絵里「私の可愛い妹たち」 (82)
ラブライブssです
まったり更新になると思いますが、読んでいただけたら幸いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403527900
絵里「希、今日は久しぶりに練習休みだし、帰りにどこか寄っていかない?」
希「あ、ごめんえりち。今日にこっちの買い物に付き合うことになってて」
絵里「そうだったの? 残念……」シュン…
希「えりち、そんなにウチとデートしたかったん? 可愛いなぁ♪」ニヤニヤ
絵里「な!? で、デートってなによ!? ただ帰りに寄り道しよって言っただけでしょ!?///」
希「隠さんでもええんよ? えりちの気持ちはわかっとるから♪」
絵里「もうっ! 希っ!///」
希「ごめんごめん」クスクス
絵里「まったく、希はすぐ私をからかうんだから……///」
希「ところでえりち、もしよかったらウチらと一緒に買い物行く?」
絵里「え、いいの?」
希「もちろんええで! その方がにこっちも喜ぶと思うし、何よりこんな寂しそうなえりちをほっとけんからね」
絵里「べ、別に私そんな寂しくなんか……!///」
希「寂しくなんか?」
絵里「……あったけど……///」
希「やっと素直になったなえりち♪」ナデナデ
絵里「うぅ……///」
絵里(希にはやっぱり敵わないなぁ///)
希「じゃあ早速にこっちに話をしにいこうか」
絵里「ええ」
ガラガラッ…バンッ!
にこ「希っ!」
希「あ、にこっち、丁度いいところに。えりちも一緒に買い物に――」
にこ「話はあとあと! 今すぐ行かないとグッズが売り切れちゃう!」ガシッ
希「え、あ、ちょっと――」
にこ「ほら行くわよ!」タタッ
希「にこっち! そんな引っ張らんでも! ウチの話を――」
タタタタタタ……
絵里「……」ポカーン
絵里「……行っちゃった」
絵里「なんか勢いが凄すぎて声かける暇すらなかったわね……」
絵里「……今のにこの調子だと希の話なんか聞きそうにないし、残念だけど希たちとの買い物はまた今度かしらね」
*
絵里(今日この後どうしようかしら……。せっかくの休みなのにすぐ家に帰るっていうのも……)トボトボ
???「あれ? あそこにいるのって絵里ちゃん?」
???「あっ、ホントだね! おーい! 絵里ちゃーん!」
絵里「あら? この声は……ことりに花陽。お疲れ様。今から帰り?」
ことり「うんっ♪ 絵里ちゃんも今帰るところだったんだね」
花陽「あれ? 希ちゃんは? 一緒じゃないの?」
絵里「希はにこと一緒に買い物に行ったわ」
花陽「あ、そうだったんだね。絵里ちゃんと希ちゃんが一緒に帰らないのってなんだかちょっと珍しいね」
絵里「そう? まぁ確かにだいたい一緒に帰ってるからね」フフッ
ことり「絵里ちゃんはこの後はすぐ帰っちゃうの?」
絵里「どうしようかなとは思ってたんだけど……。二人は?」
ことり「ことりたちはこれから新しくできたクレープ屋さんに行くところなんだ♪」
花陽「今美味しいって評判になってるんだよね♪」
絵里「へぇ、クレープかぁ……」
ことり「ねぇ絵里ちゃん、よかったら絵里ちゃんも一緒にどうかな?」
絵里「私も?」
花陽「そうだね! 花陽も絵里ちゃんと一緒に食べたいな♪」
絵里「そうね……じゃあ一緒に行ってもいいかしら?」
ことぱな「「うんっ♪」」
*
ことり「ふわぁ~! 甘くて美味しいね~♪」
