穂乃果「穂乃果はいつも皆を見ているよ」 (188)


ことり「穂乃果ちゃん……10年ぶりだね」
ことり「穂乃果ちゃん……10年ぶりだね」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395981999/)

のような、短編集みたいな感じで書いてきます。

注意
・人によっては不快に感じる設定なので、駄目だと思ったらブラウザバックお願いします。
・毎日少しずつ更新予定
 多分6月中には終わると思います。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402746128

キーンコーンカーンコーン


穂乃果「ふぁあ………」


穂乃果「んーっ……」ノビー


穂乃果「やっと授業終わったぁー」


穂乃果「海未ちゃんことりちゃん早く部室いこー?」


海未「それではことり、行きましょうか」


ことり「うん」

穂乃果「もー海未ちゃん、穂乃果を無視しないでよー」


穂乃果「この前お饅頭を勝手に食べたの謝るからさー」


ことり「海未ちゃん、今日も行くの?」


海未「はい、もちろんです。ことりも行きますよね?」


穂乃果「あれ?部室に行かないの?」


穂乃果「学校出てるけど……」

ことり「海未ちゃん途中でお花買うけどいい?」


海未「ええ、大丈夫ですよ」


穂乃果「んー?なになに?ことりちゃん愛の告白するのー?」


ことり「………」


海未「………」


穂乃果「もう、ことりちゃんも海未ちゃんも無視しないでよー」

海未「………」テクテク


ことり「………」テクテク


穂乃果「あ、そうだ。ことりちゃん、この前やってたあの番組見た?」


穂乃果「ほら、アイドル特集の!」


穂乃果「あれ面白かったねー」


ことり「………」

穂乃果「……もう」


穂乃果「なんで穂乃果を無視するの!?」


穂乃果「つまんないよ………」


海未「もうすぐですね」


ことり「………うん」

穂乃果「………お墓?」


ことり「……会いに来たよ」


海未「穂乃果………」




穂乃果『ああ、そっか………』


穂乃果『穂乃果死んじゃったんだっけ』

穂乃果『久々の家族旅行でアメリカに行った時』


穂乃果『転んで崖から落ちたんだっけ』


海未「まだ…見つかってないんですよね?」


ことり「うん……」

海未「だったら…もしかしたら…」


穂乃果『ごめん……』


ことり「でも……もう1か月も経ってるし…」


海未「ことり……お願いです…」


海未「少しだけ、少しだけでいいので希望を持たせてください…!」ウルウル


穂乃果『本当にごめん……』

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絵里「みんな集まったわね」


真姫「なによ、急に呼び出して」


絵里「ごめんなさい。でもちょっと皆に見てもらいたいものがあって」


海未「見てもらいたいもの、ですか……?」


絵里「ええ。花陽お願い」

花陽「みなさん、これを見てください…!」


穂乃果『ええっ!?』


凛「これ………もしかして」


ことり「もう一度ラブライブが…!?」


にこ「うそ……!?」


絵里「ええ。来年の3月にラブライブの本大会があるわ」


穂乃果『やったね皆、ラブライブに出れるかもしれないんだよ!』


真姫「………何が言いたいの?」

絵里「私個人の意見を言わせてもらうと、私はラブライブに出たい」


絵里「穂乃果もきっと応援してくれると思うから……」


穂乃果『うん!穂乃果応援するよ!』


絵里「みんなはどう思う?」


海未「その、私は……反対です」


海未「いえ、少し違います。…正確には参加できません」


海未「私には穂乃果がいないμ'sが考えられなくて……」

穂乃果『海未ちゃん………』


希「その…!」


ことり「希……ちゃん?」


希「ウチ、時々感じるんよ…」


希「なんていうか、その、穂乃果ちゃんがここにいて…な」


希「今もラブライブに出て!って言ってるような」


穂乃果『希ちゃん、もしかして穂乃果のことわかるの…?』

希「なんて、これはウチの勝手な思い込みかもなんやけど…あはは…」


穂乃果『やっぱり…そうだよね』


ことり「ことりも……」


ことり「ことりも穂乃果ちゃんがここにいたら「頑張ろう!」って言ってくれる気がする」


海未「ことり……」


海未「………少し、ひとりにさせてください」ガチャ


穂乃果『あ、待って海未ちゃん!』ヒュー

にこ「まったく……あんたたち、自分の意見に穂乃果を使わないの」


真姫「……にこちゃんはどうなの?」


にこ「にこはもちろん出たい。これは何があっても変わらないわ」


にこ「凛も花陽もそうでしょ?」


凛「うん」


花陽「花陽も……そうだね」

絵里「あとは、真姫。あなただけよ」


真姫「ああもう、勉強に集中できると思ったのに…」


にこ「そんなこと言って、本心はやりたいくせに」


真姫「むぅ………」


凛「あはは、真姫ちゃん解りやすいにゃー」

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穂乃果『屋上静かだね』


海未「………」


穂乃果『海未ちゃん……』


海未「穂乃果なら」


穂乃果『ん……?』


海未「穂乃果ならどうしますか?」

海未「もし、私が死んでしまって」


海未「それでもラブライブ出場を目指しますか?」


穂乃果『よく…わからないよ』


穂乃果『よくわからないけど、穂乃果が海未ちゃんの立場にいたらきっと進んでいたと思う』


穂乃果『だってこれは皆で目指した目標なんだから』


穂乃果『ひとりだけ立ち止まったり…できないよ』

海未「……穂乃果?」クルッ


海未「いま……穂乃果がいたような」


穂乃果『海未ちゃんもしかして…!』


海未「いえ、気のせいですね……」


海未「どうしてでしょう……穂乃果に励まされたような気がします」


「海未ちゃーん」


海未「この声は……ことりですね」

海未「私を探しているのですね」


海未「ひとりになって少しですが、考えがまとまりました」


海未「戻りましょう」


穂乃果『うん、頑張って海未ちゃん』





海未「皆で目指した目標……ですか」ボソッ

今日はここまで
明日からは1日2、3レスのペースになると思います。


内容が内容なだけに内心びくびくしながら書いています。
何かコメントが欲しいです……

おつ
見てるよ

なんか質問したら雰囲気崩すし黙って見てようかと思って

>>24
質問があれば随時答えたいと思っています。
どういった質問でしょうか?

