の野郎が朝日奈ちゃんを口説き始めたことについてだよ」
セレス「そうですわね、ではその件について桑田君はどの点が気に入らないでしょう?」
桑田「だ、だから、オレにとっても朝日奈ちゃんは狙い目だったんだって。 ……カノジョを先に口説かれたことが嫌なんだよ」
セレス「……違いますわね」
桑田「は、はあ!?」
セレス「ご自身が語ったことくらい把握しておきなさいな。愚痴の中に“葉隠”という名前が何度出てきたと思ってます?」
桑田「そりゃいくらでも出るだろ? 先を越されたのはその葉隠なんだぜ?」
セレス「“金勘定以外ロクに興味持ってなかったじゃねえか” “なんなんだよ、デレッデレしやがって情けねぇ”」
桑田「!?」
セレス「 “朝日奈ちゃんに夢中じゃ、なおさら話かけにくいしよ”“葉隠に話しかけたところで相手にされねーだろうけど”」
セレス「“あれの1/10くらいオレにも気をかけろよ、あのクズ”」
桑田「な、ななななな……!?」
セレス「お分かりですか? 全てあなたの言葉ですわ。 朝日奈さんが口説かれたことではなく、葉隠君が口説いたことの方が問題なのでしょうね。
わたくしには、あなたが朝日奈さんよりも葉隠君に執着しているようにしか思えません」
セレス「あら? そうなると先ほど口走った依存先も想像できてしまいますわね……?」
桑田「ばば、バッカ違ーし! いやホントに違うんだって!」
セレス「なお最後の言葉は捏造です、桑田君は言っていません」
桑田「だ、だよな! ンなこと考えてな、」
セレス「ですが即座に否定しなかったとなると口に出さないだけで、考えてることは確かなようですわね」
桑田「」
セレス「……はあ。軽薄故に恐れを知らない点が、あなたの数少ない美点だというのに……呆れたこと。 臆病者はどれだけ有利な賭けに臨もうと敗北してしまいます」
セレス「そしてわたくしは、敗北者に興味がありませんの」ジロッ
セレス「まったく、紅茶が冷めてしまいした。 ……では、わたくしは後片付けをするので」
スタスタ……
七海『大きな騒ぎにはならなかったけど……』
苗木(桑田クン、大丈夫かな……)
桑田「……」
桑田「今の冷たい目、よかったな……ヤベ、ブーデーの気持ちがちょっと分かったかも……」ゾクッ
苗木「」
―― 寄宿舎 苗木の個室 ――
苗木「さて、桑田クンが新たな性癖に目覚めたところで」
七海『そこはスルーするんだね』
苗木「むしろスルーさせてよ。 回数制限の解除をしようか」
※次回以降、人物安価前にコンマ判定を入れます。
判定を通過した場合、制限を解除した組み合わせを次のターンに撮影します
下4まで 制限解除する既存の組み合わせ(>>406+セレスと桑田)を指定(豚神と日向、弐大と大和田 以外)
使用しない場合、「なし」等と記入
コンマ数高いものから2つ採用
苗木「……確認するけど、回数制限を解除するのにどれくらい時間がかかるの?」
七海『10秒もいらないよ』
苗木「じゃあ、二度目を撮影するのに時間をおく必要があったりする?」
七海『特にないけど……どうしたの?』
苗木「いや、“絶望的”判定が出た時、すぐに回数制限を解除してもう一度撮影して好感度を変えることができるんじゃないかって思って」
苗木「大神さんと朝日奈さんみたいに片方が、田中先輩と左右田先輩の様に両方が低判定の組み合わせもあるけど、一番問題なのは“絶望的”な判定だからさ」
七海『温存しておくんだね』
モノクマ「うんうん、いい判断だと思うよっ。ボクもこれ以上、生徒を拘束したくないしねっ」
七海『モノクマ?』
苗木「なんだよ、また突然に」
モノクマ「苗木クンが良案を出したんで褒めにきたんだよ」
苗木「……。まあいいや、聞きたいこともあるし。 モノクマ、一番最初にボクにアプリを“試運転”させるって言ってたな?ボクが使い終わったら、また誰かに押し付けるつもりなのか?」
モノクマ「それはないよ。たぶん苗木クンが使って終わり、だね」
七海『え?』
苗木「ぼ、ボクに渡したのは“試作品”って言ったじゃないかっ」
モノクマ「永遠に頒布する予定がないんだもの、そりゃあ永遠に試作品のままに決まってるじゃん」にょほほ
モノクマ「っていうか、こんな危ないもの見ず知らずの人にばら撒く訳ないでしょっ」
七海『あなたが言うんだ……』
苗木「じゃあ、何のためにボクにこのアプリを使わせてるんだ……」
モノクマ「教えてあげないよ♪ じゃん♪」(ポリ○キーのリズム)
苗木「……」イラッ
モノクマ「……というか、ボクだと教えてあげられないんだよね」ボソッ
苗木「今なんて、」
モノクマ「ナーイショっ。じゃあ、明日も頑張ってね!」ピョーン
―― 翌日の自由時間までスキップします ――
―― 中庭 ――
苗木「今日は専門科目だけで助かったような、怖かったような……」
七海『一日中、狛枝くんの相手してたもんね』
苗木「“ダイキライ”なのにほとんど十神クンのストーカーみたいになってたよ、時間経過すら恐ろしいよ……」
七海『早めに済ませたいね、次の進展は20回目くらいかな』
苗木「今までで16回撮って来たんだっけ」
七海『そうだね。おかげで色々と混乱が出てきちゃってるけど』
苗木「ははは……(明日が恐いなあ)」
下3まで多数決
1.水難の相 (他生徒観察)
2.桑田「苗木、ちょっといいか?」 (アプリ使用・桑田同行)
3.愚痴ってもしょうがないや、人を探そう (アプリ使用)
苗木「でもここで愚痴っててもしかたないか。行、」
<ピシッ
苗木「へっ?」
ぶっしゃああん
苗木「ぶはっ!? み、水……?」
七海『噴水が壊れちゃったみたいだね。ほらあそこ、隙間から水が噴き出してる』
苗木「報告しないとまずいんだろうな……。でもその前に服を替えないと……っへくしゅん!」
七海『昨日から水に近づくとロクなことがないね……』
観察人物安価 1名か2名まで生徒を指名(苗木、日向、大和田 以外)
下4までの内、コンマ数高いもの2つ採用
(ネタを思いつかなかったら追加で誰かブチ込むます、ご了承下さい)
セレスの判定ってゾロ目だから倍じゃないのか?
>>431
×苗木「“ダイキライ”なのにほとんど十神クンのストーカーみたいになってたよ
○苗木「“見タクモナイ”なのにほとんど十神クンのストーカーみたいになってたよ
>>442
その通りです、失礼しました。そういう訳でざっくりと訂正
>>421
七海『[セレス→桑田 22(キライ) ・ 桑田→セレス 58(オトモダチ)]だね』
苗木「落差はないけど、“キライ”かあ……」
七海『いざという時は窓を論破(物理)して突入しよう?』
苗木「反省文を書かされるだろうけど、この位置からどうにかするにはそれしかないか」
七海『なお私たちは寄宿舎の中庭から撮影しています。観察も撮影も窓越しだよ』
セレス「……そうですか、否定なさるのですね。放っておいて経過を見るつもりでしたが気が変わりました」
桑田「へ?」
セレス「あなた、延々と愚痴を言われてましたが、何に対して言っているのか自覚されていますか?」
桑田「一応聞いてくれてたんなら分かるだろ? 葉隠の野郎が朝日奈ちゃんを口説き始めたことについてだよ」
セレス「そうですわね、ではその件について桑田君はどの点が気に入らないでしょう?」
桑田「だ、だから、オレにとっても朝日奈ちゃんは狙い目だったんだって。 ……カノジョを先に口説かれたことが嫌なんだよ」
セレス「……違いますわね」
桑田「は、はあ!?」
セレス「ご自身が語ったことくらい把握しておきなさいな。愚痴の中に“葉隠”という名前が何度出てきたと思ってます?」
桑田「そりゃいくらでも出るだろ? 先を越されたのはその葉隠なんだぜ?」
セレス「“金勘定以外ロクに興味持ってなかったじゃねえか” “なんなんだよ、デレッデレしやがって情けねぇ”」
桑田「!?」
セレス「 “朝日奈ちゃんに夢中じゃ、なおさら話かけにくいしよ”“葉隠に話しかけたところで相手にされねーだろうけど”」
セレス「“あれの1/10くらいオレにも気をかけろよ、あのクズ”」
桑田「な、ななななな……!?」
セレス「お分かりですか? 全てあなたの言葉ですわ。 朝日奈さんが口説かれたことではなく、葉隠君が口説いたことの方が問題なのでしょうね。
わたくしには、あなたが朝日奈さんよりも葉隠君に執着しているようにしか思えません」
セレス「あら? そうなると先ほど口走った依存先も想像できてしまいますわね……?」
桑田「ばば、バッカ違ーし! いやホントに違うんだって!」
セレス「なお最後の言葉は捏造です、桑田君は言っていません」
桑田「だ、だよな! ンなこと考えてな、」
セレス「ですが即座に否定しなかったとなると口に出さないだけで、考えてることは確かなようですわね」
桑田「」
セレス「ですから全てまるっとお見通しと言ったじゃありませんか。これに懲りたら、わたくしに対して嘘を吐こうなどと考えないで下さい。ついでに逆らわないで頂けると助かりますわ」ニコッ
セレス「紅茶が冷めてしまいしたわね。 ……桑田君、片付けて頂けます?」
桑田「え、自分で用意したんなら自分で片付けろよ」
セレス「あら、どうしましょう。あなたにそのようなことを言われては、明日以降、不意に今のことを口走ってしまうかもしれません」
桑田「っいや、それは勘弁!」
セレス「では、何をすればいいのか分かりますわね?」うふふ
苗木「……」
七海『……』
訂正>>422
―― 寄宿舎 苗木の個室 ――
苗木「セレスさんの判定って“キライ”で合ってるよね」
七海『合ってるよ、嫌いと思ってても使えるものは使うんだね……」
苗木(セレスさんには弱みを握られないようにしよう、うん)
苗木「とにかく今日はもう撮れないだろうし、回数制限の解除をしようか」