花陽「ホントだねっ! 口の中に入れた瞬間とろけちゃうよ~♪」
絵里「今度他のメンバーも連れてきて皆で食べたいわね~♪」
ことり「そうだね~♪ 」
ことり「……あっ、かよちゃん、ほっぺたのとこクリーム付いちゃってるよ?」
花陽「え? ホント?」
ことり「ことりがふいてあげるよ!」フキフキ
ことり「……はい、とれたよー!」
花陽「ありがとうことりちゃん♪」
ことり「どういたしまして♪」
花陽「お礼に一口どうぞっ?」
ことり「ありがと~♪」
絵里(こうして見てると二人はとっても仲良しな姉妹みたいね)フフッ
絵里(それに二人を見てるとなんだか癒されてくるわ……。ずっと見ていたいかも……)
ことり「あ、絵里ちゃん。絵里ちゃんも鼻に少しクリーム付いちゃってるよ?」
絵里「」ポケー
花陽「? 絵里ちゃん?」
絵里「……はっ! な、なに? どうかした?」
花陽「えっと、絵里ちゃんも鼻の頭にクリームが……」
絵里「えっ?」
ことり「よいしょ」フキフキ
ことり「はい、とれたよー♪」
絵里「あ、ありがとうことり……///」
花陽「絵里ちゃんぼーっとしてたみたいだけど何か考え事?」
絵里「あ、えっと、考え事というか……ただことりと花陽が姉妹みたいだなぁって思って」
花陽「花陽とことりちゃんが?」
絵里「ええ。とっても仲がいい姉妹を見てるようでつい微笑ましくなっちゃって」
ことり「姉妹かぁ。かよちゃんみたいな妹だったら大歓迎だなぁ♪」
花陽「花陽も優しくて可愛いことりちゃんがお姉ちゃんだったら嬉しいな♪」
ことり「ありがとうかよちゃん♪」ギュッ
花陽「わわっ! ことりちゃん……///」
絵里「本当に仲良しね」フフッ
花陽「あっ、でも花陽、ことりちゃんもなんだけど、絵里ちゃんみたいな美人でかっこいいお姉ちゃんも欲しいなって思うな……///」
絵里「えっ? 私?」
ことり「それはいいね~! 妹がかよちゃんで、お姉ちゃんが絵里ちゃんだったら毎日がもっと楽しくなりそう♪」
絵里「私が二人のお姉さん……か。それは確かに楽しそうね」フフッ
花陽「二人がお姉ちゃんなら花陽、いっぱい甘えちゃいそうだなぁ」
ことり「ことりはかよちゃんに甘えられたらなんでも言うこと聞いちゃいそ~」
絵里「私も。そしたら花陽はすごいわがままになっちゃうかもね」
花陽「えぇ~!? 花陽そんなにわがまま言わないよぉ!」
絵里「冗談よ、花陽」クスクス
花陽「え? 冗談?」
ことり「やっぱりかよちゃん可愛いなぁ♪」クスクス
花陽「///」
今日はここまでです
*
ことり「いろいろお話ししてたらだいぶ暗くなってきちゃったね」
絵里「明日も学校はあるし、そろそろ――」
prrrr…
絵里「あら? 電話? ……亜里沙からね。ごめん二人とも。ちょっとでてくるわね」
花陽「うんっ」
ことり「急がなくてもいいからね~」
*
絵里「もしもし、亜里沙?」
亜里沙『あ、お姉ちゃん? あのね、今日雪穂にお泊りしないかって誘われてるんだけど……』
絵里「お泊り? 良いわよ。行ってきたら?」
亜里沙『でも今日お母さんたちもお仕事で居ないし、お姉ちゃん一人で大丈夫?』
絵里「そ、そういえば……」
亜里沙『やっぱり断ろうか?』
絵里「お姉ちゃんなんだし一人で大丈夫よ! せっかく誘ってくれてるんだから楽しんできて?」