お墓があるということは、周囲や家族は死んだという確信を共有してるのかな?と思ったぐらい

追々語られるだろうと思っていたので大丈夫です

>>35
そうですね。その認識でよろしいかと思います。
ただ海未ちゃんだけもしかしたらー、と思っています。

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穂乃果『なんでかわからないけど』


穂乃果『いけるところに制限があるみたいだね』


穂乃果『音ノ木坂校内か、μ'sの皆と一緒にしか行動できないみたい』


穂乃果『今日は誰かに憑いて帰れなかったからひとり学校でお留守番』


穂乃果『何もすることがなくて暇……』

穂乃果『ところで、なんで制服着てるんだろう…?』


穂乃果『こういうのって最後に着ていた服とかだと思ったのに』


穂乃果『まぁ、音ノ木坂の制服好きだから別にいんだけど…』


穂乃果『ことりちゃんの衣装着れないのが地味に辛いかな』アハハ


穂乃果『………』


穂乃果『………やっぱり暇だよぅー』

穂乃果『そうだ!今のうちに練習すれば……!』


穂乃果『ラジカセには触れないけど』


穂乃果『練習の時に何度も聞いてるから覚えてるや』


穂乃果『今のうちに練習して、皆をあっと驚かせちゃえ!』クスクス

穂乃果『はっ……!ほっ……!』ズルッ


穂乃果『おおっと!?』


バタン


穂乃果『あいたた……この体やっぱり慣れないなぁ』


穂乃果『なんていうか、体が軽いっていうか』


穂乃果『意識してないと上に上がってしまいそうっていうか……』

穂乃果『そういえば、予選の曲なににするんだろう』


穂乃果『確か新曲だよね?』


穂乃果『新しいのだとダンス覚えるの大変だなぁー…』


穂乃果『………よし、みんなに迷惑かけないように早くこの体に慣れよう!』


穂乃果『だからあと一回、踊って……』

今日はここまで
あと、遅れましたが>>23-34で色々コメントありがとうございました。

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希「………」ペラッ


穂乃果『なんだか男の人が楽しそうに踊ってるね。どんなカードなの?』


希「これは『愚者』のカードやね。名前の割に「出発」や「自由」って意味なんやけど……」


希「ってあれ……?」キョロキョロ


希「気のせい……かな?」


希「ウチひとりなんに……」

穂乃果『気のせいじゃないよー!』


穂乃果『希ちゃん霊感強いって前言ってたよね?気付いてよー!』


希「でも、まぁ…‥」


希「エリちが新生徒会長に海未ちゃんを指名した時はどうなるかと思ったけど」


希「案外大丈夫そうやね」

希「なんていうか、最近の海未ちゃんは強くなったよ」


希「穂乃果ちゃんがいなくなった時なんて、ちょっとでも触ると崩れて消えてしまいそうだったのに」


希「………強がってなければいいんやけどな」


希「強がってるって言ったらにこっちも心配やね。なんだか最近様子おかしいし……」


希「それに花陽ちゃんも――――」


穂乃果『希ちゃん、いつも皆の事心配してくれてありがとうね』


穂乃果『あーあ…生きている時にお礼言いたかったなぁ』

今日はここまで
アニメ最新話の評判がいいらしくてなんだか怖いです。

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海未「穂乃果、聞いていますか?」


海未「私たちは最終予選に進みました」


穂乃果『うん。知ってるよ』


海未「相手はA-RISEですが、私たちは負けません」


海未「きっと勝ちます。ですから、応援してくださいね」


穂乃果『ううん、応援なんてしないよ。穂乃果もステージに立つから』


穂乃果『一緒に頑張ろう…!』

絵里「海未……」


海未「絵里…。絵里も穂乃果に報告ですか?」


絵里「ええ。って言っても海未がもう報告しちゃってるわね」


海未「いえ、穂乃果もきっと喜ぶと思いますから絵里からもお願いします」


絵里「そうね。あのね――――」


穂乃果『もう、嬉しいけどこれで何回聞いたかなー』アハハ

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真姫「………」


「~~~♪」


穂乃果『いつ聴いても真姫ちゃんのピアノいいねぇ』


穂乃果『いいんだけど………何かが足りない』


