コナン「あれ?博士のやつ財布忘れてるぞ」 (36)

灰原「本当ね。銀行に行くって言ってたたけど大丈夫かしら?」

コナン「銀行か。じゃあ、オレ届けてくるわ」

灰原「本当?助かるわ。それじゃあ、あたしも夕食の買い出しにいこうかしら」

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灰原(なんか、こうして二人で歩いていると私たち新婚のカップルのようね)クスッ

コナン「なー灰原?」

灰原(コナン『今日はお前にあーんしてもらいたい』
灰原『やーね。あなたったら』なーんちゃって)クスクス

コナン「なー灰原?」

灰原(コナン『今夜は寝かせないぞ』
灰原『やだ、新一ったらエッチね』)フフッ

コナン「なー!!!灰原!!!!」

灰原「えっ!!?ぬぁ!!な、な、なに!!?」

コナン「ど、どうしたんだ?オメー」

灰原「な、何でもないわ///。それより何の用かしら?」

コナン「博士の行く銀行ってこっちでいいのか?」

灰原「ええ。そうよ。もう少しで着くわ

灰原(はぁ~。もう少しで終わりか)

コナン「ああ。わかった」

銀行付近

灰原「そこの銀行よ」

コナン「おっ!そうか。あっ!あそこに博士いるぞ!」

灰原「本当ね。大方、財布忘れたのに気づいて取りに帰るところかしら?」


灰原「!!!工藤君!!伏せて!!」

コナン「?」

灰原「博士の近くにとまってるポルシェ!ジンのポルシェと同じポルシェよ!!」

コナン「なに!?」


灰原「だ、誰か出てくるわ!!」

コナン「あ、あれは!?」

灰原コナン「ジン!!」

コナン「ジンがお辞儀をしたぞ!!」

灰原「ええ。博士がポルシェに乗り込んだわ」

コナン「クッソ!!どういうことだ!?」

灰原「どうする?追う?」
コナン「ったりめーだ!!」

灰原「で、でも車は!?」

???「乗るかい?コナン君?」

コナン「キャメル捜査官!!」

キャメル「さあ乗りなさい」

コナン「ありがとう。」

灰原「私もいくわ!」


キャメル「さあ!行くよ!!」

車の中

コナン「どうしてあそこにいたの?」

キャメル「いや~。二年前に食べたトンカツの味が忘れられなくてね。さっき食べてきたんだよ。その帰りに偶然、あのポルシェを見かけてね。念のため尾行をしてたんだよ」

コナン(この人の二年前は事件に巻き込まれるフラグなんだな~)

灰原「それより、大丈夫?私たちを乗せたからだいぶ時間を無駄に使ったようだけど」

キャメル「大丈夫さ。お嬢ちゃん。この辺の地理には詳しいし、ドライグテクには自信があるからね」

とある港の倉庫

キャメル「ここにいるみたいだね」ヒソヒソ

灰原「あ、あいつは!?」ヒソヒソ
コナン「ベルモット!?」ヒソヒソ

コナン(ジン、ウォッカ、ベルモットに博士。いったい何が始まるんだ?)

