チャージマン電!なのです! 『艦これ×チャー研』 (172)


第一話「危機!!駆逐艦宇宙ステーション」





光も届かぬ暗い海の底、深海。


そこには、地上の征服を企む、恐ろしい侵略者達がいるんだ。





※みんなにわかりやすくするために、深海語を翻訳しているんだ。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400562636


深海の魔王「………」




装甲空母姫「ははぁーー!」ペターン↓


泊地棲姫「魔王さまーーー!」ペターン↓


南方棲戦姫「仰せのままに…」ペターン↓


飛行場姫「なんなりと」ペターン↓


港湾棲姫「お申し付け…ください」ペターン↓


戦艦棲姫「我が気高き女王のために!」ペターン↓


離島棲鬼「戦いましょう…」ペターン↓



深海の魔王「…うむ」



深海の魔王「諸君!!」



「「「レーーーーっ!」」」

「「「ターーーーっ!」」」

「「「ルーーーーッ!」」」



深海の魔王「今から命令をすりゅ!」



「「「ヨーーーーッ!」」」

「「「ソーーーーっ!」」」

「「「カーーーーッ!」」」



深海の魔王「地上の子供達をかたっぱしから捕らえてくるのだ!」



「「「チーーーーっ!」」」

「「「リーーーーっ!」」」



深海の魔王「そして、地上の子供という子供を人質にするのだ!わかたかー!」




「「「ヲーーーーっ!」」」


フラチ級「魔王様!」



深海の魔王「なんだ?フラチ級よ!」



フラチ級「この作戦、是非我々”雷巡チ級”にお任せください!この程度の作戦、姫様たちが出るまでもありません!」


フラチ級「どうか、我々にお任せを!」



深海の魔王「…うーむ」



フラヲ級「いえ魔王様!この作戦、我々にこそ相応しいはずです!艦載機を駆使して、地上の子供を全て攫って参ります!」



深海の魔王「待て……いいだろう!今回の作戦、お前に任せるぞ!フラチ級よ!」



フラチ級「はっ!必ずや、吉報をお知らせします!」



深海の魔王「よくぞ言った!さぁ行くのだ!配下とイ級たちを連れてな!」



フラチ級「ははぁーー!……ふふふ、残念だったな。フラヲ級」


フラヲ級「ヲッ………精々頑張るがいい。魔王様の采配だ。文句などあるはずがない」


フラチ級「言われるまでも無いわ。地上を我々深海棲艦のものにするためなのだからな!」


フラチ級「行くぞ!イ級部隊!我がチ級部隊につづけー!」



イ級「「「イーーーーーーッ!」」」



ここは、横須賀鎮守府。


君たちの中にも、勤めている人がいるだろう?


提督と可愛い艦娘達が、日々を一緒に過ごす大切な場所なんだ。





チュン!チュン!……





電「わーい!」


雷「わーい!」


響「Yー」



電&雷「「ママー!パパー!いってきまーす!!」



鳳翔「いってらっしゃーい」

提督「気をつけていっておいでー」



暁「わぁー!?あいて!?」ズッコケ!


暁「いたた…待ってよー!私もつれてってよー!」



鳳翔「ふふふ♪」

提督「はっはっはっは!」



暁「ちょっとー!待ちなさいよー!!」


駆逐艦宇宙ステーション。


名前は大層だけれど、実は子供達のためにつくられた、大きな遊園地なんだ。




キャー♪ワーワーイ♪




電「宇宙カーなのです!」


暁「きゃわー!」

雷「わー!すごーい!私たちの他に、あんなに宇宙カーが飛んでるわー!」


響「ハラショー」

暁「わー!すごー!わー!」



電「うふふふふ ♡よぉーし!」ウィンク ♡



雷&響&暁「「「?」」」


電「えぃ」ガシャコン



ピタ…グルグルグルー!



雷「きゃー!?やめてー!あーん!?」


響「これは…ちょっと気持ち悪いかな」オエ…


暁「わぁーーーーッ!」



電「よいしょ」ガチャン



ピタ!……チュッ ♡



雷「あん!」グラ…


響「いん」


暁「うーーーん!?」



電「エヘへ」


雷「いじわる!いじわる!電のいじわる!!ヒドイことする!!」ポカポカ!


暁「きしょお!なんたるこっとを!」


響「噛んでるよ暁」



電「あははははは!ごめんごめんなのです♪……は!?あーーー!!」



テッテッテー↑テッテッテー↑テッテッテー↑↑……



キャー!たすけてー!?


ア…あぁ…


アーーーーーーッ!!


あぁあん!



チ級A「いいぞ!もっとガキ共を捕らえるんだー!」



イ級「「「「イーーーーーーーーーッ!」」」」



雷「電、こわいわ…」

暁「あわわ!?」



電「よし!響、2人を頼むのです!」



響「了解」


電「とぅ!」トビオリ!



シュウウウウウウウウウウ……ゴォオオオオオ!!!



電「チャージング!………」



電「GOーーー!」




テーッテテーテーテテテテー♪



雷「電!しっかりねー!」

暁「深海棲艦なんてやっつけろー!」

響「さて、逃げようか」ガチャコン





チ級「ん?」



電「深海棲艦!子供達をはなすのです!」


チ級A「なにぃ?小癪な小娘め!!者共!やってしまえ!」


イ級「「「「イーッ!!」」」」



電「えい!」グルグルグル……ビー!



イ級「「「「ギャーーーーッ!?」」」」ドカーン!



チ級A「馬鹿な!?あれだけの数を一瞬で!」


電「なのです!」ビビビーー!



チ級A「ぐわあああああーーーーーッ!?」ドカーン!