亜里沙『……うん。じゃあそうするね。でももし寂しくなったらいつでも言ってね? 亜里沙、すぐお姉ちゃんのところに行くから!』
絵里「ありがとう亜里沙。明日も学校あるんだから遅れたりしないようにね?」
亜里沙『うんっ!』
*
絵里「はぁ……」
ことり「あ、お帰り絵里ちゃん」
花陽「? ため息ついてるけど何かあった?」
絵里「あ、ううん、全然大したことじゃないんだけど……。今日亜里沙が雪穂ちゃんの家に泊まることになって、親も出張で居ないから今日は少し寂しいなって」
ことり「そっか~。でも絵里ちゃんも寂しかったりするんだね。ちょっと意外かも」
絵里「意外?」
ことり「うん。絵里ちゃんはなんでも一人でも大丈夫って感じがするというか……」
花陽「そうだね。なんていうか……強いってイメージがあるかな」
絵里「そんなことないわ。寧ろその逆。私なんて一人じゃ全然ダメよ? 生徒会は希が居てくれたからだし、μ'sだってみんなが居てくれるから……」
絵里「それでも私が強く見えるなら、それはみんなが……ことりや花陽が支えてくれるおかげだと思うわ」
ことぱな「「絵里ちゃん……!」」
絵里「な、なんか語っちゃったわね/// 恥ずかしいから今のは忘れて――」
ことぱな「「絵里ちゃーん!!」」
モギュッ!!
絵里「///!? こ、ことり? 花陽? どうしたの??」
ことり「ごめんね、絵里ちゃんがそんな風に思ってくれてるのが嬉しくなっちゃって♪」
花陽「花陽も! やっぱり絵里ちゃんはすごいね!!」
絵里「ことり……花陽……。ありがとね、二人とも♪」ナデナデ
ことぱな「「エヘヘ///」」
今日はここまでです
*
絵里「それじゃあそろそろ帰りましょうか」
ことり「もう少しお話してたかったな~」
花陽「学年は違うし、花陽たち三人でゆっくりお話する機会もあんまりないもんね」
絵里「確かにね。練習終わりでもそんなに時間はないし……あ、そうだわ!」
ことり「絵里ちゃん?」
絵里「ねぇことり、花陽。もし良ければなんだけど、今日私の家に泊まりにこない?」
花陽「え? 絵里ちゃんの家に?」
絵里「ええ。まだ私たち三人とも話し足りないみたいだし、私の家今日は誰も居ないから丁度いいかなって。どうかしら?」
ことり「絵里ちゃんが良いならことりは是非お泊まりしたいな♪」
花陽「花陽も!」
絵里「決まりね♪」
花陽「一度家に戻って着替えとか用意してくるね」
ことり「絵里ちゃんが寂しくなるといけないし、できるだけ早く行くから♪」
絵里「フフッ、ありがとう。でももう暗いし急ぎすぎて事故にあったりしないよう気をつけてよ?」
ことり「うんっ!」
花陽「それじゃあまた後でね!」
絵里「ええ。待ってるわ♪」
*
絵里「さて、ご飯の支度は順調、部屋も片付けて布団は敷いたし準備は万全ね。あとは二人が来るのを待つだけ――」
ピンポーン
絵里「――っと、噂をすれば、ね」
ガチャ
絵里「いらっしゃい、二人とも」
ことり「わぁ~! 絵里ちゃんエプロン姿だ!」
花陽「絵里ちゃんやっぱりエプロンも似合うね!」
絵里「ありがとう♪ さぁあがって」
ことぱな「「お邪魔しまーす!」」
ことり「あ、美味しそうな匂いがするね。この匂いは……カレー?」
絵里「ええ、そうよ。もう少しでできるからちょっと待っててね」
花陽「絵里ちゃん料理もできるなんてすごいなぁ!」
絵里「私が作れる料理なんてカレーとか簡単なものだけで、にこと比べたら全然よ?」
