RD「・・・腹減った」(20)
ss二作目(一作目未完)のド初心者です
即興、スマホ、書きためなし
重度のフロム脳患者
しかし頭の回転が鈍く、原作設定の誤認が多々ある
rd「ハア・・・」
男は、一人荒れ果てた高野を歩いていた。
履き古されたブーツが、ジャリ、ジャリと荒削りな小石の群れの上を進む。
周囲は薄い砂煙
書き直します
rd「ハア・・・」
男は一人、ただひたすら荒れ果てた高野を歩いていた。
履き古されたブーツが、ジャリ、ジャリ、と荒削りな小石の広がる大地の上を進む。
周囲は砂煙が濛々と立ち込め、見渡す限り、山の薄い影しか見えない。
rd「なんで・・・俺が・・・こんな目に・・・」
青年はその貧弱な体に似つかない、大きなバックパックを背負い、惨めに愚痴を吐いた。
rd「それもこれも・・・全部アイツらのせいだ・・・俺ならできるって・・・俺は特別だって・・・」
青年は、遠くの何かを睨むようにして、言う。元々の性分なのだろう、数歩、歩を進める度に愚痴をこぼしていた。
rd「なんで・・・こんなこと・・・してるんだろう・・・俺・・・」
何度目、いや、何百回目の愚痴がこぼれた時、急に、視界の正面に、黒い大きな影が現れた。
rd「・・・近い・・・?」
先よりも歩く速度を緩め、その黒い影が動く気配が無いかを探った。
rd「これは・・・多分・・・」
影は全く、動く気配が無い。
青年は歩く速度を徐々に早め、黒い影に近づいて行った。
rd「やっぱりな・・・」
影に近づくにつれ、その全貌が現れ始める。
高さ5メートル、いや、7メートルくらいだろうか。
鈍く光る銀色の“それ”は、朽ち果てていた。
rd「ac、か・・・」
巨大な、人型の──もう人の形を成してしないが──機械が、砂に埋もれて、朽ちていた。
よく見れば、フレームのほとんどの部分は錆び付き、風化が始まっている。
rd「少し古いな・・・でも!」
青年はその寂れた機械の残骸を見て、哀愁に浸るでもなく、むしろ、嬉々とした表情で前方を見据えた。
rd「・・・近いって事だ!」
青年は機械を完全に無視して、前方へ歩き出した。
先ほどまでの、愚痴をこぼしながら蛞蝓のように歩いていた人間とは、明らかに違っていた。
rd「絶対に・・・近くにあるはずだ」
青年は歩調をどんどんあげ、ついには走り出した。
rd「ハァッ、ハァッ・・・まだ、なのか・・・」
青年はコンパスだけを頼りに、一目散に走る。
大きなバックパックが揺れに揺れ、青年の動きを妨げる。
rd「ハァッ、ハァッ・・・」
風景は、未だ変わらない。砂煙が舞い、あたり一面には何もない。あるのは、遥か遠くの山影だけ。
rd「ハァッ、もしかして・・・違う・・・のか・・・?」
青年の足から巻き上げられる砂埃が、徐々に薄く、低くなる。
rd「ハァッ・・ハァッ
ハァッ、やっぱ、ダメなのか・・・?」
青年の歩調は、少しずつ、遅くなっていく。
rd「ハァッ、ハァ、ハハッ・・・やっぱ、駄目だよな」
小走りだった歩調は、今や普通に歩く速度よりも遅くなっていた。
rd「俺なんかが・・・期待したから・・・俺ならやれるって・・・俺なら世界で成功できるって・・・信じてたのに」
青年は、今や亀と同等の移動速度だった。
rd「先生も・・・皆も・・・母さんも・・・皆、俺は特別だって・・・
・・・言ったのに」
rd「結局、俺は何もできなかった。人生の負け犬だ。
・・・だから、こんな所で野垂れ死にそうになってんだ」
青年はポツ、ポツと数歩だけ歩き、そして、静かに立ち止まった。
rd「俺は何も成せないなら、死んだ方が良かったのかな」
一言と同時に、
一歩。
次の瞬間、
───視界が開けた。
遠くに、建造物の影が、陽炎でゆがんで見えるが、確かにあった。
そこまでは、一本道が伸びていた。
rd「・・・!?」
青年は幻覚でも見ているのか、と考え、目をこすったが、道と、建物は確かにあった。
rd「やった・・・・やった!!!やったぞ!もうすぐだ・・・頑張れ!」
青年は限界にきていた精神と、足の疲労に叱咤激励し、歩いて行った。
rd「・・・えらく寂れた街だな」
砂埃舞う平原を抜けた先は、様々なビルの建ち並ぶ、小さな街だった。
見る限り自然は少なく、街全体に、潤いがない。
元々は真っ白だったであろう、様々なビル群は、赤茶け、所々、劣化によりヒビが入っている。
rd「ノースデザート・タウン───砂漠のオアシスへようこそだって?バカバカしい」
錆びて少し傾いた看板から目を逸らす。
周辺は、砂埃こそひどいが、砂漠、というほどではない。
木も草もほとんど生えていないが、あくまで“高原”だ。
rd「来る場所間違えたか・・・?」
rd「・・・」
見渡しても、人の影は無かった
rd「なんなんだ・・・ここ」
と、いうより。
rd「生気が感じられない・・・?」
明かりは点いている。道も整備されている。車も止まっている。
だが、人が、住んでいる気配はない。
正確には、“居住している”気配がない。
まるで、取って付けたかのように人がいる・・・論拠は無いが、青年は、そういう“空気”を、察知した。
rd「ヤバい所に・・・来ちゃったか?」
街と外の境界線で棒立ちしていた、その時、“それ”は音を立てて襲ってきた!
・・・グウゥゥウ~~~~~
rd「・・・腹減った」
今日は一旦休止します!続きは不定期で書きます
アーマードコアss流行れ!超流行れ!
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