電「よし……むむ!あんなところに円盤が!」



チ級B「ぬぅ!よくも、俺たちの計画の邪魔をする気だな!」ガチャガチャ…グーン↑



電「う!さては貴様ら!……スカイロッドー!」ビューン↑



チ級B「来たな小娘め!俺たちの恐ろしさを教えてやる!」ビビー!



電「あっ!」ヒョイ




雷「電ー!」

暁「だだだだだ…大丈夫!電は強いんだから!あんなやらられれもんかー!」

響「叫びつつキチンと攻撃を避けてるから大丈夫だよ」



電「くぅ!負けないのです!」ビューン!…グイーン↑グイーン↓グイーン→



チ級B「おぉ!?」キョロキョロ!



グイーン↓グイーン→グイーン↓グイーン→



チ級B「くそぅ!なかなかやるな!」



グイーン↑グイーン↓グイーン→



チ級「むむぅぅ……!!」



電「それ!いまなのです!」ビビーー!



ズギューーーーン……カッ!!




チ級B「あ」











チ級B「………あ!?アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」










ヒュ~~↓……ドッカーーーーーーーーーーーーーン!!



雷「やったわ!」


暁「やったー!」


響「やったね……電に怪我が無くてよかった」









フラチ級「な、なんという小娘だ……我々が敗れるとは…くっ…魔王様に報告せねば!」ササッ!





チャージマン電の活躍で、子供達はみんな無事だったね。

ありがとう!チャージマン電!



おや、電たちはまた宇宙カーに乗っているよ。




ブィーン




雷「よかったわね、みんな無事で」


電「はい!これで、安心して遊べるのです!さて、もういちど!」スチャ…


暁「やめて!」


電「冗談なのですー♪」


響「ふふふ♪」





つづく


第二話「危機一髪!!」





ガタンゴトン…ガタンゴトン…ティーーーーーーゥゥゥウン↑………ガタンゴトン!






リ級「はっしゃぁ!」カチ!





ピーピー!!……ドヒューーーーン↑!……ギュルルルル……ボカーーン!



深海の魔王「にやり」




ヲ級「ヲ!!雲が…………暗雲が空一面をヲヲっていく!」



モクモクモク……



カ級「すご~い!」パチパチパチ!



深海の魔王「ふふふふふ……」



深海の魔王「ぬっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」






深海の魔王「じっけん☆だいせいこう♪」






深海の魔王「コレを次々打ち上げれば、地上から一切の”光”はなくなってしまうわけさ」


深海の魔王「光が無くなれば、あの”チャージマン電”とやらも”捨て艦”どうぜいさ!」


深海の魔王「ふっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはwww」



離島棲鬼「魔王様」


深海の魔王「ん?どうした、2人とも」


飛行場姫「おやつのお時間ですよ~」


深海の魔王「OK、スグ行く!!」



深海の魔王「お前たち!電をこの”富士山頂”に呼び出しておけ!直ぐに戻る!」




リ&ヲ&カ級「「「ははぁーーーーっ!!仰せのままに!!」」」ペコリ↓



ここは、横須賀鎮守府。みんなの我が家であり、職場でもあるんだ。

しかし、大抵の提督は、みんな副業に就いているんだ。


それは、自営業だったり、一般企業に就いていたり、様々なんだ。

専業提督はとても少なく、貴重な存在と言えるんだ。


余談だけど、”電”たちのパパ提督は、副業をせず、提督一本でやってきた数少ないベテランなんだ。







暁「うひょぇ~…凄いごちそうじゃない!」


雷「ラン♪ララン♪ラ♪ラン♪ラン♪ラン♪」


電「さぁ、今日はお姉ちゃんの誕生パーティ!盛大にやるのです!」


暁「美味しそうね…早く食べましょうよ!」


響「ダメダメ。パーティは夜だよ」




響「けど」クリーム・ペロリ




雷「コラ!響、お行儀が悪いわよ」


響「ごめん」


電「まぁまぁ……といっても、美味しそうです!ねぇ、まだ早いけど、もう始めちゃうのです!」


響「おぉ」


雷「そうねぇ……うん!やろうやろう!」


暁「キャッホー!さすが電。物分りがいいわ♪」ピョーーーン!↑ドシン!!↓


暁「あいたっ!……いててて…」スリスリ…


電&雷「「あはははははははははは!」」


電「お姉ちゃん。ロウソクに火をつけて欲しいのです」


雷「はいはい♪」


暁「はい、マッチ。あー…痛かったわ…」



電&雷&響&暁「「「「ハッピバースデー♪トゥー♪ユーー♪ハッピ…」」」」




カ級「カーーーーッ!カッカッカッカッカッカッカ!」




電「はっ!?」


響「変な笑い声だね」


暁「あそこ!屋根の上よ!」


雷「きゃあ!!」


電「あっ!」




カ級「チャージマン電!貴様に用がある。直ぐ"富士山頂"に来い!!」




電「な、なんだってー!?」




カ級「必ずだぞ!!カーーーッ!カッカッカッカッカ!!」ササーッ!



雷「電、こわい…」


電「畜生!深海棲艦め!いよいよ電を狙ってきたのです!」


雷「あ!電、待って!!」


電「お姉ちゃん!心配しないで下さい。今日こそあいつらをやっつける好機なのです!」


暁「そうこなっくちゃ!深海棲艦、束になってかかって来い!…あた!?はっ!ま、待ってー!」ズデン!



ドタドタドタ……シーーーーン…



響「…」


スッ……パク!モグモク…゙


響「不死鳥の秘密は、こういったタイミングにもあるんだよ」モグモグ


電「富士山のてっぺんまできたのです!」



キィーン↓……プシュー…



暁「あれ?………おかしいわ。今は真夏なのに、そこらじゅうに雪が!」


雷「ほんと!不思議だわ…」



深海の魔王「ふっふっふっふっふ…」



電「あ!」



深海の魔王「よくぞ来てくれた。さぁて我々のプレゼントだ!」ババッ




ピーピー!!……ドヒューーーーン↑!……ギュルルルル……ボカーーン!