花陽「それでもすごいよ! さすが絵里ちゃん!」
絵里「そ、そうかしら? ありがとう///」
ことり「照れてる絵里ちゃんも可愛い♪」
絵里「もう、あんまりからかわないでよことり///」
ことり「なんだか亜里沙ちゃんが羨ましくなってきたな~」
花陽「そうだよね。こんな良いお姉さんが居るんだもんね」
絵里「今日は二人ともどうしたの? そんなに褒めても何もでないからね?///」
ことり「思ったこと言ってるだけだよ~? ね、かよちゃん♪」
花陽「うん♪」
絵里「///」
*
絵里「二人ともお待たせ! カレーできたわよ~!」
花陽「わぁ~♪」
ことり「ありがとー絵里ちゃん!」
絵里「花陽のはちゃんとご飯とカレーは分けてあるからね」
花陽「絵里ちゃん覚えててくれたんだね! ありがとう!」
絵里「ところで前も疑問だったんだけど、なんでご飯とカレーを別にしt」
花陽「気にしないでください!」
絵里「あ、はい」
絵里「それじゃあ食べましょうか」
ことぱな「「いただきまーす!」」
絵里「どうぞ、召し上がれ♪」
ことり「ぱくっ……もぐもぐ……。うんっ! とっても美味しいよ絵里ちゃん!」
花陽「これだけ美味しかったら毎日でも食べれちゃうよ♪」
絵里「ホント? ありがとう。喜んでもらえて良かったわ♪ おかわりもあるからたくさん食べてね?」
ことぱな「「うんっ!」」
*
花陽「はぁゎ~……美味しかった~♪」
ことり「お腹いっぱい食べちゃったね~♪」
絵里「フフッ、満足してくれたみたいで良かったわ♪ 後片付けは私がするから二人は暫くゆっくりしていてね」
ことり「あっ、片付けならことりも手伝うよ!」
花陽「花陽も手伝います!」
絵里「ありがとう。でも二人は今日はお客様なんだし、寛いでもらってていいのよ?」
ことり「ことりたちが手伝いだけだから遠慮なんてしないで? それに、ね、かよちゃん?」
花陽「うん! ゆっくりするのも絵里ちゃんと一緒の方がずっと楽しいよ!」
絵里「二人とも……。……ありがとう♪ それじゃあお願いしよっかな?」
花陽「うん!」
ことり「任せて♪」
*
ことり「一緒にご飯食べて、後片付けして……。さっきも少し話してたけど、ことりたち姉妹になったみたいだね~」
花陽「じゃあことりお姉ちゃん、それに絵里お姉ちゃん、かな?」
絵里「そう呼ばれるとちょっとくすぐったいわね///」
ことり「それならもっと言っちゃおう! 絵里お姉ちゃん♪」ギュッ
絵里「こ、ことり!?///」
花陽「じ、じゃあ花陽も! 絵里お姉ちゃん///」ギュッ
絵里「花陽まで……///」
ことり「えへへ/// 絵里お姉ちゃんとかよちゃんあったかーい///」
花陽「ことりお姉ちゃんもだよ~///」
絵里「二人ともこんなにくっついてちゃ片付けの続きできないわよ?///」
ことり「もう少しだけ……。ね?///」ギュー
花陽「うん。もう少しだけ……///」ギュー
絵里「……まったく、困った妹たちね///」ナデナデ
*
ことり「こっちかな?」
花陽「……」ズーン
ことり「それともこっち?」
花陽「……!」パァァ
ことり「ごめんねかよちゃん! えいっ」
花陽「ああっ! ま、また負けちゃった……。ことりお姉ちゃんと絵里お姉ちゃん強すぎるよぉ!」
ことり「かよちゃんは海未ちゃんと同じで顔に全部でちゃってるから」クスクス
絵里「そうね。ちゃんとポーカーフェイスにしなきゃね」クスクス