他キャラ観察のため好感度変更判定のおさらい。以下のようにキャラ崩壊中です、ご注意を
[葉隠→桑田 04(見タクモナイ) ・ 桑田→葉隠 83(ダイスキ)]
[舞園→ソニア 15(ダイキライ) ・ ソニア→舞園 97(愛シテマス)]
[狛枝→十神 06(見タクモナイ) ・ 十神→狛枝 69(仲良シ)]
[戦刃→石丸 15(ダイキライ) ・ 石丸→戦刃 51(オトモダチ)]
[豚神→日向 07(見タクモナイ) ・ 日向→豚神 02(絶望的にダイキライ)]
[朝日奈→小泉 35(ニガテ) ・ 小泉→朝日奈 51(オトモダチ)]
[小泉→葉隠 15(ダイキライ) ・ 葉隠→小泉 68(仲良シ)]
[朝日奈→葉隠 14(ダイキライ) ・ 葉隠→朝日奈 98(愛シテイマス)]
[澪田→左右田 09(見タクモナイ) ・ 左右田→澪田 98(愛シテイマス)]
[腐川→十神 98(愛シテイマス) ・ 十神→腐川 30(キライ)]
[西園寺→田中 96(愛シテイマス) ・ 田中→西園寺 70(仲良シ)]
[田中→左右田 07(見タクモナイ) ・ 左右田→田中 16(ダイキライ)]
[西園寺→左右田 88(ダイスキ) ・ 左右田→西園寺 35(ニガテ)]
[大神→朝日奈 08(見タクモナイ) ・ 朝日奈→大神 81(ダイスキ)]
[花村→九頭龍 56(オトモダチ) ・ 九頭龍→花村 85(ダイスキ)]
[弐大→大和田 60(オトモダチ) ・ 大和田→弐大 天元突破(絶望的にダイスキ)]
[辺古山→石丸 76(スキ) ・ 石丸→辺古山 18(ダイキライ)]
[江ノ島→狛枝 66(仲良シ) ・ 狛枝→江ノ島 17(ダイキライ)]
[セレス→桑田 22(キライ) ・ 桑田→セレス 58(オトモダチ)]
閑話⑤
―― 旧校舎側 ――
辺古山「その、例の花村との“冗談”の件ですが、少しは落ち着かれました?」
九頭龍「頭なら冷えてるぜ? あいつが悪くねーなら俺もいいかな、と思ってるくらいだって、」
辺古山「もう少し冷静になりましょう。その思考でも問題大ありです」
辺古山(あの後も石丸は捕まらず、日向も欠席、と誰にも相談しようがなかったが……花村には根回ししたっ)カッ
九頭龍「問題ありっつってもな……。オレから求める訳でもねーし……ただ花村のヤツが必要なら別に寝るくらい、」
辺古山「で・す・か・ら」
九頭龍「……ペコ、嫌なのか?」
辺古山「嫌、というより問題になると言っているのです。組にとっての損害になりかねません」
九頭龍「いや、組とか関係なくお前がどう思うか聞いてんだよ」
九頭龍「……」
花村『いいかい九頭龍くん、これはチャンスだよ』
花村『辺古山さんの顔を見たかい? 意中の彼を盗られるかもしれないと冷や汗びっしょりだったよね?』
花村『ぼくをダシに使うっているのは良いチョイスだよ! このままゆさぶってゆさぶって本音を引き出しておいで!』
花村『え?“そんなのは関係なく寝てもいい”? 嬉しい冗談が続くね! ……いやホントに冗談にしておいて。ちょっと落ち着こう?』
辺古山「私は“道具”です、そんなことはどうでもいいでしょう? ただ主が道を踏み外しそうなのは、道具としても見過ごせないのですよ」
九頭龍「だからそういうことじゃねえって……」
九頭龍「……やっぱ花村のトコに(相談しに)行ってみるか……?」ボソッ
辺古山「坊ちゃん!?」
閑話⑥
―― 校舎 廊下――
十神「腐川、付いて回ってきているのは分かっている。 答えろ、貴様一昨日から何をしている?」
腐川「びゃ、白夜様があたしを気にかけて下さった……?」
十神「黙れ。普段以上に挙動不審で気味が悪いんだよ。……生徒手帳になにか大事なデータでもあるのか?」
腐川「いいいいいえとんでもないですっ。まさか執筆中も授業中も苗木に撮って貰った白夜様との写真を眺めて満たされてたなんてそんな、」
十神「消せ」
腐川「……はい。 ううぅ、白夜様も度々生徒手帳をご覧になってたから、お揃いとも思ってたのにぃ……」ぐすん
十神「」ギクッ
十神(感づかれていた、だと? ……チッ、無意識の内に写真を見てしまっているとは思っていたが……)
腐川「……白夜様?」
十神「……。まったく、うっとおしい。最近、好きだ嫌いだと騒がしいだろう。いっそのこと、貴様も俺のことを嫌いになってしまえばいいと考えていたところだ」
腐川「あ、あたしの白夜様への愛は不滅ですっ!!」
十神「どうだかな」
十神(そういえば俺も苗木に写真を撮られたな……。確かクラスが騒がしくなる前日だったか……?)
澪田「あっれー?“和一ちゃんなんて大嫌い!同盟”のガンダムちゃんなら大丈夫かと思ったんすが……、ん!? まちがったかな……」
田中「」
十神「騒がしいぞ。それに邪魔だ、どけ」
腐川「そ、そーよ、廊下の真ん中でヘッドホンなんて持って座られても迷惑よ」
澪田「びゃくちゃんに冬子ちゃん! それが新曲ができたんでガンダムちゃんに聞いて貰ったら、ばたーん!って倒れちゃって」てへりん☆
十神「そんなことは聞いていない。……いや待て、誰がびゃくちゃんだと?」
澪田「唯吹にとって“白夜ちゃん”は豚足な方限定っす! そうそう!凪斗ちゃんと何かあったんすか?」
十神「……なぜそこで狛枝の名前が出てくる」
澪田「凪斗ちゃんここのところずっと、びゃくちゃんのこと言ってるんすもん。凪斗ちゃんもなび……なん…いぎ…いんびなもの?」
腐川「ふ、不潔なこと言ってんじゃないわよっ。 大方 難儀なもの、とでも言いたいんでしょ訂正しなさいよっ!」
澪田「そう、それそれ! 凪斗ちゃんもそのなんなんとかなものっすね! 唯吹みたいに轟く怨念は曲に表せばいいのに」
十神「……怨念、か」
澪田・腐川「?」
十神「見るんじゃない。 ところで、苗木から写真を撮られた覚えはないか?」
澪田「誠ちゃんが写真? そういえば かくかくしかしがなワケで唯吹も撮って貰ったっすね」
サンD・マガG「チュー」 尻尾で×印を作る
澪田「ガンダムちゃんはないみたいっす」
十神(愚民共が愉快なことになったのと同時期に、苗木が似合わぬ写真を撮り始めただと? 偶然……で済ますには時期が合いすぎている。 フン、面白いことにな、)
澪田「そうだ、びゃくちゃんも聞いてってよ!」 カポッ
十神「はっ?」
♪(曲調と歌詞はお察しください)
十神「~~~~~ッ!!?」
腐川「びゃ、白夜さまぁっ!?」
閑話休題
―― 校舎 用務員室側 ――
苗木「着替えて、噴水のことを伝えに行ってたら結構時間使っちゃったね」
七海『頭乾ききってないみたいだけど、大丈夫なの?』
苗木「うーん、風邪にはならない……といいなぁ」
七海『苗木くんは物事を運まかせにしちゃダメ……だと思うよ?』
遭遇した人物 下2 下4(日向、大和田 以外)
霧切(78期まとめ役、もとい調査役)登場のため判定入ります
苗木「あれ? 窓から遠目に見えるけど、あれは……」
十神「ぐ、うう、まだ頭痛が……。クソ、あんなものが音楽など認めてたまるか……!」
霧切「随分と具合が悪そうね」
十神「霧切か。貴様から接触してくるとは珍しいな、何事だ」
霧切「……腐川さんはいないようね」
十神「先ほど帰らせた。奴に用があるならさっさと去れ」
霧切「用があるのはあなたによ。 あなたが生徒手帳に収めている狛枝君とモノクマとあなたが写った写真、苗木君が撮ったものに間違いないかしら?」
十神「な!? 貴様、見て……!?」
霧切「写真の内容なら江ノ島さんも気づいているんじゃない? もう少し気を張らないと次はセレスさんあたりにバレるわよ」
十神「チッ、確かに写真を撮ったのはあいつだ。……気づかれたのは癪だがまあいいだろう、俺も苗木が最近の馬鹿騒ぎに関わってると思っていたところだ」
霧切「苗木君が怪しいのは間違いないわ。豹変した人のほとんどが、苗木君に写真を撮られているの」
霧切「あいにく西園寺さんは撮られたことを自覚していないみたいだったから……。了承を得ることが催眠の条件、ということではなさそうね」
十神「催眠だと?」
霧切「ええ、それについてはまだ確信を持ててないのだけど……。十神君も、撮影を許可していないのよね?」
十神「俺は狛枝とモノクマと以外にも腐川とも撮られたが、両方とも許しなど与えてない」
霧切「待って。……あなたと腐川さんが撮られたの? ツーショットで?」
十神「そうだが。……おい、何を呆けている」
苗木(やっぱり霧切さんと十神クンだ。何話しているんだろ……?)
どうしよう? 下2
1.あの二人にアプリを……? 気づかれそうで怖い、やめておこう
2.この位置から撮れるみたいだし、撮っちゃえ
3.見えないけど腐川さんも巻き込みかねないし、もう少し近づいてから撮ろう
苗木「七海さん、あの二人の側に腐川さんはいるかな?」
七海『うーん……ここから見える範囲じゃ誰もいないみたいだね。このまま二人だけを撮れそうだけど、どうしよっか?』
苗木「腐川さんは十神クンの側に限り神出鬼没だから、遠くから撮るとと巻き込みそうなんだよね……。3人撮っても被害が増えるだけだし、もう少し近づいてから撮ろう」
このレスが奇数なら十神がいなくなってる
ここまで。参加ありがとうございました
訂正(というか辻褄合わせ)だけ
その場の勢いで進めているから阿呆なミスが多いね、すみません
>>390
×七海『ただこの機能は一回きりだし、同じ組み合わせは一日一回しか撮れないから、使うタイミングは考えないといけないとね』
○七海『ただこの機能は一回きりだから、使うタイミングは考えないといけないとね』
―― 校舎 裏庭 ――
苗木「えーと、ここからなら大丈夫かな? 確か向こうの方角に……」
ガサッ
霧切「あっちに何があるのかしら?」
苗木(っしまった!)