電「わぁ!?」



モクモク……



深海の魔王「ふっはっはっはっはっは!!」



電「これは!?これは……一体どうしたんでしょう!?」


雷「こわい…!」


電「くっそー!」



ドヒューーーーン!ドヒューーーーン!ドヒューーーーン!……ギュルルルル……ボボボカーーン!!!



深海の魔王「よし!撃ち方やめ!!」



ピタ!



深海の魔王「はっはっは!暗闇じゃ電も形無しか?はっはっはっはっは!!」



電「くそぅ!まんまと謀られたのです!」


暁「逃げるわよ!」


雷「えぇ!」




カ級「逃がすかぁ!」


ヲ級「ヲーーーーー!!」


リ級「消し炭にしてやるぜー!」



タッタッタ……ドシン!↓




雷「あん!………あ!さっきのマッチだ!」コテン↓


雷「電!これで光!光を作るのよ!」


電「どうして、マッチなんか!?」


雷「そんなことはいいから!!」



チッ!…チッ!…チッ!……シーーン



雷「困ったわ!なかなか火が!?」


電「お姉ちゃん!落ち着いて!落ち着いて!!」


暁「もう、深海棲艦がそこまで迫ってるわよ!?………ああもう!じれったい、貸して!」パシ!


暁「火が点き難いなら……こうやって、帽子で風除けして!」


雷「ダメよ暁!パパからもらった大切な1番艦の帽子が!!」


暁「いいの!」



チッ……ボゥ!メラメラ!



暁「そのまま、帽子に火を点けてしまえばいいのよ!!」


雷「………ありがとう!暁!!さぁ電!」




電「点いたのです!」キラ☆



シュウウウウウウウウウウ……ゴォオオオオオ!!!




スタッ!




電「チャージング!………」





電「GOーーー!」




テーテテーテーテー♪




雷「やったー!」


暁「あつつつつつ!?あ!やったわね!」



電「ありがとう!雷お姉ちゃん!暁お姉ちゃん!!………む!」




カ級「馬鹿者め!並とはいえ、こちらは潜水艦に空母に重巡洋艦だぞ!」


ヲ級「それに増して、この人数の軽巡相手に!単艦とは…ヲ!」


リ級「沈めて経験値にしてやる!」



ホ級「「「「ぐぉーーーん」」」」



ダダダー!タッーーーン↑



電「たぁーーーっ!ビジュームベルトー!」ギュルルルルン!!



カ級「な、なんだあれは!?ハッ!…ギャアアアーーーーーー!!」ドカーン!



電「アルファガン!」ビーーー!



リ級「そんな…駆逐艦のくせに!!なんて火力だ!?……アーーーーーーーーッ!!」ドカーン!



ヲ級「ヲヲーーーー!!!よくも仲間ヲーーーー!」



電「てぇい!93”連装”酸素魚雷!!!」ドドドシュウ!!



ヲ級「わぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ドカーン!



電「このままぁ!!………なのです!」グイン→ドドドドドドドドシュウ!!



ホ級「「「「ほばぁーー!!!」」」」ドドドドカーーン!



雷「わーーーい!やったわ!」


暁「完全勝利よ!!やったー」


深海の魔王「…」



深海の魔王「チャージマン電っ!!」



電「あ!」



ヒューーーー…………ドォーーーン!!ドォーーン!!



雷「きゃあ!」


暁「ひっ!」


電「伏せて!!うぅ!?すごい弾幕なのです…!」



シュゥゥゥゥ…



フラタ級「……ふん」


フラタ級「魔王様!こちらへ、お早く!!」ダキッ!



深海の魔王「まだまだ諦めぬぞ…この仕返しはきっとしてやるからな…」


深海の魔王「憶えていろ!!」



フラタ級「タッ…」キィーン!↑




電「…いつでも来るのです!堂々と勝負します!!」




電「さぁ、雷お姉ちゃん♪帰って誕生パーティのやり直しをするのです!」



雷「うん!」


暁「そうね!もう待ちきれないわ!」





雷&電&暁「「「ただいまー」」」



暁「って…あーーーーッ!」


雷「どうしたの!?」


電「まさかまた深海棲艦が!」


暁「ちがうわ!響がごちそうを全部……!!」


電「え?」




響「エヘへ…………けぷ。ごちそうさま」











つづく



第三話「蝶の大群が舞う」









霧島「えー、こちらの写真を見て頂きたい」ピッ←震電改



霧島「これは50年前、絶滅したと言われるラバウル産の(シンデンカイ)という蝶です」



霧島「このみごとな赤と青の羽は、人の心を惑わすに十分な美しさと、言われてきました」


霧島「それに一番の特徴は、蝶の世界では、(一番速く飛ぶことができる)ということです」


霧島「そこで、もう一枚の写真をご覧下さい」


霧島「これが、問題の蝶です」ピッ→紫電改二





霧島「随分と似ているでしょう?」





霧島「ところが、この蝶の口のところを見てください」


霧島「艦娘の衣服を食うというだけあって、この鋭い口は…」





霧島「まるでタカのようではありませんか!」





日向「艦娘の衣服を食う蝶か…」

伊勢「あんな小さいものがねぇ…」



青葉「提督さん。そのときの様子を、もう一度詳しく話していただけませんでしょうか?」



提督「……はい」



提督「今朝、私たち一家は、久しぶりの日曜なので、みんなで農園へピクニックに…行くことになりました」




提督「そして……」


響「よっ………あむ」ヒョーイ↑……パクン!