真姫「これで…いけるわ」

穂乃果『え、真姫ちゃんいいの?』


真姫「この曲で勝負よ」


真姫「んー……なんだか疲れちゃったわ」ノビー


穂乃果『なんだろう何か足りない気が………ああっ!』


穂乃果『真姫ちゃんわかった!わかったよ!』

穂乃果『この曲はあれだよ、力強さが足りないんだ!』


穂乃果『なんていうか、サビでずばーん!っていうのが欲しいよ!』


真姫「…………ずばーん」


穂乃果『………え?』


真姫「………」

ガラッ


凛「真姫ちゃん帰るにゃー」


真姫「凛、花陽。ごめんなさい先に帰ってて」


花陽「もう少しかかりそう?」


真姫「完成した……って思ったのだけど、もう少し考え直すことにするわ」


真姫「なんだかインパクトが……そうね。ずばーんってしたのが足りない気がしたのよ」

凛「真姫ちゃんにしては抽象的だね」


真姫「…そう?」


花陽「うん。なんていうか……凛ちゃんや穂乃果ちゃんみたいな」


真姫「そうね……なんだか穂乃果の声が聞こえた気がしたのよ」


花陽「穂乃果ちゃんの…?」


凛「不思議だにゃー」

今日はここまで
なんだかアニメ最終回付近で終わりそうだったので、少しペース上げます。
来週中に完結目標です。

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穂乃果『なんだか強く念じると想いが伝わる気がする』


穂乃果『ちょっと真姫ちゃんで試してみよう』


穂乃果『むむむ……マカロン…マカロン…!』


凛「それじゃあ、帰ろー!」


花陽「なんだかお腹すいちゃった…」

真姫「練習前におにぎり3個食べてたのに…さすが花陽ね」


花陽「え、て、照れるよぉ」


凛「かよちん、褒めてないにゃ」


花陽「ええっ!?」

凛「んー……それじゃあ、帰りにラーメン食べて帰ろうよ」


穂乃果『マカロン……マカロン…!』


真姫「そうね……なんだか甘いものが食べたい気分ね」


穂乃果『おおっ!?』

穂乃果『これは……もしかして!』


真姫「そうね……マ――――」


花陽「それなら駅前のドーナツ屋にしない?クーポン券あるんだ」


真姫「ドーナツ……。私はそれでいいわ」


穂乃果『へ……?』

凛「凛もそれでいいにゃー」


凛「それじゃあさっそくいこー!」グイ-


真姫「え、きゃあ!?」


花陽「凛ちゃん引っ張らないでー!」


穂乃果『…………』ポカーン


穂乃果『………はっ!?ま、待って!穂乃果を置いて行かないでー!』ヒュー

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穂乃果『しまった……』


穂乃果『今日も寝過ごしてひとり学校にお留守番だ…』


穂乃果『あぁー……暇だなぁ……』ゴロゴロ


ガラッ


穂乃果『あれ……花陽ちゃんだ』

花陽「花陽が一番足引っ張ってるから…」


花陽「練習もっと頑張らなくちゃ…!」


カチッ


「~~~♪」


花陽「ほっ……!はっ……!」


穂乃果『花陽ちゃん……』


穂乃果『がんばれー…がんばれー…!』

今日はここまで
このSS書いていたら海未ちゃんがとても好きになってきました。

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ことり「………」サラサラ


ことり「よし、できた……!」


穂乃果『おおー!この衣装で最終予選に挑むんだね!』


穂乃果『なんていうか……真っ白で、純白の雪だね!』


ことり「はぁ………」


穂乃果『………どうしたの?』

ことり「いいの……かな?」


ガチャ


ことり「あ、絵里ちゃん」


絵里「どうことり?衣装のデザインは完成したかしら?」


ことり「うん。できたけど……」

絵里「なんだか乗り気じゃないのね」


ことり「うん……今までは海未ちゃんか穂乃果ちゃんに感想貰ってたんだけど」


絵里「海未は生徒会で忙しいものね」


絵里「私でよかったら見せてくれないかしら?」


ことり「うん。どうぞ」

絵里「綺麗………雪をイメージしているのかしら?」


ことり「うん。曲のイメージに合わせて作ったんだけど…」


絵里「……どうしたの?」


ことり「穂乃果ちゃんなら…なんて言ってくれたのかな…って」


絵里「そうね………きっと「お饅頭みたい」って言うんじゃないかしら」

ことり「ふふっ………」クスクス