苗木「き、霧切さん? どうしてここに……」
霧切「人に会ってたの。 それで、あなたは?」
苗木「っ、探し物をしてたんだ」
霧切「生徒手帳片手に? 探している間になくしてしまわないのかしら」
七海『わたしも協力してるんだ。生徒手帳をポケットに入れられていたら周りを見れないから、苗木くんは持っていたんだよ』
霧切「……なるほどね。そういえば苗木君の生徒手帳のカメラが不調だって話を聞いたのだけど……七海さん、本当なの?」
七海『……うん。私が来る前に撮った写真のデータの一つが障害になってたんだ。それを削除したら正常になったよ』
霧切「そう……。ところであなた達が撮ってきた人について聞くけど、ここ数日で極端に人間関係が変わっている人が多いわよね。会った時に違和感や兆候を覚えなったかしら」
苗木(どうしよう、誤魔化して逃げる? 霧切さん相手には厳しそうだけど……)
七海(逆になぜ彼女が調べているのか突っ込めばいけるかも、)
ガサッ
十神「なにをちんたらやっている。そいつが怪しいのは分かり切っているだろう」
苗木(十神クンまでいた!?)
七海(あ、選択肢が消える音がする)
霧切「……」
霧切「あなたと腐川さんが撮られた、という点が納得できないのよ。十神君はともかく、腐川さんに変化がないもの。だから回りから固めようかと思っていたのだけれど。
苗木君、聞いていたわね? 私達はあなたが一連の事態に関わっていると確信しているわ、知っていることがあるなら話してちょうだい」
苗木「……えーと」
七海(選択肢:1.正直に話す 2.正直に話す 3.正直に話す だね、物理的にも心情的にも。十神くんがいなければまだ何とかなったかもしれないけど)
苗木「……だよね」
苗木「――と、いう訳なんだ……ごめん」
霧切「……手段が分からない訳ね。荒唐無稽にも程があるわ」
七海『うーん、“そういうアプリ”としか説明できないんだよね』
十神「俺に、二度も使われていただと……!?」
苗木「うん、そうなんだ。本当にごめん」
十神「馬鹿な、全く変わった気がしないとはどういうことだ? 腐川はともかく、狛枝に対しては以前から使える男として一目置いていたぞ、俺は」
霧切「ありがとう、その言葉だけで私はあなたがおかしくなってると判断できるわ。 七海さん、判定のログを出せるかしら」
七海『はいよー』画面切り替え
霧切「……なるほどね、腐川さんと十神君のことが引っかかった筈よ。彼女の感情、全く変わってないもの」
十神「なに?」
七海『腐川さんの愛は偉大だね』
苗木「うん、あれには感動したよ」
霧切「……もう彼女を認めてあげたら?」
十神「やかましいっ」
霧切「まあいいわ。ログに載っている人と私が知る変化があった人は一致しているし、十神君がこの有り様だもの……信じるわ」
苗木「霧切さんっ」
十神「おい、俺はまだ腑に落ちていないぞ」
七海『なんなら実践してみよっか? 十神くんと苗木くんか、十神くんと霧切さんとで』
十神「やめろ。……チッ、俺はともかく他の奴らがおかしいのは確かか。 それで苗木、解除の手立てはあるんだな?」
苗木「あるけど、記憶は残るらしいんだ。低い判定が出て決定的な仲違いを起こしてしまっている人達がいるから、できれば使いたくないんだよ。
なにより“絶望的”な判定も出てしまっているから……」
十神「アプリを生徒に対して使わせたいモノクマが、拘束する程の変化か……」
七海『モノクマも避けたいみたいだけど、なぜか判定の中にあるんだよね』
苗木「あの時の記憶だけは日向クンと大和田クンに残しちゃダメだって思うんだ」
霧切「日向という生徒に“絶望的”な感情を向けられた豚神君ですら調査に身が入る状態じゃない。本人に対しては変化の影響を全てを取り除いた方がいいでしょうね」
十神「フン、俺は記憶が残っても構わないんだがな」
霧切「たぶんだけど、それだとあなた悶死しかねないと思うわ」
十神「……、そこまで俺はおかしいのか?」
七海『そうだね。ぶっちゃけツンデレ乙、としか』
苗木(二人とも言い過ぎだよ、好都合だから黙っておくけど)
十神「……苗木、記憶ごと好感度を消す方法もあるんだな?」
苗木「あるよ……これもアプリ頼りになってしまうんだけど」
七海『いまのところそれしかないんだよね。松田くんとか専門が近い人も解除はできないってモノクマは言っているし』
十神「あのヌイグルミもどきの言葉を信じるのか?」
霧切「……苗木君、松田君はアプリに心当たりがあるように見えたのよね?」
苗木「う、うん」
霧切「戦刃さんは彼にとって身近な相手よ。対処できるとしたらやっているんじゃないかしら。……江ノ島さんが面白がって放置するよう頼んだとしたら、分からないけれど」
霧切「とにかく苗木君は機能解放を狙ってアプリを使い続けなさい。混乱を抑えたいなら早い方がいいわ」
十神「お前の言ったように松田が解除方法を知っていて無視していた場合はどうなる? 奴を使えばいいんじゃないのか?
……いや、催眠の方法がこうも無茶苦茶だと松田でも難しいか……?」
霧切「少なくとも時間はかかるでしょうね。こうなったら大元を叩くか、与えられた手段を用いるしか手はないでしょう」
苗木「二人に話してしまったし、いっその事みんなにもバラして協力して貰うってことは……難しい、よね」
十神「やめておけ。癪だが俺も変わった実感がない。極端な判定が出た奴らに話してみろ、余計な混乱を生むだけだ」
苗木「……そうだね」
霧切「じゃあ、私は行くわ」
七海『行っちゃうの?』
霧切「もう少し調べたいのよ」スタスタ…
苗木「霧切さん……」
十神「……」
このレスのコンマが50以上で十神同行
十神「しかし拍子抜けだ。興味を持った矢先に、あっさりと明かされてしまうとはな」
苗木「十神クン……」
十神「いっその事お前が事態を面白がっていたなら容赦しなかったんだが。フン、お前はお前ということか」
ブーブー
十神「電話か、こんな時に……」
十神「何をしている?さっさと行け。俺は少し時間がかかりそうだ」ピッ
苗木「……分かったよ、ありがとう」タッ
苗木「……好転したのかな?」
七海『うん。調査していた霧切さんに、犯人として拘束されなかったし。先に進みやすくなった……と、思うよ?』
苗木「だ、断言してほしいな、そこは」
遭遇した人物(日向、大和田、霧切、十神 以外) 下2 下4
連投のため安価下採用。あと七海はプレイヤー固定です
不二咲(ボスキャラ)登場のため判定入ります
苗木「そういえば七海さんってアプリの対象になったりする?」
七海『……むぅ』ぷくー
苗木「ご、ごめん、気になってさ」
七海「もしアプリがAI同士の好感度が変更できるものなら、モノクマやウサミとできるけど、これじゃ無理だよ。
私も人間の感情は学習している最中だから、たとえ変更できたとしても判定通りにはいかないんじゃないかな」
苗木「そ、そうなんだ。 (思いのほかしっかりと答えてくれたな……)」
―― 校舎 情報処理室 ――
不二咲「……うん、こっちは問題ないよ。ボディも大丈夫ならすぐに再起動して大丈夫だねぇ」
左右田「いやー、よかった。あちこち腐食しちまってたから、不二咲にまで修理に参加させなきゃいけねえかと思ったぜ」
不二咲「ウサミ、そんなに酷かったんだ?」
左右田「腐食だけがな。他は表面が少し破損してた位だったし」
不二咲「そっかぁ。良かったぁ」
左右田「あともう一個頼みがあるんだけどよ。今度お前のクラスの舞園が写っている写真とか貸してくれねぇか?」
不二咲「えぇと、いいけど……突然どうしたの?」
左右田「ソニアさんから頼まれてさ」
ソニア『直にお会いしたいのですが彼女も忙しいようなのです。ですが狂おしくてしかたがなくて……せめてお姿だけでも拝見できないか、と。
左右田和一! 他ならぬあなたなら、わたくしの気持ちを分かって下さいますよね?』
左右田「いやぁ、まさかソニアさんから“他ならない”って言われる日が来るなんてなぁ。 虚しい気もしてくるけど!」
不二咲「……」
左右田「ん?どうしたよ難しい顔して」
不二咲「さっきまで澪田先輩のこと話していなかった? 心変わりしちゃったのかと思ったんだけど……」
左右田「心変わりなんてしねーよ。澪田にもソニアさんにも、オレは全力で尽くしていくぜ!」
不二咲「へ、へえ……」
苗木(また左右田先輩か。 これで4人目との判定になるなぁ)ヒョコッ
苗木(……)
苗木(“これで”ってことは撮る気満々ってことなんだよね、うん。だって時間がもったいないし)目逸らし
苗木(ただ……)チラッ
七海『お父さん……』
どうしよう? 下1
1.七海さんはどう反応するかな……やめておこうか (人物再指定)
2.七海さんには悪いけど時間が惜しい、撮ろう (アプリ使用・ただし下1と下2の合計が80以下だと )
苗木(不二咲クンが極端な判定を受けたら、七海さんはどう思うだろう……)
七海『どうしよう、苗木くん……撮る?』
苗木「いや、やめておこう。七海さんになにかあった時不二咲クンが動けなくなってたらと思うと、ちょっと」
七海『そう……分かったよ』
左右田「じゃあウサミを再起動しに戻るか……って、苗木?どうした、七海を親元に帰しに来たのか?」
不二咲「お願いしていた日にはまだ早いけど……。千秋ちゃんが反応しなくなっちゃった?」
苗木「し、してないよ!」
七海『お父さんの顔を見にきたんだ』ニコッ
左右田「おー、前も思ったけど大分人間っぽくなってんな。 っと、もうこんな時間か。さっさと戻らねえと。じゃあ不二咲、また後でな」タッ
不二咲「あまり経過を観れてなかったね、ごめんねぇ。苗木君、千秋ちゃん迷惑かけてないかな」
苗木「そんなことないよ。むしろボクじゃ七海さんの試運転をうまくやれないんじゃないかと不安でさ」
七海『それもないね。専門的な知識はともかく、色々な人とお話しする機会が多いから。特に感情を学習する機会が多いかな』
苗木(最近は特にね)
不二咲「感情かぁ。左右田先輩もそうだけど、みんなどうしちゃったんだろうね」
苗木「……ちょっとしたゴタゴタになっちゃってるもんね」
不二咲「うん、あそこまで変わっちゃうと、前に依頼されたAI同士の好感度を瞬時に変えるプログラムを思い出しちゃうよ」
苗木「急に恋愛感情を持つようにできたりするの?」
不二咲「ううん、そこまではできないねぇ。上限は友愛レベルまでしか組まなかったよ。それもプログラム内だけの話だから現実の人間に当てはめて考えても……」
苗木「そ、そうだよね」
不二咲「そういえば石丸君からカメラの調子がおかしいって聞いたけど、大丈夫?」
苗木「うん、七海さんに解決してもらったよ」
不二咲「よかったぁ。ゴタゴタの話に戻るけど、石丸君も戦刃さんとの関係に悩んでたりで調子悪そうなんだよね。 ……あ」
苗木「?」
不二咲「大和田君が今日お休みしたみたいなんだぁ。だから様子を見に行こうって石丸君と約束してて。買い物したいからもう行かなくちゃ、ごめんね」ガタッ
不二咲「じゃあ苗木君、千秋ちゃんをよろしくね」
苗木「うん、また明日」
苗木(大和田クンは日向クンと一緒でモノクマが預かっている筈だ、きっと誤魔化されるんだろうな……)
七海『……お父さん』ボソッ
苗木「七海さん?どうかした?」
七海『っううん、なんでもないよ。次の人を探そう?』
遭遇した人物(日向、大和田、不二咲、左右田 以外) 下2 下4
―― 南区北境 ――
舞園「……」コソッ
桑田「……」コソッ
ばったり
舞園・桑田「「あ」」
桑田「よ、ヨッス舞園ちゃん! 偶然だなっ」
舞園「こ、こんにちは。 どうしたんですか、こんなところで」
桑田「い、いやー……セレスに会いたくねーな、と思いながら歩ってたらこの辺まで来ちゃって」
舞園「また賭けで大敗けしちゃったんですか?」
桑田「まーそんなとこ」
舞園「あまり借金踏み倒すと葉隠君みたいになっちゃ、あっ」バッ
桑田「」ギクッ
桑田(なに?なんで葉隠の名前言っただけで“しまった”なんて顔しちゃってんの? そんなにオレ分かりやすいことになってた!?)