阿笠「これで全員かのぅ」

ジンウォッカベルモット「はっ!!ボス!!」

コナン灰原キャメル「!!?」

コナン「は、博士が!?」ヒソヒソ

灰原「ボス!?」ヒソヒソ

阿笠「早速じゃがアポトキシンの方はどうじゃ?」

ベルモット「シェリーがいないので研究は相変わらず停滞しております。」

阿笠「そうか。やはりのぅ。」

ウォッカ「死んだモノを生き返す夢のような薬でしたっけね。」

阿笠「その通りじゃ」

キャメル「し、死者を生き返すだって!?」ヒソヒソ
灰原「あの薬には、あんな効果なかったはず。いったいどういうことなの?」

阿笠「では、実験結果の方はどうじゃ?」

ジン「データは、こちらのパソコンにあります」

阿笠「ふ~む。あまりよい結果は得られてないようじゃのぅ」

ジン「申し訳ありません。」

阿笠「まあ、仕方ないのぅ。こうなればそろそろ哀君に頼るしかないようじゃのぅ。」

灰原「!!?」

阿笠「ところでジン?」

ジン「はっ!!」

阿笠「この辺りなんか臭くないかのぅ?」ギロッ

キャメル灰原コナン「!!」

阿笠「そこにいるのは誰じゃ!?」

コナン「チッ!バレてたか」

灰原「さすがボスね」

キャメル「あ、あんたが赤井さんを!!」

阿笠「なんじゃ。新一か」

コナン「まさか、あんたがボスだったとはな!」

阿笠「さよう!わしがボスじゃ」

ジン「」スッ

阿笠「これ!やめんかい!ジン」

ジン「しかしボス!!」

阿笠「相手は子ども二人に大人一人。さらに」ポチッ

コナン「?」

阿笠「このスイッチを押すことで、ワシの発明を無力かしたわい」

キャメル(さ、さすがに逃げきれないか)

ウォッカ「でも、いいんですかい?殺さなくても」

阿笠「こちらの真の目的を聞かれたようじゃしな。説得して仲間にした方が得策じゃろ」

コナン「誰がオメェらの仲間になるか!!」

灰原「そうよ!!」

キャメル「死者を生き返すなんてインチキに屈するか!!」

阿笠「死者を生き返す?何のことじゃ?」

キャメル「とぼけるな!!」

阿笠「どうやら誤解をしているようじゃな」

キャメル「!?」

阿笠「新一。人は、なんて脆く儚い存在じゃと思わんか?」

コナン「何のことだ?」

阿笠「大切に大切にしていても、ふとしたことで壊れてしまう……」

コナン「どういう意味だ!?」

阿笠「黒の組織の目的はのぅ。新一。そうやって、なくなってしまった髪の毛を元に戻すことなんじゃ」

コナン「…………はっ?」
灰原「……………えっ?」

キャメル「…………………なっ?」

ベルモット「髪の毛だけじゃないわ!!お肌もよ!!」

ウォッカ「さらに!筋肉もだ!!」


コナン「……………わりぃ博士。もう一回言ってくれ」

阿笠「端的に言えば老いをなくす薬じゃ」

コナン「そ、それが組織の目的か!?」

阿笠「そうじゃ!!」アタマキラーン

コナン「そんなくだらないことで………人を」


阿笠「くだらなくないぞい!!」

コナン「!?」

阿笠「男にとってハゲは一生の悩みじゃ!!若くしてハゲるものもおる!!」

コナン「それがくだらねえんだよ!!」

阿笠「バカモン!!新一がもし、若ハゲになったらどうする!?」

コナン「どうって……」

コナンの想像1
子供A「おい!見ろよ!工藤新一また事件を解決したってよ!!」

子供B「でも、顔みろよ!フラッシュが反射してよく見えないぜ!!」

子供A「こんな頭にはなりたくないよな~」

コナンの想像2

新一「蘭!!結婚してくれ!」

蘭「ハゲは無理!!」

新一「ラーーン!!」

コナンの想像3

記者A「さすが光の新一だ!光の速さで事件を解決」

記者B「見かけは老人肉体は中年ね」

現実

コナン「ハッ!!」

阿笠「どうじゃ?わかったか?」

コナン「ああ。わかったよ。博士、いえボス!あなたに従います。」

灰原「工藤君!!」

キャメル「コナン君!!」

阿笠「ちなみに優作君も協力しているぞい」

コナン「父さんも?」

阿笠「実は優作君は若ハゲでのぅ。今の髪、実はカツラなんじゃよ」

コナン(どうりで父さんが組織のことに消極的なわけだ)