穂乃果『絵里ちゃん、穂乃果だってまともな感想くらい言えるよー!』


絵里「ふふっ、笑った」


絵里「よかったわ。ことりったら最近ずっと悩んでたから心配してたのよ」


ことり「え、ことりが……?」


絵里「ええ、そうよ。もしかして気付いていなかった?」

絵里「ことりが悩んでちゃ、凛や花陽が困っちゃうわ」


絵里「私でいいなら相談に乗るわよ」


ことり「うん……そうだね」


ことり「ありがとう絵里ちゃん」


絵里「誰かの問題は皆の問題よ?私たち『9人』でμ'sなんだから」

ことり「……うん」


穂乃果『絵里ちゃん。ことりちゃんってさ』


穂乃果『誰かといないと不安で押しつぶされる時があるんだ』


穂乃果『だから……ことりちゃんをこれからもお願いするね』

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海未「ワンツースリーフォー…!」


穂乃果『よっ……!ほっ…!』


穂乃果『っと…うわぁ!?』グラッ


バタン


穂乃果『あいたた…ごめん皆!』


海未「そこまで!」

ことり「やったー!」


にこ「みんな完璧じゃない!」


絵里「これならきっとA-RISEにも勝てるかも……!」


希「エリち。勝てるかもやないよ?絶対勝つんよ」


絵里「ええ、そうだったわね」

凛「うん……勝てるよ」


花陽「ラブソングなんて最初はどうなっちゃうんだろうって思ったけど」


真姫「大丈夫そうね」


絵里「ええ。穂乃果もきっと応援してくれていると思うわ」


絵里「だから、もっと練習して完成度を高めましょう」


穂乃果『…………』

穂乃果『わかってるよ……』


穂乃果『穂乃果が歌って踊っても皆から見えないし、練習する必要なんてないって』


穂乃果『でも、皆と一緒にステージに立ちたいから……!』


穂乃果『誰にもわからなくていい。褒められたり、喜んでもらったりしなくてもいいから』


穂乃果『皆と一緒に居たいよ…!』

今日はここまで
明日明後日なんですが、夕方もしくは夜の更新となります。

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穂乃果『…………』


穂乃果『………はっ!』


穂乃果『少し意識が飛んでたよ』


穂乃果『日に日に意識が飛ぶ感覚が短くなってる気がするや』

穂乃果『あはは……もう、長くないのかな?』


穂乃果『やだなぁ…せめて絵里ちゃん達の卒業式まで持ってくれるといいんだけど』


穂乃果『ううん、そんなこと考えちゃ駄目!』


穂乃果『できるって思わないと!』


海未「それでは、私は帰りますね」


穂乃果『って、もう皆帰り始めちゃってる!?』

希「ああうん。また明日なー」


穂乃果『うーん。今日は海未ちゃんのお家にお泊りー』ヒュー


穂乃果『海未ちゃん今日はお願いねー』


海未「………」テクテク


穂乃果『海未ちゃんのお母さんのごはん、とっても美味しいし見てるだけでも楽しいよ』


海未「………」

穂乃果『あーあ、最後にご馳走食べてから死にたかったなぁー』


穂乃果『最後に食べたのなんだっけ……?』


穂乃果『ああ、ホットドッグか!マスタードのすごく効いたの!』


穂乃果『あれも美味しかったな』


穂乃果『雪穂ったら、マスタードでむせててね』クスクス


海未「………」テクテク


穂乃果『やっぱり誰かと会話したいな……』

海未「………」ピタッ


穂乃果『海未ちゃんどうしたの?公園に何かあるの?』


穂乃果『あれ?公園にいるのって……雪穂だー!』


穂乃果『おーい、雪穂ー!そんなところでなにしてるのー?』


雪穂「………」


海未「………」テクテク


穂乃果『あ、海未ちゃん……』

雪穂「はぁ………」


海未「………」ピタッ


雪穂「ひゃあ!?」


海未「お久しぶりです。どうかしましたか?」


雪穂「海未……さん…」


海未「冷えますよ?コーヒーをどうぞ」


雪穂「ありがとう……ございます」

海未「………」


雪穂「………」ゴクッ


雪穂「あちっ……!?」


海未「…大丈夫ですか?」


雪穂「はい・・・大丈夫、です」

雪穂「………」ゴクッ


雪穂「苦い……」


海未「ふふっ……」クスッ


雪穂「………?」


海未「やっぱり穂乃果の妹ですね。穂乃果も甘いものが好きでしたし」

雪穂「………」


雪穂「お姉ちゃんさ」