桑田「そそ、そーいやー舞園ちゃんはどうしたの? なんかオレみてーに隠れてるように見えたんだけど」
舞園「」ギクッ
舞園(い、言えませんよっ! 王女様と遭遇するのが嫌でコソコソしてるなんてっ。
“彼女、なぜか私の行く先に現れやすいんですよね、困ります”なんて言える訳ないじゃないですかっ)
舞園「気のせいですよ、お茶を切らしてしまったので買いに行く途中なんです。……桑田君も一緒に来ます?」ニコッ
桑田「マジで!? 行く行く!」ぱああ
苗木(二人とも人目を避けてるな)コソッ
七海『私達もだけどね』ボソッ
苗木(七海さん、さっきは元気なさそうに見えたけど……気のせいかな)
苗木(それにしてもあの二人か……。今日はまだ一回も撮ってないから、逃すのはまずいんだろうけど)
苗木(ソニアさんとの時は女の子同士だからって思ったけど、舞園さんをアプリにかけるのか? 桑田クンと……?)
苗木(桑田クンと……!?)ゴゴゴ
七海『すごい顔してるよ、苗木くん。やめておく?』
苗木「(ええい畜生め!) ……いや、撮ろう」ゴゴゴ
七海『常態の好感度は[舞園→桑田 4.ニガテ ・ 桑田→舞園 8.スキ]だね。……うん、準備OK」
苗木(ごめん、舞園さん!)パシャ
好感度変更判定
下1 舞園→桑田
下2 桑田→舞園
コンマ表>>21
七海『[舞園→桑田 44(普ッ通) ・ 桑田→舞園 98(愛シテマス)]だね。98良く出てくるね、やっぱり不安だよ』
苗木(逆じゃなくてよかった、逆じゃなくて本当によかった……!)
七海(むぅ、やっぱり聞いない)
桑田「舞園ちゃん……」じーん
舞園「ど、どうしたんですか、涙ぐんで」
桑田「オレさ、ここんトコロよく分かんねー内にボロクソ言われたり、頭ン中の整理つかなくてイラッイラしたり、それをズバズバ指摘されたりして散々だったんだよ。
一個上の幸運のセンパイじゃないけど、それって今日舞園ちゃんからのお誘いが貰えるって幸運の前フリだったんだなぁ、と思って」
舞園「大袈裟ですよ。クラスでいつも会ってるし、行動を共にする時もあるじゃないですか」ニコ
桑田「いや、こーゆうところで会うのがいいんだって。しかも舞園ちゃんから声かけてくれるなんてレア過ぎて……!
桑田「あー、良く分かった! オレ、やっぱ舞園ちゃんのことが好きだわー」
舞園「こらこら、まーた調子のいいこと言っちゃって。女の子がそれでみんな騙されると思ってたら痛い目にあいますよ?」
桑田「マジだって! 本っ当に大マジ!ガチで!」
舞園「それが調子いいって言ってるんですよ。ほら、うるさくしてるとセレスさんに見つかっちゃいますよ?」クス
桑田「お、それもそーだな。 でも、うあー!今の舞園ちゃんの笑顔が可愛すぎて、すっげー叫びてぇ……!」
舞園「だからあまり騒いじゃダメ、ですってば」クスクス
苗木「……」
苗木(思い返せば相性最悪だったなぁ、あの二人。たぶんだけど、最初は舞園さんからの好感度は“見タクモナイ”か“ダイキライ”位だったんじゃないかな。入学後早々に大きな喧嘩しちゃったりしてたし……)
苗木(それが仲が良さそうに並んで歩いている……)
苗木(……なぜだろう、娘を見送る父親のような気分だ)
七海『舞園さんは取り繕うのが上手いから仲がいいように見えるけど、“普ッ通”だからね。彼女は何にも意識してないんじゃないかな?』
苗木「……デスヨネ」
遭遇した人物(日向、大和田、舞園、桑田 以外) 下2 下4
ここまで 参加ありがとうございました
豚神(77期まとめ役、もとい調査役)登場のため判定入ります
― 校庭 フェンス裏 ――
小泉「変わったこと、って言ってもね。あんたもクラスでの騒動は知ってるでしょ?」
豚神「ああ。それ以外でだ。あとモノクマを見かけてたら、どんな様子だったか教えて欲しい」
小泉「モノクマ?会ってないけど……。それにアタシは昨日今日は日寄子ちゃんと唯吹ちゃんを抑えるだけで特に変わったことなんて……あ」
小泉「そういえばあの辺で葉隠のクズが葵ちゃんを口説いてたわね……」ムカムカ
豚神「く、クズ?お前がそこまで口汚く罵るのは珍しいな」
小泉「アタシ、ああいう男嫌いなの。ウチの駄目親父の数十倍酷いのよ、あいつ!」
豚神「……。その前後、どんなことがあったか覚えてるか?」
小泉「えーと、確か……」
豚神「……」
日向『だってお前には“自分”がないんだもんな? 』
豚神「」ゾッ
豚神(考えたくない。彼の顔など思い出したくもないのに……あの時の事ばかり、頭に浮かぶ)
豚神(頭に浮かんで……彼が憎くてたまらなくなる。これじゃダメだ、忘れないと、忘れ、)
小泉「ちょっとっ」
豚神「! なんだ?」
小泉「なんだ、じゃないわよ。そんな真っ青な顔で! 妙なことになって気が急くのは分かるけど、体壊してどうすんのよ!?」
豚神「なっ?」
豚神(ボクは未だに取り繕えてすらいないのか……!?)
小泉「来なさい、一旦屋内に入るわよ!」
七海『ある意味一番アプリの影響を受けているのは、豚神くんだよね』
苗木「うん。霧切さんも調査に身が入らない状態、って言ってたね」
七海『霧切さんも調べてたけど、彼にわたし達のこと教えるかな』
苗木「あまり人に知られると警戒されて完全リセット機能の解放が難しくなるからって、言わないかもしれないね。……霧切さん、そういうところがあるから」
どうしよう? 下2
1.今はそっとしておく(人物再指定)
2.関係ない、撮る(アプリ使用)
3.気が引けるけど撮る(アプリ使用)
苗木「撮ろう」
七海『いいの?豚神くんは日向くんとの時のことを引きずってるみたいだけど……』
苗木「関係ないよ。アプリのことを知る人は余計に増やさない方がいいだろうし、邪魔も兼ねて撮影してみよう」
七海『……苗木くんがいいなら、撮るよ。二人の好感度は[豚神→小泉 6.オトモダチ ・ 小泉→豚神 6.オトモダチ]だね』
七海『準備もできたよ』
苗木「よし……せーのっ」パシャ
好感度変更判定
下1 豚神→小泉
下2 小泉→豚神
七海『[豚神→小泉 83(ダイスキ) ・ 小泉→豚神 59(オトモダチ)]だね。ひどいことにならないで良かった……』
苗木(前に豚神先輩を撮った時とは真逆の平和な判定だな……)ほっ
小泉「もしかして昨日狛枝に何か言われたの? それともあいつの変態っぷりに中てられた?」
豚神「いや、狛枝にはもう慣れたし昨日のあいつは静かな方だった。十神白夜について聞きたがるのでそれを話していただけだからな。
だがお前たちに言われて大分前に十神の情報を集めるのをやめた為に、新鮮味のない話ばかりになったが」
小泉「発案者は唯吹ちゃんだっけ。“恰好はともかく中身は無理して真似しなくてもいいっす!いっそのこと放りなげちゃえ!”って。
それで積極的に真似しにかからなければ内面でズレが出てくる、その部分がアンタだ、ってことになって。狛枝は才能がどうこう言って面白くなさそーだったけど」
豚神「あの時は迷惑をかけた。……ただ、今でもそれが正しかったのか不安になる」
小泉「正解だったわよ。本物の十神より今のあんたの方が断然マシじゃない」あはは
豚神「っ」かああ
小泉「あれ、今度は赤くなってるわよ?やっぱり風邪ひいたんじゃ……」
豚神「ち、違……」
豚神(待て待て待て! もはや原型がなくなっているとはいえ、俺が模しているのは“十神白夜”だぞ!?恋愛感情とは無縁の十神家の人間だぞ!?)
豚神(そもそも他人の姿と性格を借りて、恋愛感情も相応の相手に演じてきたから、そんなものボクは知らん!)
豚神(それが“小泉がかわいい”と思えてしかたないだと!? しかも以前からそんな感情を抱いていた気がするなんて……どういうことだ、誰か説明してくれ!)