灰原「目を覚ましなさい!工藤君!」

ベルモット「目を覚ますのは、あなたの方よ!シェリー!!」

灰原「!?」


ベルモット「あなたが、工藤新一と結婚したらのことを考えてごらんなさい。ハーフのあなたは彼より老いるのが早いわよ。」

灰原の想像1

園子「まさか。新一君が熟女好きだったとはね~」

蘭「でも、新一が決めたことだから、私は身を引くわ。それに彼女、私たちの1つ上みたいよ」

園子「うっそー!!!かなり上だと思ってたわ!!!」

蘭「ハーフだかららしいわ。大人っぽいのかも」

灰原の想像2

女A「工藤夫人目撃なう。化粧厚すぎwwwwww」

女B「化粧お化けワロタwwwww」

女C「あれで二十代(笑)wwwwwww」

現実

灰原「ハッ!!」

ベルモット「わかったでしょ?」

灰原「ボス!!今すぐ実験データと薬の成分を!!」

キャメル「み、みんな!!?」

阿笠「ほっほっほっ。賢明な判断じゃ」

ウォッカ「あんたもこっちにきたほうがいいぜ!」


キャメル「な、なにを!?」

ウォッカ「あんたいい体しているな?もし年とったらどうなるかな?」

キャメル「と、年をとったら………」

キャメルの想像1

男A「キャメル先輩また怪我したってよ」

男B「ま、あんなにデブじゃしかたないよな」

男A「昔はガタイよかったらしいが今ではノロマなデブだ」

キャメルの想像2

男C「またキャメル先輩事故ったらしいぜ」

男D「あれだろ?腹の肉のせいでハンドル回せなくてそのままガードレールに激突だろ?」

男C「昔はドライグテク凄かったらしいぜ」

男D「まー、まずは、腹の肉をどうにかしないとな」ハハハ

キャメルが誰か分からん

現実

キャメル「ハッ!!」

ウォッカ「どうだい?」

キャメル「じ、自分が間違ってました~!!」


阿笠「さあ!みんなで完成させるぞい!!」

???「ホー。」

コナン「!!」

阿笠「昴君か。」

沖矢「ホー。」カチャ

ジン「待て!!」

沖矢「ホ?」

ジン「貴様、ロリコンだな?」

沖矢「!?」

ジン「アポトキシンは精力復活の効果もある。それがどういう意味かわかるな?」

>>24

FBI捜査官で、かなり人相が悪い人です。
個人的に一番好きです

今週のサンデーのキャメルに不覚にも萌えた

沖矢の想像


沖矢(68才)「ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!」パコパコ

少女A「アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!!」

沖矢(68才)「ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!!」パコパコ………ドピュッ!!

沖矢(68才)「ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!」パコパコ

女児A「アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!!」

沖矢(68才)「ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!!」パコパコ………ドピュッ!!

>>27
私もです

沖矢「ホー。」テクテク

阿笠「ほっほっほっほっ。さすがは昴君じゃ。物分かりがいいのぅ。」

その後、黒の組織は、コナン、灰原、キャメル、沖矢を仲間に加えアポトキシンを完成させた。
アポトキシンの幼児化の効力を弱くし、さらに局所的にすることで、本来の目的である効果を引き出せた。
しかし、効果の併用はできないらしく、髪の毛、肌、筋肉維持、精力復活の四種類に分けられた。
そして、かなりの高額な値段にもかかわらず、爆発的なヒット商品となった。

後日談

コナン「なあボス?」

阿笠「なんじゃ?」

コナン「どうしてベルモット達は灰原を殺そうとしたんだ?」

阿笠「あ~それかい。ベルモットは、ジンに若返ったのを知られたくなかったのじゃよ。ジンは、単純にベルモットからベッドの上で頼まれたからじゃわい。」

コナン「なるほどな。ピスコは?」

阿笠「あいつ実は、インポだったのじゃよ。その口封じじゃわい。」

コナン「なるほど。組織を裏切ったから漏れる可能性があったわけだな」

阿笠「まあ、しかし。ベルモットの実年齢しってもジンがベルモットを愛するといったから、もう哀君に謝罪したようじゃぞ。」

コナン「愛って偉大だなぁ」

阿笠「全くじゃ!!」

これで終わりです

今回のテーマは、『愛の偉大さ』です

そのため、序盤にデレデレ灰原を持ってきました

みなさんに需要があったら幸いです

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