電「わぁ!響お姉ちゃん上手なのです!」


雷「あはは♪」


暁「なによ!暁だってすごいんだから!」



あはははは!!



鳳翔「久しぶりに都会を離れて、郊外に来るのも、いいものですね」

提督「あぁ」


雷「ママ、今日はいつもより生き生き見えるわ!」



鳳翔「あら♪」

提督「そうだ、いつもみんなが世話ばかりかけるからだ。少しは反省しなさい」


電「え~!」

響「暁が騒ぐから…」

雷「まぁまぁ」

暁「なによ!みんなの意地悪!ふんだ!」



ガサガサ…ワサワサ……ピョーン↑




卯月「ぴょん☆」




暁「あ!卯月だ!?つかまえちゃえ~!」




卯月「逃げるぴょん!」ピョイン♪




響「暁の速力じゃあ、つかまえっこないよ」


電「かわいそうなのです!


雷「止せばいいのに!」










提督「しばらくして、暁が戻ってきたんです…」








ζ



暁「わ、私…初風を拾ってきたよ…」ズルズル…




電「えぇー!?」


雷「きゃあ!」


響「ハラショー」



鳳翔「まぁ!?」





初風「う~ん……」グッタリ…





提督「何!?でかしたぞ暁!!……じゃない!」





提督「その子、大破しているじゃないか!ど、どこで拾ってきたんだ!?暁!」





暁「あ、あっち→」






ガサガサ…バッ!



電「あーっ!?」



パタパタパタパタ…!!



弥生「うぅ…」


長月「あぁぁ…」


菊月「ぬぬ…」




きゃーーーーーー!!…………





提督「私たちは、あまりの恐怖に立ちすくんでしまい…じっと様子をうかがっているだけで…」






提督「精一杯でした」






響「取り合えず、被害にあっていた3人の命に別状はないよ」

雷「ほんと、不幸中の幸いね」




青葉「なるほど、その蝶があのスライド写真ですね?」


衣笠「先生、その蝶は今も日本のどこかに生息しているんでしょうか?」


衣笠「また、今後襲撃して来るんでしょうか?」




霧島「たぶん、どこかにいるでしょう」




霧島「だが、その他一切のことはわかりません」




日向「ははぁ~」

伊勢「恐ろしいわねぇ」




パタパタパタ……ピト…



フラヲ級「ヲヲ……可愛い奴らだ♪」


フラヲ級「地上の艦娘共は、お前らのことで大騒ぎしている…」


フラヲ級「艦娘共の言うことには、お前らは50年前に絶滅したんだとさ」


フラヲ級「可愛いお前らよ…その時まで私の力になっておくれ!」キュピーン☆


フラヲ級「私はお前らを50年前に救い出し、艦娘の衣服を食って増殖するよう、改良したことは誰も知るまい!」


フラヲ級「それもこれも…」





フラヲ級「地上を滅ぼしたいがためだ!!」





パタパタパター!!!





フラヲ級「魔王様、配下の ヲ級部隊 も 艦載蝶 も、準備は万全です!出撃許可ヲ!」






深海の魔王「ふふふ…よぅし!行くのだ!誇り高き深海の戦士たちよ!」






深海の魔王「行って、地上の艦娘共を残らず大破させてしまえ!」






「「「「ヲーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」」」」







ビューン…ウィーン…パタパタパタパタパタパターー!!




深海の魔王「さぁ、たっぷりと艦娘共の衣服をエサにすりゅがいい…」



深海の魔王「戻ってくるときは、二倍も三倍も増えるんだ!」



深海の魔王「ふっはっはっはっはっはっは!!」






きゃーーー!?



助けてーーーーー!!



うわぁあーーーーーーーーーーーー!!!





雷「あ!?電、大変よ!何か起こったわ!あんなに人が逃げていく!」


電「あー!」



パタパターー!



電「この前の蝶なのです!いよぉぉーし!!」







シュウウウウウウウウウウ……ゴォオオオオオ!!!




スタッ!




電「チャージング!………」





電「GOーーー!」




テーテテーテーテー♪







パタパタパターー!




深海の魔王「さぁ……チャージマン電を噛み殺すのじゃ」キラキラ☆




パタパタパタパタ…!!




電「深海棲艦!どこからでもかかって来いなのです!」ビューン!