小泉「何よ、黙りこんで……。もしかして気分が悪い?吐きたかったりする?」
豚神(違う、それはない。これは恋愛感情というよりあれだ。もっと原始的な欲求の象徴を思い出すからだ、小泉にぴったりなあれだ)
豚神「い、いや、その……」
豚神「……本当にお前は良い母親になるだろう、と思ってな」
小泉「はあ?もう、あんたまで! 花村と日向にも同じこと言われたけど、それ軽くセクハラ入ってるからね?」
豚神(ひ、日向っ!?)サァッ
小泉「ちょ、また真っ青になってるじゃない!?」
―― 校舎 自販機側 ――
七海『うーんと、これで18回目が終わったね』
苗木「今までのパターンだったら20回目くらいに進展があるよね。ごめん、ちょっとジュース買わせて」ガチャ
七海『そうだね、待ち伏せも兼ねて一息つこうか』
苗木「待ち伏せるって発想はなかったな。 当たりつきの自動販売機か。当たりなんて引いたことないけど……」ポチッ
先着2票採用
1.当たりが出てきた (他キャラ観察)
2.あれ?小泉先輩? (アプリ使用・小泉同行)
3.人が来るみたいだ (アプリ使用)
ぴぴぴぴ……ちゃらーん♪
苗木「あ、あたった!? 生まれて初めて当たったよ七海さん!」
七海『よかったね、苗木くん』
ぴぴぴぴ……ちゃらーん♪
苗木「へっ?」
ぴぴぴぴ……ちゃらーん♪
ぴぴぴぴ……ちゃらーん♪
ぴぴぴぴ……ちゃらーん♪
苗木「……」
七海『……当たりを引いたんじゃなくて、故障に居合わせちゃったんじゃないかな?』
苗木「また用務員室に行かなきゃいけないのか……」がっくり
観察人物安価 1名か2名まで生徒を指名(苗木、日向、大和田 以外)
下4までの内、コンマ数高いもの2つ採用
(ネタを思いつかなかったら追加で誰かブチ込むます、ご了承下さい)
ここまで 参加ありがとうございました
他キャラ観察のため好感度変更判定のおさらい。以下のようにキャラ崩壊中です、ご注意を
朝日奈 →小泉 35(ニガテ)、→葉隠 14(ダイキライ)、→大神 81(ダイスキ)
戦刃 →石丸 15(ダイキライ)
江ノ島 →狛枝 66(仲良シ)
大神 →朝日奈 08(見タクモナイ)
セレス →山田 78(スキ)、→桑田 22(キライ)
腐川 →十神 98(愛シテイマス)
舞園 →ソニア 15(ダイキライ)、→桑田 44(普ッ通)
石丸 →戦刃 51(オトモダチ)、→辺古山 18(ダイキライ)
大和田 →弐大 天元突破(絶望的にダイスキ)
桑田 →葉隠 83(ダイスキ)、→セレス 58(オトモダチ)、→舞園 98(愛シテマス)
十神 →狛枝 69(仲良シ)、→腐川 30(キライ)
葉隠 →桑田 04(見タクモナイ)、→小泉 68(仲良シ)、→朝日奈 98(愛シテイマス)
山田 →セレス 48(普ッ通)
小泉 →朝日奈 51(オトモダチ)、→葉隠 15(ダイキライ)、→豚神 59(オトモダチ)
西園寺 →田中 96(愛シテイマス)、→左右田 88(ダイスキ)
ソニア →舞園 97(愛シテマス)
辺古山 →石丸 76(スキ)
澪田 →左右田 09(見タクモナイ)
九頭龍 →花村 85(ダイスキ)
狛枝 →十神 06(見タクモナイ)、→江ノ島 17(ダイキライ)
左右田 →澪田 98(愛シテイマス)、→田中 16(ダイキライ)、→西園寺 35(ニガテ)
田中 →西園寺 70(仲良シ)、→左右田 07(見タクモナイ)
豚神 →日向 07(見タクモナイ)、→小泉 83(ダイスキ)
弐大 →大和田 60(オトモダチ)
花村 →九頭龍 56(オトモダチ)
日向 →豚神 02(絶望的にダイキライ)
閑話⑦
―― 生物棟周辺 ――
スタスタ……
霧切(松田君から話は聞けた。アプリについて心当たりがあったのは効果に関わる研究の依頼を受けていたから、ね。恐らく田中君がアプリについて知っていたのも同じ理由)
松田『効果の解除?できるものならとっくに戦刃を矯正している。 これ以上あの姉妹に振り回される要因は作りたくない』
霧切(江ノ島さんの証言と合わせても不審なところはないわね。……そうなると、効果の解除は本当に苗木君頼りになってしまうのが考え物だけど)
狛枝「……」フラフラ
霧切(狛枝君……。十神君との好感度がおかしくなっていたわね、憔悴しているけどそれが原因かしら)
狛枝「やあ、霧切さん。十神クンを知らないかい?」
霧切「……見てないけど、彼を探しているの? 聞いた話じゃ嫌っているようだけど、なぜかしら」
狛枝「そう、ボクは彼が大嫌いだよ? 顔も見たくない程にね」
狛枝「考えたんだ、彼への嫌悪の原因を。最初は彼が努力を重んじて、それを才能と同じくらい評価していることが原因と思ったんだよ。
けどね、努力は才能を輝かせる要素の一つだと思えば納得できるのさ。 だけど納得しても彼への嫌悪感は消えない」
狛枝「理由が分からないから会って話してみたいんだ。霧切さんはどう思う?なぜボクは十神クンにイラついているんだろうね?」
霧切(……彼に事態を引っ掻き回されたくはないわね)
霧切「江ノ島さんと同じで昔から嫌っていたんじゃないのかしら? 理由なんてないわ」
狛枝「それは違うよ」
狛枝「みんなの様子を見れば、ボクは急に十神クンを嫌悪してしまったということは分かるよ。彼女とは違う。 それに、彼らの人間関係がおかしくなっていることも気づいているさ」
狛枝「でも例えみんながそうだとしても、ボクが周りの雰囲気に流されて希望を嫌う訳ないんだ。ボクが希望を嫌う筈がないのに……嫌ってはいけないのにッ!
ボクの生き方は“才能”に導かれるしかないんだっ。才能を愛するしかないんだよ! 才能を、希望を否定したらボクには何も残らないんだ!」
狛枝「霧切さんなら分かるよね?キミは才能に導かれて生きている人だから。 “探偵”という才能と役割を失えば自分に残るものがないって分かってるだろっ?」
霧切「……それは違うわ」
狛枝「調査しているのは依頼されたからじゃないんだ? それとも自分の身を守るためかな?」
霧切「依頼は受けていないわ。保身は兼ねているけど、おまけよ。 私は自分の意思で動いている、それが“探偵”という要素を差し引いても私に残っているものよ」
狛枝「僅かにあったキミの資料からは、そんなこと窺えなかったけど。……希望ヶ峰に来てから、そう思うようになったのかな?」
霧切「さあね。確かに入学する前に考えていた予定は狂ってしまったけど……今の自分は悪くない、と思っているわ」クスッ
閑話⑧
―― 体育棟 ――
終里「うぎゃあぁああっ」
どぉんっ
弐大「最近大人しくなったと思ったら……“止めてくれ”と言いながら殴りかかってくる奴がおるかァ!」
終里「うう、澪田が持って来た音楽聞いてからムショーにバトりたくなっちまって……。おかげでスッとしたぜ、サンキューな、おっさん!」ニカッ
弐大「まったく…。 水を持ってくるから大人しくしとれ」
終里「おうっ」
弐大(終里までおかしくなったと焦ったわい。ただでさえ騒がしい上に、モノクマが生徒を攫うことになっとるというのに)
弐大(大和田が妙に懐いてくるのは、前から……うむ、前からじゃのう。恐らく以前からじゃ、そんな気がしておる。
それはいいとして、なぜかパニックトークアクション染みた勢いで迫り、なぜかその後赤面し、)
弐大(……)
弐大(……赤面の件はおいておこう、ワシの直感が考えたらまずいと言っておる。 問題はモノクマに連れ去られたまま帰ってこないことじゃ)
弐大(部屋を訪ねても留守のようだし、校内で見かけた者もおらんと聞いた。ウサミは修理中でモノクマは捕まらんから話も聞けん上に、教員に尋ねてもただの帰省だとの一点張りときた。
ううむ、どうするか……ぬ?)