海未「………?」


雪穂「私が…殺したんだ」


海未「え………?」

雪穂「私が…あんなところではしゃがなければ」


雪穂「お姉ちゃん…足を滑らさなくて済んだのに…」


雪穂「お姉ちゃんの人生……私が奪っちゃった」ポロポロ


穂乃果『違うっ!』


穂乃果『あれは穂乃果が悪いの!』


穂乃果『雪穂は悪くないよ!』

穂乃果『雪穂の事恨んでないから…いつもみたいに笑っててよ……』


海未「……穂乃果はきっと恨んでいませんよ」


海未「穂乃果は誰かを恨むような人ではありません」


雪穂「でも……」


海未「妹ならわかりますよね?」


雪穂「………」

海未「あの穂乃果の事です。今頃天国で美味しいもの食べながらぐうたらとしていますよ」


雪穂「………」


海未「………私たちが穂乃果をラブライブに連れて行きます」


海未「ですから落ち込まないでください」


海未「雪穂が笑っている方が、きっと穂乃果も喜びますよ」


雪穂「うん……うん」ダキッ


雪穂「………ぐすっ」


海未「ふふっ………」ナデナデ


穂乃果『海未ちゃん……ありがとう』

今日はここまで
あと4日前後で完結します。

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穂乃果『あれ?まだにこちゃんしか来てないんだ』ヒュー


にこ「………」


穂乃果『なにしてるんだろう?』


にこ「………ついに」フルフル


穂乃果『?』


にこ「ついにラブライブに出れるのね」ウルウル

にこ「穂乃果がいなくなっちゃうし……A-RISEが相手だし……」


にこ「もう駄目なんじゃないかと……」ポロポロ


穂乃果『にこちゃん……』


にこ「ひっぐ……ぐすっ…」


穂乃果『もっと素直になればいいのに』フフッ


穂乃果『あ、足音。皆が来る』

にこ「………!」ハッ


にこ「………」ゴシゴシ


にこ「こほん……」


ガチャ


凛「おっはよー!」


にこ「おそーい!」

花陽「にこちゃん早いね」


にこ「当たり前でしょ」


にこ「A-RISEに勝っていい気になってるんじゃないの?」


にこ「いい?にこ達はやっとスタートラインに立てたのよ」


にこ「これからは今以上にビシバシいかないとラブライブ優勝なんてできないわよ」

凛「うへぇー……にこちゃん、なんだか海未ちゃんみたいだにゃー…」


にこ「ほら、早く着替えて。皆が来るまで笑顔の練習するわよ!」


花陽「う、うん!」


穂乃果『本当、素直になればいいのにね』

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希「大丈夫?エリち」


絵里「ええ……。大丈夫よ……大丈夫」


絵里「でも、手を繋いでくれるかしら」


希「うん、いいよ」ギュ


希「ほら、にこっちも」

にこ「にこは別に……」


真姫「そう言ってる割に手が震えてるわよ」


にこ「ま、真姫ちゃんこそ…!」


海未「無理もありません。もうすぐ本番なんですから」


ことり「海未ちゃん落ち着いているね」


凛「一番駄目そうだったのに」

海未「穂乃果が…そばにいるって思うと気持ちが安らぐんです」


穂乃果『実際そばにいるもんね』アハハ


花陽「な、なるほど……」


希「さすが海未ちゃんやんな」

絵里「よし、それじゃあ皆で円陣を組みましょう」


希「そうやね。気合注入やん」


海未「ことり。そこは空けておいてください」


ことり「うん。穂乃果ちゃんの所だね」


穂乃果『海未ちゃんことりちゃん……』

絵里「ふぅ………」


絵里「1!」


ことり「2!」


海未「3!」


真姫「4!」


凛「5!」

花陽「6!」


にこ「7!」


希「8!」


穂乃果『9!』


絵里「ミューズ…!」


一同「ミュージックスタート!」


穂乃果『行こうみんな!最高のライブにしよう!』

今日はここまで

少し早いのですが、次回作のお話
のんたんが皆とお昼寝するSSを書く予定でしたが、
SS雑談スレでヤンデレがうんぬんと話題になっているのを見て、急に病んだ穂乃果ちゃんを書きたくなりました。
次回は病んだ穂乃果ちゃんのSSになると思います。

おいおいお昼寝書いてくれよヤンデレとか性格歪んだやつにしか需要ないよ

>>117-122
と、とりあえず荒れそうなので
次回作のSSはほぼ同時期に書くことにします。
これで問題無いですよね……?