花陽「うぅ~難しいよ~」
ことり「でもそんなかよちゃんも可愛い♪ ね、絵里お姉ちゃん?」
絵里「ええ。とってもね♪」
花陽「///」
絵里「それにしても私たちすっかり姉妹みたいになっちゃったわね」
ことり「亜里沙ちゃんが居ない今日一日限定の姉妹だけどね♪」
花陽「でもこういうのも新鮮な感じで楽しいよね♪」
絵里「フフッ、そうね♪」
*
絵里「もうこんな時間ね。そろそろお風呂に入らないと。誰から入る?」
ことり「せっかくだから三人一緒に入ったらどうかなぁ?」
花陽「え? 三人一緒に?」
絵里「三人だとうちのお風呂じゃ少し狭いかもしれないけど……。でもその方が楽しそうね♪ そうしましょうか」
*
ヌギヌギ…パサッ
花陽(はわわ……///)
ことり(やっばり絵里ちゃんすごい……///)
絵里「? 二人ともどうかした?」
ことり「あっ! ううん! な、なんでもないよ?///」
花陽「そうそうっ! な、なんでもないですっ!///」
絵里「そう? じゃあ入りましょ」
*
ことり「やっぱりみんなで入るなら背中流しっこだよね~! かよちゃんのお肌白くてやわらかくてスベスベ~♪」
花陽「こ、ことりちゃん……/// は、恥ずかしいよ~……///」
ことり「本当のことだから仕方ないよ。ね、絵里お姉ちゃん?」
絵里「ええ、そうね♪」
花陽「絵里ちゃんまで……/// 二人に比べたら花陽なんて全然だと思うけど……///」
ことり「えへへ、ありがとうかよちゃん♪ でもかよちゃんのお肌がことりは一番好きなんだよー?」ギュッ
花陽「!? こ、ここ、ことりちゃん……!?///」
ことり「ほら、スベスベ~♪」スリスリ
花陽「あぅ……///」カアァ
花陽「え……絵里ちゃん、た、助けて……!///」
絵里「絵里ちゃんじゃなくて絵里お姉ちゃん、でしょ? さっきから忘れてるわよ~?」
花陽「え!? そ、そうだった……/// 絵里お姉ちゃんっ! 助けて~……!///」
絵里「どうしよっかな~? 花陽とっても嬉しそうだし」クスクス
花陽「ええっ!? 絵里ちゃぁん!///」
ことり「スベスベ~♪」スリスリ
花陽「はぅ~……///」プシュー
絵里「冗談よ花陽」クスクス
絵里「ほら、ことり。そのままじゃ花陽のぼせちゃうからその辺にしといてあげたら?」
ことり「う~ん、もうちょっとこうしてたかったんだけど仕方ないね。ごめんねかよちゃん?」
花陽「あ……うん……大丈夫……です……///」
ことり「じゃあ交代しよっか。今度は絵里お姉ちゃんを洗ってあげる番だねっ♪」
花陽「は、花陽が洗いますっ!」
絵里「それじゃあお願いね」
*
花陽「それにしても絵里お姉ちゃんの髪って長くてすっごく綺麗だよね。羨ましいなぁ~」
絵里「あら、ありがとう。花陽は伸ばしてみたりしないの?」
花陽「は、花陽は伸ばしても似合わないから……」
ことり「かよちゃんショートもとっても可愛いけど、ロングも絶対可愛いのになぁ」
絵里「私も似合うと思うわよ?」
花陽「で、でも……」
絵里「うーん……そうだ。だったら試しにウィッグとかつけてみたらどうかしら?」
ことり「ウィッグかぁ! いいかもね!」
花陽「ウィッグ……?」
絵里「ええ。付け外しできるから気に入らなければやめられるし」
ことり「もしそれで良さそうだったら伸ばしてみてもいいもんね」
絵里「どっちにしろちょっと気分転換になると思うから。どう、花陽?」