澪田「そろー、そろー」コソコソ
弐大「くぉら澪田」
澪田「ぎっくぅ! 見つかっちったッ、赤音ちゃんの様子が気になってこっそり着けてきたのに!」
弐大「声を出しながらこっちを窺っておって何を言っておるんじゃあ。 で、お前さん終里を暴れさせたのはなぜじゃ?」
澪田「む、無実じゃないけどワザとでもないっす! 新曲を聞いて貰ったら“ムカムカしてきた、おっさんに止めてもらってくる!”って行っちゃってっ」
弐大「終里が単純だとはいえ聞いただけでそうなるとは……! 他の曲より凶暴性が増しておるのぅ」
澪田「ガンダムちゃんは ばたんきゅーだし、びゃくちゃんにもダメージを負わせたし、この曲は唯吹独りで楽しむしかないみたいっす……トホホ。
ただ、さっき白夜ちゃんに会った時に、具合悪そうだったし別の話振られたしで聞かせてあげられなかったのが残念っす……」しょぼん
弐大「別の話ィ?」
澪田「んー、なんかモノクマちゃんを見かけたどうかとか言ってたっすよ?」
弐大「……モノクマじゃと?」
閑話休題
―― 校舎 用務員室側 ――
苗木「“またか”って、用務員さんに可哀そうな人を見る目で見られた……」
七海『いたずらの犯人と誤解されないだけよかったと思うよ?』
苗木「大分前に故障や不具合に遭遇しすぎて、一度犯人かと疑われたからね……今更だよ」
七海『……ごめん、もう経験済みだったんだね』
遭遇した人物(日向、大和田 以外) 下2 下4
江ノ島登場につき判定入ります
―― 寄宿舎 トラッシュルーム ――
江ノ島「掃除手伝ってくれてありがとね!」
戦刃「大丈夫だった? 私、役に立てたかな?」
江ノ島「ううん、むくろちゃんが鏡台割ったり香水の瓶粉砕したりで、予定より一時間多くかかっちゃったよぉ!」
戦刃「うぅ」
江ノ島「いいのです、むしろ力馬鹿なその残念っぷりを拝むために、誘ったのですから。姉さんが相変わらずで安心しました」
戦刃「……ふふ、姉妹ってことみんなに言ってから、ちゃんと“姉”って言ってくれるようになったね、嬉しい。
あれ? でもなんで隠していたんだっけ……?」
江ノ島「ッかー、日常生活じゃ本当に物覚え悪ぃな! 周りの影響考えてバラすのを控えてたんだよッ。
オレはクルックル性格が変わるわ、姉貴は軍人で3Zの残念物件だわ。これが姉妹ってバレてみろ、さすが天才共もドン引き地獄引きデビル引きよッ」
江ノ島「まー杞憂だったんですが……。何もかもあっさり受け入れられて、側に松田君もいる。毎日がバラ色です……」
江ノ島「最近は違うがね。まさかむくろが、私に害なす者以外を忌み嫌う日が来るとは思ってもなかったよ……」
戦刃「石丸君のこと?」
江ノ島「その通りだ! 私様のため、という誤解がなくなったというのに、まだお前が憎む人物として名を挙げるのはなぜだ?答えよ!」
戦刃「特にない……嫌い、としか言いようがないよ。ただ、」
戦刃「すぐにいなくなったり死んじゃったりするから、人を嫌うなんて無意味だと思ってた……けど、彼なら好んで排除しにいけそう……」
江ノ島「あらあら、重症ですね。頭が痛くなります」
七海『前に言った情報も交るけど、[戦刃→江ノ島 11.絶望的にダイスキ ・ 江ノ島→戦刃 9.ダイスキ]だね』
苗木(さすが姉妹といいたいけど、戦刃さんは異常だよね……)
どうしよう? 下1
1.姉妹愛を壊しちゃっていいのかな? (使用しない)
2.戦刃さん、ちょっと妹ばなれしてみようよ (アプリ使用・ただし下1と下2のコンマ合計が40以下だと )
戦刃「盾子ちゃん頭痛いの? 鎮痛剤持ってるけどいるかな?」
江ノ島「あー、もうっ。お姉ちゃんはじつにばかだなっ」ガシッ
戦刃「?」
苗木(松田先輩と会った時も思ったけど、戦刃さんは江ノ島さん離れした方がいいよね……撮ってみようか)
七海(それなら早くしないと。入り口が一つしかないから気づかれたらおしまいだよ)
苗木(うん、江ノ島さんが戦刃さんを揺さぶってる今の内に……)パシャ
好感度変更判定
下1 戦刃→江ノ島
下2 江ノ島→戦刃
コンマ表>>21
七海『[戦刃→江ノ島 15(ダイキライ) ・ 江ノ島→戦刃 65(仲良シ)]だね。下がり過ぎだよ……』
苗木(ここ数回は調子よかったのに……! 50以上はいってくれると思ってたのに……!)がっくり
七海『戦刃さん→江ノ島さん は対石丸くんと全く同じ数値を出しちゃったね。また戦刃さんが急に出て行くかもしれないから離れようよ』
苗木(っそうか、まずい!)タタッ
戦刃「………」フラッ
江ノ島「むむっ?」
江ノ島「……ふむふむ、なぜでしょう? 普段なら“むしろそれがいい!”と思う位のその残念さに、ちょっとムカついてきました」
戦刃「奇遇だね。私もなんで盾子ちゃんと一緒に掃除したのか、分からなくなってきたよ」
江ノ島「へ?」
戦刃「今日、私は盾子ちゃんとずっと一緒にいたけど、なぜ?」
江ノ島「なぜ?って、いつもそうじゃんか。姉ちゃんはオイラと行動すんのイヤなのか?」
戦刃「うん」
江ノ島「」
戦刃「盾子ちゃんより松田君の方を消したくないし……、石丸君と同じように盾子ちゃんなら戦場で優先して排除しに行ける、って思ってるんだ」
戦刃「これって私は盾子ちゃんが大嫌いってこと……だよね?」
江ノ島「」
戦刃「……もう私、帰るね。お休み盾子ちゃん」スタスタ…
江ノ島「私様大好きで、私様に依存してて、私様を崇拝している戦刃むくろが、私様を大嫌い、だと……!?」
江ノ島「……」クラッ
江ノ島「そうでした……今まで口に出さなかっただけで、お姉ちゃんは私のことが大嫌いだったような気がします……」
江ノ島「あの目は本気じゃん、迷いなくそう思ってるって。 アタシ率先して殺されちゃうよ、クロになるなら石丸かあんたを殺すって言われちゃったよ……!」
江ノ島「……」
江ノ島「あ、ヤベ。実の姉にそう宣言されたら気持ちよくなっちゃう……!」ゾクゾクッ
―― 寄宿舎 苗木の部屋 ――
苗木「最後のは駄目だろ……! 落差が酷過ぎてボクまでダメージを受けたよ」
七海『相互に好感度が高い人の組み合わせ程落ち込みが凄いね』
苗木「20回まで今日はいけなかったね。ボクが水を被ったり自販機を故障させたりして時間を食ったから……ごめん」
七海『苗木くんがあやまることじゃないよ。それに霧切さん達との話し合いもしたから、それもあるんじゃないかな。明日頑張って取り戻そう?』
苗木「うん」
苗木(そうだ、霧切さんと協力するようになったのは大きな収穫だ。それにしても、)
霧切『こうなったら大元を叩くか、与えられた手段を用いるしか手はないでしょう』
苗木(アプリの大元、か)
苗木((希望ヶ峰学園のマスコットらしいけどアプリ開発なんてやっているのか……。いや中の人がやっているんだろうけど))
苗木(それならモノクマの“中の人”なんだろうけど……誰だろう? いや、そもそもいるのか?)
―― 翌日の自由時間までスキップします ――
―― 校舎 食堂 ――
苗木「……」フゥ
七海『疲れているね、苗木くん』
苗木「桑田クンがより挙動不審になったのはまだいいよ。けど、大神さんから朝日奈さんへと、戦刃さんから江ノ島さんへの態度が……」
七海『変わってなかったように思えるけど……?』
苗木「事実を知ってると“嫌がってるな”と分かっちゃう場面が度々来るんだ、辛い……!」
遭遇した人物 下2 下4
苗木「今日も山田クンが厨房に入って行ったね」
七海『その後にソニアさんも行ったよ』
苗木「他には?」
七海『わたし達が来てからは誰も入ってきてないよ』
苗木「……様子を見にいってみようか」
ソニア「日本に来てから知りましたが、このロイヤルミルクティというものは美味ですねっ」
山田「お口にあっているようで何よりです。綺麗な方にストレートに褒められるとワクワクが止まりませんな!」
ソニア「しかしよろしかったのでしょうか? わたくしの分まで淹れて頂いて」
山田「一回で作るのなら作業量は大して変わりませんぞ」
山田「に、しても連日お会いしますなあ。 まさか、拙者の手腕が忘れられずにこちらへ?」ぐふふ
ソニア「違いますわ」キッパリ
山田(うわぁ、ばっさり斬られちゃったぁ)
ソニア「舞園さやかさんはご存じですよね?」
山田「は、はあ。同じクラスですから」
ソニア「実は、先日彼女とお話してから、舞園さんを思うとドキがムネムネして辛抱たまらん!になるのです。
どうしてもお会いしたくてこの数日そちらの教室へ参上しているのですが……すれ違ってばっかりで……」
山田(リ、リアル百合ktkr! ……あれ?でも最近舞園さやか殿が慌ただしく教室を去るのは、この方が原因の可能性が微存……?)
苗木(ちょうどいい感じに二人っきりになってる)
七海(チャンスだね。20回目だよ苗木くん)
苗木(舞園さんラブなソニアさんと、安牌の山田クンか)
七海(好感度は[ソニア→山田 5.普ッ通 ・ 山田→ソニア 6.オトモダチ]だよ)
苗木(山田クンって二次元二次元言うけど、綺麗な人は好きだもんね)パシャ
好感度変更判定
下1 ソニア→山田
下2 山田→ソニア
なぜこのスレは好き好きとかが出ないんだ
七海『うーん、上手くいかないね。[ソニア→山田 78(スキ) ・ 山田→ソニア 24(キライ)]だって』
苗木(山田クン爆発しろ、って山田クンからの好感度がこれじゃあ言えないな……。おっと隠れないと)コソコソ
山田「ほ、ほほぅ。すれ違ってばかり、と。それでそれで?」
ソニア「はい……お会いできないのです。寄宿舎で声をかけようにも、こちらも上手くタイミングが合わずお姿すら拝見できないのです」
ソニア「写真やCD、DVDは拝見し尽くしました。ネットで情報も漁りました。ですが、彼女のことをまだ知りたくてウズウズするのです。
ですから会いたくて……せめて、また彼女の可愛らしいお声で名前を呼んで頂きたいのです」ポー
山田(アカン)
ソニア「ですが山田さんとこうしてお話できるのも何かの縁! それでお聞きしたいのですが、」
山田「はうっ。ここでのんびりしてると、セレス殿にドヤされるぅ!?」でぶでぶ
ソニア「山田さんの女王様ですねっ? くるしゅうない、お行きなさいっ。ポット等の後片付けはやっておきます!」
山田「ありがとうございますっ。では、拙者はこれで!」シュバッ
ドスドス…
山田(スバリ、舞園さやか殿のストーカーでしょうなぁ。これは誰かに相談して対策立ててやらんとダメですわ)
ソニア「……」ポツン
ソニア(舞園さん以外のことも、色々と窺いたかったのですが……ションボリですわ)
―― 校舎 食堂周辺・廊下 ――
苗木「ソニアさんへの誤解が広まってるよ。なんとかしたいけど」
七海『20回目の撮影で、なんの進展もなかったよ……。 5回刻みで新しい機能が解放されると思ったんだけどね』
苗木「う、うぐ……! くっそう、回数を稼ぐよ、七海さん!」
遭遇した人物(日向、大和田、ソニア、山田 以外) 下1 下3
ここまで。参加ありがとうございました
判定を続けます。
花村―九頭龍は判定済(>>291)のため撮影が制限されています
制限を解除することはできますが(>>390、>>457)、これは二組までしか解除できません
先に2票入ったものを採用
1.回数制限解除機能を使用後、花村と九頭龍を再度撮影
2.再安価
>>537 今のところ一番高い同士の判定が西園寺(96)と田中(70)。スキ以上になるのに田中が1足りなかった 、残念です
再安価
遭遇した人物(日向、大和田、ソニア、山田 以外) 下1 下3
ここまで
―― 校舎 廊下 ――
苗木(隠し撮りするなら、窓から階下の人たちを撮るのが一番良さそうなんだよな。って、あれは……」
葉隠「おーい、十神っちー」腕ぶんぶん
十神「朝日奈なら見ていないぞ」
葉隠「開口一番それかいなっ?」
十神「自分の行動を顧みろ、言われても仕方ないだろう? 女を口説くのに“自分の子を孕む”なんて言葉を使う男にはな」
葉隠「占いで出ちまったからしゃーねーだろ。 モノにしたいって思ったのは占う前だけどよ」
葉隠「あ、そうだ。その後に占い結果下りてきたんだけど、苗木っちと十神っちの子供の母親は同じらしーぞ?」
十神「おいやめろ」
葉隠「朝日奈っちを占った後に出てきたから、もしかしたら母親は朝日奈っちかもな! だとしたら全力で外れて欲しいべ!」
十神「貴様の三割占いなど当たるか。 そこまで朝日奈のことが気になるなら、さっさと捜しに行ったらどうだ」
葉隠「そうしてーんだが怯えられてるしなー。オーガの影に隠れちまってるし」
十神(だろうな。大神は朝日奈の扱いに難儀している様子だったが)
葉隠「泣かせたい訳でもねーしな。でも朝日奈っちのこと思わないと、考えたくもねーヤツのこと思い出しちまうんだよなー」イライラ
十神(桑田のことか、限界まで好感度が下げられていたな。
アプリを掛けられた結果が極端だとこうなるのか……。同じものが自分に使われたと思うと寒気がするな)
十神「で、なぜ俺に絡む」
葉隠「本題に入るのが遅えべ! 腐川っち探してんだよ」
十神「腐川?」
葉隠「今日 課題で出した現国のノートが返って来ただろ?