あと数日に分けて書いていくつもりでしたが、気が変わりました。
今から一気に投稿して、さっさとHTML化依頼を出します。

それと次回作の話ですが両方暫くは投稿しないことにします。

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絵里「…………」


にこ「………」


希「………」


花陽「あ、あの……その……」ウルウル


穂乃果『みんな……』

希「はぁ………ああもう、このままやったら気が滅入ってしまうよ」


凛「希ちゃん…」


希「優勝はできんかったけど、皆とあの会場で踊れたのはとても嬉しかった」


希「精一杯頑張ったんや。だから……もう思い残すことはない」


希「………さあて、そろそろ帰ろか?」


希「4位入賞祝いのお鍋パーティーするよ」


希「ほら、エリちもいつまでも落ち込まんと」

絵里「……そうね。落ち込んでちゃ…駄目ね」


ことり「絵里ちゃん…」


絵里「みんなごめんなさい。私が至らなかったせいで…」


絵里「優勝こそ逃したけれど、皆と一緒に居れた時間はとても素敵で幸福で」


絵里「かけがえのない大切な思い出になったわ」


穂乃果『声……震えてる』

にこ「………」テクテク


真姫「にこちゃんどこいくの?」


にこ「どこって……お鍋パーティーするんでしょ?」


にこ「買い出しにいかなきゃ」


にこ「4位入賞なんて………大健闘じゃない」ウルウル

凛「………ふぅ」


凛「それじゃー、早くお買い物行くにゃー!」


凛「凛と一緒に買い出しに行きたいのは誰かなー?」


凛「かよちん?それともことりちゃん?」


凛「…早く、しないと……お肉が売り切れちゃうにゃ」フルフル


穂乃果『凛ちゃん無理してる……』

花陽「そ、そうだね…早くしないと、ね」


花陽「行こっか……ことりちゃん」


ことり「………うん。そうだね」


希「こほん……さて、お鍋って言ったけど何鍋にする?」


希「やっぱ闇鍋とか?」


絵里「こらこら、食べれるものにしなさい」クスッ

海未「………」


ことり「海未ちゃん、皆行ってるよ?」


海未「………したかったです」


ことり「海未ちゃん……?」


海未「優勝……したかったです」


海未「優勝して……穂乃果に報告を……したかったです…!」ポロポロ

海未「どうしてっ!」


海未「どうして私たちが優勝できなかったのですか!?」


海未「最高の……ライブでしたのに!」


海未「絵里も希もにこも満足しているのですか!?」


絵里「海未……」


海未「私たちは……μ'sは優勝して…」


海未「穂乃果に……」


海未「ほの……か……にぃ…」

海未「うぇ……ひっぐ……うぅ…」ポロポロ


絵里「やめてよ……海未…」ウルウル


絵里「ずっと…堪えてたんだから」


絵里「やめ……なさい……」ポロポロ


海未「ほの…かっ…」


絵里「海未……!」

ことり「海未ちゃん、ごめん。ずっと無理してたんだよね」ギュ


海未「ほのか……ほのかぁ……」


ことり「もう無理しなくていいんだよ……?」


ことり「だから……一緒に泣こう?」ポロポロ


海未「ほの……うぅ……」


海未「うわぁあああん!」

絵里「うぅ……ひっぐ……」


希「ほら、エリち……泣かんと」


希「綺麗な顔が台無しになるよ…?」ウルウル


絵里「ぐす……けほっけほっ…」ギュ


希「本当……泣かんでよ」ポロポロ

穂乃果『海未ちゃん……穂乃果は、満足だよ』


穂乃果『形は少し違うけど、皆と一緒にラブライブに出れたこと』


穂乃果『人生で最高のライブだったよ』


穂乃果『本当なら、ぎゅって抱きしめてあげたいけど』スゥー


穂乃果『あはは……やっぱり駄目だ』

穂乃果『みんな、海未ちゃんと絵里ちゃんをお願い』


穂乃果『………おかしいな』


穂乃果『涙が出ないや…』


穂乃果『やっぱり不便だなぁ…この体』

穂乃果『………』


穂乃果『……もうそろそろ限界みたい』


穂乃果『穂乃果、行くね』


穂乃果『だいぶここに居すぎちゃったから、もしかしたら神様に怒られちゃうかも』アハハ


海未「ほのっ……ほのかっ……」グスッ


穂乃果『……それじゃあね、みんな』


穂乃果『先に、天国で待ってるから―――――』


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この先>>142からの分岐で3パターン書きました。
お好きなのをどうぞ

「穂乃果……」


穂乃果(だれ……?)