ビー




ビー




ビー




ビー




ビー




ビー





バタバタバタ…↓↓







エリヲ級「隊長!艦載蝶が、チャージマン電によって全滅しました!!」



フラヲ級「ヲヲーーーーーーーーーーーーッ!!……わ、私が50年かけた計画がぁ~!!!」



フラヲ級「おのれぇ!チャージマン電!!………魔王様…ま、まことに申し訳ありません!お見苦しい所ヲお見せして…」




深海の魔王「自分を責めるな!こんなときもあるだろう!失敗は成功の母だ。次にまた最善を尽くせばよい!!」




フラヲ級「う…うぅ…はい!!ありがたきお言葉、ありがとうございます!!」




深海の魔王「撤収!!……チャージマン電!」





電「む!?」




深海の魔王「憶えておけ!この仕返しは必ずすりゅ!!」キィーン↑




電「いつでも来るのです!お前たちには負けないぞ!!」銃クルリン






シーン…




響「電…襲われていた人たちに、死者はいなかったそうだよ。よく…やったね」



電「よかったのです…」



暁「電…」



雷「かわいそうな蝶さんね…」



電「うん…」










つづく


第四話



                                                                          ┏━
  ┏━━    ━━━━━┓    ┃  ┃                              ━┓      ┃                    ┃                      ┏━
  ┃                  ┗━━┫  ┃        ┏━┳┳━┓      ━━━┻━┳━┻━━━              ┃    ┃                ┃
  ┃        ━━━━┓      ┣━┫      ┏┛  ┗┫  ┗┓              ┃                  ┃    ┃  ━┫                ┃                      ┃
  ┃        ━━━━┻┓    ┃  ┃      ┃    ┏┛    ┃      ━━━━╋━━━━          ┃    ┃    ┗┓    ━━━━┳┻━━┳━━━          ┃
  ┃                  ┗━━╋━┛    ┏┛    ┃      ┃              ┃                ┏┛    ┃      ┗┓          ┃      ┃                ┃
  ┃        ━━━┓        ┣┓      ┃      ┃      ┃  ━━━━━━╋━━━━━    ┏┛      ┃    ┃  ┃        ┏┛      ┃                ┃
  ┃              ┗━┓  ┏┫┗┓    ┃      ┃      ┃              ┃            ━┛        ┃    ┣━          ┗━┓  ┏┛                ┃
  ┃          ┏┓    ┗┳┛┃  ┗━  ┃    ┏┛      ┃    ━━━━┳┻┳━━━━          ━━┻┳━┛                ┗┳┫                  ┃
            ┏┛┗┓  ┏┛  ┃        ┗┓┏┛      ┏┛            ┃  ┃                        ┃                    ┏┛┗━┓              ┃
            ┣┓  ┃┏┻┓              ┗┛    ┏━┛            ┏┛  ┗━┓                ┏━┛              ┏━━┛      ┗┓            ┃
            ┃┗━┻┛  ┗━━━━━            ┃          ━━━┛        ┗━━━  ━━━━┛                ━┛              ┃      ━━━┛





ここは、光も届かぬ暗い海の底、深海。




そこでは今まさに、チャージマン電を倒すための幹部会議が開かれているんだ。





ところで、深海棲艦にも位があることは、みんな知ってるだろう?





非ヒト型艦→準ヒト型艦→ヒト型艦→エリート艦→フラッグシップ艦→姫艦→魔王




主にこんな順番で、深海棲艦の位は決まっているんだ。





フラリ級「ぬぅう…我々が地上の侵略を始めてから随分経つが、未だに日本すら征服できないのはどうしたことだ!!」



フラル級「まったくだ!先に作戦を展開したお前らは何をしていた!!」



フラヲ級「ヲ…」シュン…



フラチ級「ぐ…面目ない。だが、ヤツさえ…チャージマン電の邪魔さえなければ、俺たちの計画はどちらも大成功だったんだ!!」



フラカ級「ムググ…ング…ムググググ」



フラヨ級「フラカ、言いたいことがあるなら、おしゃぶり外しなヨ…」カポ!




フラカ級「ん…じゃあ、チャージマン電を始末すればいい…」

フラカ級「私は大事な部下をやられた…カカ……私はチャージマン電を許せない…」



フラヲ級「それは、私とて同じだ」



フラリ級「私もそうだ!…あいつなら、いつかエリート艦になってくれると期待していたのに…っうぅ…おのれぇ!チャージマン電!!」



フラソ級「まぁまぁ…ソー熱くならずに、落ち着いて」



フラタ級「みんな、フラソの言うとおりよ。今は”チャージマン電”を倒すための話し合いの場」

フラタ級「戦没者を悼むのは、戦いが終わってからでも遅くはないはず」
 




フラリ級「…そうだな」



フラヲ級「ヲヲ、正論」



フラチ級「しかし、このままでは…我々フラッグシップの誇りは失われる!いっそ、全員で電の家へ総攻撃を…」



フラヨ級「フラチ、こちらが電の所在を知っていることを…電はもう知っているはずヨ」



フラチ級「チ…」ショボン



フラル級「既に防衛線にしろ、トラップにしろ、仕掛けられているに違いない」


フラリ級「そこへ突っ込めば電の思うつぼということか…」




う~~ん




フラカ級「ならば、水中から電の家へ近づいて…」


フラソ級「フラカ、電の家は横須賀とはいえ、近くに海の無い高台にあるソーだ」


フラヨ級「私たち潜水艦での電暗殺は不可能ヨ」


フラカ級「…カ~」





フラヲ級「フラタ、あなたは何かいい案はないの?」



フラタ級「タ…」



フラタ級「ごめん。正直、まだ何も思いついていない…」



フラヲ級「無理も無い…この中で実際に”チャージマン電”の恐ろしさを目の当たりにした者は少ない…だが、フラタは見たはず…あの凄まじさヲ」


フラタ級「えぇ…とても駆逐艦とは思えなかっタ…」




フラル級「むぅ、フラタにそこまで言わしめるとは…やはり、単純な作戦ではダメだ!もっと高度で複雑な作戦を立案しよう!」



さんせーーーい!






「待った!!」



フラチ級「誰だ!?」



フラリ級「お、お前は!!」



フラタ級「随分と遅い集合ね…」



「トイレ行ってた」



フラカ級「じゃあしょうがないカ」



「話は聞かせてもらった…僕はみんなにこの作戦を提案する!」



フラル級「なになに…(単艦 強行偵察 作戦)だと?」



「そう。考えてみれば、我々はまだ敵であるチャージマン電のことをよく知らないじゃないか」



フラソ級「確かに…」



「だから、偵察が必要なんだ。電の戦力から、周辺、あわよくば弱点を知るためのね」



フラヲ級「なるほど…この作戦、いいかも知れない」




「だろう?決まったね。僕が出撃する」



フラヨ級「でも、魔王様の許可は…」



「よぅし!やれぃ!!…だって。じゃ、行って来ます」



フラヨ級「そう…行ってらっしゃい…」




ビューン…




フラル級「…ふぅ。さすがは狂戦士たちの長と言ったところか…恐ろしいやつ…」



フラタ級「味方なら頼もしい限りだけど…同じ種族とはとても思えないわ…」



フラル級「あぁ」



フラヲ級「ヲ…さらに、やつの部下は狂ったやつばかりだが、あいつだけは完全に自我を保っている」



フラリ級「噂では、姫様たちでさえあいつに一目置いているほどらしい…憎らしいやつだ」



フラチ級「あの狂った部下共も、あいつと魔王様の命令しか聞かないほどだからな…部下1人をとっても恐ろしいやつらよ…」



フラタ級「とりあえず…今日の会議は、これにて 閉会。異論は?」




無い









 ~~~~~~

  鎮守府対抗

 ~~~~~~

    大

    演

    習

    大

    会





デッデデーーーーン↑♪




ドーーーン!