腐川っち、ノート二冊に跨って課題をやってたみてーで、一冊返し損ねた分渡しておけってセンセーに言われちまって」ノートひらひら
十神「……どいつだ、貴様に届け物を頼む教師失格の愚図は」
葉隠「ひでーな!? 分からなくもねぇけど!」
苗木「七海さん、昨日はなかなか撮影できなかったよね」
七海『そうだね。用務員室に二回も行く羽目になっちゃったし』
苗木「それで思ったんだよ、チャンスは物にしないとまずい、って」
苗木「そして十神クン達はカメラのズーム機能で補足可能な距離にいる……」
七海『そこまで言ってくれたら、分かるよ。準備もできてる』キリッ
苗木「ありがとう。……十神クン、ゴメンね」パシャ
好感度変更判定
下1 十神→葉隠
下2 葉隠→十神
41(普ッ通)以上同士で平和、異性に71(スキ)以上で人によるけど恋愛フラグ、って想定してたけど設定が厳しかったかな
コンマ表>>21
七海『[十神→葉隠 81(ダイスキ) ・ 葉隠→十神 21(キライ)]だって……。また極端な結果ばかりになってきたよ』うーん
七海『葉隠クンって好きになる相手には嫌われて、好かれる相手を嫌うよね』
苗木「前者は現実通りだと思うと、虚しくなるよ……」
葉隠「それは置いといて、腐川っち知らねーか? 十神っちをつけてると思って捜してたんだよ」
十神「や、奴なら執筆作業に集中すると言っていた……ざ、残念だったな」
葉隠「じゃーやっぱり部屋にいたんか?居留守されたんか!? しかたねえ、もう一回行くか」そそくさ
十神「葉隠、ノートをよこせ。俺が渡しておいてやる」
葉隠「は? どういう風の吹き回しで……。つーか俺が渡したって腐川っちに証言して貰わないとまずいんだって」
十神「……やはりな。大方課題の評価を甘めに見てもらう代わりに、お前からノートを持って行く言い出したんだろう」
葉隠「言っちまったべ!? ……ま、まあ俺が渡すべきって分かってくれたよな? んじゃ俺はこの辺で、」
十神「もう一度訪ねたところで、腐川が出てくるとは思えんがな」
葉隠「マジかいなッ?」
十神「奴の卑屈さと激情っぷりは知っているだろう? 集中している時に貴様を相手にするとは思えん。ドアを開けても怒鳴り散らされるだけだ」
十神「俺が訪ねた場合は別だがな。 確実に渡すなら俺と一緒に腐川の部屋へ行くことだ」
葉隠「そ、それはごめん被りたいっつーか……。じゃ、じゃあ十神っちから腐川っちに、俺がノートを渡したことにするよう言ってくれれば、」
十神「それは認めん、行くぞ葉隠」グイッ
葉隠「拒否権なしか!?」
葉隠(十神っち怖えから、とっととオサラバしたいってのに……!)
葉隠「つかなんだ? 十神っちは俺と一緒にいたいんか!?」
十神「バ、馬鹿を言うな! 俺も腐川に用事があるだけだッ!」←葉隠の腕を引っぱりながら
葉隠(あれ?なんだこれ使えそうだべ……? でも十神っちとあまり顔合わせたくねえんだよなぁ……)
七海『言い忘れてたけど常態の好感度は十神くんは4.ニガテ、葉隠くんは7.オトモダチ だったよ』
苗木「葉隠クンはお金があるからに惹かれてたんだろうなぁ……。じゃあ下がってよかったのか……?」
苗木「そんな訳ないよね……はあ」
七海『ところで、十神くんについてはどう思う?』
苗木「……本当に悪かったと思ってるよ」目逸らし
遭遇した人物(日向、大和田、十神、葉隠 以外) 下1 下3
―― 図書館側 ――
腐川「台車が全部貸出されてるってどういうことよ……! 資料が足りないから借りにきたらこれって……ぎいいいいッ」←腕いっぱいに本を抱えている
罪木「ふゆぅ。結構重いですねぇ」←同じく
腐川「ば、馬鹿な女と思ってるんでしょ……? 計画性がないって、本を触ることもおこがましいって……!」
罪木「そ、そんなことありませんよぉ! わ、私も厚い本ばかり借りちゃいましたし……」
苗木(腐川さんがここにいるということは……十神クン達はすれ違い確定か)コソッ
腐川「じゃ、じゃあなによ、なんであたしの本少し持ってくれてるのよ……!? やっぱりみ、見下してるのねっ!?」
罪木「違うって言ってるじゃないですかぁっ。ふゆ……もしかして、その、迷惑でした?」
罪木「すみませぇん! 困ってると思って図々しくもお手伝いしちゃいましたぁっ。め、迷惑でしたよね私みたいなのが出しゃばってごめんなさいぃ!」
腐川「め、め迷惑って……迷惑かけてんのはあたしの方じゃないふざけてるの? わ、わわ悪かったわね……!」
罪木「ち、違うんですかっ?」
腐川「だ、だから迷惑かけてんのはあたしの方だって言ってるでしょ……!?」
罪木「!」ぱあああ
罪木「えへへ……お役に立てて嬉しいで、はわっ!?」ガクッ
腐川「ちょ、何こっちに来て、ギャッ!?」
どったーん
ぼと、バサッ
腐川「い、……いきなり転んでんじゃ、ふがっ!?」
罪木「ひゆぇぇっ、ご、ごめんなさぁい! ドン臭いゲロブタですみませんんっ!」
腐川「は、はあ!? なにをどうしたら、こんな状態になるのよっ! う、動かn痛ぁっ」
苗木(ふ、腐川さんの三つ編みと、低木の枝と本を纏める紐が罪木先輩に絡まってる……!)
七海『枝のせいで罪木さんの腕は上がった状態で固定されてるし、足が三つ編みに絡まってるから腐川さんの頭が、全開になった罪木さんの股あたりにあるね。
山田くんから聞いたけど、あんな体勢をム、』
苗木「それ以上言ったらダメだっ」
七海『……あれは二人だけじゃ起き上がれそうにないよ』
苗木「そ、そうだね。助けに、」
苗木「……」
<泣かないで足を狭めなさ、あ痛たたっ
<ふえええん。 はれ? 腐川さん、腿にホルダーなんてつけてるんですかぁ?
<へ、変なところ見てるんじゃないわよっ!
苗木「……」パシャ
七海『撮るんだ……』
好感度変更判定
下1 腐川→罪木
下2 罪木→腐川
ここまで。次回で話のまとめに入ります
コンマ表>>21
七海『[腐川→罪木 17(ダイキライ) ・ 罪木→腐川 71(スキ)]だね』
苗木「シンメトリーになってるね!」
七海『現実逃避しないで助けにいこう?』
苗木「と、取れた……」
罪木「ふゆぅ」ボロボロ
腐川「……」髪ボサボサ
苗木(さて、ここからどうしよう)
罪木「す、すみません腐川さん、苗木さん、お怪我はないでしょうかっ!?」
腐川「……」←本を持ち直した
罪木「あ、あああお手伝いします!今度は転ばないようにしますからっ」
腐川「いいわよ、一人で持って行ける……あ、あんたの手なんて借りないわ。最初からこうしておけば良かった……!」
罪木「はぅわっ?」
腐川「ウジウジウジウジ……! 自分を見てるようで虫唾が走るのよ……!」ギリィ
罪木「ごご、ごめんなさい!お詫びに何でもしますから、体をメモ帳にしてもペン立てにしてもいいですからっ」
腐川「~~~ッ、なによ、それ。“だから許してほしい”ってこと? あぁあああ本当にあたしに似ててムカつく……!
じ、自分がそこまで関心を持って貰えると思ってるの? 思い上がってんじゃないわよ……!」
罪木「ふ、ふうぅ……!?」わなわな
苗木「ふ、腐川さん。危ないしボクもやるから一緒に行こ、」
腐川「いらないって言ってるじゃない……!」スタスタ…
七海『……行っちゃったね』
罪木「し、親近感があって仲良くなれそうって思ってたのに……。お、思い上がりでしたぁ。舞い上がっちゃいました……」
罪木「やっぱり私、誰にも許して貰えないんですね……」ぐすん
苗木(罪木先輩を保健室まで送り届けて、空き教室に入る)
苗木(彼女を送る途中、耳慣れてしまった電子音が聞こえてきたから)
苗木「もしかして……」
七海『うん、機能が解放されたよ。回数制限の解除機能があったから、2回余分に撮らないといけなかったみたい』
生徒手帳『回数達成ボーナス(22回):機能解放 リセット機能ver.2』
七海『好感度も記憶も完全に元に戻す機能だよ、おめでとう』
苗木「よ、ようやく……やったね七海さん!」
七海『? わたしじゃなくて、苗木くんが頑張ったから達成できたんだよ?』
苗木「キミがいてくれたからここまで来れたんだよ、ありがとうっ」
七海『……こちらこそ、ありがとう苗木くん』ニコ
苗木「で、でも大丈夫かな。罠が仕掛けられてそうな気もするんだけど」
ピリリリリッ
苗木(電話? 誰からだろう?)ピッ
霧切「……いいかしら? 伝えたいことがあるのだけど」
苗木「霧切さんっ! ボクも連絡しようと思ってたんだ。完全リセット機能が使えるようになったんだ、これでみんな元に戻るよっ」
霧切「そう、早かったわね」
苗木「あ、ごめん。霧切さんの用を聞いてなかった……どうしたの?」
霧切「まず松田君についてだけど、彼はアプリの製作に関する依頼を受けていたみたい。同じ様な境遇の生徒が他にもいる。 彼らの研究成果を集約したものがそのアプリよ」
苗木「だから彼はアプリの効果を知ってたのか……」
霧切「そうね。ただし、自分以外の研究も使われているから戦刃さんの効果を解除できなかった」
霧切「それと……」
霧切「話をつけてきたわ。許可は出しておくから来るように、だそうよ」
苗木「えっと、誰に?」
霧切「あなたにアプリを送った人よ」
苗木「え?」
霧切「リセット機能は使っていいわ。早めに済ませた方がいいわよ? 十神君に見つかる前にね」
苗木「また撮ったことバレたんだ」
七海『アプリのことを知ってたらやっぱり気づくよね……』
霧切「周りの反応を見ておかしいと思ったみたい、顔真っ赤にして苗木君を探してたわよ」クス
苗木「は、はは……」
霧切「じゃあ私は先に行ってるから……待ってるわよ、苗木君」ピッ
苗木「え、待ってよ霧切さんっ。誰のところへ、」
<おい貴様、苗木を見なかったか!?