「穂乃果…!」


穂乃果(だれなの……?穂乃果を呼んでいるのは…)


「起きなさい穂乃果!」

穂乃果「うひゃあ!?」ガバッ


穂乃果母「いつまで寝ているつもりなの?」


穂乃果「あれ……ここ」キョロキョロ


穂乃果「……空港?」


雪穂「ずいぶんうなされたり笑ったりしてたけど、どんな夢みてたの?」

穂乃果「へ?夢…?……そういえば夢を見てたような…見てないような…」


雪穂「どっちなの……。それよりもお姉ちゃんいいの?」


穂乃果「なにが?」


雪穂「なにがって……お土産。空港で買うって言ってたでしょ?」


穂乃果「…………ああーっ!」

穂乃果「そうだった!まだにこちゃんと花陽ちゃんのお土産買ってないんだったー!」


穂乃果母「買いに行くなら早くしなさい。早くしないと飛行機きちゃうわよ」


穂乃果「うん!雪穂行こう!」


雪穂「えぇー……。お姉ちゃんひとりで行ってきなよー」


穂乃果「花陽ちゃんのお土産がひとりで持てないんだよー!」

雪穂「何頼まれたの……」


穂乃果「ほらほら、早くしないと!」グイ


雪穂「え、うわぁ!?」


穂乃果「お母さん、30分以内に戻ってくるからー!」タッ


穂乃果母「はいはい、ちゃんと待ってるから気をつけていってらっしゃい」

雪穂「お姉ちゃん引っ張らないで―!」


穂乃果「雪穂ー!」


雪穂「な、なに!?」


穂乃果「穂乃果ね、なんとなくだけど。雪穂大切にしようかなって思うの!」


雪穂「な、なんでっ!?っていうか、そう思うならとりあえず手を放してー!」




ed.1 夢の中で
おしまい

>>142からの分岐2


海未「穂乃果、あなたがいなくなってもう5年になります」


海未「もし生きていたら、今頃何をしていたのでしょうか」


海未「……そのような事、考えないようにしていたのに」


海未「どうしてでしょうか…?」


海未「ここだと、ついそのような事を考えてしまいます」

海未「………いけませんね」


海未「そうでした。今日は嬉しい報告があります」


海未「既に本人から直接報告はあったと思うのですが」


海未「凛が結婚します」


海未「まさか、凛が私達の中で一番最初なんて……意外ですよね」フフッ


海未「相手の方はとてもいい人でしたよ」

海未「私……ですか?」


海未「私にはまだ……先の話です」


海未「………」


海未「もう、頻繁にここを訪れるのも私だけになりましたね」


海未「………私もいい加減、穂乃果離れしないといけませんね」


海未「次は……そうですね。きっと年明けになると思います」

海未「年明けには必ず訪れるので悲しまないでください」


海未「それに私たちはずっと、あなたの事を忘れません」


海未「ずっといつまでも――――」


海未「私達の大切な穂乃果」





ed.2 ずっといつまでも
おしまい

>>142からの分岐3


楽しい人生だった?

穂乃果『うん、海未ちゃんやことりちゃん。それに皆がいて、とても幸福な人生だったよ』


満足?

穂乃果『うん、満足だよ』


後悔はない?

穂乃果『後悔は……ないよ』


本当に?

穂乃果『本当は………卒業式までいたかったかな…』


後悔は?

穂乃果『後悔しかないよ…!人生で一番楽しいときに死んでしまうなんて…!』


満足?