デッデデーーーーーーン↑↑♪





ドーーーーーーン!





デーーーーン!♪




デーーー↓♪




デーーーーーー↓♪




デーーーーーーーーー↓♪








おーーーーい!がんばれーーーー!!




わーー!




がんばれーーー!!





ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーァ………





がんばるぇ!





響「へぇ、雷はあの駆逐艦の子が気になるの?名前は…駆逐艦の”星(ほし)”って言ったかな」




響「非常に良い戦績を連続で出しているエース、その戦いぶりから(超々弩級重雷装航空 駆逐艦)とあだ名されているとか」




雷「そうなの!最近知り合った子なんだけど、とっても強くて、優しくて、面白い子なのよ」




雷「ボーイッシュな子だから、みんな”星君”って呼んでるのよ」




響「ふーん、それにしては、髪は綺麗な茶髪だね。顔も整ってて美人だ」




雷「えぇ!でも、電のほうがキュートよ♪」




響「うん。でも、今日はその星君を応援するの?」




雷「そ!だって、電は応援しなくったって勝てるもの!」




響「確かに」




暁「なに言ってるのよ!こぉの裏切り者!暁は電を応援するわ!!」





暁「がんばれ!がんばれ!電ー!!がんばれ!がんばれ!電ーーー!!」



雷「がんばってねーーー!星君ーー!」



暁「んもー!!」



雷「星くーん!しっかりーーー!星くーーーん!がんばってーーー!!」



暁「…」キラ☆



雷「星くーーーん!がんばってねーーーー!!」


暁「電ーー!がんばれーーーーーーーーー!!」













電「にっこり♪」ノシ





~演習開始~

















星「…!」









電「!!」









星「!?」








暁「やった!やったあ!すごーーーい!」



雷「電のおバカーー!星君をいじめるなんて!あーーーん!」



暁「だ、だけど殺し合いだど~?」



響「噛んでる噛んでる。こう言いたいんだね?暁。→(だ、だけどこれ演習なのよ!)」





雷「あ!」











  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,      llll''''''''''     ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,     ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,       ,,,                        ,,,,           ,,,,   ,,,,,,,
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,lll,,,,,,,,,,,,,,,,,,     llll         lll,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,llll           lll'     lll       lll                        lll'    ,,,    llll,,,l''''''''''lll,                        lllll
lll ,,,,,,,,,, llll ,,,,,,,,, ll   llll         llll         llll     '''''''''''''''lll'''''''''''''llll'''''     llll              ,,,,,     ,,,,lllllllll''''ll,, 'll,     lllll''     lll,                       lllll            lll
  ,,,,,,,,,,, ll ,,,,,,,,,,      llll         '''''ll'''''''llll'''''''''''''     ,,,,,,,,,,lll,,,,,,,,,,,,,,llll       lll           ,,,lll'''''''   ''l,,    ,lll    ll,  lll,    ll      llll  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,          llll'            lll
  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,      llll         ,,lllll,,,,,,,lll,,,,,,,,,,,,,,         lll'            lll       ,,,        lll,    ,ll'    lll   'lll,  llll      lll   '''''''''''''''''''''''''''''''        llll            llll
  ll   llll    lll      llll        ,ll''l,,,,,,,,,,,,lll,,,,,,,,,,,      ,,,llllll''''''''''''''''''lll       lll       lll'        ,,ll    ,ll'   ,lll   '    ''      lll                               llll
  ll'''''''''''llll'''''''''''lll      '''          '''''''''''''llll'''''''''''      ,lll'''' lll       lll       'll,,    ,,,ll''       ,,,,,,,,,ll'''    ll'     ,lll           ,,ll'                   ,,,,,            lll
  ll,,,,,,,,,,,llll,,,,,,,,,,,lll            ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,lll,,,,,,,,,,,,,,,,,,,       lllllllllllllllllllllllll       ''''''''''''''''                '''   '''llll'''         ,llll'''''                     ''''           ,,,,,,,,,,lll
  ''                                     '''                                                                             ''''''''''''''

                  ,,,,,,ll'''ll,,,                                    ,,,,,,,,,          ,,,,,,
 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,   'll,, '''l,, 'll                                 ,,l''  ll'           ll' 'll
 l,,,,,,,,,,,,,   ,,,,,,,,,,,lll     ''l,,,ll''''''                              ,,,ll''  ,ll''           ,ll  'll,
      ll  ll                   ll''''''''''''''''''''''''lll                     ,,,ll'''  ,ll'''     ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ll' ,, l,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
      ll  ll                   ''''''''''ll lll''''''''''  ll''''''''''''''''''''''''''''''''''''''ll   ,,,ll'''' ,,,  ll     ''lll,,       ll'll,     ,,,lll'
      ll  ll                   ll lll    'll,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ll ll''''  ,,,ll''ll  ll      ''''ll,,,, '''llll'' 'llll''' ,,,,ll''''
      ll  ll                   ll lll                    ''ll,,ll''''   ll  l           'll' lll,ll'll,ll, lll'
      ll  ll                   ll lll                         ll  ll         ,ll' ''' ,,,,, '''  l,
lll'''''''''''''''  ''''''''''''''''ll           ,ll''''''''''''  ''''''''''''ll                        ll  l        ,ll' ,,,ll''' ''ll,,, 'll,
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''           '''''''''''''''''''''''''''''''''                        ll,,,,,ll         ll,ll''''      ''''ll,ll'