苗木「」ビクッ
七海『十神くんの声だね』
<見てないよ? そうそう、狛枝くんがキミを探してたから逃げた方がいいんじゃない?尋常な様子じゃなかったし
七海『今度は花村くんかな?』
苗木「一旦やり過ごした方がよさそうだね……」コソコソ
苗木「さて、完全リセット機能を使ったところで」
七海『迷ってた割には、あっさりと決断したね』
苗木「躊躇ってる間に十神クンに捕まったら元も子もなくなりそうだったんだ……」
苗木「アプリをボクに送った人、か。モノクマはマスコットだから違うよな……」
モノクマ「そうだね、違うよぉ」
苗木「うわっ? いつの間に来たんだよ!」
モノクマ「ついさっき。 完全リセットおめでとう!あ、日向クンと大和田クンはちゃんと送ってきたから安心してね」
七海『……ちゃんと帰られる場所なんだよね?』
モノクマ「疑り深いなぁ。二人とも自分の教室に置いてきました! この時間なら誰かに起こしてもらえると思うよ?」
苗木「よ、よかった……」
モノクマ「そうそう。苗木クンのヒミツを暴露しないための一定回数もクリアされたから、安心して元の生活に戻ろうね!」
苗木「その前にこのアプリを送って来た人と話をしたいんだけど、誰か教えてくれないかな?」
モノクマ「……」
苗木「なんだよ」
モノクマ「その情報は開示を許可されてないから言えないねっ!」ピョーン
苗木(そんな上手くいかないか)
苗木「……うーん……」
苗木((希望ヶ峰学園のマスコットらしいけどアプリ開発なんてやっているのか……。いや中の人がやっているんだろうけど))
ウサミ『体が故障ちてて……ごめんなちゃい!それよりもあんた、例のヤツを、』
モノクマ『永遠に頒布する予定がないんだもの、そりゃあ永遠に試作品のままに決まってるじゃん』
霧切『話をつけてきたわ。許可は出しておくから来るように、だそうよ』
誰のところへ行こう?人物を指定 下3まで
―― 予備学科校舎 二学年教室 ――
苗木(こんな時、疑うべきは最初の方の被害者だ)
苗木(序盤に退場したと見せかけて、裏で暗躍してた。うん、ありそうな話だ)
苗木(今回該当するのは彼だ。 きっと“ツマラナイ”とか言いながら説明してくれるはず!)
苗木「日向先輩っ!」
……
………
…………
日向「え? 俺はアプリを製作する技術なんて持ってないぞ?」きょとん
苗木「ご、誤魔化しているんじゃないんですよねっ?」
七海『霧切さんは“その人”が待っているようなことを言ってたから、今更否定することはないんじゃないかな』
日向「?」
七海『それにここには霧切さんがいないよ?』
苗木「」
―― 教員棟 学園長室 ――
霧切「……」
仁「……」
霧切「……」
仁「……」
しーん
霧切「……来ないわね。(教員棟へ入る)許可が出たから来なさい、って言ったのだけど」
仁「そのカッコ内の部分は彼に伝えたのかい?」
霧切「……。苗木君の癖に生意気ね」ギリィ
仁「ツーカーの関係を築くのは難しいね」はは
霧切「……また彼に連絡してここへ来てもらう、というのは駄目かしら。彼がいないと質問に答えてくれないのよね?」
仁「残念だがそこまで時間を取っていないんだ。君から彼に伝えて貰ってもいいかな?
できれば今回の被験者である苗木君に、直接説明してあげたかったんだけどね」
霧切「私が来なかったら黙ったままだったのかしら?」
仁「できればそうしたかったよ? ただ、君がここまで調べ上げてきたのなら応えないとと思って、この場を用意したんだ」
仁「君と詐欺師君は、混乱の犯人である苗木君を拘束する役を担うだろう、と予測されていたんだけどね。事態に振り回されずに、君は私の元に来た」
仁「さすが私の娘だ」ニコ
霧切「……」
霧切(希望ヶ峰で再会した時、似たようなことを彼が言ったものだから、過去の私は果たせなくなってしまった)
霧切(“父と絶縁する”という、この学園に来た目的を)
霧切「……そう。 じゃあ質問させてもらうわ。そもそもあのアプリは何なのかしら?」
仁「証明だよ。既存の“超高校級”“元超高校級”の人材でも才能を集約することができる、というね」
仁「時間はかかったけどね。ダミーの団体からアプリに関係する才能を持った彼らに依頼を出してその結果を解析、改造したものだから」
霧切「……誰がその役割を?」
仁「希望ヶ峰に協力的な卒業生、あと教師陣だ。
最も寄せ集めだから出来上がったのも歪なものだったんだが。極端に好感度が変更されると思考が麻痺しがちになったりね」
霧切「寄せ集めでも形にして、多数の才能の集約はできると証明したかった……?」
霧切「証明して、“別の形での才能の集約”を阻止か抑制でもしたかったのね?」
仁「……生徒を使って“カムクライズル”を作る取組が進められていた。……この名前を言えば、分かってくれるね?」
霧切「……ええ」
霧切「それで、なぜ試験者が苗木君だったのかしら。アプリを使うならマスコットのロボット二体でもできそうなんだけど?」
仁「わざわざ聞かなくても、お前なら察しがついているんじゃないか?」
霧切「……アプリの判定結果はランダム。あまりに極端な結果だと危険を伴うし、苗木君が犯人とみなされて周りに拘束ないし報復される恐れがある。
そんな中でリセット機能を使って事態を収拾するには、運が必要よ。 それを見たかったのね?」
仁「……そうだ」
仁「通例だと“幸運”の生徒は才能を持たない“ハズレ枠”として研究者達から扱われていた。ただ、昨年入学した狛枝君の“運”は“才能”と言っても差支えがなくてね」
仁「彼の存在で“運”の研究に火がついた。“幸運”達の頭を開く発案も、身体的損壊が甚大になりかねない実験の発案もあった。
カムクラの製作と同じように、私はこれを抑えたかった。 他の生徒に多少混乱が生じようとね」
霧切「幸運の研究のために、苗木君にアプリが送られたのね……」
仁「狛枝君の“幸運”だと、どんな被害が出るか分からない。彼が除外されて77期以外の幸運が被験者候補に選ばれた頃、78期生のクラスで面白いものの試運転が始まっていた」
霧切「七海さんね」
仁「そうだ。スムーズにアプリを使うよう七海千秋に誘導してもらうことができる、苗木君が被験者に選ばれた」
仁「元々不二咲君にもアプリ製作の依頼を出していたからね。
アプリに彼の痕跡を多く残した上で、“生きた人間の感情を学習するソフトであること”“好感度と記憶をリセットする機能があること”を提示して使用するよう、アプリと共に七海千秋にメッセージを送った」
仁「最もモノクマのAIにアプリの核心に関することの発言許可は与えていないように、これらのメッセージを七海千秋は表すことを許可していない。 彼女を責めてはいけないよ」
霧切「アプリも、それを苗木君が使うことになったのも、生徒を決定的な被害から守るためのことだった、ということね」
霧切「……才能を育成する機関にいる割に随分と手ぬるいのね、貴方は」
仁「私はね、家を出たときから変わったつもりはないよ、響子」
霧切「………」
霧切「でも、もしもあなたが“才能”の魅力に憑りつかれた人だったら、私は今あなたをこう呼ぶこともなかったでしょうね……」
霧切「……父さん」
―――
その後、膨れっ面をした霧切さんに小言を言われながら、ボクは事態の原因に関することを知った。
驚いたのはその時、七海さんが許可されていない筈のメッセージの内容を明かしたことだ。
それ以外にも不二咲クンが彼女に発言を許可していなかったことをすらすらと喋る上、感情表現がAIと思えない程豊かになっていた。
不二咲「えっと、……オカルトみたいになっちゃうけど、もしかして、魂ってものが宿ったのかな……?」
バグじゃないけど制御が難しくなっちゃう、と彼は複雑そうに笑っていた。
完全リセット機能は“アプリに掛けられていた間の好感度と記憶が消される”というものだった。
みんなの様子を見る限り、すっぽり抜け落ちたのではなく曖昧に誤魔化されたようなものらしい。
ただ、“アプリに掛けられた人だけ記憶が消える”ので、
澪田「うっきゃー! 作った覚えのない曲が部屋に転がってたっす! なにこれすっげ!怨念ドロドロゲロゲロッ!」
ソニア「わたくしも集めた覚えのない舞園さんのグッズが部屋に溢れ返ってました!」
小泉「不気味ね。処分した方がいいんじゃない?」
澪田「そんな、もったいないっす! この曲唯吹の感性にピッタリだから捨てたくはないっすよ!」
ソニア「当たり前田のクラッカー、全て拝見しました! ジャパニーズアイドルは力強くて素晴らしいですね!」ぱああ
小泉「」
終里「ソニアはちょっと前から、マイソノって奴のことばっか言ってたような気がするけどなー」
澪田「真昼ちゃんと赤音ちゃんも聞くかい?」
終里「き、聞かねえぞ?! 小泉もダメだ、目に付く窓を全部割りたくなっちまうくらい、怖ぇ歌なんだからな!」
アプリに掛けられている時に収集した物や、アプリを掛けられていない人の記憶はそのままだったりする。
苗木「……つ、疲れたぁ……」ぐったり
理不尽に巻き込まれ理不尽な展開ばかり続いたけど、日常に戻れたし……うん、いいや。
いつもの不幸の一つと思おう。
ボクの唯一の取り柄は、人より前向きなことなんだから。
……ただ心残りがあるとすれば、
苗木(結局一組も、らーぶらーぶにならなかったなぁ……)
“らーぶらーぶ”という名前のアプリが、見事に詐欺になってしまったことくらいだ。
終わり
以上です。
アプリの送り主は家族愛の方面にキャラ崩壊した仁でした
複数の生徒にアプリに関わる依頼が出されている→一人でできるもん、なカムクラは中の人ではない
モノクマは希望ヶ峰学園のマスコット→管理者は希望ヶ峰学園→中の人は仁
というつもりでしたが、分かりにくい上にヒント少なすぎた
ざっくりとした設定でざっくりと進めてたので粗だらけ。すみません
参加して頂きありがとうございました
このSSまとめへのコメント
左右田厨、葉隠厨がひたすらウザいスレ