花陽「今まで考えたことなかったけど……。……うん、やってみようかなっ」
ことり「決まりだね♪」
絵里「今度時間ある時三人で見に行きましょうか」
花陽「うんっ! 似合うのあるかなぁ?」
ことり「かよちゃんならなんでも似合うよっ!」
花陽「そ、そうかな?//」
絵里「モヒカンとかも似合うかもね」クスクス
花陽「も、モヒカン!?」
ことり「確かにかよちゃんならモヒカンでも大丈夫かもね」クスクス
花陽「そ、そんなぁ……」シュン
絵里「もう、シュンとしないで花陽。これも冗談なんだから」
花陽「え!? じ、冗談なの?」
絵里「当たり前よ。ちゃんと似合うの選んであげるから♪」
花陽「よかったぁ……!」
絵里「あ~もう、ホントに花陽は可愛いんだからっ」ギュッ
花陽「うわっ! え、絵里ちゃん!?///」
ことり「あーずるいよ絵里お姉ちゃん! ことりもかよちゃんぎゅってしたいのに~!」
絵里「ことりはさっきやったから今度は私の番よ♪」
花陽「あぅぅ……/// だれかたすけてぇ……///」
*
絵里「じゃあ最後はことりの番ね」
ことり「お願いしまぁす♪」
絵里「……そういえばことり、さっきも思ってたんだけど胸、ちょっと大きくなった?」
ことり「え!? そ、そんなことないよ?」
絵里「ホントに~? 私の目に間違いないと思うんだけど……」
ことり「き、気のせいだよ気のせいっ!」
絵里「……じゃあ今日はそういうことにしておこうかな?」
ことり(ほっ……)
絵里「……と思ったけど、やっぱりやめた!」ムニュッ
ことり「ふぇっ!?///」
絵里「ホントのこと言わないと、思いっきりわしわしするわよ~?」モミモミ
ことり「え、絵里ちゃん! やめっ……あんっ!///」
花陽(絵里ちゃんが希ちゃんみたいに……!///)
絵里「ことり、絵里お姉ちゃん、でしょ?」モミモミ
ことり「あ……ん……絵里お姉ちゃん……///」
絵里「そうそう。で、どうなの~?」モミモミ
ことり「んっ……あっ……///」
花陽(はわわわわわわわ……///)
ことり「……あんっ……そ、それは……///」
絵里「それは……?」モミモミ
ことり「ち、ちょっとだけ……あ……んっ……/// 大きく……んあっ……なり……ましたっ……///」
絵里「うん、素直でよろしい♪」パッ
ことり「はぅぅ~……///」プシュー
花陽(み、見てはいけないものを見てしまった気が……///)
絵里「わしわしってけっこう楽しいわね♪ 希がやりたがるのがわかったかも」
ことり「はぁゎ~……///」
花陽(こ、ことりちゃんには悪いけど今のうちに脱出を……!)ソロソロ
絵里「あ、花陽」
花陽「は、はいっ!!」ドキッ
絵里「花陽もちょっと大きくなった気がするのよね」
花陽「えっと、じ、実はちょっと大きくなりましたっ……!」
絵里「そう。花陽は素直ね」ニコッ
花陽(た、たすかった……)
絵里「じゃあどれだけ大きくなったか実際にわしわしして確かめましょうか」ニヤッ
花陽「え!? え……え……え……?」
ダレカタスケテー
*
ことり「もう、絵里お姉ちゃんったらあんなことして~」
花陽「もうお嫁に行けません……」
絵里「ごめんごめん。ちょっとお姉ちゃん気分になって調子に乗り過ぎちゃって」
絵里「お詫びに今度美味しいもの奢ってあげるから」
花陽「美味しいもの!? ホントにっ!?」
絵里「もちろんよ♪」