,ll'''''''''''''''''''''''''''''''''''''ll                           ,,,,,,,,,,,  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,
''''''''''''''''lllllllll''''''lll, ,ll                   ,,,,,,,,,     lll  lll ,,l''' ,,,,,,, ''l,
      ll''''lll ,,ll' ,ll'                   ,,,,llll,,'ll, 'll, ll''''ll ll  ll ,ll  ll' 'll  ll,
      ll  l,,l''' ,,ll'   l'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''ll ll,  ll,'ll, 'll,,ll ,ll ll  ll '''''''' ,,ll'' ,,l'
      ll  l,,,,,,,l'''    l,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ll  'll, lll,''''''''',ll ,l' l lll    ,ll' ,,ll''
     ,ll' ll'                    '''''''   ll' ,ll' ll,,,,ll    lll,,,,ll
    ,,l'' ,,l'                           ,,,ll' ,,l''  ,,,,,,,,   ,,,,,,,,,
 ,,ll'''' ,,ll''                       ,,,ll''''' ,,ll''   ll  l    ll  ll
  'l,,,,ll'''                          ''l,,,,,ll''''     '''''''''    '''''''''




すげぇ火力だ!!




すんげぇ!




わーーーーーーー!!




ゴラアアアアアアアアアアアア!!





電「う!」









星「ウェイ!」ノ☆






深雪「うきゃあ!?」大破






~戦闘終了~





雷「ステキダワー!!」



暁「ちきしょおおおおおぉぉぉぉ…!」





電「18-0…完敗なのです…あの人一人にみんなやられちゃいました…」




ワーワー





ワーワー



星「…」




キーンコーンカーンコーン




榛名「はい♪今日の授業はここまでです。みんな、気をつけて帰りましょうね」




はーーーーい!先生さようならーーーー!




電「はぁ~…あの演習からこっち、勉強が進まないのです~…」




電「ちぇ…くそぉ……ん~~ん~~~……」プップクプー!





ポン♪





電「?」





星「電ちゃん」





電「へ?」




星「たなびたいことがあるんだ。ちょっと…」チョイチョイ








ブロロロロロロー




電「どこまでいくんです?」



星「一度でいいから、君の変装するところを」



電「どうして君が?」



星「憧れているんだ…チャージマン電に!」





ズミョーーン…キキィーーー!





~~~~~~~~~~~~
    工事中につき


    立ち入り厳禁


    ㈱出雲丸建設
~~~~~~~~~~~~







星「さぁ、早くチャージング”砲”を見せてくれ!」




電「でもぉ…」一回目


電「いくら友達でもそれだけは!」///




星「だから人目に付かないここまで来たンじゃないか」ハァハァ


星「一回きり見せてくれれば」



星「それで僕は満足するンだ」


星「お願いだから……ネネ♡いいだろう?」




電「でもぉ…」二回目


電「みんながマネすると、電……困るから!」




星「僕、絶対しゃぶらないよ!!!」バーン☆




電「…」♡




星「だから………ネ?見せてくれるかい…?」



電「…うん……一回きりなのです…」


電「…んっ」




ピョ~~ン~




電「やあああ~~」




ストン!




星「…」



星「馬鹿にしないでくれ」





星「君のはもっとLvが高いやつだ」




電「星君」キリッ




星「?」




電「チャージングGOは見せ物でもないし、そんなむやみに使うことは」



電「許されないんDA!」




星「そ、そんなぁ……」



星「一度くらい、いいじゃないか!」





電「じゃあ悪いけど、電は先に帰るのです!」 /つ|





「チャージマン電!!……待て!!」




電「あ!?」




星「…」





星→ほレ級→本官さん→フラレ級











フラレ級「はっはっはっはっはっはっは!」




電「ア゛ーーーーッ!!」





フラレ級「驚いたか電!このまま帰レると思っているのか?」




電「ちくしょう…おかしいと思っていたらやっぱり!いょぉし!!」




電「お望みとあらばみせるのです!!」






シュウウウウウウウウウウ……ゴォオオオオオ!!!




スタッ!




電「チァジン………」





電「GOーーー」




テーテテーテーテー♪




フラレ級「行くぞ!」HP 390/390



電「むむ!」




電「てやぁ!」ピョン↑ miss




フラレ級「くぅ…!」ギューーーン→




電「なのです!」ピョン↑ miss








鉄骨「バキーン!!!」







フラレ級「やっべ壊しちまった!」ギョロン




フラレ級「このぅ…すばしっこいヤツめ!くらえ!!」ビーー!




電「とぅ!」ピョン↑ miss




フラレ級「くそー!この…このレ級たちのリーダーが一発も当てられないとは!?ぬぬぅ…!もう一発!!」ビーー!




電「うーーーぅたぁーーーーーっ!!!」ピョーーン↑キック!!




トッ゙ゴォォ!!




フラレ級「うぐぅ!?」 HP 12/390 大破



ニョロン!←……ニョロン!ニョロ…ジャンプ↑↑




フラレ級「くっ……この大量の鋼材で押し花にしてやる!!」




フラレ級「ウェイ!」ズバッ!……ピュ~↓




電「えい!」アルファガン!





ビビーーーーーーーーーーーー!!