穂乃果『満足なわけないよ!もっと……!もっとずっと皆といたかった!』


さっき言った事と違うよ。うそつきだね

穂乃果『本当……そうだね』


そんなうそつきには罰を与えなくちゃ

穂乃果『罰……?』


キミは大勢の人を楽しませ続けるんだ
楽しませて、喜ばせて……そうすればキミはずっと皆と一緒だよ

穂乃果『……何言ってるのかわかんないよ』


進んだ時間は戻せないけど
キミの器は綺麗なままだから
だからキミはもう一度――――

穂乃果『待って…!あなたは誰なの?教え――――』

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――


穂乃果「う、ん………」


穂乃果「ここは………音ノ木坂の廊下……?」


穂乃果「うぅ……なんだろう。なにかすっぽりと記憶がないや」


穂乃果「ああ、体が重たい……」


穂乃果「あれ…?部室の扉が開いてるや……」


穂乃果「中から声も聞こえるし……」チラッ

海未「卒業おめでとうございます」


絵里「ありがとう、海未。みんな」


希「何も問題なく卒業できてよかったよ。なぁ、にこっち?」


にこ「な、なんでにこに振るのよ!」


真姫「期末試験再試までして、合格点ギリギリで卒業なんてするからでしょ」

にこ「い、いいじゃない。無事卒業できたんだから…!」


ことり「ふふっ、それにしても絵里ちゃん達とっても綺麗だよ」


絵里「そう?ありがとう。袴なんてあんまり着ないから似合ってるか不安だったの」


希「エリちはスタイルいいからなんでも合うよ?」


絵里「褒めても何もでないわよ」クスクス

花陽「ごはん炊けたよぉー!」


海未「それではそろそろ乾杯といたしましょうか」


凛「部長!最後の仕事にゃー」


にこ「なーに言ってるの。部長は花陽でしょ?」


真姫「そうね」

花陽「ええっ!?いつからそうなったのぉ!?」


にこ「ついさっきよ」


凛「そうだったの?じゃあかよちん乾杯の音頭を取るにゃー」


花陽「ふぇっ!?そ、それじゃ………」


花陽「かん……ぱい…」グイ

にこ「声がちいさーい!もっと元気よく!」


花陽「か、かんぱーい!」グイ-


海未「体育会系のノリですか!?」


希「まぁまぁ、これから花陽ちゃんは部長として頑張らなあかんのやし少しぐらい……」


希「弄ってもいいやん?」


ことり「あはは……」


真姫「まったく、この先輩方は…」

穂乃果「そっか………」


穂乃果「今日卒業式だったんだ……」


穂乃果「でもよかった」


穂乃果「この体、今日まで持ってくれたんだ…!」

穂乃果「………」スゥ


穂乃果「絵里ちゃん希ちゃんにこちゃん卒業おめでとー!」


一同「!?」ビクッ


穂乃果「あーあ、言っちゃった。これで穂乃果も無事成仏できるよ」


穂乃果「それじゃあ、みんな先に天国に―――――」

穂乃果「なんでだろ……みんなこっちを見て…」


絵里「きゃぁああああっ!?」


穂乃果「え、絵里ちゃんどうしたの!?」


ことり「うそ……!?」


希「夢でも…見てるんじゃ……!?」

穂乃果「え?……えっ!?」


海未「穂乃果……穂乃果なのですか…?」


穂乃果「え?うんそうだけど……ってあれ?」


穂乃果「みんな穂乃果の事見えるの…?」


海未「今まで……!」タッ


パシーン!

穂乃果「いっ!?いったーい!!………って」


穂乃果「なんで海未ちゃん穂乃果に触れるの!?」


海未「ほ、ほのかっ!今までどこをほっつき歩いていたのですか!?」


穂乃果「海未ちゃ……」


海未「もうっ……!」ギュ

海未「なぜ……どうして……?そのような疑問は多々ありますが…」


海未「今あなたがここにいる。その事実がとても嬉しく思います」


海未「ああ…神様に感謝です……」


穂乃果「海未ちゃん……」


海未「本当に……本当に穂乃果なのですか…?」


穂乃果「………うん、そうだよ海未ちゃん」

海未「ずっと………ずっとずっと帰りを待っていました」


海未「お帰りなさい………」


穂乃果「うん……ただいま」ポロポロ


穂乃果「ただいま……!」




ed.3 ただいま
おしまい

おまけ


穂乃果「実はね、ずっとみんなの事を見てたんだよ」


絵里「はぁ………?」


穂乃果「体重が500g増えただけで絶叫する花陽ちゃんとか」


花陽「ぴぇっ!?」


穂乃果「部室で泣きじゃくってるにこちゃんとか」


にこ「は、はぁ!?な、泣いてなんかないわよ!止めなさいそんなウソ!」

穂乃果「A-RISEが相手だからどうなっちゃうのー?って」


穂乃果「もっと素直になっちゃえばいいのにさー」アハハ


にこ「なっ……なっ…!?」カアァ


真姫「へぇ…にこちゃんが、ねぇ」ニヤニヤ


にこ「笑わないでよー!そうだ穂乃果!真姫ちゃんの恥ずかしい事知ってるでしょ!?」


真姫「そんなのあるわけ――――」


穂乃果「あるよ」


真姫「!?」

穂乃果「真姫ちゃん自分の部屋で――――」


真姫「わああああっ!」ガバッ


穂乃果「む、むっー!」モゴモゴ


真姫「なんで穂乃果が私の部屋の事知ってるのよ!?」


穂乃果「ぷはっ……別にいいじゃん。皆(可愛く見えるポージングを)やってるんだからさー」


穂乃果「真姫ちゃんは小道具使うのが好きなんだよねー」

真姫「なっ――――!?」カアァ


にこ「ほほう‥…あの真姫ちゃんが…ねぇ?」ニヤニヤ


真姫「デ、デタラメよっ!」


穂乃果「もっと具体的に説明した方がいい?」


真姫「や、やめてぇー!!///」


穂乃果「そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに…」

穂乃果「海未ちゃんなんか、毎晩毎晩お布団の上で―――」


ガシッ


穂乃果「海未ちゃん?その手は……なにかな?」


海未「穂乃果?それ以上言ってはいけませんよ?」


穂乃果「でも、みんな……」

ギュウー


海未「言ってはいけません!」カアァ


穂乃果「うみ…ちゃ…息が……!」フルフル


海未「お願いします言わないでください!」


穂乃果「死んじゃ……!」


絵里「海未、やめなさい。穂乃果が…」


海未「恥辱を受けるぐらいならいっそ穂乃果を…!」


穂乃果「う……み……ちゃ……」


ガクリ


ことり「穂乃果ちゃーん!?」





本当におしまい

長丁場になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はいう事はありません。
強いて言うのであれば、次回からは書き溜めてまとめて投稿することにします。

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