花陽「やったぁ♪」
ことり「もう、美味しいものでつるなんて絵里お姉ちゃんずるいよぉ」
絵里「ことりにもちゃんと奢ってあげるから。それともお返しに私の胸でも揉む?」
ことり「ええ!? そ……それは……/// え、えっと……奢ってもらうのでいいです……///」カァァ
絵里「ふふっ、許してくれてありがとことり♪」
ことり「///」
*
絵里「明日も朝練あるし、そろそろ寝ましょうか」
花陽「うんっ」
ことり「はーいっ」
*
絵里「……」
ことり「……」
花陽「……」
ことり「……絵里お姉ちゃん、まだ起きてる?」
絵里「起きてるわよ。どうかした?」
ことり「絵里お姉ちゃんのお布団で一緒に寝てもいい? なんだか眠れなくて」
絵里「ええ。もちろんいいわよ」
ことり「ありがとうお姉ちゃん! それじゃあお邪魔しま~す♪」モゾモゾ
絵里「いらっしゃいことり♪」
ことり「えへへ♪ 絵里お姉ちゃん~」ギュッ
絵里「急に甘えん坊さんになっちゃったわね」ナデナデ
花陽「……絵里お姉ちゃん、花陽も一緒にいいかな……?」
絵里「花陽も眠れないの? ふふっ、いいわよ。おいで花陽」
花陽「そ、それじゃあ失礼しますっ」モゾモゾ
絵里「いらっしゃい花陽♪」
花陽「お姉ちゃんっ……///」ギュッ
絵里「花陽もことりに負けず甘えん坊さんね」ナデナデ
絵里「二人ともありがとね。おかげで今日一日とっても楽しかったわ」
ことり「ことりも本当のお姉ちゃんと妹ができたみたいで楽しかったよ♪」
花陽「花陽もです! またこうしてお泊りとかしたいねっ♪」
絵里「そうね。またこの三姉妹で、ね♪」
*
ことり「すぅ……すぅ……」
花陽「……むにゃむにゃ……」
絵里「二人とも寝ちゃったわね。ふふっ、可愛い寝顔」
ことり「……穂乃果ちゃん……待ってぇ……」
花陽「……白いごはんが……いっぱい……えへへ……」
絵里「どんな夢見てるのかしら? まぁ大体想像はつくけど」クスクス
絵里「さて、私も早く寝ないとね」
絵里「……頼りない姉かもしれないけど、これからもよろしくね。ことり、花陽」
絵里「おやすみなさい」
*
「え……ちゃ……」
絵里(……ん? なにかしら……誰かの声がするような……)
「お……て……えり……ん」
絵里(……この声は……ことり……?)
ことり「絵里ちゃんっ!」
絵里「ん……ふわぁ~。ことり……おはよう……」
ことり「絵里ちゃんおはよう。……あのね、起きたばっかりで悪いんだけど……その……///」
絵里「……え? ……あ」
モギューッ
絵里「わっ、ご、ごめんねことり!」パッ
ことり「あ、ううん、大丈夫だよ」
絵里「ホントにごめんね。苦しかったでしょ?」
ことり「苦しかったというよりは……その、ちょっとドキドキしたかな……///」ゴニョゴニョ
絵里「え? 今なんて?」
ことり「な、なんでもないよっ! そ、それよりかよちゃんを起こそうっ」
絵里「そうね。花陽、もう朝に……って、あら?」
花陽「すぅ……すぅ……」ギュー
ことり「かよちゃんは絵里ちゃんに抱きついて寝てたんだね♪」
絵里「ふふっ、とっても気持ち良さそうに寝てるわ。夢の中でたくさんごはんを食べれたのかもね」
ことり「? なんのこと?」
絵里「あとで教えてあげるわね♪ さぁ花陽、起きて~。もう朝よ~!」
花陽「……ふにゃ?」
*
花陽「うう……恥ずかしいよぉ……///」
絵里「まだ言ってるの花陽?」
花陽「だって夢の中でもごはんって……ただの食いしん坊だよ……///」
絵里「そう? とっても可愛かったわよ~♪」
ことり「いいなぁ~。ことりもかよちゃんの寝言聞きたかったなぁ♪」
花陽「ええ!? それはやめてぇ!」
絵里「ふふっ、ほら、この話はこれくらいにしましょ。みんなもう来てるみたいよ」
穂乃果「ことりちゃん、絵里ちゃん、花陽ちゃんおはよー!」
にこ「遅いわよ三人とも~」
真姫「この三人が一緒なんてちょっと珍しいわね」
絵里「昨日うちに二人が泊まりに来てくれたの」
凛「えぇ~!? かよちんとことりちゃんだけずるーい! 凛も絵里ちゃんの家泊まりたかったにゃー!」
海未「凛、無理言ってはダメですよ?」
絵里「大丈夫よ。凛、いつでも泊まりに来てね」
凛「やったー!」
希「それにしてもえりちとことりちゃんと花陽ちゃん、すごい仲良くなった気がする。まるで姉妹みたいやね」
絵里「ふふっ♪ ことり、花陽。私たち姉妹みたいだって♪」
花陽「えへへ、なんか嬉しいね♪」
ことり「うんっ! ホントの姉妹になれたって気がするね♪」
希「ホントの姉妹?」
ことり「昨日は一日ことりたち三人は姉妹ってことでお泊りしてたんだぁ♪」
絵里「可愛い妹が二人もできてとっても楽しかったわ♪」
穂乃果「えぇ~!? いいなぁ~! 穂乃果もことりちゃんを妹にしてみたかった~!」
海未「わ、私もことりを……///」ゴニョゴニョ
凛「凛はかよちんを妹にして甘えたいにゃ~!」
真姫「妹にするのに甘えるのね」
絵里「ダメよー? ことりと花陽は私の妹だからね!」
ことり「えへへ、そうだねっ!」
花陽「うんっ! 花陽たちは絵里ちゃんの妹、だねっ!」
希「なんかえりちたちが羨ましくなってきたな~」
にこ「そう? まぁ妹が可愛いのはわかるけど」
希「……そうや! ならうちも妹をつくればええんや!」
にこ「希も?」
希「うちの妹は……うん! 穂乃果ちゃんと真姫ちゃん、かな!」
穂乃果「穂乃果と真姫ちゃんが希ちゃんの妹?」
真姫「な、なに勝手に決めてんのよ?」
希「二人はうちがお姉ちゃんじゃ嫌?」
穂乃果「穂乃果は全然いいよー! 希お姉ちゃんっ!」ギュッ
真姫「わ、私は……! ……も、もう勝手にすればっ?///」カミノケクルクル
希「ふふっ、決まりやね♪」
希「じゃあ海未ちゃんと凛ちゃんはにこっちの妹やね」
にこ「いや、私は別に妹なら間に合って……」
凛「凛と海未ちゃんが……」
海未「にこの妹、ですか……」
にこ「な、なによ?」
凛「海未ちゃんがお姉ちゃんっていうのはわかるけど、にこちゃんは妹って感じだにゃ!」
海未「私もにこはどちらかというと妹という感じが……」
にこ「な!? あんたたちどういう意味よ!? 私はこれでもちゃんとリアルでお姉ちゃんやってるんだからねっ!?」
凛「わわっ! 逃げるにゃー!」タタッ
海未「ちょ、先に逃げるなんてずるいですよ凛!」タタッ
にこ「あんたたち待ちなさーい!!」タタッ
絵里「まったく、なにやってるんだか……。ほら、みんな早く朝練始めるわよー?」
絵里「じゃあ行きましょう、ことり、花陽」
ことぱな「「うんっ! 絵里お姉ちゃん♪」」
終わり
短めなのにかなりのろのろ更新になってしまいましたがこれで終わりです。
見てくださった方ありがとうございました!
このSSまとめへのコメント
ことぱなはやっぱり癒される♪
ハアハアしたわ