フラレ級「びゃああああああああああああああああああああ゛!!」シュウン…








電「ふぅ……」




電「危ないところだったのです」







クスンスン…




電「星君は、他の鎮守府にいっちゃったのです」



雷「そう…転属じゃしょうがないよね…」




暁「大丈夫よ。あなたたちにはこの暁がいるんだから!」エッヘン




雷「…ふふ!そうね、お姉ちゃん♪」


響「ふふふ…」


電「あはははははははははははは!!」


雷「うふふふふふふふふふふふふ!!」








































つづく

一方…




フラル級「遅いな…フラレ」


フラタ級「えぇ…もしかしたら、作戦は失敗したのでは…」


フラル級「馬鹿な!あいつに限ってそんなこと!!…あ、フラタ、姫様がこちらへこられるぞ!」


フラタ級「どうしたんだろう?」




戦艦棲姫「何を話してる」



フラル級「姫様!」

フラタ級「ははぁー!」



戦艦棲姫「そんなことしなくてもいい。お前たちが立案した、フラレの偵察作戦とやらはどうした?」



フラタ級「それが…」

フラル級「設定した期限を過ぎても、フラレが帰還しておらず、連絡もつかぬのです!」



戦艦棲姫「ほぉ、あいつが落とされたと?」



フラタ級「いえ!まだそう決まったわけでは…」



戦艦棲姫「あいつを失って、我が艦隊の士気は低下するな…新しいレ級フラッグシップを育成せねばな」


フラル級「いえ、まだ轟沈したと決まったわけでは…」



戦艦棲姫「はぁ………戦いは甘くない。今お前たちが抱いている心配などという感情は…」



戦艦棲姫「我々、深海棲艦には無用の長物!駆逐艦にボーキだ!!…わかるな?」



フラタ級「は、はい!!」

フラル級「はい…」



戦艦棲姫「我らが偉大なる魔王様は、寛大な御方だ」


戦艦棲姫「しかし、その寛大さに甘えているようでは、フラッグシップを名乗らせるわけにはいかんぞ?また一からやり直すか??」


フラタ級「も、申し訳ありません…」

フラル級「ルルル……」




深海の魔王「戦艦棲姫よ」





戦艦棲姫「は!?…ま、魔王様!!いつから…」



深海の魔王「そのへんにしておけ。フラルもフラタもこの通り身を粉にして働いてくれているではないか」



フラタ級「魔王様……」



戦艦棲姫「はっ!仰るとおりです!しかし、いつまでも結果を出せぬとなれば…」




深海の魔王「その時は、深海棲艦一の武闘派たるお前が出ればよい。その為の切り札だ!」




戦艦棲姫「私が?一?はっ!…光栄の極みであります!」



深海の魔王「うむ、今必要なのは、結束だ。これをなくして、艦娘共に勝利はできないだろう」



戦艦棲姫「おぉ…魔王様!」



深海の魔王「しかし、我々が真の結束をすれば、小うるさいチャージマン電ごときを打倒するなど、造作もないことだ!!」



フラル級「魔王様!!」


フラタ級「魔王さまぁ!!」

ズリズリ…



フラレ級「うぅぅ…み、みんなぁ…」 HP 2/390 大破




フラル級「あぁ!?フラレ!」

フラタ級「やはり生きていてくれたか!!」



フラレ級「ぼ、僕のことはいい……こ、これを…!この報告書を…いますぐ……魔王様に…!!」



深海の魔王「フラレ級よ…」



フラレ級「あぁ!?姫様に…魔王様!!こんなところにいらっしゃるとは……こんな無様な姿をお見せしてしまい、申し訳ありません…」



深海の魔王「いや、ご苦労であった。報告書のことよりも、まずはお前の傷を癒すのじゃ」



フラレ級「まおうさま…」



深海の魔王「その報告書は、にこやかに敬礼をするいつものお前の手から、直接受け取ろう」



フラレ級「も、もうしわけ…あ…ありませんん…うっぅ…」



戦艦棲姫「肩を貸してやる」



フラル級「!」


フラレ級「い、いえ!恐れ多い!!」



戦艦棲姫「遠慮するな…ほら」



フラレ級「あ、ありがとうございます…」



深海の魔王「はっはっはっは!!それで良いのだ!よぉし、フラタ級、フラル級よ!!」



フラタ級「はっ!!」

フラル級「はっ!!」



深海の魔王「偵察作戦は成功だ!!今すぐにささやかなパーティをセッティングするのだ!!」



フラタ級「はい!!」

フラル級「はい!!」



第五話「恐怖!ミイラが馬車でやってくる」






わー!


綺麗だなー!


すげーや!





榛名「さぁ、皆さん。もうすぐ北海道よ、ベルトを締める用意をしましょうね?」


谷風「ちぇ、つまんねぇの!もう着いちゃうんですか?」


榛名「そうよ。だってわずか30分足らずですもの」



電「向こうへ着いたら、すぐお弁当ですか?」


榛名「電ちゃん?」



あはははははは!くいしんぼー!!



電「えへへ!ごめーん!」



多摩「にゃぁ…」ジトー…



グビグビ!



隼鷹「んん~♪……ひっく!うぃ…へへへ♪」グイ!



多摩「…異常なし。にゃ」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……




多摩「にゃ!?あれは!?」



多摩「機長!ま、まさか…」



隼鷹「やー、これは間違いなく たいふー だー!」



多摩「し、しかし、今は桜が咲いてる季節なのにゃ!」



隼鷹「あたしにもわからん…ひっく!」






隼鷹「突入するぞ!!」ポチ!






多摩「はにゃー!?」



ズゥウウウウウウウウウウウウウウ!!!


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月30日 (金) 00:52:17   ID: XJ5SKfJO

つまんね

2 :  SS好きの774さん   2014年06月12日 (木) 11:36:42   ID: V-JytuIU

よくもこんなキチ○イSSを!!

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom